講義の課題やレポートの作成にあると便利な「ノートパソコン」。Webで情報を検索しながら文字やグラフを入力できるので、効率よく学習するのに役立ちます。学校に持参する場合には、携帯性に優れたノートパソコンがおすすめですが、各メーカーから多数のモデルが発売されているため、どれを買っていいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、大学生におすすめのノートパソコンをご紹介します。必要となるスペックや機能についても解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

【選び方】大学生のノートパソコンに必要なスペックや機能

講義のノートや資料作成ならスペックはそこまで必要ない

大学生の講義ノートやレポート、資料を作成するのが主な目的であれば、スペックが控えめなモデルでも問題ありません。文書作成や簡単なグラフ、図の挿入程度であれば、CPUにインテルのCore i3やAMDのRyzen 3を採用した製品でも充分です。

ノートパソコンの基本性能にこだわるよりも、ディスプレイや本体のサイズ、または重量をチェックし、携帯性に優れたモデルを選択するのがおすすめ。ただし、データ分析やプログラミング、動画編集などを行う大学生は、スペックに関しても慎重に選択しましょう。

専門的なソフトやツールを使うならここをチェック

動画を編集する場合やCADで設計する場合には、使用するソフトに適したスペックが必要。ソフトごとに推奨スペックが公開されていますが、快適に作業したいのであれば性能に余裕をもたせておきたいところです。

人気の動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」であれば、インテル第7世代以降のCPUにメモリ容量が16GB以上、4GB以上のGPUが推奨されています。また、高いシェア率を誇るCADソフト「AutoCAD」の場合は、クロック周波数1GHz以上のCPUに8GB以上のメモリが推奨スペックです。

行う作業や使用するソフトにあわせて適切なスペックのノートパソコンを選択しましょう。

CPU

ノートパソコンの頭脳とも呼べるパーツ「CPU」。パソコンの処理能力を決める上で重要なパーツの1つです。CPUを製造しているメーカーは大きくわけて、インテルとAMDの2社。文書作成やWeb閲覧などの使用が主な大学生には、インテル Core i3やAMD Ryzen 3でも作業は可能です。

データ分析などの計算処理がともなう作業や動画編集などを行う大学生は、Core i7やRyzen 7がおすすめ。また、高負荷のかかる作業はしないものの、簡単な画像編集などを快適に行いたい大学生は、スタンダードなCore i5やRyzen 5も選択肢に入れましょう。

メモリ

「メモリ」は、ノートパソコンが作業を行う際にデスクのような役割をするパーツ。メモリの容量が大きければ大きいほど、デスクが広くなり作業が効率よく行えます。Webで情報検索しながらレポートやノートの作成をするといった、複数の作業を並行して行う際に重要です。

複数のソフトやアプリを同時起動したり、ブラウザを多数開いてWebサーフィンしたりと、効率よく作業を行いたい大学生はメモリ容量の大きいモデルを選びましょう。Web閲覧程度であれば4GBのメモリ搭載モデルでも問題ありませんが、サクサクと快適に作業したいのであれば8GB以上のモデルがおすすめです。

また、動画編集やデータ分析を行う大学生は、作業内容や使用するソフトを考慮して16GB以上のモデルも視野に入れるようにしましょう。

ストレージ

「ストレージ」とは、OSやソフト、アプリに加えて、文書や画像、動画などのファイルを保存するためのパーツです。ストレージの種類には、HDD・SSD・eMMCの3種類がありますが、最近はデータ転送速度に優れたSSDを搭載したモデルが増えています。

コストを掛けず大容量モデルを手に入れたい大学生は、HDD搭載モデルがおすすめ。eMMCは消費電力が低いので長時間駆動するノートパソコンに採用されやすい傾向があります。ただし、容量の少ないモデルが多いので注意しましょう。

GPU

「GPU」は「Graphics Processing Unit」の略称。映像処理を行うために搭載されるパーツです。動画編集やゲームなどを高画質で行う場合には映像処理に高い負荷がかかるので、CPUのみ搭載しているノートパソコンでは、スペックが不足する場合があります。

高性能GPU搭載モデルであれば、映像処理もサクサクと快適にこなせて便利です。ただし、GPUを内蔵したノートパソコンは価格も高くなるので、予算と相談しながら選ぶようにしましょう。

