食材の保存や調理に使える「真空パック機」。料理が好きな方であれば、気になっている方も多いのではないでしょうか。しかし、真空パック機は種類が多く、機能や値段もさまざま。使ったことがない方にとっては、何を基準に選べばよいのかわかりにくいものです。

本記事では、真空パック機の選び方のポイントや、おすすめのアイテムについてご紹介しています。真空パック機選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

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真空パック機とは?食材はどれくらいもつ?

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真空パック機とは、食材を真空状態で保存するための道具です。酸化による劣化などを抑えられることがポイントで、通常の保存よりも食材が長持ちすると謳われています。

真空パックをすると、アボカドなどの色が変わりやすい食材でも変色しにくく、見た目のよさを保てる点が魅力。また、空気に触れないため食材の水分が抜けにくく、冷凍保存時に冷凍焼けしにくいこともメリットです。

食材と調味料を一緒に真空パックすれば味がしみ込みやすく、効率的な調理も可能。一般的には1日ほどかかるマリネなども、数時間でできあがります。レシピの幅を広げたい方にもおすすめです。

真空パック機のおすすめメーカー

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

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アイリスオーヤマの真空パック機の特徴は、使いやすさと用途の広さです。操作が簡単な製品も多く、真空パック機入門者にもおすすめ。専用ガラスコンテナの吸気に対応したモデルもあり、カレーや汁物などの保存も簡単におこなえます。

価格と機能のバランスに優れていることもポイント。操作がシンプルで使いやすいアイテムが多いため、高齢の方へのプレゼントにもおすすめです。

ツヴィリング(Zwilling)

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ツヴィリングでは、ハンディタイプの真空パック機をラインナップ。コンテナや専用袋など、容器の種類が豊富なのが特徴です。パスタを収納しやすい縦長のコンテナや、スパイス・ハーブの保管に便利な小型のコンテナ、お米・シリアルの保存に便利な大型のコンテナなど、さまざまな食材にピッタリのコンテナが揃っています。

専用袋は繰り返し使えるため、ランニングコストを抑えたい方にもおすすめ。コンテナや袋のほかに、ワイン用のシーラーなどもラインナップされています。

食材の保存に便利なスマホ用アプリと連携しやすい点も魅力。賞味期限などを簡単にチェックできます。

フードセーバー

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フードセーバーは、世界中でシェアを集めているブランドです。真空パック機の本体だけでなく、真空コンテナやボトルストッパー、パックロールなど便利なアクセサリーも豊富にラインナップしています。

フードセーバーの真空パック機は、鮮度の維持にこだわっているのが特徴。7層構造のパックロールを採用しており、食品の冷凍焼けやカビ、酸化防止の効果が期待できます。

真空パック機のおすすめ

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) フードシーラー 真空保存 スリム VPF-S50

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) フードシーラー 真空保存 スリム VPF-S50

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コンパクトサイズながら多機能を実現した、吸引溝タイプの真空パック機です。専用袋に保存したい食材を入れた後、本体にセットしてボタンを押すだけで真空パックをつくれます。空き缶もつぶれるほどのパワフルな吸引力を発揮するのが特徴。短時間で効率よく真空状態に保てるのがポイントです。

専用袋は、密閉したまま冷凍したり湯煎したりできます。湯煎するときは加熱ムラを防ぎながら、食材の中心まで熱を通せるのが特徴です。また、専用袋は電子レンジによる加熱にも対応しています。わざわざ耐熱皿を用意する必要がなく、洗いものを減らせるのが魅力です。

真空パックだけでなく、シーラーの機能も兼ね備えています。一度で食べきれないお菓子の袋を閉じたいときにも便利です。また、本体は小型軽量モデルのため、キッチンの限られたスペースにも収納できます。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) フードシーラー VPF-M60

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) フードシーラー VPF-M60

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最大約60kPaの脱気力を発揮する真空パック機です。時間をかけずに短時間で真空パックをつくれます。生鮮食品や作り置きの惣菜、焼き菓子、ペットフードなど、さまざまな食品の保存に便利です。真空パックを使うことで、食品がかさばりにくく、冷蔵庫の限られたスペースを整理整頓できます。食品同士のニオイ移りを抑えられるのもポイントです。

真空パック後は、電子レンジで加熱したり低温調理器を使ってじっくり火を通したりできます。本体にはカッターを搭載しているので、真空パックを切るときにハサミを取り出す必要はありません。また、専用ロールは本体に収納できます。

別売りの耐熱ガラス容器を利用することで、煮物やスープなどの汁気が多い食品も保存可能です。

ツヴィリング(Zwilling) 真空ポンプ 36801-000-0

ツヴィリング(Zwilling) 真空ポンプ 36801-000-0

コンパクトサイズでスタイリッシュな設計を採用した真空パック機です。バッテリーを内蔵したコードレスモデルなので、キッチンやテーブル、カウンターなど、コンセントが近くにない場所でも快適に使用できます。必要なときにすぐに取り出して使える手軽さも魅力です。

