家電の中でも必需品のひとつとして炊飯器。なかなか買い替えない上に高額な買い物なので、慎重にこだわって炊飯器を選びたいものです。また、さまざまな機能がある炊飯器が増えてきて、何を基準に炊飯器を選べばいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、炊飯器で人気が高いメーカーの紹介と合わせて、おいしいお米が炊ける5〜5.5合炊きの炊飯器をご紹介します。

5〜5.5合炊飯器がおすすめの人数

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5〜5.5合炊飯器は3〜5人の家族におすすめ。小さな子どものいる核家族にちょうどよいサイズで、5.5合で約11膳分のごはんが炊けます。

また、炊飯器は実際に炊く量よりも、少し多めの合数を選ぶのがおすすめ。炊飯器の加熱能力に余裕ができ、しっかりとまんべんなく米に火を通すことができるため、普段3合~4合のごはんを炊飯する家庭であれば5〜5.5合炊飯器を使うことでよりおいしく炊きあげることが可能です。

1日で5合以上消費する家庭ならば、朝晩で2回に分けて炊けば十分まかなえます。朝から夜までの長時間保温するよりも炊飯する際に使う電気代のほうが安くなるため、ごはんのおいしさや光熱費からも朝晩に食べる分を炊飯することがおすすめです。

5〜5.5合炊飯器の選び方

加熱方式で選ぶ

リーズナブルでコスト面が優秀なマイコン炊飯器

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マイコン炊飯器は内釜と外釜に電気ヒーターによって加熱します。熱量はIHタイプよりも低く、炊飯前にしっかりした浸水が必要です。さらに炊飯量が多いと火力不足になり加熱にムラができてしまうため、一度に5合以上炊く家庭にはおすすめできません。

しかし、炊飯量が3合程度ならムラなくおいしく炊ける上に、低価格で購入できて電気代も抑えられるためコスト面でも優秀です。上蓋にヒーターがついている高級機種もあります。

お米をムラなく炊き上げるIH炊飯器

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5〜5.5合炊飯器でポピュラーなのがIH炊飯器。内釜自体が発熱し釜全体で高加熱できるため、ムラなくお米を炊くことが可能です。釜全体があたたまるので保温機能にも優れています。

一般的にマイコン炊飯器より価格は高めで、中価格帯の機種から高級機種までラインナップされており選択肢が豊富です。

IH炊飯器は炊飯方式にも注目

さらに高温で芯までふっくら炊ける圧力方式

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圧力IH方式の炊飯器は内釜に高圧力をかけることで、IH方式より高温でごはんを炊き上げます。ご飯の炊きあがりにこだわるなら、圧力IH方式の炊飯器がおすすめです。高温で芯までふっくら炊きあげるため、冷めてももちもちした食感が味わえます。

圧力とIHヒーターを組み合わせたモデルは5〜5.5合炊きの中でも多機能で高価な高級機種が多いですが、炊きあがりのおいしさからランキング上位を占めており、人気が高い炊飯器です。

水蒸気で美味しく保温するスチーム方式

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ごはんの保温にこだわるならスチーム方式のIH炊飯器がおすすめ。一定の保温時間がすぎると自動でスチームを投入し、ふっくらもちもちのごはんのままみずみずしく長時間保温します。

また、蒸らしの際にスチームを使用することで高温状態をキープし、少量のごはんでもおいしい炊きあがりが可能です。再加熱時にもスチームによって、炊きたてのようなつやつやなごはんに仕上がります。

浸水時間短縮で時短可能な超音波方式

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炊飯時間の時短機能を優先したいなら、超音波方式の炊飯器がおすすめです。超音波方式は浸水させているお米に超音波振動を与えることで、短時間でお米の芯までしっかり吸水させることが可能で、炊飯時間も短縮されます。研いですぐに炊飯できる点も便利です。

