パソコンやゲーム専用機のゲームコンテンツを大迫力の画面で楽しめる「ゲーミングモニター」。最近では4Kコンテンツに対応するモデルも増えてきています。人気MMORPGなどの世界観に没入したいなら、4Kゲーミングモニターがおすすめです。
そこで今回は、4K対応ゲーミングモニターのおすすめモデルをご紹介。おすすめメーカーや選び方も解説するので、チェックしてみてください。
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4Kゲーミングモニターのおすすめメーカー
エイスース(ASUS)
エイスースは、台湾の台北市に本社を置くパソコンやスマートフォン、周辺機器のメーカー。日本国内でもノートパソコン「ZenBook」シリーズやスマートフォン「ZenFone」シリーズが人気です。
また、ゲーミングブランドとして「ROG」シリーズを展開。ゲーミングマウスやヘッドセットだけでなく、ゲーミングパソコンやビデオカード、ゲーミングルーターといったさまざまなゲーム関連製品をラインナップしています。
ゲーミングモニターのラインナップも豊富で、4Kかつ144Hz対応のモニターを開発しているなど、最先端の技術を追求。NVIDIAのGPU「G-SYNC」に対応しているモデルもあり、高品質なゲーミングモニターを求めるプレイヤーに応える製品を発売しています。
ベンキュー(BenQ)
ベンキューは台湾の電気機器メーカーで、日本でもプロジェクターや液晶モニターなどの製品が人気です。プロフェッショナル向けのe-スポーツデバイスの開発を専門とするブランド「ZOWIE」を立ち上げ、ゲーミングモニターやゲーミングマウスを手掛けています。
4Kモニターのなかには、AMD FreeSyncテクノロジーを採用したモデルがラインナップされているのもポイント。ディスプレイのチラつきやカクつきを軽減できるので、スムーズな映像体験が得られるのも魅力です。
アイ・オー・データ(I-O DATA)
アイ・オー・データは、石川県金沢市に本社を構える老舗の精密機器メーカーです。SSDやNASといったストレージ機器から、Wi-Fiルーターやスイッチングハブといった通信機器まで、さまざまなパソコン周辺機器を製造しています。
ゲーミングモニターにおいては、FPS向けとMMORPG向け、FPS/MMORPG向けの3ラインがある「GigaCrysta」シリーズを展開。解像度はフルHD(1920×1080)が中心で、UWQHD(3440×1440)のほか、4Kモデル(3840×2160)もラインナップしています。
4Kゲーミングモニターのおすすめ|PC向け
アイ・オー・データ(I-O DATA) 160Hz&4K対応27型ゲーミングモニター GigaCrysta 広視野角モデル EX-GCU271HXAB
広視野角なAHVAパネルを採用した4Kゲーミングモニターです。斜めの角度から見ても色鮮やかでキレイな映像が楽しめると謳っています。画面サイズは27インチです。
本製品は、最大160Hzの高リフレッシュレートに対応しています。オーバードライブ機能をオンにすれば応答速度は1ms(GtoG)に到達し、残像感を軽減可能。DisplayHDR 400に対応しているのもメリットです。
オーディオミキサー機能のGC Mixerを搭載しており、外部機器を使わずにPCやスマホのボイスチャットの音声をミックスして出力できます。スマホでボイスチャットをしている方にもおすすめです。
エイスース(ASUS) ROG Strix 32インチ 4Kゲーミングモニター XG32UQ
32インチと大きめな4Kゲーミングモニターです。大画面の製品がほしい方におすすめ。人間工学に基づいて設計されており、前後左右の角度や高さの調整ができます。100×100mmのVESAマウントに対応しているのもポイントです。
最大160Hzのリフレッシュレートと、1ms(GtoG)の応答速度により、にじみやモーションブラーのない滑らかな映像を描画できると謳っています。NVIDIA G-SYNC Compatibleに対応しているのもメリットです。
DisplayHDR 600と量子ドット技術により、広色域・高コントラストを実現。MMORPGやサバイバルホラーをプレイする方にもおすすめです。インターフェースはHDMI 2.1やDisplayPort 1.4のほか、USB 3.2を2つ搭載しています。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) UltraGear 27インチ 4Kゲーミングモニター 27GP95R-B
