普通のフライパンよりも厚くできているため、熱伝導性と蓄熱性が高い「スキレット」。食材にムラなくゆっくり熱が伝わっていくので、分厚いステーキ肉やハンバーグなどはもちろん、パンケーキなどのスイーツもより美味しく作れます。

そこで今回はキャンプや家庭での調理など、あらゆるシーンで活躍するスキレットのおすすめモデルをご紹介。最近ではSNSでスキレットを使った料理を投稿する方が増えており、おしゃれ調理グッズとして注目を浴びているアイテムなので、ぜひチェックしてみてください。

スキレットとは?

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スキレットとは鋳鉄製のフライパンのことを指します。厚手でずっしりと重みがありますが、これは料理を美味しくするためのポイント。食材にじんわりと均一に熱を伝えるため、素材の旨味が引き出され美味しく調理できます。

蓄熱性に優れているので冷めにくく、そのまま食卓に並べてアツアツの料理が楽しめます。美味しさはもちろん、カフェご飯のようにおしゃれな見た目がSNSなどで写真映えすると人気です。

シーズニングとは?

スキレットを使用する前には「シーズニング」という作業が必要です。出荷前に塗られているサビ止めのワックスを剥がし、表面に油で皮膜を作ることで焦げにくくサビに強くなります。面倒に感じる方もいるかもしれませんが、長く使い続けるためには大切な工程なので、しっかりシーズニングしてから使いましょう。

最初に洗剤と亀の子たわしで取っ手や外側も含めてスキレット全体を軽く洗います。このとき金たわしの使用はNGです。ワックスを落としたら空焚きをして全体の水分を飛ばし乾かし、熱が冷めないうちにキッチンペーパーを使って油でスキレット全体をコーティングしましょう。

熱が冷めたらもう一度油を塗り、ニオイを消すために野菜(くず野菜でもOK)を炒めます。しっかり油を馴染ませるために2回ほど炒めるとよいでしょう。炒め終わったらキッチンペーパーで汚れを拭き取り、30程度空焚きしたら完了です。

スキレットの選び方

IH対応の有無で選ぶ

最近ではIHを使用している家庭も増えているので、スキレットを選ぶ際にはIH対応であるか確認しておきましょう。スキレットは基本的に直火やオーブンにかけて使いますが、IHに対応している製品もあります。

また、IHは機種によって適応サイズが異なるため確認が必要です。スキレットは通常のフライパンに比べて小さいサイズのモノが多いので、IHに対応したサイズであるかチェックしておきましょう。

サイズ・重量で選ぶ

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スキレットはサイズが大きくなるほど重くなっていくので、なるべく軽いモノを選ぶと調理がしやすくなります。また、何人分作るのか、料理は何を作るのかなど用途を定めておきましょう。

1人分を作りたい、カフェ風におしゃれに使いたいという方は6インチのモノがおすすめ。重量は約1kgと比較的扱いやすい重さで、ベーコンエッグなどの朝ごはんを作るのに最適です。

家庭で使う際のおすすめサイズは、9インチ。本体の重量は約2kgで、約3〜4人分程度の料理を作れ、大きなステーキやパエリア、アヒージョなどさまざまな料理が作れます。

キャンプなどのアウトドアで使いたいという方は、10インチ以上のモノを選ぶと大人数で使えるので便利です。なお、メーカーによってサイズ感が異なってくるため、必ず確認するようにしましょう。

素材で選ぶ

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スキレットは主に鋳鉄製ですが、陶器製のモノも存在します。電子レンジに対応でき、食洗機で洗えるなど扱いが簡単ですが、熱伝導性と蓄熱性は鋳鉄製でしか堪能できないため、選ぶ際は素材を確認することも大切です。

取っ手部分の長さで選ぶ

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スキレットは取っ手部分も鋳鉄製でできており、直接触るとヤケドしてしまいます。そこで、ミトンを使ってラクに持てる取っ手の長さがあるかを確認しましょう。取っ手部分が長い方が持ち運びも安全かつ簡単です。

また、オーブンなどにも利用できるよう取っ手の脱着が可能なスキレットも存在しているのでチェックしてみてください。

フタの有無で選ぶ

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スキレットは本体のみで販売されているモノとフタ付きで販売されているモノがあります。フタが付いていないモノは、メーカーによって別売りの「スキレットカバー」が用意されているので、必要であればそちらを購入しましょう。

