一般的なストーブと比べてコンパクトに設計されたモデルが多く、携帯性にも優れている「カセット式ガスストーブ」。燃料にカセットガスボンベを使用する暖房器具で、キャンプなどのアウトドアシーンにも適しています。
ただし、イワタニやアラジンなどから多種多様な製品が展開されており、購入する際にはどれを選んでよいか迷ってしまいがち。そこで今回はおすすめのカセット式ガスストーブをご紹介します。
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- 目次
- カセット式ガスストーブのメリット・デメリット
- カセット式ガスストーブの選び方
- カセット式ガスストーブのおすすめメーカー
- カセット式ガスストーブのおすすめ
- カセット式ガスストーブの売れ筋ランキングをチェック
カセット式ガスストーブのメリット・デメリット
メリット
カセット式ガスストーブは、コンパクトかつ軽量なモデルが多く、携帯性に優れているのがメリット。また、持ち運ぶ際に便利な取っ手やハンドルを備えたモデルも存在します。
使い方は、本体にカセットガスボンベをセットしてスイッチを入れるだけと簡単。電源を必要としないため、屋内外問わず使えます。燃料を調達しやすいのも利点。カセットガスボンベは、コンビニやスーパー、ホームセンターなどで入手できます。
デメリット
カセット式ガスストーブのデメリットは、屋内で使用する際に換気が必要なこと。密閉された空間で使用すると、一酸化炭素中毒の危険性があるので注意しましょう。使用する部屋の風通しをよくするには、2箇所以上の窓を開けておくのがおすすめです。
また、カセットガスボンベに充填されているガスは容量が限られており、長時間の使用に向いていない点にも注意が必要。カセット式ガスストーブは製品によって連続で使用できる時間が異なりますが、出力の高いモデルでは1時間40分ほど。比較的コンパクトなモデルでも3時間前後が目安です。
また、焚き火や灯油を使ったストーブのように体の芯まであたためる効果は期待できません。特に屋外で使用する際は、ブランケットや寝袋などとの併用がおすすめです。
カセット式ガスストーブの選び方
利用人数やシーンに合わせて選ぶ
カセット式ガスストーブを購入する際は、利用人数やシーンに適したモデルをチェック。釣りやスポーツ観戦の際に足元をあたためるだけであれば、持ち運びやすいうえ、場所を取らないコンパクトなモデルがおすすめです。
複数人で利用する場合や広いスペースをあたためたい場合は、サイズが大きめで出力が高いモデルが適しています。
最大発熱量と燃焼時間をチェック
カセット式ガスストーブのスペックを確認する際は、「最大発熱量」や「燃焼時間」に注目。「kW」や「kcal/h」などの単位で表記される最大発熱量は、暖房能力の高さを示します。数値が大きいほどパワフルにあたためられるのが特徴です。
しかし、発熱量が大きいカセット式ガスストーブは、カセットガスボンベ1本あたりの連続燃焼時間が短い傾向にあります。ガスボンベを交換する頻度が高いと手間も増えるので、最大発熱量をチェックする際は燃焼時間もあわせて確認しておくのがポイントです。
持ち運びやすさをチェック
カセット式ガスストーブは、製品ごとに大きさや重量が異なります。使用する場所が決まっている場合には問題ありませんが、キャンプなどのアウトドアシーンで利用する場合には、コンパクトで携帯性に優れたモデルを選択するのが重要。車への積み込みやすさや野営地までの運びやすさを考慮して選んでみてください。
しかし、コンパクトなモデルは大型のカセット式ガスストーブに比べて暖房性能が低い場合も。暖房能力の高さもあわせてチェックしておきましょう。
安全装置が搭載されているモノを選ぶ
不完全燃焼防止装置
カセット式ガスストーブを選ぶときは、安全装置の有無を確認することも大切です。特に、屋内で使用する場合は、しっかりチェックしておきましょう。
「不完全燃焼防止装置」を備えたモデルは、室内の酸素濃度が低下してカセット式ガスストーブが不完全燃焼を起こした際に、自動でガスを遮断して消火します。
立消え安全装置
キャンプや釣りなどアウトドアでカセット式ガスストーブを使用する際は、どうしても風にさらされてしまいます。風でストーブの火が消えると、ガスが周囲に漏れてしまうので注意が必要です。
カセット式ガスストーブの火が消えた際にガスを自動的に遮断する「立消え安全装置」を搭載しているモデルであれば、屋外でも安心して使えます。
転倒時消火装置
「転倒時消火装置」は、カセット式ガスストーブ本体が倒れたり強い衝撃を受けたりした際に自動でガスを遮断する装置のこと。ガスが遮断されることによってカセット式ガスストーブの火も消えます。
