庭木の伐採や剪定を行うときに欠かせないのこぎり。なかでも、太い木に適したモノや細い木に適したモノ、竹用などさまざまなタイプがあり、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いはず。
そこで今回は、伐採や剪定におすすめの伐採のこぎりをご紹介。選び方のポイントも解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
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伐採のこぎりのおすすめ|生木用
ユーエム工業 シルキー ゴムボーイ 万能目 240mm 121-24
刃を柄の中に収納できる折りたたみタイプの伐採のこぎりです。目の粗さは細い木にも太い木にも対応できる中目。また、木目の方向に関わらず縦・横・斜めのどの方向でもスムーズに切れる「未来目」という独自の刃構造を採用しています。
刃にはサビを防ぐハードクロムメッキを実施。アサリはないタイプなので、切り口がきれいに仕上がりやすいのも嬉しいポイントです。
さらに、切れ味が落ちてきたら簡単に刃を取り替えられるのも魅力。1本で幅広い用途に活用できるため、初めて伐採のこぎりを買う方におすすめです。
ユーエム工業 シルキー ズバット 300mm 270-30
ゆるやかにカーブした刃を備えた伐採のこぎりです。高い場所に生えた枝を切断する際、カーブによって刃が枝に自然と食い込むため、力を逃がすことなく楽に伐採作業を行えます。
柄の形は握りやすいピストル型。ハシゴを登る際など両手が塞がる場面では、専用の鞘を使って腰に装着できます。
アサリなしの刃なので、切断面をきれいに仕上げやすいのも嬉しいポイント。頭より上にある枝を切りたい場面や、高所で足場が不安定な状況でも快適に作業できるおすすめの伐採のこぎりです。
ユーエム工業 シルキー 剪定のこぎり ツルギ 細枝 本体 200mm 474-20
細枝の剪定に適した伐採のこぎりです。刃先がスリムなため、枝が密集している箇所の剪定もスムーズに行えます。刃先の角度を調節しており、撫でるように引くだけで剪定が行えるのも特徴です。
アサリなしの刃なので、なめらかな切り口に仕上がります。刃渡りは200mmと取り回しやすいコンパクトサイズ。握りやすいゴムグリップを採用しており、滑りにくくしっかり力が伝わります。また、刃の交換時に工具は不要。楽に扱えて便利です。
軽量で丈夫なアルミ鞘も付属。鞘にはのこぎりをスムーズに取り出せる3Dローラーや、持ち運びやすい落下防止ロックも備えています。
玉鳥産業 青雲作 ブルーハード 240mm No.650
横挽き・縦挽きの刃を備えた両刃タイプの伐採のこぎりです。柄の形状は両手でしっかりと握れる棒型。柄には滑り止め用の籐が巻かれています。
刃渡りは庭木の太い枝を切りたいときにも便利な240mm。万が一、刃が欠けたり切れ味が落ちたりしてしまっても、刃を交換できるのが魅力です。生木を切るのはもちろん、工作などのクラフト作業時にも活躍するおすすめの伐採のこぎりです。
コンヨ(KONYO) 大五郎 鞘付剪定鋸 生木用 270mm
腰に吊り下げて携帯できる鞘付きの伐採のこぎりです。柄は手にフィットしやすいピストル型。伐採作業中の目詰まりを減らすため、刃は木くずを効率よく掻き出せる形状になっています。
刃渡りは270mmと、太めの木を切りたいときに適した長さ。また、同シリーズには刃渡り210・240mmタイプも用意されており、用途に合った長さを選べます。
木製の鞘と柄を組み合わせたナチュラルなデザインも魅力。使い勝手はもちろん、見た目にもこだわりたい方におすすめの伐採のこぎりです。
バーコ(BAHCO) Folding Pruning Saw 396-LAP
生木だけでなく、木材やプラスチックなども切断可能な伐採のこぎりです。持ち運びやすく、キャンプ時にも便利な折り込み型。不意に刃が開かないように折りたたんだ状態でロックが可能です。
