釣り竿のなかでも一部のアングラーから支持されている「グラスロッド」。主流の「カーボンロッド」とはラインナップの数に大きな差がありますが、バスやトラウトでは現存しており、根強い人気があります。
そこで今回はグラスロッドに注目。おすすめの製品をご紹介します。購入を検討されている方はもちろん、「どんなモノが知りたい」という方もぜひご一読ください。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
グラスロッドの特徴とは?どんなメリットがある?
そもそも「グラスロッド」とは、プラスチックにガラス繊維を混合して固めた「グラスファイバー」を素材としたロッドのこと。「グラスファイバーロッド」では長いので、縮めて「グラスロッド」と呼ばれています。
グラスロッドの特徴はクッション性が高く、掛けてからバラシにくいところ。掛けて曲がってからのロッド戻りが遅いので、ラインテンションの抜けが少なく、バイトを弾かずにフッキングにもっていけるのがメリットです。
グラスロッドとカーボンロッドの違いは?
グラスロッドとカーボンロッドの違いは「操作性」。カーボンロッドのほうが軽量かつシャキッとしているので、キャスタビリティがよく、アクションをつけやすいのが魅力です。
一方、グラスロッドは太くて重く、振った際にボヨーンとしているのが特徴。感度が低いほか、シャープに振り振り抜けないので、飛距離が出ないのもデメリットです。
操作性ではカーボンロッドのほうが有利ですが、サスペンション的な役割があり、オートマチックに掛かるのがグラスロッドの魅力。汎用性の高いカーボンロッドのほうが釣りにおいては多くの部分をカバーできますが、グラスロッドにはグラスロッドのよさがあるので、興味がある方はぜひ試してみてください。
グラスロッドはどんな釣りに使える?
グラスロッドが活躍する場面は巻物の釣り。ハードベイトやプラグと呼ばれるルアーを巻く釣りにおいては、素材としてのデメリットがメリットに変わります。
例えば、巻物の釣りはロッドティップを下げて構えることが多いので、ロッドの重さはそこまで気になりません。また、感度が低い分、手元に伝わる情報も過多にならず、比較的疲れにくいのもポイント。さらに、ロッドのブランクスにルアーのウエイトを乗せやすいので、軽い力でキャストできるのも特徴です。
ちなみに、グラスロッドはベイトロッド・スピニングロッドのどちらありますが、汎用性の高いカーボンロッドに比べて使いどころが限られるので、ラインナップは少なめ。該当するジャンルとしてはルアーフィッシングのバスとトラウトが代表的で、バスではトップウォータープラグ・クランクベイト・バイブレーション・スピナーベイト・チャターベイト・シャッドなどで、トラウトではミノーなどで使われます。
グラスロッドの選び方
種類で選ぶ
魚をバラしにくい「ピュアグラス」
「ピュアグラス」とは純粋にグラスだけを使用したグラスロッドのこと。クッション性が高さ、喰い込みのよさが特徴で、バイトを弾きにくく、バラしにくいが魅力です。
一方で、ロッドの重さや太さは犠牲になる部分。なお、オーバーヘッドキャストやサイドハンドキャストは問題ありせんが、ブランクスにシャープさがないため、フリッピングやピッチングのしやすさはカーボンロッドに軍配が上がります。また、現行のラインナップでは少数派なので、購入を検討する際はそこも意識しておきましょう。
初心者にも扱いやすい「グラスコンポジット」
「グラスコンポジット」とはグラスとカーボンを組み合わせたグラスロッドのこと。ロッドに表記されるカーボン含有率によって特性は異なりますが、それぞれのメリット・デメリットをミックスしたブランクスになっています。
パターンとしては大きく分けて3つ。①カーボンがメインで、グラスを散りばめたタイプ、②ティップにグラス、ベリーからバットにかけてカーボンを使用しているタイプ、③グラスをメインとしつつ、カーボンシートで補強しているタイプがあります。
