部屋をあたためる「パネルヒーター」と「オイルヒーター」。空気を乾燥させない暖房器具として人気を集めています。表面を触ってもやけどしにくく、ペットや子どものいる部屋に設置しやすいのも魅力です。
今回は、パネルヒーターとオイルヒーターの違いを解説します。おすすめモデルもピックアップしているので、購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
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- 目次
- パネルヒーターとは?
- オイルヒーターとは?
- パネルヒーターとオイルヒーターの違い
- パネルヒーターのおすすめモデル
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- オイルヒーターのおすすめモデル
- オイルヒーターのAmazon・楽天市場ランキングをチェック
パネルヒーターとは?
パネルヒーターは、側面の大部分が1枚のパネルで覆われています。薄型設計で場所を取らず、軽量で持ち運びのしやすさが大きな魅力です。部屋全体をあたためるタイプだけでなく、冷えやすい足元のみなど局所的に使えるタイプまで、幅広く展開されています。
表面温度は30~70℃程度。ガスや石油ヒーターのように、火災や一酸化炭素中毒などの心配も少なく、安全性に配慮された暖房器具です。
パネルヒーターについてもっと知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
オイルヒーターとは?
オイルヒーターの特徴は、「フィン」とよばれる縦長のパネルが一列に並んだ構造。フィンのなかには、難燃性オイルが充填しています。オイルは燃料ではなく、補充も交換も必要ありません。火も使わないので、安全性の高い暖房器具です。
フィンの表面温度は、約60~80℃とパネルヒーターより少し高め。ファンを使わず、空気の自然な対流を利用して部屋全体をあたためます。空気を乾燥させないので、喉や肌の乾燥が気になる寝室などにおすすめです。
オイルヒーターについてもっと知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
パネルヒーターとオイルヒーターの違い
仕組みの違い
パネルヒーター
パネルヒーターは、内蔵の電気ヒーターがパネルを加熱します。パネルからの放熱と輻射熱によって、部屋や人があたたまる仕組みです。パネルの面積が大きいほど、より効率的に周囲をあたためられます。速暖性を求めるなら、サイズの大きいモノがおすすめです。
オイルヒーター
オイルヒーターは、パネルからの放熱と輻射熱で周囲をあたためます。パネルヒーターとの違いは、パネルの加熱方法です。オイルヒーターの場合、電気ヒーターでオイルを加熱し、熱くなったオイルがパネルを加熱します。
オイルが循環することで、複雑な形状のフィンを均一にあたためることが可能です。フィンは構造上、表面積が大きいのが特徴。放熱量が多いので、部屋をすばやくあたためられます。より広い部屋をあたためたい場合は、フィンの枚数が多いモノがおすすめです。
重量の違い
パネルヒーターは、局所的に使えるモノで2~3kg。6畳の部屋をあたためるモノで7kg程度です。適用畳数によってサイズと重さが異なるので事前にチェックしておきましょう。
一方、オイルヒーターはフィンの枚数が多いほど、パネルとオイルの重量で重くなります。コンパクトサイズなら5kg。標準的なサイズで10kg前後です。なかには、15kg以上のモノもあるので用途にあわせて選びましょう。
電気代の違い
暖房器具を使う際に、気になるのが電気代です。電気代は、消費電力・使用時間・電力会社の単価を掛け算したもの。オイルヒーターはパネルヒーターに比べ、消費電力が高めです。
オイルヒーターとパネルヒーターの場合、設定温度に達すると自動で暖房を止める機能が備わっているモノであれば、電気代に大きな差はありません。消費電力が高いほど部屋を早くあたためられ、使用時間が短くなるので電気代を抑えられます。
パネルヒーターのおすすめモデル
