野生動物の観察や防犯などに役立つ「トレイルカメラ」。製品ごとに性能や使いやすさが異なるため、対象物や環境、用途に合ったモノを選ぶのが大切です。

今回は、トレイルカメラのおすすめアイテムをピックアップ。防犯カメラとの違いや選び方についても解説するので、ぜひチェックしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

トレイルカメラとは?

トレイルカメラとは、センサーカメラや野生動物カメラとも呼ばれるカメラのことです。動物や人の熱を検知して自動で動画・静止画を撮影するのが特徴。農作物の盗難防止や獣害対策、不法投棄の監視など、さまざまな用途に使えて便利です。

一般的なトレイルカメラは、周囲が暗くなると自動で暗視モードに切り替わります。光量が少ない環境や暗闇でも動体をくっきり撮影できるのが魅力。夜行性の動物を監視するときや、動物のけもの道を把握したい場合にも活用できます。

トレイルカメラと防犯カメラの違い

常時録画を行う防犯カメラに対して、トレイルカメラはセンサーで動体を感知したときのみ撮影します。そのため消費電力が低く、乾電池を使用するのが一般的。場所を選ばず手軽に設置できるのがメリットです。

トレイルカメラは、屋外での使用を想定して設計されているのもポイント。多くのモデルが防塵・防水性能を有しています。

トレイルカメラのおすすめ

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) トレイルカメラ 400-CAM107

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) トレイルカメラ 400-CAM107

楽天レビューを見る

最大90°の角度に対応した人感センサーを搭載したトレイルカメラです。センサーにより人や動物の動きを検知します。人や動物を検知すると0.2秒のスピードで撮影を開始するのが特徴です。気温や周辺の温度状況などにもよりますが、センサーは最大20m先まで反応。暗所の動体も検知するため、鳥獣被害の対策にもおすすめです。

設置方法は、直置き・壁掛け・ベルトの3通りです。壁に取り付けたり支柱に巻きつけたりと、さまざまな場所で使えます。乾電池から電源を供給できるため、コンセントがない屋外でも使用可能です。

microSDカードの容量は最大512GB。大容量モデルなので、一度にたくさんのデータを保存できます。容量がいっぱいになったときは、古いデータから削除して上書きする仕組みです。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) トレイルカメラ 400-CAM092

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) トレイルカメラ 400-CAM092

楽天レビューを見る

夜間でも気づかれにくいLED非点灯タイプのトレイルカメラです。赤外線LEDライトが光らないので、野生動物や不審者に気づかれにくいのが特徴。トレイルカメラの存在を隠しながら撮影したいときにも活用できます。

電源供給方法は乾電池式です。撮影したい場所に設置できます。また、省エネ性能に優れているのもポイントです。

IP66相当の防塵防水性能を内蔵しています。水しぶきやホコリ、湿気などの環境にも耐えられるのが魅力です。環境の変化を受けやすい場所にも設置できます。

塚本無線 トレイルカメラ WTW-TCS36AP

塚本無線 トレイルカメラ WTW-TCS36AP

By: wtw.jp

楽天レビューを見る

スマートフォンとの連携機能を実現したトレイルカメラです。「アクセスポイントモード」を使用することで、スマートフォンとトレイルカメラを連携できます。「アクセスポイントモード」の電波圏内であればインターネット環境は不要で使用可能です。

静止画は4800万画素、動画撮影は200万画素の高画質撮影にも対応。高解像度のため、人の顔もはっきりと捉えられるのが魅力です。

本体はソーラーパネル一体型のデザインを採用しています。太陽光からの給電もおこなえるので、面倒な電池交換の手間は不要。また、乾電池も使用できます。用途に合わせて電源の供給方法を選択可能です。

