「OM SYSTEM」の交換レンズ群にはオリンパスの技術が継承されています。小型・軽量で携帯性に優れており、防塵防滴に対応したレンズも充実しているのが魅力。旅行やアウトドアなどの用途を中心に強い人気があります。
そこで今回は、マイクロフォーサーズ規格を採用するミラーレス一眼用から、おすすめの旧オリンパス純正レンズをご紹介。選び方のポイントも解説するので、次のレンズを選ぶ際の参考として役立ててみてください。
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- 目次
- オリンパスの新ブランド名は「OM SYSTEM」
- レンズのシリーズの特徴
- OM SYSTEM(旧オリンパス)のレンズの選び方
- OM SYSTEM(旧オリンパス)のレンズのおすすめ|M.ZUIKO
- OM SYSTEM(旧オリンパス)のレンズのおすすめ|M.ZUIKO PRO
オリンパスの新ブランド名は「OM SYSTEM」
「OM SYSTEM」とは、オリンパスに代わる新しいブランド名です。オリンパス社の映像事業部を継承したOMデジタルソリューションズが、同社からの独立に伴って2021年に新ブランドとして創設。以降に発売したカメラ・レンズ・双眼鏡・ICレコーダーなど全ての製品にOM SYSTEMの名称が付けられています。
「小型化・軽量化」「高画質」「独創的な機能」を掲げているのが、OM SYSTEMが手掛けるレンズの特徴。高画質を軽快に持ち歩けるので、散歩や旅行はもちろん、移動量の多い登山やトレッキングにも重宝します。また、旧オリンパス時代から人気だったカメラ内蔵の多彩な特殊機能にも対応。高度な撮影表現も手軽に楽しめます。
レンズのシリーズの特徴
初心者でも使いやすい「M.ZUIKO」
「M.ZUIKO」はOM SYSTEMでスタンダード仕様の交換レンズシリーズです。小型・軽量と高画質を両立しながら、価格の手頃なレンズが多いのが特徴。コスパに優れており、操作性もシンプルで使いやすいため、ミラーレス一眼の初心者が2本目以降の交換レンズを探す場合にもおすすめです。
なお、OM SYSTEMのM.ZUIKOレンズには、旧オリンパス時代から人気だった旧「M.ZUIKO PREMIUM」の単焦点レンズ群も統合。ワンランク上の描写力がリーズナブルな価格で楽しめるため、入門用の単焦点レンズを探している方にもおすすめです。高品位な金属外装を採用したレンズも人気があります。
プロ向けに開発された「M.ZUIKO PRO」
「M.ZUIKO PRO」はOM SYSTEMでハイグレード仕様の交換レンズシリーズです。プロユースでも通用する高画質を実現するために、光学系に一切の妥協を排除した設計を採用。旧オリンパス時代から開放F値に余裕のある明るい大口径レンズが主だったので、難条件下でもクオリティを求める本格派のユーザーにおすすめです。
耐候性が優れているのもM.ZUIKO PROレンズの魅力。業界トップクラスの防塵・防滴性能に加えて、寒冷地でも動作できる耐低温性能を備えており、過酷なアウトドアでも撮影に没頭可能です。また、プロの高度なレンズワークをサポートするさまざまな便利機能も充実しています。
OM SYSTEM(旧オリンパス)のレンズの選び方
レンズの種類をチェック
単焦点レンズ
単焦点レンズとは、焦点距離が固定された交換レンズを指します。開放F値が小さく設計された明るいモノが多いのが特徴。暗所でも鮮明に記録でき、被写体の背景や前景を手軽にぼかせるため、画質や表現力を重視する方におすすめです。
ズームレンズと比べて小型で軽量なモノが多いのも単焦点レンズの魅力。特に、OM SYSTEMの単焦点レンズは旧オリンパス時代から携帯性や取り回しを重視しており、撮影中でも軽快なフットワークが活かしやすくなっています。
ただし、ズーム機能を利用できないのが単焦点レンズの難点。焦点距離の調節では画角(写る範囲)を変えられません。完成度の高い写真を撮るためには、ズームレンズを使うとき以上に撮影する位置や構図の工夫が必要になります。
ズームレンズ
ズームレンズとは、焦点距離を変更できる交換レンズを指します。ズーム機能が対応する範囲なら画角を自在に変えられるのが特徴。その場から動かずに多彩な構図で撮影できるため、有名観光地のように撮影位置が制限される場合にもおすすめです。
