乾燥食材や穀物を粉状に加工できる「製粉機」。スパイスや昆布などからカレーパウダーやふりかけを作ったり、穀物を挽いて小麦粉や米粉、そば粉などを作ったりできます。自家製粉でパンやお菓子を作れるほか、野菜粉末を使ったカラフルな手打ちパスタや本格的な手打ちそばを作れるのも魅力です。

そこで今回は、小型の家庭用モデルと業務用モデル別に、おすすめの製粉機をご紹介します。選び方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

製粉機とは?

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製粉機は、乾燥食材や穀物をパウダー状に加工できる電化製品です。製品によって粉砕方法が異なり、乾燥食材から穀物まで粉砕できるモノから、穀物のみに特化したモノまで幅広く展開しています。

乾燥食材・穀物の両方に対応できる製粉機では、粉砕部にカッターを搭載しているモノが多いのが特徴です。高速にカッターを回転させ食材を粉砕。短時間で細かいパウダー状に加工できます。回転速度を調節することで、好みの粗さで製粉できるモノも人気です。

穀物用の製粉機は、1回の運転で大量に製粉できるモノが多いのが特徴。粉砕部に小型の臼を搭載したモノが多く、穀物をすり潰して粉にします。昔ながらの大きな石臼を搭載したモノも存在。石臼をゆっくり回転するので摩擦熱が発生しにくく、穀物の風味を損なわずに製粉できるのが魅力です。

ミルミキサーとの違い

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製粉機は、ミルミキサーに比べ1度により多く製粉できるのが特徴です。一般的なミルミキサーが1度に製粉できる量は50g前後。製粉機では、製粉量が50〜200gの小容量モデルから10kg以上の大容量モデルまで幅広く存在します。

粉砕部にカッターを搭載した製粉機では、ミルミキサーでは対応できない硬い食材も強力に粉砕できるのもポイント。乾燥昆布・豆・穀物も製粉することが可能です。なかには、硬い鰹節まで粉砕できるモノもあります。

なお、製粉機は乾燥した食材や穀物の粉砕に特化したモノがほとんど。ミルミキサーのように、茹で野菜をペーストにしたり、フレッシュジュースを作ったりできません。製粉機は水分を含む食材の加工には向かないことを留意しておきましょう。

製粉機の選び方

一度に製粉できる容量をチェック

製粉機は、製品によって1度に粉砕できる食材の量が決まっています。製粉量が足りない場合、必要量に達するまで何度も製粉機を運転しなくてはならず面倒です。一方、容量が大きすぎると、少量の製粉に対応できない場合もあるので注意しましょう。

必要な製粉量を明確にすれば、選びやすくなります。たとえば、製粉した粉で手打ち麺を作る場合、1人前あたりに必要な粉量は100〜200g。2人分なら200〜400g、4人家族なら400g以上の粉を1度に製粉できるモノがおすすめです。

製粉量は、食材と合わせてチェックするのもポイント。同じ製粉機でも、食材の種類や硬さによって、1度に粉砕できる量が異なる場合があります。とくに鰹節など硬い食材を粉砕したい場合は、よくチェックしてから選びましょう。

本体サイズをチェック

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製粉機は、製粉できる量が多いのが魅力ですが、それゆえ本体自体のサイズも大きく、設置場所が限られてしまうのが弱点。大きいモデルでは重さも10kg以上あり、基本的には定位置を決めて据え置きします。業務用の大容量サイズを選ぶ際は、前もって設置場所を確保しておきましょう。

家庭で手軽に製粉したい方は、軽量な小型モデルがおすすめです。持ち運びやすく、電源コードが届く範囲であれば好きな場所で使用できます。使用後は棚などに収納できるのもメリットです。

コンパクトながら、鰹節のように硬い食材を粉砕できるパワフルなモノもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

製粉したい食材に合わせたモデルを選ぼう

製粉機にはカッター式やローター式、臼式など多くの粉砕方式が存在。製品によって使える食材が異なるので、製粉したい食材に合わせたモノを選ぶのがポイントです。

カッター式は、高速回転する刃で食材をカットしながら細かく粉砕します。乾燥野菜やスパイスなど繊維の多い食材や、鰹節など硬めの食材をパウダー状に加工したい場合におすすめです。