セキュステーション(SecuSTATION) トレイルカメラ SC-ML63

セキュステーション(SecuSTATION) トレイルカメラ SC-ML63

楽天レビューを見る

撮影から映像の確認まで1台でおこなえるトレイルカメラです。視認性の高い液晶モニターを搭載しているので、撮影後のデータを簡単にチェックできます。

高画質を実現しており、人物の表情や車種、ナンバープレートなどの情報を把握できるのもポイント。トレイルカメラの機能を利用して自宅や事務所まわりの防犯対策をしたい方にもおすすめです。

温度と日付を同時に記録する「タイムスタンプ機能」を内蔵しています。撮影時に細かいデータを付け加えられるのが魅力です。

本体の横幅は9cm。幅を取りにくい設計に仕上げているため、さまざまな場所に設置できます。また、IP65相当の防塵防水規格に対応しているので、過酷な環境下でも使用できます。

トレル(TREL) トレイルカメラ 40J-T

トレル(TREL) トレイルカメラ 40J-T

夜間撮影に対応した高性能なトレイルカメラ。ストロボフラッシュや白色LEDフラッシュを搭載しており、暗闇でもカラー映像を鮮明に記録します。さらに、赤外線LEDを利用した目立たないシロクロ撮影も可能で、さまざまな用途に応じた撮影を実現します。

最大4800万画素の静止画や音声付きフルHD動画の撮影に対応しているのも特徴です。トリガースピードは1秒未満と高速で、野生動物や一瞬の動きも捉えられます。日本語と英語に対応した多言語メニューにより、操作性も良好です。内蔵の2.3インチLCDモニターを使えば、撮影した画像や動画をその場で簡単に確認できます。

センサー反応距離とフラッシュ照射距離はともに最大30mと広範囲をカバーします。SDカード上書き機能を搭載しているため、容量不足の心配なく長期間使用が可能です。単3電池8本または外部電源で駆動でき、屋外での使用にも便利。高解像度と多機能を兼ね備えた、さまざまな場面で活躍するカメラです。

ハンファQセルズジャパン トレイルカメラ DVR-Z4

ハンファQセルズジャパン トレイルカメラ DVR-Z4

コンパクトサイズながら多機能を実現したトレイルカメラです。高感度のPIRモーションセンサーを採用しています。人感センサーにより、動きを検知したときに自動で録画を開始する仕組みです。本体前面には液晶ディスプレイを配置しているため、映り方を確認できます。防犯カメラとしても使いたい方におすすめのトレイルカメラです。

SDカードの容量がいっぱいになると、自動で上書き録画をします。不要な古いデータから自動消去しながらデータ容量を確保するため、撮り逃しの心配が少ないのもポイント。何度もトレイルカメラを取り外してSDカードを操作する手間を軽減できます。

本体はコンパクトサイズかつ軽量。直置きやベルトの取り付け、壁掛けなど、さまざま方法で設置できます。

ハンファQセルズジャパン トレイルカメラ DVR-Z0

ハンファQセルズジャパン トレイルカメラ DVR-Z0

フルHDの高画質で動画撮影ができるトレイルカメラです。高性能な「フロントモーションセンサー」と「サイドモーションセンサー」を組み合わせており、広範囲をカバーしています。PIR検知角度が120°、PIR検知範囲が最長20mで、その範囲に動きがある場合のみ録画可能です。

SDカードの容量がいっぱいになると、自動で上書き録画する仕組みです。古いデータは削除して自動で容量を確保します。不要なデータを削除するので、大切なデータの破棄を防げるのがポイントです。

本製品は乾電池式。電源のないシチュエーションでもトレイルカメラを使えるのが魅力です。

ハンファQセルズジャパン トレイルカメラ DVR-Z1PLUS

ハンファQセルズジャパン トレイルカメラ DVR-Z1PLUS

楽天レビューを見る

4Kのビデオ解像度を実現したトレイルカメラ。人感センサーを採用しており、動体を検知したときだけ録画をする仕組みです。検知範囲が広く、自宅や事務所のセキュリティ対策にも活用できます。

