オービスによる取り締まりポイントをドライバーに教える「レーダー探知機」。1万円弱で買えるコストパフォーマンスに優れたモノから各種センサーを搭載した高性能なモノまで、さまざまなタイプがあります。
そこで今回は、おすすめのレーダー探知機をランキング形式でご紹介。また、レーダー探知機の基礎知識や選ぶ際の注意点やポイントも解説しているので参考にしてみてください。
レーダー探知機とは?

By: amazon.co.jp
レーダー探知機とは、オービスなどの速度取締装置から発せられるレーダー波を探知して教える装置のこと。レーダー波を感知すると、アナウンスやアニメーション、LEDの点灯などでドライバーに警告を促します。
元々はドライバーに安全運転を促すカーアイテムとして使われていましたが、最新のモデルはレーダー波だけでなく緊急車両の無線をキャッチしたり、事故の多いエリアを教えたり、車両の正確な情報をチェックしたり、さまざまな機能を搭載している製品が増えているのが特徴。
現在ではその便利さからレーダー探知機としてだけでなく、車のインフォメーションツールとして活用する方も多くなっています。
レーダー探知機は必要?

レーダー探知機は警察の取り締まりを回避するためのカーアイテムのようなイメージがありますが、普段あまりスピードを出さない安全運転をしている方にも大きなメリットがあります。
例えば、運転中に道が空いていたり、同乗者との会話に気を取られたりして、無意識に加速してしまった場合でも車にレーダー探知機がついていれば、うっかり違反を未然に防ぐことが可能です。
加速をしてしまった場合に、オービスなどの速度取締装置に撮影・測定されると、免許停止処分または免許取り消し処分になる可能性も。そのような最悪の事態を回避するためにも、レーダー探知機を取り付くと安心です。
レーダー探知機の選び方
検知できるオービスの種類をチェック

By: amazon.co.jp
オービスといっても、画像の処理方法や速度計測するセンサー・カメラなどの違いによっていくつかのタイプがあります。今のところ国内で稼働しているのは、レーダー式・Hシステム・ループコイル式・LHシステム・車両移動式・iMの6種類。
基本的にレーダー探知機は、レーダー式・Hシステム・車両移動式・iMなどのレーダーを発射して車の速度を計測するタイプには有効ですが、磁気センサー使って車の速度を計測するループコイル式や、レーダーの照射パターンを変えているLHシステムなどは探知できません。
ループコイル式やLHシステムなどのオービスもしっかりと検知したいなら、位置情報で取り締まりポイントを認識できるGPSに対応したレーダー探知機を選びましょう。
形状・タイプをチェック
一体型

By: amazon.co.jp
一体型は、アンテナとディスプレイが一緒になったレーダー探知機です。ダッシュボード上に設置して使うタイプで、「案内が見やすい」「設置が簡単」「操作がしやすい」などのメリットがあります。製品のバリエーションが豊富なので、デザインや機能にこだわりたい方にも最適。
数あるレーダー探知機のなかでも一番オーソドックスなので、悩んだら一体型タイプを選ぶのがおすすめです。
ミラー型

By: amazon.co.jp
ミラー型は、ルームミラーに直接取り付けて使うレーダー探知機です。パッと見た感じは普通のルームミラーと同じなので、ほかのレーダー探知機と違って目立たず車内に設置できます。レーダー探知機が欲しいけれど車内にこれ以上モノを増やしたくない方にもおすすめです。
ただし、製品価格が高かったり、角度が限られたりといった欠点もあるため、コストの低さや使いやすさを重視する方にはあまり適していません。
給電方法をチェック
シガープラグ

By: amazon.co.jp
シガープラグは、ほとんどのレーダー探知機で採用している最も一般的な給電方法です。シガーソケットにプラグを挿し込むだけで簡単に使えるので、機械が苦手な方や配線が面倒な方におすすめです。エンジンとレーダー探知機の電源が連動しており、わざわざ電源をつけたり消したりする手間がないのもポイント。
ただし、使用中は常にシガーソケットにプラグがついた状態になるため、どうしても車内の見栄えが悪くなってしまいます。また、シガーソケットから電源を取るほかのカー用品が使えなくなるので、ドライブレコーダーやカーナビなどで既にシガーソケットを使っている方は注意が必要です。
ソーラーパネル

By: amazon.co.jp
ソーラーパネル式のレーダー探知機は、太陽の光を電気に変えて給電します。ほかのレーダー探知機と違って面倒な配線の必要がないため、手軽にレーダー探知機を使ってみたい初心者の方におすすめです。車のバッテリーから直接給電をしないので、バッテリー上がりを起こす心配がないのもポイント。
ただし、ソーラーパネルを採用したレーダー探知機は、電力の関係からシンプルな作りのモノが多いので、機能性を重視する方にはあまり向いていません。
OBDⅡアダプター

