壁やタイルなどが接する部分の繋ぎ目を埋めるシーリング作業で使う「コーキングガン」。最近では専門業者だけでなく、DIYでの使用など、初心者の方でも扱いやすいモデルもラインナップされています。

そこで今回は、用途や目的によって異なるコーキングガンの選び方やおすすめのモデルをご紹介。本記事を参考に、ぜひ自分に合ったアイテムを見つけてみてください。

コーキングガンとは?

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ペースト状でゴムのような材料のシーリング材を、建築物の隙間などに注入するための道具がコーキングガン。住宅の外壁をはじめ、バスルームの浴槽と壁や床、タイルの繋ぎ目などを埋めて、気密性や防水性を保つために施されるシーリング作業で使うアイテムです。

繋ぎ目だけでなく、壁やタイルのひび割れた部分の補修や、サッシの密閉性と防水性を高めるためにもシーリングが行われています。また、コーキングガンは住宅以外にも、配管工事や土木工事などの幅広い用途のシーリング作業でも活用されている道具です。

コーキングガンは、さまざまな特徴や性能を備えている種類が各メーカーよりラインナップされています。そのため、作業内容や使いやすさなどをチェックして選ぶのがポイントです。

コーキングガンの選び方

コーキングガンの種類で選ぶ

手動式コーキングガン

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本体にセットしたシーリング材のカートリッジを、トリガーを引いて押し出しながら使用する手動式コーキングガン。トリガーを数回引くと、ノズル先端までシーリング材が出てくる仕様です。引く力の加減によってシーリング材の吐出量が調節できます。

価格が安いモデルも多く、DIYや初心者の方が手軽に使用できるアイテムが選びやすいのも魅力。また、さまざまな性能や特徴を備えた幅広いタイプのモデルがラインアップされているので、使いやすいモノや用途に応じた製品が見つけやすい種類です。

電動式コーキングガン

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トリガーを引けばオートマチックで作業が行えるのが電動式コーキングガン。手動式よりも重量はあるものの、何回もシーリング材を押し出す必要がないため、手や腕の負担を軽減します。

また、シーリング材の吐出量を一定に維持するので、均一で継ぎ目がキレイに仕上がるのも魅力。ストレスも少なくスムーズな作業が行えるのがメリットです。

作業中にバッテリー切れをしないようにしっかりと充電しておく必要がありますが、作業効率を重視する方にはおすすめ。効率にもクオリティにもこだわりたい方は、ぜひチェックしてみてください。

エアー式コーキングガン

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空圧によってシーリング材を吐出させる仕組みの、エアー式コーキングガン。電動式と同じく、トリガーを引き続けるとオートマチックで作業が行えます。加える圧力により、吐出させるシーリング材の量を調節しやすく仕上がりがキレイなのも特徴です。

使用には、圧縮した空気を送り出すためのコンプレッサーにエアホースでの取り付けが必要。そのため、広い範囲には使いにくいものの、本体は軽量なため取り扱いやすいというメリットがあります。

容量で選ぶ

作業内容によって使用するシーリング材の量も異なるため、容量に対応したサイズのコーキングガンを選ぶのもポイントです。一般的に多く展開されているシーリング材の容量は330ml。

大量のシーリング材が必要な場合には、600mlや800mlの大容量タイプが適しています。300・600・800mlなど、作業に応じた容量のカートリッジを使用するために、対応するコーキングガンのサイズもチェックして選びましょう。

機能で選ぶ

360°回転機能

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回転機能が搭載されているコーキングガンであれば、注入しにくい場所に使用するのに便利です。作業箇所によっては姿勢を変えたり持ち変えたりしなければならない場合もあります。

しかし、360°回転するタイプであればノズルを回してそのまま使えるため、作業効率が向上するのがメリット。角度をキープし続ける必要もないので、負担が軽減できるのも魅力です。

液だれ防止機能

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コーキングガンに液だれ防止機能が付いていれば、液だれによる作業の失敗や無駄な吐出を防げるのがメリット。コーキングガンはトリガーを放してもレバーの圧力がかかり続け、シーリング材が出てきてしまう「液だれ」を起こす場合があります。

