玄米は、健康志向の高まりから人気を集めている食材です。しかし、玄米は白米と同じ手順で炊くと、パサついてかたくなってしまうのが難点。そのため、玄米に合ったコースや炊飯器を使用する必要があります。
そこで今回は、玄米をおいしく炊き上げられる炊飯器のおすすめモデルをご紹介。選び方や炊き方についても詳しく解説します。
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玄米炊飯器の選び方
炊飯できる量をチェック
一般的に、玄米炊飯は強い火力で炊くので吹きこぼれやすく、白米よりも多量の水が必要。そのため、白米を5.5合炊ける炊飯器であっても、玄米や発芽玄米を炊く場合の炊飯量は最大で3合程度です。
玄米は白米よりも炊飯できる量が少ないので、炊飯できる量を事前に確認しておきましょう。目安としては、一人暮らしなら「3合炊き」、3~5人家族なら「5.5合炊き」の炊飯器がおすすめです。
加熱方法をチェック
マイコン式
マイコン式は、炊飯器の底に配置された電熱ヒーターから釜へ熱を伝える仕組み。シンプル設計で、お手入れのしやすさが魅力です。安価で購入できるモデルも多く存在します。
3合炊き以下の小さめサイズのモデルが多く、頻繁に少量炊きする方や一人暮らしの方にぴったり。ただし、規定量よりも多く炊くと炊きムラができやすくなるので注意しましょう。底部のほかにふたや側面にもヒーターを備えているモデルなら、全体的に熱を通しやすくおすすめです。
IH方式
IH式の炊飯器は、電磁力により内釜全体を加熱する仕組み。ふたや側面までしっかり熱を帯びるので、炊きムラの発生を防いでごはんをふっくらと仕上げやすいのがポイントです。
炊飯機能だけでなく、保温機能に優れているのも特徴。炊き上がりから時間が経過しても、おいしさをキープできます。しかし、マイコン式と比べて価格の高いモデルが多いことや、消費電力が大きいモデルも多いのは懸念点。価格よりもクオリティを重視する方におすすめです。
圧力IH式
圧力IH式の炊飯器は、圧力鍋と同様の高圧力蒸気によって、お米のうまみを引き出しやすいモデル。火力が強いので、甘みの強いもちもちとしたごはんに炊き上がります。
IH式モデルと性能が似ていますが、圧力環境によってケーキやヨーグルトなど多彩なメニューを調理できるモデルもあります。また、保温機能に優れたモデルが多いのもポイントです。
ただし、マイコン式モデルやIH式モデルよりも高価な傾向にあるのは懸念点。なかには、10万円以上の高級炊飯器も展開されています。コストがかかってもお米の味や食感にこだわりたい方は、ぜひチェックしてみてください。
「玄米モード」の種類で選ぶ
多くの炊飯器には、玄米をおいしく炊き上げる炊飯メニューの「玄米モード」が搭載されています。
また、浸水から炊飯までをスイッチひとつで完了できる機能や、数は少ないものの玄米を一定温度の水に浸して発芽を促進させる「発芽コース」「玄米活性メニュー」などを備えたモノもあります。
炊飯する時間や目的を踏まえて、自分に合った「玄米モード」搭載の炊飯器を確認しましょう。
玄米炊飯器のおすすめランキング
第1位 象印マホービン(ZOJIRUSHI) 圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-FB10
一粒一粒までふっくら炊き上げる玄米炊飯器を探している方におすすめのアイテム。「3DローテーションIH構造」を採用しており、IHヒーターで縦横の激しく複雑な対流を生み出すことで、釜の中心部のお米までしっかりと加熱します。
うるおい・蒸気・圧力・ふた・室温・底の6つのセンサーを搭載しているのもうれしいポイント。大火力で炊き続ける炊飯時には、釜内の温度を検知して吹きこぼれを防止可能です。また、保温時にはふたの開閉回数や室温を把握し、適した保湿温度を自動でコントロールします。
玄米メニューでは1.3気圧の高圧力と高温で炊き上げを行い、もっちりした食感を楽しめるのも魅力のひとつ。炊飯時間はお米の量に応じて約62〜72分と、比較的早く仕上がるのもメリットです。
