芯の濃さや描きやすさにこだわって作られた「デッサン用鉛筆」。メーカーやシリーズによって、芯の素材や軸の形状が異なります。なめらかな描き心地を楽しめるモノや、持ちやすい形状の軸を採用したモノ、幅広い硬度がセットになったモノなどが人気です。
今回は、おすすめのデッサン用鉛筆をご紹介します。選び方のポイントも解説しているので、どれを選ぶべきか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
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デッサン用鉛筆の選び方
芯の硬さ・濃さで選ぶ
鉛筆を使ったデッサンでは、黒い線だけでモチーフを描くためモノクロに仕上がります。同じ濃さの線で描くと、平坦でシンプルな絵に仕上がりがち。立体感や質感を豊かに表現したい場合は、濃い線と薄い線を使い分けながら、濃淡を出すのがポイントです。
デッサン用鉛筆では、芯が硬いほど薄く、芯が柔らかいほど濃く描けます。硬めの芯は「H」、硬さが中くらいの芯は「HB」「F」、柔らかめの芯は「B」で表記されており、数字が大きくなるほど、Hは硬く、Bは柔らかくなるのが特徴です。
初心者の方は、3H・2H・H・F・HB・B・2B・3Bあたりを揃えるのがおすすめ。2Bはデッサンの下書きや練習に向いています。3Bは影などの暗い部分、H~3Hは明るい部分を描く場合にぴったりです。
デッサンに慣れてきたら、自分の描きたい表現に合わせて、鉛筆の硬さ・濃さのバリエーションを増やしてみてください。
芯の素材で選ぶ
グラファイト
グラファイトとは、石墨や黒鉛とも呼ばれ、炭素元素だけから成る天然鉱物のひとつ。一般的なデッサン用鉛筆の芯は、グラファイトと粘土を混ぜて作られています。滑りがよく、なめらかな描き心地を楽しめるのが特徴です。
すらすらと描きやすいため、初心者の方にもおすすめ。また、ラインナップが多いので、用途に合った鉛筆を探しやすいのもメリットです。
なお、グラファイト鉛筆で描いた線は、やや鉛色に近い黒色をしているため、真っ黒な線でデッサンをしたい場合には不向き。さらに、光を反射しやすい性質があるので、作品がテカテカと光りやすいことに留意しておきましょう。
カーボン
カーボンとは炭素のことで、有機物が不完全燃焼した場合に生じる物質のひとつです。素材にカーボンを使用した鉛筆の芯は、木炭のようにマットで濃い黒色をしているのが特徴。深みのある黒を表現したい場合やテカリを抑えたい場合などに活躍します。
また、芯の質感も木炭に似ており、ガサガサとした描き味なのもポイント。芯粉がほとんど出ないため、紙を汚しにくいのも魅力です。濃淡を調節しやすいので、グラデーションを表現する場合にも適しています。
持ちやすさを考えて軸の形状を選ぶ
持ちにくい鉛筆だと、芯先を思い通りに動かしにくいほか、手が疲れやすくなりがちです。持ちやすさを考慮して選ぶことが大切。六角形や三角形の軸を採用したモノは、親指・人差し指・中指の3本指でしっかり支えやすいためおすすめです。
ラインナップは多くありませんが、丸軸のデッサン用鉛筆も展開されています。角がないため、指当たりがやさしいのが魅力。描きたい部分に合わせて、自由に持ち方を変えたい場合にも向いています。
セットのモノは内容をチェック
どの硬さのデッサン用鉛筆を選ぶべきか迷っている方は、セットで購入できるモノも検討してみてください。さまざまな硬度の鉛筆を揃えられます。ただし、製品によってセットの内容が異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
なかには、消しゴムや鉛筆削りといった、最低限必要なアイテムが付属するデッサン用鉛筆もラインナップ。初心者の方におすすめです。また、ケース付きのセットも便利。すっきり片付けられるほか、カバンなどに入れて持ち運べます。
デッサン用鉛筆のおすすめメーカー
三菱鉛筆
三菱鉛筆は、1887年に「眞崎鉛筆製造所」として創業した日本の老舗文房具メーカーです。1958年に誕生した鉛筆「ユニ」は、約5年をかけて開発し、かつてないなめらかな描き心地を実現。以来、ユニシリーズの鉛筆は、60年以上愛され続けています。
