BenQのMOBIUZシリーズは、独自の「HDRi 技術」により生み出される高品質な映像と「treVolo サウンドシステム」による優れたオーディオ、さらに滑らかな映像体験で没入感のあるゲーム体験を提供するゲーミングモニターブランドです。

用途や目的によって最適なモデルが分かれているため、どの製品が自分に適しているか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、MOBIUZシリーズの5台を実機で徹底比較。それぞれの特徴や違いを解説しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。

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BenQのゲーミングモニターMOBIUZシリーズの比較表

BenQのゲーミングモニターMOBIUZシリーズ共通の特徴とは?

幅広い色域に対応しているほか、独自の「HDRi」技術を搭載

EX2510Sは、sRGBカバー率が99%と広色域。ゲームや映画の映像をリアルに再現できるのが魅力です。また、その他4モデルもP3カバー率90~98%と非常に精確な色表現が可能。鮮やかな色彩が楽しめるのはもちろん、イラスト制作などのクリエイティブな作業にも適しています。

また、BenQ独自の「HDRi」もポイント。HDRiとは、映像が黒つぶれしたり白飛びしたりするのを抑える「HDR」に、モニター周囲の照明・コンテンツの明るさを感知し自動でコントラストを調節する機能「ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)」を加えた技術です。

「ゲームHDRi」と「シネマHDRi」の2種類のモードが選べるのが特徴。ゲームHDRiを選んだ場合、室内などの暗いシーンでディテール・コントラストが強調されます。暗がりに隠れた敵が見やすくなるほか、より鮮やかな表現になるため没入感の高い映像を楽しむことが可能です。

シネマHDRiは、映像が色あせないようコントラストとカラーパフォーマンスを向上。メリハリのある色味で映画鑑賞できます。

リフレッシュレートは144Hz以上・応答速度は1msに対応

FPSゲームや格闘ゲームなどをプレイするうえで、映像の滑らかさに関係する「リフレッシュレート」は重要度が高い項目といえます。リフレッシュレートとは、1秒間に何回画面が更新されるかを表す数値のこと。単位にヘルツ(Hz)が用いられます。

一般的なモニターは60Hzや75Hzまでしか対応していない場合がありますが、MOBIUZシリーズは全モデル144Hz以上に対応。動きの激しいゲームでもブレの少ない映像を楽しめます。

また、画面の色が切り替わるまでにかかる時間「応答速度」も注目しておきたいポイント。応答速度には、中間色から別の中間色へ変わるまでの時間「GtG」と、動画を撮影して実際に画像が変化するまでの時間「MPRT」の2種類あります。

GtGのみ表記しているメーカーも多数あるなか、BenQは両方の計測値を記載。5つのモデル全て、より精確なMPRTで1msという高速な応答速度に対応しています。快適にゲームをプレイしたい方にぴったりです。

高音質なtreVoloオーディオシステムを搭載

スピーカーが搭載されているゲーミングモニターは数多く販売されていますが、高音質なサウンドを楽しめるモデルは希少です。

そこでBenQは、コストや内部構造といった問題をクリアした2.1chの独自オーディオシステム「treVoloスピーカー」を開発。MOBIUZシリーズに搭載しました。別途スピーカーを用意せずに、ゲーミングモニター本体だけで響くような重低音、抜けのよい高音が楽しめます。

FPS・シネマ・ポップ/ライブ・レーシング・スポーツゲームといった、それぞれのジャンルに適した5つのサウンドモードを選べるのもポイント。「FPS」は、サウンドのローカライズを強調することで、足音や武器の音が識別しやすくなるモードです。

「シネマ」を選んだ場合、会話音声が明瞭になるなど、より没入感の高い状態で映画を楽しめます。長時間の音楽ライブ鑑賞に向いた「ポップ/ライブ」、立体的なエンジン音が楽しめる「レーシング」、歓声や実況がよりはっきりと聞こえる「スポーツゲーム」も便利。画質だけでなく、音にもこだわりたい方におすすめです。
※エントリーモデル「EX2510S」「EX2710S」は2.5W×2のみ

Black eQualizerやColor Vibranceなどの機能も

物陰や室内など、ゲーム内の暗いシーンで明るさを調節する機能「Black eQualizer(ブラックイコライザー)」。視認性の向上が期待できるため、ゲーマーに人気があります。見えにくい場所に隠れるハイドと呼ばれる行為をしている敵も見つけやすく、ゲームをより有利に進めることが可能です。