タイプが複数ある分、グラスロッドのなかではラインナップが豊富。また、ピュアグラスに比べてクセがそれほどないので、いずれも初心者にとっては扱いやすい仕様となっています。
ピース数をチェック
強度が強い「1ピースロッド」
「1ピースロッド」とはブランクスからグリップまでが1本になったロッド。境目がないので、ロッドが曲がった際に負荷が分散されることなくベンドするのが特徴です。
また、感度に優れているのもポイント。ルアーからラインを通じてティップ・ベリー・バット・グリップへと伝わる情報がよりわかりやすくなるので、魚のバイトなのか、障害物に当たったのか、ゴミが引っ掛かったのかなどの判断しやすいのも魅力です。
持ち運びやすい「2ピース以上のロッド」
数はそれほど多くはありませんが、グラスロッドにもカーボンロッド同様、分割できる2ピースロッドや、持ち運びに便利なマルチピースロッド(パックロッド)があります。
2ピースロッドは、ブランクスの途中で2本に分かれる場合がほとんど。なお、製品によってはブランクスが1本で、グリップ部分が分かれる「グリップジョイント」もあります。
継ぎの本数が増えれば増えるほど、1ピースの長さは短くなるので、コンパクトな収納が可能。仕舞寸法が小さくなるので、スーツケースなどにもすんなりと収納できます。
なお、ロッド自体のレングスが短い渓流ロッドであればリュックの脇に差し込むことも可能。沢登りをする際などには便利です。興味がある方はぜひ意識しておきましょう。
フィールドに合ったロッドの長さをチェック
ルアーロッドの長さの単位はft(フィート)とinch(インチ)の組み合わせか、m(メートル)とcm(センチメートル)の組み合わせで表記。グラスロッドの場合は4ft台の短い竿から、長くても7ftまでが目安です。5〜6ftより上がバス、5〜6ftより下がトラウトでよく使用されます。
ピンスポットを狙う釣りでは、短いロッドのほうがおすすめ。特に源流トラウトでの釣りはロッドを振れるスペースが極端に狭いので、ショートロッドのほうが理にかなっています。
一方、ロングロッドが有利になるのはオープンウォーターでの釣り。特にビッグレイクのバスフィッシングで、シャローフラットを狙う際には長いほうがおすすめです。
ロッドは長くなればなるほど、重さも増しますが、ルアーの引ける距離も長くなくなり、魚に出会えるチャンスも増えます。グラスロッドを選ぶ際は長さと重さのバランスを考慮して判断するようにしましょう。
狙う魚に合ったロッドのパワーをチェック
一般的にロッドは硬さが分かれており、「パワー」で表記されます。柔らかい順に並べると、L(ライト)・ML(ミディアムライト)・M(ミディアム)・MH(ミディアムヘビー)・H(ヘビー)が代表的。なお、グラスロッドは素材自体に柔軟性があるので、硬いと言えど、上はMHぐらいが目安です。
硬いロッドほどパワーがあるため、重たいルアーのキャストも可能。より大きな魚の引きにも耐えうるパワーを備えています。
一方、より軽いルアーをキャストする際はしっかりと竿を曲げられる柔らかめのロッドのほうがおすすめ。小さい魚を狙う際はルアーも小さくなるので、柔らかいほうが扱いやすくなります。
なお、竿の曲がり(テーパー)はアクションで表記。先調子であればファストアクション、胴調子であればスローアクション、その間がレギュラーアクションとなるのが、ざっくりとした目安です。ロッドのパワーとアクションは混同しないようにしましょう。
価格帯をチェック
グラスロッドの価格帯は安価から高価までさまざま。素材としての単価がカーボンよりも安いため、グラスロッドも総じて安価だと思われがちですが、ラインナップには価格帯の幅があります。
理由はいくつかありますが、ひとつは品質の向上。メインとなるグラス素材はもちろん、ガイドなどで良質のパーツを使用していると価格は高くなります。もうひとつはグラスコンポジットの場合におけるカーボン含有率。グラスロッドとはいえ、カーボン含有率が50%を超えれば、半分はカーボンになります。