持ち手部分のボタンを押すと密封を開始し、真空密封が完了すると運転を自動停止します。また、コンパクトサイズながらパワフルな脱気力を実現。静かに運転するため、時間帯を選ばずに使用できます。

フードセーバー FM2010

フードセーバー FM2010

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7層フィルムのパックロールを採用した真空パック機です。パックロールを使用することで、食品の冷凍焼けやカビを防ぐ効果が期待できます。パックロールは大と小の2種類があり、食材のサイズに応じて使い分けられるのが便利です。

パックロールは洗って使えるので、ランニングコストを抑えられます。コストパフォーマンスの高さを重視している方にもおすすめです。

真空フレッシュボックスは、やわらかい食品やスープなどの汁気の多い食品を真空状態にできます。独自の「吸引バルブシステム」のはたらきで、効率よく吸引が可能です。また、「真空サイン」機能を搭載しており、真空状態をひと目で把握できます。

ロック方法はレバーで、直感的に操作しやすいのも魅力。ほかにも、真空ボトルストッパーが付属しており、ワインやオリーブオイルなどの酸化防止にも使えるのが便利です。

山善(YAMAZEN) 真空パック機 YVE-095

山善(YAMAZEN) 真空パック機 YVE-095

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3通りの密封パターンを搭載した真空パック機です。脱気して密封・脱気途中で密封・脱気しないで密封の3パターンで密封できます。脱気途中で密封モードは、脱気中にキャンセルボタンを押すことで好みの仕上がりに調節可能です。真空状態にするとつぶれてしまう葉物野菜を保存したいときに活用できます。

操作部は、脱気・キャンセル・シールのボタンだけを配置したシンプルな設計です。はじめての方でも直感的に使いこなせます。食品を真空状態にした後は、パックのままあたためたり、鍋で湯煎したりできるのが魅力です。

真空パックだけでなく、フードシーラーの機能も兼ね備えています。食べかけのお菓子の袋を密封したり、旅行用の衣類収納袋を圧縮してサイズを小さくしたり、さまざまな用途で使えるのがポイントです。

ソリス(Solis) バッククイック 576 SK576

ソリス(Solis) バッククイック 576 SK576

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エントリーモデルながらパワフルな脱気力を発揮する真空パック機です。真空ポンプの性能にこだわっており、毎分約8Lの脱気力を実現しています。感圧式を採用しているので、やわらかい食品の鮮度やカタチを崩さず真空保存が可能です。

操作部のボタンは、真空&シール・停止・シールの3種類。直感的にわかりやすい設計なので、使いやすさにも優れています。真空パック機は全自動だけでなく、手動操作にも対応しており、圧に弱い葉物野菜やパン類なども適した密封状態に仕上げられるのがポイントです。

また、専用のホースとキャニスターセットを接続すると、液体の真空保存もおこなえます。

シー・シー・ピー(CCP) 真空パック器 BONABONA BJ-V87

シー・シー・ピー(CCP) 真空パック器 BONABONA BJ-V87

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機能性と使いやすさを兼ね備えた真空パック機です。強力な脱気力を発揮するので、スピーディーに真空パックをつくれます。生鮮食品の保存や、下ごしらえ済みの食材の保存などもできるのが魅力です。専用袋のまま湯煎できるので、作り置きのおかずのあたため直しにも活用できます。時間がないときの調理にも便利です。

また、専用袋で真空パックをするとおいしさが長持ちすると謳われているのもポイント。食材の鮮度を維持しやすい製品です。

FUNKS シーリス 真空パック機 FS-200A

FUNKS シーリス 真空パック機 FS-200A

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専用袋を必要としない真空パック機です。厚み約0.07mm以上のビニール袋なら保存用の袋として使用できます。市販のナイロンポリ袋にも対応しているので、専用袋を購入するランニングコストを抑えられるのがポイント。コストパフォーマンスの高さを重視している方にもおすすめです。

湿乾両用モデルなので、汁気の多い食品の真空保存もできます。また、脱気をせずに封だけをするシール機能を搭載。食べかけのお菓子の袋を閉じたいときにも活用できます。用途に合わせて真空保存とシール機能を使い分けられるのが魅力です。

本体はコンパクトサイズかつスリムな設計に仕上げています。限られたキッチンスペースにも収納しやすい製品です。

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真空パック機の選び方

種類をチェック

ハンディタイプ

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ハンディタイプとは、コンパクトサイズで使いやすさに優れたタイプです。吸引溝タイプやノズルタイプと比べて小型化を実現しているので、限られたキッチンスペースでも気軽に使用できます。

幅をとらない設計のため、収納場所を選びません。必要なときに取り出して使えます。持ち運びにも対応しており、屋外のイベントや旅行などで使いたいときにも便利です。

ハンディタイプは使いやすさに優れている一方、吸引溝タイプやノズルタイプよりも脱気力が劣る場合もあります。

吸引溝タイプ

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吸引溝タイプとは、食品を入れた袋を本体に取り付けて脱気するタイプです。シンプルな設計を採用しているので、誰でも簡単に使用できます。本体のボタンを押すと全自動で脱気するため、わざわざ手動で空気を抜く必要はありません。時間が経っても空気が入りにくいのがポイントです。

