料理の水切りや湯切りに便利な調理グッズ「ざる」。米研ぎをしたりそばを盛ったりと、アイテムによってさまざまな使い方ができます。ただ、ひとくちにざるといっても多種多様なアイテムがあるので、どのようなモノを選べばよいか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ざるのおすすめ製品をご紹介。あわせて選び方も解説します。ぜひ参考にしてみてください。
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ざるの選び方
家庭の人数や料理の量に合わせたサイズで選ぶ
ざるのサイズは、家庭の人数や調理する料理の量などを考慮して選ぶのがおすすめです。家庭で使うなら直径約20~25cmが標準サイズ。小さいサイズとは、一般的に直径15cm以下のモノを指します。
また、手持ちのボウルがあれば、ボウルの上に重ねて使えるサイズのモノを選びましょう。ざるは1個だけではなく大・中・小とサイズ違いで2~3個揃えておくと、さまざまな料理に使用できて便利です。
素材で選ぶ
ステンレス製
ステンレス製のざるは軽くて頑丈なモノが多いのがメリット。ニオイが付きにくく、お手入れしやすいので衛生的に使えます。
ステンレスざるの種類は主に2種類。棒状の金属を編んで作られた「金網タイプ」と、ステンレスの板にたくさんの穴を開けた「パンチングタイプ」があります。
金網タイプは網目の細かさもさまざまなモノがあり、用途に合わせて選べるのが特徴です。パンチングタイプは洗いやすく、お手入れが簡単なメリットがあります。
また、ステンレス製のなかでも、ざるに使われる素材は18-8ステンレスなどが一般的。数字はクロム・ニッケルの含有量を示しており、数字が多いステンレスほど耐蝕性・耐久性に優れます。
竹製
竹製のざるは、多用途で使えるのが特徴です。小さいモノはそば・天ぷら・そうめんなどの和食を盛り付けるのに向いています。一方で、大きいモノは梅や野菜を干すなど、乾物を作るのにもおすすめのタイプです。
形状は平らな形状の「盆ざる」だけでなく、角形・お盆型などさまざま。用途に合った形状やサイズのモノを選びましょう。また、竹製は水の膜ができにくい性質があるため、清潔に使用でき、割れにくいのもメリットです。
使用後はスポンジで優しく洗った後は、風通しのよい場所でよく乾かしてから保管する必要があります。濡れたまま収納するとカビの原因になるので要注意。扱い方や保管方法次第で長く使えます。
プラスチック製
プラスチック製のざるはカラフルなモノが多く、価格が安い製品が多いのがポイント。軽量で扱いやすいほか、お手入れには台所用の漂白剤なども使えるため、清潔に使用可能です。
また、ボウルとセットで電子レンジに対応した製品を選べば、水切りだけでなく蒸し野菜などさまざまな料理を作れます。ただし、素材の性質上傷が付きやすく、傷から汚れが入り込むと衛生的によくないので、定期的な交換が必要です。
シリコン製
シリコン製のざるは落としても割れる心配がなく、子供でも安心して使用できます。また、変形するため、水切りだけでなく葉物野菜の水気を絞ったり、ビンの蓋開けなどにも使えたりと汎用性の高いタイプです。
耐熱性も高く、電子レンジでも使えます。折りたたんで収納でき、省スペースなのも魅力。ただし、におい移りはしやすいので使用後はすぐ洗うなど、しっかりお手入れすることが必要です。
網目の細かさで選ぶ
パンチングボウル
パンチングボウルとは、ボウルにパンチ穴を開けたタイプのざるを指します。玉ねぎスライスや、わかめなどの薄い食材を洗ったり、水にさらしたりするのにおすすめです。
パンチングボウルのメリットはお手入れがしやすい点。食器洗いスポンジでスムーズに洗えます。金網タイプのざるのように針金がほつれてしまう心配もありません。
しかし、食材とざるが密接する部分が多く、穴に水の膜が張りやすいので、しっかりと振って水切りをする必要があります。小さめの食材を洗う場合は流れ出てしまうのを防ぐために、穴の小さいモノを選ぶのがおすすめです。
8メッシュ以下
ステンレス製のざるのスペック表記には「メッシュ」という単位が表示されている場合があります。メッシュとは、1インチ=2.54cmのなかに何本の目があるかを示した単位。数字が大きければ大きいほど目が細かく、8メッシュ以下となると、粗目のざるを指します。
