乾燥食材や穀物を粉状に加工できる「製粉機」。スパイスや昆布などからカレーパウダーやふりかけをつくったり、穀物を挽いて小麦粉や米粉、そば粉などをつくったりできます。自家製粉でパンやお菓子をつくれるほか、野菜粉末を使ったカラフルな手打ちパスタや本格的な手打ちそばをつくれるのも魅力です。

今回は、家庭用モデルと業務用モデル別に、おすすめの製粉機をご紹介。選び方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

製粉機とは?

By: rakuten.co.jp

製粉機は、乾燥食材や穀物をパウダー状に加工できる電化製品です。製品によって粉砕方法が異なり、乾燥食材から穀物まで粉砕できるモノから穀物のみに特化したモノまで、幅広く展開しています。

乾燥食材・穀物の両方に対応できる製粉機では、粉砕部にカッターを搭載しているモノが多いのが特徴です。高速にカッターを回転させ食材を粉砕。短時間で細かいパウダー状に加工できます。回転速度を調節することで、好みの粗さで製粉できるモノも人気です。

穀物用の製粉機は、1回の運転で大量に製粉できるモノが多いのが特徴。粉砕部に小型の臼を搭載したモノが多く、穀物をすり潰して粉にします。昔ながらの大きな石臼を搭載したモノも。石臼をゆっくり回転するので摩擦熱が発生しにくく、穀物の風味を損なわずに製粉できるのが魅力です。

ミルミキサーとの違い

By: rakuten.co.jp

製粉機はミルミキサーに比べ、1度により多く製粉できるのが特徴です。一般的なミルミキサーが1度に製粉できる量は50g前後。製粉機では、製粉量が50〜200gの小容量モデルから10kg以上の大容量モデルまで幅広く存在します。

粉砕部にカッターを搭載した製粉機では、ミルミキサーでは対応できない硬い食材も強力に粉砕できるのもポイント。乾燥昆布・豆・穀物も製粉することが可能です。なかには、硬い鰹節まで粉砕できるモノもあります。

製粉機は乾燥した食材や穀物の粉砕に特化しているモノがほとんど。ミルミキサーのように、茹で野菜をペーストにしたり、フレッシュジュースをつくったりできません。製粉機は水分を含む食材の加工には向かないことを留意しておきましょう。

製粉機の選び方

一度に製粉できる容量をチェック

By: rakuten.co.jp

製粉機は、製品によって1度に粉砕できる食材の量が決まっています。製粉量が足りない場合、必要量に達するまで何度も製粉機を運転しなくてはならず面倒です。一方、容量が大きすぎると、少量の製粉に対応できない場合もあるので注意しましょう。

必要な製粉量を明確にすることで、製品が選びやすくなります。たとえば製粉した粉で手打ち麺をつくる場合、1人前あたりに必要な粉量は100〜200g。2人分なら200〜400g、4人家族なら400g以上の粉を1度に製粉できるモノがおすすめです。

さらに、製粉量は食材とあわせてチェックするのがポイント。同じ製粉機でも食材の種類や硬さによって、1度に粉砕できる量が異なる場合があります。鰹節など硬い食材を粉砕したい場合は、よくチェックしてから選びましょう。

本体サイズをチェック

By: amazon.co.jp

製粉機は製粉できる量が多いのが魅力。それゆえ本体自体のサイズも大きく、設置場所が限られてしまうのがデメリットです。大きいモデルでは重さが10kg以上あり、基本的には据え置きします。業務用の大容量サイズを選ぶ際は、前もって設置場所を確保しておきましょう。

家庭で手軽に製粉したい方は、軽量な小型モデルがおすすめです。持ち運びやすく、電源コードが届く範囲であれば好きな場所で使用できます。使用後は棚などに収納できるのもメリットです。コンパクトながら、鰹節のように硬い食材を粉砕できるパワフルなモノもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