ユニを超える鉛筆を目指して開発された「ハイユニ」も人気。折れにくく、きれいに描けると謳われています。デッサンや鉛筆画向けのアートセットもラインナップしているので、気になる方はチェックしてみてください。
ステッドラー(STAEDTLER)
ステッドラーは、1835年に創立されたドイツの老舗文具メーカー。鉛筆以外に、製図用品や画材も手がけています。鉛筆においては、多くがドイツで製造されているほか、芯の素材に天然黒鉛を採用しているなど、品質にこだわっているのが特徴です。
鉛筆芯の強度が安定しており、長時間描き続けやすいと謳われているのが魅力。また、ラインナップが豊富なので、用途や使いやすさに合わせて、理想的なデッサン用鉛筆を探しやすいのもポイントです。
さらに、グラファイト鉛筆だけではなく、カーボン鉛筆も展開しています。深みのある黒を表現したい方や、マットな仕上がりを目指したい方は、ぜひチェックしてみてください。
デッサン用鉛筆のおすすめ
三菱鉛筆 ハイユニ アートセット HUAS
なめらかな描き味にこだわりたい方におすすめのデッサン用鉛筆です。芯の素材に微粒で不純物が少ない黒鉛と粘土を使用し、均一に混ぜて作られているのが特徴。大小の粒子を混合することで、なめらかな描き心地を実現しています。
より黒くきれいに書けると謳われているのもメリットです。また、10H~10Bの22硬度がセットになっているため、濃淡を豊かに表現したい場合におすすめ。さまざまな濃さの鉛筆を揃えたい初心者の方にも適しています。
六角形の軸を採用し、3本の指でしっかり支えながら持ちやすいのもポイント。さらに、金色のリングがあしらわれた高級感のあるデザインも魅力のひとつです。
三菱鉛筆 鉛筆 ユニ 2B U2B
ケースと消しゴムが付属するデッサン用鉛筆。外出先へ持ち運んでデッサンをしたい場合に便利です。また、12本の鉛筆がセットになっているのも特徴。複数本の鉛筆をあらかじめ削っておけば、外出先で1本の芯先がすり減っても描き続けられます。
黒鉛と粘土を均一に混ぜて作られた芯を搭載し、なめらかな描き心地を楽しめるほか、より黒くきれいに描けると謳われているのも魅力。硬度が2Bなので、デッサンの下書きや練習で使いやすい鉛筆を探している方にもおすすめです。
さらに、六角形の軸を採用しているのもポイント。3本の指でしっかり支えながら持ちたい場合にもおすすめのデッサン用鉛筆です。
ステッドラー(STAEDTLER) マルス ルモグラフ 製図用高級鉛筆 100G24
24硬度がセットになったデッサン用鉛筆。10H~12Bの幅広い硬度が揃っているため、明るい部分は硬めの鉛筆、暗い部分は柔らかめの鉛筆というように使い分けられます。濃淡を豊かに表現したい場合におすすめです。
芯の素材にグラファイトを使用しているのも特徴。紙への定着性が高いうえ、折れにくく、なめらかな描き味を楽しめると謳われています。また、六角形の軸を採用しているので、3本の指で支えながら持ちやすいのもおすすめポイントです。
ステッドラー(STAEDTLER) マルス ルモグラフ ブラック 描画用高級鉛筆 100B G6
芯の素材にカーボンを使用したデッサン用鉛筆。木炭のような濃い黒で描けるのが魅力です。深みのある黒を表現したい場合や、木炭デッサンのようなマットな仕上がりを目指したい場合に活躍します。
8B・7B・6B・4B・2B・HBの6硬度がセットになっているのも特徴。自分の描く表現に合わせて、異なる濃さの鉛筆を使い分けられます。また、ケースが付属するため、外出先へ持ち運んで使いたい方にもおすすめのデッサン用鉛筆です。
ステッドラー(STAEDTLER) マルス ルモグラフアソートセット 100 G24 S
硬度の異なる24種類の鉛筆が1本ずつ入った、デッサン用鉛筆です。初めてデッサンをする方などにおすすめ。人気かつ歴史のあるブランドのモデルなので、安心して使用できるのもメリットです。
