海釣りのなかでも多くの方から親しまれている「エギング」。エギ(餌木)と呼ばれる擬似餌を使うことからそう呼ばれており、釣りとしてはルアーで狙うイカ釣りのことを指します。エギングは岸から釣るのがメインとなり、遠投性が重要。広く探ることが釣果アップにつながります。

そこで今回はエギングで使うロッド「エギングロッド」に注目。おすすめモデルをご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

エギングロッドとは?特徴は?万能って本当?

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「エギングロッド」とは、エギでイカを釣るためのロッドのこと。「エギ(餌木)」とは日本古来より伝わる擬似餌のことで、釣りとしてはルアーフィッシングのひとつとしてジャンルが確立されています。

釣れるエリアとしては身を隠せる岩場や藻があること。その付近にエギをキャストできるか、そしてイカを誘い出せるかどうかが釣果の分かれ目です。

よって、エギングロッドの特徴は広範囲を探れる遠投性や、エギをしっかりと動かせる操作性があること。1日中やりきっても疲れない軽さも重要です。

なお、エギングロッドは他の釣りにも流用しやすい万能ロッドと思われがちですが、すべてのモデルがそうではありません。確かにレングスは長めで、ブランクスもそれほど硬くなく、自重も軽ければ、汎用性の高いモデルと言えますが、狙うターゲットが異なれば、ロッドに求められる要素も厳密には変わってきます。そうした点は理解しておきましょう。

エギングロッドの選び方

ロッドの長さは8フィート台を基準に

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岸から狙うエギングでは、まずエギをキャストし、着底したらシャクりを開始。「シャクる」とはロッドを煽ることを指し、水中でエギを跳ね上げることが釣果につながります。

なお、イカは魚のように口でバイトしてくるのではなく、エサとなる小魚や甲殻類を抱きにくるのが捕食のスタイル。アングラーとしてはシャクりを繰り返して、いかにしてイカにエギを抱かせるかがポイントになります。

よって、エギングロッドには遠投性と操作性の両方に配慮した長さが必要。7~9ft台(約2.1~2.7m)が相場で、8ft台が各メーカーの中心ラインナップとなっています。初心者の方や、どの程度の長さが自分に合っているかわからない方は8ft台のエギングロッドから入るのがおすすめです。

ロッドの硬さをチェック。汎用性を求めるならMLを

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ロッドの硬さはアイテムによって異なり、柔らかい順に大別して紹介すると、ライト(L)、ミディアムライト(ML)、ミディアム(M)、ミディアムヘビー(MH)、ヘビー(H)などがあります。

エギングロッドの場合は、遠投性と操作性に優れたモデルが使いやすいため、ミディアムライト(ML)からミディアム(M)あたりが主流。ロッドにエギのウエイトを乗せて、しっかりとしならせて飛ばすことが重要です。

ちなみに、エギングで使うエギは3.5号がメイン。これは3寸5分のことで、センチで表すと約10.6cm、オーソドックスなエギなら重さは20g前後が目安です。

なお、それよりも小さいエギを使い、より細いラインで誘いたい場合は少し柔らかめのロッドを、より大きく重たいエギをフルキャストしたい場合は、ある程度硬くてパワーのあるロッドを選ぶようにしましょう。

ロッドの重さをチェック。なるべく軽量なモデルがおすすめ

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エギングは、キャストしたらエギをある程度沈め、ロッドを上方向に煽りながらエギをシャクるのが基本。シャクり続けると水面に上がってきてしまうので、一定のリズムでリフト&フォールを繰り返すのがポイントです。よって、ロッドにはキャスタビリティと操作性、さらにはアクションのしやすさを兼ね備えたモデルが適しています。

さらに、エギングは1日中ロッドをシャクり続けるので、軽いモノほど有利。体力や経験などによっても異なりますが、なるべく軽いロッドの方が疲れにくいのでおすすめです。

ロッドの曲がり方を示すテーパーをチェック

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ロッドの曲がり具合は「テーパー」と呼ばれ、大きく分けると穂先から曲がる先調子と、手元側から曲がる胴調子の2つがあります。