第2位 パナソニック(Panasonic) 可変圧力IHジャー炊飯器 Bistro SR-V10BA
洗練されたデザインのモノが欲しい方におすすめの炊飯器。本格調理ができるスチームオーブンレンジが人気の「Bistro」シリーズのアイテムです。火加減・圧力加減・加圧時間を調整することで、やわらかめ・かためなどの食感に炊き分けられます。
また、通常の「玄米ごはん」コースに加えて、「玄米高速」コースを搭載しているのもうれしいポイント。約68〜75分での炊き上げが可能で、時間のかかる玄米の炊飯がすばやく完了します。
そのほか、ひとめぼれ・コシヒカリ・ゆめぴりかなど、73種類の銘柄炊き分けができるのもメリット。それぞれのお米がもつ特徴を引き出せる炊き方で、お米をよりおいしく楽しめます。
第3位 象印マホービン(ZOJIRUSHI) IH炊飯ジャー 極め炊き NW-VE10
うまみを引き出し、芯までふっくらした玄米が食べられる玄米炊飯器を求めている方におすすめの製品です。「豪熱沸とうIH」機能を搭載しているのもうれしいポイント。ふたヒーター・胴ヒーター・IHヒーターの3種類のヒーターで、沸とうしてからも火を引かずに高火力でしっかりと炊き上げます。
「うるつや保湿」機能を採用しているのも特徴のひとつ。底センサーが温度を感知し、適した火加減で保温することで、炊飯後30時間まで玄米や白米などをおいしく食べられます。
さらに、玄米専用の炊飯メニューに加えて、雑穀米やもち麦などのさまざまなお米のメニューがあるのもメリット。カラーはブラックとホワイトの2種類をラインナップしています。
第4位 タイガー魔法瓶(TIGER) 土鍋圧力IHジャー炊飯器 炊きたて JRX-T100K
一流料亭のごはんをイメージして設計された、お米一粒一粒の甘みを味わえる炊飯器。土鍋ならではのおいしさを楽しみたい方におすすめのアイテムです。
ゆっくり熱が伝わる土鍋の特性を活かし、遠赤効果によりお米のうまみを引き出します。また、通常の玄米モードに加えて、「炊込み(玄米)」モードを備えているのも魅力のひとつです。
さらに、70種類の銘柄炊き分けができるのもメリット。そのほか、コシヒカリの産地別炊き分けなど、産地ごとに適した炊き方も選べるため便利です。「一合料亭炊き」機能がついているのもポイント。専用の中ぶたを使用することで、5.5合炊きの本製品でもしっかりと熱を均等に伝えられます。
第5位 象印マホービン(ZOJIRUSHI) IH炊飯ジャー STAN. NW-SA10
スタイリッシュかつおしゃれな玄米炊飯器を探している方におすすめのアイテム。「スタンダードをつくり続ける」をコンセプトに設計された「STAN.」シリーズの製品です。
「豪熱沸とうIH」機能を採用しており、強火で炊き続けることで玄米のうまみを引き出します。そのほか、雑穀米・発芽玄米などをおいしく炊けるのも魅力のひとつです。
さらに、「ベビーごはん(離乳食)」モードを搭載しているのもメリット。赤ちゃんのいる家庭でも快適に使えて便利です。カラーはブラックとホワイトの2種類をラインナップしています。
第6位 タイガー魔法瓶(TIGER) マイコンジャー炊飯器 炊きたて JBS-A055
火加減や水加減の難しい玄米をふっくらと炊き上げられる玄米炊飯器が欲しい方におすすめの製品。高い蓄熱性と遠赤効果がある厚さ約3mmの「遠赤黒特厚釜」を採用しているのもうれしいポイントです。
また、炊飯時には釜全体を包み込む「釜包みヒーター」により、炊きムラを抑えながら高火力での炊き上げが可能。芯までふっくらとした、粘りのあるおいしいごはんを楽しめます。
玄米メニューや炊込みメニューに加えて、クッキング低温・クッキング高温・パン発酵・パン焼きなど多彩な調理メニューを搭載しているのも魅力のひとつ。カラーはマットブラックとマットホワイトの2種類をラインナップしています。
第7位 パナソニック(Panasonic) 可変圧力IHジャー炊飯器 Mシリーズ おどり炊き SR-M10A