レンズ交換の頻度や荷物を減らせるのもズームレンズの魅力。1本でさまざまな画角をカバーできるので、被写体やシーンが変わっても柔軟に対応可能です。特に、旧オリンパス時代にも人気だった高倍率ズームレンズは旅行にも重宝します。
ただし、開放F値が大きめなのがズームレンズの難点。画質や表現力では単焦点レンズに敵いません。また、価格帯が手頃なレンズは望遠側にズームするとより暗くなる傾向があるため、暗い場所や動く被写体の撮影にはやや不向きです。
焦点距離をチェック
焦点距離とは、合焦時のレンズ中心部からイメージセンサーまでの距離のこと。焦点距離が短くなるほど広範囲を画面内に収められ、長くなるほど狭い範囲をピンポイントで強調できます。焦点距離でレンズの特性が変わる点に留意しておきましょう。
風景や街並みなどを撮影する場合には、広範囲をダイナミックに写せる「広角レンズ」がおすすめ。スナップやテーブルフォトなどの撮影には、肉眼の見え方に近く、汎用性も高い「標準レンズ」が重宝します。ポートレートや遠くで動く被写体の撮影には、迫力を高めつつボケも演出しやすい「望遠レンズ」がぴったりです。
なお、OM SYSTEMのレンズが採用するマイクロフォーサーズ(M4/3)規格では、撮影時の画角がフルサイズ用と比べて焦点距離の2倍相当になる点に注意。レンズ焦点距離が17mm以下のモノが広角レンズ、25mm前後が標準レンズ、40mm以上が望遠レンズに該当します。
F値をチェック
F値(絞り値)とは、レンズ内にある絞りが作る穴の大きさを数値化したもの。使うF値が小さいときほど絞りが開いて取り込める光量が増えるので、暗所でも鮮明に記録可能です。加えて、ボケ表現や動体撮影でもより有利になります。
レンズ選びで重要になるのが「開放F値」。レンズが使用できる最も小さいF値のことで、レンズの明るさを示す指標に使われています。開放F値が小さい大口径レンズほどシーン対応力や表現の選択肢が増えるため、より自由度の高い撮影が可能です。
画質や表現力にこだわるなら、単焦点レンズでは開放F2以下、ズームレンズでは全域で開放F4以下のモデルを選ぶのがおすすめ。ただし、小型・軽量を旨とするOM SYSTEMのレンズでも、大口径なモノほど大きく重くなる点には留意しておきましょう。
レンズの性能をチェック
性能もレンズ選びの判断材料となるポイントです。解像力・AF性能・接写性能・防塵防滴性・手ブレ補正など、レンズ性能はさまざまな種類の項目で構成されています。撮影目的に適した性能条件をクリアするレンズを選びましょう。
特に、OM SYSTEMのレンズは旧オリンパス時代から接写性能と防塵防滴性の高さで定評があります。近接距離からでも合焦できるレンズが多く、画面一杯に大きく写せるので、花や料理などの撮影にもおすすめです。また、砂埃や雨水の侵入を防げるモデルも充実しており、アウトドアでも主力機材として活用できます。
AF性能でもOM SYSTEMのレンズは優秀。「MSC機構」を搭載しており、静かで素早いAF駆動を実現しています。室内など静粛さが求められるシーンにも重宝し、動く被写体や動画の撮影時も安定した高性能AFが使用可能です。
OM SYSTEM(旧オリンパス)のレンズのおすすめ|M.ZUIKO
商品 | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3 | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro |
販売ページ | ||||||||
レンズタイプ | 単焦点 | 単焦点 | 単焦点 | 単焦点 | 標準ズーム | 広角ズーム | 望遠ズーム | 単焦点 |
詳細レンズタイプ | 高倍率マクロレンズ | ‐ | ‐ | ‐ | 高倍率ズームレンズ | 超広角ズームレンズ | 超望遠ズームレンズ | ‐ |
焦点距離 | 30 mm | 17 mm | 12 mm | 45 mm | 12~200 mm | 9~18 mm | 75~300 mm | 60 mm |
対応マウント | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 |
開放F値 | F3.5 | F1.8 | F2 | F1.8 | F3.5-6.3 | F4-5.6 | F4.8-6.7 | F2.8 |