ローター式は、凹凸のある回転板を高速に回転させ、食材に衝撃を与えて粉砕します。乾燥食材や穀物の製粉が可能で、価格は比較的高めです。

臼式は、回転する石臼どうしをすり合わせ、食材を潰しながら粉にする仕組み。摩擦熱が発生しにくく、製粉時の「粉やけ」を予防できるのがメリット。食材の風味を損なわずに製粉できます。繊維質な食材には向きませんが、米や麦、大豆、そばなどの穀物の製粉にぴったりです。

家庭用製粉機のおすすめモデル

ラボネクト コナッピー

乾燥した根昆布など硬い食材も粉末にできる

コンパクトで、省スペースに使用できる乾燥食材・穀物用の粉砕機です。サイズは、約17×14×29cm。4kgと比較的軽量で、設置場所の移動もラクにできます。

1分間に2〜3万回高速回転する刃を搭載。乾燥した根昆布など硬い食材も粉末にできるのが魅力です。食材により粉末の粒サイズは異なりますが、最小50〜200μm程度の細かい粉末に加工できます。

1度に投入できる食材の量は20〜100g。ふりかけやダシ、自家製カレーパウダーなどを作りたい方におすすめの製粉機です。

ラボネクト ファインパウダーミル FM-100

20~50µmの微粉末に加工できる製粉機

穀物や乾燥野菜、茶葉などを20~50µmの微粉末に加工できる製粉機。粒子の細かい野菜パウダーを小麦と混ぜれば、舌ざわりがなめらかな手打ちの野菜入りパスタを作れます。サラサラの抹茶パウダーはお湯に溶けやすく、おいしいお茶を味わいたい方にもおすすめです。

食材によって1度に製粉できる量はさまざま。米なら100gあたり約4分で製粉でき、1時間あたり約1kgの米粉を作れます。また、抹茶なら1時間で約2.3kgの製粉が可能です。

安全スイッチを搭載。フタを開けた状態では刃が回転しない安全設計なので、安心して使えます。容器や刃は、ステンレス製でお手入れがしやすいのもメリットです。

宝田工業 製粉機 こな一番 M-300

縦長で、空いた隙間に設置しやすい穀物用製粉機

縦長サイズで、空いた隙間に設置しやすい穀物用製粉機。よく乾燥した穀物のほかに、繊維質の少ないウコンや漢方薬も粉末に加工できます。およそ高さ46.7×幅27×奥行48cmと、家庭用の小型サイズながら、白米なら1時間あたり約10kgもの製粉が可能です。

「調節ダイヤル」を搭載。左右に回せば、細挽きから粗挽きまで好みに合わせて粉末の細かさを調節できます。1度製粉した粉末をもう1度投入して粉砕すれば、より微細な粉に仕上げることも可能です。そば殻などを取り除ける「ふるい」も付属。粉の粗さを均一にしたい場合にも便利です。

山本電気(YAMAMOTO) NEWよめっこさん Y-308B

乾燥食材・穀物の粉末加工に加え、水分の多い食材のペースト加工もできる製粉機。パワフルにカッターを回転させ、魚の切り身も細かく粉砕しペーストに加工できます。1台で2通りの使い方ができるので、製粉機能を頻繁に使わない方にもおすすめです。

製粉機能も充実。米なら約1分で製粉できます。100g程度の米粉を使った団子やクッキーなどのお菓子作りにぴったりです。茶葉なら、約20秒で抹茶に加工。抹茶ドリンクを楽しめます。小魚も約30秒で製粉でき、栄養たっぷりのふりかけを作ることも可能です。

コンパクトな本体サイズで狭いキッチンでも使いやすいうえ、軽量なのでラクに持ち運べます。使わないときは棚に省スペースで収納できるのもポイントです。フタや容器を正しく装着しないと作動しない安全設計で、初めての方でも安心して使えます。

國光社 卓上製粉機 粉エース A-8型

およそ幅22.5×奥行32×高さ37cmと小型ながら、大量に穀物を製粉できる製粉機。1時間あたり白米なら3〜4kg、そばや小麦、生大豆なら2〜3kgの製粉が可能です。穀物を投入するホッパー容量も約1.2Lと大きく、お米なら約6合分入るサイズ。穀物以外にも、繊維の少ないウコンや煮干しなども粉砕できます。