なお、ルアーフィッシングでは竿の曲がり(テーパー)をアクションで分類。先調子がファストアクション、胴調子がスローアクション、その間をレギュラーアクションと表します。

傾向として、ファストアクションは竿先のティップから曲がるので、繊細なアタリを取りやすいのがポイント。また、竿先で細かいアクションがつけやすいのも特徴です。

レギュラーアクションはベリーから曲がるので、ルアーの重さをロッドに乗せやすく、キャストしやすいのが魅力。スローアクションはバットから曲がるため、大物の強烈な引きであってもそのパワーをロッド全体で受け止められるのがメリットです。

なお、ロッドの表記は各メーカーやメディアによって統一されておらず、テーパー・パワー・アクションを混同しがちなので、注意しておきましょう。

感度のよさも重要

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釣りにおける「感度」とは、ロッドを握った際に手元に伝わってくる感覚のこと。エギングにおいては、水中にあるエギがどのような状況であるかを把握するのに重要で、エギが底に着く、藻に引っ掛かる、岩に当たる、イカがエギを抱きにくるなどの変化を感じ取れるかが釣果に関わってきます。

ロッドにおける感度はガイドやブランクスの質、さらにはテーパーなどにも影響。また、ラインによっても感じ方が異なります。

一概には言えませんが、ロッドが高感度であればあるほど価格帯も高くなる傾向にあるので、感度のよさを求める場合は購入予算も考慮したうえで判断するようにしましょう。

アウトガイドかインターラインかチェック

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エギングロッドにはガイド付きとガイドなしの2パターンがあります。いわゆる普通のガイド付きのタイプは、区別するうえで「アウトガイド」と呼称。キャストするとラインがガイドを伝い、ブランクスに沿って出ていくことで飛距離が出ます。

なお、エギングでは感度と遠投性の高いPEラインを使うことが多くなりますが、糸の性質を知っておくのが重要。PEはコシのなく、風の影響を受けやすいので、ラインがたるむとガイドに絡みやすくなります。

一方、ガイドがなく、ラインをブランクスの中に通すロッドは「インターライン(中通し)」と呼称。ガイドありのロッドとは使用感が異なります。

特徴は風の影響を受けにくいところ。ブランクス内にラインが収まっているので、強風時でも安心してキャストできます。一方、竿の中での詰まりが発生しやすいのが懸念点。鳥の羽などが入り込むと使えなくなることがあります。それぞれの違いはぜひ把握しておきましょう。

エギングロッドのおすすめメーカー

シマノ(SHIMANO)

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「シマノ」は世界的に知られている日本の大手釣具メーカー。リール開発に定評があるほか、ロッドやルアーなど幅広いジャンルの製品を展開しており、多くのアングラーから支持されています。

エギングでメインとなるシリーズは「セフィア」。各カテゴリー別にコンセプトと価格帯が分かれており、初心者向けのロッドから上級者向けのロッドまで揃っているのが特徴です。

ダイワ(Daiwa)

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「ダイワ」は国内大手の釣具メーカー。ロッドやリール、ルアーはもちろん、ラインやアパレル、小物などさまざまなアイテムを展開しています。

エギングでメインとなるシリーズは「エメラルダス」。オーソドックスなガイド付きロッドはもちろん、ラインをブランクスの中に通すインターラインのロッドも揃えており、選択肢が豊富なのが魅力です。

メジャークラフト(Major Craft)

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「メジャークラフト」は大阪府に拠点を構える釣具メーカー。エギングをはじめ、シーバスやショアジギングなどのソルトウォーターから、トラウトやバスのフレッシュウォーターまで、幅広いゲームフィッシングのアイテムを展開しています。

価格帯が控えめで、初心者向けのエントリーモデルが豊富なのもポイント。メインとしてはもちろん、サブとしてのエギングロッドが欲しい方にもおすすめです。

エギングロッドのおすすめモデル|初心者向け・コスパモデル

シマノ(SHIMANO) ルアーマチック ソルトルアー推奨モデル S86ML


キャストの練習から始めたいという方におすすめ

ビギナーが最初に手に取る1本としておすすめのアイテム。ソルトルアー推奨モデルとあるように海のルアーフィッシングで使うロッドですが、控えめな価格帯が魅力です。

長さは8ft6inの2.59mで、重さは123g。パワーはMLで、エギのサイズは2.5~3.5号、ラインはPEで0.6~1.5号が目安です。エギングの王道スペックを備えながらも安価なので、キャストの練習から始めたいという方はぜひチェックしておきましょう。