購入を検討する際は予算との兼ね合いを考慮しつつ、グラスロッドの重要性・必要性を加味したうえで判断するようにしましょう。
グラスロッドのおすすめ
ティムコ(TIEMCO) フェンウィック エイシス ACES-FM68CMJ “Fast Moving Special”
中量級ルアーにマッチしたおすすめのグラスロッド。タイプとしてはグラスコンポジットで、軽さや感度、キャスタボリティに優れているのが特徴です。
長さは6ft8inで、重さは125g。パワーはMで、テーパーはミディアムスローアクション、ルアーウェイトは3/16〜3/4oz、ラインは8〜20lbが目安です。
オープンウォーターでのロングキャストはもちろん、カバーやストラクチャーに対してタイトにキャストできるのもポイント。クランクベイトのほか、スピナーベイトやチャターベイト、バズベイトなどのファストムービング系ルアーを流していくのにおすすめの1本です。
ティムコ(TIEMCO) フェンウィック リンクス LINKS-FM68CMLJ
カバークランキングにおすすめのグラスロッド。タイプとしてはグラスコンポジットで、ライナー性のキャストがバシバシと決まるのが特徴です。
長さは6ft8inで、重さは127g。パワーはMLで、テーパーはミディアムファストアクション、ルアーウェイトは3/16〜1/2oz、ラインは6〜20lbが目安です。
やや短めのグリップを採用しており、ショートピッチのキャストが手返しよくできるのもポイント。シャロークランク用のロッドを求めている方におすすめの1本です。
ティムコ(TIEMCO) フェンウィック リンクス LINKS510Y-CLJ
日本人初のバスプロとして知られる吉田幸二氏が監修したグラスロッド。長さ5ft10in、重さは101g、パワーはLと、ややライト寄りのルアーを操作するのに適した1本です。
タイプとしてはグラスコンポジットで、ベースマテリアルに軽量なUDグラスを、バット部分に中弾性のカーボンを採用。テーパーはミディアムスローアクション、ルアーウェイトは1/8~5/8oz、ラインは6〜20lbが目安です。
ロッドとしては抜け感がよく、気持ちよくキャストできるのもポイント。ショートレングスのグラスロッドを探している方におすすめの1本です。
ティムコ(TIEMCO) フェンウィック リンクス LINKS-FM64SLJ “Fast Moving Special”
グラスコンポジットのスピニングロッド。シャッドのただ巻き、i字系ルアーでのサイトフィッシング、夏の虫パターンなどで使うのにおすすめの1本で、キスバイトや吸い込み系のバイトにしっかりと対応できるのが特徴です。
長さは6ft4inで、重さは112g。パワーはLで、テーパーはミディアムスローアクション、ルアーウェイトは1/8〜1/4oz、ラインは3〜8lbが目安です。
ティムコ(TIEMCO) フェンウィック カームウォーター グラス CW54CMJ
トップウォーター用のグラスロッド。大型プラグを操作するのに適したモデルで、ペンシルベイトやポッパーはもちろん、引き抵抗の大きいノイジーも軽快に操作できるのが特徴です。
また、本製品はベイトロッドのなかでもリールシートが下がったオフセットグリップを採用。体高のある丸型リールをセットする際も親指の位置が低いので、サミングしやすいのが魅力です。
長さは5ft4inで、重さは248g。パワーはMで、テーパーはミディアムスローアクション、ルアーウェイトは1/4〜1oz、ラインは8〜25lbが目安です。
レジットデザイン(LEGIT DESIGN) ワイルドサイド WSC-G68M
グラス100%のピュアグラスロッド。しなやかさがあるのが特徴で、ブリブリと泳ぐ引き抵抗の強いクランクベイト、ウィード周りでのバイブレーション、表層系のウェイクベイトなどで使うのがおすすめです。