Nano IPSにより美しさと速さを両立したと4Kゲーミングモニターです。リフレッシュレートは144Hz、応答速度は1ms(GtoG)と描画スピードにも優れています。画質と速度を求める方におすすめです。
映像を出力するまでの過程を一部省略することで遅延を最小限に抑えるDASモードを搭載。AMD FreeSync Premium Proと、NVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応しており、チラつきやカクつきを軽減できます。
画面サイズは27インチです。チルト角や高さを調整できるうえ、ピボット機能で縦画面にできるのもメリット。4辺フレームレスを採用しており、マルチディスプレイにもおすすめです。
JAPANNEXT 28インチ 4Kゲーミングモニター JN-280IPS144UHDR
フレームレスデザインを採用した4Kゲーミングモニターです。マルチディスプレイ環境におすすめ。マルチウィンドウ機能を搭載しており、2つの入力映像を左右に並べて表示したり、角に小さく表示したりできます。
144Hzのリフレッシュレートと1ms(MPRT)の応答速度も魅力です。HDR10に対応しているのもポイント。フリッカーフリーやブルーライト軽減機能を搭載しているので、長時間使用する方にも向いています。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) 4Kゲーミングモニター 32GR93U-B
31.5インチサイズの大画面ディスプレイを搭載した、4Kゲーミングモニター。大きいモニターで迫力のある映像を楽しみたい方におすすめです。液晶パネルにはIPSパネルを採用しており、広視野角で色鮮やかな映像を表示できます。
リフレッシュレートは144Hzで、応答速度は1ms。滑らかかつ残像感の少ない映像で快適にゲームをプレイできます。さらに、DisplayHDR 400にも準拠しているので、HDRコンテンツを楽しみたい方にもぴったりです。そのほか、画面端にフレームレートを表示する「FPSカウンター」や、暗いシーンの視認性を向上する「ブラックスタビライザー」などのゲーム向けの機能も複数搭載しています。
スタンドは、チルト・高さ調節・ピボット機能に対応。映像入力端子には、HDMIを2基とDisplayPortを1基搭載しています。加えて、USB 3.0ハブも2基あるので便利です。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) 4K 144Hz対応 31.5インチモニター 32UQ750-W
31.5インチのVAパネルを採用した4Kゲーミングモニターです。コントラスト比が高く暗所の表現に優れているので、ホラーゲームをプレイする方にもおすすめ。ブラックスタビライザー機能により、暗くて見にくい部分を明るく映し出すことも可能です。HDR10に対応しているため、映像を鮮明に描写できます。
リフレッシュレートは144Hzです。DASモードを搭載しており、映像を出力するまでの処理を一部省略することで、描画速度を上げられます。AMD FreeSync Premiumに対応しているのもメリットです。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) 31.5インチ UltraGear OLED 32GS95UE-B
VESA Dual Modeに対応した、31.5インチの4Kゲーミングモニター。4K 240HzとフルHD 480Hzの両方が利用できるおすすめのモデルです。RPGは壮大なゲームの世界を高精細な画面で楽しみ、FPSは高リフレッシュレートで相手の動きを正確に捉える、といった具合にプレイするゲームに合ったモードが選べます。
フルHD表示の場合、画面サイズを24インチと27インチに切り替えられるのがポイント。FPSなど、小さめの画面で全体を把握したいゲームで便利です。有機ELディスプレイを採用しているため、メリハリのあるクリアな映像が見られます。
デル(Dell) 32インチ 4K UHDゲーミング モニター G3223Q
Fast IPSパネルを採用した32インチの4Kゲーミングモニターです。144Hzのリフレッシュレートと1ms(GtoG)の応答速度が魅力。FPSのような動きが速いゲームをプレイする方におすすめです。
