ホームシアター向けAVアンプは、迫力あるサラウンド音響を実現するアイテム。臨場感ある音を自宅で楽しめ、音楽鑑賞の質が向上します。製品によってチャンネル数や対応フォーマットなどが異なるため、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ホームシアター向けAVアンプのおすすめ製品をご紹介します。選び方のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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AVアンプとは?

By: jbl.com
AVアンプは、映像と音声の両方を扱う機器です。正式にはAudio/Videoアンプリファイヤーといい、ホームシアターシステムの中核を担います。複数のスピーカーをコントロールして、迫力あるサウンド空間を作り出せるのが魅力です。
AVアンプには音声データを解凍するデコード機能、入出力を切り替えるセレクター機能、部屋の音響を自動調整する音場補正機能が備わっています。
多くのAVアンプは、5.1chなどのマルチチャンネルに対応。Dolby DigitalやDTSなど、さまざまなサラウンド規格もサポートしており、立体感のある音を手軽に楽しめます。自宅で映画館のような臨場感を求める方はチェックしてみてください。
ホームシアター向けAVアンプの選び方
チャンネル数をチェック

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AVアンプのチャンネル数は、接続できるスピーカーの数を示します。5.1chの場合は、スピーカー5台とサブウーファー1台の接続が可能です。7.1.4chのような表記は、メインスピーカー数・サブウーファー数・天井方向スピーカー数の順で構成されています。
部屋の広さや求める音響体験によって、適したチャンネル数は異なります。初心者の場合や比較的コンパクトな部屋で使う場合は、2.1ch・5.1chが扱いやすくておすすめ。より臨場感のあるサラウンドを楽しみたい方には、7.1ch以上の多チャンネルモデルが向いています。
多チャンネルシステムを導入する際は、AVアンプの内蔵パワーアンプ数にも注目。最大チャンネル数が多くても、内蔵アンプが足りない場合は別途パワーアンプが必要になることがあります。
Dolby AtmosやDTS:Xが対応かチェック

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Dolby AtmosとDTS:Xは、3次元サラウンド音響フォーマットです。従来の水平方向の音に加えて、高さ方向の音情報も扱えるのが特徴。天井スピーカーなどを活用することで、よりリアルで包み込まれるような立体音響体験が可能です。
Dolby Atmosはオブジェクトベース音響を採用。音源の位置や動きを細かく制御できます。一方のDTS:Xは、チャンネルベースとオブジェクトベースを組み合わせた方式で、スピーカー配置の自由度が比較的高いのが魅力です。Dolby Atmosは下位規格との互換性にも優れており、幅広いシステムで利用できます。
自宅の環境や求める音に合わせて、対応状況をチェックしてみてください。
設置スペースに合わせてサイズを選ぼう

