車のフロントガラスにこびり付いた油膜を取り除いて、クリアな視界を確保できる「油膜取り」。事故予防や愛車の見栄えを美しく保つのに役立つ便利グッズです。自分で油膜を取れば依頼するよりコストを抑えられるのがメリットですが、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、車の油膜取りのおすすめアイテムをご紹介。選び方のポイントも併せて解説するので、お気に入りを見つけてみてください。

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油膜取りをするメリット・デメリット

メリット

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油膜とは、フロントガラスにこびり付いた油の膜のことです。雨天時の走行で道路から巻き上げられた水滴や排気ガス、ボディに塗ったワックスなどがフロントガラスに付着したあと、水分が乾燥することで油膜が形成されてしまいます。

油膜をそのままにしておくと、フロントガラスが曇ったりぎらついたりして視界が悪化するのが難点。油膜取りをすることで、クリアな視界を確保できるのがメリットです。とくに、夜間や雨天時は油膜の影響が大きいため、定期的に油膜取りをすれば事故予防に役立ちます。

油や汚れを除去してフロントガラスがピカピカに仕上がるので、愛車の見栄えがよくなるのもポイント。また、ガラスコーティングを施す前に油膜を取っておけば、コーティング効果を高められます。

自分で油膜を取ることで、業者に依頼するよりコストを抑えられるのも利点です。

デメリット

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自分で油膜取りをするデメリットは、手間がかかることです。軽度の油膜であればスムーズに落とせますが、重度だと時間がかかったりきれいに取り除けなかったりするケースがあるのも留意しておきましょう。

頑固な油膜をきれいに取り除くには強力な洗浄剤やガラスコンパウンドを使う必要があるため、愛車を傷付けないように慎重に行うことが大切です。

油膜取りの種類

シートタイプ

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シートタイプの油膜取りは、ウェットティッシュのように使いたいときにすぐ取り出せるのが魅力。シートに油膜取り成分を含んでおり、さっと拭くだけでお手入れできます。

シートと洗剤が一体型のため、タオルなどの準備が不要。油膜に気づいたら素早く対処できるので、日常的なお手入れに適したタイプです。

コンパクトサイズのため、グローブボックスなど車内に常備しやすいのもポイント。ただし、除去力はやや低めで、頑固な油膜には効果が薄いのが難点です。また、シートが乾燥すると使えないので、保管方法には注意しましょう。

スプレータイプ

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スプレータイプの油膜取りは、気になる油膜にさっと吹きかけて使うのが特徴。吹きかけたあとはやわらかい布などで拭き取るだけなので、手軽に使えて便利です。雨天時であれば、油膜取りをスプレーしてワイパーを作動させればお手入れが完了します。

頑固な油膜には効果が期待できませんが、シートタイプよりは効果が高いのがメリットです。なかには、室内ガラスへも吹きかけられるモデルもラインナップされています。

液体タイプ

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液体タイプは、頑固な汚れにも対応できる除去力の高さが魅力です。研磨剤が入ったモノや油を溶かす成分を配合したモノなど、バリエーションが豊富。シーンや好みに合わせながら、成分を重視して選びやすいのがメリットです。

一方、シートタイプやスプレータイプとは異なり、手間が掛かるのが難点といえます。塗る前後にフロントガラスを水で洗ったり、均一にしっかり塗り込んだりする必要がありますが、そのぶん効果が高いのが特徴。油膜をしっかり除去したい方におすすめのタイプです。

ウォッシャータイプ

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ウォッシャータイプは、ウォッシャー液に油膜除去成分が配合されているモノ。頑固で落ちにくい油膜を取る効果は低いですが、液体タイプなどでお手入れしたフロントガラスを日常的にメンテナンスできて便利なタイプです。

また、除去効果が高いモデルであれば、しっかりお手入れする頻度を下げられるのもポイント。フロントガラスがきれいな状態を維持したい方におすすめです。

車の油膜取りのおすすめ|シートタイプ

カーメイト(CARMATE) ストロング油膜取りシート C176

カーメイト(CARMATE) ストロング油膜取りシート C176

シートタイプの油膜取りです。シートに研磨剤・増粘剤・洗浄剤を配合しており、道具不要で簡単に油膜を取り除けるのが魅力。使い終わったら捨てるだけなので、手間なくメンテナンスできて便利です。