フタがなくても十分に美味しい料理が食べられますが、フタがあると料理の幅が広がります。蒸したり燻したり無水調理やダッチオーブンのように調理できるのでおすすめです。

お手入れのしやすさで選ぶ

スキレットは鋳鉄製のため、使い込むほど油が馴染んで味が出るのが魅力です。長く使い続けるためには使用する前にしっかりお手入れする必要があります。しかし、中にはジーズニング済みですぐに使用できる製品もあるので、購入の際にはチェックしておきましょう。

また、ステンレス製・ホーロー製・耐熱陶器製などであれば、シーズニング不要で洗剤で洗えるのでお手入れが簡単。特別なお手入れが苦手な方は素材で選ぶのがおすすめです。

スキレットのおすすめメーカー・ブランド

ロッジ(LODGE)

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ロッジは、1986年創業から現在まで120年以上続く、アメリカを代表する鉄製調理器具メーカーです。ロッジのスキレットは、使用前に鉄の表面に油を馴染ませておく「シーズニング」と呼ばれる面倒な作業を工場出荷時にすでに済ませています。

開封してお湯で洗えばすぐに使え、シーズニングの油も安全な大豆油を採用しているので安心です。また、直火はもちろんIH・ハロゲンヒーター・オーブンでも使えます。お手入れをしっかり行っていれば長期間愛用できるのもポイント。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)

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「キャプテンスタッグ」は、1976年にパール金属株式会社のアウトドアラインとして設立しました。テントの品質がよく、価格帯もリーズナブルなコスパの高い製品をリリースしているのが特徴です。スキレット入門として購入を検討している方におすすめのメーカーです。

ロゴス(LOGOS)

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BBQ製品やワークウェアなどをラインナップしている、総合アウトドアブランド「ロゴス」。底が焦げ付かないように工夫が施された利便性の高いスキレットをリリースしています。

ロゴスのスキレットは、取っ手の取り外しができる「取っ手がとれるスキレット」と「合体できるスキレット」がラインナップされており、いずれもIHに対応した汎用性の高さが魅力です。

スキレットのおすすめ人気モデル

ロッジ(LODGE) スキレット 8インチ L5SK3

今やキャンプで外せないアイテムとなっているロッジのスキレット。見た目もおしゃれで料理が美味しくなると家庭用としても人気を集めています。ロッジのスキレットはシーズニング済みの状態で出荷されているので、面倒な工程がなくすぐに使えるため初心者の方におすすめです。

使用後のシーズニングは毎回必要ですが、しっかりお手入れすることで長く使え、使うほど油が馴染み使い勝手もよくなります。直火はもちろん、IH・ハロゲンヒーター・オーブンとさまざまな熱源で使用可能です。

煮込みや蒸し料理も楽しみたい方は、別売りのスキレットカバーもチェックしておきましょう。合わせて使えばメニューの幅も広がります。

コールマン(Coleman) クラシックアイアンスキレット 2000021880

アウトドアブランドとして名高い「コールマン」のスキレット。フタと専用の収納ケースが付属しているので、キャンプなどアウトドアシーンへの持ち出しにも便利です。コールマンのスキレットもシーズニング不要ですぐに使えます。

フタが平なので炭が乗せやすく上火調理をしやすいのもポイントです。約27.5cmと大皿タイプなので、キャンプやホームパーティーでパエリアなど取り分けて食べる料理に最適。コスパも高くおすすめです。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) スキレット 16cm M-5535

キャプテンスタッグのスキレットは分厚く重いのが特徴です。取り回しと持ち運びを考えると不便に感じられますが、この「厚み」と「重み」が料理を美味しくするポイント。軽量モデルに比べて熱を多く蓄え高温を維持できるため、表面の温度が下がりにくく安定した加熱調理が行えます。

使用前にシーズニングは必要ですが、リーズナブルな価格で使い勝手も良好です。武骨なデザインもアウトドア感があります。一人分の調理に適した16cmのミニサイズなので、一人暮らしの方やソロキャンプにおすすめです。

ロゴス(LOGOS) 合体できるスキレット M

アウトドア用品の製造・販売を行うロゴスのスキレット。別売りの「合体できる深型スキレット」と組み合わせることで、フタとしても本体としても使えます。直火・IHに対応しているほか、取っ手が外せてコンパクトになるので、オーブンやトースター、ガスコンロのグリルでも調理が可能です。

食卓にそのまま並べても場所を取らず、収納にも便利。取っ手を2箇所に取り付けられるので向きの調節が簡単。底面には焦げ付きにくくするためのドット加工が施されているので、慣れていない方でも扱いやすくおすすめです。