フォーカス | AF | AF | AF | AF | AF | AF/MF | AF | AF/MF |
レンズ構成 | 6群7枚 | 6群9枚 | 8群11枚 | 8群9枚 | 11群16枚 | 8群12枚 | 13群18枚 | 10群13枚 |
最短撮影距離 | 0.095m | 0.25m | 0.2m | 0.5m | 0.22m(Wide) / 0.7m(Tele) | 0.25m | 0.9m | 0.19m |
最大撮影倍率 | 1.25倍 | 0.08倍 | 0.08倍 | 0.11倍 | 0.10倍(Wide) / 0.23倍(Tele) | 0.05倍(Wide) / 0.1倍(Tele) | 0.18倍 | 1倍 |
絞り羽根枚数 | 7 枚 | 7 枚 | 7 枚 | 7 枚 | 7 枚 | 7 枚 | 7 枚 | 7 枚 |
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
標準域でマクロ撮影ができるオリンパスの単焦点レンズです。最大撮影倍率は2.5倍を実現しているのが特徴。さらに、5軸の手ブレ補正が搭載されているカメラボディと組み合わせることで、手持ち撮影時の手ブレを防止します。
ピントの位置を徐々にずらしつつ、複数枚撮影した写真を合成する「フォーカスブラケットモード」に対応。マクロ撮影と活用することで、標本写真を作成できます。
また、別売の防水プロテクターを使用することで、水中撮影が可能です。通常のマクロ撮影に加えて、珍しいジャンルの写真が撮れるのもメリット。標準域とマクロの撮影を1本のレンズで楽しみたい方におすすめです。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
暗所の撮影に強くて軽量なオリンパスの単焦点レンズです。開放F値1.8の明るさは、暗所での撮影で活躍。さらに、DSAレンズ・非球面レンズ・HRレンズが採用されており、収差を抑えた質感のある描写を実現しています。
逆光耐性に強い「ZEROコーティング」が採用されているため、環境に左右されにくいのもメリット。また、前景から背景までピントのあった写真を撮影できる「スナップショットフォーカス機構」により、パンフォーカス撮影を楽しめます。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
描写性能とAFに優れたオリンパスの大口径単焦点レンズです。レンズ本体に「ZEROコーティング」を採用し、逆光時に発生しやすいフレアやゴーストを防ぎます。また、大口径F2.0を実現しているため、暗い中での撮影に強い点がメリットです。
レンズの表面は金属外装されており、高級感のあるデザインも魅力。レンズの色はシルバーとブラックの2種類が展開されており、カメラボディに合わせてレンズを選べます。
パンフォーカス撮影が楽しめる「スナップショットフォーカス機構」を搭載。設定したF値に対してフォーカス位置の距離が測定できます。暗所撮影に対応しているモノを求めている方におすすめです。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
35mm判換算で90mm相当の撮影ができるオリンパスの単焦点レンズ。全長約46mmで重さは約116gで、小型・軽量化を実現しているのが特徴です。
レンズのAFはMSC機構が採用されており、素早く正確にピントを合わせられる点がメリット。レンズの駆動音を抑制するため、動画撮影においても活躍します。
絞り開放で撮影してもフレアやゴーストが発生しにくい「ZEROコーティング」が搭載されているので、気軽に撮影できるのもポイント。ボケ味が美しい単焦点レンズを探している方におすすめです。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
旅行での撮影に適した超高倍率ズームレンズです。旧オリンパス時代も含めて最高倍率となる16.6倍のズーム比を採用。フルサイズ換算で広角24mmから超望遠400mm相当の幅広い画角を1本でカバーできます。レンズ交換の頻度や荷物を減らしたい場合にもおすすめです。
超高倍率仕様ながら、全長約99.7mm、重さ約455gと小型かつ軽量で携帯性に優れているのもポイント。旅行先でも軽快なフットワークでさまざまな被写体を撮影可能です。防塵・防滴構造も備えており、アウトドアでも積極的に活用できます。