せっかくキレイに仕上げても、液だれによって失敗に繋がるケースもあるので注意が必要です。しかし、液だれ防止機能が付いているタイプであれば、トリガーを放せばすぐに圧力を解除する仕組みとなっており、液だれを防ぎます。

作業がスムーズに行えて、なるべくシーリング材を無駄にしたくない方におすすめです。

コーキングガンのおすすめメーカー

タジマ(TAJIMA)

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2000種類以上の建築用ツールや、測定器などの製品を手掛けるメーカーの「タジマ」。ラインナップされているアイテムは、品質の高さはもちろん、デザインのよさも兼ね備えているのが特徴です。

同メーカーが展開するコーキングガンには「コンボイ」シリーズなど、高機能で使いやすいモデルが多数あり、プロから初心者の方まで幅広く人気を集めています。

山本製作所

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コーキングガンをメインに、豊富な種類のモデルをラインナップしている日本のメーカー「山本製作所」。カートリッジやペール缶、フィルムパックなど、さまざまなシーリング材のタイプに対応する製品を展開しています。

「カートリッジガン」「シリンダーガン」「フィルムパックガン」「エアーガン」「エポキシ注入ポンプ」といった種類があるため、用途に応じたアイテムが見つけやすいのが魅力。使いやすいモデルも多く販売されており、初心者の方にもおすすめのメーカーです。

コーキングガンのおすすめ|手動式

タジマ(TAJIMA) コンボイV CNV-V

重量315gの軽量ボディで取り扱いがしやすく、持ち運びにも便利な手動式コーキングガン。直径5×長さ21.6cmで容量330mlのカートリッジに対応するサイズです。液だれ防止機能を搭載しているため、効率よく作業ができ、シーリング材の無駄な吐出も防ぎます。

また、シンプルな構造なので、カートリッジの取り付けもしやすく、初心者の方でもスムーズにシーリング作業が行えるのも魅力。プロの方が行う本格的な使用から、DIYなどで手軽に活用するのにもおすすめのコーキングガンです。

タジマ(TAJIMA) コンボイジャスト CNV-JUST

360°回転する「ロータリー式」ハンドルの採用により、操作しやすい手動式コーキングガン。斜めに角度をつけてカットしたノズルを、注入面に合わせて押し当てやすいので作業効率も向上します。

また、「ツイン・トラスト・システム」を採用しているのもポイント。プッシュロッドの押し出しが強力なため、硬めのシーリング材でも滑らかに吐出が可能です。さらに、ワンストローク握ると自動的にプッシュロッドが数ミリ戻る「液だれ防止機能」も搭載しています。

グリップとトリガーには、軽量なエンジニヤリング・プラスチックを使用しており、重量が605gと軽量。取り扱いがしやすいのも魅力です。操作のしやすさを重視する方はチェックしてみてください。

山本製作所(YAMAMOTO) YSC カートリッジガン YCG-2300HC

「強力型ハンドル」の採用により、高粘度の材料が打ち出せる手動式コーキングガン。ハンドルにはビス止めが施されており、緩みがなく簡単にハンドルの回転が行えます。カートリッジがぐらつきにくく、作業がしやすいのも特徴です。

また、スライドバーの搭載によって、ラチェットとピストンロッドの摩耗による遊びが発生しにくく、耐久性の向上にも貢献。高粘度タイプのシーリング材を使用する作業が楽に行えるコーキングガンを求めている方におすすめのモデルです。

山本製作所(YAMAMOTO) YSC コーキングガン らくらく650B

容量650mlに対応する手動式コーキングガン。シリンダーがワンタッチで簡単に脱着でき、作業後の洗浄や手入れも楽に行えます。ネジ式の装着で、作業中にぐらつかず外れにくいモデルです。

ハンドル部分には耐久性を向上させるスライドバーを採用。また、ボディの素材には「アルミダイキャスト」を使用しており、高級感のあるスタイリッシュなデザインも魅力です。

大容量サイズながら、重量が1.2kgと比較的軽量なため、操作がしやすいのも特徴。600ml以上のシーリング材を必要とする作業に対応できる、使い勝手のよいコーキングガンを探している方におすすめです。

