時間の経過を撮影するのに適した「タイムラプスカメラ」。星空や風景、朝焼けなどの変化を短時間の動画で表現して手軽に確認できるのが特徴です。とはいえ、さまざまな種類がラインナップされているため、どれを購入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、おすすめのタイムラプスカメラをピックアップ。適した被写体や選び方についても解説するので、購入を検討している方はチェックしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

タイムラプスカメラとは?

By: brinno.com

タイムラプスカメラとは、名前の通りタイムラプスを撮影できるカメラのことです。タイムラプスは、「時間(time)」と「経過(lapse)」を意味する単語で、一定間隔で撮影した写真をつなぎ合わせて動画として表現する手法。1枚ずつ描いた絵の束を素早くめくることで絵が動くように見える「パラパラ漫画」と似た仕組みを採用しています。

タイムラプスを使用することで、時間の経過を短時間の動画で残すことが可能。本来なら時間がかかる植物の開花や星の動きなどの「変化」を、短時間で確認できるのが特徴です。

また、タイムラプスは1枚ずつ写真を撮影しているため、高画質な動画を作れるのも魅力のひとつ。タイムラプスカメラは、本来複雑な設定などが必要なタイムラプスを手軽に撮影できるので、初心者にもおすすめのアイテムです。

タイムラプスカメラの撮影に向いている被写体

朝焼けや夕焼け

1日の始まりや終わりを感じられる瞬間の「朝焼け」と「夕焼け」は、タイムラプスを撮るのにおすすめシーンです。タイムラプスカメラを使用することで、朝日が昇る瞬間や、夕日が沈む瞬間を逃さず撮影可能。写真とは違い、朝焼け・夕焼けの瞬間だけでなく、前後の太陽の動きや周囲の明るさの変化もしっかり残せます。

朝焼け・夕焼けは、山や海などのロケーション、雲の数や形などによっても見え方が変わるため、1日1日違う動画を残せるのも人気の理由のひとつ。自宅のベランダや庭などに設置しても手軽に撮影できる被写体なので、初心者の方はもちろん、試し撮りとしてもおすすめです。

風景

何気なく目にしている風景も、タイムラプスカメラを使用することで、変化を楽しめる被写体になります。風景と一口にいっても、自然や街並み、夜景など豊富なシチュエーションが存在します。それぞれ変化する被写体が異なり、さまざまな見え方を楽しめるのが特徴です。

街並みであれば、道路を行き交う人々や車などをコミカルに表現可能。夜景は、ビルの照明や車のランプが目立ち、昼間とは違う街の様子を楽しめます。また、夜間の車のランプをタイムラプスで撮影すると、車の流れがビームのように映し出され、SNS映えするおしゃれな動画を撮影可能です。

自然を撮影する場合、空を含めて撮影すれば、雲の動きなど天候の変化も楽しめるのでおすすめ。山など標高が高い場所で撮影すると、雲の動きがより早くなるので、ダイナミックな動画を楽しめます。

星空

きれいで幻想的な動画を撮影したい方は、「星空」のタイムラプスもおすすめ。星は、明るい場所や肉眼でははっきりと見ることが難しいモノですが、カメラを通すとはっきりきれいな星空を撮影できます。星はゆっくりと動いているため、タイムラプスを使用することで、星空の変化も楽しめます。

また、運がよいとキラッと流れる流れ星が撮影できることも。ほかの被写体に比べて日々の変化を感じにくい反面、ロマンあふれる撮影が楽しめます。

とはいえ、ほかの撮影と比べて明るさ調節など複雑な設定が必要な点に注意が必要。初心者から中上級者へのステップアップとしてもおすすめの被写体です。

花の開花や羽化の様子

植物を育てていたり、昆虫を飼っていたりする方にもタイムラプスカメラはおすすめ。花の開花や昆虫の羽化などの瞬間は、普段中々見ることができません。しかし、タイムラプスカメラを設置しておけば、あとから美しい瞬間を何度も見返せます。

基本的に開花や羽化は、時間がかかるため、普通のカメラでは中々撮影できません。また、撮影できたとしても、成長の経過を記録するのは難しいので、成長の経過まで記録したい方は、タイムラプスカメラがおすすめです。

さらに、開花や羽化の様子は、子供の学校の課題などにも役立ちます。なお、一般的なタイムラプスよりも長時間撮る必要があるので、長時間撮影に対応しているモデルを選ぶ必要がある点は留意しておきましょう。