また、刃にはコーティングが施されており、サビに強いうえ、摩擦が少なくスムーズに剪定ができます。切れ味が落ちても、刃を交換すれば長く使用できるのがおすすめのポイントです。
神沢精工株式会社 サムライ 騎士 240mm 伐採のこぎり FC-240-LH
刃先が木に自然に食い込む、カーブした刃を備えた伐採のこぎりです。独自の研磨機で磨き上げ、摩擦抵抗を減らしているのが特徴。切り口がきれいに仕上がりやすいので、庭木を傷めにくいのが魅力です。
柄はエラストマー樹脂でコーティングされているため、軍手をした状態でも滑りにくいのがポイント。また、作業中に伐採のこぎりが手から抜け落ちるのを防ぐため、柄の最後部にはストッパー用の突起を設けています。
刃を折りたたんだ際にはオートロックがかかり、ボタンを押さなければ刃が開閉しない仕組み。安全性に配慮された伐採のこぎりを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
神沢精工株式会社 サムライ 特許曲刃鋸 替刃式 (鞘付) チャレンジ 中目 240mm GCM-240-MH
ブルーの柄とブラックの鞘のコントラストがおしゃれな伐採のこぎりです。目の粗さは幅広い用途で活躍する中目。刃渡りは240mmで、縦・横・斜めと、あらゆる方向から切断できる特殊な刃を採用しています。
刃がゆるやかにカーブしているのもポイント。力を入れて木に押し付けなくても自然と刃先が木に食い込むため、楽に伐採作業を続けられます。
耐久性を高めるため、刃先には衝撃焼入加工済み。生木、角材、コンパネなど、幅広い木材に対応できるおすすめの伐採のこぎりです。
アルス カーブソー 生木剪定用鋸替刃式 GR-17
高炭素刃物鋼製の刃を採用し、高い耐久性を備えた伐採のこぎりです。刃渡りは170mmと小さめで、枝が込み入った場所の伐採もスムーズ。刃先がゆるやかにカーブしているため、引くだけで刃が木に食い込みます。
刃は替刃式なので、切れ味が悪くなっても刃を交換すれば長期的に使用可能。また、柄の部分には手袋をした状態でも滑りにくいエラストマーグリップを採用しています。初心者でも扱いやすいコンパクトな伐採のこぎりを求めている方におすすめです。
アルス ピストル型鋸 剪定用鋸替刃式18cm 細目 PS-18S
細い木の剪定作業に適した細目の伐採のこぎりです。刃の素材には耐久性に優れた高炭素刃物鋼を採用。刃にはハードクローム仕上げが施されており、サビや摩耗に強いのも特徴です。
柄の形状は手が小さな方でも握りやすいピストル型。アサリなしの刃なので、切断面がツルツルに仕上がり、切り口を傷つけにくいのもポイントです。小型で使い勝手のよい伐採のこぎりを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ケンオー(KENOH) 折込鋸PCグリップ 210mm FS-A21G
携帯性に優れた折り込み型の伐採のこぎりです。刃渡りは210mm。荒目の刃なので生木を切断する際に目詰まりが少なく、スムーズに切断できます。
折りたたんだ状態でロックをかけられるのもポイント。不意に刃がむき出しになることがないので、安心して携帯できます。また、樹脂製の柄の部分には滑り止め用の穴が複数並べられており、グリップ力も良好です。
刃の素材には丈夫で摩耗にも強い高炭素鋼を採用。比較的リーズナブルな価格で購入できるので、家庭で気軽に使える伐採のこぎりを探している初心者の方にもおすすめです。
髙儀(Takagi) シャークソー 替刃式 折込鋸 アサリあり210mm 4907052107809
太めの生木を切りたいときに重宝するアサリ付きの伐採のこぎりです。刃の角度は2段階で調節可能。角度を変えて作業することで、低い位置に生えた枝はもちろん、目線より上にある枝の切断も効率よくこなせます。
刃には刃こぼれしにくい衝撃焼入加工済み。また、刃には無電解メッキ仕上げが施されているため、高い耐摩耗性を発揮します。
