米の消費量は減っているとも言われますが、日本人の主食はやっぱりお米です。とくに近年は急激な技術の進歩により、かつてのものとは、ひと味もふた味も違う炊きあがりと保温のできる炊飯ジャーがいくつも登場するようになりました。ここでは、売れ筋の炊飯ジャー中から特におすすめの圧力IH炊飯ジャーをいくつか紹介いたします。
パナソニック(Panasonic) Wおどり炊き SR-SPX105
今回紹介する中では、最も価格の高い本製品。釜の底面のIHコイルからの熱で米を対流させ(これが”おどり”ということらしいです)、さらに側面のIHコイルで釜全体を熱します。しかも、この2つを0.04秒ごとに切り替えて(これが”W”ということらしいです)おいしいご飯を炊きあげるハイテク炊飯器。ご飯の甘みが同社従来器から、20%アップしています。
いわゆる白ものの標準である白系のもの(スノークリスタルホワイト)もあります。
象印(ZOJIRUSHI) 極め炊き NP-BU10
これも底面1ヶ所と側面2ヶ所、計3ヶ所のヒーターを備え、同社従来器より約1.3倍の加熱力を備えてます。昔から言う「初めちょろちょろ中ぱっぱ」が可能なのですね。さらに、釜の内側にコーティングされたプラチナナノ粒子と遠赤外線効果により、ごはんの甘み成分が45%、うまみ成分が約5%アップしています。
象印(ZOJIRUSHI) 極め炊き NP-BU18
上記は5.5合炊きでしたが、こちらは一升炊きサイズです。同じ5合を炊くならこちらをお薦め。象印には色違いの製品はありません。
東芝(TOSHIBA) 真空圧力IH保温釜 RC-10VXH
この製品の特徴的は、釜の形が丸いことです(鍛造かまど本丸釜)。
炊飯前に「真空ひたし」を行い、お米に水を吸わせ、沸騰初期時間を従来の約2倍にした「高火力カニ穴沸騰」で炊き上げると、熱の通り道「カニ穴」のできたふっくらとしたご飯になります。パン焼き機能付き。
いわゆる白ものの標準である白系のもの(パールホワイト)もあります。
タイガー(TIGER) 炊きたて JPB-G100
タイガーの釜は「熱封土鍋コーティング11層遠赤特厚釜」。
タイガーの釜は「熱封土鍋コーティング11層遠赤特厚釜」。圧力ボールが大小2つあって、加熱から沸とう・炊きあげ・むらしまで工程ごとに釜内の圧力をコントロールしています。釜の底と側面から、「剛火IH」による高加熱で芯からふっくら炊き上げます。さらに110~115℃の高温蒸らしで、お米のα化を促進し甘み(旨み)をアップします。
タイガー(TIGER) 炊きたて JPB-G180
上記は5.5合炊きでしたが、こちらは一升炊きサイズです。同じ5合を炊くならこちらをお薦めです。
日立(HITACHI) 蒸気カット 極上炊き 圧力&スチーム RZ-VV100M
日立の炊飯器の特徴は、他社のように側面ヒーターなどを使わず、圧力をかけた状態で釜内にスチームを発生させ、98℃以上の高温で蒸らして炊くということ。釜のIH発熱効率は約84%と高く、また蒸気カット機能により、炊飯器の側の壁や家具に蒸気を当てないので置き場所を選びません。
いわゆる白ものの標準である白系のもの(パールホワイト)もあります。
いかがでしたでしょうか?一口に炊飯器と言っても、実にさまざまな違いがあることに驚かされます。特に釜が工夫されされていること(多層・厚釜など)、火力の強化、炊飯時間を長くしておいしく炊きあげる機能などが共通して目立ちました。毎日食べるご飯ですので、なるべくおいしく炊けるものを選んで下さい。