製粉したい食材にあわせたモデルを選ぼう

By: amazon.co.jp

製粉機にはカッター式やローター式、臼式など多くの粉砕方式が存在しています。製品により対応している食材が異なるので、製粉したいモノにあわせた製品を選ぶのがポイントです。

カッター式は、高速回転する刃で食材をカットしながら細かく粉砕します。乾燥野菜やスパイスなど繊維の多い食材や、鰹節など硬めの食材をパウダー状に加工したい場合におすすめです。

ローター式は凹凸のある回転板を高速に回転させ、食材に衝撃を与えて粉砕します。乾燥食材や穀物の製粉が可能で価格は比較的高めです。

臼式は回転する石臼どうしをすり合わせ、食材を潰しながら粉にする仕組み。摩擦熱が発生しにくく、製粉時の「粉やけ」を防げるのがメリット。食材の風味を損なわずに製粉できます。繊維質の多い食材には向きませんが、米や麦、大豆、そばなどの穀物の製粉にぴったりです。

製粉機のおすすめ|家庭用

CGOLDENWALL 電動製粉機 HC-700

CGOLDENWALL 電動製粉機 HC-700 2019

一度に約700gの製粉をおこなえる製粉機です。高速回転する3枚刃のブレードを内蔵しており、さまざまな素材を効率よく製粉可能です。製粉の細かさを設定できるため、素材や好みの仕上がりにあわせて使い分けられます。コーヒー豆の粗挽きと細挽きの挽き分けも簡単です。

最大5分間まで設定できるタイマー機能も搭載。設定時間が経過すると運転を自動停止するため、電源を切り忘れる心配が軽減されます。

お米や乾燥食品、スパイスなど幅広いモノを粉砕できるのも特徴。また、本体のフタを開いたり、粉砕する材料が湿っていたりすると自動で運転停止します。誤操作を防ぎながら、快適に使い続けられるのがポイントです。

ラボネクト 家庭用強力製粉機 コナッピー

ラボネクト 家庭用強力製粉機 コナッピー 2016

1分間に2~3万回転する、強力なステンレス刃を採用した家庭用製粉機です。一般的な小型のミルでは製粉できない硬い素材にも対応しています。スパイスや果物、お茶、コーヒー豆なども製粉できます。

粉砕した後の粒の細かさは50〜200µmで、1回の投入量は20〜100g。容器に材料を入れてスイッチを押すだけで簡単に使いこなせます。

分解した刃や容器、フタなどのパーツは洗浄可能。汚れが付着したときもお手入れしやすく、清潔な状態を保てるのがポイントです。

山本電気 よめっこさん Y-308B

山本電気 よめっこさん Y-308B 2009

高性能な220Wのモーターを内蔵した家庭用製粉機です。コンパクトサイズながらパワフルな回転を発揮し、乾燥食品をすばやく製粉します。大豆やゴマ、乾燥した魚など、手作業では細かくするのが難しい食品を製粉するときに便利です。

刃は容器内から取り外し可能。汚れが付着しても簡単にお手入れできます。容器内部はステンレス製なので、食品のニオイ移りが少なく、衛生的に使用可能です。

さらに、ハイパワーながら高い静音性を実現。早朝や深夜など時間帯を選ばずに使えます。フタや容器が正しく装着されていないと電源が入らないため、誤作動でモーターが稼働するのを防いでくれるのも特徴です。

國光社 家庭用卓上型製粉機 粉エースA-8

國光社 家庭用卓上型製粉機 粉エースA-8 2013

乾燥大豆は約2〜3kg、白米は約2〜4kgまで対応している家庭用製粉機。そば麦・干し椎茸・干し小魚など、一度に多くの製粉が可能。大容量モデルを求めている方におすすめです。