粗目のざるは水切りがしやすいメリットがあり、大きい野菜や麺類などを水切りするのにおすすめ。麺の湯切りに使われるざる「てぼ」も、6メッシュや8メッシュなど、目の粗いモノが採用される傾向にあります。
一方で、米など細かい食材を入れたい場合は、網目に詰まってしまったりこぼれたりしてしまうため、より目が細かいざるを選びましょう。
11~14メッシュ
11~14メッシュのざるは、米粒が通らないため、米研ぎ用として標準的な目の粗さです。米研ぎ用のほか、米粒より大きい、野菜や麺類などの食材を水切りするのに向いています。
出汁を取る用途や、ひじきなどの細かい乾物を戻す用途で使う場合は目に詰まりやすいので、より目が細かい製品を選ぶのがおすすめです。
16メッシュ
16メッシュのざるは、米粒も通さないほど網目が細かいものの、水切りもしやすいのが特徴。米研ぎに適しているほか、野菜の水切りや麺の湯切りにも向いています。ひじきや米粒ほどの細かい食材にも使用可能です。
万能に使えるタイプのため、ざるを1個だけ持ちたいという方や、ざるを初めて購入する方にも向いています。
30メッシュ以上
茶こしほど目が細かく、出汁を取ったりこし器としても使ったりするのに向いているのが、30メッシュ以上のざる。線材も細く目が詰まっているため、非常に細かい出汁なども逃しにくいのがメリットです。
なかには100メッシュを超える、非常に目の細かいアイテムもあります。小さい食材を調理する場合は、30メッシュ以上の目の細かいざるを選ぶのがおすすめ。ただし、メッシュの数字が大きいざるは、数字が小さいざるに比べ、水切れや油切れが悪い点には留意しておきましょう。
洗いやすさで選ぶ
ざるは洗って繰り返し使うため、洗いやすさもチェックしておきましょう。ステンレス製で金網タイプのざるは、補強線や目に詰まった汚れをたわしなどできれいに落とす必要があるなど、洗うのに手間がかかるモノもあります。
洗いやすさを重視するなら、継ぎ目がなく洗いやすい、プラスチック製やシリコン製のざるがおすすめ。また、ステンレス製のなかでも、パンチングタイプや、外付けの補強線などが付いていない一体成型タイプのざるなど、お手入れがしやすいモノもあります。
取っ手の有無で選ぶ
取っ手が付いているざるは、水切り・湯切りの際に取っ手を持って上下に軽く振るだけで簡単に湯切りが可能。取り出す、洗う、しまうなどさまざまなシーンで取っ手を持てるので、扱いやすいのが魅力です。
耐熱性があればお湯に食材をざるごと入れてゆでられたり、お湯に入っている食材をすくえたりとさまざまな使い方ができます。
耐久性もチェック
ざるを長く使いたい方は耐久性もチェックしましょう。金網タイプのざるで太線のモノであれば、強度が高く外からの衝撃に強いのがポイントです。
18-8ステンレスでできたざるはステンレスのなかでも、耐久性に優れています。また、耐蝕性もあるためさびにくく、長く使うことが可能です。
一方で、プラスチック製のモノは衝撃により割れてしまうリスクがあります。ただし、さびる心配がないので、丁寧に取り扱えば長く使うことも可能です。
ざるのおすすめ
パール金属(PEARL METAL) フェイブ 18-8ステンレス製ボール型ザル 18cm H-4503
18-8ステンレス製のざる。網目は細かい16メッシュで、さまざまな食材に使えます。底にはくぼみがあり、ざるに入れた食材が下に付く心配が少ないのが特徴です。
また、日本製で上部がきれいに仕上げられているのもポイント。継ぎ目がないのでお手入れもしやすいのも魅力です。サイズは18cmのほか、13cm・15cm・21cm・24cmがあるため、用途に合わせて選べます。シンプルながら使い勝手に優れた、おすすめのざるです。
パール金属(PEARL METAL) 日本製のパンチングボール18cm HB-1642
洗いやすいパンチング仕様のざるです。ステンレス製で衛生的に使いやすいのが魅力。また、変形しにくいため、長く使えるアイテムが欲しい方にもおすすめです。
さらに、水切りしやすいように、接地面に足を備えているのもポイント。サイズは内径18cmとやや小ぶりで、一人暮らしの方にもぴったりです。
新越ワークス 頑丈なザル 25cm 31301
太線の丈夫な金網を使用しており、強度や耐久性に優れたざる。約14kgの重石を乗せてもつぶれない、外からの衝撃の強さが特徴です。
網目は16メッシュで、食材が目詰まりしにくい仕様。米研ぎや野菜の水切り、麺の湯切りなどさまざまな料理に使えます。汎用性が高く、長く使いやすいおすすめのざるです。
