肉や魚が安くてまとめ買いをしたり、野菜が食べきれなくて余ったりしたときに、鮮度を保ったまま保存したいと思うものです。肉などは冷凍保存ができますが、解凍後に鮮度が落ち冷凍焼けする場合があるのが難点。また、生野菜や温野菜は、冷凍しても解凍すると味と食感が悪くなってしまうこともあります。

そこで今回は、生鮮食品を新鮮なまま保存できる「真空パック器」をご紹介。真空パック器の選び方も解説するので、最適な1台を探してみてください。

真空パック器とフードシーラーの違い

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真空パック器は、食品を入れた袋の中の空気を抜いて大気圧より低い「真空」の状態で密封保存できるモノ。食品が空気に触れる面積を大幅に減らせるので、雑菌の繁殖や酸化を抑えられます。食品をラップに包んで保存するのに比べると、鮮度だけでなく栄養価も保てる優れものです。

一方、フードシーラーは袋の封をする機器。袋の上部に熱を当ててしっかり閉じることはできますが、中の空気を抜く機能がないのが真空パック器との大きな違いです。フードシーラーは袋の中に空気が入ってしまうため、食品の酸化や雑菌の増殖を防げないのが弱点。一度開けた袋の封や空気を抜く必要のない食品の保存に適した製品です。

真空パック器とフードシーラーは袋の封をするという行程が同じなので、機器の見た目が似ている場合があります。間違えてフードシーラーを購入してしまうと食品を真空パックにできないので、購入前にしっかりチェックしておきましょう。

真空パック器の選び方

タイプをチェック

ハンディタイプ

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片手で操作できるハンディタイプは、ジッパー式専用袋に搭載されたバルブに本体を差し込み、空気を吸い出して真空パックする仕組みです。熱を使わず電力を抑えられ、経済的なのもメリット。火傷の心配もなく誰でも簡単に使えます。

充電式のワイヤレスが主流で、コンセントの位置に関係なく、どこでも使える手軽さも人気の理由です。小型・軽量なモノが多く、省スペースで収納できるうえ、持ち運びにも最適。キャンプやバーベキューなどのアウトドアでも活躍します。万が一の災害時や停電時でも、余った保存食を真空パック可能。

専用袋がジッパー式になっており、何度でも封を開け閉めできるのも特徴です。必要な分だけ取り出して、残りはジップを閉めて再度真空パックにするなど、便利に使えます。封を開けるのにハサミがいらないのもポイントです。

卓上タイプ

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サイズの大きな食品も真空パックしやすい卓上タイプ。使用できる袋の種類が豊富なのが特徴です。専用袋のほかに、自由に長さを調節できるパックロールや市販袋を使用できるモノもあります。

袋はジッパー式ではなく、本体に挟んで熱をあてて封をしっかりシール。袋を引っ張っても封が開かず、空気の浸入を予防できるのがメリットです。

有線で電力を供給し、パワフルな吸引力で真空パックできるのも魅力。なかには、好みに合わせて吸引を止められ、パンなどをつぶさずにパックできるモノもあります。また、水分の多い食品・液体をパックできるモノも人気。高機能なモデルが多いのが特徴です。

なお、真空パックした袋の封を開ける際は、ハサミを使います。1度封を開けると再利用が難しく、使いきるか新しい袋で真空パックする必要があるので注意。パックする際は、使いきれるよう小分けするのがおすすめです。

サイズをチェック

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真空パック器を選ぶ際には、何を保存したいのかをよく考えておくのがポイント。大きな魚やステーキ肉を真空パックしたいなら、横幅の広い大型サイズのモノを使うとしっかり密閉できます。バラ肉やカット野菜などの小さめな食品がメインなら、標準サイズやコンパクトな真空パック器でも十分です。

真空パック器のサイズを考える際には、置き場所や収納場所についても事前に確認しておくことが大事。キッチンに置いたままにして毎日のように使うなら、真空パック器を置くスペースを確保する必要があります。使うときだけ出して普段は収納しておくなら、出し入れしやすいサイズのモノを選ぶのがおすすめです。

