一眼カメラの醍醐味を味わえるプレミアムな交換レンズが「単焦点レンズ」です。ニコンからも魅力的なモノが多く販売されており、キットズームよりも鮮明な夜景や豊かなボケ表現が手軽に楽しめます。
今回は、ニコンが展開する多彩な単焦点レンズのラインナップから、初心者や中級者におすすめのモデルを中心にご紹介。単焦点レンズの特徴や選び方についても解説します。初めての単焦点レンズを選ぶ際の参考にしてみてください。
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- 目次
- 単焦点レンズとは?
- ニコンの単焦点レンズの選び方
- ニコンの単焦点レンズのおすすめ|標準レンズ
- ニコンの単焦点レンズのおすすめ|広角・超広角レンズ
- ニコンの単焦点レンズのおすすめ|中望遠・望遠レンズ
- ニコンの単焦点レンズのおすすめ|マイクロレンズ
単焦点レンズとは?
単焦点レンズとは、「ただ1つの焦点距離」にのみ対応する交換レンズのこと。ズーム操作で焦点距離を変えて複数の画角を使い分けることはできませんが、ズームレンズにはない多くの利点を持っています。
ワンランク上の高画質が得られるのが単焦点レンズのメリット。一般的なズームレンズよりも多くの光量を取り込める設計で、暗いシーンでも鮮明な描写が得られます。また、前景や背景がよりボケやすくなるため、ポートレート撮影や物撮りなどでボケ表現を活用したい方にもおすすめです。
携帯性に優れているのも単焦点レンズの魅力。焦点距離を1種類だけに限定することで設計をシンプルにでき、同じ焦点距離をカバーするズームレンズと比べて小型・軽量化を実現可能です。軽快なフットワークが重要となるスナップ撮影にも重宝します。
ニコンの単焦点レンズの選び方
レンズの種類で選ぶ
汎用性が高く初心者の方に適した「標準レンズ」
標準レンズとは、フルサイズ換算で40〜60mm相当の画角をカバーする交換レンズのことです。人間が対象物に注意を向けたときの視野に近い画角が得られるのが特徴。普段見ている範囲を直感的に切り取れるため、初心者でも扱いやすく、初めての単焦点レンズとしてもおすすめです。
遠近感を見たまま自然に再現できるのも標準単焦点レンズの魅力。近くの被写体と遠くの背景とのサイズ比が肉眼で見たときと同じように写るので、違和感のない表現が可能です。汎用性が高く、スナップ・風景・ポートレート・テーブルフォトなど多彩なジャンルの撮影に活用できます。
背景や風景もしっかり写せる「広角・超広角レンズ」
広角レンズとは、フルサイズ換算で35mm以下に相当する画角をカバーする交換レンズのことです。標準レンズよりも画角が広く、周囲を広く見渡したときに近い範囲を切り取れるのが特徴。なお、20mm以下のモノは超広角レンズと呼び、肉眼よりも広範囲を収められるため、雄大な風景や星空などの撮影にもおすすめです。
遠近感を誇張できるのも広角単焦点レンズの魅力。焦点距離が短くなるほど、手前の被写体は大きく、遠くの背景は小さく写るので、風景を肉眼で見るよりもダイナミックに表現可能です。後ろに下がるのが難しい状況で、店舗やイベント会場など部屋の空間を実物よりも広く大きく見せたい場合にも重宝します。
遠くの被写体を大きく写せる「中望遠・望遠レンズ」
望遠レンズとは、フルサイズ換算で70mm以上に相当する画角をカバーする交換レンズのことです。標準レンズよりも画角が狭く、離れた場所にある被写体をピンポイントで引き寄せて大きく写せるのが特徴。なお、厳密には、70〜135mmのモノを中望遠レンズ、150〜300mmのモノを望遠レンズと呼んで区別します。
遠近感を圧縮できるのも望遠単焦点レンズの魅力。焦点距離が長くなるほど被写体と背景とのサイズ差が少なくなり、距離感が消失したように写るため、スポーツ・動物・乗り物を迫力十分に記録できます。また、望遠ほどピント位置以外が大きくボケやすくなるので、ポートレートや花などの撮影にもおすすめです。
小さなモノを大きく写せる「マイクロレンズ」