また、外付けの補強線がない、シンプルな一体成型の脚もポイント。接合部分の網切れや、補強線が外れる心配がありません。さらに、隙間が洗いやすくお手入れしやすいのもメリットです。25cmのほか、15cm・19cm・22cmのサイズ展開があります。
下村企販 フライパンで便利でごザル 36444
内径23.7×深さ5.8×取手長さ8cmの平ざる。金属加工の集積地とされる、新潟の燕三条で作られた18-8ステンレス製です。8メッシュと粗目なので、野菜やパスタなどをゆでるのに向いています。
本製品には持ちやすいワイヤーハンドルが付いているのがポイント。お湯を張ったフライパンに食材をざるごと入れてゆでられ、引き上げるだけで湯切りが完了します。水にさらすのも簡単です。
また、平底タイプでお皿に安定して置けるため、つけ麺や枝豆などの食材を食卓にそのまま出せます。ハンドルは短めで、テーブルに置いても邪魔になりにくい仕様。フライパンでゆで料理をする方におすすめのざるです。
ヨシカワ 水切りしやすいザル・ボールセット SJ1992
ざるとボウルがセットの製品。2点とも金属加工の産地、新潟県の県央地域で作られた18-8ステンレス製です。
ざるは取っ手付きで、水切りしやすいのがポイント。サイズは約27×22×9.5cmとボウルにぴったり入る大きさです。目が細かいため、そばや野菜などの水洗いはもちろん、米研ぎにも使えます。
また、ざるに脚が付いているので、食材が下に付かず衛生的に使用可能。水流れがよいメリットもあります。ボウルとざるをセットで使うことが多い方におすすめのアイテムです。
下村企販 板前さんダシ取り名人 38614
18-8ステンレス製の、出汁取りに特化したざる。200メッシュの細かい網を使用しているため、細かい出汁も逃しにくいのが特徴です。出汁を取る際にペーパーなどを敷く必要がありません。
サイズは幅14×全長30.5×高さ3.5cmで楕円形状を採用。16cmの小さい鍋にも使えます。鍋のふちに沿わせられるので、食材をすくいやすいのもポイント。小さい鍋でざるを使いたい方や、頻繁に出汁を取る方におすすめのざるです。
柳宗理 パンチングストレーナー 19cm
日本の工業デザイナーの草分け的存在ともいわれる、柳宗理がデザインしたパンチングボウル。柳宗理がデザインしたモノは、機能美のあるデザインとして世界から高い評価を受けています。
本製品には耐腐食性のある18-8ステンレスを使用。目詰まりしにくく、洗いやすいのがポイント。麺の水切りや野菜を洗うのにおすすめのざるです。サイズは19.3×6.9cmと標準に近い大きさ。23cmの大きめのモノもあります。
無印良品 ステンレスメッシュトレー 大
18-8ステンレスを使用した、角型のざる。バットと重ねて使用するのに向いています。メッシュは粗目で、サイズは約幅27×奥行20.5×高さ4.5cmと大きめ。脚が付いているため、食材が下に付きにくい仕様です。
アサリの砂抜き、豆腐の水切り、揚げ物の油切りなど、ボウル型のざるとは別の用途で使えるのも魅力。別途で持っておくのもおすすめのざるです。
リス ボール・コランダーセット L
プラスチック製のボウルと蓋付きのざるです。ざるの上部にも穴が開いているのが特徴。野菜・麺類などがあふれる前に水だけを流せる「オーバーフロー防止機能」が備わっています。
また、電子レンジ対応なので、野菜の下ごしらえが簡単にできるのもポイント。食材を洗う、水切りをする、レンジで加熱する、蓋をして冷蔵庫で保存といった作業が本製品1つでできるのが魅力です。
サイズは22.3×15.7cmと高さがあり、たくさんの食材を入れられる仕様。ほかにも、防汚・防菌加工が施されているため、清潔に使用できます。家事を効率化したい方におすすめのざるです。
ライクイット(like-it) ライクイット 米とぎにも使えるザルとボウル
プラスチック製のざるとボウルがセットの製品。お米の研ぎやすさにこだわっているのがポイント。ざるのサイズは22.7×10.4cmで、最大4カップの米を研げる大きさです。全体に細長い縦スリットが施されており、水切れが良好。ぬかや胚芽などを流し落とせます。
ざるの素材にはポリプロピレンと熱可塑性エラストマーを使用。ざる自体に柔軟性があるため米粒が割れにくく、米研ぎに適した柔らかさがあるのもポイントです。
米研ぎはもちろん、サラダボウルとしての使用や麺の湯切り、野菜を水にさらすなどさまざまな調理シーンで使えます。ざるをボウルにセットして、そのまま冷蔵庫で保存することも可能。使い勝手に優れたおすすめのざるです。