水分が多い食材に対応しているかチェック

真空パック器には、空気と一緒に食品の水分を抜ける機能を備えたモノもあります。肉や魚を真空パックする際には、ドリップと呼ばれる赤い汁を抜いて保存したほうが鮮度を保てるため、水分も抜けるモノを使うのがおすすめ。下茹でした野菜を真空パックするときも、水分を適度に抜いたほうがおいしさを保てます。

水分が多めな食材を保存したい方は、「空気だけを抜くモード」と「空気と水分を抜くモード」に切り替えられる真空パック器を使うのがおすすめ。価格はやや高めになりますが、食品の状態に合わせて真空パックできるので使い勝手がよく、活用の幅が広がります。

ロールカッターの有無をチェック

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パックロールに対応した真空パック器を選ぶ際は、ロールカッターを搭載したモノがおすすめ。ロールから袋を作る際は、食品のサイズ・量に合わせて適度な長さを切り取る必要があります。

ロールカッターがあれば、ハサミを使わなくても簡単にロールをカットできて便利。切り口も真っ直ぐに切れるので、袋の仕上がりも良好です。ハサミで切り取る手間と時間もカットできます。家事の負担を少しでも減らしたい方は、ぜひ検討してみてください。

静音性をチェック

真空パック器は、空気を吸い出すことで袋の中を真空状態にします。脱気時の作動音は大きなモノが多く、長時間使用すると音が気になりやすいのが難点。小さな子供のいる家庭や、集合住宅で音が気になる方などは、静音性もチェックして選ぶのも重要です。

静音性を重視するなら、ハンディタイプがおすすめ。脱気時間も比較的短く、周囲に迷惑になるのを予防できます。卓上タイプでも、70dB以下の静音設計のモノや、10秒前後の脱気時間の短いモノも多く存在。気になる方はチェックしてみてください。

真空パックが完了する時間をチェック

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小分けにして食品をパックしたり、毎日頻繁に使用したりする場合は、1回の真空パックに必要な時間をチェックするのも重要です。時短で完了できるモノなら、家事の時間を節約でき、余った時間を有効に活用できます。

時短で真空パックできるモノをお探しの方は、ハンディタイプがおすすめです。熱を使わず空気を抜くだけなので、早いモノでは数秒で完了します。卓上タイプでは、20秒以内で完了するモノから1分程度かかるモノまで存在。製品によって大きく異なるので、選ぶ際は注意が必要です。

なお、大きなサイズの袋を使用する場合は、より時間がかかることは留意しておきましょう。

ランニングコストをチェック

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専用袋・パックロール・市販袋は消耗品であり、定期的な購入が必要です。専用袋は製品に特化して作られており、しっかり真空パックできるのが魅力。

ただし、価格が高めで、頻繁に使用するとランニングコストがかかってしまうことがあります。袋のコストと使用頻度も考慮し、予算に合ったモノを選ぶのがポイントです。

ランニングコストをできる限り安く抑えたい方や、頻繁に真空パック器を使用する方は、市販袋に対応したモノが最適。業務用なら1枚あたりの価格が安く、コストを気にせずパックできます。食品に合わせて長さを調節でき、無駄なく使えるパックロールもおすすめです。

真空パック器のおすすめ

ワイドシステム 真空パックんコードレス

ワイドシステム 真空パックんコードレス

コンパクトサイズながら、卓上タイプと同等の脱気圧で素早く真空パックできる、ハンディタイプの真空パック器です。専用袋は幅26×長さ35cmと幅20×長さ23cmの2サイズ展開。バルブに本体の吸込口をあてスイッチを押すだけのワンプッシュ操作で、簡単にパックできます。

専用袋は、-40〜110℃と幅広い温度に対応できて便利。冷凍室での保存はもちろん、ジッパーを開けば湯煎にも対応できます。なお、熱処理をするとジッパー部分が歪み、再利用できないので注意しておきましょう。