ハンディクラウン(HANDY CROWN) 回転式コーキングガン プラスチックタイプ

ボディの素材にプラスチックを採用し、重量422gと非常に軽量で使いやすい手動式コーキングガン。汚れが落ちやすく、付着したシーリング材なども簡単に洗えて、手入れが楽なのも魅力です。

カートリッジの装着部分は回転式のため、縦や横に持ち替える必要もなく連続作業ができます。また、価格も安いので初心者の方やDIYなどにも手軽に使えるのもポイント。軽量で手や腕にかかる負担が軽減でき、あらゆる場所にも使用しやすい便利なタイプです。

ピーシーコックス(PCCOX) ウルトラフローガン 330mlカートリッジ用

超高粘度材料でも簡単に押し出せる、強力なパワーを備えた手動式コーキングガン。自動車用のガラスに使用する超高粘度材料の押し出しを想定して開発されたモデルです。

ハンドルには強化金属を使用するなど、フレームとロッドにも強度の高い素材を採用。高粘度のシーリング材を押し出しても曲がりにくく、耐久性に優れているので長持ちするのも特徴です。

また、ハイパワーでシーリング材が楽に吐出できるため、手への負担も軽減。長時間作業や、冬場に使用する場合にもおすすめのコーキングガンです。

ピーシーコックス(PCCOX) パワーフロークォート 800ml-1000ml

容量800~1000mlのジャンボカートリッジに対応する、大容量サイズの手動式コーキングガン。国内で販売されているジャンボカートリッジをはじめ、アメリカで使われる946mlのクォートサイズにも対応します。

押出力が3.5kNと高く、大容量のカートリッジでも軽く力を加えるだけで押し出せるのが特徴。中~高粘度と、硬めのシーリング材を使用する際にも適しています。また、大容量に対応するサイズながら、重量は1.09kgと比較的軽量なのもポイントです。大量にシーリング材を必要とする作業でも扱いやすいコーキングガンを探している方におすすめのアイテムです。

マーベル(Marvel) WEXFORD コーキングガン UK-2

素材に「ファイバーグラス・強化ナイロン」を採用しており、重量325gと軽量で耐久性にも優れた手動式コーキングガン。液だれ防止機能も搭載しているので、作業中や作業後の液だれを最小限に抑えます。

また、シンプルなデザインと構造で取り扱いがしやすいのも特徴。リーズナブルなため、DIYなど家庭内の作業にも手軽に活用できます。使いやすく汎用的に利用できる、手頃なコーキングガンを探している方におすすめのモデルです。

パオック(PAOCK) Bcross ロータリーコーキングガン JM-100R

充填円筒の回転が可能で、狭い場所でも効率よく連続作業ができる手動式コーキングガン。ノズルの切断や充填材の注入穴を空ける道具も付いており、スムーズな作業を行うのに便利です。さらに、液だれ防止機能も搭載。使い勝手がよいのが魅力のモデルです。

また、価格も非常に安いため、初心者の方でも気軽に使用しやすいのも特徴。作業がしやすく、DIYなどにも手軽に使用できるコスパの高いコーキングガンを求めている方におすすめのアイテムです。

パオック(PAOCK) Bcross コーキングガン JM-100

無駄のないシンプルなデザインと構造で、初心者の方でも取り扱いがしやすいのが特徴の手動式コーキングガン。安価なモデルなので、DIYといった家庭内の作業に手軽に用いるのに適しています。

ノズルの切断と注入穴を空ける道具も付属しており、スムーズに作業が進められるのも特徴。容量は330mlのカートリッジに対応しています。

トラスコ中山(TRUSCO NAKAYAMA) TRUSCO ハンドル回転式カートリッジガン KGK

360°のハンドル回転が可能で、効率よく作業が行える手動式コーキングガンです。ボディの素材にはアルミダイカストを採用。おしゃれなデザインで、重量680gと非常に軽量で操作がしやすいのも特徴です。

また、液だれを軽減する構造で、シーリング材の無駄も抑えられます。全長35.3×高さ20.3×筒直径5.5cmで、容量は300~330mlに対応できるサイズです。価格が安いのも魅力。作業のしやすさと、コスパの高さを重視する方におすすめのコーキングガンです。