接写性能が優秀なのも魅力。広角端ではレンズ先端から10cmまで被写体に接近して合焦できるので、卓上の料理や花も座ったまま撮影できます。また、ピント位置を変える際の不自然な画角変動も抑えられており、Vlog撮影用としても有効です。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II
小型・軽量で気軽に撮影できる超広角ズームレンズです。肉眼の視野を超えた超広角18mm相当から、スナップにも使いやすい準広角36mm相当をカバー。手頃な価格で風景をダイナミックに表現できるので、初心者向けの広角レンズとしてもおすすめです。
手前から奥まで画面全体にピントを合わせやすいのも特徴。風景や観光名所の眺めをシャープに描写可能です。また、ズーム全域でセンサー位置から最短25cmまで接近できるため、背景を広く取り込んだ広角レンズならではの接写表現も楽しめます。
オリンパス時代の旧モデルから踏襲した沈胴機構も便利。使用後は全長を約49.3mmまで短く縮められ、約154gと軽いため持ち運びが苦になりません。先端には口径52mmのレンズフィルターが装着でき、多彩な風景表現が可能です。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
オリンパス時代から続く人気の超望遠ズームレンズです。換算で最長600mm相当の超望遠域に対応しており、10m以上離れた小さな被写体も画面一杯に大きく描写可能。運動会はもちろん、野鳥や飛行機を撮影する入門レンズとしてもおすすめです。
超望遠レンズながら、全長約116.5mm、重さ約423gと小型・軽量なのも魅力。OM-5などの小型ミラーレスとの組み合わせにも好適です。長時間持ち歩いても負担になりにくいため、野鳥を探すために野山を歩き回る場合にも重宝します。
高速かつ静音のAF駆動を実現する「MSC機構」を搭載しているのもポイント。録画中もレンズの駆動音が入り込みにくいので、動画撮影用としても有効です。そのほか、逆光でもクリアに描写できる「ZEROコーティング」も施されています。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
ネイチャー撮影にも役立つ単焦点中望遠マクロレンズです。換算120mm相当の画角を採用し、旧オリンパスで初のM4/3専用マクロレンズとして登場。自然の花や昆虫などの記録におすすめですが、開放F2.8と明るいのでポートレート撮影にも有効です。
センサー面から最短19cmの位置で最大2倍相当のマクロ撮影に対応するのも特徴。少し離れた位置からでも、小さな被写体を実寸より大きく記録可能です。鏡筒の「フォーカスリミットスイッチ」も便利。AFの有効範囲を指定可能なため、接写時も狙った位置に効率よく合焦できます。
明るい照明下で暗い色の被写体に発生しがちなスポットフレアが抑えられているのも魅力。重さ約185g、全長約82mmと携帯性も良好です。アウトドアでの写真撮影に必須の防塵・防滴構造も備えています。
▼撮影イメージ
OM SYSTEM(旧オリンパス)のレンズのおすすめ|M.ZUIKO PRO
商品 | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO | オーエムシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO |
販売ページ | |||||||
レンズタイプ | 標準ズーム | 標準ズーム | 広角ズーム | 望遠ズーム | 単焦点 | 単焦点 | 単焦点 |
詳細レンズタイプ | 大口径標準ズームレンズ | 高性能高倍率ズームレンズ | 広角高倍率ズームレンズ | 望遠ズームレンズ | 大口径レンズ | 魚眼レンズ | 高性能望遠マクロレンズ |
焦点距離 | 12~40 mm | 12~100 mm | 8~25 mm | 40~150 mm | 25 mm | 8 mm | 90 mm |
対応マウント | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 | マイクロフォーサーズマウント系 |
