従来のモニターよりも一回り大きいサイズ感が特徴の「大型モニター」。大画面を活かして複数人で映像コンテンツを視聴したり、ゲームを楽しんだりする用途で人気があります。
そこで今回は、大型モニターのおすすめ製品についてご紹介。選ぶ際にチェックすべきポイントや、信頼性の高いおすすめメーカーについて解説します。自分に合った大型モニターの購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
- 目次
- 大型モニターが人気の理由
- 大型モニターの選び方
- 大型モニターのおすすめメーカー
- 大型モニターのおすすめ|40~49インチ
- 大型モニターのおすすめ|50~59インチ
- 大型モニターのおすすめ|60~69インチ
- 大型モニターのおすすめ|70インチ以上
大型モニターが人気の理由

By: gigabyte.com
大型モニターは仕事などの作業効率化からオンラインサービスの利用まで、幅広いシーンで使えることから人気が高まっています。その背景には、リモートワークの需要拡大により在宅時間が増えたことや、低価格化が進んでいることが挙げられます。
たとえば、Fire TV Stickを使ってYouTubeやAmazon Prime VideoのようなVODを視聴したり、ゲーム用に導入したりとテレビの代替として活用することが可能。大画面を活かしてオンラインコンテンツを楽しむのにぴったりの製品です。
仕事面では大画面なので文字が見やすく、表示できるサイトや情報が増えることから業務スピードを効率化できます。また、テレビチューナーを接続することで地デジを視聴することも可能です。
大型モニターの選び方
視聴距離に合わせてサイズを選ぶ

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大型モニターのサイズを選ぶときは、視聴距離と配置する部屋の大きさを考慮して選ぶことがおすすめです。視聴距離が近すぎると画面全体が見られなくなり、遠すぎると大画面ならではの臨場感をえにくい可能性があります。
たとえば、6畳のワンルームや個室で利用するときの視聴距離の目安は約0.9mで、48インチ以上のサイズがおすすめ。10畳のリビングで利用する際の視聴距離の目安は約1.2mで、65インチ以上のサイズのモニターが適しています。
解像度をチェック
フルHD

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フルHDはフルハイビジョンの略称で、解像度は1920×1080px。縦横比は16:9でパソコンのモニターとしてよく利用されており、モニターのなかでも主流の解像度なのが特徴です。
4Kに比べて映像の美しさは劣るものの、画面のドット数が少ない分、処理の負荷がかかりにくいのがポイント。大型モニターを使用しつつも、より作業効率を重視する方などにおすすめの解像度です。
4K

By: amazon.co.jp
4Kは3840×2160pxの解像度により、フルHDと比べて約4倍の画素数がある高画質な規格のことです。大型モニターの解像度として採用されることが多く、綺麗な映像でゲームやVODコンテンツを楽しめるのが魅力です。
ただし、4KはフルHDに比べて画質がよい反面、比較的値段が高い傾向にあります。また、フルHDで十分綺麗に表現できるサイズのモニターであれば、4Kを使っても画質に大きな違いはないのも特徴です。
4KとフルHDで迷っている方は、購入する大型モニターのサイズと値段に注目して選びましょう。
パネルの種類をチェック
VAパネル

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VAパネルはコントラスト比に優れており、メリハリのついた画質を表現できます。表示画面の明るい部分と暗い部分の差がはっきりしているので、リアルな映像で映画やドラマを楽しみたい方におすすめです。
また、IPSパネルやTNパネルと比較して、視野角が狭いのも特徴。斜めの角度から試聴するとVAパネルのよさを実感できない可能性があるため、少人数でゲームや映像鑑賞を楽しみたい方におすすめです。
IPSパネル

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IPSパネルは視野角が広く、斜めの角度から視聴しても色の変化が少ないのが特徴。大人数で映画やドラマを見たり、ゲームをプレイしたりするのにおすすめの種類です。
高品質な発色が可能なので、医療現場の機器に導入されることが多いのも特徴のひとつ。また、VAパネルに比べてコントラスト比は劣ることや、映像の黒い部分が白っぽく表現されることがあるので留意しておきましょう。
入力端子の種類と数をチェック

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入力端子には、アナログ信号で接続するVGAやデジタル信号の代名詞でもあるHDMI、USBなどのさまざまな種類があります。モニターの入力端子と、パソコンやゲームを接続することで映像や音を伝送できます。
なかでもHDMIに対応している大型モニターは多数あり、映像と音声を1本のケーブルで伝送できるのが魅力。モニターと出力先のデバイスの端子が異なると接続できないので、搭載している入力端子の種類をチェックすることがおすすめです。
また、入力端子を複数搭載している大型モニターだと、パソコン以外の外部機器を同時に接続できます。たとえば、HDMIケーブルでゲーム機器を接続してプレイしつつ、USBで外付けHDDを接続してデータを増築することも可能です。
スピーカーの性能をチェック