柄の部分には握りやすく滑りにくい独自のソフトグリップを採用。同シリーズには切断面がきれいに整うアサリなしモデルもあるので、両方の替刃を揃えて用途によって使い分けるのもおすすめです。
タジマ(Tajima) ジーソー折込厚刃210 フッ素ブラック 刃渡り210mm GK-A210FB
ブラックで統一されたスタイリッシュなデザインの伐採のこぎりです。刃渡りは210mmで、板厚は0.9mmとやや厚め。刃の表面には独自のフッ素ブラック塗装が施されており、生木を切ってもヤニが付きにくく、サビにも強いので初心者でも手軽に扱えます。
柄の部分にはしっかり握れて滑りにくいエラストマー樹脂を採用。また、刃の角度を2段階で調節できるのも嬉しいポイントです。アサリ付きで太めの枝もスムーズに切れる伐採のこぎりを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ガルデナ(GARDENA) 園芸用のこぎり 300P 8745-20
ガーデニング用品を豊富にラインナップしているドイツの老舗メーカー「ガルデナ」の伐採のこぎりです。人間工学に基づいて設計された柄により、しっかりと握りやすいのが特徴。刃渡り300mmと大きめなので、太い枝の切断にもおすすめです。
精密な刃を備えており、スムーズに剪定ができるのもメリット。また、硬化クロムメッキ製の刃でサビにくく、長く愛用できます。安全に持ち運びやすいよう、ブレードカバーも付属しています。
サボテン 剪定鋸 ジョーズ No.2270T
ブレード部分にフッ素コートが施された刃を採用した伐採のこぎりです。サビやヤニに強いため、お手入れしやすいのがメリット。刃先には衝撃焼き入れ加工がされており、耐久性にも優れています。また、軽い切れ味で、庭木の剪定はもちろん、果樹の剪定作業にもおすすめです。
刃渡りは270mmと大きめ。柄の部分は滑りにくいため、スムーズに作業ができて便利です。
岡田金属工業所 ゼットソー たてびき8寸目 15009
材木全般の剪定や切断に適した縦挽き用の伐採のこぎりです。ピッチは根元の刃が細かく、先端に向かって粗くなっているのが特徴。挽き始めに根元を使うことでスムーズに切り込めます。
刃渡りは250mm、板厚は0.5mm。刃全体に「SAWコート」を施しており、軽く挽けるうえサビに強いのがメリットです。ヤ二や切り粉も付着しにくいため、切れ味が長続きします。
伐採のこぎりのおすすめ|竹用
髙儀(Takagi) シャークソー 斬月サヤ 竹伐採カーブソー フッ素 270mm
150年以上の歴史を誇る老舗メーカー「髙儀」の竹用伐採のこぎりです。硬い竹にも食い込みやすい、カーブソーが特徴。刃にはフッ素コートや衝撃焼入が施されており、汚れが付きにくく、耐久性も良好です。
刃渡りは270mmとやや大きめ。柄は手にフィットしやすいピストル型で、軍手をした状態でも滑りにくいよう、柄の最後部には大きな突起が付いています。
専用の鞘も備えており、収納や携帯時に便利。おしゃれで高機能な竹用伐採のこぎりを探している方におすすめです。
角利産業 スーパー技工 替刃式のこぎり 竹用 210mm プラスチックケース付
握りやすいピストル型の柄を備えた竹用伐採のこぎりです。竹の横挽きに特化した細目の刃が特徴。刃先には切れ味を長くキープするための衝撃焼入が施されています。
刃渡りは210mmとコンパクトなサイズ感で、狭い場所での作業にもぴったりです。さらに、収納に便利な専用ケースが付属しているのも嬉しいポイント。竹をきれいに切断したい方におすすめの伐採のこぎりです。
石鋸工業 サヤ付替刃式鋸 刃多楽 竹引のこ
携帯するのに便利な鞘付きの竹用伐採のこぎりです。刃渡りは240・270・300mmの3種類。サイズ違いを揃えることで、細い竹と太い竹のどちらにも対応できます。
ピストル型の柄には滑り止め用の凹凸を配置。手によくなじむので、スムーズに作業を続けられます。たくさんの竹を切断したい方におすすめの伐採のこぎりです。
玉鳥産業 レザーソーLB30A 竹挽用鋸 7163
