じんわりと空間をあたためるパネルヒーター。風が出ないため空気が乾燥しにくく、静かに使えるのが魅力です。しかし、製品によって消費電力や安全機能などが異なるので、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パネルヒーターのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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パネルヒーターとは?

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パネルヒーターは、薄いパネル形状が特徴の電気暖房器具です。主に輻射熱という遠赤外線を利用して、壁や床、天井を直接あたためます。さらに、あたためられた空気が自然に上昇する自然対流も組み合わせて、部屋全体をじんわりとあたためる仕組みです。
風が出ないのでほこりを舞い上げる心配がないのがメリット。運転音が静かなので、睡眠時や集中したいときにも向いています。また、表面温度が高くなりすぎないように設計された製品が多く、やけどのリスクが低いのも魅力です。
さらに、空気が乾燥しにくいので、のどや肌への負担を抑えたい方にもおすすめ。子どもやペット、高齢者のいる家庭でも安心して使えます。デザイン性に優れたスタイリッシュな製品も多く、リビングや脱衣所など、さまざまな場所のインテリアに馴染むのも嬉しいポイントです。
パネルヒーターの選び方
タイプを選ぶ
小型タイプ

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小型タイプは、デスクの下や足元、トイレなどの狭いスペースをあたためるのに適したパネルヒーターです。個人で使うパーソナルな暖房やメイン暖房を補助する役割として活躍します。出力は200W程度の製品が多く、消費電力が低いのがポイントです。
軽量かつコンパクトな設計が多く、部屋から部屋への持ち運びが簡単にできます。使わないときの収納場所に困りにくいのも魅力です。電気代を抑えたい方や、狭い範囲を集中的にあたためたい方におすすめです。
大型タイプ

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リビングやダイニングなど、広い部屋全体をあたためたい方には大型タイプがおすすめです。出力が1000W以上の製品が多く、パネルの面積が広いので効率よく空間をあたためられます。メインの暖房器具としても使用できるパワフルさが魅力です。
サイズが大きいほど暖房効率が向上。ただしパワフルな分、電気代は高くなる傾向にあります。製品のなかには、両面から熱を放出してさらに暖房効率を高めたモノも展開されているのが特徴です。
デスク下用タイプ

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デスク下用タイプは、その名の通りデスクワークや勉強中の足元をあたためるのに特化したパネルヒーターです。コンパクトな設計で、足元をピンポイントで効率よくあたためます。冬場のつらい足元の冷え対策におすすめのタイプです。
消費電力が低く、省エネ性能に優れているのが魅力。製品によっては160W程度の低消費電力のモノもあります。
さらに、3面や5面のパネルで足全体を囲むようにあたためる製品も。一定時間を経過すると自動で電源が切れる機能や、異常な温度上昇を防ぐ温度ヒューズなどの安全機能を搭載したモデルを選ぶと、より安心して使えます。
速暖性で選ぶ

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パネルヒーターの即暖性は、パネルの大きさと出力電力に影響されます。サイズが大きく出力が高いモデルほど、早く部屋をあたためることが可能です。ただし、出力の高さに比例して電気代も高くなる傾向があるため、バランスが重要になります。部屋全体をすばやくあたためたい方は、大型で高出力のモデルを検討しましょう。
また、部屋の広さや断熱性によっても、あたたまるまでの時間は異なります。すぐにぬくもりを感じたい方は、速暖性に優れたタイプを選ぶのがおすすめです。
安全機能で選ぶ

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小さな子どもやペットがいる家庭では、安全機能が充実している製品を選ぶと安心です。火を使わないため比較的安全な暖房器具ですが、万が一に備えた機能が搭載されているか確認しましょう。
代表的な安全機能には、本体が倒れたときに自動で電源が切れる転倒時自動OFF機能や、本体の過熱を防ぐオーバーヒート防止機能があります。また、子どものいたずらによる誤操作を防ぐチャイルドロック機能も、あると便利な機能です。
一定時間が経過すると自動で運転を停止する機能は、消し忘れの心配を軽減。表面温度が高くなりすぎないように配慮された設計の製品もあるので、やけどのリスクをより低減したい方はチェックしてみてください。
省エネ機能で選ぶ

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パネルヒーターの電気代が気になる方は、省エネに関する機能をチェックしましょう。消費電力の低いモデルを選ぶのはもちろん、温度調節機能やタイマー機能が付いていると無駄な電力消費を抑えるのに役立ちます。
部屋の広さにあった出力の製品を選ぶことも、重要なポイントです。必要な出力の目安は1畳あたり100~200Wですが、建物の断熱性によっても変わるため、メーカーが示している対応畳数も参考にしてみてください。
移動のしやすさで選ぶ

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リビングや寝室など、複数の部屋でパネルヒーターを使いたい方は移動のしやすさを確認しましょう。掃除のときに動かす場合も、手軽に移動できると便利です。タイプによって重さや形状が異なるため、自分の使い方をイメージして選ぶのがポイントです。
小型タイプは軽量でコンパクトな製品が多く、部屋から部屋へ簡単に持ち運べます。一方、大型タイプは重量がありますが、キャスター付きの製品を選ぶことでスムーズな移動が可能です。使いたい場所に応じて、適切なタイプを選んでみてください。
パネルヒーターのおすすめメーカー
デロンギ(DeLonghi)

