釣りのターゲットとしてはもちろん、海の幸としても人気の「キス」。とくに刺身や天ぷらは美味で、春から夏が旬とされています。釣期としては3月から12月までと比較的長め。岸からであればサーフ(浜)からの大遠投で、船から狙うのであればちょい投げでズルズルと引くのが定番です。
そこで今回はキス釣りで使う仕掛けをご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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キス釣り用の仕掛けとは?
「キス釣り用の仕掛け」は途中にオモリがくる天秤(片天秤)仕掛けと、オモリが一番下にくる胴突仕掛けが代表的。パッケージにハリと糸とオモリがセットになっている場合もありますが、「天秤式」や「胴突式」と記載されている製品はオモリが含まれないことがあります。
スタイルとしては岸釣りと船釣り(沖釣り)の2種類。岸釣りは漁港や堤防も含まれますが、キス狙いに的を絞るのであれば、砂浜のサーフのほうが生態的に有望です。キスは群れで生活しているので、釣るには大遠投して回遊しているエリアに仕掛けを届かせることが釣果につながります。
一方、船釣りの場合はほとんどが乗合船。船上はスペースがないので、軽く投げるちょい投げか、下から投げるアンダーハンドで仕掛けを送り込むのがマナーです。
よって、サーフからのキス釣りでは遠投するので天秤仕掛けがメイン。船からのキス釣りでは天秤仕掛け・胴突仕掛けのどちらも候補になります。
キス釣り用仕掛けの選び方
釣り方で選ぶ
サーフ用投げ釣り仕掛け(天秤仕掛け)
サーフからの投げ釣りでメインとなるのが「天秤仕掛け」。天秤仕掛けの「天秤」とは金属のアームとオモリを組み合わせたモノで、見た目としては両天秤の片割れのような形をしているので「片天秤」とも呼ばれますが、構造としてはL字型のアーム、その頂点にオモリがくるのが一般的です。
エサ釣りの仕掛けとしてはトップの先端に道糸を、垂れ下がりの部分にハリスを付けるのが基本スタイル。キャストするとオモリ部分が先に底に着き、エサはそこからやや離れたところに置かれるので、仕掛けとしては全体的に横長になるのも特徴です。
船・ボート用投げ釣り仕掛け
船からの投げ釣りでキスを狙う場合は「天秤仕掛け」のほか、「胴突仕掛け」も候補。「胴突仕掛け」とは一番下にオモリが付き、その上に分かれた枝スが複数付いている仕掛けのことを指します。
キャストするとオモリ部分が先に底に着き、見た目としてはエサがぶら下がった状態になるのが特徴。枝スが少ない、オモリとハリとの距離が近い仕掛けがどちらかというと投げ釣り向きなので、キス釣りではそうした製品が使われます。
なお、船釣りでキスを狙うエリアは沖合いの砂地。天秤仕掛けであっても胴突仕掛けであっても使い方は同じで、仕掛けをズルズルと手前に引くのが基本的な誘い方です。
キス釣り用仕掛けのおすすめ|サーフ用(天秤仕掛け)
がまかつ(Gamakatsu) キス投仕掛 シリーズ
キス狙いの投げ釣りにおけるスタンダードな仕掛け。ラインナップとしてはハリの色、ハリの形、ハリの数に違いがあり、2本バリであれば全長1.15m、3本バリであれば1.6mが目安です。
本製品はナチュラルなイソメカラーのハリで、ハリの形は2本のケンが付いた流線。チモトとその上にそれぞれ発光玉があるのもポイントです。
がまかつ(Gamakatsu) 手返しキス投仕掛 シリーズ
エサが付けやすいキス釣り仕掛け。ハリがつまみやすく、名前の通り手返しよくキャスト&リトリーブできるのが特徴です。
ハリにはナノスチームコートが施されており、刺さりがよいのもポイント。ハリスは硬質で伸びの少ないエステルラインを採用しています。ラインナップは2本バリと3本バリの2種類。前者は全長1.15m、後者は1.55mが目安です。
がまかつ(Gamakatsu) 発光キス投釣 仕掛 3本
