パン生地を作るのに役立つ「パンこね機」。時間と労力を減らしながら、手ごねのような仕上がりになるのが魅力です。一度に多くのパン生地をこねられるモノからスイーツ作りなどにも使える多機能のモノまで、さまざまな製品がラインナップされています。
今回は、パンこね機の選び方のポイントとおすすめの製品をご紹介。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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パンこね機とホームベーカリーの違いとは?
ホームベーカリーとは、こねる作業から焼き上げまでを自動で行う機械。ボタンを押すだけでパン作りの大部分の工程をこなしてくれるので、手軽にパンを作りたい方におすすめです。
パンこね機はこねる作業に特化しているのが特徴。ホームベーカリーよりも自分の手で行う作業は多くなりますが、生地の量を細かく調節できるうえ、手ごねのようなふわっとした生地に仕上がるのが魅力です。
パンこね機のおすすめメーカー
日本ニーダー(Nihon Kneader)
神奈川県藤沢市に本社を構える「日本ニーダー」は、パン作りが楽しくなるような製品を多く開発しています。製品の製造に加え、レシピや料理教室も運営しているため、初めてパン作りを体験する方でも手に取りやすいのが魅力です。
パンこね機をはじめ、電子発酵器など本格的にパン作りを楽しめる製品も取り揃えているのもポイント。お手入れのしやすさにもこだわっており、清潔に使用したい方にもぴったりです。
日本ニーダーのパンこね機は、外釜方式のモノが多く、使用中にモーター熱をカットできるのが魅力。保冷剤も付属しているため、生地温度の上昇を押さえられるモノを探している方にもおすすめです。
大正電機(taisho)
1975年に設立した「大正電機」は、家庭用パンこね機を多く取り揃えています。自宅で手軽にパンをこねられるよう、長年にわたり研究し続けているのが特徴。パンこね機のほか、電子発酵器にも力を入れており、美味しいパンを作りたい方から多くの人気を集めています。
大正電機は、パンニーダータイプのパンこね機を多く取り揃えており、ハイパワーで安定感のある生地を作れる点がメリット。内釜方式を採用しているので、コンパクトな形状のモノを探している方にもおすすめです。
キッチンエイド(KitchenAid)
おしゃれなキッチンアイテムを販売する「キッチンエイド」。スタンドミキサー・ハンドミキサー・フードプロセッサーなど、料理やお菓子作りに役立つアイテムを多く取り揃えているのが特徴です。カラフルなデザインのモノが多いため、出しっぱなしでも様になります。
キッチンエイドのスタンドミキサーは、10種類以上のアタッチメントを取り付けられるのが魅力。アタッチメントを交換すれば、パスタ・ハンバーガー・ベジヌードル・ケーキなどさまざまな料理を作れます。1台で何役もこなせるモノが欲しい方は、ぜひチェックしてみてください。
パンこね機のおすすめ|家庭用
日本ニーダー(Nihon Kneader) パンニーダー PK660D
気軽にパンをこねられる外釜方式の製品です。モーター熱をカットして生地の温度上昇を防ぎ、過発酵やアルコール臭が強く残るのを防げます。
スピード調節機能が付いているのもポイント。生地の様子を確かめながら無段階で細かくスピードを調節できるのが特徴です。また、30分までのタイマー機能も搭載しているので、こね過ぎを防止できます。
透明のプラスチック製のポットを採用しており、こねている間の生地を確認しやすいのがポイント。取り外しが可能なため、お手入れしやすいだけでなく、使い終わったら省スペースで保管できます。
ドーム型の蓋が付属しているのも魅力。粉の飛散を抑えられるほか、生地の乾燥を防げるのも便利です。
日本ニーダー(Nihon Kneader) パンニーダー PK1012plus
特許を取得したこね羽根によって、きめ細かくてなめらかな生地を作れるパンこね機。天然酵母・全粒粉・糖質オフ・添加物なしなど、さまざまな種類のパン作りに使用できます。健康的なパンを作りたい方にもぴったりです。
デジタルタイマー式で、こね・発酵・ガス抜きの工程の時間設定が可能。工程の途中で運転を停止して生地の様子を確認できるのも便利です。また、スピードは5段階で調節できます。