また、超音波によりお米の表面に保水膜を形成し旨みを閉じ込めるため、冷めてもおいしいお米に炊きあがります。

内釜の材質や構造で選ぶ

鉄製は高火力で炊き上げる

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鉄製の内釜は発熱性が高く、高い火力で炊けるのが特徴です。蓄熱性と断熱性に優れておりIHとの相性もよいためエネルギーのロスが少なく、お米の芯までしっかりと熱を通せます。

ただし、内釜は他の素材と比べ重くなるため、取り扱いには注意が必要です。重量はありますが、安定した材質で加熱ムラや炊きムラが起きにくくなります。

銅製は炊きムラの心配がない

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熱伝導性に優れ、熱を内釜全体にまんべんなく伝えるのが銅製の内釜です。また、内釜だけでなくお米にも熱が伝わる速度も速いため、炊きあがりのムラも抑えられます。

銅自体は柔らかい素材のためほかの材質が混合されていたり、多層化のコーティングとして用いられていたりする場合が一般的です。柔らかくてふっくらとした炊きあがりを好む方におすすめします。

高温でムラなく炊き上げる炭釜

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炭を使用した内釜は遠赤外線の効果と高い熱伝導率が特徴です。遠赤外線効果でお米の芯までしっかりと火が通り、鉄や銅と同様、高温でムラなくお米を炊きあげます。

釜自体が炭で作られているタイプと、炭が釜にコーティングされているタイプがあり、炭の純度が高い内釜は衝撃には強くありませんが、鉄釜よりも軽量です。

土鍋はねばりのある食感に

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内釜が土鍋の炊飯器は熱の伝わりがゆるやかで蒸らし効果に優れており、ねばりのある食感に炊き上げます。また、蓄熱性が高く遠赤外線効果があり、冷めにくいのが特徴です。

うっすらおこげができるなど、昔ながらの土鍋炊飯のよさも楽しめます。陶器のため厚手でやや重く、衝撃には弱く割れてしまうこともあるので取り扱いには注意が必要です。

機能で選ぶ

炊きあがりの食感を選べる機能

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ごはんの食感を選べる機能は料理に合わせてごはんの食感を変えたい方や、食べる人に合わせた硬さに炊きあげたい方など、ごはんの食感にこだわる方におすすめの機能です。

小さい子どもや高齢者には柔らかめ、歯ごたえのある炊きあがりが好きな方には硬めで炊き上げるなど、食感を選んで米を炊き上げられます。寿司やカレーなどは硬めに、おにぎりは柔らかめにといったメニューに合わせた食感を選ぶことも可能です。

ごはんのメニュー機能

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銘柄米や玄米などにこだわっている方におすすめなのが、お米の種類に合わせた炊き方を選べる機能です。それぞれの銘柄や玄米・胚芽米・無洗米など、お米の特徴を生かしておいしく炊きあげます。

米に合わせた水加減や浸水時間を気にする手間もなくなり、炊くのが難しい玄米や胚芽米も手軽においしく炊きあげることが可能です。

調理ができる機能

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パン生地を作ったりケーキを焼き上げたり、煮込み料理まで作れる調理機能を搭載している炊飯器は、炊飯器でさまざまな料理も楽しみたい方におすすめ。材料を入れてスイッチを押すだけで、さまざまな料理を楽しめます。

やけどの心配もなく安全に料理を作れるので、料理初心者の方にもおすすめです。炊飯器一つでごはんを炊いたり、おかずを作ったり、スイーツ作りをしたりとフル活用できます。

蒸気が出ない機能

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小さな子供がいる家庭や炊飯器を置くスペースが限られている場合などに人気なのが蒸気が出ない機能です。炊飯中に噴き出してくる蒸気に子どもが手をかざしてやけどをしたり、壁や棚が蒸気で濡れていたんでしまったりといった思わぬトラブルを未然に防ぎます。炊飯中の匂いが苦手な方や、できるだけ匂いを抑えて炊飯したい方にもおすすめです。

5〜5.5合炊飯器のおすすめメーカー

象印マホービン(ZOJIRUSHI)