本体には液晶ディスプレイを配置しているので、撮影後その場で映像をチェックできるのがポイントです。

赤外線LEDを内蔵。街灯のない暗闇でも撮影ができます。40個の赤外線LEDを備えており、最大約20m先まで照射可能です。昼間と夜間の撮影モードは自動で切り替えます。

設置方法は、直置き・ベルト・壁掛けの3通りです。監視したい場所に応じて置き方を変えられます。

Hapimp トレイルカメラ

Hapimp トレイルカメラ

最大4800万画素の高解像度を実現したおすすめのトレイルカメラです。赤外線LEDを採用した夜間撮影機能を搭載しているため、昼夜を問わず撮影が可能。約90°の検知範囲で暗所に潜む動物の姿をくっきりと映し出します。

IP66相当の防塵防水性能に搭載。ホコリや水に強い設計なので、雨や風など過酷な環境下でもアクティブに使い続けられます。

専用アプリ「TrailCam Go」をインストールすると、スマホとの連携が可能。スマホからリアルタイムで監視映像をチェックしたり、撮影データをスマホに転送したりと、さまざまな便利機能を活用できます。機能性だけでなく、使いやすさにこだわっているのが魅力です。

Hapimp フルHD トレイルカメラ

Hapimp フルHD トレイルカメラ

フルHDの高画質で記録ができるトレイルカメラです。22個の赤外線ライトと高性能なPIR動体検知センサーを搭載しています。最大約20mまで対応しているのが特徴です。日中の明るい時間帯だけでなく、街灯のない真っ暗な環境でも撮影をおこなえます。

IP66相当の防塵防水性能を内蔵。水やホコリの影響を受けやすい環境下でも使えます。また、SDカードは最大32GBまでの容量に対応。容量がいっぱいになったときは、古いデータを自動削除して容量を確保します。

電源の給電方法は、乾電池・ACアダプター・ソーラーの3種類。コンセントが近くにないときは、乾電池やソーラーを使用できます。設置場所や用途に合わせて電源の供給方法を切り替えられるのがポイントです。

VOOPEAK トレイルカメラ TC19-4K

VOOPEAK トレイルカメラ TC19-4K

高画質の4K撮影に対応したトレイルカメラです。高性能なイメージセンサーを内蔵しており、対象物の色合いや姿も鮮明に捉えられます。野生動物や不審者の監視をしたいときにも便利です。

約0.1秒の高速トリガーを実現しています。予測できない動きをする被写体も撮り逃す心配が少ないのが魅力です。また、26個の赤外線LEDライトを備えており、真っ暗な環境でも映像を撮影できます。玄関や裏口、ガレージなどの防犯対策にも便利です。

ソーラーパネル一体型の構造もポイント。別売りのソーラーパネルを購入したり、取り付けたりする手間は不要です。太陽光だけでなく、乾電池や充電式バッテリーからの電源供給にも対応しています。

VOOPEAK トレイルカメラ TC11

VOOPEAK トレイルカメラ TC11

2インチのカラーLCDディスプレイを採用したトレイルカメラです。視認性が高く、撮影したデータをしっかりと確認できます。映像の見やすさを重視している方におすすめです。

本製品は、高感度自動赤外線技術を採用。周囲が暗くなると自動で夜間撮影モードに切り替えます。約120°の検知範囲を実現しており、広範囲を画角におさめられるのも特徴です。玄関やガレージ、裏口などの防犯対策にも役立ちます。

32GBのSDカードが付属。SDカードに撮影データを保存できるため、後から映像をチェックするときや、証拠映像を提出するときにも便利です。USBケーブルを使ってモニターに繋ぐと、大画面で撮影データを確認できます。

VOOPEAK トレイルカメラ TC15

VOOPEAK トレイルカメラ TC15

昼夜を問わずクリアな撮影ができるトレイルカメラです。明るさの影響を受けず、細部まで鮮明に映し出せるのが特徴。動画は4Kに対応しているので、動物や人物の姿もクリアに残せます。120°の広視野角モデルなので、広範囲を撮影したいときにも活用できます。