パナソニック(Panasonic) デスクヒーター DC-PKD4-H
折りたたんで持ち運びできるパネルヒーターを探している方におすすめの製品。サイズは高さ48×横45×奥行き30cm、重さは2.2kgです。3つ折り構造で左右に角度をつけられるのがうれしいポイント。デスク下などに設置することで、足を前と左右の3方向からあたためられます。
表面素材に布地を採用しているのも特徴のひとつ。足元をじんわりとあたためます。また、温度調節機能を搭載しているのもメリット。本体右についているスイッチにより、強・弱を切り替え可能です。
また、省スペースで収納できるのも魅力。場所を取りにくいため、自分好みの室温調節が難しいオフィスでの使用にも適しています。
シロカ(siroca) 遠赤軽量ヒーター かるポカ SN-M351
約4.8kgの軽量設計で、さまざまな部屋に持ち運びやすいパネルヒーター。手足の先まですばやくあたためられる遠赤外線と、広範囲をじんわりとあたためられる輻射熱により、快適なあたたかさを実現しています。
パネルヒーターならではの運転時に風が出ない設計もうれしいポイント。ヒーターによる空気の乾燥を防げます。また、運転音が静かなのも魅力のひとつです。
本製品は多彩なモードを搭載。設定温度と周囲温度の差を認識し、パワーを自動で切り替える「温度モード」、電気代を抑えられる「節電モード」、帰宅時などの、すぐに部屋をあたためたいときに活躍する「パワーモード」を備えたアイテムです。カラーはホワイトとブラックの2色をラインナップしています。
山善(YAMAZEN) コンベクションパネルヒーター mill YSG-1000LED
シンプルかつスタイリッシュなデザインのアイテムを探している方におすすめのパネルヒーターです。サイズは幅21×奥行き62×高さ38.5cm、重さは5.1kg。木造は4畳まで、コンクリートは6畳までの広さに対応しています。コンパクトサイズのため、部屋の中で幅を取りにくく設置しやすいのもうれしいポイントです。
5〜35℃の間で温度設定ができるダイヤルが搭載されているのも特徴のひとつ。好みの温度で運転できます。さらに、送風機能がついており、パネルから発生した熱をファンで空間に送ることで、効率的に部屋をあたためられるのもメリットです。
また、1〜24時間の間で1時間ごとに設定できる切タイマー運転を備えているのも魅力です。就寝時や毎日の出勤時などに時間をあわせることで、切り忘れを防げて便利。安全性を高める工夫もされており、転倒時には自動で電源がオフに切り替わります。
山善(YAMAZEN) 薄型ミニパネルヒーター DP-SB169
コンパクトかつ軽量なモノを求めている方におすすめのパネルヒーター。サイズは幅40.5×奥行き15×高さ32.5cm、重さは1.7kgと、トイレや脱衣所、デスク下の設置にぴったりのアイテムです。
温度調節機能を搭載しているのもメリット。本体右上のつまみを操作することで、低から高まで無段階温度調節が可能です。
シンプルで直感的な操作ができるのもうれしいポイント。操作部は温度調節ダイヤルと電源のオン・オフを行うスイッチのみで、誰でも簡単に使えます。消費電力は160Wと、電気代がかかりすぎないのも魅力のひとつです。
デロンギ(DeLonghi) コンベクターヒーター HXJ60L12
スタイリッシュでおしゃれなデザインのパネルヒーターです。表面温度が高くなりすぎない「PTCセラミックヒーター」を搭載。平均表面温度70℃と、やけどなどの心配が少ないと謳われている製品です。輻射熱と自然対流を生み出し、空間をすばやくあたためられます。
また、窓際に設置することで冷気の侵入を防げるのも魅力のひとつ。強い上方気流により冷気をシャットアウトするとともに、冬場に発生しがちな窓の結露やカビを予防できます。掃除の手間が軽減できるため便利です。
「ECOモード」を採用しているのも特徴。自動で適した電力レベルを選択し、設定温度よりも少し控えめな温度で部屋をあたためます。電力消費を省けるエコな製品です。さらに、デジタルインターフェースを使用した見やすい表示パネルや、チャイルドロックに対応しているのもポイントです。
