寒い屋外から帰宅してすぐに体をあたためるには、速暖能力の高い暖房器具が必要。グラファイトヒーターは遠赤外線の照射量が多く、冷えた手先や足先をすばやくあたためたいときに便利です。
今回は、グラファイトヒーターの選び方とおすすめのモデルをご紹介します。購入を検討している方は、参考にしてみてください。
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- 目次
- グラファイトヒーターとは?
- グラファイトヒーターのメリット・デメリット
- グラファイトヒーターとカーボンヒーターの違い
- グラファイトヒーターの電気代
- グラファイトヒーターのおすすめメーカー
- グラファイトヒーターのおすすめ|スリムタイプ
- グラファイトヒーターのおすすめ|幅広タイプ
- グラファイトヒーターの売れ筋ランキングをチェック
- グラファイトヒーターの選び方
グラファイトヒーターとは?
グラファイトヒーターとは、黒鉛に電流を流して放射熱を発生させる暖房器具のことです。赤外線放射量が多く、立ち上がりが速いのが特徴。すばやくぬくもりを伝えられます。
グラファイトヒーターは、冷えやすい足元をあたためられるコンパクトサイズから、暖房範囲が広いモデルまでラインナップが豊富。設置場所や使いやすさに合わせて製品を選択できます。
グラファイトヒーターのメリット・デメリット
グラファイトヒーターは速暖性が高く、冷えた体をすばやくあたためやすいのがメリット。スイッチを入れてすぐにぬくもりを感じられるため、寒いシーズンを快適に乗り越えたい方にぴったりです。
遠赤外線の効果によって、体の内側までしっかりと熱を伝えやすいほか、あたたかさが持続しやすいのも魅力。寒いのが苦手な方や冷え性の方にも向いています。
優れた暖房性能を備えている一方、値段が高いモデルが多い点はデメリット。使用シーンや付加機能などを考慮し、予算に合ったモノをチョイスしてみてください。
また、グラファイトヒーターは局所的にあたためるのに適した暖房器具である点にも留意しておきましょう。部屋全体をあたためたいシーンには、エアコンなどと併用する方法がおすすめです。
グラファイトヒーターとカーボンヒーターの違い
グラファイトヒーターとカーボンヒーターは、炭素繊維に電気を流して放射熱を発生させるという点では同じ暖房器具です。カーボンヒーターのなかでも、黒鉛を発熱体としている製品をグラファイトヒーターと呼びます。
グラファイトヒーターは、立ち上がりが速いのが特徴。なかには、電源を入れてから約0.2秒で立ち上がる製品もあります。また、赤外線の照射量も多いため、値段も比較的高めですが、すばやくあたたまりたい方にはグラファイトヒーターがおすすめです。
グラファイトヒーターの電気代
グラファイトヒーターの消費電力は製品ごとに異なりますが、一般的には250〜900W程度。大まかな電気代を算出するためには、「1kWh単価31円」で計算してみましょう。
電気代の計算方法は「1時間あたりの消費電力(kw)×使用時間×料金単価(円/kwh)」です。消費電力250Wのグラファイトヒーターを使う場合、1時間あたりの電気代は約7.75円。1日8時間使うと、1ヵ月あたりの電気代は約1,860円です。
グラファイトヒーターのおすすめメーカー
アラジン(Aladdin)
1919年に設立されたアラジン。当初は石油ストーブをメインに開発していましたが、技術をほかの製品にも応用してトースターやグラファイトヒーターを展開しています。
アラジンのグラファイトヒーターの魅力はレトロなデザイン。見ているだけで楽しめるモノも多くラインナップしています。個性的なデザインを好む方におすすめのメーカーです。
コイズミ(KOIZUMI)
コイズミは生活家電だけでなく、美容機器や音響機器を扱うメーカー。ジェネリック家電の代表格でもあり、品質と信頼の高さで有名です。
コイズミのグラファイトヒーターは高いコスパが魅力。フルスペックの製品でも、比較的リーズナブルに購入できます。充実した機能のモノを手頃な価格で購入したい方におすすめのメーカーです。