フードセーバー(FoodSaver) ポータブルバキュームマシーン FS1196

フードセーバー(FoodSaver) ポータブルバキュームマシーン FS1196

約218gと軽量で持ち運びしやすい、ハンディタイプの真空パック器です。充電ドックと本体を合わせても約幅5.88×奥行5.68×高さ12cmとコンパクト。1回の充電で最大100回の真空パックが可能で、コンセントのない屋外でも十分活用できます。屋内はもちろん、キャンプや旅行先でも使用したい方にもおすすめです。

-30〜100℃に対応する、専用ジッパーバッグが3枚付属。幅20×長さ22cmのSサイズで、チーズ、スモークサーモン、ソーセージなど、厚みがあまりない食品をたっぷりパックできます。

ジッパーバッグに加え、容量1.2Lの真空フレッシュボックスも付属。水分の多い料理やサラダなども真空状態で保存可能です。また、フレッシュボックスは再利用可能なので、経済的に長く愛用できます。

ジェイワールド(J-World) Piccola ポータブル真空パック器 JW-PCL-001

ジェイワールド(J-World) Piccola ポータブル真空パック器 JW-PCL-001

USB充電に対応し、パソコン・モバイルバッテリーで手軽に充電できるハンディタイプの真空パック器。本体に800mAhのリチウムバッテリーを搭載し、約2時間の充電で約100分間使用できます。

ジッパー付きの専用袋は、幅22×長さ29cmのMサイズと幅30×長さ50cmのLサイズなどを展開。100℃までの耐熱性があり、袋ごと湯煎したり、真空低温調理を楽しんだりと便利に使えます。真空にすると下味がしみやすく、時短調理にも最適です。コンパクトな手のひらサイズでラクに持ち運べるので、屋外で使用したい方にもおすすめの製品です。

フードシールド(FoodShield) JP290

フードシールド(FoodShield) JP290

業務用真空ナイロン袋が使える、卓上タイプの真空パック器。専用袋や専用ロールに比べ安価で購入でき、ランニングコストを抑えられます。毎日頻繁に真空パック器を使用する方などにおすすめです。

さらに、便利な水分分離容器を搭載。水分の多い煮物はもちろん、スープなどの汁物も真空パックできます。真空後は、熱を使って袋をシール。シール幅が約5mmと厚く、空気の浸入を予防できるのもポイントです。

卓上タイプながら、作動音が65dB以下と静音性に優れているのも魅力。小さな子供がいる家庭にも適しています。奥行き14×高さ8cmほどの小型設計で、狭い場所でも使用可能。本体は2kg以下と軽量なので持ち上げやすく、移動や収納時に便利です。

ワイドシステム 真空パックんPREMIUM

ワイドシステム 真空パックんPREMIUM

ロールカッターを搭載し、ハサミがなくてもロールをカットできる卓上タイプの真空パック器。はじめに、本体のカバーを開けて、収納された専用ロールを好きな分だけ引き出します。その後、カットロールカッター用のつまみをスライドさせるだけで、きれいにロールをカットすることが可能です。

7層フィルム構造で密閉度が高い専用ロールの大・小サイズが各1本ずつ付属。細かいエンボス加工が空気の通り道となり、袋の中をまんべんなく脱気し空気残りを予防。しっかり真空パックすることで、食品の鮮度をより長く保てるのがメリットです。

800W以下で5分以内であれば、電子レンジも使用できます。さらに、-40〜100℃に対応し、5分以内の湯煎も可能です。冷凍したパックを解凍したい場合に便利。真空調理や低温調理を楽しみたい方にも適したおすすめのモデルです。

フードセーバー(FoodSaver) V2240

フードセーバー(FoodSaver) V2240

吸引コントロール機能を搭載し、やわらかい食品も形を崩さずパックできる、卓上タイプの真空パック器です。本製品の特徴は、脱気を好きなタイミングで停止できること。完全な真空状態にはなりませんが、空気を抜くことで湿気や酸化を軽減。パンなどの保存におすすめです。