「Color Vibrance(カラーバイブランス)」は、色彩度の調節が行える機能。自分好みのカラーセッティングができるため、映像の見やすさを重視する方におすすめです。

なお、上記2種類の機能のほかにも、MOBIUZシリーズ独自の「Light Tuner(ライトチューナー)」を搭載。-10~10の合計20レベルまで調節できます。明るすぎる場合はレベルを下げ、暗すぎる場合はレベルを上げるといった使い方が可能。ゲーム内設定だけでは微調節できない際に活躍します。

スタイリッシュなデザインも魅力

MOBIUZシリーズの魅力は、性能だけにとどまりません。トライアングル型、V字型のスタンドを採用。楕円形よりも引き締まった印象を与えられるため、デスク周りをスタイリッシュに魅せたい方に適しています。モニター直下にスペースが生まれるので、音声ミュートなどが割り当てられる配信用コントローラーなどを置くことも可能です。

「EX3210U」は高級感のあるホワイト、その他4モデルは暗めのシルバーのカラーリングが採用されています。正面だけでなく、背面まで全て考え抜かれたデザイン性もMOBIUZシリーズの魅力です。

BenQゲーミングモニターブランド「MOBIUZ」各カテゴリーの違い

本項目では、各カテゴリーの代表機種をご紹介。さまざまな実機の写真も掲載しているので、色合いやデザインなどが気になっている方はぜひ最後までチェックしてみてください。

【コスパ重視の方向け】エントリーモデル「EX2510S」

コンパクトな画面サイズ

EX2510Sの画面サイズは、MOBIUZシリーズのなかで最も小さい24.5インチ。画面の端までひと目で捉えやすいのが魅力です。

左端などに配置されるHPバーも視線をそらさず確認しやすいため、体力管理しながら戦うことが可能。状況をすぐ把握できるため便利です。

設置スペースを抑えられるのもポイント。小さめのデスクを使用している方に適しています。
左:EX2510S 右:EX2710Q

視野角が広いIPSパネルを採用

広視野角なIPSパネルを採用しているのもEX2510Sの魅力。IPSパネルは、画面を見る角度によって色が変わりにくいといった特徴があります。

デメリットとして、応答速度が遅かったりリフレッシュレートが低かったりする傾向にあることが挙げられますが、先述したとおりMOBIUZシリーズは1ms・144Hz以上と高性能なため、快適なゲームプレイが可能です。

また、165Hzの高リフレッシュレートに対応しているのも魅力。144fps以上の滑らかな映像で遊べるため、Apex Legendsやフォートナイトなどの人気FPSゲームのほか、レーシングゲームにも適しています。

より高画質かつ大画面な「EX2710Q」もチェック

EX2510Sと同じエントリーモデルとして、EX2710Qも販売されています。本モデルは、EX2510Sよりも高精細なWQHDに対応しているのが特徴。ゲームだけでなく、動画編集やイラスト制作などのクリエイティブな作業にも向いています。

画面サイズも27インチと大きめ。より迫力あるゲーム映像・映画を楽しむことが可能です。その分価格はやや高めになるため、予算をできる限り抑えたい場合はEX2510S、映像美や作業効率を重視する場合はEX2710Qをチェックしてみてください。

【没入感重視の方向け】湾曲モデル「EX3210R」

ゲームの世界に惹き込まれる湾曲率

「EX3210R」は、一般的なゲーミングモニターとは異なり画面が湾曲しているモデルです。画面がどれだけ曲がっているかは、湾曲率から確認できます。単位は「R」を使用。数値が小さいほど大きく湾曲していることを表します。

EX3210Rの湾曲率は1000Rです。人間の視野とほぼ同じなので、31.5インチの大画面でも全体を一望しやすいといったメリットがあります。視界いっぱいに画面が広がるため、没入感の高い状態でゲームをプレイしたり映画鑑賞したりすることが可能。平面タイプよりも映像の迫力や臨場感を味わえます。

フルHDよりも精細なWQHDに対応

「EX3210R」は、フルHDよりも高画質なWQHDに対応しています。ゲーム側が対応している必要があるものの、MMORPGなどの美麗なゲーム映像をよりキレイに表示できるため、画質を重視する方にぴったりです。

また、やや文字が小さくなりますが、画面に表示できる情報量が多いのも魅力といえます。ブラウザを左右に並べて作業したり、アプリを大画面で開いたりする際に便利です。テレワークなどを快適に行いたい方にもおすすめ。幅広い用途に対応するゲーミングモニターです。

