デジタルカメラやスマートフォンの普及で、撮影に関しては趣味性の高いフィルムカメラ。とはいえ、アナログ感やノスタルジックで味のある写真が楽しめるとあって近年再認識されつつあり、にわかに注目が集まっています。

そこで今回はフィルムカメラの選び方とおすすめモデルをご紹介。ラインナップ製品はレトロでおしゃれなデザインも多く、ファッション感覚で持ち歩く方も多いので、この機会にぜひチェックしてみてください。

フィルムカメラの選び方

ポイント1:フィルムカメラの種類を知る

フィルムカメラは大きく分けると「35mmフィルムカメラ」「中判カメラ」「大判カメラ」の3種類が存在します。

「35mmフィルムカメラ」は一般的によくみる扱いやすいサイズ感のカメラです。その名にある通り「35mmフィルム」を使用して撮影します。初心者の方の最初の1台としておすすめ。

「中判カメラ」は、「ブローニーフィルム」と呼ばれる、縦に長いフィルムを使用します。35mmフィルムよりも被写体を写せる面積が広くなり、高画質を得られるのが特徴。カメラ本体のサイズも少々大きくなりますが、持ち運びに不便というくらいではありません。

「大判カメラ」は102×127mmなどの大きいサイズのフィルムを使用します。カメラ本体も大きく重いため、手で持って気軽に撮影することができません。また、扱い方もより複雑になるのでカメラの扱いに慣れたプロの方におすすめです。

ポイント2:オートフォーカス機能が備わっているか

現代のデジタルカメラには、自動でピントを合わせてくれる「オートフォーカス」機能がついているものがほとんど。一方でフィルムカメラには、ピントや露出などを自分で判断して合わせる「マニュアル」機能でしか操作できないモデルがあります。

初心者の方やできるだけ気軽に撮りたいという場合は、オートフォーカス機能がついているモデルを選ぶと便利です。

ポイント4:ランニングコストをチェック

フィルムカメラで撮影するにはフィルムがもちろん必須です。撮影後にはフィルムを現像してプリントしなければ、撮った写真の確認ができません。

そのため、最低でもフィルム代+現像代+プリント代は毎回コストとしてかかってしまいます。SNSなどネット環境に投稿する場合は、スキャナーで取り込むなどしてデジタル化する必要があるので注意です。

ポイント5:フィルムの種類をチェック

フィルムカメラは、カラー写真を撮るなら「カラーフイルム」を、モノクロ写真なら「モノクロ用フィルム」を使用します。一般的なデジタルカメラのように、ボタンひとつで設定を変えることができません。

また、カラーフィルムにも、明暗や色が反転している「ネガフィルム」と明暗も色も写したものがそのまま見える「ポジフィルム」とがあります。使用用途や好みによって選択しましょう。

ポイント6:フィルムのISO感度をチェック

「ISO感度」とは、フィルムがどの程度まで弱い光を感じられるかを示す度合いのことです。デジタルカメラならISO感度をカメラで設定できますが、フィルムカメラの多くは、使用するフィルムでISO感度を選ばなければなりません。なので、撮影するシーンによってフィルムを選択することが必須です。

特徴としては、感度を表す数字が小さいほど暗い場所の撮影に向いていませんが、キレイな写真を撮ることが可能。逆に数字が大きくなるほど暗い場所の撮影に向いていますが、写真にノイズが入ってしまいます。

夜景などは数字が大きいフィルムで撮影し、晴れの日の屋外など明るい場所で撮影をする際は数字が小さいフィルムで撮影するとよいです。

フィルムカメラのおすすめメーカー

ニコン(Nikon)

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1917年に光学兵器の製造メーカーとして設立。創業当初は、望遠鏡などに用いられるレンズの開発を行っていました。

ニコンのカメラは、現実に忠実な色合いを再現するのが得意とされています。黒に強いため、明暗の写りが美しいことでも有名です。なので、一般的には風景の撮影に向いているとして定評があります。

さらに、元々軍事系の機材を取り扱っていたということもあり、品質がよく頑丈で壊れにくいカメラとして人気を博しています。フィルムカメラ全盛期、ニコンはプロ向けと世間から認知されていました。中古市場にも多くの高級フィルムカメラが流通しているので、チェックしてみてください。

キヤノン(Canon)

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キヤノンは、1933年の創業当初からカメラの製造を行っていました。"キャノン"ではなく、大きい"ヤ"で"キヤノン"と表記するのが正しいです。