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デロンギは、1902年にイタリアで創業された大手家電メーカーです。コーヒーマシンやキッチン家電、暖房機器など多彩な製品ラインナップを展開しています。世界30ヵ国以上で愛用される、グローバルブランドです。
パネルヒーターにおいては、コンベクターヒータータイプを中心とした製品を開発。自然対流を促進するスリムでワイドなパネル形状により、空間全体を効率よくあたためます。チャイルドロック機能やPTCセラミックヒーターなど、安全性と速暖性を重視したメーカーです。
パナソニック(Panasonic)

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パナソニックは、1918年に創業された日本を代表する総合家電メーカー。「お客様第一主義」の理念のもと、生活家電から住宅設備まで幅広い分野で事業を展開しています。長年培ってきた技術力を活かし、くらしに寄り添う製品を生み出し続けているのが特徴です。
パネルヒーターでは、遠赤外線技術を活用した製品が主力。400W、800W、1200Wの出力調整機能や切・入タイマー機能を搭載しています。転倒時の自動電源OFF機能など、安全性能にも配慮しているメーカーです。
山善(YAMAZEN)

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山善は、1947年に創業された日本の専門商社。生活家電を中心に、シンプルで使いやすい製品の企画・販売を手がけています。手の届きやすい価格帯で実用性の高い家電を提供し、幅広く支持を集めているのが特徴です。
パネルヒーターでは、用途に応じた多彩なモデルを展開。壁掛け・床置き対応の2WAYタイプやひざ掛け付きモデル、脱衣所向けのミニサイズなど、さまざまなニーズに対応しています。コンパクト設計と省電力性能にこだわったメーカーです。
パネルヒーターのおすすめ
デロンギ(DeLonghi) コンベクターヒーター HXJ60L12
| タイプ | コンベクターヒーター | 自動電源オフ | – |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | – | エコモード | – |
| センサー | 温度センサー | 幅x高さx奥行き | 825x565x310 mm |
自然対流と輻射熱で部屋全体をスピーディにあたためる製品。スリムなパネル形状が上方への強い対流を生み出し、冷気をシャットアウトするのが特徴です。
8~10畳対応の1200Wパワーで、3段階の出力調整が可能。ECOモードを使えば電力レベルを自動調整し、約20%の節電ができます。
さらに、薄型・軽量設計でキャスターと取っ手付きなので、部屋間の移動もスムーズ。チャイルドロックや転倒時自動電源遮断装置など安全機能も充実しています。赤ちゃんがいる家庭におすすめのモデルです。
パナソニック(Panasonic) デスクヒーター DC-PKD4
| タイプ | デスクヒーター | 自動電源オフ | – |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | – | エコモード | – |
| センサー | – | 幅x高さx奥行き | 450x480x300 mm |
勉強や仕事中にひざ下をあたためるデスクヒーター。高さ約48cmで、デスクの下にすっぽり収まるサイズ感が特徴です。足元をピンポイントであたためる設計を採用しています。
さらに、強55℃と弱37℃の2段階で温度の調整に対応。夏場のエアコンによる足元の冷え対策にもなります。デスクワークなどで足元の冷えが気になる方におすすめのアイテムです。
山善(YAMAZEN) 温度調節機能付きミニパネルヒーター DP-SB1610
| タイプ | ミニパネルヒーター | 自動電源オフ | – |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | – | エコモード | – |
| センサー | – | 幅x高さx奥行き | 405x325x150 mm |
やさしいぬくもりで寒い季節をサポートするパネルヒーター。電熱線の熱を利用するため、空気を汚さずおだやかにあたたまります。本体が高温になりにくい設計で、扱いやすさも魅力です。
デスク下やトイレにも置ける薄型のデザイン。温度はダイヤルで弱から強まで無段階に調節できます。シンプルな操作性で、手軽に使える製品を探している方におすすめです。
山善(YAMAZEN) ミニパネルヒーター DP-SD30
| タイプ | ミニパネルヒーター | 自動電源オフ | – |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | ○ | エコモード | – |
| センサー | – | 幅x高さx奥行き | 425x320x150 mm |
やさしいぬくもりで足元をあたためるパネルヒーター。電熱線の熱で、ゆっくりと空間をあたためます。本体が高温になりにくく、空気を汚さないのが特徴です。
壁掛けと床置きで使える2WAY仕様。奥行き15cmの薄型設計で、省スペースで設置できます。脱衣所やデスク下など、さまざまな場所で活躍するアイテムです。
さらに、無段階で温度を調節できる機能を搭載。電源スイッチとダイヤルのみのシンプルなつくりです。手軽に使える暖房器具を探している方に適しています。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) パネルヒーター APH-R12B
| タイプ | パネルヒーター | 自動電源オフ | ○ |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | ○ | エコモード | – |