シマノ(SHIMANO) ソルティーアドバンス エギング S83M


ソルティーアドバンスシリーズのエントリーモデル

エギング初心者におすすめのエントリーモデル。長さは8ft3inの2.52m、重さは97gと、十分なレングスがありながら軽量に仕上がっているのが特徴です。

本製品はソルトのルアーゲーム全般を扱う「ソルティーアドバンス」シリーズのエギングロッド。パワーはMで、エギのサイズは2~4号、ラインはPEで0.5~1号が目安です。

シマノ(SHIMANO) フリーゲーム S86ML


旅先に便利なアイテムを求めている方におすすめ

持ち運びに便利な振り出しタイプのロッド。レングス・テーパーともにエギング向きで、旅先や出張先の立ち寄りでも竿を出せるのが特徴です。

長さは8ft6inの2.59mで、重さは130g。パワーはMLで、エギのサイズは2~3.5号、ラインはPEで0.6~1.2号が目安です。また、仕舞寸法は74.1cmと短めなのもポイント。遠征用や車載用のエギングロッドを求めている方にもおすすめの1本です。

シマノ(SHIMANO) セフィア BB S80M


本格的なエギングを始めたいと思っている方におすすめのモデル。ブランクスにはネジレに強い「ハイパワーX」を採用しており、ブレずにキャストできるのが特徴です。

長さは8ftの2.44mで、重さは105g。パワーはM、エギのサイズは2~4号、ラインはPEで0.5~1号が目安です。大型のイカが接岸する春の産卵期はもちろん、新子が乱舞する秋にも十分対応。価格帯も良心的で、コスパに優れているもの魅力です。

ダイワ(Daiwa) エギング X 86ML


リーズナブルなモノを探している方におすすめのロッド。長さは8ft6inの2.59mと、エギングでは定番のレングスで、しっかりと遠投できるのが特徴です。

また、重さは110gと比較的軽量なのもポイント。パワーはMLとやや柔らかめで、エギのサイズは1.8〜3.5号、ラインはPEで0.4~1号が目安です。安価ながら十分使える1本なので、エントリーモデルを探している方はぜひおさえておきましょう。

ダイワ(Daiwa) エメラルダス X 83ML


手返し重視でテンポよく探っていきたい方におすすめのエギングロッド。長さは8ft3inの2.51m、重さは105g、パワーはMLで、やや柔らかめに仕上がっているのが特徴です。

エギのサイズは1.8〜3.5号、ラインはPEで0.5~1号が目安。エギング専用シリーズの1本ではありますが、汎用性が高く、ショアからのライトジギングなどでも使えます。

メジャークラフト(Major Craft) ファーストキャスト FCS-832E


安いエギングロッドを求めている方におすすめの1本。長さは8ft3in、テーパーはレギュラーファストアクションとクセがなく、初心者でもロングキャストしやすいのが特徴です。

エギのサイズは2.5~3.5号で、ラインはPEで0.4~1.2号が目安。比較的汎用性が高いので、ルアー釣りであればシーバス、黒鯛狙いのチニング、ショアからのライトジギングもカバーできるほか、エサ釣りであれば漁港や堤防のちょい投げ、サビキ釣りも対応できます。

メジャークラフト(Major Craft) NEW ソルパラ エギング SPX-862E


エギング初心者向けの1本。長さは8ft6in、テーパーはレギュラーファストアクションと遠投しやすく、ロングキャストをしっかりとマスターしたいという方におすすめです。

エギのサイズは2.5~3.5号で、ラインはPEで0.4~1.2号が目安。比較的細めのラインまでカバーできるので、アオリイカ狙いの方はもちろん、ヤリイカやケンサキイカ、スルメイカ、ヒイカなどの小型のツツイカ系を狙いたい方にもおすすめです。