本製品には、ステッドラーの定番モデル「マルス ルモグラフ」と、カーボン芯を採用しより濃い黒を描画できる「マルス ルモグラフ ブラック」が入っています。マルス ルモグラフは9B~9Hまでの20本で、マルス ルモグラフ ブラックは8B・6B・4B・2Bの4本です。
高耐久で折れにくいのも魅力のひとつ。また、摩耗も少ないので、1本の鉛筆を長く使用できます。
ステッドラー(STAEDTLER) トラディション アートビギナー 110 SET-1
幅広い用途で使用できる、描き心地のよい鉛筆のセットです。ステッドラーの「トラディション」シリーズの鉛筆が各硬度セットになって入っています。6B~4Hまでの12硬度が揃っているので、デッサンの入門にもぴったりです。
また、デッサンに加えて、鉛筆画を描いたり、スケッチやクロッキーをしたりなどの用途でも快適に使用可能です。価格も比較的リーズナブルで、子供へのプレゼントなどにもぴったりです。
鉛筆本体は赤と黒のデザインを採用しており、スムーズで滑らかな描き心地を実現しています。高品質で折れにくいので、力の加減がわかっていない子供も安心して使用可能です。
そのほか、鉛筆のセットに加えて、鉛筆削りとオリジナルデザインのクロッキー帳も同梱。すぐにデッサンやクロッキーを始められます。
ステッドラー(STAEDTLER) マルス ルモグラフ チャコール 100C-M
芯の素材に木炭を採用した「マルス ルモグラフ チャコール」シリーズのデッサン用鉛筆。絵の下書きやラフなスケッチなどの用途にもぴったりです。テカテカと黒光りしてしまうのも抑えられます。真っ黒の線を描きたい方にもおすすめです。
また、指でこすってぼかしたり、グラデーションを入れたりしやすいのも魅力のひとつ。さらに、削ることによって、太さを自由に変えられるのも特徴。太い線から細い線まで、1本で対応できます。
本製品は、ミディアムタイプの芯を採用したモデルが12本セットになっています。ハードタイプとソフトタイプもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
トンボ鉛筆 鉛筆 モノ MONO-HB
1913年に創立した老舗文房具メーカー「トンボ鉛筆」のデッサン用鉛筆。高密度構造の「超微粒子芯」を採用することで、なめらかな描き味を実現しています。また、紙への定着性がよいほか、芯が折れにくいと謳われているのもメリットです。
硬度HBの鉛筆が12本セットになっているのも特徴。中くらいの濃さなので、デッサンの下書きにも向いています。さらに、ケースと消しゴムが付属するため、外出先へ持ち運んで使いたい方にもおすすめのデッサン用鉛筆です。
トンボ鉛筆 鉛筆 モノ100 MONO-100B
トンボ鉛筆の創立55周年を記念して1967年に発売されたデッサン用鉛筆。芯・木軸・装飾にこだわって作られており、同社の鉛筆ラインナップのなかで最高級であると謳われています。
1ミリ立方あたり100億個もの粒子が凝縮された、密度構造の芯を採用しているのが特徴。なめらかに濃く描けるうえ、紙への定着性がよく、折れにくいといわれているのがメリットです。
硬度Bの鉛筆が12本セットになっているため、デッサンをたっぷり楽しめます。また、ケースが付属するので、収納や持ち運びのしやすさを求める方にもおすすめのデッサン用鉛筆です。
トンボ鉛筆 鉛筆 8900 2B 8900-2B
1945年に写真修整用として発売された鉛筆。現在では鉛筆のスタンダードとして知られており、デッサンや事務、学習といったさまざまな用途で使われています。発売当初から軸や箱のデザインが変わらないため、レトロな雰囲気を楽しめるのも魅力です。
硬度2Bの鉛筆が12本セットになっているのも特徴。デッサンの下書きや練習などにおすすめです。また、比較的安いので、価格重視の方もチェックしてみてください。
北星鉛筆 #9900 アートセット 4H~6B 11990
昭和26年に設立した鉛筆メーカー「北星鉛筆」のデッサン用鉛筆。木目調の木軸を採用しているため、ナチュラルな雰囲気を楽しめます。また、4H~6Bの12硬度がセットになっているため、濃淡を豊かに表現したい場合におすすめです。
