夏の車中泊を快適にするポータブルクーラー。エンジン停止中の車内を涼しくするアイテムとして注目されています。暑い季節の車内での休憩や就寝時の心強い味方です。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、おすすめのポータブルクーラーをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ポータブルクーラーとは?

By: amazon.co.jp

ポータブルクーラーは、工事不要で持ち運べる冷却装置です。特に車のような限られたスペースで、手軽に涼しい環境を作り出せるのが魅力。冷風や送風で車内を快適な温度に保ちます。

コンパクトな設計のモノが多く、車内への持ち込みは簡単。コンセント電源だけでなく、バッテリーで作動するタイプもあり、エンジンを止めた状態の車内でも使用できて便利です。エアコンが搭載されていない場合や、エンジンをかけたくないときにおすすめです。

一般的なカーエアコンと比べて冷却能力は控えめではあるものの、設置場所の自由度が高い点がメリット。バッテリー駆動タイプならアイドリングをせずに使えるので、静かに過ごしたい車中泊の夜にもぴったりです。心地よい車内空間を気軽に作りたい方に適しています。

車中泊向けポータブルクーラーの選び方

本体サイズをチェック

By: amazon.co.jp

車内のスペースは限られているため、ポータブルクーラーの本体サイズは設置場所や快適さに大きく関わります。大きすぎると車内が窮屈になり、寝る場所や荷物を置くスペースが減ってしまうことも。逆に小さすぎると、十分な冷却効果が得られない場合があるので要注意です。

クーラーを置きたい場所の寸法を事前に測っておくことが大切。排気ホースや排水タンクの設置スペースも忘れずに確認しましょう。排気や排水がスムーズにできる窓の近くに設置するのがおすすめです。

コンパクトな製品は場所を取らないものの、冷却力はやや控えめな傾向があります。一方で、大型の製品は冷却力が高い反面、広い設置スペースが必要。車内の広さや求める涼しさに合わせるほか、消費電力とのバランスも考えて、適切なサイズのモノを選んでみてください。

給電方法をチェック

AC電源

By: ecoflow.com

AC電源は、家庭用コンセントから直接電気を取るので、安定した電力供給が魅力です。パワフルな冷却効果が期待でき、暑い車内を快適な空間に変えます。長時間の使用でも安定して涼しさをキープしたい方にぴったりです。

特別な工事は不要で、コンセントに繋ぐだけで使えます。すぐに使える手軽さがポイント。初心者の方でも簡単に扱えます。また、大容量のポータブル電源があれば、コンセントがない場所でもAC電源タイプのクーラーを使えて便利です。

使用時には、本体から出る熱を車外へ逃がすための排熱ダクトの設置が必要。なお、運転音が気になるモノもあるので、設置場所を工夫してみてください。消費電力も確認しておくと安心です。

シガーソケット

By: ecoflow.com

シガーソケットからの給電は、車内で手軽に使える方法です。エンジンをかけているときなら、車の電気を使ってクーラーを動かせます。なかには専用ケーブルが別売りの場合もあるため、事前に確認してみてください。

工事は不要で、クーラーを置く場所を比較的自由に選べるのがポイントです。エンジンが動いていれば、車のバッテリーに大きな負担をかけずに使用できます。車中泊やドライブ中の休憩など、ちょっとした時間に涼みたい方にとって便利なタイプです。

なお、エンジン停止中に長時間使うと、車のバッテリーが上がってしまう可能性があります。また、機種によっては排熱ダクトの設置や除湿機能による水の排水が必要になる場合も。使用前に確かめておくと安心です。

ソーラーパネル

By: ecoflow.com

ソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせると、太陽光を利用してポータブルクーラーを使えます。多くの場合、ソーラーパネルや接続ケーブルは別途用意が必要。日中に発電してポータブル電源に電気を蓄え、夜間や必要なときにクーラーを動かす仕組みです。

キャンプや車中泊での長期滞在、災害時など、電気が使いにくい状況で役立ちます。日照さえあれば発電でき、場所を選ばずにクーラーを使えるのがポイントです。コンセントがない場所で快適に過ごしたい方に向いています。

