イカ釣りのなかでも数釣りが楽しめる「イカメタル」。釣りとしてはケンサキイカやヤリイカ、スルメイカなどのツツイカ系がターゲットで、船から疑似餌で狙うのが特徴です。
そこ今回はイカメタルで使う「ドロッパー(浮きスッテ)」に注目。おすすめの製品をご紹介します。タイプによって見た目に違いがあるものの、使い方は一緒なので、購入を検討している方はまとめてチェックしてみてください。
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- 目次
- イカメタル用ドロッパー(浮きスッテ)とは?
- イカメタル用ドロッパーの選び方
- イカメタル用ドロッパーのおすすめ
- イカメタル用ドロッパーの売れ筋ランキングをチェック
- 番外編:イカメタル用ドロッパーは2個付けしてもよい?
イカメタル用ドロッパー(浮きスッテ)とは?
まず、「イカメタル」とはイカを船から釣る方法のことを指します。多点掛けするのが特徴で、メインラインにはオモリの役割を果たす「鉛スッテ」を、枝分かれしたほうに小型の「エギ」か、オモリのない「浮きスッテ」を取り付ける2点掛けが基本です。
「ドロッパー」とは、その枝分かれした部分に付ける疑似餌全般のこと。つまり、エギでも浮きスッテでも名称はドロッパーです。
ちなみに「スッテ」とは棒のような疑似餌のこと。「カンナ」を採用しているところはエギと同じですが、くびれなどはなく直線的なアイテムが多めです。なお、メタルジグのようなタイプを「メタルスッテ」や「鉛スッテ」と、オモリがないタイプを「浮きスッテ」と呼びます。
エギ型も浮きスッテもフワフワと泳がせる点は同じ。違いはオモリの有無で、エギ型には本体前方に軽めのシンカーが付いていますが、浮きスッテにはオモリがありません。購入を検討する際は違いを把握したうえで選ぶようにしましょう。
イカメタル用ドロッパーの選び方
サイズ(号数)をチェック
イカメタル用のドロッパーの大きさ表記で、号数が採用されているのはエギ型のみ。サイズは1.8号か2.5号がメインです。1.8号は1寸8分、2.5号は2寸5分のこと。つまり、前者は5g・5.4cm、後者は10g・7.5cmが目安になります。
一方、浮きスッテは文字通り浮くように設計されているのでオモリは未使用。厳密にはカンナの重さがあるほか、素材が布であれば若干水を吸ってしまいますが、沈むほどでなく、潮に乗って水平をキープします。長さは号数もありますが、センチもしくはミリ単位でも表記。選ぶ際はイカが捕食しているベイトのサイズが基準になります。
カラーをチェック
カラーの選択は、基本はピンクやオレンジなどの派手な色から入り、反応がなければベイトフィッシュを意識したナチュラル系のカラーに移行するのがおすすめです。
また、ボディカラーの下地となるテープの色やメインとなる布の種類も豊富。さらに、紫外線に反応して発光する「ケイムラ」や夜光塗料が施されている「グロー」などもあります。天候や時間帯、水質によってハマる色は異なるので、可能であればさまざまなカラーを用意しておきましょう。
素材をチェック
イカメタル用のドロッパーの素材は、エギ型と浮きスッテでそれぞれ異なるのがポイント。エギ型はプラスチックが主流で、下地にテープが、その上に布が巻かれているのが特徴です。なお、なかには硬質発泡ウレタンを採用している製品もあり、そうしたタイプは浮力が高め。ウエイトのバランスが前方にあるため、水中での姿勢もより前傾になります。
一方、浮きスッテはプラスチックや硬質発泡ウレタンもありますが、布巻きが多め。綿を詰めるなどして弾力をもたせ、違和感なくイカが抱けるようにしています。
イカメタル用ドロッパーのおすすめ
ヤマシタ(YAMASHITA) 餌木ドロッパー 2.5
オーソドックスなエギ型のドロッパー。細かいロッドワークや小さいシャクリでもキビキビと動き、繊細に誘えるのが魅力です。