3本バリのキス釣り仕掛け。全長は1.65mが目安で、それぞれのハリのチモトに発光玉が付いているのが特徴です。
発光玉は上からピンク、イエロー、グリーンとそれぞれ異なるのもポイント。また、ハリスは繊維メーカー「ゴーセン」の「ホンテロン」を採用しており、硬質なポリエステルならではの感度を備えているのも魅力です。
にごりが入っている時はもちろん、光量の少ない朝マズメや夕マズメにもおすすめのアイテムなので、興味がある方はぜひ試してみてください。
がまかつ(Gamakatsu) 投キス仕掛 早掛SP シリーズ
ハリに同社の「競技キスSP」を採用したキス釣り仕掛け。掛かりのよさとバレにくさを兼ね備えており、タフな状況でも安心して使えるのが特徴です。
ラインナップは2本バリと3本バリの2種類。全長は前者が1.15m、後者が1.55mで、ハリスにはそれぞれ硬質で伸びが少なく、感度もよいエステルラインを使用しています。
オーナーばり(OWNER) マシーンキス 3本
オートマチックに掛かるキス用の投げ釣り仕掛け。上バリと下バリとでハリスの長さを変えているほか、ヘラブナ用の高精度サルカンを採用しているなど、細部の使い勝手に配慮しているのが特徴です。
本製品は3本バリで、全長は1.4m。なお、ラインナップは4本バリの全長1.7mもあります。通常の長い投げ釣り専用竿はもちろん、それよりは若干短めの他ジャンルロッドでも使えるのもポイント。メインの仕掛けとしてもサブの仕掛けと持っておくと安心な製品です。
オーナーばり(OWNER) 段差のチカラ キス・カレイ
先バリが2本ある投げ釣り用の仕掛け。エサ掛けに配慮されている製品で、それぞれのハリにエサを付けるのはもちろん、大きめのエサを2本のハリに掛けられるのも特徴です。
サーフでキスやカレイを狙うのにおすすめのアイテムで、仕掛けは枝ス1本含め、計3本バリ。2本掛けすればエサがちぎれにくいので、大遠投して沖目を狙いたい方はぜひチェックしておきましょう。
オーナーばり(OWNER) 鈴なり仕掛キスR 3本
同社のハリ「キスR」を採用したキス釣り仕掛け。吸い込みやすく、バレやすいハリで、タフコンディションの状況やフィールドでも安心して使えるのが特徴です。
本製品の幹糸はエサが自然に漂う「ソフト幹糸」の3本バリで、全長は1.75m。大遠投はもちろん、中距離の投げ釣りで使うのもおすすめです。1度に複数掛かる「鈴なり」狙いの方はぜひおさえておきましょう。
オーナーばり(OWNER) 鈴なりキス競技用ヒネリ 5本
全長2.4m・5本バリのキス釣り仕掛け。遠投数釣り派から支持されている定番のアイテムで、仕掛けを地に這わせるとかなり横長になるのが特徴です。
ハリは同社の「キス競技用ヒネリ」を採用。向こう合わせでアタリを乗せやすいので、1度に複数掛かる「鈴なり」を引き釣りで狙えるのも魅力です。
仕掛けが長いので扱いには慣れが必要ですが、キスの群れが当たった際は大漁・連チャンフィーバーが期待できるので、気になる方はぜひ試してみてください。
ハヤブサ(Hayabusa) かんたん投げ釣りセット 立つ天秤 2本鈎
事前に天秤仕掛けのオモリが付属したセット。全長は65cmと堤防でも使いやすい短めの2本バリで、それぞれ金バリと赤バリが付いているのが特徴です。
オモリの号数は色で分かれており、ピンクが5号で、イエローが7号。同梱されているオモリはひとつですが、仕掛けは1パッケージあたり2組入っています。釣り初心者でも取っ付きやすいおすすめのアイテムです。
ハヤブサ(Hayabusa) 投げキス天秤式 早掛キス2本鈎
全長1m・赤バリ2本のキス釣り仕掛け。仕掛けは全体的に長くもなく、広がりも大きくないので、キャストしやすいのが特徴です。
ハリは向こう合わせを意識した同社の「早掛キス」を、ハリスは硬質で伸びの少ないエステルラインを採用。比較的安価ながら1パッケージあたり3セット入っており、コスパに優れているのもポイントです。