カメラの特徴として、白に強いという点が挙げられます。白飛びしにくく、肌の色をキレイに表現できるという強みから、一般的に人物撮影に向いているとされています。また、自動でピントを合わせる「オートフォーカス」が早いのも強みのひとつ。動いている被写体を的確に写すことに優れています。

価格設定もリーズナブルで操作機能も分かりやすく作られているため、カメラ初心者の方に選ばれやすいです。

フィルムカメラのおすすめ人気モデル

パワーショベル(Powershovel) LAST CAMERA(ラストカメラ) 4061

プラモデルのように、自分で組み立ができるフィルムカメラです。カラーリングを施したり、ステッカーなどで飾り付けたりすることで、個性的なカメラをつくることができます。

カメラレンズは、22mmの広角レンズと45mmの標準レンズの交換式。光漏れを発生される機能がついているので、エフェクトのかかった味のある写真を撮影することができます。追加部品を購入すればデザインを変更したり、部品の破損にも対応できます。

自分好みのカメラにカスタムしたい方や、プラモデル好きの方、お子さんへのプレゼントにもおすすめです。

ニコン(Nikon) FM10

多くのフィルムカメラが生産を中止している中、現在も製造を継続している一眼レフフィルムカメラです。ピント、絞り、シャッタースピードをマニュアル操作で行うので、写真撮影のスキルを高めたい人におすすめです。

シャッタースピードは最高で1/2000秒まで撮影でき、長時間露光ができる「バルブ機構」も搭載。星が流れているような写真を撮ることができます。また「絞込みレバー」を使えば、ファインダーを覗いたまま設定した絞り値の被写体と背景のボケ具合を確認することが可能。

カメラレンズは、広角・望遠・ズーム・マクロなどさまざまなレンズを付けることができるので、表現の幅が広がります。

キヤノン(Canon) EOS-1V

カメラボディには、厳しい自然環境下においても使用できるよう、マグネシウム合金を部分的に採用。厳重な「防滴・防塵性能」で水しぶきや砂に強く、耐久性に優れた1台です。

シャッターチャンスを逃さない、高速オートフォーカス機能を搭載。ピントを合わせたい部分を指定する「オートフォーカスフレーム」は45点・11点・9点の中から最適な設定を選択することが可能です。

カメラファインダーは視野率が約100%なので、ファインダーから見たままを写します。フィルムカメラで本格的な撮影を行いたい方におすすめです。

ニコン(Nikon) F6

15万回ものレリーズテストにクリアした、耐久性に優れた精度の高いシャッターユニットを採用。高速シャッタースピードで撮影する場合でも信頼がおけます。シャッタースピードは30秒〜1/8000秒まで設定可能です。

また、シャッター音はもちろんのこと、フィルムを巻き上げる音や裏ぶたを閉じる音まで、心地よい音を徹底的に追求したつくりになっているのが特徴。カメラの操作音にこだわりのある方はぜひチェックしてみて下さい。

撮影済みのフィルムは自動的に巻き戻しをすることができますが、手動で巻ける「巻き戻しクランク」も搭載。バッテリー切れの際にも安心してフィルムを取り出すことができます。

ニコンのデジタル一眼レフカメラを受け継いだデザインになっているので、扱いやすさにおいてもおすすめです。

ライカ(LEICA) M-A Typ 127

余計な機能を排除し、撮影に必要な機能だけを残したフィルムカメラです。操作はすべてマニュアルになります。露出計もないので、別途露出計を購入するか自身の判断で設定します。写真撮影に慣れている方におすすめですが、初心者の方でも撮影の勉強できるのでおすすめ。

シャッタースピードは1〜1/1000秒で指定可能です。動いている被写体でもある程度の撮影ができます。

また、本製品はレンズが別売りになっています。「ライカMバヨネットマウント方式」のレンズが対応できるので、このマウントを採用しているレンズを購入しましょう。

ライカ(LEICA) ゾフォート(Sofort)

ライカ特有のスタイリッシュでオシャれなデザインが魅力のフィルムカメラ。撮影後、写真がすぐに横から出てきます。

本製品はさまざまな撮影モードを搭載。「自動モード」では極力フラッシュを使わず自然光を活用するため、ナチュラルな写りで表現できるのが特徴。

自動モード以外にも「パーティ&人物」「スポーツ&アクション」「接写」などがあり、シーンに合わせた撮影ができます。モードに応じて露出時間や絞り値などを自動で設定、撮影モードに関わらず焦点距離を選ぶことが可能です。

さらに「セルフィーモード」と「セルフタイマー」も存在。ボディ前面、レンズの上部付近に小さなミラーが付いているので、セルフィーをする際も便利です。