サイズは2.5号のみ。カラーは定番色を8色、限定色を6色ラインナップしており、下地には夜光やケイムラ、ネオンブライドなども揃っています。扱いやすい定番アイテムなので初めてイカメタルに挑戦したい方はぜひおさえておきましょう。
ヤマシタ(YAMASHITA) アッパー95
イカメタル専用のドロッパー。下からの突き上げでエサを抱いてくるイカに有効なアイテムで、潮に揺られ、フワッと浮き、喰わせの間をつくれるのが特徴です。
サイズは95mmのみで、カラーは6色をラインナップ。夜光とケイムラに分かれており、カラーローテーションを組みやすいのも魅力です。単品指名買いはもちろん、複数まとめての購入を検討している方はぜひチェックしておきましょう。
ダイワ(Daiwa) エメラルダスイカメタルドロッパー タイプE(エギタイプ) 1.8号
安定した前傾姿勢でイカを誘えるエギ型のドロッパー。水深50m以上のディープレンジでも切れ味鋭いダートアクションを出せるのが特徴で、攻めの展開で使いやすいタイプです。
サイズは1.8号と2.5号の2種類。本製品はノンラトル仕様ですが、別のラインナップにはラトルバージョンも用意されています。カラーはもちろん、サウンドの有無で使い分けをしたい方は併せてチェックしておきましょう。
ダイワ(Daiwa) エメラルダス イカメタルドロッパー TypeSQ 1.8号
エギ型でもなく、浮きスッテ型でもない、独自形状のドロッパー。濡れると下地が透けて浮き出てくる「桃肌ボディー」を採用しており、よりなまめかしくアピールするのが特徴です。
サイズは1.8号と2.5号の2種類。本製品はフローティングですが、ほかのラインナップにはシンキング、さらにはフローティングのラトル入りも用意されています。
シマノ(SHIMANO) セフィア スイスイドロッパー フラッシュブースト 1.8号
高いフラッシング効果が期待できるエギ型のドロッパー。ボディに内蔵された反射板がキラキラと光ることによって、光量が少ないシーンでもしっかりと存在感をアピールできるのが特徴です。
サイズは1.8号と2.5号の2種類。いずれも水平姿勢をキープしやすいほか、フォールスピードもスローで、喰わせの間がつくりやすいのも魅力です。
シマノ(SHIMANO) フワフワスッテⅡ ノーマル S 75mm
使い勝手のよい浮きスッテタイプのドロッパー。高浮力ボディを採用しているのが特徴で、カンナの位置が下がり切ることなく、水平姿勢を保てます。
サイズは、Sの75mm・Mの85mm・Lの100mmを用意。本製品はノンラトルモデルですが、ラトル入りもラインナップされており、計6種類が展開されているのも魅力です。
デュエル(DUEL) イージースリム 布巻 80mm
エギからシンカー部分を取ったような形状のドロッパー。ボディはエビの足を模した毛が付いており、なまめかしい動きでアピールできるのが特徴です。
本製品はオリジナルモデルで、サイズは80mm・4gと95mm・6gの2種類。カラーは夜光やケイムラを含め、豊富なラインナップを揃えているほか、別シリーズにはよりつややかな「イージースリム オーロラ」も用意されています。
ヨーヅリ(YO-ZURI) 浮スッテカン布巻 2.5号
浮きスッテタイプの定番ドロッパー。吸水性に配慮された丈夫なボディを採用しており、水中でバランスよく漂い、イカへの捕食を促すのが特徴です。
本製品は1パックで2本入り。サイズは2.5号・8.1cm、3号・9cm、4号・10.2cmの3種類をラインナップしています。なお、カンナもTM2とTY2の2種類があり、それぞれ形状が異なります。号数によって採用されているタイプが異なるので、購入を検討する際は確認しておきましょう。
メジャークラフト(Major Craft) ビッグアイ スッテ 85mm
エビにもベイトフィッシュにも見えるドロッパー。エギからシンカー部分を取ったような形状ではあるものの、エギほどの捻りがなく、ボディの中央には丸を描いたバイトマーカーを施しているのが特徴です。