マイクロレンズとは、小さな被写体を実寸大で記録できる特殊な交換レンズのことです。イメージセンサー上に写る像と実物の被写体とのサイズ比である撮影倍率が、最大1倍以上になるよう設計されているのが特徴。一般的な単焦点レンズよりも大きく撮影できるため、昆虫や草花の一部などを画面一杯に写したい場合にもおすすめです。
被写体の近くまで接近して撮影できるのもマイクロ単焦点レンズの魅力。卓上に置いた料理も席を立ち上がらずに座ったまま撮れるので、訪問先のレストランでランチを撮影する場合にも便利です。なお、マイクロレンズはニコン独自の呼び名で、ほかのメーカーではマクロレンズという名称が採用されています。
使用しているカメラに合わせてマウントをチェック
ミラーレス一眼なら「Zマウント」
単焦点レンズなどの交換レンズを選ぶ際はマウントも重要です。マウントとは、装着時にカメラとレンズが重なる部分のこと。マウントごとに形状や通信方式が異なり、双方で規格が一致しないと原則的に装着や使用ができません。ニコンではZマウントとFマウントの2種類が用意されているので注意しましょう。
ミラーレス一眼のニコンZシリーズで使う場合は、Zマウントの単焦点レンズがおすすめ。Zシリーズ専用設計のためカメラ本体に直接装着でき、大口径というZマウントならではの特徴を活かした高画質や多彩な機能を活用可能です。また、Fマウントレンズと比べて小型かつ軽量なモデルが多いので、移動量の多い撮影でも重宝します。
デジタル一眼レフなら「Fマウント」
デジタル一眼レフのニコンDシリーズで使う場合は、Fマウントの単焦点レンズが必須です。一眼レフの内部にある反射鏡構造も加味した光学設計が採用されており、Dシリーズに直接装着して使えます。
ラインナップの豊富さもFマウントの単焦点レンズが持つ魅力。Fマウントにはフィルム一眼レフの時代から60年以上も採用され続けた歴史があります。単焦点レンズも新旧さまざまなモデルが存在するので、多彩な描写を味わいたい方にもおすすめです。
なお、Fマウントレンズは、マウントアダプターという機器を使えば、Zシリーズのミラーレス一眼でも使用可能。一部の機能に制限が生じる場合もありますが、条件を満たす単焦点レンズがZマウントにない場合は、Fマウントレンズで代用するのもひとつの方法です。
撮影したいシーンに合ったスペックのモデルを選ぶ
開放F値
開放F値とは、レンズ内部にある絞りが作る穴が最大になったときの状態を数値化したもの。交換レンズの明るさを示す指標としても使われており、開放F値が小さいモノほど暗所でも多くの光量を取り込めるため、「明るいレンズ」と呼ばれています。
開放F値の小さい単焦点レンズは大きなボケが得やすくなるのもポイント。ボケ表現を活用して人物や花をより印象的に演出できます。また、室内や夕方以降でも高速シャッターが使えるのも便利。スポーツや乗り物などの動きをしっかり写し止められます。
暗所画質・ボケ表現・高速シャッターなどの恩恵を得たい場合は、開放F2以下の単焦点レンズがおすすめ。特に、開放F1.8クラスの大口径モデルは、ニコンでも性能に対するコスパが高いため、初心者にも人気があります。
最短撮影距離
最短撮影距離とは、被写体にピントを合わせられる最も近寄った状態の撮影距離のこと。指定された距離よりも接近すると、設定したフォーカス方式に関係なく被写体に合焦できなくなるので気を付けましょう。
積極的に接写も楽しみたい場合は、マイクロレンズを選ぶのがおすすめ。一般的な単焦点レンズは最短撮影距離が短いモノでも30cm程度なのに対し、マイクロレンズは20cm以下まで接近可能です。小物や料理を近くから大きく写す場合にも重宝します。
なお、最短撮影距離は、レンズ先端から合焦した被写体までの最短距離である「ワーキングディスタンス」とは別物。カメラ本体の上部にあるΦマークからの距離になるため、撮影時に距離を測る場合は注意が必要です。
カメラのフォーマットに合わせて選ぶ
ニコンにはフルサイズセンサーに準じた「FXフォーマット」と、APS-Cセンサーに準じた「DXフォーマット」の2種類が存在します。カメラ側とレンズ側でマウントが同じでも、フォーマットが異なると機能に制限が生じる場合があるので注意しましょう。