地震などで強い揺れがあった場合はもちろん、カセット式ガスストーブに誤ってぶつかってしまった場合などにも安心できる機能です。
圧力感知安全装置
カセットボンベは、加熱すると膨張して爆発する危険性があります。「圧力感知安全装置」搭載モデルは、カセットガスボンベが加熱されて圧力の上昇が起きた際に、自動でガスを遮断するのが特徴です。
そのほか、着脱安全機構や誤装着防止機構を搭載しているモデルにも注目。器具栓つまみが消火の位置にないとセットできないなど、はじめてカセット式ガスストーブを使用する場合にも安心です。
「PS LPG」や「JIA認証」のマークがあるモデルを選ぶ
「PS LPG」や「JIA認証」などのマークが付いているかも要チェック。PS LPGは、液化石油ガスを使用する器具が国の定めた技術上の基準に適合しているかを示すマークです。また、PS LPGマークのないカセット式ガスストーブを国内で販売することは禁止されています。
JIA認証マークは、日本ガス機器検査協会独自の検査基準に基づいた認証制度をクリアした製品のみ表示できます。
カセット式ガスストーブのおすすめメーカー
イワタニ(Iwatani)
「イワタニ」は、1930年に創業された国内のメーカー。家庭用のプロパンガスやカセットガス関連の製品に加え、調理家電も展開しているのが特徴です。
イワタニが製造するカセット式ガスストーブは、暖房性能に優れたモデルや持ち運びやすいモデルなどラインナップが豊富。アウトドアラインとして展開されている「FORE WINDS」でも、カセットガスボンベを使ったガスストーブを取り扱っています。
アラジン(Aladdin)
1919年にイギリスで誕生した「アラジン」は、青い炎が特徴的な「ブルーフレームヒーター」と呼ばれるストーブで有名なメーカー。日本では、千石がOEM製造を受託しています。
アラジンが製造するカセット式ガスストーブは、デザイン性の高さが魅力。懐かしさを感じさせるような外観を備え、見た目であたたかさを感じられる点もおすすめです。
カセット式ガスストーブのおすすめ
イワタニ(Iwatani) イワタニ カセットガスストーブ マイ暖III CB-STV-MYD3
弱運転機能を搭載しているポータブルタイプのカセット式ガスストーブ。本体のサイズは幅312×奥行222×高さ290mm。重量は約2.6kgで上部にハンドルが付いており、片手で持ち運べるのがメリットです。
側面のつまみを操作すれば、運転モードを標準運転と弱運転の2段階で切り替えが可能。カセットボンベ1本での燃焼時間は、標準運転で約3時間20分、弱運転で約3時間55分です。発熱量は約1.0kW。弱運転時はガスの消費量が約15%減少します。
また、不完全燃焼防止装置・立消え安全装置・転倒時消火装置・圧力感知安全装置などが搭載されているのもポイント。本製品は、点火後の立ち上がりが早い点も魅力。約1分であたたかくなります。
イワタニ(Iwatani) イワタニ カセットガスストーブ デカ暖II CB-STV-DKD2
広範囲にあたたかさが広がるカセット式ガスストーブです。熱溜め燃焼筒とステンレス反射板を備えているのが特徴。セラミックの筒で蓄熱して2層目のパンチングメタル筒で熱溜まりを作り、3層目のステンレスメッシュ筒でも熱を蓄えつつ放熱する設計です。
本体サイズは幅361×奥行311×高さ364mm。重量は約4.3kgで上部に持ち手を備えているので、持ち運びも容易です。
不完全燃焼防止装置・立消え安全装置・転倒時消火装置・圧力感知安全装置を搭載。木造戸建て住宅で4畳まで、コンクリート集合住宅で5畳までが暖房性能の目安です。
イワタニ(Iwatani) FORE WINDS カセットガスストーブ マル暖 MULTI HEATER CB-STV-MRD
イワタニが展開するアウトドアライン「FORE WINDS」のカセット式ガスストーブです。本製品は、屋内外兼用タイプ。ストーブの天板にやかんを置いてお湯を沸かしたり、鍋を置いて保温したりできるのもメリットです。
不完全燃焼防止装置・立消え安全装置・転倒時消火装置・圧力感知安全装置を搭載。トラブル発生時にガスが遮断されるので安心して使えます。
本体サイズは幅343×奥行368×高さ382mm。各パーツを分解できるので、メンテナンスのしやすさを重視する場合にもおすすめです。
イワタニ(Iwatani) FORE WINDS アウトドアヒーター FW-OH01
アウトドア専用に設計されているカセット式ガスストーブです。使用時サイズは幅181×奥行261×高さ244mm。また、コンパクトに折りたたんで収納できます。重量は約0.82kgと軽く、専用収納袋も付属しているので、携帯性も良好です。