| センサー | – | 幅x高さx奥行き | 1380x320x30 mm |
足元を囲むようにしてあたためるパネルヒーター。気分や場所にあわせて使い分けられる3WAY仕様が特徴です。足元を広々と使えうえ、熱を閉じ込めて集中的にあたためられます。
電気代の目安は1時間あたり約2.1円。温風が出ない赤外線タイプのため、乾燥も気になりません。無音設計なのでオフィスでの使用にもおすすめです。
さらに、自動で電源が切れるタイマーや転倒防止センサーを搭載。安全面にも配慮した設計です。使わないときは丸めて収納できる手軽さも魅力。自分の周りだけを効率よくあたためたい方にぴったりです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) デスクパネルヒーター APH-16B
| タイプ | デスクパネルヒーター | 自動電源オフ | ○ |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | – | エコモード | – |
| センサー | – | 幅x高さx奥行き | 450x480x300 mm |
広いヒーター面でひざ下全体をあたためるデスクパネルヒーター。リビングやオフィスの足元など、さまざまな場所で活躍します。3つに折りたためるため、使わないときはコンパクトに収納できるのも魅力です。
温度は無段階で調節でき、好みのあたたかさを保てます。6時間自動オフタイマーや温度ヒューズなど、安全面に配慮。寒い季節のデスクワークを快適に過ごしたい方におすすめの製品です。
おおたけ パネルヒーター PH-T304
| タイプ | パネルヒーター | 自動電源オフ | – |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | ○ | エコモード | – |
| センサー | – | 幅x高さx奥行き | 470x341x163 mm |
置く場所を選ばない薄型デザインのパネルヒーター。脱衣所やトイレなどの限られたスペースにもすっきりと設置できます。つまみを回すだけのシンプルな操作で、簡単に扱えるのが魅力です。
出力は1~5の範囲で無段階に調節可能。室温に応じてヒーターが自動でオンとオフを繰り返すルームサーモを搭載しています。付属のスタンドを取り付ければ、壁に掛けて使えるのもポイントです。
さらに、転倒OFFスイッチや温度ヒューズなど、複数の安全装置を装備。足元や狭い空間を補助的にあたためたい方におすすめです。
スリーアップ(Three Up) ポカポカ暖ミニヒート PHT-1731
| タイプ | ミニパネルヒーター | 自動電源オフ | – |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | – | エコモード | – |
| センサー | – | 幅x高さx奥行き | 382x320x188 mm |
燃焼を伴わないので、作動音や臭いが気になりにくいミニヒーター。風が出ないため、ほこりの舞い上がりなども軽減する設計です。
床置きはもちろん、付属の金具で壁掛けもできる2WAY仕様。トイレや脱衣所など、限られたスペースにも設置できます。本体側面のつまみで、好みの温度に無段階で調節が可能です。
さらに、転倒した際に自動で運転を停止する安全機能も搭載。冷え込みがちな足元のスポット暖房や、入浴時のヒートショック対策として使いたい方におすすめのモデルです。
TOKAIZ パネルヒーター TPH-Elite7
| タイプ | パネルヒーター | 自動電源オフ | ○ |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | ○ | エコモード | – |
| センサー | – | 幅x高さx奥行き | 450x580x370 mm |
全方向からのあたたかさで包み込むパネルヒーター。天面や床面を含む7面に発熱ユニットを搭載した設計です。冷えやすい足元から体全体をじんわりとあたためます。
AIが周囲の温度を感知し、自動で運転を制御。無駄な電力消費を抑えられるため省エネにもつながります。付属のリモコンを使えば、壁越しでも手元で操作が可能です。
さらに、転倒時の自動OFFなど、複数の安全機能を備えています。肌触りのよいスエード調の生地を採用。在宅ワークや勉強などで長時間あたたまりたい方におすすめです。
ドウシシャ(DOSHISHA) 人感センサー付き 遠赤外線パネルヒーター PHX-021J
| タイプ | 人感センサー付き遠赤外線パネルヒーター | 自動電源オフ | ○ |
|---|---|---|---|
| 危険察知時電源オフ | ○ | エコモード | – |
| センサー | 人感センサー | 幅x高さx奥行き | 500x535x230 mm |
遠赤外線で体の芯からじんわりあたたまるパネルヒーターです。人を感知して自動で運転を開始する人感センサーを搭載。人がいなくなると2分後に停止するため、電気の無駄遣いを防げます。
本体は約1.5kgと持ち運びやすいのも魅力。使わないときは回転式スタンドでスリムに収納できます。転倒OFFスイッチや12時間自動OFF機能を搭載。安全に配慮された設計なのもポイントです。
書斎や脱衣所など、さまざまな場所で活躍。足元をピンポイントであたためたい方におすすめのモデルです。


























パネルヒーターは、静かに空間をあたためられるのが魅力です。リビングの補助暖房や寝室用など、用途にあった対応畳数のモデルを選ぶことが大切。タイマー機能や安全機能の有無もチェックすると、より快適かつ安心して使用できます。ぜひ本記事を参考に、自分に適した1台を探してみてください。