食品の塩分濃度を計測するのに役立つ「塩分計」。塩分摂取量の目安管理や、高血圧が気になる方の健康管理などに使用する、ヘルスケアアイテムとして注目されています。しかし、塩分計はさまざまなメーカーから発売されているため、どれを購入すればよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、塩分計の種類や選び方、おすすめのモデルをご紹介します。ぜひ参考にして、自分に合う製品を選んでみてください。

塩分計とは?

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塩分計とは、固形物から液体物まで食品の塩分濃度を計測するのに役立つ機械のことです。スプーンの形をしたモノや、スティックタイプのモノなど、メーカーやモデルによって形状はさまざま。価格帯の幅も広く、10万円を超える高額製品も存在します。

塩分濃度はパーセンテージで表示されたり、「うす味〜濃いめ」と表示されたりするのが一般的。家庭用の塩分計は主に健康管理のために使われ、塩分の取りすぎを防ぐアイテムとして注目されています。

塩分計の種類

スプーンタイプ

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スプーンタイプ塩分計は、お味噌汁をはじめとした汁物の計測におすすめです。塩分が沈殿していても、底までまんべんなく混ぜられるため、汁物全体の塩分濃度を計測できます。スプーンタイプは液体をすくって塩分濃度を計測するのが一般的ですが、なかには液体に浸からせて塩分濃度を計測するモノも存在。使用するシーンを想定し、購入前に使用方法を確認しておきましょう。

スティックタイプ

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スティックタイプの塩分計は、汁物のほか、煮物や炒め物などの計測におすすめです。先端を料理に触れさせて計測する仕様で、さまざまな料理に使いやすいのが魅力。スプーンタイプに比べて計測範囲が狭く、小鉢料理や浅い器に入れた料理の塩分濃度をはかるのに便利です。

その他

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スプーンタイプやスティックタイプのほかにも、調味料や料理を直接塩分計に乗せて塩分濃度を計測するタイプのモノもあります。特に、調味料の塩分濃度をはかりたい方におすすめです。

スティックタイプやスプーンタイプに比べて手間がかかるものの、より塩分に気を使いたい方から人気。ただし、ほかのタイプよりも価格が高い傾向にあります。事前に価格を確認しておきましょう。

塩分計の選び方

計測できる範囲をチェック

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計測できる塩分濃度範囲は、製品によってさまざま。0.3〜1.5%程度の範囲で計測できるモノが主流ですが、なかには0.0〜10.0%の範囲で、幅広く計測できるモノも存在します。計測したい料理や調味料を想定しておき、計測できる塩分濃度の範囲を確認しておくのがおすすめです。

計測精度をチェック

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塩分計を購入する際は、計測精度を確認しておくのも重要です。塩分計はモデルによって、計測精度に差があります。できるだけ食塩を避けたい方は、塩分濃度0.0%から計測できるモノを選ぶのがおすすめ。また、塩分計は0.1%刻みで計測するモノが主流ですが、より厳しく塩分制限がしたい場合は、0.01%刻みで計測できるモノを選ぶようにしましょう。

計測できる温度をチェック

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塩分計を選ぶ際は、計測できる温度の範囲もチェックしておきたいところ。計測できる温度は、製品によって異なります。冷製スープなどの冷たい料理から、煮付けなどのあたたかい料理まで、さまざまな温度で塩分濃度を計測したい方は、0℃からはかれる製品を選ぶのがおすすめです。

電源方式をチェック

電源方式を確認しておくのも、塩分計を選ぶ際の大切なポイント。塩分計は電池を必要とするモデルが主流です。最近は接眼レンズでメモリを読み取るモノなど、電池が不要なタイプも発売されていますが、種類が少ないため、電池式の製品の方が一般的といえます。

また、使用する電池の種類や数は製品によって異なるので、注意が必要です。電池の残量が確認できるモデルも発売されているため、気になる方はあわせてチェックしてみてください。

水洗いできるモノなら衛生的

塩分計のなかには、防水加工がされているモノもあります。使用後に水洗いすることが可能。衛生的に使用できるため、頻繁に塩分計を使う方におすすめです。

一方、水で洗えないタイプは使用後に拭き取り、よく乾かしておくことで劣化を防げます。使用頻度を想定して、水洗いできるタイプを選ぶかどうか、検討してみてください。

塩分計のおすすめメーカー

タニタ(TANITA)