ハヤブサ(Hayabusa) 投げキス天秤式 秋田キツネ ケイムラ 2本鈎
「秋田キツネ」と呼ばれる掛け重視のハリが付いたキス釣り仕掛け。ハリやチモトにある留めは紫外線に反応するケイムラ仕様で、暗い場所でも魚にエサの存在をしっかりとアピールできるのが特徴です。
ハリスは硬質で伸びの少なく、感度もよいエステルラインを採用。タイプとしては2本バリで、全長は1mが目安です。
ハヤブサ(Hayabusa) 投げキス天秤式 キス鈎 オールタイムアピール3本鈎3セット
全長1.75m・3本バリのキス釣り仕掛け。1パッケージあたり3セット入っており、お得感が高いのが特徴です。
それぞれのハリのチモトには発光玉が付いており、暗い時でぼんやり光るのもポイント。一方、上バリと底バリには金の、その間のハリには銀のビーズが付いており、光量が届く場所ではフラッシング効果が期待できます。
快晴時の使用にも悪天候時の使用にも配慮した製品なので、汎用性の高い仕掛けを求めている方はぜひチェックしておきましょう。
ささめ針(SASAME) 投釣2本鈎
製品ラインナップが多いオーソドックスな投げ釣り仕掛け。細めはハリス1号・モトス3号の仕掛け6号から太めはハリス3号・モトス5号の仕掛け12号号まであり、フィールド状況や魚のサイズに合わせて選びやすいのが特徴です。
仕掛けとしては装飾などのないシンプルな2本バリで、全長は1.3m。1パッケージあたり2セット入っていますが、価格帯としては安価なので、単品指名買いはもちろん、複数まとめて購入するのもおすすめです。
ささめ針(SASAME) キスハンター
全長1.75m・3本バリのキス釣り仕掛け。ハリスは繊維メーカー「ゴーセン」の「ホンテロン」を採用しており、硬質なポリエステルならではの伸びの少なさや感度を備えているのが特徴です。
ハリはキス専用の赤バリを採用しているのもポイント。また、ハリのチモトには発光玉が付いているほか、上バリと底バリにはメタリックビーズ、その間のハリにはパールビーズが付いており、それそれがバイトマーカーとなるのも魅力です。
ささめ針(SASAME) キス喰わせフロートライン
幹糸にフロートラインを使用したキス釣り仕掛け。仕掛けはオモリを支点として沈んでいきますが、着底後オモリ以降の仕掛けは水中でふわっと浮き上がった状態になり、砂地に埋もれることなく漂うのが特徴です。
仕掛けの全長は2mで、ハリは3本。ハリスは繊維メーカー「ゴーセン」のポリエステルラインの「ホンテロン」を採用しており、バイトに対する感度も良好です。
ささめ針(SASAME) アスリートキス5本ベーシックモデル
大遠投して沖目にいるキスを根こそぎ釣るのにおすすめの仕掛け。全長は2.6mと長めの5本バリで、ハリは同社の茶バリ「アスリートキス」が付いています。
ハリスは繊維メーカー「ゴーセン」の「ホンテロン」を採用しており、安心して使えるのもポイント。なお、価格帯としては控えめですが、1パッケージあたり1セットの使い切りタイプなので、その点は意識しておきましょう。
ささめ針(SASAME) キス競技用5本鈎
ロングセラーモデルのキス釣り仕掛け。全長は2.3mとやや長めの5本バリで、引き釣りで大漁を狙いたいときに有効なアイテムです。
ハリはそれぞれ赤バリで、ハリスは繊維メーカー「ゴーセン」の「ホンテロン」を採用。価格帯としては若干高めですが、1パッケージあたり2セット入っているので、コスパとしてもまずまずの製品です。
ささめ針(SASAME) 特選 達人直伝 誘V キス
ハリも糸もビーズもケイムラ仕様のキス釣り仕掛け。全長約1.3mの3本バリで、上バリにはゴールドビーズ、下バリにはピンク蛍光ビーズ、底バリにはケイムラビーズ(ハード)が付いており、それぞれが存在感をアピールできるのが特徴です。