ケースが付属するので、すっきり片付けたい方や、カバンなどに入れて持ち運びたい方にも向いています。さらに、価格が比較的安いため、手に取りやすいのも嬉しいポイント。コスパのよいおすすめのデッサン用鉛筆です。
ファーバーカステル(FABER CASTELL) カステル9000番 デザインセット 119064
1761年に創業したドイツの老舗鉛筆メーカー「ファーバーカステル」のデッサン用鉛筆。木軸と芯に「SV方式」と呼ばれる全面接着が施されており、軸が非常に折れにくいと謳われています。環境にやさしい水性塗料を軸に採用しているのも特徴です。
5H~5Bの12硬度がセットになっています。濃さの異なる鉛筆を使い分けることで、濃淡を豊かに表現可能。さまざまな硬度の鉛筆を揃えたい初心者の方にもおすすめです。また、ケースが付属するため、すっきり片付けられるほか、カバンなどに入れて持ち運べます。
ファーバーカステル(FABER CASTELL) カステル9000番パーフェクトペンシル 119037
便利なキャップがセットになったデッサン用鉛筆。キャップには、鉛筆削りが内蔵されています。鉛筆を使わないときは芯先を保護し、芯先がすり減ったときは削ることが可能。「メタルクリップ」付きなので、手軽に持ち運べるのもおすすめポイントです。
鉛筆の軸と芯に「SV方式」と呼ばれる全面接着が施されており、軸が非常に折れにくいと謳われているのもメリット。硬度はBが採用されています。また、パッケージに入っているため、プレゼントとしてもおすすめのデッサン用鉛筆です。
カランダッシュ(Caran d’Ache) ギフトボックス グラファイトライン 3000-415
1915年に鉛筆工場として始まったスイスの老舗筆記具メーカー「カランダッシュ」のデッサン用鉛筆。4H~9Bを含む15硬度のグラファイト鉛筆がセットになっているため、濃淡を豊かに表現したい場合におすすめです。
グラファイト鉛筆のほかに、グラフキューブ・水溶性鉛筆・消しゴム・鉛筆削り・サンドペーパーが付属しているのもポイント。さまざまな技法を組み合わせることにより、表現の幅がぐんと広がります。
モダンでおしゃれなデザインも魅力的。プレゼントとしてもおすすめのデッサン用鉛筆です。
カランダッシュ(Caran d’Ache) グラファイトライン グラフウッド15本セット 775-315
硬度を見分けやすいデッサン用鉛筆。芯の硬度にマッチする色合いのニスで軸が塗装されています。また、4H~9Bを含む15硬度がセットになっているため、濃淡を豊かに表現したい方や、さまざまな濃さの鉛筆を揃えたい初心者の方におすすめです。
筒型のスリムなケースが付属し、机の上に省スペースで置きやすいのもメリット。さらに、カバンなどに収納しやすいため、外出先へ持ち運んで使いたい方にもおすすめのデッサン用鉛筆です。
ダーウェント(Derwent) グラフィック ミディアム デザイナー 12種セット メタルケース
1832年から続くイギリスの画材ブランド「ダーウェント」のデッサン用鉛筆。厳選された原料を使用しているほか、芯の尖った状態が長持ちすると謳われているのが特徴です。また、6B~4Hまで12硬度がセットになっているため、濃淡を豊かに表現できます。
六角形の軸を採用しており、3本の指で支えながら持ちやすいのもポイントです。さらに、ケースが付属するので、外出先へ持ち運びたい場合にもおすすめ。蓋を完全に取り外せるため、鉛筆の出し入れがしやすいのもメリットです。
ダーウェント(Derwent) スケッチングペンシル メタルケース 6本セット 0700836
太い芯が採用されたデッサン用鉛筆。粗めに描きたい場合におすすめです。芯先を削って尖らせれば、細かい線も描けます。また、HB・2B・4Bの硬度が2本ずつセットになっているのも特徴。濃さが異なる鉛筆を使い分けることで、表現の幅を広げられます。
丸軸を採用し、角がなく指当たりがよいのもポイント。さらに、コンパクトなケースが付属するため、持ち運びやすさを重視する方にもおすすめのデッサン用鉛筆です。