By: amazon.co.jp
「OBDⅡアダプター」は、車のコンピューターと通信する「OBDコネクター」にアダプターを挿して電源を取ります。このOBDコネクターは、単に電源を供給するだけでなく、車両の正確な速度や移動距離もチェックできるので、トンネル内や山岳地などGPSが測位できない所でも、自車位置を特定してオービスをしっかりと検知が可能。
ただし、OBDⅡアダプターはレーダー探知機とは別売りなので、価格が5,000〜7,000円と高くコストパフォーマンスを重視する方にはあまり向いていません。
レーダー探知機のおすすめメーカー
ユピテル(YUPITERU)

By: amazon.co.jp
ユピテルは、東京都港区に本社を構える老舗のカー用品メーカー。360°撮影できる全方位ドライブレコーダーや、アニメのキャラクターがアナウンスするレーダー探知機など、ほかメーカーとは少し違った個性的な製品が魅力です。
価格の安いレーダー探知機が充実しているので、コストパフォーマンスを重視する方におすすめ。GPSデータの更新は有料ですが、更新頻度が高くGPS情報の登録件数も多いのがポイントです。
コムテック(COMTEC)

By: amazon.co.jp
コムテックは、レーダー探知機からエンジンスターターまで、さまざまな製品を取り扱う大手カー用品メーカーです。製品のバリエーションが非常に豊富なので、レーダー探知機の機能やデザインにこだわりたい方におすすめ。購入後も安心して使える長期保証やGPSのデータ更新が無料で付いてくるのもポイントです。
セルスター(CELLSTAR)

By: amazon.co.jp
セルスターは、神奈川県大和市に本社を置くカー用品メーカーです。主力商品はドライブレコーダーとレーダー探知機で、どちらも国内の三重工場で製造されています。製品のクオリティが高くアフターサポートも充実しているので、高品質なレーダー探知機が欲しい方におすすめ。GPSのデータの更新料が無料なのも魅力です。
レーダー探知機のおすすめランキング
第1位 ユピテル(YUPITERU) SUPER CAT LS700

ユピテルの人気シリーズ「SUPER CAT」の上位モデル。レーザー光の受信性能を高めた同社独自の「エスフェリックレンズ」を採用しており、遠方から発せられて微弱になったレーザー光もしっかりと検知が可能です。
新型レーダー式移動オービスから発せられる周波数帯「新Kバンド」の受信に対応しているのも大きなポイント。これ1台あればさまざまなタイプのオービスをしっかりと検知できます。
そのほか、レーダー波の誤警報を自動でキャンセルする「iキャンセル」や、対象エリアに近づくと実写で警告する「REAL PHOTO」、住宅密集地域での安全走行を促す「ゾーン30警報」など、使い勝手のよい便利な機能が充実しているのも魅力です。
第2位 コムテック(COMTEC) レーザー&レーダー探知機 ZERO 909LS

設置場所を選ばないセパレートタイプのレーダー探知機。付属の金属ステーを使用すれば、ハンドル脇やセンターコンソール、ダッシュボードステーなど、車内のさまざまな場所に取り付けて使えます。
業界最薄11.9mmのコンパクトなサイズを実現しながらも、従来のレーダー探知機で受信しにくかったレーザー式移動オービスに対応。位置情報による警告が可能なGPSデータにも対応しているので、どんなタイプのオービスもしっかりと検知できます。
別売オプションの「無線LAN内蔵SDHCカード」を使えば、最大1km手前からリアルタイムな取り締まりポイントを確認できるのも特徴です。
第3位 セルスター(CELLSTAR) レーダー探知機 AR-W86LA

基本性能が充実したレーダー探知機です。広い範囲のレーザー受信が可能な光学フィルターや、独自の判定アルゴリズムによるレーザー識別機能を搭載しており、遠く離れたオービスの存在もいち早く検知ができます。
GPS・グロナス・ガリレオ・みちびきの計4つの衛星電波を受信することで、都心部の高層ビル街や山間部などの測位精度が悪い場所でも正確な自車位置測位が可能。オービスに近づくとリアルなCG画像を表示する「リアルCG警告」に対応しているのも嬉しいポイントです。
機能面では、逆走を検知してドライバーに警告する「逆走警告」、大きな文字・標識で警告内容が見やすい「新警告、安全運転モード」、災害・危機管理通報サービス「災危通報」などに対応。3年の長期保証付きなので、購入後も長く安心して使えます。
第4位 コムテック(COMTEC) レーダー探知機 ZERO 307LV