毎日持ち歩くモノなので重量は軽い方がおすすめ

ノートパソコンを毎日学校に持参する大学生には、携帯性に優れた製品がおすすめ。重量1~1.5kgほどの製品であれば携帯時の負荷が軽くすみます。また、ディスプレイサイズは、鞄に収まりやすい13インチ以下が最適です。

より軽量で小型な製品を求めるのであれば、11~12インチほどディスプレイを採用したノートパソコンも存在します。コンパクトなモバイルノートパソコンは画面が小さく、一度に表示できる情報量が少なくなるので注意が必要。ただし、タッチパネルに対応し、タブレットのように直感的な操作ができる製品が多いというメリットもあります。

バッテリー持ちも重要なポイント

外出先でコンセントが利用できない場合や屋外での使用が多い大学生は、バッテリーの持ちも要チェック。外出先で1日中パソコンを利用するのであれば、8時間以上のバッテリー駆動に対応したモデルがおすすめです。

最近では10時間を超えるバッテリー駆動が可能な製品も多数発売されていますが、基本性能が高いモデルほどバッテリーの消費が速いので注意しましょう。なお、製品の仕様表にある駆動時間は、低負荷作業時を想定しているので、動画編集や計算処理など高負荷な作業を続けた場合には、バッテリーの消費が速くなります。

Officeソフトが付属していると便利

文書作成や表計算などの使用がメインの大学生は、Officeソフト搭載モデルがおすすめ。最近では無料で使えるGoogleドキュメントやスプレッドシートなどもありますが、多くの企業ではMicrosoft社のワードやエクセルなどのソフトが使用されています。

就職後のデスクワークに備えて、レポートやノートの作成でOfficeソフトに慣れておくのもおすすめ。「Microsoft Office」には、月々料金を支払うサブスクリプション版と買い切り型のパッケージ版やダウンロード版があります。

サブスクリプション版は月々のランニングコストがかかるほか、ノートパソコンと別にパッケージ版やダウンロード版を購入すると価格が高くなりがち。Officeソフトを利用することがわかっている場合は、搭載モデルがおすすめです。

大学生が選ぶノートパソコンの価格相場

ノートパソコンの価格は、5~10万円程度のエントリーモデルや10~15万円程度のミドルレンジモデル、15万円以上のハイエンドモデルなど、搭載しているスペックによってさまざま。ミドルレンジモデルであれば、価格と性能のバランスが取れており使いやすいですが、コストを重視する大学生にはエントリーモデルもおすすめです。

動画編集やデータ分析、プログラミングに使用する場合や、趣味で高画質なゲームを楽しむ場合には、15万円以上のハイエンドモデルを選択しましょう。

大学生におすすめのノートパソコン

日本電気(NEC) LAVIE Note Mobile NM550/RAL

コンパクトで携帯性に優れたノートパソコンです。12.5インチのディスプレイを採用しており、本体サイズは289×192×18mmほど。重量も約909gと軽いので気軽に持ち運ぶことが可能です。小型ながら、CPUにはインテルのCore i5-10210Yを採用し、8GBのメモリを搭載しているので快適な動作が得られます。

「Office Home & Business 2019」が搭載されており、別途購入する必要がない点も魅力です。

ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI MateBook 13 WRT29CH78CNCNNUA

高精細な液晶パネルを搭載したノートパソコンです。13インチのディスプレイは、2160×1440の2K解像度対応。画像や映像だけでなく、細かい文字もくっきりと映し出せます。本体サイズは約286×211×14.9mmとコンパクトで薄型です。

重量約1.28kgなので、携帯しやすいのも魅力のひとつ。CPUにはインテルのCore i7-8565Uを採用し、メモリは8GB搭載しています。ストレージにはデータ転送速度に優れた512GBのSSDを採用しているので、OSの起動やアプリの立ち上げもスムーズです。

本製品には大容量バッテリーが搭載されているので、連続10時間のフルHD解像度動画の鑑賞が可能。パソコン内を素早く冷却するデュアルファンが内蔵されており、高負荷時の動作が安定している点も魅力です。

アップル(Apple) MacBook Air MWTJ2JA

比較的低価格で購入できるコスパに優れたMacBookです。13.3インチの液晶画面には、美しいグラフィック表示が可能な「Retinaディスプレイ」を採用。2560×1600の高解像度に対応しており、画像だけでなく細かな文字もクリアに映し出せます。