自然の環境に馴染みやすい独自の「カモフラージュデザイン」を採用。動物や不審者にカメラの存在を隠しながら撮影ができます。害獣対策や自宅のセキュリティ対策にもおすすめです。

本体上部には、ソーラーパネルを搭載。太陽光からバッテリーを確保できるのが魅力です。日あたりのよい場所に設置しておけば、頻繁に充電をする手間は不要です。

VOOPEAK トレイルカメラ

VOOPEAK トレイルカメラ

利便性の高さを追求する方におすすめのトレイルカメラです。専用アプリ「WILDLIFE CAM」を使うことで、スマートフォンとトレイルカメラの連携が可能。Wi-Fiの届く範囲であればスマートフォンからリアルタイムで監視映像をチェックしたり、撮影データをスマートフォンにダウンロードしたりと、さまざまな便利機能を活用できます。

広視野角を実現し、広範囲をカバーできるのも魅力。玄関や裏口、ガレージなどに設置すれば、防犯対策にも役立ちます。

IP66相当の防塵防水性能を実現。雨やホコリ、湿気などの環境にも耐えられるため、屋外でも快適に使用できます。野生動物の姿を撮影したいときにも便利です。

KJK トレイルカメラ KJK-HC230

KJK トレイルカメラ KJK-HC230

約0.05秒の高速なトリガースピードを実現したトレイルカメラです。検知角度は約130°。広範囲をカバーしているので、予測できない動きをする野生動物の姿も撮影できます。

低輝度の赤外線LEDとPIR動体検知センサーを組み合わせており、夜間などの暗所でも写真や動画撮影が可能です。

撮影モードのなかには、タイムラプス機能を搭載。植物の変化や野生動物の存在を監視したいときにも便利です。

Wosports トレイルカメラ G600-4k-jp

Wosports トレイルカメラ G600-4k-jp

夜間でも鮮明な映像を撮影できるトレイルカメラです。赤外線暗視モードを搭載しており、野生動物が生息する森や街灯のない裏路地などでもくっきり見やすい動画を撮影します。約120°の検知範囲を実現しているので、死角が少なく広範囲をカバーできるのがポイントです。動体を検知してから約0.2秒の速度で検知して捉えます。

本体前面には、2インチのLCD液晶ディスプレイを配置しています。撮影後のデータをその場でチェックできるのが便利です。機能性だけでなく、使いやすさにもこだわっています。

CEYOMUR トレイルカメラ

CEYOMUR トレイルカメラ

はじめての方も使いやすい構造に仕上げたトレイルカメラです。液晶画面とレンズ側が同じ「オープンフロントデザイン」なので、映り方を見ながらカメラの位置を切り替えられます。

夜間撮影にも対応。暗闇のなかでもモノクロ画像として捉えられるので、動物の姿や不審者の様子を記録できるのがポイントです。害獣対策や自宅の防犯対策にも活用できます。

通常の録画モードだけでなく、タイムラプスや音声録音、タイムスタンプなど、機能も豊富。コストパフォーマンスの高さを重視している方にもおすすめです。

また、取り付けるためのブラケットとストラップが付属。木の幹や支柱にも簡単に取り付けられます。

K&F Concept トレイルカメラ JPKF35.066

K&F Concept トレイルカメラ JPKF35.066

0.2秒の高速なトリガースピードを実現したトレイルカメラです。約120°の検知範囲に対応するPIR人感センサーを搭載しています。動きの速い野生動物もすばやく捉えて撮影が可能です。