山善(YAMAZEN)
山善は1947年に大阪で設立されたメーカーです。家電部門では扇風機や暖房機器などの季節家電を主力として手掛けていますが、園芸用品やアウトドアグッズなども手広く展開しています。
山善のグラファイトヒーターはコスパに優れているのが特徴です。リーズナブルな価格ながら出力切替・自動首振り・タイマーなどの便利機能が充実しているため、低価格で使いやすいグラファイトヒーターを求めているユーザーから人気があります。
グラファイトヒーターのおすすめ|スリムタイプ
アラジン(Aladdin) 遠赤グラファイトヒーター (1灯管) CAH-1G9D
機能性とデザイン性を兼ね備えた人気のグラファイトヒーターです。0.2秒で立ち上がり、スピーディーにあたためるのがポイント。また、インテリアを彩るすらっとしたおしゃれなフォルムも魅力です。
発熱パターンを微調整する、独自技術の「グラファイトeヒーター」にも注目。輻射温度を一定に保つことでムラを抑え、気持ちのよいぬくもりを感じられます。
カーテンや衣類などの障害物を検知すると自動で電源が切れる「シャットオフセンサー」が付いており、火災のリスクを軽減するのもメリット。さらに、「チャイルドロック」を搭載しているため、子供のいる家庭にもおすすめです。
コイズミ(KOIZUMI) 遠赤電気ストーブ KKS-0633
クーピーペンシルをモチーフにした、かわいいフォルムのグラファイトヒーターです。さまざまなインテリアに馴染みやすいほか、ミニサイズで設置スペースに困らないのがメリット。一人暮らしのワンルームなどにもおすすめです。
約0.2秒でスピーディーに起動する仕様なので、寒さの厳しい季節にも大活躍。遠赤外線効果によって、冷え切った体を芯からポカポカにあたためます。
300W・600Wの切替機能が付いており、シチュエーションに合わせて柔軟に使用可能。先端のスイッチを回すだけで、迷わず操作できます。
転倒時に電源がオフになり、本体を起こさないかぎり再通電できない「二重安全転倒スイッチ」が備わっているのも強み。安全面にこだわりたい方にも適したグラファイトヒーターです。
コイズミ(KOIZUMI) 遠赤電気ストーブ KKS-0947
コンパクトながら、最大900Wのパワーでしっかりとあたためるグラファイトヒーター。スリムな縦型タイプで、場所を選ばずに設置しやすいのが魅力です。ワット数を2段階でコントロールでき、好みに合わせて柔軟に使えます。
約3時間まで設定可能な切タイマーを備えているので、電源の切り忘れが心配な方にもおすすめ。火災の心配を減らせるほか、無駄な電気代を節約できます。
約70°の首振り機能も人気。ワイドにぬくもりを届けられるため、リビングなどで家族や友人と一緒にあたたまりたいシーンにも重宝します。
コイズミ(KOIZUMI) 遠赤電気ストーブ KKS-0644
限られたスペースにもすっきりと置けるグラファイトヒーターです。スリムな小型タイプなので、子供部屋やトイレにも圧迫感なく設置できます。取っ手が備わっており、必要な場所にサッと持ち運びできるのもメリットです。
遠赤外線の効果によって、体の内側からじんわりとぬくもりを感じられるのも特徴。また、立ち上がりが速く、帰宅後などに冷え切った体を急いであたためたいシーンに役立ちます。
コンパクトでありながら、ワット数を300W・600Wの2段階で切替可能。部屋があたたまったらワット数を弱めるなど、電気代をかしこくセーブできます。
最長約3時間の切タイマー機能も便利。お出かけや就寝の前に設定しておけば、切り忘れを防止できます。
山善(YAMAZEN) グラファイトヒーター DCTS-A092
省スペースで設置できる、タワー型のグラファイトヒーターです。サイズが約幅30×奥行30×高さ84cmと細長く、部屋を広々と使えます。また、起動がスムーズで、あっという間にあたたまりやすいのもメリットです。