便利な機能が充実したコムテックの人気モデルです。最高速度が切り替わる地点を警告する「速度警戒ポイント警報」や、GPSが受信できない場所でもオービスを警報する「Gシステム」、一般道・高速道を自動で判別する「オートモード」を搭載。
知らない道や初めて通る道でも安心してドライブが楽しめます。レーザー受光部に凸レンズを採用することで、受信するのが難しいレーザー式移動オービスをしっかりと検知できるのも魅力。
パソコンとmicroSDHCカードがあれば、新設オービスなどの新しい取締情報を無料でアップデートできます。
第5位 セルスター(CELLSTAR) セパレートミラーレーダー AR-6

車内にスッキリ設置できるミラー型のレーダー探知機です。本体とレーザー受信部はそれぞれ別々になっており、好みの場所に自由に設置が可能。ダッシュボード上に設置をしたくない方や、運転中の視界を妨げたくない方におすすめのモデルです。
逆走を検知して警告する「逆走警告」をはじめ、制限速度を常時表示する「制限速度テロップ表示」、走行状態に合わせた警告を行う「インテリジェント安全運転評価」など、機能面も充実。
別売りのオプション「OBDⅡアダプター」を使えば、山間部やトンネル内など正確なGPS測位ができない場所でも、高精度な警告が行えます。
第6位 コムテック(COMTEC) GPSレシーバー ZERO 108C

シガーソケットに挿すだけ使えるシンプルなレーダー探知機。重量はわずか64.5gと軽量で、取付けや持ち運びが簡単なので、家族や友人とシェアして使ったり、レンタカー・カーシェアで使ったりするのにおすすめです。
手頃な価格を実現しながら、最高速度30kmエリアを警告する「ゾーン30」や、正確な自車位置を素早く測位できる6種類の衛星受信に対応。無料の最新データダウンロード更新で、新設オービスなどの新しい取締情報をチェックできるのも特徴です。
オービス・取り締まりエリアなどの情報は、LEDフラッシュと音声で分かりやすく警告されるため、運転中でも視野を妨げることなく警告内容が確認できます。
第7位 ユピテル(YUPITERU) SUPER CAT GWR503sd

価格と性能のバランスに優れたレーダー探知機。3.6インチの大画面液晶を採用しており、道路標識や制限速度など警告内容が見やすいのが特徴です。待受画面は11種類から選択できるほか、待受画面を表示しないOFF設定や、1分間隔のローテーション表示にも対応。
独自のGPSデータで、レーザー式の固定オービスがしっかりと検知できるのも大きなポイントです。自動ドアなどの誤警報を防ぐ「i キャンセル」や、常に最新の仕様で使える「ファームウェア自動チェック」など、機能面も充実。
付属の「ボールジョイントブラケット」を使えば、レーダー探知機を見やすい高さに調節して使えます。
第8位 コムテック(COMTEC) レーダー探知機 CB-R02

1台2役の多機能レーダー探知機です。本体前面に最大200万画素のカメラを搭載しており、レーダー探知機としてだけでなくドライブレコーダーとしても使用可能。カメラには「HDR/WDR機能」がついているので、夜間映像でもクッキリとした鮮明な映像が記録できます。
機能面では、最高速度が切り替わる地点を知らせてくれる「速度警戒ポイント警報」、制限速度30kmエリアを警告する「ゾーン30」、Xバンドをそれぞれ識別して専用のグラフィックで警報する「レーダー波識別」に対応。
超高感度トリプルエンジンで、常に正確な自車位置が測位できるの魅力のひとつです。
第9位 ユピテル(YUPITERU) レーダー探知機 A1

ソーラーパネルを搭載したコンパクトなレーダー探知機。太陽光が当たる場所に設置すれば、面倒な配線不要ですぐに使えます。万が一充電がなくなった場合には、シガープラグコード経由で直接充電して使えるのも嬉しいポイントです。
気軽に購入できるリーズナブルな価格を実現していながら、遠くの取り締まりを探知する「Wスーパーヘテロダイン」や、高精度識別を可能にするステルス識別・新Hシステムに対応。コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめの1台です。
レーダー探知機を選ぶ際には、GPS付きレーダー探知機を選んでおくと、さまざまなオービスの種類に対応できるのでおすすめ。ほかにも一体型やミラー型などさまざまなモデルがラインナップされています。本記事を参考に、自分に合ったモデルを選んでみてください。また、レーダー探知機を備えていても、速度制限をしっかりと守って安全運転を常に心がけましょう。