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象印マホービンは創業時から「暮らしを創る」という企業理念をかかげつづけている調理器具メーカー。内釜に対して強いこだわりを持っており、かまど炊飯で使用されていた「羽釜」形状の内釜や、多くのモデルで蓄熱性にすぐれた鉄製の内釜を採用しています。

また、炊飯中のお米の対流にも着目し、激しい炎の動きを再現する「炎舞炊き」など、大火力を採用した機種が豊富です。圧力IH炊飯器は圧力を可変する技術にも定評があります。使いやすく炊飯器を長く愛用したい方におすすめのメーカーです。

タイガー魔法瓶(TIGER)

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タイガー魔法瓶は「世界中に幸せな団らんを広める」というビジョンを持ち、炊飯器や真空断熱保温の魔法瓶などのキッチン家電を多く製造しています。ぬくもりを感じられる製品が豊富です。

炊飯器のブランド名は「炊きたて」。魔法瓶で培われた保温技術を炊飯器にも応用し、中でも「土鍋IH」炊飯器は昔ながらの土鍋で炊いたごはんを味わえるモデルです。お米本来の味を味わうならタイガー魔法瓶の炊飯器をおすすめします。

パナソニック(Panasonic)

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さまざまな家電を手掛ける世界的なメーカーであるパナソニックの炊飯器は、お米がおどる「Wおどり炊き」や「おどり炊き」機能を搭載した機種を中心にさまざまな炊飯器がラインナップされています。

また、高温のスチームでさらに熱を与える「スチーム炊き」やおこめの鮮度を見極める「鮮度センシング」機能など、パナソニック独自の技術で、ごはんのおいしさを追求。ごはんを炊き分けたり、使い勝手を重視したりして炊飯器を選ぶ方におすすめです。

5〜5.5合炊飯器のおすすめモデル

象印マホービン(ZOJIRUSHI) 炎舞炊き NW-KA10

本製品は2018年に発売したモデルで、従来品から内釜の形状を一新。羽釜ではなくシンプルな形状になった内釜にはアルミとステンレスの間にIHと相性のよい鉄素材をはさみ込み、高い発熱効率や蓄熱性、熱伝導を実現しています。

さらに底部にはIHコイルを3個配置しており、それぞれ順番に電流を流すことでかまど炊きしている炎のゆらぎを再現。火力は前モデルと比べ単位面積あたり4倍となり、ごはん粒の大きさや甘み成分がアップしています。また、この加熱方式により、炊いたごはんの感想を入力すると次に食感を調整される「我が家炊き」メニューの炊き分け範囲が拡大。炊きあがりをより好みの食感に仕上げます。

タイガー魔法瓶(TIGER) GRAND X THE炊きたて JPG-X100

土鍋の内釜にこだわっている5.5合炊飯器です。2017年に発売された本製品は土鍋の素材を見直し「炭化ケイ素」を配合。蓄熱性の高い土鍋に熱伝導性がよい炭化ケイ素が加わり熱伝導率は従来の2.5倍になりました。素早く熱が伝わることでお米の甘みや香りが一層アップしています。

また、内釜には「口絞り構造」を採用し、内釜内の蒸気が蓋のような役割を持つため熱を逃しません。内釜をおおっている「遠赤特大土かまど」は従来よりも11.4%表面積がアップ。これにより高火力で炊飯することが可能になりました。ごはんがべたつかず、ひと粒ひと粒が立っていてもちもちとした弾力のある食感に仕上げます。

なお、内釜と同素材のふたが付属されており、おひつとしても使用可能です。土鍋炊き本来のおいしさを味わえます。

パナソニック(Panasonic) Wおどり炊き SR-VSX108

本製品は、Wおどり炊きは加圧と減圧を繰り返しながら炊飯することで激しい対流を起こし、IHコイルの通電の切り替えにより泡の向きを内向き、外向きに変えてさらに対流を生み出し、お米を「おどらせて炊く」のが特徴です。