発電量は天候に左右され、曇りの日や夜間は発電効率が下がる点に要注意。必要な電力量とパネルの大きさ、予算を考慮して選ぶことが大切です。

消費電力をチェック

By: thanko.jp

ポータブルクーラーを選ぶ際、消費電力の確認は欠かせません。消費電力が小さいほど、ポータブル電源での稼働時間は長い傾向があります。しかし、消費電力が小さいと冷却能力も控えめになることがあるため、バランスが重要です。

車中泊で使う場合、多くの方がポータブル電源を利用します。一般的な容量のポータブル電源で消費電力が中程度のモデルなら、数時間程度使える計算。また、車のシガーソケットから直接給電できるDC電源対応モデルも便利です。

消費電力は製品によって異なり、車中泊では300Wから600W前後のモデルがおすすめ。通常の家庭用エアコンより電気代を抑えやすいのもポイントです。起動時に大きな電力を要する場合もあるので、電源の準備も考慮しましょう。

静音性をチェック

By: thanko.jp

車中泊で快適に過ごすには、ポータブルクーラーの静音性が非常に大切です。運転音が大きいと、特に夜間の睡眠を妨げてしまう可能性があります。騒音レベルは、50dB前後なら「静かな事務所」程度、60dB台は「普通の会話」程度とされています。

静かな環境を好む方や音に敏感な方は、できるだけ運転音の小さいモデルを選ぶのがおすすめです。特に周囲が静かな場所で車中泊をすると、クーラーの運転音が目立つことも。睡眠の質を保つためにも、静音性はチェックしておきたいポイントです。

なかには、夜間の使用を考慮した運転モードを搭載したモノもあります。また、排熱ダクトを長くして本体を寝床から離して設置する工夫も、運転音を遠ざけるのに効果的。静かで快適な車中泊ができるよう、これらの点を確認してみてください。

重量をチェック

By: amazon.co.jp

ポータブルクーラーを車中泊で使う場合、重量のチェックは大切なポイントです。車への積み下ろしや、車内での設置場所の移動など、持ち運ぶ機会は多くあります。軽いモデルほど、取り扱いが楽で便利です。

5kgから12kg程度のモノだと持ち運びは比較的容易。一般的なスポットクーラーには20kgを超える製品も存在しますが、頻繁に動かす場合は重さが負担になる可能性があります。

持ち運びやすさを重視する方は、本体に持ち手が付いているか、キャスターが搭載されているかも確認してみてください。備わっていると、実際の重さよりも簡単に動かせる場合があります。冷却能力とのバランスも考えながら、自分が扱いやすい重さの製品を選ぶようにしましょう。

排熱ダクト・排水ホースが付いているかどうか

By: siroca.co.jp

ポータブルクーラーを車内で快適に使うには、排熱ダクトが必須です。クーラーは室内の熱を吸い込んで冷たい空気を出すと同時に、吸い込んだ熱を本体背面などから排出。排熱ダクトを使って熱を車外に逃がすことで、効率よく車内を冷やせます。

除湿機能が付いているクーラーの場合は、空気中の水分を結露させてタンクに溜めたり、ホースで排出したりします。排水ホースが付属しているか、または接続できるかを確認してみてください。ホースがあると、連続排水ができて便利です。

車中泊で使う際は、排熱ダクトを窓の隙間などから車外に出す必要があります。ダクトの長さが十分にあると、設置場所の自由度が高まります。車外へスムーズに排水できるよう、排水ホースの配置も考えましょう。排熱ダクト・排水ホースを適切に設置できる製品を選ぶことが、心地よい車中泊空間を作るポイントです。

車中泊向けポータブルクーラーのおすすめメーカー

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

By: irisohyama.co.jp

アイリスオーヤマは、生活用品から家電まで幅広く手がけているメーカーです。ポータブルクーラーは、しっかりとした冷却能力を持つモデルが豊富。車内のような閉じた空間でも、ある程度の広さを快適にできます。冷風だけでなく除湿や送風機能を備え、多機能な点が魅力。季節や状況に合わせて使い分けたい方に向いています。

車中泊での使用を考えた便利な機能もポイントです。排水の手間がかからないノンドレン方式を採用したモデルや、就寝時に役立つおやすみ運転機能を搭載したタイプがあります。タイマー運転ができ、省エネにつながるのもメリットです。

シロカ(siroca)