粉の量は0.3〜1.2kgまで対応。大量にパンを作りたい方や、パン教室で使えるパンこね機を探している方にもおすすめです。パワフルなモーターを搭載しながらも、静音設計を採用。夜や早朝にパン作りをしたい方にも適しています。
大正電機(taisho) Lニーダー パンこね機 KN-1000
パン生地粉を最大1kgまで入れられる内釜式のパンこね機です。発酵タイマー機能を搭載しており、5分単位で設定できます。パン生地だけでなくうどんの生地や餅も作れるため、多目的に使えるモデルを選びたい方にもぴったりです。
フッ素加工のポットや樹脂製の羽根を採用しているのもポイント。さらに、専用の上蓋は、パットとしても使用できます。
大正電機(taisho) パンこね機 KN-1500
ハイパワーモーターを搭載しているパンこね機。パンやうどんの生地作りだけでなく、卵や生クリームの泡立てにも対応しています。スイーツ作りにも使えるモデルを選びたい方におすすめです。
パンやケーキなど、好みのコースをワンタッチで選択可能。直感的に操作できるため、扱いやすいパンこね機が欲しい方にも適しています。
デジタル表示によって残り時間をすぐに把握できるのが便利。また、終了時にはブザーが鳴るので、タイミングが分かりやすいのもポイントです。
キッチンエイド(KitchenAid) スタンドミニミキサー 9KSM3311XHT
鮮やかな色味が印象的な、スタンドミキサータイプのパンこね機です。カラーバリエーションは、ブラックダイヤモンド・ホットソース・アイスブルーなどをラインナップ。おしゃれなモデルを選びたい方にもぴったりです。
キッチンエイドの製品の中でも小型なので、扱いやすいのがメリット。また、比較的軽量で使いたいときにスムーズに取り出せます。
エンロ(ENRO) スタンドミキサー
ドゥーフック・ビーター・ワイヤーホイップのアタッチメントを付け替えられる便利な製品。スタンドミキサータイプのパンこね機を選びたい方におすすめです。パン生地をこねるには、ドゥーフックの使用が適しています。
ビーターをセットすると、クッキー生地を最小限の労力で作れるのがポイント。ハンバーグのミンチやマッシュポテト作りも簡単です。また、ワイヤーホイップは、生クリームをホイップしたいときに使用できます。
12段階のスピードモードを搭載。はじめは1に設定して徐々にスピードを上げるなど、用途や材料に応じて細かく設定できるのがメリットです。0〜20分まで設定できるタイマー機能も付いています。
ルームメイト(ROOMMATE) パーフェクト2wayミキサー RM-80A
スタンドミキサーとハンドミキサーの2WAYで使用できるモデル。スタンドに本体をセットすることで、ハンズフリーで使用できるのがメリットです。パン生地のときはスタンドミキサー、生クリームを泡立てるときはハンドミキサーなど、目的に合わせて使い分けられます。
アタッチメントはビーターとニーダーの2種類。パン生地作りにはニーダーを使用します。スイッチを押すだけですぐに取り外せるのが便利です。価格が安いのも魅力。購入コストを抑えたい方にもぴったりです。
パンこね機のおすすめ|業務用
日本ニーダー(Nihon Kneader) 業務用パンニーダー PK2120pro
小規模な店舗向けの業務用パンこね機。粉量は0.6~2.0kgまで対応しており、パンだけでなく、ピザ・うどん・パスタの生地も作れます。
ステンレス製のポットの内側に、マイクロディンプル処理を施しているのもポイント。耐久性が高いだけでなく、お手入れしやすいのがメリットです。また、ニーディング時の摩擦熱による生地の温度上昇を抑えられます。
スピードは5段階で調節できるため、粉を入れる段階ではスピードを落とすなど、工程に応じて切り替えられるのが便利。1〜30分まで設定できるタイマー機能を備えています。
特殊な形状のこね羽根を採用しているのも特徴。外側から中へと包み込むようにこねることで、きめ細やかな生地ができ上がります。また、レーズンなどの材料を混ぜてこねられるのもポイントです。
日本ニーダー(Nihon Kneader) 業務用パンニーダーPK2120
家庭用の100V電源で使える業務用パンこね機。設置場所を問わず気軽に使用できます。ベーカリーカフェなど、小規模の店舗に適したモデルです。
セパレート式でステンレスポットは取り外し可能。ポットをもう1個購入すると、時間差で大量のパン生地を作ることもできます。
ステンレスポットは鏡面仕上げで、凹凸のない形状が特徴。高級感があるだけでなく、お手入れしやすいのがメリットです。また、生地が膨らんでも使えるドーム蓋が付いており、粉の飛散を防止できます。