ワンタッチハンドルを設けており、使いやすさも良好。大容量モデルながら、卓上に置けるほどのコンパクトサイズなので、必要なときに取り出して使用できます。

また、付属しているフルイは穀物や粉の選別をするときに便利。お手入れするためのブラシも付いているため、汚れが付着したときも簡単に掃除できます。

スナオジャパン ひきっ粉 T-351

スナオジャパン ひきっ粉 T-351 2021

1分間に約30000回転する、高性能なモーターを内蔵した製粉機です。高速回転する刃のはたらきで、乾燥食品をムラなく粉末に仕上げます。

容器内部に設けた特殊な出っ張りは、よりスピーディーに粉末にするための構造。大豆・米・昆布・茶葉など、乾燥しているモノであれば使用可能です。耐久性に優れた刃は硬い食品にも対応。材料によって製粉時間の目安は異なります。

さらに、交換用の回転刃も付属。万が一、刃が壊れてしまったときも予備の刃を使えます。予備の刃を収納するためのポーチも付いているため、保管場所にも困りません。

Bounabay 家庭用製粉機

Bounabay 家庭用製粉機 2021

コンパクトサイズの家庭用製粉機です。繊細に製粉できるモーターを採用。シャープでタフな刃を備えており、硬い食品にも使用可能です。

コーヒー豆は約15秒で粉末にできます。さらに、コーヒーだけでなくナッツや茶葉、スパイスなどの乾燥食品にも対応しており、幅広い用途で使えるのが魅力です。

指先でスイッチを押すだけで簡単に製粉できるのもポイント。スイッチを押すと刃が回転して、手を離すと刃の回転が停止する仕組みです。シンプルな構造で直感的に使えます。

フタが正しく装着されないとモーターが回転しない仕様。安全性に配慮された製品を使いたい方にもおすすめです。

水田工業 電動石臼製粉機 石うす一番DX

水田工業 電動石臼製粉機 石うす一番DX 2014

昔ながらの石臼を採用した製粉機。石臼はゆっくり低速回転するため、摩擦熱により味が損なわれにくいのが特徴です。茶葉やスパイス、大豆などの粉やけも防ぎます。一般的な製粉機と比べて製粉スピードはゆっくりですが、石臼で挽く楽しさを実感できるのが魅力です。

回転速度は、低速から高速まで無段階調節が可能。手元のダイヤル式スイッチを回すだけでコントロールできます。そばの殻を取り除くときに便利な木枠フルイも付属しています。

製粉後の受け皿はステンレス製のモノを採用。汚れが付着しても簡単にお手入れできます。

ZTEEG 家庭用 製粉機

ZTEEG 家庭用 製粉機 2023

ステンレス製4枚刃を搭載している、鋭い切れ味と耐久性を兼ね備えた製粉機です。刃を高速回転させることで、短時間で製粉ができます。穀物や漢方薬、スパイス、調味料などを粉砕するときにもおすすめです。

本体の角度を、前後270°の範囲で傾けられるのが特徴。製粉後も粉をスムーズに取り出せます。本体のフタは半透明のため、仕上がりをチェックしながら使用可能です。機能性だけでなく、使いやすさにもこだわっています。

本体はコンパクトサイズ。キッチンやカウンターなど、場所を選ばずに使用できます。幅をとらないので、使わないときは限られたスペースに収納しやすいのもポイントです。

製粉機のおすすめ|業務用

CGOLDENWALL 電動粉砕機 CNA 679

CGOLDENWALL 電動粉砕機 CNA 679 2018

機能性と使いやすさを両立した業務用粉砕機です。抹茶やコーヒー、スパイスなど、乾燥している食品なら使用可能。昆布をダシにするときや、ペットフードを細かく粉砕したいときにも便利です。