赤外線は不可視ランプを採用しており、肉眼では捉えられない赤外線を照射します。暗闇でも動物や人物に気づかれにくいので、隠し撮りをするときにも便利です。

本製品は、IP66相当の防塵防水性能に対応。屋内・屋外を問わず、過酷な環境下でも撮影を続けられます。乾電池からの給電に対応しており、電源を確保できないシチュエーションでも使えるのもポイントです。

koolsoo トレイルカメラ

koolsoo トレイルカメラ

不可視赤外線技術を採用したトレイルカメラです。26個の赤外線LEDを搭載しており、夜間時の場合で約10m先まで撮影できます。夜間の防犯対策や害獣の監視をしたいときなどに便利です。

IP54相当の防塵防水性能に対応。水滴やホコリの影響を受けにくく、環境の変化を受けやすい場面でもアクティブに使えるのがポイントです。

手のひらにおさまるコンパクトサイズなのもポイント。小型モデルなので、持ち運びも簡単です。また、多機能ながら比較的リーズナブルな価格を実現しています。コストパフォーマンスの高さを重視している方にもおすすめです。

VANBAR トレイルカメラ D300-2022-9-26

VANBAR トレイルカメラ D300-2022-9-26

最大20m先の遠距離撮影を実現したトレイルカメラです。熱と動きを検知する高精度なPIR動体検知録画機能を搭載しています。動物や人を認識すると、すばやく録画を始めるのが特徴。監視時間帯を選択する機能やセンサーの感度を調節する機能を備えているので、無駄な電池消耗をおさえられます。

録画機能だけでなく、音声録音も可能。マイクを利用すると、不審者の声や動物の鳴き声などもデータとして保存できます。音声の証拠を録りたいときにも便利です。

赤外線を活用した夜間撮影機能を備えています。昼夜の撮影モードは自動で切り替えるため、手動での操作が不要。夜間はモノクロ撮影になります。明るさを選ばず、視認性の高い映像を撮影できます。

トレイルカメラの売れ筋ランキングをチェック

トレイルカメラのランキングをチェックしたい方はこちら。

トレイルカメラの選び方

用途に合ったランプの種類を選ぶ

撮影時にランプが光らず気づかれにくい不可視ランプ

By: amazon.co.jp

不可視ランプを採用しているトレイルカメラは、肉眼では見えない赤外線を照射して撮影します。暗闇でも撮影中だと気づかれにくいのが魅力です。

犯罪の決定的証拠を撮影したいときや、明るい光に驚いて逃げてしまう野生動物を観察するときなどに役立ちます。一方、ほかの種類と比べるとラインナップが少ない点はデメリットです。

夜間でもくっきり撮影できる可視ランプ

By: amazon.co.jp

可視ランプ搭載モデルは、赤外線照射時にレンズ付近が赤く発光するのが特徴。被写体に赤外線を照射することで、暗闇でも鮮明に撮影できます。不可視ランプと比べて赤外線照射距離が長いのが利点。広範囲を監視したいときに役立ちます。また、暗闇でも動体をくっきり撮影可能です。

一方、暗闇に設置した場合は、トレイルカメラの存在に気づかれてしまう可能性も。トレイルカメラを目立たせることで、犯罪を未然に防ぎたい方におすすめです。

動物や不審者への威嚇になるストロボフラッシュ

By: rakuten.co.jp

ストロボフラッシュを備えたトレイルカメラは、瞬間的に強い光を照射して撮影します。シャッタースピードを速くでき、ブレの少ない静止画を撮影可能です。野生動物や不審者を威嚇したい場合にも便利。一方、警戒心の強い動物の生態を観察したい場合は不向きです。

なお、ストロボフラッシュは製品ごとに照射距離が異なります。設置場所と撮影したい対象物が離れている場合は、ストロボフラッシュが届かない可能性がある点に留意しましょう。

防水・防塵性能はIP65以上がおすすめ

By: sanwa.co.jp

環境の変化を受けやすい場所で使用する場合は、防塵防水性能をチェックしておきましょう。

トレイルカメラの防塵防水性能は、国際電気標準会議が定めた「IPコード」が参考になります。IPに続く数字が大きいほど、優れた防塵防水性能を発揮するのが特徴です。たとえば、IP68の場合、6等級の防塵性能と8等級の防水性能を備えていると判断できます。水しぶきやホコリ、湿気など過酷な環境下で使用する場合は、IP65以上の製品がおすすめです。