FXフォーマット対応の単焦点レンズは、FX対応カメラはもちろん、DX対応カメラでも使用可能。ただし、DX対応カメラに装着する場合は画角が焦点距離の1.5倍相当になるので、望遠撮影をより有利に進められる反面、広角撮影が不利になります。
DXフォーマット専用の単焦点レンズは、DX対応カメラでのみ使うのがおすすめです。FX対応カメラにも装着は可能ですが、撮影範囲がAPS-C相当までクロップされるのが難点。記録画素数が半分以下に減って画質が荒くなります。
ニコンの単焦点レンズのおすすめ|標準レンズ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z 40mm f/2
初心者にも人気のニコンZマウント・FXフォーマット用の標準単焦点レンズです。少し広い範囲を自然な描写で撮影可能。DXカメラでは60mm相当と人物撮影により適した画角になり、価格が手頃なので、Z fcやZ 50のユーザーにもおすすめです。
重さ約170g、全長約45.5mmで、フルサイズ対応の単焦点レンズとしては軽量かつコンパクトなのもポイント。使用に際してロック解除の動作が不要な非沈胴式の構造を採用しているため、突然のシャッターチャンスにも素早く対応できます。
最短撮影距離が29cmとやや短めに設計されているのも魅力。スナップやテーブルフォトの撮影で、被写体の近くまで寄った迫力のある画像が手軽に記録可能です。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
高級シリーズ「S-Line」に属するニコンZマウント・FXフォーマット用の大口径標準単焦点レンズです。光学設計の刷新によって、絞り開放でも色にじみを抑えたシャープな描写を実現。加えて、逆光でもクリアな描写が得られる反射低減技術「ナノクリスタルコート」も施されているので、画質重視の本格派にもおすすめです。
焦点距離は汎用性の高い50mmで、開放F1.8の明るさによる自然で柔らかなボケ味が堪能できるのもポイント。また、標準レンズとしては最短撮影距離が40cmと短いため、料理や花などのテーブルフォト撮影も快適に進められます。
重さ約415g、全長約86.5mmと携帯性も良好。防塵・防滴に配慮した設計が採用されているので、アウトドアでも重宝します。鏡筒にはカスタマイズ性の高い「コントロールリング」を搭載しており、機能割り当てやMF時の回転角度調節が可能です。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
気軽に使えるニコンFマウント・DXフォーマット用の大口径標準単焦点レンズです。フルサイズ換算で52.5mm相当の画角に対応しており、初心者でも簡単に使いこなせるのが特徴。加えて、価格が安いので、初めての単焦点レンズとしても人気です。
開放F1.8による美しく大きなボケ味が手軽に楽しめるのもポイント。暗いシーンでも十分な光量が取り込めるほか、超音波モーター(SWM)によってAFの駆動音が抑えられているため、室内や夜の街中での撮影にも活躍します。
重さ約200g、全長約52.5mmと軽量かつコンパクトに設計されているのも魅力。携帯性に優れているので、D3500やD5600など小型一眼レフでの使用にもおすすめです。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
撮影の基本となるニコンFマウント・FXフォーマット用の大口径標準単焦点レンズです。普段の視野に近い自然な画角と遠近感で撮影可能。フルサイズ一眼レフ用の単焦点レンズとしては価格が安いので、フルサイズユーザーの入門レンズとしてもおすすめです。
重さ約185g、全長約52.5mmと小型かつ軽量なのもポイント。カメラに装着したままでも持ち運びやすいため、街歩きや旅行などでのスナップ撮影にも重宝します。
開放1.8と円形絞りによる美しく柔らかなボケ味が手軽に楽しめるのも魅力。また、AF中でもフォーカスリングを回すだけでMFに移行する「M/Aモード」にも対応するので、テーブルフォト撮影でのピントの追い込みも直感的に行えます。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