マット調で高級感のあるデザイン性と優れた性能を備える炊飯器。急減圧による爆発的な沸とう力で、一粒一粒にしっかりと熱を伝える「おどり炊き」機能を搭載しています。
また、通常の玄米モードに加えて、ロウカット玄米専用コースを備えているのも特徴のひとつです。そのほか、食感炊き分け機能がついているのもメリット。好みに合わせて、「ふつう」「かため」「やわらか」「もちもち」の4種類の食感を楽しめます。
さらに、ふた加熱板が食洗機で洗えるのも魅力。日々のお手入れの手間を軽減可能です。カラーはブラックとブラウンの2種類をラインナップしています。
第8位 パナソニック(Panasonic) IHジャー炊飯器 COMPACT SR-KT060
3.5合炊きのコンパクトサイズながら、おいしい玄米が炊ける炊飯器です。一人暮らしの方におすすめのアイテム。内面に備長炭入りのコーティングを採用しているのもうれしいポイントです。
底面と下部に搭載された2段IHと、側面・ふたに配置されたヒーターにより、釜を包み込むようにしっかりと加熱。ふっくらとした炊き上がりを楽しめます。玄米の専用コースに加えて、雑穀米や炊き込みごはんなど、さまざまな調理ができるのもメリットです。
また、タッチキーとガラスパネルを搭載したおしゃれなフラット天面も魅力のひとつ。キッチンになじみやすく、洗練した印象を与えられます。
第9位 バルミューダ(BALMUDA) The Gohan K08A
高級感のあるおしゃれな玄米炊飯器を求めている方におすすめの製品。本製品は3合炊きのため、一人暮らしの方や毎回炊き立てのごはんが食べたい方にもぴったりのアイテムです。
内釜と外釜の二重釜構造を採用しているのも特徴のひとつ。外釜に入れた水の加熱により発生する蒸気の力で、お米を動かさずにじっくりと丁寧に炊き上げます。お米の表面が傷つきにくく、粒立ちのよいごはんを味わえるのが魅力です。
玄米モードでは高めの水温を使用し、浸水なしで90分で炊き上がるのもうれしいポイント。カラーはブラックとホワイトの2種類をラインナップしています。
第10位 日立(HITACHI) IHジャー炊飯器 圧力&スチーム ふっくら御膳 RZ-V100GM
炊飯時の蒸気が少ない玄米炊飯器を探している方におすすめのアイテムです。「蒸気カット」機能を備えており、スライド式の棚に設置できるのもうれしいポイント。部屋に炊飯のにおいがこもりにくいのもメリットです。
「圧騰甘み炊き」機能を採用しているのも魅力のひとつ。「浸し」「加熱」「高温蒸らし」の3つのステップで甘みを引き出し、粒立ちのよいおいしいごはんを炊き上げます。
玄米コースに加えて、炊込みごはん・おかゆ・おこわなど多彩な炊飯コースを搭載しているのも特徴です。
第11位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ジャー炊飯器 3合 RC-MSA30
蓄熱性と熱伝導性のバランスに優れた、3mm厚の極厚火釜を採用した人気の炊飯器です。上下にヒーターを搭載し、釜を包み込むように加熱するのが特徴。炊きムラが少なくお米のうまみを逃しにくいので、ふっくらとしたおいしいごはんが楽しめます。好みに合わせて、3通りから食感を選べるのもポイントです。
玄米に加えて、雑穀米・麦飯・おかゆにも対応しており、スイッチひとつで簡単に炊飯が可能。計50銘柄のお米を炊き分ける「銘柄炊き」も魅力です。パーツは内ぶたと内釜だけなので、お手入れも簡単。安い価格で手に取りやすく、費用を抑えたい方にもおすすめの炊飯器です。
第12位 三菱電機(MITSUBISHI) ジャー炊飯器 備長炭 炭炊釜 NJ-SE06F
浸け置きしなくてもごはんをふっくらと炊き上げる人気の炊飯器です。超音波振動で吸水を促す「可変超音波吸水」により、洗米後すぐに炊飯できるのがメリット。設定に合わせて超音波を調節するため、冷めてもおいしく食べられます。お弁当やおにぎりはもちろん、手巻き寿司などにもおすすめです。