動体検知距離・角度をチェック

By: sanwa.co.jp

トレイルカメラを選ぶ際、動体検知距離と角度の確認は重要です。動体検知距離とは、カメラのセンサーが被写体の動きを感知できる最大距離のことを指します。一般的に、短いもので約15m、長いもので約25m程度です。

ただし、被写体の大きさや周囲の気温によって感知距離は変動します。たとえば、大型のシカやイノシシなどは遠くからでも感知できますが、小型のネズミや小鳥などは近距離でないと感知が難しい場合も。また、外気温と被写体の温度差が小さい場合、センサーの反応が鈍くなることもあります。

動体検知角度は、カメラのセンサーが感知できる範囲の広さを示します。広角タイプのモノほど広範囲でセンサーが稼働しますが、画角を広げるとセンサーや赤外線LEDの性能もそれに合わせて強化する必要があり、バッテリーの消耗が激しくなる可能性も。設置場所や撮影目的に応じて、適切な検知距離と角度を持つカメラを選ぶことが大切です。

画質を選ぶ

By: sanwa.co.jp

トレイルカメラの画質は、主にフルHDと4Kの2種類。フルHDは1920×1080、4Kは3840×2160の解像度を表します。4KはフルHDと比べて約4倍の解像度を発揮するため、高精細な映像を記録できます。

高画質での撮影に対応した製品は、不審者の顔や服装、野生動物の姿などを確認しやすいのが魅力です。撮影データを拡大しても画質の劣化が少なく、決定的な証拠を残せます。

電源方式をチェック

電池式

By: sanwa.co.jp

乾電池で動作する電池式のトレイルカメラは、コンセントから電源を取る必要がなく、山林や田んぼ、倉庫などさまざまな場所に設置できます。

なかには、ソーラー充電と併用して使えるタイプもラインナップ。給電方法の選択肢が多いモデルは、1台で幅広いシーンに対応できるのでおすすめです。

ソーラー式

By: wtw.jp

ソーラー式のトレイルカメラは、太陽光エネルギーを利用して電源を供給するのが特徴。電池交換の手間やコストがかからないのがメリットです。日当たりのよい場所に設置するなら、ソーラー式も選択肢に入れてみてください。

一方、天候の影響を受けやすく、発電量が安定しない点はデメリット。乾電池やAC電源など、ほかの給電方法にも対応する製品を選ぶのがおすすめです。

トリガースピードをチェック

トリガースピードとは、赤外線センサーが動体の熱を感知してからシャッターを切るまでの時間のことです。動体を検知してからシャッターを切るまでの時間が短いほど、撮り逃しを防げます。

なかには、1秒以下の高速トリガースピードを持つ高性能なモデルも登場しています。動きの速い動物の撮影を目的とする場合におすすめです。1秒以下の製品であれば、シャッターを切った瞬間にフレームアウトしていたり、見切れていたりする撮影ミスを軽減できます。

あると便利な機能をチェック

タイムラプス撮影

タイムラプス撮影とは、一定間隔で撮影した静止画をつなぎ合わせて連続で表示する手法。低速度撮影とも呼ばれ、時間とともに動く雲の流れや、街中を歩く人々を撮影するときに重宝します。

トレイルカメラにおいては、動物や人の一連の動きを確認したい場合などに便利です。センサーの反応に左右されないため、植物の定点観測や河川の氾濫状況の確認などにも活用できます。

スマホ連動機能

By: amazon.co.jp

トレイルカメラのなかには、スマホと連携することで、さまざまな便利機能を活用できる製品もラインナップ。スマホでカメラの状態を確認したり、撮影データをチェックしたりできます。

スマホ連動機能を備えていれば、わざわざトレイルカメラの設置場所まで足を運ぶ必要がないので便利です。