本体にカーナビ機能を搭載せず、スマホアプリを利用して地図を表示する「ディスプレイオーディオ」。車向けスマホアプリの充実によって、急速に普及しつつあります。

しかし、各メーカーからさまざまなモデルが販売されており、どれを選ぶか迷ってしまいがちです。そこで今回は、おすすめのディスプレイオーディオをピックアップしてご紹介。選び方も解説するので、ぜひチェックしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ディスプレイオーディオとは?

By: rakuten.co.jp

ディスプレイオーディオとは、いわゆる「AV一体式カーナビ」からカーナビ機能を取り除いたカーAVユニットのこと。カーナビ機能は、スマホに対応しているカーナビアプリと連携して使用します。

スマホと連携して保存している音楽を聴いたり、専用アプリを活用して動画をモニターに映し出したりできるのもポイント。また、拡張性が高く、好みのアプリやオプションを追加するなど自分好みにカスタマイズしやすいのも魅力です。

ディスプレイオーディオとカーナビとの違い

By: aokiss.co.jp

AV一体式カーナビと異なり、ディスプレイオーディオは本体にカーナビ機能を搭載しておらず、スマホと連携してカーナビアプリを利用します。AV一体式カーナビでは内蔵しているカーナビが決まっている一方、ディスプレイオーディオでは好みのカーナビアプリを選択可能です。

ディスプレイオーディオはカーナビ機能がない分、本体価格を抑えられるのがポイントです。カーナビアプリについては、アップデートや機能向上が早い点が魅力。しかし、カーナビアプリはスマホがなければ使えないため留意しておきましょう。

ディスプレイオーディオの選び方

ディスプレイオーディオの種類

CarPlay・Android Auto対応モデル

By: amazon.co.jp

ディスプレイオーディオは、製品によって対応しているキャリアが異なる場合があります。iOSに適しているのは、「Apple CarPlay」対応のディスプレイオーディオです。音声アシスタント機能「Siri」が利用でき便利。地図アプリはもちろん、音楽再生や音声通話、メッセージの送受信なども可能です。

一方、Androidスマホに適しているのは、「Android Auto」対応のディスプレイオーディオ。Googleが車用に開発したアプリで、通常のGoogleマップより車で操作しやすいのが特徴です。リアルタイムGPSや交通情報通知機能など機能が充実しています。

Android OS搭載モデル

By: amazon.co.jp

Android Autoがスマホをディスプレイオーディオの画面から制御するのに対し、ディスプレイオーディオ側で直接制御するのが「Android OS」を搭載したモデルです。ディスプレイオーディオユニットに、専用のタブレットをボルトオンするタイプも販売されています。

さまざまなアプリを直接ダウンロードして動作させることが可能。Android AutoやCarPlayは対応しているアプリが限られるものの、Android OSなら多彩なアプリを使用できます。

取付形状をチェック

By: amazon.co.jp

ディスプレイオーディオには通常のAV一体式ナビと同様、1DINタイプと2DINタイプがあります。1DINタイプは本体部が縦50×178mmのコンパクトサイズで、ディスプレイがフローティング構造になっているタイプ。本体部は1DINスペースに収められるため、1DINしかない古い車種に取り付けたい場合に便利です。

フローティング構造はディスプレイの角度を大きく調節できるので、幅広い車種に対応しやすいのもポイント。上下・左右を調節できるモデルなら、ドライバーの見やすい位置に微調整が可能です。2DINタイプの車種で1DINCDプレーヤーなどと併用したい場合にも重宝します。

2DINタイプは縦100×横178mmのディスプレイ一体型タイプ。角度の調節幅は狭いものの、出っ張りが少なくすっきりと取り付けられるのが魅力です。

モニターサイズをチェック

By: jpn.pioneer

ディスプレイオーディオのモニターサイズはモデルによって異なります。6.8~9インチのモニターを搭載したモデルが主流。スマホアプリでナビ画面を表示する機会が多い場合は、なるべくモニターサイズの大きいモデルがおすすめです。