メジャークラフト(Major Craft) 三代目 クロステージ エギング CRX-862E


オーソドックスなエギングロッドを求めている方におすすめの1本。ブランクスにはネジレに強い「マイクロピッチクロスフォース」を採用しており、安心してキャストとシャクりを繰り返せるのが特徴です。

長さは8ft6inで、テーパーはレギュラーファストアクション。エギのサイズは2.5~3.5号、ラインはPEで0.4~1.2号が目安です。

メジャークラフト(Major Craft) トリプルクロス エギング TCX-862E


価格帯が控えめながらオールラウンドに使えるエギングロッド。ブランクスには中・高弾性カーボンを使っており、キャスタビリティと操作性のバランスに配慮しているのが特徴です。

長さは8ft6inで、テーパーはレギュラーファストアクション。エギのサイズは2.5~3.5号、ラインはPEで0.4~1.2号が目安です。

また、バット部分には4軸カーボンを採用しており、イカの引きをしっかりと受け止められるのもポイント。春の産卵期の大物狙いから秋の新子の数釣りまで楽しめるおすすめの1本です。

アブガルシア(Abu Garcia) ソルティースタイル エギング STES-832ML-KR


ロングセラーモデルのエギングロッド。テーパーがやや柔らかめなので、アオリイカ狙いの方はもちろん、ヤリイカやケンサキイカ、スルメイカ、ヒイカなどの小型のツツイカ系を狙うにも適した1本です。

長さは8ft3inの2.52m、重さは120gと、レングスのわりにやや重めですが、バランスは良好。キャストやシャクりがしやすいのも特徴です。

パワーはMLで、テーパーはレギュラーファストアクション。エギのサイズは2~3.5号、ラインはPEで0.4~0.8号が目安です。

オリムピック(OLYMPIC) カラマレッティーUX 21GCALUS-832ML


エントリーモデルながら、満足度の高いエギングロッド。パワーはML、テーパーはレギュラーファストアクションと汎用性が高く、ライト寄りなエギングで使えるのが特徴です。

長さは8ft3inの2.52mで、重さは110g。エギのサイズは2~3.5号、ラインはPEで0.4~1号が目安です。ブランクスには高弾性カーボンを使用しており、キャスタビリティは良好。やや小さめのエギをメインとしたい方におすすめの1本です。

テイルウォーク(tailwalk) エギスト SSD 86M


価格帯控えめながら大型のエギも扱えるロッド。パワー系の1本で、産卵を意識した大型のイカを狙う際はもちろん、アベレージサイズが大きいフィールドで使うのがおすすめです。

長さは8ft6inで、重さは115g。パワーはMで、テーパーはレギュラーアクション、エギのサイズはMAX4.5号、ラインはPEでMAX1号が目安です。

エギングロッドのおすすめモデル|中級者向け

シマノ(SHIMANO) フリーゲーム XT S86M


エギングで使えるパックロッドを求めている方におすすめのモデル。仕舞寸法は56.4cmとコンパクトで、リュックやスーツケースにも収納しやすいのが特徴です。

長さは8ft6inの2.59mで、重さは125g。パワーはMで、エギのサイズは2.5~4号、ラインはPEで0.5~1.5号が目安です。シーバスや青物のほか、サーフでのフラットフィッシュもカバーできる1本なので、ロッドに汎用性を求める方もぜひおさえておきましょう。

シマノ(SHIMANO) セフィア TT S83L


柔らかめのエギングロッドを探している方におすすめのモデル。パワーはL、エギのサイズは1.5~3.5号、ラインはPEで0.3~0.8号が目安で、小さめのエギや細いラインの使用に適しているのが特徴です。

長さは8ft3inの2.51mで、重さは96g。十分なレングスがありながら比較的軽量なのもポイントです。なお、ティップはチューブラですが、感度の高い「ソフチューブトップ」を採用。サイズを問わず数釣りを楽しみたい方はぜひチェックしておきましょう。