別売りの混ぜ込み羽根を取り付けると、肉をこねられるのもポイント。ハンバーグなどの料理の下ごしらえにも使えます。
愛工舎製作所(AICOHSHA MFG) ケンミックス アイコー シェフPRO KPL9000S
スタイリッシュなデザインが特徴のパンこね機です。汚れや指紋が付きにくい塗装を施しているため、お手入れが簡単。業務用ですが、コンパクトサイズで扱いやすいのがメリットです。
ホイッパーやビーターなど付属品が充実。オプションパーツを使用すると、パン生地作りだけでなく、料理の下ごしらえなどにも使えます。多目的に使えるモデルを選びたい方にぴったりです。
また、ミキサーヘッドを上げるとミキシングが止まる安全装置を搭載。フィンガーガードが付いているので、指が巻き込まれるのを防げます。
レマコム(REMACOM) ミキサー 卓上型 RM-G10A
独自の技術によって、運転中でも速度を調節できる便利なパンこね機。5段階で設定できるため、生地の種類によって適切な速度でこねられます。
ワイヤーホイップ・ビーター・スパイラルドゥーフックの3種類のアタッチメントが付属。用途に合わせて付け替えられます。パン生地やピザ生地をこねたいときには、スパイラルドゥーフックがぴったりです。
2段階の安全装置が付いているほか、欧州安全規格に準じたセーフティガードを標準装備しています。安全性を重視する方にもおすすめです。ほかにも、運転中でも材料を入れられる投入口を搭載。適切なタイミングで水や材料を投入できます。
キプロスター(KIPROSTAR) 業務用卓上型ミキサー PRO-DMX7
ステンレス製のアタッチメントとボウルを採用しているパンこね機です。耐久性と耐食性に優れているのがメリット。また、本体ヘッドカバー以外の部分には、アルミダイキャストフレームを使用しているのも特徴です。
ホイッパー・平面ビーター・ドゥーフックの3種類のアタッチメントが付属し、用途に応じて使い分けられます。材料の量やボウルとの距離に応じて、アタッチメントの高さを変えられるのも便利です。
ボウルと台座に凹凸が設けられているので、安定感があるのも魅力。本体の底面には吸盤が付いており、運転中にガタつくのを抑えられます。ほかにも、誤動作を防ぐ遅延ダイヤルを搭載。電源を入れて起動音が鳴った後にダイヤルを回すと、動き出す仕様です。
パンこね機の選び方
作りたい分量に合わせて家庭用か業務用かを選ぶ
パンこね機は、家庭用と業務用の2種類があります。一度に作りたいパン生地の量に応じてチェックするのがおすすめです。
家庭用のパンこね機は、コンパクトサイズで扱いやすいのがメリット。省スペースで使えるモデルを選びたい方や、少量の材料でパンを作りたい方に適しています。
業務用は投入できる粉の量が多いので、一度に大量のパンを作りたい方にぴったり。家庭用電源で使えるモデルなら、場所を選ばず気軽に使用できます。家庭用に比べて大型の製品が多い点には注意が必要です。
タイプをチェック
スタンドミキサータイプ
スタンダードミキサータイプのパンこね機は、パン作りだけでなくお菓子作りにも活躍。多用途で使用したい方におすすめです。
スタンダードミキサータイプの多くは、ワイヤーホイップ・平面ビーター・パスタローラーなど、豊富なアタッチメントを取り付けられるのが特徴。用途に合わせてアタッチメントを選べるので、1台持っておくとさまざまなシーンで重宝します。
ドゥーフックは、パンやピザなどの生地をこねるのにおすすめのアタッチメント。重量のある生地を効率よく練り混ぜられるので、手でこねる手間が省けます。パンこね機をメインで使用したい方は、ドゥーフックが付属しているか確認しておきましょう。
なかには、複数のアタッチメントが付属しているモノもあります。お菓子作りや普段の料理でも使用したい方は、ほかのアタッチメントの種類もあわせてチェックしてみてください。
パンニーダータイプ
パンニーダータイプのパンこね機は、パン生地をこねるのに適しています。パン・ピザ・うどん・蕎麦・パスタなど、さまざまな生地にも対応しているのもポイントです。
内釜・外釜方式の2種類に分かれており、釜の中にこね羽根が設置されているのが特徴。生地を切らずに手ごねのようにこねられるため、きめ細かい生地の仕上がりに期待できます。ハイパワーで安定したパン生地を作りたい方はチェックしてみてください。