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AVアンプを選ぶ際は、まず設置場所のサイズを測っておきましょう。機種ごとに本体の幅・奥行き・高さが異なるため、事前に確認しておけばスペースに合わないといった失敗を防げます。
通常、対応チャンネル数が増すほど本体サイズは大きくなりがち。5.1chシステム向けのモノは比較的コンパクトなモデルが多く、設置しやすいのが特徴です。7.1ch以上のモデルはより多数の出力回路を内蔵しているので、一般的に本体サイズは大きい傾向があります。
ラックに設置する場合は、放熱を考慮して周囲にゆとりを持たせることが重要です。限られたスペースで使うなら、必要な機能や端子数を見極めて選ぶと安心。機能を絞れば、サイズを抑えたモデルも選べます。
ホームシアター向けAVアンプのおすすめ
デノン(DENON) INTEGRATED NETWORK AV RECEIVER AVR-X1800H
立体音響と8K映像に対応した7.2chモデルです。Dolby AtmosやDTS:Xに対応し、前後・左右・上下から包み込むようなサウンドを再現。天井スピーカーがなくても立体感のある音を楽しめる、Dolby Atmos Height VirtualizationやDTS Virtual:Xにも対応しています。
3系統のHDMI入力と2系統の出力を搭載し、次世代の映像機器との接続もスムーズ。また、Bluetooth・AirPlay 2・Spotifyに対応しており、スマホや音楽ストリーミングサービスの再生も可能です。
部屋の状況に合わせて音を自動調整するAudyssey MultEQ XTを採用し、設置場所に関係なく高音質なサラウンド環境を実現。高精細な映像と臨場感のある音、どちらも堪能したい方におすすめの1台です。
デノン(DENON) INTEGRATED NETWORK AV RECEIVER AVR-X3800H
豊かな没入感を実現する高性能ホームシアター向けAVアンプ。9chのアンプを内蔵し、最大11.4ch分の信号処理が可能です。Dolby Atmos・DTS:X・IMAX Enhancedなど、多様なオーディオフォーマットに対応。立体的なサラウンド空間で映画や音楽を楽しめます。
すべてのHDMI入出力端子が8K/60Hz・4K/120Hzのパススルーに対応しているのもポイントです。多彩なスピーカー構成が可能なため、さまざまな方向から音に包まれるような立体音場を実現。プリアンプモードを搭載しており、外部アンプとの組み合わせも柔軟に行えます。
本格的なホームシアター環境を構築したい方におすすめのモデルです。
ヤマハ(YAMAHA) AVレシーバー RX-V6A
充実した機能を備えた7.1ch対応のAVアンプ。Dolby Atmos Height Virtualizer技術により、追加スピーカーなしでも、立体的な3次元音場を楽しめます。設置環境に応じて音質を自動で補正するYPAO-R.S.C.を搭載。精密な音場調整が行えます。
ゲーム用途にも適した4K/120Hz入出力ができ、ALLMやVRRにも対応。映画視聴からゲームプレイまで幅広く活用できる17種類のサラウンドプログラムを有しています。
Wi-Fi・Bluetooth・AirPlay 2など、ネットワーク機能が充実。MusicCastにも対応しており、複数の部屋で音楽を楽しむマルチルームオーディオも可能です。
ヤマハ(YAMAHA) AVレシーバー AVENTAGE RX-A4A
先進的な音響技術を備えた高級AVアンプです。64bit演算によって進化したSURROUND:AIが、コンテンツ内の音の要素をリアルタイムで分析。シーンに応じた音場を自動で生成します。不要な振動を抑えるアンチレゾナンス構造によって、純度の高いサウンドを実現するのも特徴です。
7系統の入力と3系統の出力を備えたHDMI端子を搭載しており、複数の映像機器とスムーズに接続可能。黒鏡面仕上げの前面パネルとアルミ素材を組み合わせた高級感のあるデザインも魅力です。
高精度なYPAO音響調整技術により、視聴環境に応じて音響設定を自動で最適化。本格的な視聴体験を求める方におすすめのモデルです。
ソニー(SONY) マルチチャンネルAVレシーバー STR-AN1000
映画やゲームを立体的なサラウンドで楽しめる高性能AVアンプです。独自の「360 Spatial Sound Mapping」技術により、広がりのある没入空間を実現。HDMI 2.1端子を備え、8K/60Hz・4K/120Hzの映像信号に対応しています。
高速応答のプリアンプIC「CXD90035」を搭載。ハイレゾ音源をより高純度に再生します。自動音場補正機能「D.C.A.C. IX」によって、部屋の環境に適したサラウンド設定が可能です。
ワイヤレスリアスピーカーに対応しており、配線の自由度が向上。HDMIやデジタル・アナログ入力端子が豊富にあるのもポイントです。BluetoothやWi-Fi接続によるワイヤレス再生にも対応しています。
ソニー(SONY) マルチチャンネルインテグレートアンプ STR-DH590
4K/HDRコンテンツを高画質で堪能できる5.1chマルチチャンネルAVアンプ。4K/60p 4:4:4信号に対応しており、Dolby VisionやHLGなどのHDRフォーマットもサポートしています。コンパクト設計で、場所を取らずに設置できるのが特徴です。
自動音場補正機能「D.C.A.C.」を搭載し、部屋の音響特性に応じてサウンドを最適化。Xエンボスデザインを採用した高剛性FBシャーシが外部振動を抑え、量感のある歯切れのよい音を再現します。
スマホなどBluetooth機器からのワイヤレス再生にも対応。また、S-Force PROフロントサラウンド技術により、フロントスピーカーだけでも立体感のある音場を楽しめます。高画質と高音質のバランスを重視し、ホームシアターを手軽に始めたい方におすすめのモデルです。
マランツ(Marantz) CINEMA 70s
高さ109mmのスリムボディを実現した、7.2chホームシアター用AVアンプです。薄型デザインで、テレビ台やAVラックにも収まりやすいのが特徴。インテリアとの調和を重視したホームシアター環境に適しています。
オペアンプを使わないディスクリート構成のパワーアンプを採用し、マランツならではの音楽性豊かなサウンドを再現。Dolby Atmosなどのオーディオフォーマットに対応しており、立体的で臨場感あふれる音を体感できます。
マランツ(Marantz) CINEMA 50
9.4ch対応のホームシアター用AVアンプ。110W+110Wの定格出力で、重厚なサウンドステージを実現します。スタイリッシュなデザインも魅力のひとつです。
8K対応のHDMI端子は、入力6系統、出力3系統。また、11.4chプリアウト端子により、システムを拡張できます。Dolby AtmosやDTS:Xといった3D音響フォーマットに対応。細部までこだわったホームシアター構築を目指す方にもおすすめです。
オンキヨー(Onkyo) 7.2-Channel THX Certified AV Receiver TX-NR6100
映画館のような迫力あるサウンドを再現する7.2chAVアンプ。THX Certified Select認証を取得し、2000項目以上のテストをクリアしたと謳っています。
8K映像に対応しており、Dolby AtmosやDTS:Xの立体音響技術を搭載。Dolby Atmos Height VirtualizerやDTS Virtual:Xにより、ハイトスピーカーなどがなくても仮想的に立体音響を楽しめます。
大電流やローインピーダンスのアンプ設計でスピーカーを力強く駆動。カスタムメイドの電源トランスと大容量コンデンサーを採用し、安定した電力供給を実現しています。
ジェイビーエル(JBL) MA9100HP WHT
8K映像フォーマットに対応した9.2chのAVアンプです。8K/60HzやHDMI 2.1規格に準拠した4K/120Hz表示に対応。ゲーム機や映像機器との相性は良好です。VRRやALLMなどの機能もサポートしています。
高度な室内環境補正システム「Dirac Live」に対応しており、部屋の音響特性に適した音場に調整可能。スマホアプリ「EZ Set EQ」を使えば、専門知識がなくても簡単に理想的な音環境を作れます。
6系統のHDMI入力と2系統の出力を備えているのもメリット。Wi-FiやBluetooth対応で、ワイヤレス再生も快適です。白を基調としたインテリアに馴染みやすいデザインもおすすめのポイントです。
AVアンプは、ホームシアターシステムの中核となる重要な機器です。スピーカーの数や部屋の広さ、求める音質に合わせて選びましょう。高音質フォーマットや最新映像規格への対応もチェックしておきたいポイントです。本記事を参考に、自分に合った一台を見つけてみてください。