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オイルヒーターのおすすめモデル
デロンギ(DeLonghi) ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F1015
高性能なオイルヒーターを探している方におすすめの製品。サイズは長さ52×幅26×高さ65cm、適応床面積は10〜13畳と、広いリビングでも使いやすいハイパワーが魅力です。平均表面温度は約80℃です。
また、24時間に対応したタイマーを搭載しているのも魅力のひとつ。帰宅時間にあわせてタイマーを設定することで、帰宅時には部屋がすでにあたたまっている快適な状況を作れます。さらに、運転切り替えダイヤルにより、暖房の強さを3段階で調整できるのもメリットです。
カラーはライトグレーとブラウンの2種類をラインナップしています。
デロンギ(DeLonghi) ベルカルド オイルヒーター RHJ75V0915
安全性の高いモノを探している方におすすめのオイルヒーター。キッチン家電や暖房家電を中心に製品を展開するデロンギのハイエンドモデルです。
高い安全性を備えており、平均表面温度は約60℃と触れてもやけどしにくい仕様。また、ヒーターの隙間に指が入らない構造やメッシュ構造、キャスターロックを搭載しており、転倒などのリスクも軽減できます。チャイルドロックを備えているのもメリットです。
また、暖房のオン・オフを設定できる24時間タイマーに加えて、ボタンを押すだけで約20%の節電ができるECO運転モードを採用。長時間使用した際の消費電力を抑えられます。
デロンギ(DeLonghi) デロンギ オイルヒーター with Pet RHJ11G0812
犬や猫などのペットと生活する方におすすめのオイルヒーターです。電源コードに「4層プロテクションコード」を採用しており、強い耐久性を備えているのが魅力。ペットがコードを噛んでしまっても簡単にはコードが切れないため、安心してヒーターを使用できます。
また、表面が低温になる設計を採用しているのもうれしいポイントです。平均表面温度が約80℃に抑えられているため、本体に触れてもやけどしにくい仕様。フィンのエッジ部分の切り口を内側に巻き込んだ「くるみ仕様」で、触れたときに物理的に肌を傷つけにくい製品です。
好みにあわせて温度を管理できる24時間タイマーを搭載しているのも特徴。30分刻みで電源のオン・オフを設定可能です。
ユーレックス(eureks) オイルヒーター LF8BS
操作がシンプルで直感的に使用できるオイルヒーターです。24時間入・切タイマーを搭載しているのがポイント。また、室温の変化を察知して4段階のヒーターモードを使い分ける「オートパワー切り替え」により、ライフスタイルにあわせた快適な室温を実現できます。
「エコモード」を備えているのもメリット。ボタンひとつで、設定温度より1℃低い温度で運転します。そのほか、安全機能が充実しているのも特徴。チャイルドロックをはじめ、転倒時電源自動OFF機能や異常運転時自動OFF機能など、子どものいる家庭でも安心して使えるよう工夫されている製品です。
テクノス(TEKNOS) オイルヒーター TOH-D1101
熱効率のよいS字型フィンを採用したオイルヒーター。見やすいデジタル表示パネルを搭載しているのが魅力です。また、入切タイマーがついており、設定することで就寝時や外出時のオン・オフの手間が軽減できるのもおすすめポイントです。
さらに、転倒OFFスイッチも備えています。子どもやペットと暮らしている方にも安心して使えるよう工夫されたアイテムです。本体サイズは幅25×奥行き56×高さ64cm、重さは13.2kg。部屋の空気を乾燥させずにじんわりとあたためられるオイルヒーターです。
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冬は乾燥しやすい季節なので、暖房器具選びは重要です。パネルヒーターとオイルヒーターは、空気を乾燥させないだけでなく、冷たいフローリングや足元まであたためられます。部屋の広さや、設置場所を考慮に入れて、自分に合うモノを探してみてください。