粗挽き〜細挽きまで簡単に調節できる「ワンタッチハンドル」を搭載。食材を好みの粗さに仕上げられるのもメリットです。そばの殻を取り除くのに便利な、60メッシュの「ふるい」も付属しています。

宝田工業 製粉機 こなひきさん KJ-0

高さ40×幅27×奥行29cmとコンパクトで、省スペースで設置できる製粉機です。粉砕部に雌臼と雄臼を搭載。臼の間に食材が通り、回転する臼にすり潰されて粉になります。穀物や繊維質ではない漢方薬などの食材の製粉に適しています。

ホッパー容量は約600gと、約4合のお米が入るサイズ。コンパクトながら、1時間あたり2〜3kgの食材を製粉できます。ホッパーの投入口が大きく、食材がこぼれるのを予防できるのもメリットです。

スナオジャパン ひきっ粉 T-351

1分間に約30000回転するカッターを搭載し、短時間で乾燥食材・穀物を微粉末に加工する製粉機です。900Wの高性能モーターと丈夫な2枚刃を搭載。乾燥ゴボウなど繊維質で硬い食材も数分で0.1mm程度の大きさの粉末に加工できます。

食材を入れる容器は約300cc。米や抹茶、野菜などを製粉すれば、挽きたての粉で料理やお菓子作りを楽しめます。本体は、直径15×高さ30cm程度とコンパクトサイズ。重さも約4kgと比較的軽量なので、好きな場所に持ち運んで使用することも可能です。

カンリウ工業 臼挽職人 KP091

風味を損なわずにそばを挽ける穀物用製粉機です。ステンレス製の臼を搭載。製粉時に発生する熱を最低限に抑えられる設計で、穀物の製粉焼けを予防します。石臼で挽いたようにおいしいそば粉を作りたい方におすすめです。

そば以外にも、玄米や白米、炒り大豆などにも対応。容量約1kgの容器を搭載し、1時間あたり約2kgの食材を製粉できます。食材の風味を維持したまま、均一で微細な粉末に加工できるおすすめのアイテムです。

サタケ(SATAKE) 小型製粉機 SRG05C

製粉時の作動音が約70dBと静音性の高い穀物用製粉機。騒音が気になる場所での使用におすすめです。本体は、幅36×奥行53×高さ89.5cm程度と邪魔になりにくいスリム設計。キャスター付きなのでラクに移動できます。一見製粉機には見えないシンプルなデザインで、キッチンなどに設置しやすいのもメリットです。

ホッパー容量は、約3kgと大容量。衝撃式の粉砕部を搭載し、1時間あたり約5kgの米粉を製粉できます。200gの少量から製粉できるのもポイントです。米以外にも、そばや大豆、とうもろこしなども粉末に加工できます。

食材を投入して起動スイッチを押すだけなので、初めての方でも簡単に操作できるのもポイント。シンプル構造で、粉砕部のお手入れがしやすいのも魅力です。

水田工業 電動石臼製粉機 石うす一番DX 標準型

天然の御影石で作られた石臼でを使用した製粉機。ホッパー容量は約800g。1時間あたり1〜2kgのそば粉を挽けます。

電力で石臼をゆっくり回転させることにより、摩擦熱を最小限に抑え「粉やけ」を予防。風味豊かで本格的なそば粉を作りたい方におすすめです。

CGOLDENWALL 電動粉砕機

スパイスや穀物、とうもろこし、ペットの餌、漢方薬など幅広い材料に対応した製粉機です。事前によく乾燥させた状態で使用するタイプで、ごまやピーナッツなど油性の材料も粉砕できるのがポイント。1台でさまざまな素材の製粉が行えます。

2400Wのハイパワー運転で、1分間に28000rの回転数を備えているのが魅力です。上層のブレードが強い力で粉砕し、中層のブレードは叩きながらかき混ぜることで、効率をアップ。さらに、底層のブレードがスムーズな粉砕をサポートします。

本製品は、蓋を開けると自動的に運転が停止する安全装置付き。そのほか、負荷がかかり過ぎて本体が熱くなったり量が多すぎたりすると、運転が停止する過負荷保護機能も付いているなど、安全性に優れています。

Moongiantgo 電動粉砕機

コーヒー豆をはじめ、大豆や穀物などの粉砕におすすめの製粉機です。容量は300mlと使い勝手のよいサイズ。透明な蓋カバーを採用することで、中の様子を観察できるのもポイントです。材料の粉砕具合を目で見確認しながら作業できます。