美しいボケ味が得られるニコンFマウント・FXフォーマット用の大口径標準単焦点レンズです。開放F1.4の明るさと9枚羽根の円形絞りによって、大きなボケやきれいな丸ボケが楽しめるのが特徴。コスパ良好なので、フルサイズならではの豊かなボケ味を手軽に活用したい方にもおすすめです。
人間の視野に近い画角が得られる焦点距離50mmを採用しているのもポイント。D7500などDX対応カメラに装着した場合は中望遠75mm相当の画角になるため、ポートレート撮影用の単焦点レンズとしても使えます。
大口径ながら重さ約280g、全長約54mmと持ち運びや取り回しがしやすいのも魅力。M/Aモードにも対応しているので、絞り開放付近のシビアなピント合わせも素早く正確に操作可能です。
▼撮影イメージ
ニコンの単焦点レンズのおすすめ|広角・超広角レンズ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
ニコンZマウント・DXフォーマットで初となる専用設計の大口径広角単焦点レンズです。開放F1.7の明るさを備えながら、重さ約135g、全長約40mmと小型かつ軽量。Z 30に付けても総重量はわずか約540gと軽いので、街歩きや旅行のパートナーとして重宝します。
フルサイズ換算で36mm相当の画角を採用しているのもポイント。片目で見渡した範囲を比較的自然な遠近感で撮影可能です。開放F1.7による優れた暗所性能も備えているため、薄暗い室内や夜景も鮮明でシャープな描写で記録できます。
最短撮影距離が18cmと短いのも便利。カフェで提供されたスイーツも席に座ったまま撮影できます。AF駆動音が静かなのも魅力。ピント位置を変えた際に発生する不自然な画角変動も少ないので、Vlogなど動画撮影用の単焦点レンズとしてもおすすめです。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
上質な広角撮影を実現するニコンZマウント・FXフォーマット用の大口径広角単焦点レンズです。肉眼の視野よりもわずかに広い範囲を切り取れる焦点距離24mmを採用。また、開放F1.8と明るいので、通常はボケにくい広角域でも美しいボケが楽しめます。
S-Lineの1本として、優れた逆光耐性を持つ「ナノクリスタルコート」が採用されているのもポイント。加えて、画面周辺部でも街灯や星などの点光源が点のまま再現できるため、夜景はもちろん、地上風景と星空をバランスよく収めた星景の撮影に使う単焦点レンズとしてもおすすめです。
AF駆動システムに最新技術「マルチフォーカス方式」が搭載されているのも魅力。最短撮影距離の25cmからでもシャープに解像可能です。コントロールリングはMF時の回転角度調節にも対応しており、星へのピント合わせも正確に行えます。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
コスパの優れたニコンFマウント・FXフォーマット用の大口径広角単焦点レンズです。広角域では初心者でも扱いやすい焦点距離35mmを採用。風景・建物・スナップなどの撮影に加えて、夜空の星座を切り取る場合にも程よい画角が得られます。
開放F1.8と明るく設計されているのもポイント。室内や夜景など暗いシーンで鮮明な描写で記録できます。また、星などの点光源が不自然な形状で写るサジタルコマフレアが絞り開放から軽減されているので、星空の撮影にもおすすめです。
重さ約305g、全長約71.5mmと軽量でコンパクトなのも魅力。長距離を移動する際にも持ち運びやすいため、旅行や山歩きの際などに重宝します。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
星の撮影にも人気のあるニコンZマウント・FXフォーマット用の大口径超広角単焦点レンズです。肉眼の視野を遥かに超えた画角の焦点距離20mmを採用。夏の夜空では夏の大三角形や、天の川もさそり座からいて座まで広範囲を写せるので、星景や星空の撮影に使う常用レンズとしてもおすすめです。
F1.8の絞り開放から画面周辺部まで、優れた点像再現性を発揮できるのも星空の撮影に有利なポイント。また、S-Lineの1本として、マルチフォーカス方式やナノクリスタルコートなど上質な描写を実現する機能も充実しています。