長さは6ft8inで、重さは155g。パワーはMで、テーパーはミディアムスローアクション、ルアーウェイトは7〜21g、ラインは10〜16lbが目安です。
本製品はややレングスがあるのもポイント。オープンウォーターでのロングキャストでファストムービング系のルアーを操作したい方はぜひチェックしておきましょう。
レジットデザイン(LEGIT DESIGN) ワイルドサイド WSS-G62L
ピュアグラスのスピニングロッド。小型プラグを操作するのに適した1本で、特にタフコンディション時やハイプレッシャー時でのシャッド使いで使うのがおすすめです。
長さは6ft2inで、重さは126g。パワーはLで、テーパーはスローアクション、ルアーウェイトは3.5〜11g、ラインはMAXで12lbが目安です。
ショートバイトが拾えるのはもちろん、掛けてからのクッション性も高く、バラシを軽減できるのもポイント。「ベイトではなく、スピニングのグラスロッドがほしい」という方はぜひ購入を検討してみてください。
ダイワ(DAIWA) スティーズ SC C66ML-G ライトニング 66
数多くのメディアで活躍する川村光大郎氏が開発に関わったおすすめのグラスコンポジットロッド。「SC」はショアコンペディションの意味で、本製品はオカッパリでのクランキングに適した1本です。
ティップはグラス素材のなかでも樹脂量を減らしたSVFグラスを採用。ベリーからバットは低弾性カーボンの「Low Modulus」をコンポジットしており、小型のシャッドやタイニークランクでもシャープに振り抜けるのが魅力です。
長さは6ft6inで、重さは111g。パワーはMLで、テーパーはファストアクション、ルアーウェイトは1/8〜3/4oz、ラインは6〜14lbが目安です。
ダイワ(DAIWA) タトゥーラ エリート 701MHRB-G
アメリカで活躍する日本人バスプロ・大森貴洋氏のシグネイチャーモデル。同氏が得意とするシャロークランキングに適した1本で、テンポよくキャストできるのが特徴です。
本製品のカーボン含有率は21%で、タイプとしてはグラスコンポジット。長さは7ft、重さは155g、パワーはMHで、やや長めのレングスと少し硬めのブランクスを採用しているのもポイントです。
ルアーウェイトは1/2〜2oz、ラインは10〜20lbが目安で、大きめのルアーにも十分対応。発売からやや年数が経過していますが、注目度の高いおすすめのロッドです。
ダイワ(DAIWA) リベリオン 701MFB-G
ミドルクラスのグラスロッドがほしい方におすすめのモデル。タイプとしてはグラスコンポジットのベイトロッドで、クランキングを中心とした巻物全般で使えるのが特徴です。
長さは6ft6inで、重さは115g。パワーはMで、テーパーはファストアクション、ルアーウェイトは3/16〜1oz、ラインは8〜16lbが目安です。
価格帯としてはやや控えめなので、メインとしてはもちろん、サブ用としてもおすすめ。「グラスロッドを持っておきたい」という方にも候補となる1本です。
ダイワ(DAIWA) シルバークリーク グラス プログレッシブ 51LB-G
渓流トラウト用のグラスロッドを求めている方におすすめの1本。本製品はカーボン含有率33%のグラスコンポジットで、グラスの柔軟さとカーボンのシャープさを併せ持っているのが特徴です。
長さは5ft1inで、重さは74g。パワーはLで、ルアーウェイトは2〜10g、ラインは2〜6lbが目安です。タイプとしてはショートグリップ・ショートトリガーを採用した短めのベイトロッドなので、トラウトでのベイトフィネスに興味がある方はぜひおさえておきましょう。
シマノ(SHIMANO) バンタム 170M+-G/2
同社独自のワン&ハーフを採用したグラスロッド。長さは7ft、重さは122gと十分なレングスがありますが、持ち運びに便利な2ピース仕様となっているのが特徴です。
パワーはM+で、テーパーはレギュラーファストアクション。ルアーウェイトは7〜30g、ラインは8〜16lbが目安です。