作業動画

作業の工程を動画として残したい場合にも、タイムラプスカメラは便利。特に、料理や制作系の動画などに用いられることが多く、YouTubeやInstagramなどのSNSへ動画をアップロードしたいシーンにもおすすめです。

そのほか、DIYやイラストなどの制作時にタイムラプスを使用すれば、作品が出来上がっていく様子を確認可能。制作過程も1つの動画作品として使えます。

タイムラプスカメラの選び方

画質を選ぼう

By: gopro.com

タイムラプスカメラを選ぶ際は、画質にも注目。画質は基本的に「HD」「フルHD」「4K」の3種類が存在します。画質によって、映像の鮮明度や容量などが異なる点に留意しておきましょう。

長時間撮影などで使用する方は、容量が軽いHDに対応したモデルがおすすめ。画質は控えめですが、SDカードの容量が少ない場合でも、長時間の撮影ができます。YouTube用などある程度画質にこだわりたい方はフルHDをチェック。スマホやパソコンでも見てもきれいな映像を楽しめます。

とにかく画質にこだわりたい方は4Kに対応したモデルがおすすめ。フルHDよりも高画質で、高精細な映像を撮影できます。とはいえ、容量が大きいため、長時間撮影する際は大容量のSDカードが必要。高スペックのモデルで採用されていることが多いので、本体価格が高くなってしまう点も注意しましょう。

機能性をチェック

Wi-Fi機能でデータを簡単に保存

By: rakuten.co.jp

撮影したデータを簡単に保存したい方は、Wi-Fi機能を搭載したタイムラプスカメラがおすすめ。一般的なタイムラプスカメラは、SDカードに保存された動画データをパソコンに差し込んでデータを移動させる必要があります。しかし、Wi-Fi機能を備えていれば、Wi-Fi経由でスマホやパソコンなどへ撮影したデータを移動できて便利です。

また、Wi-Fi機能を搭載したモデルのなかには、専用アプリをインストールしたスマホやタブレットなどで遠隔操作ができるモデルもラインナップ。直接カメラを操作する必要がなくなるので、定点でカメラを動かしたくないシーンで活躍します。

野外撮影には防水機能付きを

By: amazon.co.jp

タイムラプスカメラを野外撮影で使用する予定の方は、防水性能を備えたモデルがおすすめ。防水性能とは、水に対する保護性能を表しており、「IPX◯」と表記されます。◯に入る数値が高いほど優れた防水性能を備えています。

軽い雨や水しぶきなどがかかる可能性がある場合は、最低でもIPX4以上に対応したモデルがおすすめ。屋外での長時間撮影など、より安心して使用したい方は、IPX6以上に対応したモデルをチェックしてみてください。

防水性能に加えて、ホコリや砂などが混入するのを予防できる防塵性能を備えているかも要チェック。防塵性能は「IP◯X」で表記され、◯に入る数値が高いほど優れた防塵性能を備えています。

データや電池の節約にタイマー機能が便利

By: amazon.co.jp

データやバッテリーを節約したい方は、タイマー機能を搭載したモデルがおすすめ。タイマー機能は、指定した時間を撮影できる機能で、無駄な撮影時間を省くことができるため、余分なバッテリーやデータ容量などを節約できます。

特に、夕日が落ちる時間帯や朝日が昇る時間帯、星空の撮影などをする際におすすめの機能。事前にタイマーをセットして設置しておくだけで、簡単にタイムラプスを撮影できます。撮影の難易度が下がるので、初めてタイムラプスカメラを購入する方にもおすすめです。

リアルタイムで確認するなら液晶モニター付きを選ぼう

By: amazon.co.jp

リアルタイムで撮影している映像を確認したい方は、液晶モニターを搭載したモデルがおすすめ。撮影しながら、リアルタイムで映像の確認が行えます。

また、液晶モニターを使うことで、画角も手軽に把握できるため、思い通りの画角で撮影しやすいのも魅力のひとつ。モニターがあれば設定なども確認しやすいので、初心者にもおすすめです。

サイズ・重量をチェック

By: rakuten.co.jp

タイムラプスカメラを外出先へ持ち運ぶ機会が多い方は、サイズや重量も要チェック。持ち運びしやすさを重視したい方は、できるだけコンパクトなモデルがおすすめです。自分のバッグに収まるかをサイズの目安にしてみてください。