シマノ(SHIMANO) セフィア SS S83M


エギング中級者へのステップアップを図りたいアングラーにおすすめのモデル。長さは8ft3inの2.51m、重さは92g、パワーはMLで、1日中エギをシャクるタフな状況でも扱いやすいのが特徴です。

エギのサイズは2~4号が目安で、基準となる3.5号のエギが扱いやすいのもポイント。また、ラインはPEで0.5~1号とやや細めまで対応できるのも魅力です。

ダイワ(Daiwa) エメラルダス MX 75MMH-S・N


パワー系のエギングロッドを求める方におすすめのモデル。長さは7ft5inの2.26m、パワーはMMHと、エギングロッドとしては短く硬めで、強引なやり取りができるのが特徴です。

また、ソリッドティップを採用しており、感度も良好。重さが85gと軽めなのもポイントです。エギのサイズは2.5〜4号、ラインはPEで0.6~1.2号が目安。大物狙いはもちろん、複雑に入り組んだスポットからイカを引き抜く際にもおすすめの1本です。

ダイワ(Daiwa) エメラルダス MX IL 86M・N


ロッドガイドのないインターラインタイプのエギングロッド。糸絡みの心配が少なく、強風下やナイトゲームで使いやすいのが特徴です。

長さは8ft6inの2.59mで、重さは98g。パワーはM、エギのサイズは2.5~4号、ラインはPEで0.5~1号が目安です。なお、シリーズラインナップにはレングスやパワーの異なるロッドも用意されているので、気になる方は併せてチェックしておきましょう。

メジャークラフト(Major Craft) エギゾースト 5G EZ5-862M


コスパ重視でエギングロッドを選びたい方におすすめのモデル。同社の「R360構造」という製法でブランクスを仕上げているほか、素材には繊維メーカー「東レ」の「T1100Gカーボン」を採用しており、軽さや粘り強さを備えているのが特徴です。

長さは8ft6inで、パワーはM。テーパーはレギュラーファストアクションで、エギのサイズは2~4号、ラインはPEで0.4~1.2号が目安です。

アブガルシア(Abu Garcia) ソルティステージプロトタイプ エギ XEGS-802UL-ST


アオリイカだけでなく、ヒイカやジンドウイカ、マメイカなどの小型のイカもカバーできるエギングロッド。パワーはULとかなり柔らかいほか、テーパーはスローアクションと胴までしっかりと曲がるのが特徴です。

長さは8ftの2.44mで、重さは95g。エギのサイズは1.5~3号、ラインはPEで0.4~0.8号が目安です。なお、本製品はショートバイトや掛けた際の身切れに配慮できるのもポイント。エギングロッドとしてはやや特異なスペックを備えたマニアックな1本なので、気になる方はぜひおさえておきましょう。

オリムピック(OLYMPIC) カラマレッティー 20GCALS-882ML


より遠投性を重視したい方におすすめのエギングロッド。高弾性カーボンを採用しており、長さは8ft8inの2.64mと十分なレングスがありながら、重さは102gと軽量に仕上がっているのが特徴です。

ブランクスのパワーはMLですが、バット部分はMクラス程度のパワーがあり、踏ん張りが効くのもポイント。テーパーはレギュラーファストアクション、エギのサイズは2~3.5号、ラインはPEで0.4~0.8号が目安です。

アレス(ARES) ブルーポーター EG ML 7.8


竿の曲がりを堪能できるおすすめのエギングロッド。素材には操作性に優れた高弾性カーボンを採用しつつも、カーボン含有率は91%と高すぎず、しなやかさやクッション性に配慮しているのが特徴です。

また、バット部分に4軸カーボンを採用しており、イカの引きをしっかりと受け止められるのもポイント。長さは7ft8inの2.33mとやや短めに設定されており、取り回しのよさも魅力です。重さは100gで、パワーはML。エギのサイズは2.5~4号、ラインはPEで0.5~1.2号が目安です。

エギングロッドのおすすめモデル|上級者向け・ハイエンド

シマノ(SHIMANO) セフィア XR S86ML


トータルバランスに優れたおすすめのエギングロッド。長さは8ft6inの2.59m、重さは100g、パワーはMLと、遠投性と操作性の双方に配慮した仕様で、パイプレッシャーのフィールドやタフコンディション時でも活躍してくれるのが特徴です。