野外の長時間撮影に欠かせない防塵・防滴に配慮した設計を採用しているのも魅力。優れた操作性を持つコントロールリングも備えています。さらに、最短撮影距離が20cmと短いため、遠近感の誇張を生かした近接撮影も可能です。
▼撮影イメージ
ニコンの単焦点レンズのおすすめ|中望遠・望遠レンズ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
優れた描写力を持つニコンZマウント・FXフォーマット用の大口径中望遠単焦点レンズです。S-Lineの1本で、幅広い撮影距離でシャープな描写が得られる「マルチフォーカス方式」を搭載。加えて、「ナノクリスタルコート」も採用されているので、逆光を背にした構図でもクリアに仕上げられます。
対象を凝視したときの視野に近い画角が得られる焦点距離85mmを採用しているのもポイント。被写体にポージングの指示を出しながら撮影を進めるのに程よい距離感も得られるため、人物ポートレートの本格的な作品撮りにもおすすめです。
開放F1.8の明るさが作り出す色付きを抑えた自然で美しいボケ味も魅力。また、高性能な単焦点レンズながら、重さ約470g、全長約99mmで手持ちでも軽快に撮影が楽しめます。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
ポートレート初心者にも人気のニコンFマウント・FXフォーマット用の大口径中望遠単焦点レンズです。人物撮影に使いやすい焦点距離85mmを採用。手頃な価格ながら開放F1.8の明るさによる豊かなボケ味も楽しめるので、ポートレート撮影に使う入門レンズとしてもおすすめです。
重さ約350g、全長約73mmと軽量・コンパクトなのもポイント。D600シリーズなど小型のフルサイズ一眼レフとの相性も良好で、街歩きや旅行でも快適に持ち歩けます。
超音波モーター(SWM)によって静かで高速なAF駆動が可能なのも魅力。警戒心の強い小動物も適度な間合いを保ちつつ、あまり刺激せずに撮り納められるため、街中で遭遇した猫の撮影にも重宝します。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
82mmのフィルター径で設計されたFXフォーマット用大口径中望遠単焦点レンズです。開放F1.4の明るさを実現しており、大きなボケ味を活用した奥行きのある表現が可能。ピントを合わせた部分からなだらかにボケる「三次元的ハイファイ」の設計思想が採用されているため、より立体感のある写真表現を追求したい方におすすめです。
逆光撮影でゴーストとフレアを抑制する「ナノクリスタルコート」とEDレンズが3枚採用されているのも特徴。明暗差がある場所でも高い色再現性と高解像性能が得られます。開放F1.4の明るさを活用して、夕景や夜景でシャッタースピードを速くして撮影できるのも魅力です。絞り開放から高い点像再現性を実現しているため、画面の隅々までシャープな描写が得られます。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena
ニコンZマウントのなかでも、レンズに固有名称を冠したFXフォーマット用大口径中望遠単焦点レンズです。絞り羽根枚数を11枚にすることで、円形度の高いボケ味を実現。絞り開放から被写体を印象的に引き立たせられるので、ポートレートや物撮りをする方におすすめです。
AFは高速・高精度な「マルチフォーカス方式」を採用。近い距離の撮影においてもピントを合わせられます。レンズには「メソアモルファスコート」と「アルネオコート」の2種類の加工が施されており、逆光撮影で発生しやすいゴーストとフレアを抑制。光が安定しない撮影環境において、安定感のある描写が可能です。
レンズ鏡筒は「コントロールリング」と「L-Fnボタン」を搭載しており、カメラの設定を素早く変更できるのが特徴。L-Fnボタンはレンズの側面と上部に合計2つ搭載されているため、縦位置撮影時でも快適に操作できます。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