長時間作業しても疲れにくい、超軽量パワーフィットグリップを採用した竹用伐採のこぎりです。柄の後部にはストラップ取り付け用の穴を配置。また、携帯に便利な専用の鞘も備えています。
刃渡りは300mmとやや大きめ。刃には衝撃焼入や特殊表面処理が施されており、摩耗に強く、切断面もきれいに仕上がりやすくなっています。
1つの本体で仮枠や生木用など、用途が異なる替刃を使用できるのが嬉しいポイント。初心者からヘビーユーザーまで幅広い方におすすめの伐採のこぎりです。
エスケー11(SK11) 替刃式折込鋸 塩ビ・竹挽き用 カラビナ対応グリップ 210mm SU-21P
竹に加えて塩ビ管もきれいに切れる伐採のこぎりです。刃先には無電解ニッケルメッキ仕上げが施されており、サビに強く切断時の摩擦抵抗も少なめ。また、衝撃焼入で作られているため、切れ味が長く持続します。
刃を折りたためばコンパクトになるので、ズボンのポケットに入れて携帯することも可能。また、地面に近い位置や高所を切りたいときに便利な刃の角度調節機能も備えています。価格も比較的安いので、コスパのよい伐採のこぎりを探している方はチェックしてみてください。
神沢精工株式会社 サムライ 竹伐採用のこぎり 300mm BGS-300-SH
太い竹にも無理なく対応できる刃渡り300mmの竹用伐採のこぎり。竹用に開発した独自の刃によって、斜め切りしても刃が横滑りにくくなっています。また、細目でアサリもない伐採のこぎりなので、切り口がきれいに仕上がりやすいのも魅力です。
竹だけでなく乾燥木材・塩ビ管・細い生木の切断にも対応可能。耐久性にも優れているので、本格的な竹やぶ整備からDIYまで、幅広いシーンで活躍するおすすめの伐採のこぎりです。
新潟精機 剣匠 折込竹引鋸 210mm
リーズナブルな価格で購入できる竹用伐採のこぎりです。刃渡りは210mmと比較的コンパクト。折り込み型で、腰袋に入れやすいため携帯にも便利です。竹や生竹、一般木材などの切断に適しています。
また、目が細かく、なめらかな断面に仕上がるのも魅力。同シリーズには万能タイプや木工タイプもあるため、替刃を交換すれば用途に応じて使い分けられます。
伐採のこぎりの選び方
横挽きか縦挽きかチェック
横挽き
横挽きとは、木の繊維を直角に断ち切るための刃。横挽きという名称ですが、木目に対して斜めにカットすることも可能です。
木の繊維をスムーズに断ち切れるため、目が細かく、ひとつひとつの刃が小刀のような形状になっているのも特徴。生木の幹や枝を切り落とす際には、横挽き用の伐採のこぎりが向いています。
縦挽き
縦挽きは、歯先で材木の表面を削り取るつくりを採用した刃。主に木材を加工するために使われます。木の繊維に沿って刃を入れていくため切断時の抵抗が少なく、一度の動作でより大きく切り進むことが可能です。
縦挽きの伐採のこぎりは切断時におがくずが発生しやすいため、刃の目は横挽きと比べて荒目。なお、両刃の伐採のこぎりは目が荒いほうが縦挽き、目が細かいほうが横挽き用なので、用途に応じて使い分けましょう。
柄の形状をチェック
棒型
伐採のこぎりの使い勝手は、柄の形状によっても大きく異なります。最もシンプルな棒型の柄は、太い幹・枝を伐採したいときにおすすめ。力が入りやすいので、切断するまでに長時間かかるような作業もスムーズにこなせます。
柄の材質については、木製の柄に籐を巻いて滑りにくくしたモノや、アルミ芯を樹脂でコーティングしたモノの2種類が主流です。
ピストル型
ゆるやかにカーブしたピストル型の柄は、細い枝をサッと切りたいときにおすすめ。コンパクトかつ片手でも簡単に扱えるので、高所での作業や枝が混み合った場所の剪定に適しています。
柄の素材はプラスチックが主流。握り部分をエラストマー樹脂でコーティングしたタイプであれば、手袋を着けた状態で作業をしても滑りにくいので、滑り止めの有無についてもチェックしてみてください。
折り込み型
折り込み型とは、のこぎりの刃を使わないときに折りたためるタイプのことです。折りたたむと刃の付いた部分を柄の中に収納できるため、鞘なしで安全に保管可能。また、製品によっては作業時に刃の角度を調節できるので、高所で作業する際にも重宝します。