ケイムラは紫外線に反応してぼんやりと光るので、釣りとしては朝マズメや夕マズメなど、光量が少ない場合に有効。通常の仕掛けで反応が鈍いと感じた場合に試したくなるおすすめの製品です。
キス釣り用仕掛けのおすすめ|船・ボート用
がまかつ(Gamakatsu) 船釣キス 早掛SP 2本仕掛
ハリスにエステルラインを使用したキス釣り仕掛け。全長90cmの2本バリで、それぞれ刺さりのよさに配慮したナノスチームコートを施しているのが特徴です。
なお、本製品は「船釣キス 早掛SP」ですが、ラインナップには「船釣キス」も用意。こちらはハリが通常で、ハリスは繊維メーカー「ゴーセン」のポリエステル素材の「ホンテロン」を採用しています。機能性や価格帯に違いがあるので、購入を検討する際はしっかりと確認しておきましょう。
がまかつ(Gamakatsu) 船釣キス胴突2本仕掛 ショットキス
ハリスにフロロカーボンラインを使用した胴突タイプのキス釣り仕掛け。全長85cmの赤バリ2本で、ハリはエサ付け、ハリはずしがしやすい同社の「ショートキス」を採用しているのが特徴です。
なお、別ラインナップには1本バリの「船釣キス 早掛SP胴突」も用意。なお、こちらの仕掛けは全長60cmとより短くなり、ハリは刺さりのよいナノスチームコートを施しています。
オーナーばり(OWNER) 船釣仕掛
製品ラインナップが多い船用のキス釣り仕掛け。細めはハリス0.8号・幹糸1.5号の仕掛け6号から太めはハリス3号・幹糸4号の仕掛け13号まであり、風の強さや狙う魚のサイズに合わせて選びやすいのが特徴です。
仕掛けとしては上バリと底バリの2本で、全長は1m。1パッケージあたり4セット入っているので、ストックを多く持てるのもポイントです。
オーナーばり(OWNER) 胴突船キス仕掛
胴突タイプのキス釣り仕掛け。仕掛けの最下段にオモリをセットするスナップ付きサルカンが用意された全長70cmのアイテムで、混み合う船上でも振り込みやすいのが特徴です。
底の取りやすさや手返しのよさ、糸絡みの少なさもポイント。ハリは向こう合わせでアタリを乗せやすい同社の「キス競技用ヒネリ」の赤バリを採用しています。
ハヤブサ(Hayabusa) かんたん船キスセット 天秤式 2本鈎
事前に天秤仕掛けのオモリが付属した船釣り用のセット。全長は80cmと短めで、ハリは赤バリが2本付いているのが特徴です。
船からのちょい投げに適したアイテムで、釣り初心者でも扱いやすいのがおすすめの理由。仕掛けは1パッケージあたり2組で、予備があるのもポイントです。
製品ラインナップはオモリ15号と20号の2つ。なお、ハリ7号、ハリス1.5号、幹糸1.5号は共通なので、重さで使い分けを意識するようにしましょう。
ささめ針(SASAME) キス船釣り 早掛スペシャル
掛け重視の同社「早掛」の金バリを採用したキス釣り仕掛け。タフな状況や喰い渋り時に効果を発揮するアイテムで、貴重なバイトをしっかりと掛けられるのが特徴です。
仕掛けは全長90cmの2本バリで、ハリのチモトには金ピカに光る「キス競技ビーズ」が付属しているのもポイント。価格帯としてはお手頃ながら1パッケージあたり3セット入っているので、コスパに優れているのも魅力です。
ささめ針(SASAME) 快適船キス胴突
船からのキス釣りで使いやすい胴突仕掛け。幹糸とハリスの間にスーパー回転ビーズをかませており、絡みにくく扱いやすいのが特徴です。
仕掛けとしては全長90cmの赤バリ2本。ハリのチモトにはマーカーとなるメタリックゴールドのビーズが付いています。組数は1パッケージあたり2セット。ちょい投げやアンダーハンドで送り込みやすいおすすめの製品です。
キス釣りの仕掛けで使うオモリの号数はシーンによってさまざま。サーフからの大遠投であれば飛ばしたい距離にもよりますが、20〜30号と重めを使います。一方、船からのちょい投げであれば10号前後が目安。なお、オモリの適合は竿やリール、道糸の太さなどによって変わってくるので、選ぶ際は意識してきましょう。