さらに「鮮度センシング」機能を搭載し、コメの鮮度に合った圧力制御により新米も乾燥米も同じレベルの炊きあがりを実現。さらに仕上げのタイミングで220℃の加熱水蒸気を噴射することで、旨みを封じ込め、ハリとツヤのあるごはんに炊きあげます。保温時にも定期的にスチームが投入されるので、炊きたてのつやと味わいを保ったまま保温可能です。

パナソニック(Panasonic) Wおどり炊き SR-SPX107

合計6段の強力な加熱ときめ細かい火力の調整に加え、加圧と減圧による対流でお米をおどらせて炊きあげる「Wおどりだき」を搭載したモデルで、甘みともちもち感したふっくらした炊きあがりが特徴です。

銀シャリはふつうやかため、やわらかのほか、もちもちやしゃっきりなど10種類の食感に炊きあげられます。また、お米の銘柄に合わせた炊き分けメニューも50種類搭載。お米の銘柄ごとの違いや味を楽しみたい方におすすめの5.5合炊き圧力IH炊飯器です。

三菱電機(MITSUBISHI) 本炭釜 KAMADO NJ-AW109

和風テイストのデザインが人気の5.5合炊きIH炊飯器。内釜の厚い羽釜には純度99.9%の炭素材を採用しています。羽より上の部分がかまどからはみ出すことで温度差が生まれ、沸騰したときに発生する泡を抑制。火力を弱めずに大火力で沸騰させ続けることができるため粒がたったふっくらした炊きあがりです。

また、圧力をかけずに炊くためしっかりとした弾力を実現。全国29品種のブランド米に対応した「銘柄芳醇炊き」機能はそれぞれの銘柄の個性とうまみを引き出します。お米本来の味を楽しみたい方にぜひおすすめしたい5.5合炊き炊飯器です。

日立(HITACHI) ふっくら御膳 RZ-AW3000M

炊飯中の水蒸気を内蓋内に溜め込みスチームとして噴射するスチーム式圧力IH炊飯器です。また、1.2気圧(105℃)の高温で炊飯し、蒸らし中も高温を保ったままスチームを投入。最後まで高温をキープすることで、ふっくらと甘くつややかに炊きあげます。

また、蒸気がほとんど出ない「蒸気カット機構」を採用し安全性も高く、置き場所を選びません。さらに内釜を薄くし軽量化しています。わずか約720gの内釜は米3合と水を入れても1.7kgと取り扱いやすい点でも優秀です。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 米屋の旨み RC-PA50

低価格でもおいしくお米を炊ける5.5合炊きの炊飯器を探している方におすすめの製品です。アイリスオーヤマはもともと精米事業からスタートしたメーカーで、お米に対する知見が炊飯プログラムに活かされています。

搭載されているモードの多彩さも魅力です。ごはん中の難消化でんぷんを増やす食物繊維モードは、おいしさはもちろん健康にも意識した機能。煮込みモードもあるため、ボタンを押して時間を置いておくだけで簡単なおかず調理も可能です。

さらに、おむすびやカレー、どんぶりなどごはんの食べ方に合わせた「こだわり炊き分け機能」も搭載されています。ほかにも銘柄ごとに炊き分けモードがあり、こしひかり・あきたこまち・つや姫・ゆめぴりか・ひとめぼれ・ヒノヒカリとそれぞれの米に合わせた炊き方を選択可能です。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 米屋の旨み 銘柄炊きジャー炊飯器 RC-MA50-B

1万円を切るリーズナブルさが魅力のマイコン炊飯器。銘柄ごとに炊き分けができるほか、蒸し料理や煮込み料理モードもあり機能も充実しています。無洗米・白米・炊き込み・おかゆ・玄米といった6つの炊飯モードのほか、主要31銘柄の炊き分けが可能です。

底だけではなく、ふたにもヒーターを搭載し3.1mmの厚釜を採用していることで、均一に熱が伝わりムラなく炊きあがります。大火力で一気に過熱するので芯までふっくら仕上がり、さらに最後に追い炊きすることで水分を飛ばしてお米の香りを引き立てているのが特徴です。