ただし、棒型やピストル型に比べると刃渡りが短い傾向があるため、太い庭木を伐採するのには不向き。携帯性を重視する場合や、細い枝の伐採を行いたい場合におすすめです。
目の荒さをチェック
太い木なら「荒目」
のこぎりの刃には荒目、細目、中目などがあり、それぞれ刃の粗さを表しています。荒目は木くずを効率よく掻き出しながらスピーディーに切り進められるのが特徴。庭木の太い幹や枝を切断したい場合には、荒目のこぎりがおすすめです。
ただし、荒目の刃は細い枝を切ろうとすると引っかかりやすいので注意が必要。また、切断面は細目の伐採のこぎりに比べて粗くなりやすいので、切り口を美しく仕上げる必要がある木工細工には不向きです。
細い木なら「細目」
細目の伐採のこぎりは、引っかかりが少なく挽く力も小さくて済むので、細い木を切りたいときに重宝します。また、きれいな切り口に仕上がりやすいのも大きな特徴です。
ただし、細目の伐採のこぎりで太い木を切ろうとすると、木くずが刃の間に詰まりやすいうえ、一動作で切り進められる距離が小さいため切断するのに時間がかかります。用途に合った粗さの伐採のこぎりを使い分けましょう。
両方に対応できる「中目」
細い木にも太い木にも対応できる中目の伐採のこぎり。生木だけでなく合板や角材など幅広い素材に対応できるため、万能目と呼ばれることもあります。
木の太さを気にせず気軽に使えるため、初心者におすすめ。庭木の伐採・剪定だけでなく、キャンプなどのアウトドアシーンやDIY作業もこなせるので、1本持っておくと重宝します。
刃の厚みをチェック
伐採のこぎりの刃には、薄いモノから厚みのあるモノまでさまざまなタイプがあります。基本的には刃が厚いほど太い木を切りやすくなり、刃が薄くなるほど細かい切断作業や薄い素材の切断に向いています。
ただし、初心者が薄いのこぎりで生木を切ろうとすると刃がブヨブヨと曲がってしまい、切りにくいと感じることが多いので注意が必要。なお、刃の厚みは「板厚」の項目で確認できるので、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
アサリの有無をチェック
アサリとは、刃先が交互に外側に開くよう加工された状態のことです。アサリがあると実際の刃の厚みよりも切り口が広くなるため、のこぎりと木の摩擦が減って、動きがスムーズになります。また、木くずを排出しやすくなるのもメリットです。
一方で、アサリがあると切断面が粗くなりやすいデメリットもあります。最近では刃に特殊加工を施して木との摩擦を軽減しつつ、アサリをなくして切断面をなめらかにした伐採のこぎりも増えているので、ぜひチェックしてみてください。
長く使うなら「替刃タイプ」が便利
のこぎりを長く使っていると、刃が欠けたり丸くなったりして切れ味が落ちてしまいます。そこでおすすめなのが、替刃タイプの伐採のこぎりです。切れ味が落ちても替刃を買って取り替えるだけなので、難しいメンテナンスを行う必要がありません。
また、替刃タイプの伐採のこぎりは、用途に応じて縦挽き用と横挽き用を入れ替えて使うことも可能。刃を取り替えるだけならコスト面でも安く済むので、特にこだわりがなければ替刃タイプを選びましょう。
竹を伐採する場合は「竹用のこぎり」がおすすめ
竹は繊維が強いため、通常の伐採のこぎりでは刃が欠けたり挟まったりしてしまい、うまく切れません。そこでおすすめなのが、竹を切るために特別に作られた竹用のこぎりです。
竹用のこぎりは通常の伐採のこぎりよりも刃先が丈夫で細かいので、刃先を傷めることなくスムーズにカットできます。また、目が細かいため切断面がきれいに仕上がりやすいのもメリットです。
伐採のこぎりはアイテムごとに刃や柄の形状が異なり、使い勝手にも大きな違いがあります。作業を安全かつスムーズに進めるためにも、必要な性能を備えているかを事前にしっかりと確認しておきましょう。今回の記事を参考にして、自分に合った伐採のこぎりを選んでみてください。