450W・900Wの2段階パワー切替に加え、左右首振り機能が搭載されているのもポイント。好みや使用範囲に合わせて、フレキシブルに活用できます。ワイドにぬくもりを送れるため、複数人で使いたいシーンにもおすすめです。
シンプルで見やすい操作部分にも着目。ダイヤルを回すだけで快適に使用できるので、機械が苦手な方やお年寄りにも向いています。機能的で扱いやすいグラファイトヒーターを探している方はチェックしてみてください。
山善(YAMAZEN) ミニグラファイトヒーター ECTS-C061
さまざまな場所で手軽に使えるグラファイトヒーターです。サイズが幅30×奥行30×高さ60cm、重量が2kgと小型かつ軽量なので、ラクに移動できます。ヒーターを低めに配置しており、冷えやすい足元をしっかりとあたためられるのもメリットです。
0.2秒で立ち上がる速暖タイプのため、待ち時間なくぬくもりを体感できます。寒さの厳しい冬場でも、快適に過ごしたい方にぴったり。また、ワット数を300W・600Wで切り替えられるのも利点です。
十分な機能を有しつつ、価格が比較的リーズナブルなのも強み。コスパのよいグラファイトヒーターを求めている方におすすめです。
グラファイトヒーターのおすすめ|幅広タイプ
アラジン(Aladdin) 遠赤グラファイトヒーター (2灯管) CAH-2G10F
ムラを抑え、心地よくあたためるグラファイトヒーターです。アラジンの独自技術である「グラファイトeヒーター」を搭載。発熱パターンを細かくコントロールすることで、やさしいぬくもりを感じられます。
熱源には「遠赤グラファイト」を採用しており、電源を入れてから0.2秒で立ち上がり可能。遠赤外線の効果によって、あたたかさがじんわりと持続するのもメリットです。
室温が約22℃に達すると自動で省エネ運転を行う「ecoモード」も人気。無駄な電力消費をセーブできるため、電気代が気になる方にもおすすめです。
障害物を検知する「シャットオフセンサー」にも着目。カーテンやタオルなどが赤外線センサーをさえぎると、自動で電源をオフにします。
アラジン(Aladdin) グラファイトフレームヒーター AEH-GF80A
電気代をセーブしながら、効率よくぬくもりを届けるグラファイトヒーターです。赤熱温度を7段階に変化させる「グラファイトfヒータ」によって、冷えやすい足元をしっかりとあたためられます。
コンパクト設計なことに加え、握りやすい取っ手が備わっており、ラクに持ち運びできるのもポイント。リビング・ダイニング・キッチンなど複数の場所で使用したい方にもおすすめです。
伝統的なブルーフレームヒーターを意識した、レトロで重厚感のあるデザインにも注目。インテリアに映えるおしゃれなグラファイトヒーターがほしい方は、チェックしてみてください。
アラジン(Aladdin) 遠赤グラファイトヒーター (トリカゴ) CAH-G42GE
鳥かごのようなフォルムのレトロなグラファイトヒーターです。ヒーターの周囲を大型ガードで取り囲み、安全性を高めています。温度過昇防止装置を備えているので、火災のリスクを軽減できるのもメリットです。
アラジン独自の「遠赤グラファイト」を採用しているのもポイント。0.2秒で速やかに起動するほか、遠赤外線効果で体の芯までしっかりとあたためます。
防滴仕様のため、水周りで使えるのも強み。脱衣所やキッチンなどで活用したい方にもおすすめです。また、2.3mと長めのコードを備えており、コンセントから離れた場所でもスムーズに使用できます。
山善(YAMAZEN) グラファイトヒーター DCTS-B122
シーンに合わせて柔軟に使えるグラファイトヒーターです。ダイヤルを回すことで、ヒーターの角度を調節可能。狭い範囲をしっかりとあたためたいときには「スポット」、広い範囲に熱を届けたいときには「ワイド」が向いています。
左右70°の首振り機能に対応しているため、複数人で使用したい方にもおすすめ。また、最大1200Wまでの3段階パワー切替が可能で、気温や好みに応じて快適に暖を取れます。