アルミとステンレスの2層厚釜に備長炭コート、胴周りに炭コートを施しているのが特徴。加えて全方向から加熱する5重のヒーターにより、大火力を実現しています。お米のうまみと粒感を引き出した、おいしいごはんを味わえるのが魅力です。玄米や麦飯を含む全11種類の炊飯メニューも搭載しています。
第13位 マクスゼン(maxzen) 2.0合炊飯器 RC-MX201
デザインも機能もシンプルで使いやすい人気の炊飯器です。2合炊きサイズなので、一人暮らしや二人暮らしにおすすめ。対流を生み出す水深を深くした設計により、少量でもおいしく炊き上げます。ごはんがふっくらと仕上がり、乾きにくいのがポイントです。
炊飯・早炊・無洗米・玄米の4つの炊飯コースを搭載。玄米は1.5合まで炊飯でき、中までふっくらとしたおいしい玄米が楽しめます。シンプルな操作パネルでわかりやすく、直感的な操作が可能です。
インテリアに馴染みやすい、スタイリッシュなデザインも魅力。本体サイズ約幅20.8×奥行18.85×高さ18.5cmとコンパクトで、狭いキッチンにも置きやすい炊飯器です。
第14位 アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 炊飯器 5.5合 IH 50銘柄炊き RC-IL50
幅広い調理に対応する人気の炊飯器です。複層構造の極厚火釜を採用しており、熱伝導性に優れているのが特徴。玄米・胚芽米や雑穀米など全6種類のヘルシーメニューを搭健しているため、健康志向の方にもぴったりです。機能性に優れながら5.5合炊きとしては安いので、コスパ重視の方にもおすすめ。インテリアとして映える、おしゃれなデザインも魅力です。
115~125℃までの温度設定と、5~80分までの時間設定が可能な「パン・ケーキ機能」も搭載。加えて28~75℃の低温調理にも対応しているため、ローストビーフや温泉卵も簡単に作れます。メイン料理からスイーツまで、多彩なメニューを楽しめるのがメリットです。
第15位 山善(YAMAZEN) 炊飯器 マイコン式 5.5合炊き YJP-DM102
メニューに合わせて炊き分ける13コースを搭載した人気の炊飯器です。白米の食感を3通りから選べるほか、玄米や雑穀米などの炊飯も可能。玄米は3合まで対応し、70~85分程度で仕上がります。吸水しすぎないように炊き上げる「すし飯」や、冷凍保存に適したごはんを炊き上げる「冷凍ご飯」も便利です。
シンプルながらおしゃれな印象を与える、スタイリッシュなデザインも魅力。狭いキッチンにもスッキリと設置できます。見やすいシンプルな表示部で、使い勝手も良好。手ごろな価格で購入しやすいので、安いアイテムを求めている方にもおすすめです。
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おいしい玄米の炊き方
ボウルに玄米を入れて水を注ぎ、軽くかき混ぜてホコリを取り除きます。両手をすり合わせながらもみ洗いをして水を流しましょう。玄米の表面に傷がつくことで水を吸いやすくなり、やわらかく炊き上がります。
玄米を炊飯器の内釜に移したら、玄米用の目盛に合わせて注水。玄米用の目盛がない場合は、玄米量の1.3~1.5倍の水加減が目安です。1合に対して塩をひとつまみ入れると、玄米特有のにおいやクセが抑えられます。また、玄米は白米よりも水を吸収しにくいので、水加減の調節を終えたら浸水しておくのがおすすめ。夏場は3時間以上、冬場は6時間以上が目安です。
なお、「玄米メニュー」を搭載した炊飯器には基本的に吸水の工程が含まれているため、事前に吸水させる必要はありません。ただし、炊き上がりがかたい場合は、炊飯スイッチを押す前に2時間程度玄米を吸水させてみてください。
炊き上がったら、すぐにふたを開けずに10分程度蒸らすとよりふっくら仕上がります。玄米は早く味が落ちやすいので、残った分は小分けにして冷凍保存するのがおすすめです。
普段の生活に取り入れている方も多い玄米。しかし、玄米をおいしく炊き上げるのは難しいと感じている方も多いはずです。今回ご紹介したおすすめモデルを参考に、玄米を手軽においしく炊ける炊飯器を見つけてみてください。