サイズは85mmと95mmの2種類。それぞれカラーラインナップが豊富に揃っているのも魅力です。なお、別シリーズにはエギ型の「ビッグアイ・エギスッテ」も用意。サイズは1.8号と2号の2種類があります。気になる方は併せてチェックしておきましょう。
カンジインターナショナル(Kanji International) プロスペック スーパースローシンキング
エギ型のおすすめドロッパー。オリジナルモデルからイカメタル専用に再設計した製品で、サイズは2.5号、重さは約8.5g、カラーは23色を用意しています。
なお、通常の2.5号で採用されるカンナよりもワンサイズ大きくしているのもポイント。後ろにウエイトをもってきているほか、フックによる水中での抵抗を高め、バランスに配慮しているのも魅力です。
がまかつ(Gamakatsu) スピードメタル エギドロッパー Fタイプ
エギ型のドロッパーのなかでも汎用性の高いおすすめのモデル。同ジャンルの製品のなかでは比較的ウエイトがコンパクトで、ボディに沿っているのが特徴です。
長さは80mm。適度に水流を受けることで姿勢をキープしつつも、ロッドワークに対するレスポンスも良好です。喰わせを意識する際はもちろん、リアクション気味に誘いたい際にも有効です。
バレーヒル(Valleyhill) スクイッドシーカー 大剣ドロッパー 2.5号
ツツイカ系の大物を狙いたい方におすすめのエギ型のドロッパー。サイズは2.5号とややボリュームがあり、水平姿勢でフワフワと誘えるのが特徴です。
重さは約8gで、カラーは10色をラインナップ。イエロー・オレンジ・パープル。ピンクなどの派手系から、ベイトフィッシュライクなナチュラル系まで揃っているのが魅力です。
バレーヒル(Valleyhill) スクイッドシーカー ぷにりん 2.5号
小物狙いや数狙いのヤリイカ釣りにおすすめの浮きスッテ型のドロッパー。製品名からイメージできる通り、プニプニと弾力のあるボディを採用しており、抱いてからも違和感を与えにくいのが特徴です。
サイズは2.5号と3号の2種類をラインナップ。カラーは定番のツートンカラーのほか、ストライプやドット、さらにはトリコロールまで用意されています。
キーストン(Keystone) モンローエギ夜焚きチューン
夜焚きイカ釣り専用に設計されたエギ型のドロッパー。「夜焚きイカ釣り」とは夜に光を煌々と焚いてイカを狙う船釣りのことで、軽いシャクリでもしっかりと動くのが特徴です。
ボディ素材には硬質発泡ウレタンを採用しており、十分な浮力があるのもポイント。水中での姿勢は前傾姿勢で、バイトミスが減らせるのも魅力です。
サイズは2.5号・10gと3号・12gの2種類をラインナップ。なお、いずれもカンナのサイズが大きく、4号相当に該当するハリを備えているので、大物を掛けた際にも安心です。
キーストン(Keystone) ビビンスッテ 2.5号
水深200m程度の水圧にも耐えられる浮きスッテタイプのドロッパー。繊維1本1本が太いほか、ボディの綿も水分を吸収しにくく、安心して使い続けられるのが特徴です。
サイズは、2〜6号と小さめから大きめまでラインナップされているのもポイント。巻かれている布もノーマルとメタリックの2種類が用意されています。耐久性重視で浮きスッテを選びたい方はぜひおさえておきましょう。
キーストン(Keystone) 硬質発泡浮きスッテ
大型のヤリイカやケンサキイカを狙うのにおすすめの浮きスッテ。素材は硬質発泡ウレタン、ボディは中空、長さは115mmのロングタイプで、細身ながらも繊細に誘えるのが特徴です。
また、綿を使用せずに、吸水性の少ない撥水加工を施した布を採用しているのもポイント。イカ以外のアタックに耐えられるのも魅力です。なお、本製品は1パックで2本入り。興味がある方はぜひ試してみてください。
ジークラック(GEECRACK) こそ泥スッテ
ショート丈の浮きスッテを求めている方におすすめのアイテム。硬質発泡素材を採用しており、水中のステイ姿勢やアクション後の戻り姿勢も安定しているのが特徴です。