タイプとしてはティップにはグラスを、ベリーからバットにかけてはカーボンを採用したグラスコンポジット。クランクベイトやバイブレーション、スピナーベイトなど、巻物全般に対応できるおすすめの1本です。
シマノ(SHIMANO) エクスプライド 264ML-G
グラスコンポジットのスピニングロッドのなかでもやや硬めのモデル。小型プラグでのアプローチに適したモデルで、バラシの軽減を図れるほか、ショートバイトもしっかりと拾えるのが特徴です。
本製品のカーボン含有率は68.9%で、グラスよりもカーボンのほうがやや多め。長さは6ft4inで、重さは95gと軽量に仕上がっているのもポイントです。
パワーはMLで、テーパーはレギュラーアクション。ルアーウェイトは4〜15g、ラインは4〜8lbが目安です。
シマノ(SHIMANO) ゾディアス 166ML-G
コスパ重視でグラスロッドを選びたい方におすすめのモデル。タイプとしてはグラスコンポジットのベイトロッドで、ライトプラッキングに適しているのが特徴です。
長さは6ft6inで、重さは117g。パワーはMLで、テーパーはレギュラーアクション、ルアーウェイトは5〜21g、ラインは7〜16lbが目安です。
なお、本製品はグリップジョイントタイプですが、ラインナップには同型でセンターカットの2ピースの「166ML-G/2」も用意。どちらも価格帯としてはリーズナブルなので、初めてグラスロッドの購入を検討している方にも候補となる1本です。
ジャッカル(JACKALL) BPM B1-C70MG
しなやかさのあるグラスコンポジットタイプの巻物ロッド。中・大型のファストムービングルアーをキャストするのに適したモデルで、ショートバイトやリアクションバイトをオートマチック掛けられるのが特徴です。
長さは7ftで、重さは133g。パワーはMで、ルアーウェイトは5〜21g、ラインは8〜16lbが目安です。また、価格帯がお手頃なのもポイント。比較的安価なグラスのロングロッドを求めている方はぜひチェックしておきましょう。
メガバス(Megabass) デストロイヤー トマホーク F4-63T
ロングセラーシリーズのグラスロッド。本製品はスピナーベイトにマッチした1本で、ショートピッチで手返しよくサーチするのに適したモデルです。
ブランクスには張りとトルクがあり、感度も良好。カバーやストラクチャーに対してタイトにルアーを通せるのが魅力です。
長さは6ft3inで、重さは147g。パワーはM相当のF4で、テーパーはミディアムファストアクション、ルアーウェイトは1/4〜3/4oz、ラインは8〜20lbが目安です。
ハイドアップ(HIDEUP) マッカ レッドシリーズ HUMRC-60MLG
バスフィッシングに適したショートレングスのグラスロッドを探している方におすすめのモデル。オカッパリ・ボートを問わず、シャロークランクに適した1本で、吸い込みがよく、バレにくいのが特徴です。
長さは6ftで、パワーはML。ルアーウェイトは1/4〜1/2oz、ラインは8〜14lbが目安です。取り回しがよいほか、キャストがしっかりと決まるのもポイント。グラスロッドのなかでもやや短め・柔らかめのベイトロッドを求めている方はぜひチェックしてきましょう。
スミス(SMITH) スーパーストライク クラシック FO-60/B リザーバースティック
クラシカルなバスフィッシングスタイルを好む方におすすめのグラスロッド。なかでも本製品はネーミングの通りのリザーバー向きで、「トッパー」と呼ばれるトップウォーター使いの方から長年支持されている1本です。
長さは6ftで、重さは61g。なお、これはブランクスのみで、グリップは別途購入することになります。パワーはMLで、テーパーはモデレート。このモデレートはレギュアラーアクションとほぼ同義です。ルアーウェイトは7〜18gで、ラインは8〜15lbが目安。ボートでのんびりとバスフィッシングを楽しみたい方はぜひ購入を検討してみてください。