NVIDIA G-SYNC Compatibleと、AMD FreeSync Premium Proをサポートしており、チラつきやカクつきを軽減できます。DisplayHDR 600に対応しているのもポイントです。
ComfortView Plus機能を搭載しており、色精度やクリアな画質を損なうことなくブルーライトの発生を軽減できます。
ベンキュー(BenQ) MOBIUZシリーズ 32インチ 4K ゲーミングモニター EX3210U
treVoloスピーカーによる高音質サウンドシステムを搭載した32インチの4Kゲーミングモニター。モニターから音を出力させたい方におすすめです。
リフレッシュレートは144Hz、応答速度は1ms(MPRT)と描画スピードが高速です。AMD FreeSync Premium Proに対応しており、チラつきやカクつきを抑えられるのも魅力。また、ベンキュー独自技術の「HDRi」技術により、色彩・コントラスト・ディティールを最適化すると謳っています。
コルセア(Corsair) XENEON 32UHD144-A CM-9020006-JP
スリムな本体とスリムベゼルを採用した、スタイリッシュな4Kゲーミングモニター。画面のサイズは32インチで、液晶パネルにはIPSパネルを採用しています。ゲームの世界に没入できる迫力のある映像を楽しみたい方におすすめのモデルです。
また、sRGBとAdobe RGBを100%カバーしているので、リアルな色味を再現できるのも魅力のひとつ。リフレッシュレートは144Hzで、応答速度は最大1msに対応しています。激しいシーンもくっきりと観やすいように表示可能です。
映像入力端子には、HDMI 2.1×2・DisplayPort 1.4・USB Type-Cを搭載しています。さらに、USBハブを複数搭載しているのも便利なポイント。スタンドはチルト機能と高さ調節機能に対応しています。
4Kゲーミングモニターのおすすめ|PS5 / PS4 Pro向け
エムエスアイ(MSI) MAG 27インチ 4Kゲーミングモニター 274UPF
MSI独自の「RAPID IPSパネル」を採用しており、高画質・高速応答・広視野角を謳っている4Kゲーミングモニターです。リフレッシュレートは144Hz、応答速度は1ms(GtoG)。PS5と接続すれば最大120Hzの描写が可能です。
DisplayHDR 400に対応しており、肉眼での見え方に近い自然な表現ができるのもポイント。ナイトビジョン機能により、夜や暗闇のシーンでも視界を確保できます。アンチフリッカー・アンチモーションブラー・ブルーライトカット機能を搭載しているのもメリットです。
JAPANNEXT 27インチ JN-IPS27144UHDR-HSP
最大144Hzの高リフレッシュレートパネルを採用した、27インチの4Kゲーミングモニターです。PS4 Proはもちろん、PS5のグラフィック性能もフルに発揮できるおすすめのモデル。HDRに対応しているため、白飛びや黒つぶれを抑えた鮮明な映像が見られます。
2W+2Wのスピーカーを内蔵しており、外部スピーカーを繋がずに利用できるのも便利です。DisplayPort 1.4とHDMI 2.1端子を各2つ搭載しているので、家庭用ゲーム機やゲーミングPCなど、さまざまな機器に接続できます。
JAPANNEXT 4Kゲーミングモニター JN-315IPS144UHDR-N
31.5インチのIPSパネルを搭載した4Kゲーミングモニターです。大画面の製品を求める方におすすめ。最大144Hzのリフレッシュレートと1ms(MPRT)の応答速度が魅力です。PS5との120Hz接続にも対応しています。
スタンドは上下左右の角度や高さの調整が可能です。ピボット機能で90°回転させて縦画面にもできます。100×100mmのVESAマウントに対応しているので、モニターアームに固定したい方にもおすすめです。
4Kゲーミングモニターの選び方
リフレッシュレートで選ぶ
リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回切り替わるかを示した数値です。単位には「Hz(ヘルツ)」を用います。数値が高いほど画面が切り替わる回数が多くなるので、滑らかな映像を表示可能です。
動きの激しいシーンの視認性も向上するので、より快適なゲームプレイを実現します。特に、FPSなどの対人ゲームの場合は、映像の滑らかさが勝敗を左右する場合も。長時間快適にゲームをプレイしたい方も要チェックです。