また、本製品はサビ止めコーティングに植物性食用油を使用しているため、シーズニング不要でくず野菜を炒めるだけですぐに使用できます。

ペトロマックス(Petromax) ファイヤースキレット 2ハンドル fp30ht

100年以上の歴史を持つ灯油ランタンの老舗ブランド「ペトロマックス」は、アウトドア用品も多く取り扱っておりスキレットは人気商品のひとつです。キャンプやホームパーティーなど大人数に最適な直径30cmの大皿タイプ。持ち運びに便利な2ハンドルで、片手では重いという方におすすめです。

取っ手がないので収納しやすく、食卓にそのまま並べても場所を取りません。高品質のキャストアイアンを素材にしており、熱をじっくりゆっくり食材に伝えて旨味を最大限に引き出します。

ユニフレーム(UNIFLAME) スキレット 10インチ 661062

スキレットに慣れていない方におすすめの黒皮鉄板製のフタ付きスキレット。使用前のシーズニングや使用後に油を塗る作業は必要ですが、洗剤で洗える上、こびりついた汚れも金たわしを使って落とせるのでお手入れが簡単です。

黒皮鉄板は酸化皮膜によって表面が保護されているためサビにくく、微細な凹凸があるので油馴染みがよいのが特徴。また、急な温度変化や衝撃に強いので割れにくく丈夫です。

圧力を掛けるのに重要なフタと本体の接地面も、精密機械による加工で噛み合わせは良好。熱伝導を引き出しムラなく均一に加熱します。直火・IHでの使用が可能です。

コッタ(cotta) オリジナルスキレット 15cm

製パン・製菓の材料・調理器具などを取り扱っている「コッタ」がオリジナルで製造したスキレットです。一人暮らしやソロキャンプにおすすめな15cmのミニサイズ。直火調理はもちろん、IH・オーブン・グリルとさまざまな熱源に対応しています。

コッタのスキレットはシーズニング済みなので軽くお湯で流せばすぐに使えますが、気になる方は洗剤で洗うこともできます。洗剤を使うと使用後は馴染んだ油が抜けてしまうので、焦げ付きやニオイが気になる場合を除いては、タワシで汚れを洗い流しましょう。

熱伝導性・蓄熱性に優れた鋳鉄製ですが、煮込み料理など圧力を掛けた調理を行いたい場合は、別売りのフタを合わせて使うのがおすすめ。食材を柔らかくし旨味を逃さず閉じ込めます。

ニトリ スキレット鍋 15cm

インスタで大人気の「ニトスキ」ことニトリのミニスキレットです。他製品に比べ厚み・重さ・取っ手の長さのバランスがよく、片手持ちの調理がしやすく使い勝手がよいと高評。ほどよい厚みで熱伝導性が高く、鋳鉄製なので保温性も良好です。

スキレットは温かい料理だけでなく、蓄冷性にも優れているため生クリームやアイスを使った冷たいデザートにもおすすめです。そのまま並べればカフェのようなおしゃれな食卓に早変わりします。

直火・IH・オーブンに加え、食洗機にも対応。使用前にシーズニングは必要ですが、リーズナブルな価格で使いやすいので初めて使うスキレットとしてもおすすめです。

チャムス(CHUMS) ブービーミニスキレット5インチ(Booby Mini Skillet 5 inch)

カジュアルアウトドアブランド「チャムス」のスキレット。底面に刻印されたマスコットキャラクターの「ブービーバード」が特徴です。グリルに2つ並べられる直径12.7cmのコンパクトサイズ。鉄製なので約190gと軽く、スタッキング可能で持ち運びにも便利です。

目玉焼きやアヒージョなどちょっとした一品料理を作るのにおすすめ。IHの使用はできませんが、直火・オーブン・トースター・IHグリルに対応しています。シーズニングが不要なので洗剤で洗えばすぐに使うことが可能です。塗装が剥がれた場合は薄く油を塗ってから保管するとサビが防止できます。

ル・クルーゼ(LE CREUSET) スキレット 20cm

多くの方が憧れるキッチンウェアブランド「ル・クルーゼ」のホーロースキレット。鋳物は熱伝導率が高く蓄熱性に優れ、食材をムラなく加熱し旨味を最大限に引き出します。内側にはマットホーロー加工を施しているため、熱効率がよく焼き色を付けやすいのが特徴です。

食材をこびりつきにくくするノンスティック加工が施されていないため、強火調理が不得意で使い始めはくっつきやすいのが欠点。とはいえ、弱火調理やオーブン料理、脂の多い肉料理に向いているので、ゆっくり加熱調理するスキレットとしてはあまり気になりません。