また、クレイドル型の専用タブレットをモニターとして使用するモデルも要チェック。タブレットを取り外して、自宅であらかじめ楽曲などをダウンロードしておけるため便利です。

接続方法をチェック

By: jpn.pioneer

ディスプレイオーディオとスマホの接続方法にはBluetooth接続やUSB接続、Wi-Fi接続などがあります。Bluetooth接続はわずらわしいケーブルを使わず、ワイヤレス接続できるのが魅力。おもにハンズフリー通話や、スマホ内に保存している音楽を再生する際に使用します。Wi-Fiもワイヤレスで接続が可能です。

USB接続は直接ディスプレイオーディオとスマホを接続し、常に安定した接続ができるため、カーナビアプリを使う際に便利。ぜひ用途にあわせて使い分けてみてください。

スマホとの連携をチェック

ディスプレイオーディオとスマホを連携させるには、スマホアプリが必要です。iOSに対応しているのが「Apple CarPlay」。Siriによる音声操作機能にも対応しているため便利です。地図アプリのほか、音楽再生や音声通話、メッセージの送受信もできます。

Androidスマホに対応しているのが「Android Auto」。Googleが開発したアプリであり、Googleマップと比べてより車での操作がしやすいのが特徴です。リアルタイムGPSや交通情報通知などの機能も使用できます。

外部スロットをチェック

CDやUSBなど、外部スロットを搭載しているかもチェックしておきましょう。メディアに好みの音楽を保存しておけば、スマホを使用せずともスロットに差し込むだけで音楽を楽しめます。DVDを使用できるモデルなら、子供とのドライブでお気に入りのアニメDVDを再生できるため便利です。

USBメモリに保存した音楽を楽しむ際には、対応フォーマットも要チェック。MP3やAAC、WAVが主流ですが、ハイレゾ音源を再生したい場合には、FLACやWAVなどの高音質フォーマットに対応しているかを確認してみてください。

その他機能をチェック

By: jpn.pioneer

ディスプレイオーディオはスマホアプリを活用してハンズフリー通話が可能です。SiriやGoogleアシスタントなど音声操作に対応していれば、音声で電話をかけたりメッセージを読み上げたりと活用できます。

また、グラフィックイコライザーやタイムアライメントなど、豊富なサウンド調節機能を備えているモデルも販売されているので、あわせてチェックしてみてください。

ディスプレイオーディオのおすすめメーカー

パイオニア(Pioneer)

By: amazon.co.jp

東京都に本社を構えている電機メーカーです。カーナビや地図サービス、PC用ドライブなどの事業を展開。とくに、カーオーディオブランド「カロッツェリア」が人気です。ディスプレイオーディオにおいては、1DINタイプと2DINタイプをラインナップしています。

なかでも、フローティング構造のディスプレイを採用したモデルは、好みにあわせて角度を調節できて便利。Android OS搭載の専用タブレットとセットで使うモデルにも注目してみてください。

アルパイン(Alpine)

By: rakuten.co.jp

アルプスアルパイングループの、カーオーディオブランドです。カーナビ・ドライブレコーダー・カーオーディオ・カーモニターなどを手がけています。ディスプレイオーディオにおいては、フローティング構造のモデルをラインナップ。7インチカーナビの約1.8倍の大画面を実現しています。

EQプリセットやグラフィックEQ、タイムコレクションなどサウンドチューニング機能が充実しているのもポイント。FLAC形式のハイレゾ音源に対応しており、音質を重視したい方も要チェックです。

ケンウッド(KENWOOD)

By: amazon.co.jp

JVCケンウッドが展開しているオーディオブランドです。カー用品を中心にさまざまな製品を手がけており、カーオーディオやカーナビ、ドライブレコーダーを展開。ディスプレイオーディオにおいては、Apple CarPlayとAndroid Autoの両方に対応したモデルを販売しています。