By: lg.com
スピーカーの出力サイズは「W(ワット)」で表現します。Wの数値が大きいほど大音量を出せるのが特徴。主に、2つのスピーカーでワンセットになっているタイプが主流です。
たとえば、スピーカー仕様に「2W+2W」や「2W×2」と表記されている場合、左右のスピーカーの各出力が2Wであることがわかります。Wの値が小さすぎると物足りない可能性があるので、音を重視したい方は3W以上の製品がおすすめです。
また、スピーカーが表現できる音域も製品によって異なります。そのほか、大型モニターにはスピーカーを搭載している製品とそうでないモノがあるので、購入前にスピーカーの有無もチェックしましょう。
リモコンの有無をチェック

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リモコンの有無によって、電源のオン・オフを遠隔でできるかどうかは異なります。リモコン付きの大型モニターを選ぶと、離れた距離から電源を入れたり設定を変更したりできるのが特徴です。
反対に、リモコンが付属されていないモデルだと、本体の電源ボタンを直接押して操作しなければなりません。また、大型モニターのリモコンを後付けできないデメリットもあります。
さらに、電源以外の操作であれば、専用のアプリをインストールしてスマホで操作できるモデルも存在します。
大型モニターのおすすめメーカー
アイ・オー・データ(I-O DATA)

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「アイ・オー・データ」は昭和51年に石川県金沢市で設立された、デジタル機器を扱うメーカー。スマホやTV、パソコンなどの電子機器を主に取り扱っており、豊富なラインナップが魅力です。
アイ・オー・データのモニターには、4Kモデル・WQHDモデル・広色域モデル・モバイルディスプレイ・スタンダードモデルなどがあります。なかでも大型モニターは4Kに対応している製品もあり、高画質で映像を楽しめるのが特徴です。
また、ブルーライトを低減させる「ブルーリダクション」機能を搭載しているモデルも展開。長時間作業することが多い方におすすめです。
JAPANNEXT

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「JAPANNEXT」は、平成18年に東京都千代田区で設立されたメーカーです。低価格な液晶ディスプレイを主に取り扱っており、40インチ以上の大型モニターも多数取り揃えています。
モニターの種類は「大型4K液晶モニター」「ゲーミングモニター」「モバイルモニター」など、用途別に適したモデルを用意。お手頃価格で購入したい方におすすめのメーカーです。
DMM.make