By: amazon.co.jp

シロカは、シンプルで使いやすいデザインの家電製品を提供しています。ポータブルクーラーは、コンパクトで軽いモノがラインナップ。持ち運びやすさを重視する方や、収納スペースが限られている方におすすめです。また、消費電力を抑えた省エネ性能の高いモデルが多いのも特徴で、経済的な負担を減らしたい方に適しています。

工事不要で簡単に設置できる手軽さも魅力のひとつです。冷風機能に加えて除湿機能を備えた製品もあり、車内だけでなくキャンプなどのアウトドアシーンでも活用できます。一年を通して使える汎用性の高さもポイントです。

ユアサプライム

By: yuasa-p.com

ユアサプライムは、扇風機や暖房器具といった季節家電を主に扱っています。

ポータブルクーラーは、軽量で取っ手が付いているなど、持ち運びやすさに配慮したモデルがラインナップ。車内での移動や、家と車での持ち運びが多い場合に便利です。

上下に風向きを変えられるスイング機能を搭載した製品は、冷風をより広範囲に送れるのがメリット。また、オフタイマー機能が付いているモデルもあり、就寝時などに役立ちます。消費電力を抑えた省エネ設計のモノが充実しているのも、うれしいポイントです。

車中泊向けポータブルクーラーのおすすめ

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ポータブルクーラー IPA-2823G

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ポータブルクーラー IPA-2823G

車内泊で快適な温度環境を実現するポータブルクーラー。2.8kWの冷房能力により、狭い車内空間でも効果的に温度を下げられます。工事は不要で、排気ダクトを窓に接続するだけで設置完了。エンジンを切った車内でも涼しさを確保できます。

冷風・除湿・送風の3モードを搭載し、車内の状況に応じて運転を切り替え可能。リモコンでの遠隔操作により、寝床から離れた場所でも調整できます。ノンドレン方式なのでドレン水の排出作業は少なく、車内使用時のメンテナンスは簡単です。

大容量のポータブル電源と組み合わせると、長時間の車中泊でも活用できます。夏場の車中泊で暑さに悩む方や、車内で快適に過ごしたい方におすすめのポータブルクーラーです。

シロカ(siroca) 除湿機能付きポータブルクーラー SY-D151

シロカ(siroca) 除湿機能付きポータブルクーラー SY-D151

インバーター経由で車内でも使える、工事不要の除湿機能付きポータブルクーラー。幅22×奥行22×高さ41.4cm、重量約6.5kgのコンパクト設計で、車の限られたスペースにも設置できます。消費電力は約160Wで、適切な容量のインバーターがあれば車載バッテリーからの給電も可能です。

冷風・除湿・送風の3つのモードで車内環境を調整。特に除湿機能は1日4.4Lの除湿能力を持ちます。車内の結露や湿気対策に効果的で、快適な車内環境を実現。風量は3段階で変えられ、車内の人数や状況に応じた風力設定ができます。

取っ手付きで、テント泊との併用や停車場所の変更でも移動は簡単。付属のダクトホースで冷風を効率よく循環させます。また、運転音は54dBと比較的静音性に配慮されているのもメリット。夏場の車中泊やアウトドアで涼しさと除湿を求める方におすすめです。

ユアサプライム スポットエアコン YNSC-3D

ユアサプライム スポットエアコン YNSC-3D

車内での移動や設置に便利なコンパクトスポットエアコンです。約12kgの軽量設計で、縦型構造により狭い車内でも場所を取らないのが特徴。折りたたみ式ハンドルがあり、車外からの持ち込みは簡単です。車中泊やキャンプ場での暑さ対策に活用できます。

冷風・除湿・送風の3機能を搭載し、車内の温度や湿度に応じて使い分けが可能。上下スイング機能で車内全体に冷気を行き渡らせ、風量調節によって快適な空間作りができます。ドレンタンクの容量は1.7Lで、除湿にすると車内の結露対策にも効果的です。

家庭用100V電源仕様のため、車中泊では大容量のDC-ACコンバータと十分なバッテリー容量が必要。ポータブル電源と併用すると、エンジンを停止した状態でも使えます。心地よい車中泊を求める方におすすめの冷房機器です。

EcoFlow WAVE3

EcoFlow WAVE3

エンジンをかけずに車内冷暖房を実現するポータブルエアコンです。ポータブル電源との組み合わせで長時間の空調使用が可能。15分で約8℃下げる高速冷却によって、狭い車内も素早く心地よい温度に調整できます。