優れた機動性を持つニコンFマウント・FXフォーマット用の望遠単焦点レンズです。開放F4の採用に加えて、鏡筒の小型軽量化に効果的な「PFレンズ」をニコンで初めて搭載。ハイグレードな望遠レンズとしては、重さ約755g、全長約147.5mmと持ち運びやすいので、野外スポーツや山岳風景の撮影にもおすすめです。
シャッター速度換算で最高4.5段分の効果が得られる手ブレ補正機構「VR」を内蔵しているのもポイント。動く被写体の撮影に特化した補正モード「SPORT」にも対応しており、ファインダーを使った望遠撮影で被写体の動きが追いやすくなります。
逆光に強い「ナノクリスタルコート」や、汚れが前玉に付きにくくなる「フッ素コート」もアウトドア撮影に便利。なお、D500などDX対応カメラでは、焦点距離450mm相当の画角を持つ超望遠単焦点レンズとしても使用可能です。
▼撮影イメージ
ニコンの単焦点レンズのおすすめ|マイクロレンズ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
手軽に使えるニコンZマウント・FXフォーマット用の標準マイクロ単焦点レンズです。最大撮影倍率1倍のフルサイズ対応レンズながら、重さ約260g、全長約66mmと小型・軽量。外出時に持ち歩いて軽快に等倍マクロ撮影を楽しみたい方にもおすすめです。
最短撮影距離が16cmと短く、レンズ先端から約5cmの至近距離から等倍のマクロ撮影が可能なのもポイント。Zマウントの恩恵によって接写時も高く解像でき、特殊な補正レンズで色付きや歪曲も抑えられているので、上質で美しい描写が味わえます。
焦点距離は普段の視野に近く汎用性の高い50mmを採用。テーブルフォト撮影用の単焦点レンズとしても人気があります。鏡筒の繰り出し部に搭載した「撮影倍率表示」も便利。設定中の撮影倍率と撮影距離が一目で確認可能です。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
Zマウント最高峰のFXフォーマット用中望遠マイクロ単焦点レンズです。最短撮影距離29cmで最大撮影倍率1倍の等倍撮影が可能。ワーキングディスタンスも長めに確保されているため、自然の草花や昆虫など、至近まで寄るのが難しい小さな被写体を撮影する場合にもおすすめです。
S-Lineでも上位レンズの1本として、トップクラスの描写が堪能できるのもポイント。幅広い撮影距離で高解像を実現する「マルチフォーカス方式」や、垂直からの入射光の悪影響も低減できる「アルネオコート」など多彩な先進技術が盛り込まれています。
シャッター速度換算で4.5段分の効果が得られる手ブレ補正機構「VR」を搭載しているのも便利。Z 5やZ 6IIなどボディ内補正機構を持つカメラとの協働によって補正効果をさらに向上できるため、手持ちでも安定したマクロ撮影が可能です。
▼撮影イメージ
ニコン(Nikon) AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
手軽に等倍撮影が楽しめるFマウント・DXフォーマット用の標準マイクロ単焦点レンズです。最短撮影距離16.3cmで被写体を実寸と同じ最大撮影倍率1倍で記録可能。加えて、価格が安いので、初心者向けのマイクロレンズとしてもおすすめです。
フルサイズ換算で焦点距離60mm相当の画角を採用しているのもポイント。接写時以外はやや望遠寄りの標準レンズとしても使えるため、スナップ・ポートレート・テーブルフォトなど多彩なジャンルの撮影に活用できます。
重さ約235g、全長約64.5mmと軽量・コンパクトなのも魅力。また、超音波モーター(SWM)の採用によって静かにピントを合わせられるので、子供やペットの寝顔も快適に撮影可能です。
▼撮影イメージ
ニコンには一眼レフ用とミラーレス一眼用の両方で多彩な単焦点レンズが用意されています。普段の撮影で使用頻度の高い焦点距離に対応したモデルを追加するだけでも、大きなボケ味などズームレンズとは大きく異なった表現が可能。ぜひニコンの単焦点レンズを入手して、ワンランク上の映像表現に挑戦してみてください。