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「タニタ食堂」で有名なタニタは、さまざまなヘルスケア用品を取り扱う人気メーカー。「健康をつくる」というコンセプトのもとに製品を開発しています。

タニタの塩分計にはスプーンタイプとスティックタイプがあり、家庭でも簡単に使いやすいのが特徴。また、健康に影響を及ぼすといわれる「ビスフェノールA」を製品の素材に含まず、安全面にも配慮して作られています。

アタゴ(ATAGO)

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アタゴは1940年に創業された、科学機器の製造・販売をしている企業。アメリカやイタリア、ブラジルなど、海外にも多数の拠点を置いています。

同社の塩分計は、高性能なのが特徴です。主に、固形や液体を本体に直接乗せて計測するタイプの製品を発売しています。塩分計の性能を重視したい方におすすめのメーカーです。

ドリテック(DRETEC)

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ドリテックは1997年に創立された、家庭用タイマーや体重計を開発している企業です。同社の塩分計は、スティックタイプのモノが多いのが特徴。濃度がデジタルではっきり表示され、計測結果が見やすいモデルを多く取り揃えています。

なかには、塩分の取りすぎをLEDで分かりやすくお知らせするモノもあり、機械の操作に慣れていない方にもおすすめのメーカーです。

塩分計のおすすめモデル

タニタ(TANITA) 電子塩分計 しおみスプーン SO-312

使いやすいスプーンタイプの塩分計。味噌汁やスープをよく混ぜた後、スイッチを入れるだけで簡単に塩分濃度を計測できます。計測可能温度が60〜80℃なので、あたたかい料理の計測におすすめです。塩分濃度0.6〜1.2%の範囲を計測でき、3段階のLEDで分かりやすく表示します。

料理に触れる先端部分の素材には、安全性に配慮したポリプロピレンが採用されているのも特徴。特に、妊娠中の方や子供の食事の塩分が気になる方から人気の製品です。

タニタ(TANITA) 高性能デジタル塩分計 SO-304

リーズナブルな価格の、高性能な塩分計。塩分濃度0.0〜5.0%の範囲を計測でき、0.1%単位で濃度が表示されます。より正しい数値を知りたい方におすすめ。計測結果がデジタルで表示され、数値を確認しやすいのも魅力です。計測可能温度は5〜90℃で、さまざまな料理に対応できます。

センサーを料理に付けて、電源を入れるだけで塩分が計測できるのもポイント。食品に触れる先端部分には、安全性に配慮したポリプロピレンを使用しています。防水仕様で水洗いができるため、塩分計を清潔に保ちたい方にもぴったりです。

アタゴ(ATAGO) ポケット塩分計 PAL-SALT

より厳しく塩分管理をしたい方におすすめの塩分計。本体のサンプルステージに、はかりたい料理や調味料を2〜3滴垂らし、スタートキーを押せば3秒で塩分濃度を計測できます。計測範囲は0.0〜10.0%で、計測可能温度は5〜100℃。さまざまな食品に対応可能です。

便利な「オフセット機能」を搭載しているのも魅力。固形の料理などを希釈して計測する際に、希釈前の塩分値を表示できます。なお、本製品の使用には単4のアルカリ乾電池が2本必要です。

アタゴ(ATAGO) ひもの用塩分計 PAL-FM1

塩蔵品や魚の開きなどの塩分濃度を計測できる塩分計。干物などの計測にも適しています。センサー部分を魚肉に差し込んで、3秒で計測可能です。計測できる塩分濃度は、0.0〜10.0%。計測に用いられるデータは、千葉県の水産総合研究センターの実測に基づいているので、より高精度な塩分濃度を計測したい方におすすめの製品です。

なお、本製品は魚肉に特化した塩分計のため、別の食品の測定には向きません。また、使用には単4のアルカリ電池が2本必要です。

ドリテック(DRETEC) 健康塩分計 EN-900

初心者でも使いやすい塩分計です。塩分濃度0.3〜1.5%の範囲を測定し、結果を7段階のLEDで知らせます。数値を一目で確認できるため、調理中でも気軽に使用可能。また、フック穴が付いているので、キッチンスペースに収納しておけるのも魅力です。