アーネスト(Arnest) 逸品物創 絶妙メッシュの水切りしやすい手付きザル A-77729
目が粗く、水や油切れのよいざるです。食材がメッシュのあいだに挟まりにくいほか、乾きも早くお手入れが簡単。サイズは全長38.5×幅24×高さ6cmです。
ハンドルを備えているのもポイント。直径24~26cmのフライパンと組み合わせることで、野菜・麺類をゆでたり、揚げ物をしたりするときにも活躍します。重たいフライパンを持たずに水や油が切れるのがメリットです。底面を広くデザインしているので、たっぷりの食材を入れられます。
ハンドルは約12cmと短めで、収納時に邪魔になりにくいのもおすすめのポイントです。素材には18-8ステンレスを採用。耐久性に優れ長く使えます。
トーン(tone) たためるシリコンざる SG-01
落としても割れない、シリコン製のざるです。耐熱温度は-30~230℃で、電子レンジ・オーブンに対応しています。また、食器洗浄機で洗えるため、お手入れも簡単です。
使用時のサイズは約幅25.4×奥行21.6×高さ10cmですが、折りたたむと約幅25.4×奥行21.6×高さ3.4cmまでコンパクトになります。収納スペースが限られている方や、一人暮らしの方にもおすすめです。
サイドにフックホールを備えており、吊り下げた状態でも保管できます。加えて、底面に足を付けた高足形状のため、水切れがよいのもうれしいポイント。カラーは、グリーンとホワイトの2色をラインナップしています。
よこやま(Yokoyama) SUS・ga ストロングメッシュザル SUS-Z1500
16cm・19cm・22cmのざると、15cm・18cm・21cmのボウルがセットになったアイテムです。接地面には本体と一体化した足があり、水切れは良好。足が外れる心配もなく、扱いやすいのもメリットです。
スタッキング可能なので、収納スペースを圧迫しにくいのもポイント。ざるの目の粗さは16メッシュで、米とぎや麺の湯切りなどにも活躍します。太い線材を採用しており、耐久性に優れているのも特徴です。
トングとヘラも付属。一人暮らしや新生活をスタートさせるときにおすすめです。
本間冬治工業 F型ざる
6.5メッシュと目の粗い、水切れのよいざるです。大きい野菜を洗うときなどに向いています。耐久性が高い18-8ステンレスで作られているのもおすすめのポイントです。
また、太い補強リングを備えており、より強度をアップしているのもポイント。ハードに使えるざるを探している方におすすめです。サイズは内径約20cmです。
金伊工業 DX深型ザル グッドシェイプ GS-006
家庭用だけでなく、業務用・工業用の金網製品を製造するメーカーが手掛けた深型のざるです。「業務用・高品質」をコンセプトとして開発したブランド「グッドシェイプ」のアイテム。フチを広めにデザインするなど、扱いやすさや強度にこだわって作られているのが特徴です。
隙間にゴミが溜まりにくく、衛生的に使えるのもポイント。食器洗浄機にも対応しており、お手入れも簡単です。
また、足が付いているので、底面が直接シンクに触れないのも魅力。内径約30cmと大きめで、たくさんの食材を入れたいときにも活躍します。網の粗さは、米を研いだり、野菜の水切りをしたりするときにぴったりな14メッシュです。
フェアトレードカンパニー(Fair Trade Company) People Tree ハンドルつき竹ザル 2個セット 185112
丈夫な竹と藤を採用した、手編みで仕上げたおすすめのざるです。キッチンにおいても自然と馴染みやすい、美しい繊細な編み目が魅力です。
持ち運びや水切りに役立つ、両手ハンドルを備えているのもうれしいポイント。使わないときは、ハンドル部分をフックに引っ掛けて収納できます。
大小2個セットなので、用途に合わせて使い分けられます。大は直径20×横30×高さ8cm、小は直径15×横25×高さ6.5cmです。
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ざるにはステンレス・竹・プラスチック・シリコンなどさまざまな素材のモノがあります。また、金網タイプは目の細かさもチェックポイント。家庭の人数や料理の種類によって、複数個のざるを使い分けるのもおすすめです。本記事を参考に、使い勝手のよいざるを選んでみてください。