スマホアプリによる遠隔操作で車外からも温度調節や電源操作ができて便利。おやすみモードは約44dBの静音運転で、睡眠時の使用も良好です。ペットケア機能もあり、設定温度を超えると自動で冷房が作動します。

工事は不要で、ダクトホースを窓から排出するだけの簡単設置。冷暖房両対応でオールシーズンの車中泊で活躍します。周囲への騒音を配慮した設計が魅力。快適で安全な車内泊を求める方におすすめの製品です。

サンコー(THANKO) 運べるスポットクーラー ワイルドクーラー SSPCACWL

サンコー(THANKO) 運べるスポットクーラー ワイルドクーラー SSPCACWL

ポータブル電源で車内泊でも活用できるスポットクーラーです。AC100Vコンセント方式により、ポータブル電源からの給電が可能。重量は9.8kgと小型サイズなので、楽に動かせます。狭い車内空間への設置に便利です。

コンプレッサー方式による本格的な冷風運転が特徴で、暑い車内を効率よく冷やします。風量は2段階で調整でき、冷風・送風モードの切り替えは簡単。温度センサーを搭載しており、周囲の温度に応じて自動的に運転モードが変わります。

狭い車内でも邪魔にならないコンパクトな作りで、ピンポイントな冷却が魅力。暑い夏の車中泊や長距離ドライブでの仮眠時に涼しさを得たい方におすすめのスポットクーラーです。

BougeRV ポータブルエアコン 3500BTU

BougeRV ポータブルエアコン 3500BTU

車内で快適な睡眠環境を実現するコンパクト型のエアコンです。3500BTUの冷房能力で車内約3.62畳の空間を効率よく冷却。暑い夏場でも涼しい車内を維持できます。工事不要の一体型設計で、車への設置作業は簡単です。

AC100V電源に対応しており、カーインバーターを使用すれば車のバッテリーでも稼働。付属の排気ダクトで車外に熱を逃がします。また、リモコンや専用アプリで運転席から楽に操作できるのもポイント。除湿機能により車内の湿気が軽減され、快適な居住空間を作り出せます。

静音設計で、夜間の使用でも気になりにくいのがメリット。コンパクトサイズのため車内にも容易に収納できます。長時間のドライブ休憩や車中泊で、暑さを気にせず過ごしたい方におすすめの製品です。

EENOUR スポットエアコンQN750

EENOUR スポットエアコンQN750

2気筒4.6ccコンプレッサーを搭載した、本格的な冷房性能を発揮するポータブルスポットエアコンです。0.85kWの冷房能力により車内や2.5畳程度の狭い空間を効率よく冷却。16〜30℃まで温度設定でき、暑い夏の車中泊でも快適な温度環境を作り出せます。

DC24V電源に対応しており、車両バッテリーから直接給電できる仕様です。消費電力は210Wと比較的省エネで、車の電気系統への負担を抑えながら動作。AC100V~220Vにも対応しているうえ、家庭用電源でも使用できます。幅広い電源対応力が魅力です。

デュアル換気システムで負圧を発生させることなく、効率的な室内外の空気循環を実現します。車内の空気を適切に換気しながら冷房効果を維持するので、長時間の車中泊でも安心。車中泊や長距離ドライブで快適な車内環境を求める方におすすめの製品です。

車中泊向けポータブルクーラーを使う際の注意点

By: amazon.co.jp

車中泊でポータブルクーラーを使うとき、まず大切なのは換気です。ドアや窓を閉め切った車内では、空気がこもりやすくなります。定期的に窓を開けるなどして、新鮮な空気を取り入れましょう。排熱機能があるクーラーの場合、熱気を車外へしっかり出す設置も重要なポイントです。

車のバッテリーやポータブル電源の容量をあらかじめ確認することも肝心。状況に応じて、予備の電源を用意したり使用時間を調整したりするなど、自分に合った電力管理を行うのがポイントです。

過熱を防ぐ機能や異常を検知して停止する機能を備えた製品が、安全に使えておすすめ。また、車内での温度差で発生しやすい結露は、カビの原因にもなります。こまめに拭き取ったり、除湿機能を活用したりして対策することが重要。注意点を守って、車中泊でポータブルクーラーを上手に活用してみてください。