重量は、基本的にタイムラプスカメラは300g前後のモノが多くラインナップ。重いモノだと扱いにくかったり、持ち運ぶ際に負担になってしまったりするので、携帯性を重視する場合は100g以下のモデルをチェックしてみてください。

連続撮影時間をチェック

By: brinno.com

タイムラプスカメラで長時間撮影する機会が多い方は、連続撮影時間も要チェック。タイムラプス撮影は長時間におよぶことが多いので、バッテリーや電池が持続するかを事前に確認しておきましょう。

バッテリータイプの場合は、バッテリーの持続時間に注目。バッテリー切れが不安な方は、モバイルバッテリーなどで充電できるかを確認しておきましょう。電池タイプの場合は電池を買い換える手間はありますが、長時間駆動できるタイプが多いのでチェックしてみてください。

また、近くにコンセントなどがある場合は、外部電源に対応したモデルもおすすめ。外部電源から給電できれば、バッテリー切れを気にせず、数日間に渡る撮影にも対応できます。

タイムラプスカメラのおすすめ

ブリンノ(Brinno) タイムラプスカメラ TLC300

ブリンノ(Brinno) タイムラプスカメラ TLC300

軽量かつコンパクトなデザインが魅力のタイムラプスカメラです。HDRとフルHDの高画質でタイムラプスを撮影できるのが特徴。また、光と色のバランスを自動的に調節する「ハンズオフタイムラプステクノロジー」を搭載しており、幅広い環境できれいな動画撮影が可能です。

太陽光がある環境でも鮮明なライブビューを確認できる「IPS LCDスクリーン」を採用しているのも魅力。明るい環境でも撮影している映像をリアルタイムで確認できます。

電源は電池タイプ。省電力テクノロジーを備えており、100日使用できると謳われています。建設現場など、長期プロジェクトのタイムラプス撮影にもおすすめです。

ブリンノ(Brinno) タイムラプスカメラ TLC2020

ブリンノ(Brinno) タイムラプスカメラ TLC2020

HDRとFHDセンサーにより、屋外でも屋内でも高画質な撮影ができるタイムラプスカメラです。HDR機能をONにすることで、明暗差を補正でき、白飛びや黒つぶれなどを軽減可能。よく使うシーンに合わせた設定をすぐに使える「クイックメニューモード」と、環境に合わせて細かく設定できる「フルメニューモード」を選べます。

タイムラプスに加えて、ステップビデオ・ストップモーション・スチールなどのさまざまな撮影モードに対応。オプション品のさまざまなカメラマウントに対応しているので、場所を問わずに設置できます。

電池タイプを採用しており、わずか4本の単3乾電池で、最長92日間の長期間撮影ができる点もメリット。長時間撮影に対応した汎用性の高いモデルを求めている方におすすめです。

ブリンノ(Brinno) Wi-Fiダイレクト式ステップビデオ&タイムラプスカメラ TLC130

ブリンノ(Brinno) Wi-Fiダイレクト式ステップビデオ&タイムラプスカメラ TLC130

コンパクト設計で持ち運びに適したタイムラプスカメラです。フルHD解像度の撮影に対応しており、クリアな画質のタイムラプス動画を楽しめるのが特徴。撮影した静止画を自動でタイムラプスへ変換できるため、編集の手間がかからず、初心者でも扱いやすいモデルです。

最大16日間の長期間連続撮影に対応しているのも魅力のひとつ。IPX4相当の防水性能を備えているので、少量の雨や水しぶきなども気にせず撮影できます。

Wi-Fi機能を搭載しており、専用アプリと連携することで撮影データを編集したり、カメラの操作をしたりできるのもポイント。撮影した映像をスマホで編集して、手軽にSNSへアップロードできます。

ハンファ(Hanwha) タイムラプスカメラ DVR-T1

ハンファ(Hanwha) タイムラプスカメラ DVR-T1

幅広い天候に合わせて撮影できるIP66相当の防塵・防水性能を備えたタイムラプスカメラです。さまざまな天候のもと、安心して野外撮影できるのが特徴。撮影した画像や映像をその場で確認できる2.4インチHD液晶も搭載しています。

一定間隔で写真を撮影する「タイムラプス写真」、一定間隔で動画撮影する「タイムラプス動画」など豊富な撮影モードに対応しているのも魅力。また、「スターライトHDR撮影」を使用すれば、夜景や星空も鮮明に撮影できます。