開放F値 | F2.8 | F4 | F4 | F2.8 | F1.2 | F1.8 | F3.5 |
フォーカス | AF/MF | AF/MF | AF/MF | AF/MF | AF/MF | AF/MF | AF/MF |
レンズ構成 | 9群14枚 | 11群17枚 | 10群16枚 | 10群16枚 | 14群19枚 | 15群17枚 | 13群18枚 |
最短撮影距離 | 0.2m | 0.15m | 0.23m | 0.7m | 0.3m | 0.12m | 0.25m/0.224m (S-MACRO時) |
最大撮影倍率 | 0.11倍(Wide) / 0.3倍(Tele) | 0.3倍 | 0.07倍(Wide) / 0.21倍(Tele) | 0.21倍 | 0.11倍 | 0.2倍 | 1倍/2倍 (S-MACRO時) |
絞り羽根枚数 | 7 枚 | 7 枚 | 7 枚 | 9 枚 | 9 枚 | 7 枚 | 7 枚 |
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II
オリンパスの大口径標準ズームレンズです。広角から中望遠までの被写体を撮影する際に開放絞りF2.8で撮影できる点が魅力。シャープさと適度なボケ味を活かした撮影が可能です。
レンズ本体には、合計4枚の非球面レンズを採用。焦点距離の変動による収差を補正するため、さまざまな画角で高画質が得られます。また、レンズ表面の光の反射を抑える設計は、上質な質感と透明感のある描写を実現できるのがメリットです。
雪や砂塵など過酷な自然環境での使用を想定しており、IP53の防塵・防滴性能と耐低温性能を搭載。最前面のレンズはフッ素コーティングが施されているため、汚れが付いても除去しやすいのが魅力です。
レンズ側面にファンクションボタンが付属しており、操作性においても柔軟性を発揮。多機能で優れた標準ズームレンズを探している方におすすめです。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
旧オリンパス時代から人気が高いプロ仕様の高倍率ズームレンズです。高画質を保ったまま、フルサイズ換算で広角24mmから望遠200mm相当という幅広い画角をカバー。加えて、全域で開放F4通しと明るいため、多彩なジャンルの本格的な作品撮りにおすすめです。
ズームレンズ2本分の画角を備えながら、重さ約561g、全長約116.5mmと軽量でコンパクトなのもポイント。全体にIP53相当の防塵・防滴構造と-10℃対応の耐低温構造が採用されているので、過酷なアウトドアシーンでも気兼ねなく撮影に打ち込めます。
OM SYSTEMユーザーに高く評価される「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応するのも魅力。対応カメラとの連動で最高7.5段分の補正効果を発揮できるため、暗い室内や夜間でも三脚に頼らずシャープに描写できます。任意の機能を割り当てられる「L-Fnボタン」や、MFへ瞬時に移行できる「MFクラッチ機構」も便利です。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
広角撮影の利便性を高めたプロ仕様の高倍率ズームレンズです。オリンパスからの独立直後に登場した1本で、換算で超広角16mmから標準50mm相当の画角に対応。ズーム全域で高画質が得られるため、観光旅行・登山・スナップなど広角域を多用するシーンの作品撮りにおすすめです。
沈胴機構の採用も特徴。開放F4通しの明るさを備えながら、使用後は全長を約88.5mmまで短縮できます。重量も約411gと軽いので、長距離の移動中も軽快に持ち運びが可能です。沈胴レバーを廃止することでIP53の防塵・防滴性能も実現しています。
最短撮影距離が全域で23cmと短いのもポイント。最大撮影倍率もハーフマクロに迫る0.42倍相当に対応するため、広角域の特性を生かしたマクロ表現も楽しめます。また、超広角レンズながら先端に72mm径のレンズフィルターを装着できるのも魅力。風景や星空の撮影でも多彩な撮影表現が可能です。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