また、ティップにはチューブラながら感度の高い「ソフチューブトップ」を採用しているのもポイント。エギのサイズは1.8~3.8号、ラインはPEで0.4~1号が目安です。

なお、ラインナップにはソリッドティップを採用した「S86ML-S」も用意。型番の語尾に違いがあるので、購入を検討する際は注意しておきましょう。

シマノ(SHIMANO) セフィア エクスチューン S82M


遠投性はもちろん、操作性や軽さにも配慮したおすすめのエギングロッド。キャストやシャクりを1日中繰り返すような展開でも疲れにくく、積極果敢に攻められるのが特徴です。

長さは8ft2inの2.49mで、重さは104g。パワーはM、エギのサイズは2~4号、ラインはPEで0.4~1号が目安です。また、ティップにはチューブラの「ソフチューブトップ」を採用しているのもポイント。感度が高く、繊細かつ大胆にエギを操作できるのも魅力です。

シマノ(SHIMANO) セフィア エクスチューン MB S86M


満足度の高いパックロッドタイプのエギングロッド。5ピースで、仕舞寸法55.5cmとコンパクトに収納できるのが特徴で、持ち運びに便利なのが魅力です。

長さは8ft6inの2.59mで、重さは102g。パワーはM、エギのサイズは2~4号、ラインはPEで0.5~1号が目安です。普段使いはもちろん、遠征にも使いやすい1本なので、マルチピースのエギングロッドを求めている方はぜひチェックしておきましょう。

ダイワ(Daiwa) エメラルダス AIR AGS 86M


中級者以上のアングラーで、コスパを重視したい方におすすめのエギングロッド。発売当初からある程度数年が経っていますが、機能性は十分で、お得感が高いのが特徴です。

長さは8ft6inの2.59m、重さは88gと軽量で、シャクりやすいのもポイント。エギのサイズは2.5~4号、ラインはPEで0.5~1号が目安です。

ダイワ(Daiwa) エメラルダス ストイスト RT 82MH


上級者向けのエギングロッド。大型狙いの方はもちろん、カバーやディープに潜むイカを釣るのにも適したモデルで、積極的に仕掛けていけるのが特徴です。

長さは8ft2inの2.49mで、重さは87g。パワーはMH、エギのサイズは3~4.5号で、ラインはPEで0.5~1.2号が目安です。高価格帯ではありますが、ロッドは軽量。それでいて、大型のエギもしっかりとキャストできる点が魅力です。

ダイワ(Daiwa) エメラルダス ストイスト RT IL 81M


インターラインのエギングロッドにおけるハイエンドモデル。本製品はブランクスに張りをもたせたショートレングス仕様で、積極的に仕掛ける釣りを展開したい方におすすめです。

長さは8ft1inの2.46mで、重さは86g。パワーはM、エギのサイズは2.5~4号で、ラインはPEで0.4~1号が目安です。なお、他のラインナップにはより長くて柔らかい「89LML」とより短くて硬い「79MMH」も用意。インターラインタイプが好みの方はぜひチェックしておきましょう。

ダイワ(Daiwa) エメラルダス ストイスト ST 88ML-SMT


潮の変化をしっかりと感じ取れるおすすめのエギングロッド。しなやかさがありながらも、カーボン含有率は99%と高く、シャープに振り抜けるのが特徴です。

また、ティップに超弾性チタン合金の「SMT(スーパーメタルトップ)」を採用しているのもポイント。繊細なアタリにも反応できるので、取りこぼしが少ないのも魅力です。

長さは8ft8inの2.63mで、重さは90g。パワーはML、エギのサイズは1.8~3.5号で、ラインはPEで0.4~1号が目安です。

ゼスタ(XESTA) アサルトジェット 711L テクニカルシューター


軽快にシャクれるおすすめのエギングロッド。長さは7ft11in、2.41mのショートレングスで、重さは95gと持ち重り感もなく、快適に操作できるのが特徴です。

パワーはLと柔らかめなのもポイント。エギのサイズは1.8~3.5号で、ラインはPEで0.4~1号が目安です。フィールドをランガンする方やフットワーク重視の方はぜひチェックしておきましょう。