食品グレードステンレス鋼材質を採用したブレードを使用しており、衛生面にも優れているのが魅力。分厚く切れ味のよいブレードが、硬い材料もしっかり砕きます。

また、本体中央に付いているボタンで、簡単に操作可能。ボタンを押している間のみ起動し、ボタンから手を離すと運転を停止するため、直感的に操作できます。ボタンを押す長さによって、粉末の細かさを調節できるのもメリット。自分の目で確認しながら、好みの状態に仕上げられます。

業務用製粉機のおすすめモデル

ラボネクト ハイスピードミル HS-15

最大約500gの乾燥食材を50〜200μmの微細な粉末に加工できる製粉機。約30×19×39.5cmと小型ながら、製粉できる量が多いのが特徴です。乾燥野菜・穀物はもちろん、鰹節のように硬い乾燥食材も製粉できます。

本体にレバーを搭載。レバーを緩めれば、容器を90°以上傾けることが可能です。製粉後にヘラなどを使ってパウダーを取り出しやすくなります。安全スイッチを搭載。フタが空いてある状態では刃が回転しない設計で、安心して使用できるのも魅力です。

ラボネクト フリースピードミル FS-20

粉末の粒度を調節できる乾燥食材用の製粉機です。容器にカッターを搭載。カッターの回転速度を調節することで粗挽きから細挽きまで好みに合わせて製粉できます。乾燥した小魚や昆布などを粗めに製粉すれば、素材の食感を楽しめるふりかけを作ることも可能です。

1度に製粉できる食材の量は、50〜500g。野菜パウダーやカレーパウダーなどを大量に作りたい場合にも適しています。容器と刃は取り外して丸洗い可能。ステンレス製なので、汚れを落としやすいのもメリットです。

國光社 ひかり号 A1-MS(S7)

1度に大量の食材を粉状に加工できる製粉機。ホッパーが約36Lと大容量で、最大約25kgの穀物を1度に製粉できます。大豆や玄そば、小麦などを大量に製粉したい方におすすめです。

ホッパーの投入口が大きく、食材をこぼしにくいのもメリット。およそ幅38.5×奥行47×高さ73cmと業務用としてはコンパクトで、空いた場所を活用して設置しやすいのもポイントです。

國光社 そば製粉ふるい機 粉太郎SN-C型

1時間あたり最大約15kgの玄そばを製粉できる製粉機。ホッパー容量が約30Lと大きく、1度に大量の玄そばを投入できます。そば粉を大量に作りたい方におすすめです。

「電動粉ふるい機」も搭載。製粉後の玄そば粉を細かい粉末と大きなそば殻に分けられます。手とふるいを使ってそば殻を取り除く手間を省けるので、より手軽にそば粉を作れるのもメリット。そば粉の販売や、手打ちそば店での使用にも適しています。

マルマス マルマスホーミルA

タイマー機能を搭載した穀物用の製粉機。運転時間を設定でき、電源を切る手間を省けます。穀物を投入する容器が約9Lと大容量で、米なら約5升も入るサイズです。本体は約27×33×60cmとコンパクトながら、1時間あたり約10kgの穀物を製粉できます。

大量の製粉が可能にもかかわらず、家庭用の100V電源で使用できるのもポイントです。業務用、家庭用のどちらでも使用できます。操作部にレバーを搭載し、簡単に操作できるのも魅力です。

NEWTRY 700g電動スイング式グラインダー

業務用としても家庭用としてもおすすめの製粉機です。お米の製粉であれば約700gまでに対応。2500Wのハイパワー運転で、1分間に36000rの回転数を備えているのが特徴。医薬品の処理工場や粉体処理にも適したタイプで、70~300目の細かさに粉砕可能です。

電動スイング式のグラインダーを採用しており、上層・中層・下層の3段階のブレードで材料を細かく粉砕。ステンレススチール製の高品質ブレードを備えています。長いブレードと短いブレードを重ねることで、全面をバランスよく粉砕可能です。

材料が循環しやすいふくらみのあるデザインで、中身の偏りを防ぎながらバランスよく粉砕。粉がこぼれないよう、しっかりロックできるバックルデザインも魅力です。空気過負荷保護スイッチも付属しているため、作業中の事故やトラブルを防ぎます。