パンニーダータイプのパンこね機には、タイマー機能を搭載したモノが多いので使い勝手も良好。ほかにも、静音設計・終了ブザーなどの便利な機能が搭載されているモノもあるため、機能性を重視したい方にもおすすめです。
機能をチェック
スピード切り替え機能
生地にこだわりたい方には、スピード切り替え機能が付いた製品がおすすめ。作るモノに合わせてぴったりなスピードを選べるので、仕上がりに差を付けられます。
また、最初はゆっくりと混ぜ合わせ、ある程度生地がまとまってきたらスピードを上げるようにすると、粉が飛び散る心配がなく快適に使えます。無段階でスピードを切り替えられるモノもあるので、細かな調節をしたい方はチェックしてみてください。
タイマー設定機能
パン作りは、こねや発酵で長い時間を要するので、タイマー機能の付いたパンこね機がおすすめ。タイマー機能が搭載されていれば、電源の消し忘れによる生地のこねすぎや発酵のしすぎを防げます。
タイマーの表示方法はデジタル式とアナログ式があり、デジタル式はパッと見て分かりやすいのが特徴。また、お気に入りの時間を登録しておける製品もあり、毎回時間を設定する手間が省けて便利です。
一方、アナログ式はダイヤルを回すだけで設定できるシンプルさがポイント。機械の苦手な方でも手軽に使用できます。
付属の羽根の種類
パンこね機を選ぶ際は、付属の羽根の種類も重要なチェックポイント。パン生地をこねる際にぴったりなフック型の羽根のほか、ホイッパーやかくはん器があると調理の幅が広がります。
パン生地をこねる用のフックは、生地のたたきつけや引き延ばしの動作を可能にするのが特徴。ホイッパーはクリームなどの泡立てを素早く行うのに便利です。かくはん器はバターを練ったりハンバーグを作ったりと、お菓子作りから料理まで幅広く活躍します。
複数の羽根が付属したパンこね機は一台でさまざまな調理が可能なほか、省スペースで収納できるのが魅力。多用途に使いたい方におすすめです。
ポットの材質をチェック
ステンレス
ステンレス製のポットは耐久性が高く、長く愛用できるのが魅力です。壊れにくいので、毎日使用したい方にもおすすめ。パワフルな回転にも負けない強さがあるうえ、錆びにも強く、お手入れも楽に行えます。
また、光沢のある見た目がスタイリッシュで、高級感のある印象を与えるのもポイント。おしゃれさと機能性を兼ね備えた製品が欲しい方におすすめです。
プラスチック
プラスチック製のポットは軽くて扱いやすいのが特徴。透明のモノなら、ニーディング中に生地の状態を確認しやすいので好みの仕上がりに調節できます。
ダブルエンボス加工の施されたモノは、表面に凹凸があることで生地が滑りにくいのがポイント。油分の多い生地もしっかりとこねられます。また、水分量の少ないベーグルやうどんなどの生地作りにも向いています。
釜をチェック
モーターの熱の影響を受けにくく発酵が安定しやすい外釜方式
外釜方式のパンこね機は、材料を入れるボウルが本体の外側に付いているのが特徴です。モーターの熱の影響を受けにくいのがメリットで、生地の温度上昇を防いで発酵が安定します。
外釜方式のポットは、まわりに保冷剤を巻けるのも便利なポイント。暑い時期も生地の温度を適切に管理できます。
ポットにホコリがたまりにくく収納しやすい内釜方式
内釜方式は、本体の中にポットが埋め込まれているのが特徴。ホームベーカリーなどに多いタイプで、使わないときはコンパクトに収納できます。
ポットが本体の中に入っていることで、汚れやホコリが付きにくいのも魅力。お手入れしやすいパンこね機を選びたい方にもおすすめです。なお、運転中はモーターの熱によって生地の温度が上がりやすい点には留意しましょう。
本体のサイズ・重量をチェック
パンこね機は、製品によって本体のサイズと重量が異なります。軽量設計のモノは扱いやすいのが特徴。持ち運びやすいため、キッチンやリビングなどさまざまな場所で使用できます。
また、小型のモノや内釜方式のシンプルなデザインは、コンパクトに収納できる点がメリット。使用頻度が低い方や省スペースで収納したい方は、本体の形状にも着目して選んでみてください。
本体が大きく重量のあるモノは、安定して設置できるのが特徴です。使用頻度が高く、据え置きで使いたい方におすすめ。購入前に設置したい場所に置けるかどうか確認しておきましょう。
パン作りに重宝するパンこね機。生地をこねる作業は時間がかかるうえ、体力のいる作業ですが、機械で済ませられると気軽にパン作りを楽しめます。本記事を参考に、用途に合ったお気に入りの一台を選んでみてください。