ゲーミングモニターの多くは、144Hz以上の高速なリフレッシュレートに対応しています。4Kゲーミングモニターにも、ハイリフレッシュレートに対応したモデルが複数ラインナップ。パソコンのスペックは必要になりますが、高精細かつ滑らかな映像を楽しめるので、よりゲームの世界に没頭できます。
画面サイズで選ぶ
ゲーミングモニターの画面サイズは、24~28インチのモデルが人気。30インチ以上のモデルもありますが、FPSなど動きが速いゲームの場合、画面領域が広すぎると隅々まで目で追うのが大変です。また、解像度が同じ4K(3840×2160)の場合、画面サイズが大きくなるほど画質は粗くなってしまいます。
さらに、プレイヤーとディスプレイとの距離も重要な要素。デスク上にディスプレイを設置してプレイする方なら27インチ前後、ソファに座ってディスプレイから離れた距離でプレイする方なら30インチ以上がおすすめです。
ゲーム以外でも動画編集やグラフィック系アプリを使用する方なら、作業領域を広く取れる大きめのサイズを選びましょう。また、ベゼルの面積が狭いほど全体のサイズがコンパクトになり、ゲームへの没入感も高まります。
応答速度で選ぶ
ゲーミングモニターの応答速度とは、パソコンやゲーム機から出力された映像信号が、実際に画面に表示されるまでにかかる時間です。ms(ミリ秒)という単位で表現。例えば1msなら、0.001秒で画面が切り替わります。数字が小さいほどタイムラグが少なく、ゲームの展開に応じて素早く画面が切り替わっていきます。
また、応答速度とは厳密には画面の色が白から黒、黒から白へ切り替わる速さのことです。メーカーによってはGtoG(Gray to Gray)という尺度を用い、中間色が切り替わる応答速度の目安にしています。実際のゲームは白と黒の切り替えより中間色の切り替えが多いので、GtoGの応答速度を重視するのもおすすめです。
FPS・RPGなどプレイするゲームに合ったパネルの種類で選ぶ
IPSパネル
IPSパネルは、水平に寝かせた液晶分子を横方向に回転させることでバックライトの光量を調節する方式です。視野角が広く、色再現性が高いので一般的なパソコンモニターでも広く使われています。
IPS方式のデメリットは、コストが高いことと応答速度があまり速くないこと。動きが速いゲームにはあまり向いていませんが、MMORPGなどグラフィックが美しいゲームを堪能したい方におすすめです。
VAパネル
VAパネルは、電圧がオフのときに液晶分子が垂直、最大電圧のときに水平になることで光の量を調節する方式です。電圧オフにするとバックライトを完全に遮断できるので黒の表現に優れるほか、コントラスト比が高いことがポイント。まるで映画のような暗めの映像表現が多いゲームにおすすめです。
一方、応答速度が遅く、視野角も狭めなのがVA方式のデメリット。そのため、FPSなど動きが速いゲームには不向きです。
入力端子をチェック
ゲーミングモニターの映像入力端子は、HDMIとDisplayPortの2方式が主流です。それぞれバージョンによって伝送可能な解像度とリフレッシュレートが異なります。
HDMIで現在主流のバージョン1.4の場合、4Kなら30Hz、フルHDなら144Hzまで対応。バージョン2.1では、4K・フルHDともに240Hzまで対応しています。
DisplayPortでは現在主流となっているバージョン1.2の場合、4Kなら50Hz、フルHDなら240Hzまで対応。バージョン1.4では、4Kが120Hz、フルHDが240Hzまで対応しています。
また、ゲーミングモニター側の端子だけでなく、デバイス側の端子とケーブルも各規格・バージョンに対応している必要があります。
HDR対応かチェック
HDR(High Dynamic Range)は、従来のSDR(Standard Dynamic Range)と比べて、より広く明るさの幅を表現できる技術です。SDRの場合、明るい部分を表現しようとすると暗い部分が黒つぶれし、暗い部分を表現しようとすると明るい部分が白飛びしてしまいます。
HDR技術を使うと暗い部分と明るい部分の両方を見やすく表現できるようになり、人間が肉眼で見ている光景に近い映像表現が可能です。そのため、ダークシーンが多いMMORPGやサバイバルホラーにおすすめです。
なお、HDRを楽しむためには、ゲームコンテンツもHDR対応として制作されている必要があります。
4Kコンテンツの増加により、注目度が集まっている4Kモニター。高リフレッシュレートのモデルは数が少ないものの、ゲーミングに対応したモデルは増えてきています。興味がある方は、今回ご紹介した製品をぜひ参考にしてみてください。