サイズは50mmと60mmの2種類。カラーラインナップも豊富で、唐草模様やパズル柄なども用意されています。単品指名買いはもちろん、複数まとめて購入するのもおすすめです。
ジークラック(GEECRACK) ヨコドリスッテ 70mm
イカメタル専用に開発されたやや小振りのドロッパー。水平姿勢を保ちやすいのはもちろん、貫通性に優れたフッ素コーティング仕様のカンナを採用しており、バイトをしっかりと拾えるのが特徴です。
ボディ後方にはグローテープ、カンナ後方にはグローペイントが施されており、水中でぼんやりと光るのもポイント。サイズは60mm・70mm・75mmの3種類をラインナップしています。
林釣漁具製作所(HAYASHI) 桐スッテ 2.5号
天然木の「桐」を使用したおすすめの浮きスッテ。バラつきはあるものの、浮力が高く、よりナチュラルに誘えるのが特徴です。
ボディには布巻き、目は釘打ち夜光目玉を採用しており、古くから伝わる技術とノウハウを継承しているのもポイント。サイズは2.0号・2.5号・3.0号・3.5号の4種類をラインナップしています。
キザクラ(kizakura) ヤリドロッパー 105mm
ウキメーカーとして知られる「キザクラ」の浮きスッテ。本製品はシリーズ3サイズあるうちのもっとも長いアイテムで、大型狙いにおすすめです。
これまで培ってきた経験とノウハウが踏襲されており、ウキ成形の技術が重心や浮力のバランスにいかされているのもポイント。価格帯が控えめなのも魅力です。
なお、同社にはエギ型の「エギボーヤリドロッパーエビ」も用意。興味がある方は併せてチェックしておきましょう。
クレイジーオーシャン(Crazy Ocean) ハードパンチャー 1.8号
メタルティップランにも対応できるエギ型のドロッパー。3点掛けがおすすめで、上から浮きスッテ、本製品、最後に鉛スッテをセットして、潮の流れになじませるのがポイントです。
サイズは1.8号と2.5号の2種類。カラーはオレンジ・ピンク・チャート・グリーンなど、単色系が多く揃っており、その日の反応のよさによって使い分けしやすいのが魅力です。
クレイジーオーシャン(Crazy Ocean) サンドバッカー 2段
メタルティップランにも対応できる浮きスッテタイプのドロッパー。3点掛けがおすすめで、上から本製品、エギ型のドロッパー、最後に鉛スッテをセットして、止めた際にいかに抱きつかせるかが釣果のポイントです。
サイズは7cmのみですが、カンナは1段と2段の2タイプ。カラーは13色をラインナップしており、下地はケイムラ・グロー・ピンクの3パターンがあります。
イカメタル用ドロッパーの売れ筋ランキングをチェック
イカメタル用ドロッパーのランキングをチェックしたい方はこちら。
番外編:イカメタル用ドロッパーは2個付けしてもよい?
イカメタルの仕掛けは、エギまたは浮きスッテ+鉛スッテ(メタルスッテ)の組み合わせが基本。鉛スッテはオモリの役割を果たすので取り付ける数はひとつですが、その上のエギや浮きスッテの数に制限はありません。
ただし、多く付けすぎると絡まりやすくなるので注意。エギや浮きスッテの数が多ければチャンスが増え、釣果アップが期待できるように思えますが、それぞれを干渉させないのが重要なので、通常のイカメタルであれば2点掛けが一般的です。
なお、メタルティップランをする場合は3点掛けも候補。「ティップラン」とは船べりからエギを落とし、底を取ってからシャクるのが特徴の釣りですが、イカメタルでも釣果が期待できます。
仕掛けのバランスとしては上から浮きスッテ、エギ、鉛スッテの順でセットするのがおすすめ。それぞれにしっかりとラインの長さを取ること、対照的なカラーを付けて反応をみるのもポイントです。ぜひ試してみてください。
イカメタルの仕掛けの末端に付ける鉛スッテは号数で表記。オモリの役割も果たすので、ウエイトは重ためです。例えば、10号であれば38g、15号であれば56g、20号であれば75gが目安。小型のエギや浮きスッテなどのドロッパーとは選び方が異なるので、購入を検討する際は混同しないように注意しましょう。