シートは3枚入りで、1枚でフロントガラス約1枚分をお手入れ可能。3枚使えば、愛車のすべてのガラス・ミラーをきれいに仕上げられます。コーティングの下地処理としても活躍するのがメリットです。

手順が簡単で使い切りタイプのため、愛車の油膜取りをはじめて行う方にもおすすめ。コンパクトサイズで、車に常備しやすいのもポイントです。

シーシーアイ(CCI) スマートビュー ガラスコンパウンドクロス G-112

シーシーアイ(CCI) スマートビュー ガラスコンパウンドクロス G-112

ガラスを濡らして磨くだけで、油膜や劣化した撥水剤を除去できるシートタイプの油膜取りです。活性フッ素・研磨剤・特殊クロスによって、汚れを浮かしてミクロの粒子で削り取るのが特徴。愛車に付着した頑固な油膜やフッ素系の撥水剤にも効果的です。

特殊クロスは厚手なので、しっかり磨けるのがおすすめポイント。クロス1枚でフロントガラス1枚を磨けて、4枚入りです。磨いたあとは、水を掛けながらタオルなどできれいに洗い流せば施工完了。撥水コート前のお手入れにもぴったりです。

車の油膜取りのおすすめ|スプレータイプ

イチネンケミカルズ クリンビューPro 000811

イチネンケミカルズ クリンビューPro 000811

泡が出るタイプの油膜取りです。自動車用ガラスやガラス製ミラーに対応可能なので、愛車の広範囲をお手入れできて便利。油膜取り・曇り止め・クリーナー効果が長時間持続するのがおすすめポイントです。

ガラス面に拭き跡が残りにくいため、初心者でも安心して使いやすいのがメリット。愛車の外観を美しく仕上げるのに役立ちます。

破裂に対して安全性が高いシームレス缶を使用。ダブルガス仕様なので、冬や寒冷地でも噴射力をキープできて便利です。

リンレイ(RINREI) 油膜とりくもり止め SUPER

リンレイ(RINREI) 油膜とりくもり止め SUPER

ワイパーを作動させながらフロントガラスに吹き付けるだけの油膜取りです。手軽に使えるため、定期的なメンテナンスにぴったり。サイドミラーやガラスにスプレーして塗り伸ばせば、水滴が付着しにくいのがポイントです。

タオルなどにスプレーすれば、ガラスの内側にも塗り付けられるのがメリット。長時間曇り止め効果を発揮します。スプレータイプで気軽に使えるおすすめ製品です。

プロスタッフ(Pro Staff) ブルビンスプレー220 A-36

プロスタッフ(Pro Staff) ブルビンスプレー220 A-36

ガラスの外側・内側どちらにも使えるスプレータイプの油膜取りです。車外に使えば、ガラスに付着した油膜などの汚れやぎらつきを除去。油膜の再付着を予防しながら、虫や鳥のフンといった汚れを取り除くのにも役立ちます。

車内側のガラスに使用すれば、曇り止め効果を発揮。手垢やタバコのヤニといった汚れも拭き取れるので、愛車全体のお手入れに役立つモデルを選びたい方におすすめです。

外側のガラスには直接スプレーして、内側のガラスには乾いた布などに吹き付けてからお手入れします。手軽に使いやすいため、車に常備しておくと油膜や汚れが気になったときに素早く対処できて便利です。

車の油膜取りのおすすめ|液体タイプ

呉工業(KURE) ルックス ウィンドウ デュアル 1199

呉工業(KURE) ルックス ウィンドウ デュアル 1199

水洗い不要の油膜取りです。2つの特殊洗浄成分と微粒子研磨剤を配合。固着した油膜やウォータースポットを除去しながら、コーティングに適したガラス面に仕上げられます。下地処理から撥水コーティングまで、ワンステップで施工できるのがおすすめポイントです。

隅々までお手入れしやすい専用スポンジが付属しているため、スムーズに作業できて便利。撥水性と滑水性を備えた複合撥水成分がガラス面に結合するので、雨を弾くだけでなく油膜・汚れ・霜・雪などの固着も予防します。

内容量は80ml。コーティング効果が最長3ヶ月続くため、お手入れの頻度を減らせるのがメリットです。

プロスタッフ(Pro Staff) キイロビン ゴールド A-11

プロスタッフ(Pro Staff) キイロビン ゴールド A-11

ギラギラの油膜も除去できる液体タイプの油膜取りです。ガラス系ナノパウダーと酸化セリウムを配合しているため、油膜や被膜に対して馴染みがよいのが特徴。クリーナー効果が高く、頑固な汚れも素早く取り除けるので、作業時間を短縮できるのがおすすめポイントです。