ダーウェント(Derwent) グラフィックペンシル 20種24本セット 34202
英国発の老舗画材ブランドが販売する、デッサン用鉛筆のセットです。9B~9Hまでの20硬度24本の鉛筆が同梱されています。4B・2B・HB・2Hは各2本ずつ入っているのもおすすめです。
老舗ブランドの鉛筆ということもあり、品質が高く、滑らかな描き心地を実現しています。細かいニュアンスもしっかりと表現可能。また、耐久性にも優れており、芯の先がとがった状態を長く維持できるのも魅力のひとつです。
複数の鉛筆がセットになっているので、これから鉛筆を使ってデッサンを始める方などにもぴったり。軸は六角形なので、グリップ性も優れています。
ファーバーカステル(FABER CASTELL) PITT グラファイトマット鉛筆セット FC115220
光の反射を抑えられるマットな描き味が魅力のデッサン用鉛筆です。なるべく反射を抑えつつ、作品を仕上げたい方におすすめです。
滑らかな描き心地を実現しているのもポイントのひとつ。より濃く、深みのある黒を表現したい方もチェックしてみてください。本製品には、14B〜HBが各1本ずつ入っています。濃さの異なる鉛筆を使い分けながらデッサンを進められます。
全面接着(SV)方式を採用しているため、芯が折れにくいのもうれしいポイント。また、ワイパー・鉛筆削り・消しゴムも同梱します。
クツワ HOKUSIGN PA014
浮世絵師として有名な葛飾北斎をモチーフとしてデザインされた、デッサン用鉛筆です。描き心地は滑らかで、摩擦が少ないのも魅力のひとつ。また、芯には、細かい箇所もスムーズに描画できる極細の2mm芯を採用しています。
さらに、芯は特殊な製法でつくられており、優れた強度を実現。筆圧の強い方でも、折れるのを気にすることなく描き進められます。「北斎ブルー」を謳う美しいデザインも魅力のひとつ。ギフトなどにもぴったりです。
本製品は、HB・B・2B・3B・4Bが各1本ずつ入った5本セットの製品。濃さの異なる鉛筆を使い分けながら絵を描きたい方などにもおすすめです。
番外編:鉛筆以外でデッサンに必要なアイテム
画用紙・スケッチブック
デッサンを楽しむためには、鉛筆だけではなく、画用紙も用意する必要があります。メーカーによって、画用紙の紙質や厚み、色合いはさまざま。紙質は作風に影響するため、描きたいイメージに合った画用紙を探してみてください。
デッサン教室など外出先で描く場合は、本のように束ねられたスケッチブックが便利。画用紙がバラバラにならないので、ラクに持ち運べます。また、過去に描いた作品を時系列で振り返れるのもメリットです。
消しゴムや練り消し
鉛筆でデッサンをする際は、消しゴムや練り消しも用意しておきましょう。描いた線を修正したり、濃淡を出したりする場合に便利です。なお、消しゴムはやや硬く紙面が傷みやすいため、こすりすぎないように注意する必要があります。
一方、練り消しは粘土のように柔らかいので、紙面を傷めずに使いやすいのがメリット。自由に変形できるため、細かい部分の修正にも活躍します。また、汚れを内側に練り込むことで、すぐに新しい面が使えるので、デッサンがはかどりやすいのも魅力です。
カッターナイフ
カッターナイフは、鉛筆を削るために使用します。一般的な鉛筆削りとは違い、木軸や芯先を自由に削ることが可能。芯を長めに露出させたり、平坦になった芯先を尖らせたりすることにより、さまざまな太さの線を描きやすくなるのがメリットです。
カッターナイフの刃でケガをしないように、削り方に注意。まずは、利き手でカッターナイフ、反対の手で鉛筆を持ちます。鉛筆を持っている手の親指をカッターナイフの背面に添え、その親指でカッターナイフを押しながら、少しずつ鉛筆を削るのがポイントです。
デッサン用鉛筆では、メーカーやシリーズによって、選べる硬度の幅が異なります。最初は1本のみ購入し、あとから硬度のバリエーションを増やしていく場合は、あらかじめ硬度のラインナップを確認しておきましょう。濃淡を豊かに表現したい方は、幅広い硬度を取り揃えているメーカーやシリーズを選んでみてください。