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「DMM.make」は、1999年に設立されたDMM.comが手がけるモノづくりをする方のためのプラットフォームです。3Dプリントやコワーキングスペース、暮らしに直結する電子機器など、さまざまなサービスや製品を提供しています。
DMM.makeが取り扱っている大型モニターは、4K解像度で広い明るさの幅を表現できるHDR技術を採用。高画質で鮮明な映像で映画やゲームを楽しみたい方におすすめです。
大型モニターのおすすめ|40~49インチ
JAPANNEXT 43インチ FHD大型モニター JN-V430FHD
コントラスト比の高いVAパネルを採用しており、鮮明な映像を映し出せる大型モニター。解像度はフルHDに対応しているので、高画質で映画やゲームを楽しめます。
HDMI×3・USB Type-A・オーディオ・AV入力・VGAなど、端子が豊富に搭載されているのがおすすめポイント。HDMIで映像を入力したり、USBで周辺機器と接続したりできるので便利に使えます。
また、VESAマウントに対応しており、アームスタンドや壁にかけて利用できるのも魅力。利便性に優れている大型モニターを探している方におすすめです。
ギガバイト(GIGABYTE) Gaming Monitor AORUS FO48U
鮮やかで高精細な映像を表現できる有機ELを採用した大型モニター。解像度3840×2160pxと高画質の4Kに対応しているので、綺麗な映像で映画やドラマを楽しみたい方におすすめです。
低フレームレートを補正する「AMD FreeSync Premiumテクノロジー」と高リフレッシュレートにより、なめらかな映像を実現。応答速度も1msと高速なので、一瞬の表示画面が結果を左右するFPSやTPSゲームなどにピッタリです。
また、2.1chスピーカーを搭載しており、画面の左右から立体感のある音を実現できるのが特徴。高画質かつスピーカーを備えている大型モニターを探している方におすすめです。
エイサー(Acer) 4K OmegaLine 43インチ DM431Kbmiiipfx
視野角が広く色の変化が少ないIPSパネルを採用した大型モニター。ディスプレイの表面は、グレアよりも光の反射を抑えつつノングレアよりもコントラスト比が高い、ハーフグレアタイプを使用しています。
同時表示機能を利用することで、モニター画面に2つのデバイス情報を表示できるのも魅力。たとえば、HDMI接続でゲーム機器とノートパソコンを接続して、パソコン画面とゲーム画面の双方をモニターに表示するなどが可能です。
専用のリモコンが付いており、遠隔で電源のオン・オフや表示切り替えできるのも特徴。大型モニターで同時表示して、作業を効率化したい方におすすめです。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) モニター ディスプレイ 43UN700T-B
ブルーライト低減機能を採用している大型モニター。入力端子は4基のHDMIに加えて、DisplayPort1.4・USB Type-C・USB Type-Aを搭載しており、さまざまなデバイスに対応しています。
10Wx2の高出力スピーカーを内蔵することにより、臨場感あふれるサウンドを実現。豊かな重低音を実現するリッチベース対応なので、迫力のある音で映画やゲームを楽しめるのもポイントです。
ほかの画面を開きながら小窓で動画を再生できるピクチャーインピクチャーと、画面を4分割できるピクチャーバイピクチャーに対応。画面上に複数のタスクを表示して効率的に作業できるところもおすすめの製品です。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) ゲーミングモニター UltraGear 48GQ900-B
高画質の4K解像度と120Hzの高リフレッシュレートにより、綺麗かつなめらかな映像を実現する大型モニター。敵の動きを素早く認識することが求められるFPSゲームなどにおすすめです。
20W+20Wの高出力スピーカーを内蔵しており、迫力のある音を表現できるのも魅力。また、コントラスト比の高い有機ELパネルを採用しており、鮮明で臨場感のある映像と音で映画やゲームなどのコンテンツを楽しめます。
Innocn 43.8インチ ウルトラワイドモニター WR44-PLUS