専用スポンジが付属しており便利。ガラスコーティングの前処理にもぴったりです。

プロスタッフ(Pro Staff) レインモンスター リセット A-75

プロスタッフ(Pro Staff) レインモンスター リセット A-75

ティアドロップパッドが付属した油膜取りです。特殊研磨剤を塗れば、フロントガラスの広い面から磨きにくい角までスムーズにメンテナンス可能。隅々まで油膜を落としやすいのがメリットです。

パッドサイズは約9.2×7.4cm。手に持ちやすいサイズ・形状なので、スムーズに扱えます。また、リア・サイドガラスにも使えるため、愛車をきれいに仕上げたい方におすすめです。

軽く擦るだけで、頑固な油膜や劣化したコート剤を取り除けて便利。ウロコ汚れにも対応しているほど、優れた除去力を備えています。また、撥水コーティング前の下地作りに活用すれば、撥水効果の持続力アップにも役立つのが魅力です。

洗車の王国 油膜クリン 80ml 付属品セット 819

洗車の王国 油膜クリン 80ml 付属品セット 819

ナノテクノロジー技術を用いて開発した油膜取りです。13種類の洗剤と研磨剤を組み合わせた独自の処方により、優れた除去性能を発揮。洗車ショップやカーディテーリングショップなどでも使われているため、性能重視の方におすすめです。

フェルトスポンジやクロスが付属しているので、すぐに使えて便利。手順もシンプルなため、初心者でも安心して使えます。

本来は撥水除去剤として作れた自動車ガラス専用モデル。頑固な油膜も素早く取り除けるのが魅力です。容量は80mlで、フロントガラス15枚程度の油膜除去が可能。撥水コーティングの下地処理にも適しています。

ペルシード(Pellucid) 油膜取り・ウロコ取りクリーナー PCD-46

ペルシード(Pellucid) 油膜取り・ウロコ取りクリーナー PCD-46

独自配合の研磨剤と結晶質シリカを採用した油膜取りです。油膜と同時に、ウロコも取り除けるのがおすすめポイント。汚れや劣化したガラス撥水剤も取り除きやすいので、クリアな視界確保に役立ちます。

クリーナー成分の能力を最大限に引き出す、特殊スポンジが付属。作業をスピーディに進められるため、時間や手間を軽減できて便利です。

また、ガラス撥水剤の下地処理にも活躍。コンパクトサイズで保管や取り回しがしやすいのがメリットです。

シュアラスター(SurLuster) ゼロウィンドウリセット プロ S-129

シュアラスター(SurLuster) ゼロウィンドウリセット プロ S-129

専用スポンジが付属した液体タイプの油膜取りです。特殊洗浄成分を配合しており、汚れを浮かせてから油汚れを分解するのが特徴。微粒子研磨剤も配合しているため、頑固な汚れもすっきり落とせます。

フロントガラスに付着した油膜・水垢・古いコート剤を除去。夜間や雨天時でもクリアな視界を確保できます。また、撥水コーティングの下地作りにもぴったりです。

1本でフロントガラス約10枚分に対応可能。サイドミラーの油膜除去にも役立ちます。使い勝手のよいモノを探している方におすすめです。

車の油膜取りのおすすめ|ウォッシャータイプ

シュアラスター(SurLuster) ゼロウォッシャー 油膜除去タイプ S-141

シュアラスター(SurLuster) ゼロウォッシャー 油膜除去タイプ S-141

ウォッシャータイプの油膜取りです。ウォッシャータンク内を空にして、注水口にゆっくり注げば使用可能。原液でも薄めても使えて便利です。フロントガラスに付着した油膜や汚れを効果的に取り除いて、夜間や雨の日もクリアな視界を確保できます。

ワイパー・ゴム・塗装に優しい成分を配合しているため、安心して使いやすいのがおすすめポイントです。原液は-30℃まで凍らないので、オールシーズン活躍。道具不要で場所も選ばないため、こまめにメンテナンスしたいときに重宝します。

古河薬品工業 寒冷地用 油膜取りスーパーウォッシャー液 15-002

古河薬品工業 寒冷地用 油膜取りスーパーウォッシャー液 15-002

原液凍結温度が-40℃のウォッシャータイプの油膜取りです。極寒地でも使えるため、寒い場所に住んでいる方にもおすすめ。ゴム・金属・塗装面に悪影響を及ぼさないと謳っている成分を使用しているので、愛車に優しく使えるのがポイントです。