約5秒で計測が完了するのもメリットのひとつ。計測可能温度は0~50℃で、さまざまな温度の料理に対応できます。価格が安く、手に入れやすいのもポイントです。

ドリテック(DRETEC) デジタル塩分計 EN-901

短時間で塩分濃度を計測できる塩分計。計測できる塩分濃度範囲は0.3〜1.5%で、0.1%単位で結果を表示します。濃度レベルは6段階に分かれており、見やすくデジタル表示されるのも魅力。計測可能温度が0〜50℃に対応しているうえ、スティックタイプのため、煮物や炒め物などさまざまな料理を計測できます。

また、本体にフックを搭載しているので、使わないときはキッチンの壁などに掛けておけるのも特徴です。

エイシン電機(EISHIN) デジタル塩分濃度計 EB-158P

計測結果が分かりやすく表示される塩分計。数値のほかに、「うすい」「ふつう」「からい」の3段階で塩分濃度を確認できます。一目で結果が分かるので、料理中にも手軽に使えるのが魅力です。

測定できる温度は0〜80℃で、塩分濃度範囲は0.0〜5.0%。冷たい料理からあたたかい料理まで測定できます。また、電気伝導率法で塩分をはかる仕様のため、短時間で計測できるのもポイント。なお、本製品は電池式なので、使用の際はCR1616ボタン電池が1個必要です。

トーコーコーポレーション 塩分測定器 減塩生活 TK-915

安い価格ながら使いやすい塩分計。センサー部分を料理に浸し、約5秒待つだけで塩分濃度を計測できます。塩分濃度範囲は0.3〜1.5%で、結果を7段階に分けてLEDランプで表示するため、数値が一目で分かるのが魅力です。

計測可能温度が1〜90℃なので、温度の高い料理にも使用可能。先端部分は水洗いできるため、塩分計を毎日使う方に適しています。

オーム電機(OHM) 塩分計 塩分計る君 HBK-EJ-01 07-4750

スプーンタイプ・スティックタイプの両方を使い分けられる塩分計です。先端部分にスプーンを着脱でき、汁物から炒め物まで幅広い料理の塩分濃度を計測できます。

計測できる温度は10〜80℃に対応しており、塩分濃度範囲は0.3〜1.3%です。結果は6段階でLED表示されるため、一目で数値が分かりやすいのも魅力のひとつ。毎日使いやすい塩分計を探している方におすすめの製品です。

佐藤計量器 温度計付塩分濃度計 SK-5S2

計測精度が高い塩分計です。計測単位が0.01%のため、より細かく数値を把握できるのが特徴。本体はスティックタイプですが、付属のスプーンを装着すれば、汁物の塩分濃度も簡単に計測できます。

計測できる温度は0〜60℃で、塩分濃度範囲は0.01〜5.0%です。さまざまな料理に使える、高性能な製品を探している方におすすめ。なお、使用にはボタン電池(LR44)が3個必要です。

カスタム (CUSTOM) デジタル塩分計 SA-02

家庭用の測定器のなかでも、特に精度が高い塩分計です。計測可能な塩分濃度は0.0〜10.0%で、0.1%単位で結果を表示します。計測器メーカーならではの高性能さが魅力。計測可能温度が-5〜60℃に対応しているため、幅広い料理に使用できます。

また、センサーキャップが付属しているので、使わないときも衛生的な状態を保つことが可能です。

堀場製作所 コンパクト塩分計 Laquatwin-Salt-22

コンパクトかつ精度の高い塩分計。横164×縦29mmとサイズが小さく、外出時の持ち運びに便利です。ナトリウムイオン濃度を測定することで、より正しい塩分濃度を確認できます。厳しく塩分管理をしたい方に人気の製品です。

また、バッテリー残量が表示されるのもポイント。電池切れが心配な方にも適しています。なお、使用にはコイン型リチウム電池3V(CR2032)が2個必要です。

塩分濃度から塩分量を算出する方法

塩分計は、毎日の塩分管理に役立つアイテムです。ただし、塩分計で把握できるのは塩分の「濃度」のみで、明確な摂取量の計測はできないので要注意。毎食の塩分摂取量を確認するには、塩分計ではかった濃度をもとに計算をする必要があります。

例えば、汁物の場合は、汁物の重量(g)×塩分濃度(%)÷100の計算式で、含まれる塩分量の目安を算出することが可能です。

また、固形物やペースト状の料理は、希釈して計測するのがおすすめ。料理10gに対して水を100g加えて液体にすることで、より正しい数値を計測しやすくなります。固形物を希釈する場合は、細かく刻んでから水を加えるようにしましょう。