本体の角度を調節できるのも長所。球状バーナーとリフレクターの組み合わせで広範囲をあたためられる点も魅力です。また、パワーブースターを備えているので、ガスを最後まで使い切れます。
点火中に持ち運べる点も便利。揺らしても炎が燃え上がらず、屋外でも安心して使えます。
イワタニ(Iwatani) イワタニ カセットガスストーブ ポータブルタイプ マイ暖 CB-CGS-PTB
屋内専用のカセット式ガスストーブです。本体背面にカセットガスボンベを取り付け、手軽に使えるのが魅力。非常時用として備えておきたい方にもおすすめです
運転モードは、標準運転と弱運転を切り替えて使用可能。しっかりとあたためたい場合には標準運転、長時間使用したい場合には弱運転とシーンに合わせて使い分けできるのもメリットです。運転モードは側面のつまみで簡単に切り替えできます。
本体のサイズは、幅311×奥行208×高さ299mm。持ち運びに便利なハンドルを備えている点もメリットです。
イワタニ(Iwatani) カセットガスストーブ ハイパワー デカ暖 CB-CGS-HPR
燃料交換が簡単で扱いやすいカセット式ガスストーブ。発熱量が約1.35kWと高く、部屋全体をしっかりとあたためたい場合にも適しています。また、熱を蓄えて広範囲に放出する燃焼筒によって、小型石油ストーブのような暖房性能を実現。複数人で利用する場合にもおすすめです。
本体のサイズは幅349×奥行280×高さ408mm。重量は約4.1kgで左右に持ち手を備えているので、リビングやダイニング、書斎など持ち運んで使いたい場合にも便利です。
不完全燃焼防止機構・転倒時ガス遮断機構・立ち消え時ガス遮断機構・圧力感知安全装置を搭載しています。ガス消費量は1時間で約98g。連続燃焼時間は約2時間30分です。
アラジン(Aladdin) センゴクアラジン ポータブルガスストーブ SAG-BF02A
おしゃれな見た目のカセット式ガスストーブです。アラジンが製造する「ブルーフレーム」をモチーフにデザインされています。本体サイズは約幅320×奥行335×高さ390mmとコンパクトです。
室内だけでなく、ベランダや庭などの屋外でも使用可能。トルネードバーナーで効率よく空間をあたためられます。
不完全燃焼防止装置・立消え安全装置・転倒時消火装置・圧力感知安全装置を搭載。サイドポケットにカセットボンベがしまえる専用収納袋が付属している点もおすすめです。
アラジン(Aladdin) ポータブル ガス ストーブ シルバークイーン SAG-SQ01A
1970年代に製造・販売していた反射型石油ストーブ「シルバークイーン」の復刻版として開発されたカセット式ガスストーブです。存在感のあるデザインながら、オリジナルに比べてコンパクトに設計されているのが特徴。背面に取っ手を備えているので、スムーズに持ち運べます。
また、反射板によって熱を本体前面に放射するのもポイント。素早く広範囲にあたたかさが広がります。燃焼部が2層の放熱ネットで覆われている点にも注目。弱燃焼時でもあたたかく、優れた暖房性能が期待できます。
搭載されている安全装置は、不完全燃焼防止装置・立消え安全装置・転倒時消火装置・圧力感知安全装置。安全性を重視する方もチェックしてみてください。
コベア(KOVEA) キュービック
ボックス型にデザインされているカセット式ガスストーブです。ヘアライン加工が施されたステンレス製ボディが特徴。本体サイズは、214×198×192mmとコンパクトです。持ち運ぶ際に便利なハンドルも備えています。
左右・後面にステンレス反射板を備えているのもポイント。あたたかさが広範囲に広がります。磁石式安全装置ガバナーを搭載しているのも魅力。ガスボンベを簡単にセットできるほか、圧力が上昇した際に自動で分離される点もおすすめです。
回転防止機能取っ手を備えているのも長所。調節取っ手は押してから回転させる設計なので、誤った操作でガス漏れしてしまうトラブルを防げます。
ナビア(Nabia) Cube Gas Heater
携帯性に優れたカセット式ガスストーブです。持ち運びや保管に便利な専用の収納バッグが付属。本体サイズは約180×167×140mmで、重さは約980gと比較的軽量です。
また、缶コーヒートレイが付いているのも長所。ガスストーブ前に缶コーヒーを置いてあたためられます。ガスボンベ内部の圧力が上がった場合にはガスが遮断される設計。ガス遮断後はボンベを外してリセットボタンを押し、冷却させてから再度セットして使用できます。
釣りやキャンプ、スポーツ観戦などアウトドアシーンでも活躍する「カセット式ガスストーブ」。持ち運びやすいだけでなく、手軽に使える点も魅力です。サイズや暖房性能は製品ごとに異なるので、購入時は使用する環境や利用人数に合ったモデルを選択しましょう。