画面サイズが幅1089.4×縦286mmで、アスペクト比が32:9と横長の画面が特徴的な大型モニター。ピクチャーインピクチャーとピクチャーバイピクチャー機能を搭載しており、画面を分割して複数のタスクを同時に表示できるのが魅力です。
120Hzの高リフレッシュレートと解像度3840×1080のデュアルフルHD対応により、なめらかかつ綺麗な映像を実現。視野角の広いIPSパネルを採用しているので、横に長い大画面でも全体を綺麗に視聴できるのがおすすめポイントです。
2Wのスピーカーが画面の左右に搭載されているので、別途スピーカーを購入せずに利用できます。最大9つの入力端子を備え、さまざまな機器と接続できるおすすめの大型モニターです。
大型モニターのおすすめ|50~59インチ
フィリップス(Philips) Signage Solutions Q Line ディスプレイ 50インチ 50BDL3550Q/11
Android OSを内蔵しており、さまざまなウェブアプリをインストールして大画面で利用できるモニター。高画質の4K解像度に対応しているので、綺麗な映像で動画視聴やアプリ操作を楽しめます。
入力端子は2基のHDMIに加えて、VGA・DVI-D・USB・3.5 mmジャックなど、さまざまな端子を採用。USBでHDDと接続して音楽を再生したり、HDMIでゲームを接続して大画面で遊べるのがおすすめポイントです。
JAPANNEXT 55インチ 4K 大型モニター JN-V5500UHDR
表現できる明るさの幅が広いHDRと、高画質の4K解像度に対応している大型モニター。リアルに近い色鮮やかな映像を表現できます。綺麗な映像でゲームやVODコンテンツを楽しみたい方におすすめです。
入力端子はHDMI 2.0・HDMI 1.4×2・DisplayPort・VGAなどを搭載。加えて、5W×2のステレオスピーカーも内蔵されています。
さらに、複数の機器に接続し、画面上で同時に表示できるマルチウィンドウ機能も採用。ひとつの画面でドラマを見ながら作業を行ったり、音楽を流しながらゲームしたりできるのがおすすめポイントです。
WIS 4Kモニター 50インチ
Android TVが搭載されており、外部機器を接続せずにYouTubeやNetflixなどのVODを楽しめる大型モニター。ミラーリング機能を使えば、スマホやゲームの画面をモニターで表示することも可能です。
通信速度と安定性に優れているBluetooth 5.0に対応しているのも特徴。入力端子を使わず、スピーカーやイヤホンなどの電子機器と接続できます。配線の煩わしさを気にせず利用できるのがおすすめポイントです。
また、大型モニターのなかでも良心的な値段で機能が充実しているのも魅力。コスパがよく安い製品を探している方におすすめです。
大型モニターのおすすめ|60~69インチ
アイ・オー・データ(I-O DATA) 65インチ ワイド液晶ディスプレイ EX-LD4K652DB
視野角が広く、応答速度に優れたADSパネルを採用している大型モニター。フレームレートは1秒間に60フレーム表示する60Hzなので、なめらかなかつ鮮明な映像を実現します。
また、「オーバードライブ機能」により、応答速度約5msを実現。動きの速いスポーツやゲームの映像もくっきりと表示できるのがおすすめポイントです。
そのほか、フリッカーレス機能を搭載しているので画面のちらつきが気になりにくく、モニターを長時間利用する方にもぴったり。大型かつ高機能ながら比較的安価で購入できるのも魅力です。機能性に優れている高画質な大型モニターを探している方はぜひチェックしてみてください。
JAPANNEXT 65インチ 4K大型液晶モニター JN-HDR650IPS4K
鮮やかな色表現ができるHDRと4K解像度に対応した、高画質な大型モニター。視野角の広いIPSパネルを採用しているので、複数人で映画を観たり、ゲームをプレイしたりするのにおすすめです。
入力端子は、HDMI×3・USBを搭載しているため、Fire TV Stickを接続してテレビ代わりとしても利用できます。また、10W×2のステレオスピーカーにより、迫力ある音で映像を楽しめるのも魅力です。
DMM.make 65インチ 4K ディスプレイ DKS-4K65DG4
薄型のベゼルを採用しているので表示画面の範囲が広く、迫力ある映像を楽しめる大型モニター。解像度は高画質の4Kを採用しているので、鮮明な映像を表現できるのが特徴です。
端子は、HDMI×3・USB Type-A×2・AV入力端子を搭載。HDIMでゲームと接続してプレイしたり、AV入力でビデオデッキと接続して昔のビデオを再生したりできるのがおすすめポイントです。
大型モニターのおすすめ|70インチ以上
日本電気(NEC) MultiSync LCD-C751Q
電子機器の人気メーカー「NEC」が展開している大型モニター。HDMI・DisplayPort・オーディオ・LANコネクタ・microSDカードスロット・USBなど、多種多様な端子を搭載しています。
マルチ画面モードを利用すると、最大4つの異なる映像をまとめて表示できるのが特徴。VODコンテンツを見ながら事務作業したり、動画を流しながらゲームをプレイしたりできるところがおすすめポイントです。
「UHDアップスケーリング機能」を使えば、フルHDの映像信号を4K画質相当で表示できて便利。機能性に優れているハイスペックの大型モニターを探している方におすすめの製品です。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 75インチ 大型 液晶ディスプレイ VAパネル ILD-A75UHDS-B

VESA規格に対応しており、据え置きだけでなく壁掛けやアームなどに固定できる大型モニター。画面サイズが75インチと大きいので、広い会議室やリビングに配置するのに向いています。
コントラスト比に優れているVAパネルを採用しており、メリハリのついた映像を楽しめるのも特徴。解像度は4Kに対応しているので、画質にこだわりたい方にもおすすめです。
離れた距離から電源のオン・オフや音量などを操作できるリモコン付き。入力端子は、USB 2.0・HDMI・RCAに対応しています。
JAPANNEXT 75型 4K液晶モニター JN-VT7500UHDR
VESA規格に対応しており、壁にかけても利用できる大型モニター。10W×2のステレオスピーカーを搭載しているため、テレビの代わりとしても活用できます。
解像度は高画質な4Kを採用。明るい部分と暗い部分のどちらもくっきりと表現するHDR対応なので、リアルな映像でVODコンテンツやゲームを楽しみたい方におすすめです。
豊富な機能が搭載されたリモコン付き。離れた場所からでも手軽に大型モニターを操作できます。70インチ以上のモニターのなかでも比較的安いため、大型モニターをお手頃価格で購入したい方におすすめです。
大型モニターは画面サイズが広いので、臨場感のある映像を楽しめるだけでなく、会議やプレゼンなどのビジネスシーンでも活用できます。また、Fire TV Stickと併用すれば、テレビ代わりとしても使用可能。今回ご紹介した選び方やおすすめモデルを参考にしながら、用途に合った大型モニターを選んでみてください。