ゼスタ(XESTA) アサルトジェット タイプS FD86 フロードリフター


キャスタビリティに優れたエギングロッド。長さは8ft6inの2.62m、重さは113gと若干重めですが、ブランクスのベリー部分に中・低弾性カーボンを入れており、しっかりとエギの重みを乗せてキャストできるのが特徴です。

本製品はハイプレッシャーやタフコンディションなど、シビアな状況でも頼れるロッドシリーズの1本で、タイプSの「S」はスラック、スロー、センシティブの頭文字が由来。エギのサイズは2.5~4号で、ラインはPEで0.4~1号が目安です。

オリムピック(OLYMPIC) ヌーボ カラマレッティ プロトタイプ GNCPRS-8102MH

ヘビーバーサタイルのエギングロッドを求めている方におすすめの1本。パワーはMHとやや硬めに設定されているほか、エギのサイズは3~4.5号と大きめを扱えるのも特徴です。

素材には繊維メーカー「東レ」の「T1100Gカーボン」を採用。同社の「クワトログラファイトクロスXX」や「G-MAPS製法」などと相まって、ブランクスに粘りあるのも魅力です。

また、ティップにはチューブラの「ソフチューブトップ」を採用しているのもポイント。長さは8ft10inの2.69m、重さは105g、テーパーはレギュラーファストアクション、ラインはPEで0.6~1.2号が目安です。

アレス(ARES) ドリームス 夢墨 トルザイト RV DRYT-RV800L


高弾性・高密度の4軸カーボンをブランクスに採用したおすすめのエギングロッド。キャスト時のブレがなく、シャープに振り抜けるほか、感度や操作性にも優れているのが特徴です。

長さは8ftの2.43mで、重さは110g。パワーはLと柔らかめですが、エギのサイズは2.5~4号、ラインはPEで0.5~1.2号が目安です。

がまかつ(Gamakatsu) ラグゼ EG RR S86M

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軽快な操作性が魅力のエギングロッド。同社シリーズにおいてはバーサタイルな位置付けの1本ですが、小さめのエギ、細めのラインまで使え、ライトな釣りもカバーできるのが特徴です。

素材には繊維メーカー「東レ」の「T1100Gカーボン」を採用。自重の軽さだけでなく、粘り強さを兼ね備えているのもポイントです。長さは8ft6inの2.59mで、重さは92g。パワーはM、エギのサイズは2~3.5号で、ラインはPEで0.4~1.2号が目安です。

がまかつ(Gamakatsu) ラグゼ EG X S86MH


エギングロッドのなかでも深場や潮の流れが速いフィールドで活躍してくれるモデル。ディープタイプのエギもキビキビと動かせるのが特徴で、より水深を意識した釣りを展開したい方におすすめです。

ブランクスの素材のメインは繊維メーカー「東レ」の「T1100Gカーボン」を採用。さらに、本シリーズは高弾性マテリアルをコンポジットしており、軽さはもちろん、張りをもたせているのもポイントです。

長さは8ft6inの2.59mで、重さは91g。パワーはMHとやや硬めで、エギのサイズは2.5~4号、ラインはPEで0.4~1.2号が目安です。

エバーグリーン(EVERGREEN) ポセイドン スキッドロウ セカンドステージ SSSS-86M レーザージャーク86


積極的に攻めたい方におすすめのエギングロッド。軽くてしなるブランクスを採用しており、切れ味鋭いシャクりでイカを誘えるのが特徴です。

長さは8ft6inの2.59mで、重さは110g。パワーはMで、エギのサイズは2.5~4号、ラインはPEで0.5~1.2号が目安です。なお、グリップはセパレートグリップを採用していますが、グリップエンド部分は短め。購入を検討する際はぜひ意識しておきましょう。

天龍(TENRYU) ブリゲイド フリップ BGF832S-MMH


エギングはもちろん、ライトジギングもカバーできるおすすめのロッド。重さは100gとやや軽めですが、ルアーウェイト的にはMAX35gまで対応でき、メタルジグの遠投も可能な1本です。