カクイ(KAKUI) 液だれ防止機能付コーキングガン CG-B

特殊樹脂を採用し、液だれを防ぐ性能を備えているのが特徴の手動式コーキングガン。繊細な作業もスムーズに行えます。360°回転可能なロータリー式のハンドルも採用しており、作業しにくい箇所も効率よく施工できるのも魅力のモデルです。

シーリング材のカートリッジは、ロット棒を引くだけで簡単に装着でき、取り替えも簡単。また、重量は560gと非常に軽量なので、操作性に優れているのもポイントです。スムーズな作業効率を求める方は、ぜひチェックしてみてください。

コーキングガンのおすすめ|電動式

マキタ(Makita) 充電式コーキングガン 18V CG180DZ

手動式では押し出すのが難しい硬めのシーリング材もスムーズに注入できる電動式コーキングガン。ダイヤル変速とトリガ変速の機能も搭載しており、押し出す速度の調節も自在に行えます。トリガーの操作で吐出量の微調節も可能です。

また、360°回転機能も備わっているため、ノズルの先端を姿勢や注入面に合わせやすいのも特徴。充電式なので、電源がない場所でも使用でき、コードレスで作業範囲も制限なく稼働できます。長時間作業などでの使用でも、スピーディで効率のよい施工を行いたい方におすすめのコーキングガンです。

タジマ(TAJIMA) 充電式コーキングガン コンボイエレキテルセット CNVEJSET

独自の専用バッテリー採用により、軽量で実用的な小型化を実現させた電動式コーキングガン。サイズは、幅41.5×奥行き6.7×高さ22.5cmとコンパクトで、操作しやすいのが特徴です。

また、トリガーとダイヤルによるダブルスピードコントロール機能を搭載。手動式のような繊細な操作が行えます。さらに、均等な押出力で吐出されるため、手動で作業する際に起こりやすい継ぎ目の山や谷ができにくく、均一に仕上がるのも魅力です。

フル充電した場合、目安としてシーリング材約70本分は稼働できます。効率よく作業ができるのはもちろん、キレイな仕上がりを重視する方にもおすすめのモデルです。

パナソニック(Panasonic) 充電シーリングガン EZ3610LA1J-H

ソーセージタイプとカートリッジタイプのシーリング材に対応する電動式コーキングガン。シーリング材の残量表示があるため、作業中の残量確認や予備のシーリング材を準備するのにも便利です。

また、押出力の調節機能も搭載しており、シーリング材を吐出するスピードを5段階に調節できます。液だれ防止機能も備わっているため、ロスを軽減できるのも魅力。多機能で便利に使用でき、効率的に作業ができる電動式のコーキングガンを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

コーキングガンのおすすめ|エアー式

アネスト岩田(ANEST IWATA) エアーコーキングガン DIY用 TL7101

コンプレッサーのコードを接続し、シーリング材をセットするだけで簡単に使用できるエアー式コーキングガン。トリガーを軽く握るだけで、楽にシーリング作業が行えます。トリガーを放せば自動で残圧が排気され、シーリング材の無駄も防ぐエコな設計も魅力です。

また、減圧弁も搭載しており、手元で圧力の調節ができて便利なのも特徴。重量は0.9kgと軽量なので操作性にも優れています。使い勝手がよく、効率よく作業ができるエアー式のコーキングガンを使用したい方におすすめのアイテムです。

マックス(MAX) 常圧エアコ-キングガン AT-CG50

全長25cmで重量が約0.5kgの、小型で使いやすいエアー式コーキングガン。軽量で片手でも簡単に操作ができ、エアー式のため手や腕の負担が軽減できるのが魅力のアイテムです。常圧で均一に仕上げられるのも特徴。

シンプルな構造で、シーリング材のカートリッジもスムーズにセッティングができるため、エアー式初心者の方の使用にも適しています。誰でも取り扱いやすく、小型で高性能なコーキングガンです。

エスコ(ESCO) コーキングガン EA123VA-3

全長が235cmで重量は270gとコンパクトで軽量なエアー式コーキングガン。取り回しやすく、手や腕への負担を軽減できるのが特徴のモデルです。

エアー式のなかでは価格が安いのもポイント。シンプルでスッキリとしたデザインなので取り扱いもしやすく、初心者の方でも気軽に使用できます。コスパの高さと作業のしやすさを重視する方におすすめのアイテムです。