反応がよく滑らかな文字入力ができる「Magic Keyboard」も搭載されており、快適な操作が可能。暗い場所でのタイピングを可能にするバックライトもついています。タッチトラックパッドは、加える圧力の差によってより直感的に操作できる仕様です。

本体の重量は約1.29kgと軽量。CPUにインテルのCore i3を採用し、8GBメモリを搭載しているので、携帯性に優れているにも関わらず、高い処理能力を誇ります。MacBook Airのロックはもちろん、書類の認証やオンラインでの支払い時に便利な指紋認証センサーを搭載している点も大学生におすすめです。

デル(Dell) Inspiron 14 ノートパソコン 20Q31IGHB4PS

スタイリッシュでモダンなデザインの14インチノートパソコンです。CPUにインテルのCore i5-10210Uを採用。8GBのメモリと256GBのSSDを搭載しており、Web閲覧や文書作成、動画鑑賞などを快適に行えます。

本体サイズは約321.77×217×17.29mm、重量約1.42kgと14インチサイズながら携帯性にも優れた仕様です。キーボードにバックライトがついているので、夜間や暗い場所で作業する場合にも適しています。

20分ほどでバッテリーの最大35%まで充電でき、約1時間で最大80%まで充電できるのもポイントです。輪郭のはっきりしたサウンドや滑らかに表示される映像など、エンターテインメントコンテンツを頻繁に鑑賞する大学生にもおすすめ。価格は平均的ですが、Officeソフトが付属しているのでコスパにも優れています。

ダイナブック(dynabook) Gシリーズ G5 P1G5JPBL

比較的低価格で購入できる国内メーカーのノートパソコンです。シャープと東芝の合弁会社である「ダイナブック」が製造。品質が高いだけでなく、サポート体制が充実しており、安心して購入できるのがポイントです。

本体重量は779gほどなので、気軽に持ち歩けるのもメリット。軽量ながら26方向からの76cm落下テストにも耐える強固なボディを誇っています。バッテリーでの連続駆動時間は9.5時間ほどですが、30分の充電で約8時間駆動する急速充電に対応している点も大学生におすすめです。

富士通(FUJITSU) FMV 13.3型ワイド ノートパソコン LIFEBOOK SHシリーズ AZ_WS1D2_Z195

基本性能・堅牢性・耐久性とバランスの取れたノートパソコンです。CPUにインテルのCore i5-8250Uを採用。メモリは8GB、ストレージには256GBのSSDを搭載しています。13.3インチのディスプレイは、1920×1080解像度対応のノングレアタイプ。光の反射や映り込みを抑えられるので、集中して作業が行えます。

本体サイズは約315.8×214×11~19.8mm。スーパーマルチドライブを内蔵しているにも関わらず、重量約1.28kgほどと携帯性にも優れています。76cmからの落下試験や加圧試験などに合格したボディが採用されているので、通学時に安心して携帯できるノートパソコンを探している大学生におすすめです。

マイクロソフト(Microsoft) Surface Laptop 3 V4C-00039

スリムでスタイリッシュなデザインの13.5インチノートパソコンです。本体サイズは約308×223×14.5mmと、13インチモデルのノートパソコンとしては比較的コンパクト。約1.288gと軽量な点も魅力です。

バッテリーでの最大駆動時間は約11.5時間。屋外での使用が多い方にもおすすめです。CPUにはインテルのCore i5-1035 G7を採用。8GBメモリと256GBのSSDも内蔵しています。液晶パネルは、2256×1504と高解像度仕様。精細な画像が表示できるのもメリットです。

また、Officeソフトが付属しているので、レポートやノートの作成にワードやエクセルを使用したい大学生にも向いています。

マウスコンピューター(MouseComputer) MB-J501SIWPZI

16GBのメモリを搭載した15.6型のノートパソコンです。CPUにはインテルのCore i5-8265Uを採用。ストレージは、データ転送速度に優れた480GBのSSDが選択されています。本体サイズは約361×256×24.1mm、重量約2.1kgと携帯するにはやや重ためであるものの、DVDスーパーマルチドライブを搭載しているのがメリット。DVDやCDなどのディスクを利用してデータの読み書きを行いたい場合に、外付けのドライブを別途購入する必要がなく便利です。