スミス(SMITH) 鯰人 DNAZ-T71MH
グラスコンポジットを採用したテレスコピック仕様のナマズロッド。グラスロッドとしてはかなりヘビー級に位置する1本で、重量級のルアーをキャストできるのが特徴です。
長さは7ft1inで、重さは167g。パワーはMHで、テーパーはファストアクション、ルアーウェイトは1-1/4ozまで、ラインは30lbまで目安です。
テーパーアンドシェイプ(TAPER & SHAPE) グラスウェイ マキモノX GMMXC-67MMHB
ハイエンドクラスのグラスロッド。特にクランキングでポテンシャルを発揮するピュアグラスの1本で、喰い込みのよさやバラシにくさを体感できるのが特徴です。
また、各種パーツも高品質。ガイドはタフで軽量なチタンフレームとトルザイトリングの組み合わせを採用しています。
長さは6ft7inで、重さは148g。パワーはMMHで、ルアーウェイトは7〜21g、ラインは6〜18lbが目安です。満足度の高い巻物用のグラスロッドを求めている方はぜひチェックしておきましょう。
テーパーアンドシェイプ(TAPER & SHAPE) ジャパントラウトV-BR GJTVC-BR64LT
渓流トラウトで使うベイトフィネス向けのグラスロッド。やや距離を取ったショートディスタンスでのアプローチに適した1本で、ミッドストーリームでの大型ネイティブトラウト狙いで使うのがおすすめです。
長さは6ft4inで、重さは112g。5ftよりももう少し長いレングスを求める方には候補となる1本になります。パワーはLで、ルアーウェイトは2〜8g、ラインは2〜6lbが目安。軽量ルアーを操作する柔らかいモデルを探している方や、警戒心の強い魚が生息するフィールドへの立ち込みをする方にもおすすめのモデルです。
テーパーアンドシェイプ(TAPER & SHAPE) ジャパントラウトV GJTVS-51ULT
渓流トラウトで使うのにおすすめのスピニングロッド。小型のシンキングミノーやスプーンなどの定番ルアーを操作するのに適したモデルで、ショートレングスかつ軽量に仕上げているのが特徴です。
タイプとしてはピュアグラスで、長さは5ft1in。重さは83g、パワーはULで、ルアーウェイトは1.3〜6.5g、ラインは1.5〜5lbが目安です。
テーパーアンドシェイプ(TAPER & SHAPE) エリアエリアX ブラックエディション GAAXS-63ULLT
エリアトラウトで使うのにおすすめのグラスロッド。プラッキングや深めのレンジをスプーンで狙うのに適したモデルで、グラス特有の喰い込みのよさやフレキシブルな曲がりを体感できるのが特徴です。
長さは6ft3inで、重さは100g。パワーはULLと表記された柔らかいモデルで、ルアーウェイトは1〜6g、ラインは1.2〜5lbが目安です。「管釣りでグラスロッドを使ってみたい」という方はぜひおさえておきましょう。
メジャークラフト(Major Craft) 新ファインテール トレッキング&トラベラー グラスモデル FTG-42/485UL
渓流パックロッドにおけるグラスモデル。継ぎの本数は5ピースですが、そのうちのひとつにカーボンの6inが含まれており、バット部分にセットすることでトータルレングスを変えられ、グラスコンポジットにできるのが特徴です。
長さのベースは4ft2inで、オプションバットを付ければ4ft8in。パワーはUL、テーパーはレギュラーファストアクションで、ルアーウェイトは1〜8g、ライン2〜6lbが目安です。グラスロッドのなかでもネイティブトラウト狙いの沢登り用ロッドを求めている方はぜひチェックしておきましょう。
「グラス」と似た言葉に「グラファイト」がありますが、釣りにおいては「カーボン」とほぼ同義。厳密には炭素全般がカーボン、炭素のなかでも黒鉛化したものがグラファイトで、炭素でできている元素鉱物のことを指します。グラスとグラファイトは別物。むしろカーボンに近いので、混合しないように注意しておきましょう。