5分間のタイマー機能を搭載。本体にはLEDパネルを配置しており、タイマーの残り時間をひと目で把握できます。視認性も良好です。

また、過負荷を検知するとモーターの回転を自動停止するため、故障を防げるのもポイントです。過負荷の状態から5〜10分間休止したあと、再度稼働します。

CGOLDENWALL 業務用製粉機 DF-15

CGOLDENWALL 業務用製粉機 DF-15 2016

ワット数が1200Wの業務用製粉機です。回収袋が満杯になるまで連続製粉できます。調味料やスパイスは1時間あたり約1〜1.5kgほどの製粉が可能です。

ハンマースイングによる衝撃で粉砕する仕組みを採用。1日約1〜15kgの製粉ができるので、大容量モデルを求めている方にもおすすめです。

数mmレベルの粗さから細かい粉末まで、好みにあわせて仕上げられます。投入口も大きく、幅広い乾燥食品を入れられるのがポイントです。

ノイズが少ないため、時間帯を選ばずに使用可能。ハンマーは堅牢性に優れており、長く使い続けられます。

NVCAYLI 電動製粉機 MFS150

NVCAYLI 電動製粉機 MFS150 2023

乾いた食品と湿った食品の両方に対応している製粉機です。小麦やトウモロコシなどの乾燥食品だけでなく、水に浸した大豆や米なども加工可能。1時間あたり約50〜60kg程度の量を製粉できるため、飼料をつくるときなどにも便利です。

特殊な2種類の研磨ディスクを搭載しています。研磨ディスクは一定の速度で回転するため、ムラなく仕上げられるのもポイント。研磨ディスクは取り外して洗浄できます。汚れが付着したときもお手入れ可能です。

さらに、投入口が大きいので、さまざまなサイズの食品を入れられます。投入口にあわせて細かくカットする必要もありません。

KALELAISU 業務用製粉機 CG1000g

KALELAISU 業務用製粉機 CG1000g 2023

1000gの大容量の業務用製粉機です。1分間に35000回転する高性能なモーターを内蔵しています。複合ステンレス鋼のブレードは、鋭い切れ味と耐久性を発揮。小魚などの硬い食品やコーヒー豆・スパイス、小麦などの乾燥食品の製粉が可能です。

5分間稼働する「タイミング粉砕機能」も搭載。製粉している時間を利用して、別の作業を進めるなど時間を有効活用できます。

過負荷を回避する「空気過負荷保護装置」を備えているため、安全性に配慮しながら使用可能です。

NEWTRY 業務用製粉機 NT-700C

NEWTRY 業務用製粉機 NT-700C 2016

高品質のステンレススチールブレードを採用した業務用製粉機です。長さが異なる2種類のブレードを配置しているので、さまざまな大きさの乾燥食品を細かく製粉できます。ブレードが一定の速度で回転し、ムラなく仕上がるのも特徴です。

過負荷からモーターを守る保護装置も採用。一定の負荷がかかると自動停止するため、本体が故障する心配も軽減されます。

國光社 粉砕機 ひかり号 A1-MS

國光社 粉砕機 ひかり号 A1-MS

1時間あたり20〜25kg程度の製粉ができる業務用製粉機です。一度に多くの製粉をおこなえるので、家畜の餌や肥料をつくるときにも役立ちます。

投入口には調節板があり、材料を入れるタイミングや量をコントロールできて便利。投入口の幅は広く、一度に大量の材料を入れられます。無理のない姿勢で立ちながら使い続けられるのも魅力です。

ラボネクト ファインパウダーミル FM-100

ラボネクト ファインパウダーミル FM-100

1時間あたり約1kgの粉砕できる業務用の製粉機。乾燥食品や茶葉、大豆など、さまざまな食品に対応しています。家庭用粉砕機では粉末にできない食品にも使用可能です。

本体には電流計を搭載。負荷を見ながら投入ペースを調節できます。エア抜き用の袋を装着しスイッチを押すだけのシンプルな設計なので、使いやすさも良好。100V電源にも対応しており、場所を選ばずに使用できます。

また、フタが開いているときは刃は回転しません。刃や容器などのパーツは取り外し可能なので、清潔な状態を保てます。