食品の鮮度や使いやすさを重視している方は、吸引溝タイプが適しています。

吸引溝タイプは専用袋が必要です。専用袋が足りなくなったときは購入するため、ランニングコストがかかります。

ノズルタイプ

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ノズルタイプとは、袋の開口部のノズルを差し込みながら脱気するタイプです。ノズルタイプは専用袋が不要なので、購入する手間やコストを抑えられます。ランニングコストを抑えたい方にもおすすめです。ノズルタイプを選ぶときは、対応している袋の種類をチェックしておきましょう。

しかし、ハンディタイプや吸引溝タイプと比べて、操作に慣れが必要といわれています。

脱気力をチェック

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食品の鮮度を保ちたい方は、脱気力をチェックしておきましょう。真空パック機は製品ごとに脱気力が異なります。

脱気力を表す単位は、一般的に「kPa」です。数値が大きいほど強力な脱気力を発揮します。一般家庭で使用する場合は、50〜80kPaの脱気力を実現した製品を選びましょう。

脱気力が高い製品は、本体価格が高価になる傾向があります。予算に限りがある場合は、価格もチェックしておきましょう。

専用袋が不要かチェック

真空パック機を頻繁に使いたい方やランニングコストを抑えたい方は、専用袋が不要な製品がおすすめです。

市販の袋が使える真空パック機であれば、袋への出費を抑えやすいのが魅力。また、袋が比較的手に入りやすい点もメリットです。

しかし、専用袋が不要な真空パック機は本格的なモノが多いため、本体価格が高くなりやすい点には注意しましょう。

本体のロック方法をチェック

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真空パック機を選ぶときは、本体のロック方法をチェックしておきましょう。袋の脱気をするためには、食品を入れた袋をロックする必要があります。

正確に操作するためには、ボタンを操作するだけでロックできる製品がおすすめです。ボタン操作を採用した製品は、簡単に扱えます。

本体に袋をセットした後に体重をかけてロックする方法は、力やコツが必要です。また、体重をかけるために置き場所を選びます。使いやすさに優れた製品を求めている方は、ロック方法を確認しておくことが大切です。

保存したい食材に対応しているかどうか

カレーなどの汁物にはキャニスター対応モデル

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真空パック機のなかには、カレーや煮物などの汁気が多い料理に対応した製品が存在します。汁物を脱気したい方は、キャニスター対応モデルを選びましょう。キャニスター対応モデルは、専用ホースを使用することで空気だけを吸引できます。

キャニスター対応モデルを選ぶときは、容器の容量を確認しておくことも大切です。大容量の容器に対応していれば、家族分の料理もまとめて真空保存できます。

崩れやすい食品には手動モード搭載モデル

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やわらかい食品を真空保存するなら、手動モードを搭載した製品がおすすめです。一般的に真空パック機は自動式を採用しています。自動式は真空パックをつくるときに便利ですが、脱気力の調節はできません。一方、手動モードは食品の形状や種類に合わせて加減をしながら脱気をおこなえます。

手動モードはパンやフルーツなどの崩れやすい食品を真空保存にしたいときにおすすめです。手動モードを搭載した製品を選ぶときは、操作性を確認しておきましょう。ボタンを押すだけのシンプルな設計なら、はじめての方でも簡単に使いこなせます。

ロールカッターの有無をチェック

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家庭用真空パック機の多くは、ロール上の袋を使って真空パックをします。使うときはあらかじめ、ロールを必要な長さにカットしておくのが特徴。ハサミなどを持ち出す手間を削減したい場合は、ロールカッター付きのアイテムがおすすめです。

内蔵された専用カッターであれば、作業効率がアップしやすい点がメリット。大量につくった料理を小分けにして保存したい方におすすめです。なお、専用袋が不要な真空パック機であれば、ロールカッターを用意しなくても使用できます。

真空パックが完了する時間をチェック

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真空パック機の使用頻度が高い場合、真空パックが完了する時間のチェックも重要です。一般的な真空パック機は数十秒で密閉が完了しますが、速いモノでは数秒程度で密閉が完了するなど、製品ごとに違います。

また、大量の作り置きを小分けにしたいなど、一度に複数の真空パックを行いたい方は、連続して使用できるかどうかもチェックしてみてください。

静音性をチェック

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真空パック機は、ポンプで空気を抜く際に大きな音が発生するのが一般的です。夜間や早朝などにも作業したい方は、静音性をチェックしてみてください。

なかには、動作音が70dBほどに抑えられる静音設計を搭載したモデルも販売されています。音を比較的抑えられるので、小さな子供がいる方やペットと暮らしている方にもおすすめです。

なお、大きな音は脱気時に発生しやすい傾向があります。音を気にする方は、脱気時間が短いモデルも検討してみてください。