強力な洗浄力を備えており、フロントガラスに付着した頑固な油膜もすっきり落とせるのが魅力。霜・氷も溶かせるため、良好な視界で運転できます。

原液のままでも希釈しても使用可能。シチュエーションに応じて使い分けることもできて便利です。

車の油膜取りのおすすめ|その他

プロスタッフ(Pro Staff) キイロビン クイックマジックゴールド A-14

プロスタッフ(Pro Staff) キイロビン クイックマジックゴールド A-14

外側ガラス専用クリーナータイプの油膜取りです。手軽に使えるハンディボトルなので、手を汚さずにメンテナンス可能。擦って洗い流すだけの簡単手順のため、油膜が気になるときに素早く対処できて便利です。

頑固な油膜・被膜・劣化コートを素早く取り除ける、パワフルな洗浄力も備えています。コート剤の塗り替え前の下地処理としても使える高性能タイプ。時短でクリアな視界を確保するのに役立ちます。

コンパクトで車に常備しやすいので、持っておくと重宝するおすすめモデルです。

ホルツ(Holts) やわらか油膜取りスポンジ MH7027

ホルツ(Holts) やわらか油膜取りスポンジ MH7027

スポンジに超微粒子コンパウンドが入った油膜取りです。水で湿らせて磨くだけの簡単手順なので、手軽に使えるモノを選びたい方におすすめ。柔らかいため、愛車に優しいのもうれしいポイントです。

ガラスに付着した油膜・シリコン・水垢・劣化したガラスコート剤の除去が可能。ガラスコート前の下処理にも活躍します。

サイズは幅13×長さ19.5×厚さ1.5cmで、両面使えるのがメリット。スポンジの保管に便利なチャック付きパッケージなので、車に常備しやすいのも魅力です。

晴香堂(HARUKADO) CARALL 油膜とりパッド 2077

晴香堂(HARUKADO) CARALL 油膜とりパッド 2077

パッドタイプの油膜取りです。素材にはポリエチレンスポンジ・ポリエステルフェルトを採用しており、研磨剤・除去促進剤・分散剤・防カビ剤を配合。スピード仕上げを実現する除去促進剤を使っているため、素早くメンテナンスできるのが魅力です。

使い切りタイプで2個入り。1個でフロントガラス約2枚分に使えます。擦り終わったら水で洗い流して拭き取るだけの簡単手順のため、はじめて愛車の油膜取りを行う方や力に自信がない方にもおすすめです。

ソフト99(SOFT99) ガラコ ぬりぬりコンパウンド 04101

ソフト99(SOFT99) ガラコ ぬりぬりコンパウンド 04101

液ボトルと塗り具が一体化した油膜取りです。キャップを外してそのまま軽く塗り込むだけなので、お手入れが簡単。ボトルを握って擦るため、手が汚れにくいのもメリットです。

小さく硬い研磨粒子と大きく柔らかい研磨粒子のダブル効果によって、パワフルな除去力を発揮。頑固な油膜や強力なフッ素コーティング被膜も、スムーズに取り除けます。

液が乾かないように液量を調節しながら、弾きがなくなるまで磨くのがポイント。液が弾かなくなったら、水できれいに洗い流せば完了です。容量は100mlで、1本で中型車のフロントガラス5~6台分のクリーニングが可能。ガラスコーティング剤の下地処理にもおすすめです。

油膜取りの使い方

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油膜取りを使う前に、まずはフロントガラスの汚れを水や車用シャンプーを使って洗い流します。丁寧に洗い流すことで、油膜取りの効果が発揮されやすいのがポイント。水分を拭き取るかそのままかは、使用する油膜取りの施工方法を参考にしましょう。

油膜取り剤を適度に取って、フロントガラスの表面に均一に塗り込みます。フロントガラスの周囲をマスキングテープなどで養生すれば、ボディへ付着するのを予防できて便利です。

油膜が付着している状態だとガラス表面の水分が弾かれるので、水分が弾かなくなるまで塗り込みます。最後に水でしっかり洗い流せば終了。油膜取り剤が残留すると逆に汚れが付着しやすいため、十分に洗い流すことが大切です。

しかし、使用する種類や製品によって施工方法は異なります。正しい方法を把握したうえで、クリアで美しいフロントガラスに仕上げましょう。