15.6インチのディスプレイは、1920×1080のフルHD解像度対応。インターフェイスにメモリーカードスロットがあるのもポイントです。さらに、Officeソフトと高い互換性を誇るKINGSOFTの「WPS Office Standard」が付属している点も魅力。携帯性よりも基本性能や汎用性を優先する大学生におすすめのノートパソコンです。

エイスース(ASUS) ASUS ExpertBook B9 B9450FA-BM0500TS/A

14インチディスプレイ搭載モデルながら携帯性に優れたノートパソコンです。最長約30時間駆動可能なバッテリーを内蔵しているので、屋外やコンセントのない状況での使用頻度が多い方におすすめ。旅行やサークルの合宿へ持参するパソコンとしても便利です。

本体の重量は約870gと軽量。ボディの厚みは14.9mmほどなので、鞄に入れて気軽に持ち運べます。CPUにはインテルのCore i5-10210U 。16GBのメモリと512GBのSSDも搭載しており、快適に作業が行える仕様です。

そのほか「MIL-STD810G」の軍用規格に適合する耐久性や堅牢性を誇っているのもポイント。衝撃や振動にも強いので、安心して持ち運べるノートパソコンを探している大学生にもおすすめです。

エイスース(ASUS) ROG Zephyrus G15 GA502DU-R7G1660AS

コスパに優れたAMDプロセッサーを搭載したノートパソコンです。CPUにAMDのRyzen 7-3750Hを採用。16GBのメモリと512GBのSSDだけでなく、GPUにNDIVIAのGeForce GTX 1660Tiも搭載されています。

15.6インチのディスプレイは、1920×1080のフルHD解像度対応。120Hzのリフレッシュレートをサポートしており、滑らかな映像が映し出せます。また、映像出力可能なUSB Type-Cポートも搭載。自宅では、大型ディスプレイと接続して使いたい大学生にもおすすめです。

ヒューレット・パッカード(HP) HP Pavilion Gaming 15 15-dk0000

パワフルな映像処理能力をもった15.6インチのノートパソコンです。CPUにインテルの Core i7-9750H、GPUにNDIVIAのGeForce GTX 1660Tiを搭載しています。メモリ容量は16GBを誇るので、複数アプリの同時起動時やブラウザを多数開いての作業時も快適に動作可能です。

256GBのSSDに加えて、1TBのHDDが内蔵されているのもポイント。スピーカーには、オーディオメーカーである「B&O PLAY」のテクノロジーを採用しており、臨場感あふれる高音質なサウンドが再生できる点も魅力です。

レイザー(Razer) RAZER BLADE STEALTH RZ09-03102J22-R3J1

コンパクトながら高い性能を秘めたノートパソコンです。ゲーミングデバイスで有名なレイザーが製造。本体サイズは約304.6×210×15.3mm、重量約1.41kgで、GPUにNDVIA GeForce GTX 1650Tiを搭載しています。

CPUにはインテルのCore i7-1065 G7を採用。16GBのメモリも搭載しているので、ゲームだけでなく動画編集にもおすすめです。また、ストレージにはデータ転送速度に優れた512GBのSSDを採用しています。

本製品のボディには、高級なアルミニウム素材を使用。耐久度を高める高精度な加工が施されている点もメリットです。ボディデザインは、シンプルでスタイリッシュですが、ゲーミングパソコンらしいRGBライティングも楽しめます。

また、キーボード横に上向きのスピーカーが4基搭載されており、臨場感あふれるサウンドが再生できる点も大学生におすすめです。

レノボ(Lenovo) ThinkPad P43s 20RH002SUS

CADソフトの使用に最適なGPUを搭載したノートパソコンです。価格は高めですが、GPUにNVIDIAのQuadro P520を採用。CPUにはインテルのCore i7-8565Uを搭載しており、CADや簡易的な解析、動画編集に最適です。

メモリは16GB搭載していますが、行う作業にあわせて最大48GBまで拡張可能。2560×1440の高解像度対応ディスプレイを採用しているのもポイントです。バッテリーでの駆動可能時間は最大16.2時間なので、屋外やコンセントのない場所でも安心して使用できます。

「MIL-STD810G」の軍用規格に適合する堅牢性を誇る点も魅力。一般的なノートパソコンに比べると高価格ですが、CADや動画編集などの専門ソフトを使用する大学生にはおすすめです。