幅広いメディアやフォーマットに対応しているのも魅力。CDやDVDはもちろん、USBデバイスに保存している映像や音楽、画像データを再生可能です。

ディスプレイオーディオのおすすめ|CarPlay・Android Auto対応

パイオニア(Pioneer) カロッツェリア ディスプレイオーディオ DMH-SF500

パイオニア(Pioneer) カロッツェリア ディスプレイオーディオ DMH-SF500
専用アプリを使用することで、スマホ画面をモニターで直接操作できる

9インチの大画面モニターを搭載するディスプレイオーディオ。フローティング構造を採用しており、1DINサイズでありながらディスプレイの大型化を実現しています。映像の見やすさはもちろん、操作の快適性にも優れたモデルです。

また、iPhoneと接続すると、車向けに最適化された表示画面でスマホアプリが利用できます。カーナビや音楽アプリをスムーズに操作できるのが魅力です。専用アプリをインストールすれば、スマホ画面をモニターで直接操作できます。

別売りの車載用Wi-Fiルーターを活用することで、LTEデータ通信の定額使い放題が可能に。YouTubeや長時間の映画鑑賞も気にせず楽しめるので、通信量が気になる方にもおすすめです。

パイオニア(Pioneer) カロッツェリア ディスプレイオーディオ DMH-SZ700

パイオニア(Pioneer) カロッツェリア ディスプレイオーディオ DMH-SZ700
臨場感のあるサウンドを楽しみたい方におすすめ

6.8V型のワイド液晶を搭載するディスプレイオーディオ。スマホを接続するだけで、車向けに最適化されたアプリを操作できます。Webブラウザーによるサイト表示に対応しており、ディスプレイ上でYouTubeも視聴できる人気モデルです。

また、Amazon Alexaをサポートしているため、音楽やラジオを音声操作で再生できます。「カロッツェリア スキル」機能を活用すれば、画面の切り替えや音質の設定もハンズフリーでの対応が可能です。

本モデルは、Bluetoothによるハイレゾ音源再生もできます。LDACコーデックに対応しているので、臨場感のあるサウンドを楽しみたい方にもおすすめです。

パイオニア(Pioneer) カロッツェリア ディスプレイオーディオ FH-8500DVS

パイオニア(Pioneer) カロッツェリア ディスプレイオーディオ FH-8500DVS
6.8V型のワイドVGAモニターを搭載したモデル

多彩なメディアとフォーマットに対応するディスプレイオーディオ。USBの接続ポートを搭載しており、USBデバイスやポータブルHDDに保存した動画や音楽を手軽に楽しめます。DVD-R/RWのVRモード再生にも対応しているため、自宅で録画した地デジ番組も視聴可能です。

本モデルには、6.8V型のワイドVGAモニターを搭載しています。また、USB接続によるiPhoneやAndroidスマホとの連携にも対応しているので、ナビの操作やハンズフリー通話も利用できます。

アルパイン(Alpine) 11型 ディスプレイオーディオフローティングビッグ DA DAF11Z

アルパイン(Alpine) 11型 ディスプレイオーディオフローティングビッグ DA DAF11Z

11インチの大画面で連携したスマホアプリの画面を表示するディスプレイオーディオ。連携した動画や音楽のアプリを起動すれば、車内で手軽にお気に入りのコンテンツを楽しめます。大型のタッチパネルを採用しているので、カーナビの視認性や操作性に優れているのも魅力です。

また、SiriやGoogleアシスタントの音声機能と連携が可能。メッセージの送信や地図アプリの目的地検索など、音声操作で快適に対応できます。スマホに保存した楽曲データの再生にも対応しており、操作の手間をかけずに音楽を楽しみたい方にもおすすめです。

ケンウッド(KENWOOD) ディスプレイオーディオ DDX5020S

ケンウッド(KENWOOD) ディスプレイオーディオ DDX5020S

6.8V型の高精細なWVGA液晶を搭載する2DINタイプのディスプレイオーディオ。静電容量式タッチパネルとスマートフラットキーを採用しており、タッチ操作のしやすさが特徴です。USB端子とAV-IN端子を搭載した、さまざまなコンテンツを車内で楽しめる人気モデルです。