さらに、120°の広視野角を実現しているため、定点で広い範囲を記録できる点もメリット。電池・充電池内蔵ソーラパネル・ACアダプタの3種類の電源に対応しているので、幅広い用途で使用できます。

GOWENIC タイムラプスカメラ TL3000

GOWENIC タイムラプスカメラ TL3000

90°反転できる2インチのカラーディスプレイを搭載したタイムラプスカメラです。リアルタイムで撮影映像を確認できるため、撮影しやすい角度に調節しやすいのが特徴。LEDフィルライトを内蔵しているので、暗い場所でも鮮明な写真を撮影できます。

また、写真や動画の多彩なモードを備えているため、幅広い撮影シーンに対応できるのも魅力のひとつ。撮影時間を自由に設定できるタイマー撮影にも対応しているので、バッテリーや容量の節約ができます。

3000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、長時間撮影できるのもうれしいポイント。IP66相当の高い防塵・防水性能を備えているので、屋外でも安心して使用できます。比較的リーズナブルに購入できるため、コスパを重視している方にもおすすめです。

ゴープロ(GoPro) GoPro HERO12 Black CHDHX-121-FW

ゴープロ(GoPro) GoPro HERO12 Black CHDHX-121-FW

幅広い撮影に対応した高性能なタイムラプスカメラ。星の光跡を撮影できる「スタートレイル」や、動く光によるエフェクトを作成できる「ライトペインティング」、車のヘッドライトなどを光跡として撮影できる「ライトトレイル」など、おしゃれなタイムラプス動画を撮影できるのが特徴です。

優れた耐久性と防水性を備えているため、海や川など幅広いシーンで撮影できるのも魅力のひとつ。一般的な動画撮影にも対応しており、4K60fpsで177°の広視野角撮影が可能です。

三脚など50種類以上のマウントやモジュラーに対応している点もメリット。おしゃれなタイムラプスを撮影できるモデルを探している方におすすめです。

ディー・ジェイ・アイ(DJI) Pocket 2 Creatorコンボ

ディー・ジェイ・アイ(DJI) Pocket 2 Creatorコンボ

ポケットに入れて手軽に持ち運べる携帯性に優れたタイムラプスカメラ。滑らかなカメラワークでタイムラプス映像を撮影できる「モーションラプス」を搭載しているのが特徴です。

写真や動画の撮影をわずか1秒で開始できる「クイック撮影」に対応しているのも魅力のひとつ。片手でサッと取り出して撮影したい瞬間に簡単に撮影をスタートできます。

撮影した映像・トランジション・音楽を組み合わせて手軽にまとめ動画などを作成できる「AI編集」を搭載。編集が苦手な方でも安心して使えます。

ディー・ジェイ・アイ(DJI) OSMO POCKET 3 クリエイターコンボ

ディー・ジェイ・アイ(DJI) OSMO POCKET 3 クリエイターコンボ

流れるようなタイムラプス動画を撮影できる「モーションラプス」に対応したタイムラプスカメラ。手のひらに収まるコンパクト設計を実現しており、手軽に持ち運べるのが特徴です。

4K120fpsの高精細かつ滑らかなスローモーション映像を撮影できるのも魅力。タッチスクリーンを回転させることで、縦向き撮影と横向き撮影を切り替えられるので、さまざまなプラットフォームに合わせた撮影が可能です。

最大166分の連続撮影が可能で、短時間のタイムラプス撮影にぴったり。「3軸メカニカルスタビライズ機構」を搭載しているので、ブレが少ない安定した映像を撮影できます

キヤノン(Canon) デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10 KISSX10BK-1855ISSTMLK

キヤノン(Canon) デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10 KISSX10BK-1855ISSTMLK

4K・フルHDの高画質なタイムラプスを撮影できる一眼レフカメラ。タイムラプスは、カスタム設定に対応しており、撮影間隔と回数をシーンに合わせて自由にカスタマイズできるのが特徴です。

可動式のバリアングル液晶モニターを搭載しているため、撮影している映像を自由な角度で確認できるのも魅力。コンパクトかつ軽量設計を実現しているので、扱いやすく、持ち運びしやすい点もメリットです。

Wi-Fi機能を搭載しており、専用アプリ「Camera Connect」と連携することで、撮影した映像を遠隔で手軽にスマホへ送信可能。スマホをリモコン代わりとして使えるため、カメラ本体を操作しなくても撮影ができます。