航空・宇宙開発に用いられている高分子フィルムを採用しており、優れた速暖性を備えているのも強みです。帰宅時などに冷えた体を、スピーディーにあたためます。
電源をオンにすると、自動的に1~6時間のタイマーを設定できるのも魅力。電源のつけっぱなしが心配な方にもぴったりのグラファイトヒーターです。
グラファイトヒーターの売れ筋ランキングをチェック
グラファイトヒーターのランキングをチェックしたい方はこちら。
グラファイトヒーターの選び方
使用シーンに合ったサイズや形状を選ぶ
グラファイトヒーターには、狭い場所にも置けるスリムタイプから複数人をあたためられる幅広タイプまで、さまざまなモノがあります。1人で使うならスリムタイプ、複数人で使うなら幅広タイプがぴったりです。
また、トイレや洗面所などの狭い場所で使う場合は、スリムなモノがおすすめ。足元暖房には横幅が広めで背が低いモノを使うと快適です。リビングやダイニングで使うなら、幅と高さがあるモノを選びましょう。
ワット数を調節できるモノがおすすめ
スイッチやボタンでワット数を調節できるモノなら、当日の気温に合わせて温度を変えられます。気温が高い日は弱モード、低い日は中〜強モードに設定すれば快適に利用可能です。
また、ワット数を細かく調節できるヒーターは、無駄な電力を抑えられるのもポイント。調節機能は安いモデルで2段階、高機能のモデルで10段階程度まで調節できるため、無駄なあたためすぎを防いで電気代を抑えたい方にもおすすめです。
「首振り機能」や「タイマー機能」があると便利
グラファイトヒーターをリビングなどで使う場合は、首振り機能があると便利。家族でソファーに座ってテレビを見るときに首振り機能を使えば、複数人で気持ちよく暖を取れます。1人で使う場合でも、首振り機能があれば体全体をあたためられるのでおすすめです。
タイマー機能は電源の切り忘れ対策に役立ちます。設定時間を調節できるモノや自動オフタイマー機能を搭載したモデルをチェックしてみてください。メインの暖房と併用してグラファイトヒーターを1時間だけ運転させたい場合にも、タイマー機能があれば電源の切り忘れがなく、節電効果も期待できます。
火事や火傷を防ぐ「安全機能」をチェック
自動電源オフ機能
ヒーターが転倒したときに自動で電源が切れる自動電源オフ機能の有無も要チェック。グラファイトヒーターはスリムな縦型モデルが多いため、脚が触れただけで転倒してしまうことがあります。特に、高齢者や小さな子供がいる家庭では、ぜひともチェックしておきたい機能です。
多くのグラファイトヒーターに搭載されていますが、なかには対応していないモデルもあるので、購入の際は注意しましょう。
二重安全転倒スイッチ
「二重安全転倒スイッチ」とは、ヒーターを倒して自動電源オフ機能が作動したときに、ヒーターを起こさないかぎりスイッチが入らない機能のことです。
子供が転倒したヒーターのスイッチを入れてしまったり、災害時に倒れたヒーターがモノにぶつかって電源が入ったりすると、火傷や火事の原因になってしまうことも。安全性を重視する方には、「二重安全転倒スイッチ」を搭載したモデルがおすすめです。
赤外線センサー機能
赤外線センサー機能はカーテンなどの障害物がヒーターに近づくと、電源を自動でオフにする機能です。
書斎やリビングでサーキュレーターを使用している場合など、紙が舞い上がり火災の原因となることがあります。ヒーターから離れているときはもちろん、テレビやパソコンに集中しているときは異変に気づきにくいことも。また、洗面所や脱衣所などではタオルや衣類に注意が必要です。
障害物の有無に応じて、ヒーターのスイッチをコントロールできる赤外線センサー機能もチェックしておきましょう。
寒い季節に外出をすると体が冷えてしまいます。グラファイトヒーターがあれば、帰宅してすぐに体をあたためることが可能。また、用途に合わせて、さまざまなタイプがラインナップされているのが魅力です。本記事を参考に、自身の使い方に合ったグラファイトヒーターを選んでみてください。