パワーはMよりも硬く、MHよりは柔らかいMMHを採用。長さは8ft3inの2.51m、テーパーはレギュラーアクションで、エギのサイズはMAX4号、ラインはPEでMAX1.2号が目安です。エギングロッドのなかでもソルト全般に使える汎用性の高さを求める方はぜひチェックしておきましょう。

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks) カリスタ86M/TZ NANO


エギをビジバシ跳ね上げたい方におすすめのモデル。反発力と張りのあるブランクスを採用しており、ショートジャークから大きめのシャクりにまでしっかりと対応できるのが特徴です。

また、復元力が高く、手首の負担が少ないのもポイント。掛けてからの曲がりもよく、キレイに弧を描いてくれるのも魅力です。長さは8ft6inで、パワーはM。エギのサイズは2.5〜4号、ラインはPEで0.6〜1号が目安です。

ブラックライオン(BLACK LION) ラーテル77


長さ7ft7inとショートレングスのエギングロッド。操作性重視の仕上がりで、シャクりが大味にならず、しっかりと誘えるのが特徴です。

重さは89gと軽く、持ち疲れしにくいのもポイント。エギのサイズは2.5~3.5号、ラインはPEで0.6~1号が目安です。

穂先は高弾性カーボンのソリッドティップを採用しており、バイトに対する感度も良好。ベリーからバットにかけてのブランクスは柔らかめの胴調子でクッション性があり、バラシが少ないのも魅力です。

テイルウォーク(tailwalk) エギスト TZ 86M


同社におけるハイエンドクラスのエギングロッド。細身かつ軽量でありながら強さと粘りのある高弾性ブランクスを採用しており、スムーズにシャクれるのが特徴です。

また、ガイドはチタンフレームとトルザイトリングという上位スペックの組み合わせ。長さは8ft6inで、重さは105g。パワーはMで、テーパーはレギュラーアクション、エギのサイズはMAX4号、ラインはPEで0.5〜1号が目安です。

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番外編:エギングロッドはどんな釣りに使える?シーバスやアジングでは使える?

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エギングは海のルアーフィッシングにおける1ジャンルなので、タックルが他の釣りにも流用できるかどうかは議論されます。

たしかに遠投性が重要なこと、それによってPEラインを使用することはシーバス釣りや、アジをルアーで狙う「アジング」とも共通。特にロッドはある程度お金がかかるので、1本でなんでもこなせるのが理想的です。

ただし、エギングとシーバス釣りとアジングでは、釣りに求められる要素が異なります。例えば、エギングではエギ単体を操作するに留まりますが、シーバス釣りではさまざまなルアーを駆使するので、適応の幅が重要。アジングでは軽量なジグヘッドを使うのがメインとなるので、エギングロッドをアジングロッドに流用するには限界があります。

「エギングロッドが他の釣りにも使えるか」の結論としては、使えないことはないですが、あまりおすすめはしません。可能であれば狙うターゲットに合ったロッドを選ぶようにしましょう。

番外編:エギングロッドに組み合わせるリールはどんなものがよい?

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エギングで使用するリールはスピニングリールが主流。専用に開発されたモデルもありますが、海水で使える汎用性の高いリールであれば十分対応できます。

使用するラインは伸縮性がほとんどないPEがメイン。エギをシャクった際にキビキビと動かせるのが特徴です。また、引っ張り強度が高く、キャスト時の空気抵抗が少ない細めのラインを選べるのもポイント。太さとしては0.6〜0.8号が目安です。

エギングで使用するリールの番手はそれらを100〜200m巻ける2000〜3000番がおすすめ。より番手が小さければリールの自重が軽くなり、操作性が向上しますが、糸巻き量は少なくなり、キャストに支障が出てきます。

一方、より大きい番手であれば、太いラインを多く巻けますが、リールの自重も増加。長時間エギをシャクリ続けるには疲れてしまう場合もあります。エギングで使うリールの購入を検討する際はバランスを考慮して選ぶようにしましょう。