大三元ズームの一角でもあるプロ仕様の大口径望遠ズームレンズです。換算で中望遠80mmから望遠300mm相当の画角をカバー。ポートレート用としてはもちろん、全域で最短撮影距離が70cmと短めなので、自然の草花や昆虫の撮影にもおすすめです。
開放F2.8通しの明るさが利用できるのもポイント。暗所でも高速シャッターが使えるため、鉄道や野生動物などの動体撮影にも有効です。2つのレンズ群を同時に動かす「DUAL VCMフォーカスシステム」の採用によって、あらゆるシーンで安定した動作の高速AFも使用できます。
大口径ながら、付属の三脚座込みで重さ約880g、全長約160mmと機動性が良好。防塵・防滴・耐低温性能も完備しており、過酷な環境でも頼りになります。さらに、オリンパス純正のテレコンバーターと併用できるのも魅力。最長600mm相当の超望遠撮影が可能になるので、飛行機や野鳥の撮影にも好適です。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
描写力に強くこだわったプロ仕様の超大口径標準単焦点レンズです。旧オリンパス時代から定評のあるF1.2シリーズ最初の1本で、標準画角となる換算50mm相当を採用。普段の視野に近い範囲を自然な遠近感で記録可能です。汎用性が高く、多彩なジャンルの撮影で勝負レンズとしても重宝します。
開放F1.2の明るさと9枚羽根の円形絞りが作り出す美しいボケ味も魅力。ピント位置から前景や背景にかけてにじむように溶けていくボケが演出できます。ポートレートやテーブルフォトなどの撮影でボケ描写にこだわりたい場合にもおすすめです。
最短30cmと近接撮影性能も優秀。そのほか、強力な反射低減効果を持つ「Z Coating Nano」も施されています。レンズ本体は重さ約410g、全長約87mmと軽量かつコンパクトで、防塵・防滴・耐低温にも対応。L-FnボタンやMFクラッチ機構も備えています。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
非現実的な視覚効果が楽しめるプロ仕様の大口径魚眼レンズです。周辺部ほど被写体が大きく歪曲するデフォルメ効果を適用することで、超広角レンズを超える画角180°の広範囲をカバー可能。見渡すかぎりの風景を丸ごと切り取るときに活躍します。
開放F1.8と明るいのもポイント。周辺部まで星や街灯などの点光源を点のまま描写できるので、星空や夜景の撮影にもおすすめです。レンズ先端から最短2.5cmまで被写体に接近できるのも便利。ペットの鼻デカ写真など、デフォルメ効果を活かした魚眼レンズならではのマクロ表現も可能です。
全長約80mm、重さ約315gと携帯性も優秀。アウトドアでも安心な防塵・防滴・耐低温構造も備えています。カメラ側の「フィッシュアイ補正」を有効にすれば、超広角レンズとしても代用可能。さらに、オリンパス純正の防水レンズポートを装着することで水中撮影にも対応できます。
▼撮影イメージ
オーエムシステム(OM SYSTEM) M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
顕微鏡のような世界を体感できるプロ仕様の望遠マクロレンズです。最短22.4cmで4倍相当のスーパーマクロ撮影に対応。オリンパス純正のテレコンバーターと併用すれば、最大8倍相当の拡大撮影ができます。防塵・防滴構造も備えているので、マクロ表現を極めたい本格派のネイチャーフォトグラファーにおすすめです。
全ての撮影倍率で至近距離からでも高速AFが利用できるのも魅力。離れた位置からでも拡大撮影が可能なため、警戒心の強い昆虫や小動物の撮影にも有効です。OM SYSTEMのカメラが搭載する「深度合成」などの特殊撮影機能にも対応します。
開放F値をF3.5に抑えることで、全長約136mm、重さ約453gの小型・軽量設計を実現しているのもポイント。最大7段分の効果が得られる「5軸シンクロ手ぶれ補正」と組み合わせれば、手持ちでも快適で安定したマクロ撮影が可能です。
▼撮影イメージ
OM SYSTEMのレンズラインナップには旅行やアウトドアにも重宝するモデルが充実しています。加えて、オリンパス時代からの切り札だった「コンピュテーショナルフォトグラフィ」にも完全対応しており、高度な撮影表現も手軽に活用可能。ぜひ気になったM.ZUIKOレンズで新しい表現領域に挑戦してみてください。