リモコン付属で操作がラク

「EX3210R」には、電源ボタンや音量調節ボタンなどが本体に搭載されています。操作しやすい場所に配置されてはいるものの、都度手を伸ばす必要があるため姿勢を直さなければならない場合も。そこで活躍するのが、付属のリモコンです。

本体に備え付けられたボタンよりも操作性に優れているため、すぐに設定を変えられます。ジャンルが異なるゲームを起動した際、モードを手間なく変更できるのも便利です。

【マルチタスクにゲームを楽しみたい方向け】湾曲ウルトラワイドモデル「EX3415R」

2画面分割できるPBP/PIP機能搭載

「EX3415R」は34 インチと非常に大画面。その特性を活かして、別デバイスの映像を同時に表示できるPBP(ピクチャーバイピクチャー)・PIP(ピクチャーインピクチャー)機能が搭載されています。

PBPとは、異なるデバイスの映像を画面分割して表示する機能です。例えば、メインで表示したいゲーミングPCの映像と、配信用PCの映像両方をEX3415Rに出力可能。半分ずつ分割できるほか、2560×1440と880×1440の非対称分割にも対応しています。配信用PCに配信画面を表示させておけば、大きく視線を動かさずにコメントが確認できるため便利です。

PIPは、メインの映像に被せる形でほかデバイスの映像を表示する機能のこと。画面右上などに小窓として別デバイスの映像を映せます。効率よく作業したい方にもおすすめです。

1900Rと緩やかな湾曲

「EX3415R」の湾曲率は1900R。EX3210Rよりも控えめなカーブを描いています。初めて湾曲タイプのゲーミングモニターを購入する方でも違和感を覚えにくく、慣れやすいのが魅力です。

ゆったりとした曲線ではあるものの、湾曲特有のメリットである画面の見やすさや没入感の高さは維持。大画面でも端部分が見やすいモデルを探している方はチェックしてみてください。
左:EX3415R 右:EX3210R

【究極の映像美でゲームも映画も楽しみたい方向け】4K対応モデル「EX3210U」

量子ドットパネル採用でより鮮やかに

「EX3210U」は、MOBIUZシリーズのなかで一番高画質な4K対応モデル。さらに色鮮やかな映像が楽しめるよう、量子ドットパネルが採用されているのが特徴です。

量子ドットパネルには、バックライトの光を効率よく変換することで、赤・青・緑すべての発色がよくするといったメリットがあります。

エルデンリングやFF14など、4Kに対応したゲームであれば非常に高精細な映像でプレイ可能。キャラの輪郭や草木など、細かなところまでキレイに映し出せるため、ゲームの世界に没頭できます。

最高144Hzと高リフレッシュレートに対応

4K画質のモニターは、リフレッシュレートが最大60~86Hzまでの製品が多く、FPSゲームなどには不向きです。

しかし、「EX3210U」は最大144Hzまで対応しています。PS5は120fpsの4K映像を出力できるため、最大限性能を引き出すことが可能。高性能なゲーミングPCであれば、144fps張り付きも狙えるため、高画質かつ滑らかな映像を楽しみたい場合はチェックしてみてください。

AI搭載ノイズキャンセリング機能が付いたマイクも

「EX3210U」には、MOBIUZシリーズ唯一ボイスチャットで活躍するマイクが搭載されています。指向性は幅広く収音する全指向に対応。また、プライベートモードを選べばゲーミングモニター正面のみの音を拾うよう設定できます。

横からの音声には反応しないのが魅力。配信中・通話中に家族が突然真横から話しかけてきても声が乗らないため便利です。

AIによるノイズキャンセリング機能を備えているのもポイント。マウス・キーボードなどから発せられる音をノイズとして排除できます。騒音が入り込みにくいため、自分の声を通話相手に届かせやすく、快適にボイスチャット可能です。

製品情報

ベンキュー(BenQ) MOBIUZ フルHDエントリーモデル EX2510S

ベンキュー(BenQ) MOBIUZ WQHDエントリーモデル EX2710Q

ベンキュー(BenQ) MOBIUZ 湾曲モデル EX3210R

ベンキュー(BenQ) MOBIUZ 湾曲ウルトラワイドモデル EX3415R

ベンキュー(BenQ) MOBIUZ 4Kモデル EX3210U