また、スマホ連携にも対応。iPhoneの機能「Siri」を使用すれば、地図検索や音楽再生も音声による操作が可能です。さらに、Bluetoothによるハンズフリー通話にも対応しています。

そのほか、13バンドイコライザーやデジタルタイムアライメントなどの機能も搭載しているので、車内環境にあわせて音場を最適化したい方にもおすすめです。

ディスプレイオーディオのおすすめ|Android OS

パイオニア(Pioneer) カロッツェリア タブレットAVシステム FH-7600SC + SDA-700TAB

パイオニア(Pioneer) カロッツェリア タブレットAVシステム FH-7600SC + SDA-700TAB

タブレットとしても活用できるディスプレイオーディオ。2DINタイプのメインユニットに、着脱可能なタブレット端末を取り付けて使用します。さまざまな車種に適応しやすいフラットなデザインを採用しており、コンソールが混雑しにくいのも特徴です。

タブレットは取り外せるので、自宅で目的地を検索したり音楽データを取り込んだりできます。お気に入りの情報が見つかれば、そのまま車内に設置してスマートに出発可能。旅行や外出の計画をじっくりと検討したい方にもおすすめのモデルです。

また、バックギアに連動して、タブレットにバックカメラの映像を表示できます。駐車アシスト線を表示できるため、車庫入れのサポートにも便利です。

青木製作所(amex) スマホランチャー AMEX-SL02M

青木製作所(amex) スマホランチャー AMEX-SL02M

スマホ画面を鏡のように映し出すディスプレイオーディオ。カーナビアプリを9インチの大画面にミラーリングできます。通話や音楽再生など、さまざまなアプリに対応可能です。

また、約10GBのメモリを内蔵しており、USB経由でお気に入りの音楽や動画を保管できます。Android10を搭載しているので、Google Playストアから便利なアプリのダウンロードも可能。ナビアプリだけでなく、音声検索やブラウザーなどを活用したい方にもおすすめです。

青木製作所(amex) スマホランチャー AMEX-SL01a

青木製作所(amex) スマホランチャー AMEX-SL01a

ミラーリングでスマホの機能を活用できるディスプレイオーディオ。有線または無線でスマホと接続でき、カーナビやYouTubeなどのアプリを手軽に表示できます。本体価格が比較的安く、リーズナブルなモデルを求める方におすすめです。

また、システム領域を含めて約16GBのメモリを内蔵。Google Playストアからアプリをダウンロードすれば、スマホなしでも便利な機能を活用できます。ナビやラジオのアプリはもちろん、車内環境にあわせたオーディオイコライザによる音場調節も可能です。

ATOTO S8カーオーディオ S8G2A74SD

ATOTO S8カーオーディオ S8G2A74SD

視野角178°のIPSディスプレイパネルを採用しているディスプレイオーディオ。強い光の下でも画面を認識しやすいのが特徴です。分割画面機能を搭載しており、2つの機能を同時に画面表示できます。カーナビアプリと音楽アプリを同時に実行できるのがおすすめポイントです。

また、Android10を搭載しており、マップやカーナビなど、さまざまなアプリを無料でダウンロードできます。オフラインマップもダウンロードできるので、Wi-Fi接続できない環境でも運転経路のナビゲートが可能です。

エクストロンス(XTRONS) ヘッドレストモニター HM111A

エクストロンス(XTRONS) ヘッドレストモニター HM111A

ヘッドレストに設置するタイプのディスプレイオーディオです。11.6インチの大型モニターは、1366×768の高画質に対応。厚さ21mmの薄型液晶はタッチパネル式です。上品なデザインで車内のインテリアを邪魔することなくマッチします。

本モデルには、Android11を搭載。Wi-Fi接続により、YouTubeやAmazon Musicなどのアプリをダウンロードできます。さらに、HDMI端子やUSB端子を搭載しており、お気に入りの映像やプレイリストを手軽に楽しめるのも魅力です。

また、RCA映像入力にも対応しています。車内フロントパネルに搭載するメインナビの映像を共有できるので、後席用のサブディスプレイとして活用するのもおすすめです。