横20cm×縦28cmの小サイズ専用バッグを10枚、幅28cm×長さ3mの大サイズ専用パックロールを1本付属。どちらも-30〜100℃に対応し、冷凍保存に加え、100℃以下のお湯で加熱・調理ができます。真空調理・真空低温調理にも適しています。

真空ボトルストッパーも付属。ビンの中を真空にすることで、中身のお酒やジュースなどの酸化を予防し、より長くおいしさを保てます。水分の多い食品の真空保存に便利な中サイズのキャニスターも付属。容器の中をしっかり真空にし、苺やサラダなども形を崩さず真空保存できるのが魅力です。

オーム電機(OHM) 密封パック器 COK-E-SL01

オーム電機(OHM) 密封パック器 COK-E-SL01

低価格ながら真空パック機能に加えシール機能も搭載した、卓上タイプの真空パック器です。脱気ボタンとシールボタンを搭載しており、シールボタンを押せば脱気せずに袋を密封できます。

脱気をしない場合は、専用袋・専用ロールはもちろん、厚み0.02〜0.06mmの市販のポリエチレン袋も使用可能。小分けされた袋入りのチョコレートなど、散らばりやすい食品などを保存しておくのに役立ちます。さらに、0~40℃に対応した幅28cm×長さ3mの専用ロール袋が1本付属。リーズナブルで使い勝手のよいおすすめの製品です。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 真空保存フードシーラー VPF-385T

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 真空保存フードシーラー VPF-385T

ロールとパウチを使い分けられる、卓上タイプの真空パック器です。幅28cm×長さ3mの専用ロール1本と、幅20×長さ30cmの専用パウチが3枚付属。パウチなら袋を作る手間がなく、より手軽にパックできます。

専用ロール・パウチは-30〜100℃に対応。湯煎はもちろん、袋に切り込みを入れることで電子レンジでの加熱も可能です。真空低温調理などに便利に使えます。

卓上タイプながら、脱気からシールまで約11秒と短時間で完了できるのも魅力。すばやく真空パックでき、真空調理などをよりスムーズに楽しめるのもメリットです。

ソリス(Solis) ソリスバッククイック576 SK576

ソリス(Solis) ソリスバッククイック576 SK576

お手入れしやすい卓上タイプの真空パック器です。脱気時に袋から漏れた水分がたまるドリップトレイを搭載。取り外して丸洗いできるので、衛生的に使用できます。

別売りの専用フィルムロールとフィルムバッグの使い分けが可能。フィルムバッグなら、ハサミが近くになくてもサッとパックできて便利です。袋は冷凍・湯煎・電子レンジの使用に対応し、冷凍保存から真空調理まで幅広く使えます。

約1.3kgと軽量なうえ、約幅37×奥行14.5×高さ7cmとコンパクトなのもポイント。キッチンなどの空いたスペースに持ち運んで作業できます。静音設計で、小さな子供がいる家庭や、集合住宅で音が気になる方などにおすすめです。

シー・シー・ピー(CCP) 真空パック器 BZ-V34

シー・シー・ピー(CCP) 真空パック器 BZ-V34

便利な機能が充実した、卓上タイプの真空パック器です。ロールカッターを搭載し、専用のロール袋を簡単にカット。好きな長さにカットでき、無駄なく経済的に使えます。

ロールは抗菌仕様で、生鮮食品も安心して保存できるのが魅力です。好きなタイミングで脱気を止められ、潰れやすい食品もパックできます。付属のロールは-40〜120℃と対応温度も幅広く、冷凍から調理まで使用可能。

さらに、脱気をせずに密封できるシール機能も搭載。高・中・低の3段階にシール温度を調節でき、市販のポリ袋はもちろん、ポテトチップスなどのアルミ袋もシール留めできます。湿気やすいポテトチップスやポップコーンの食べかけをもとの袋のまま密封。育ち盛りの子供がいる家庭にもおすすめです。