7色展開でカラーバリエーションも豊富で、汚れが落ちやすいのでお手入れも簡単。高価ですが機能性にもデザイン性にも優れたおすすめのスキレットです。

ポトペリー(POTPURRI) エルド スキレット(Eld Skillet) M

鋳鉄製の重さとお手入れの面倒さを解消した、日常使いに便利な陶器製のスキレット。耐熱陶器で有名な伊賀焼・萬古焼の産地で開発された安心の日本製です。密度が細かく耐久性の高い美濃で作られた耐熱土を採用しています。

IHは非対応ですが、直火・オーブンはもちろん、電子レンジでも使えるのがポイント。硬い食材も一度レンジで柔らかくしてから焼くなどの使い方が可能です。使用後は浸け置きや洗剤の使用ができ、陶器なので通常の食器と同じようにそのまま食洗機に入れられます。

持ち手は長く上向きにカーブしているため握りやすく、スキレットの前側を高くすることでフライ返ししやすくするなど、使いやすさにとことんこだわった、おすすめのスキレットです。

カクセー(Kakusee) グレイスラミック 陶製スキレットパン 16cm

345gの軽さとお手入れのしやすさが魅力の耐熱陶器のスキレットです。本体と持ち手が一体型で洗いやすく衛生的で、食器と同じ扱いができるので簡単にお手入れができます。食洗機の使用も可能。鋳鉄製の面倒なお手入れが苦手な方におすすめです。

本格陶板で蓄熱性が高く、加熱すると遠赤外線が放出され、食材の芯までじっくり火を通し旨味を引き出します。ステーキやハンバーグなど肉料理におすすめです。料理を引き立てるシンプルなデザインで、器代わりとしても使えます。料理が冷めたらそのまま電子レンジで加熱できるので便利です。

番外編:スキレットで作れるおすすめレシピ

アヒージョ

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スキレットといえばアヒージョ。刻んだニンニクやオリーブオイル、鷹の爪を入れてじっくり煮込んだスペイン料理です。イカ・アサリ・タコなどの魚介類やマッシュルームなどのキノコ類、野菜、チキン、砂肝など好きな具材を入れて楽しめます。

また、アヒージョは簡単に作れるのが魅力。スキレットにオリーブオイル・ニンニク・鷹の爪を入れ、熱して香りが出てきたら好みの具材を加えます。10~15分ほど加熱して美味しそうな色に変わったら出来上がり。ワインと一緒に楽しめばおしゃれな食卓に変わります。

ラクレット

チーズ好きにはラクレットがおすすめ。ラクレットはスイスのチーズで、切り口を温めて香ばしくトロトロになったところを削いで、じゃがいもなど野菜に絡めて食べる料理です。スキレットにラクレットを入れて加熱するだけで簡単にとろ~りチーズが完成します。

好きな野菜に絡めたり、ハンバーグやトーストにかけたり食べ方いろいろ。白ワインで煮込むチーズフォンデュよりも簡単に作れるので、ホームパーティーやおもてなしにもおすすめです。

ハンバーグ

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スキレットは蓄熱性が高いので肉料理に最適。いつも食べているハンバーグをスキレットで焼くだけで、ふんわりジューシーに仕上がります。油を熱したスキレットにハンバーグを入れ、弱火~中火で焼き色がつくまで3分程度加熱。焼き色がついたら裏返し、フタをして弱火でじっくり焼けば完成です。

また、オーブンで焼くと火加減の調整がいらずさらに簡単です。スキレットに油を引いたらオーブンに入れて200℃で予熱します。その後ハンバーグを入れて20分程度焼くだけです。そのままテーブルに並べれば、レストラン気分で食卓も盛り上がります。

焼きカレー

スキレットを使えば余ったカレーもおしゃれなカフェご飯に変身。カレーにたっぷりのチーズと卵を乗せ、卵が半熟になる程度にオーブンで焼くだけです。パン粉をふりかけて焼けばサクサクの食感も楽しめます。トマトやナス、ブロッコリーなど野菜をトッピングするなど、アレンジも自在です。

パンケーキ

スイーツを楽しみたい方にはパンケーキがおすすめ。温めたスキレットに生地を流し込み、フタをしてオーブンで焼くだけで、ふわふわ食感のパンケーキが焼き上がります。ホットケーキミックスを使うとより簡単です。

スキレットが丸型なのでパンケーキがキレイに焼けます。生クリームやアイス、フルーツなどを盛り付ければカフェスイーツの完成です。

ちぎりロールパン

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スキレットはじんわりムラなく加熱する調理に向いているので、パンを焼くのにも最適。ちぎりロールパンは花が咲いたような可愛らしい仕上がりで特に人気です。クッキングシートを敷いてから生地を並べると、取り出しやすく調理後のお手入れがラクになります。フタをして直火で焼けば香ばしいパンが焼き上がるので、キャンプにもおすすめです。