食材を入れてからスイッチを押すだけで本格的な調理を楽しめる「ホットクック」。一人暮らし向けのコンパクトサイズから、ファミリー向けの大容量モデルまで、さまざまな製品があります。製品ごとに調理機能が異なるので、あらかじめ使用人数や用途を明確にしておきましょう。
そこで今回は、ホットクックのおすすめアイテムをピックアップ。ホットクックの魅力や対応レシピ、選び方についても解説するので、ぜひチェックしてみてください。
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- 目次
- ホットクックの魅力
- ホットクックの選び方
- ホットクックの使用が向いている方
- ホットクックの使用が向いていない方
- ホットクックのおすすめ|2.4L
- ホットクックのおすすめ|1.6L
- ホットクックのおすすめ|1.0L
- ホットクックのおすすめレシピ
ホットクックの魅力
ほったらかし調理ができる
ホットクックは、内鍋に材料と調味料を入れてからボタンを押すだけで、ほったらかし調理ができるのが大きな魅力。ホットクックが自動調理をするため、つきっきりで見守る必要がなく、調理を任せている時間を利用して家事・育児・仕事などができます。
ホットクックは、温度センサーと蒸気センサーを搭載。鍋の中の温度や食材の通り具合をチェックしながら、自動で細かく火加減をコントロールします。料理が苦手な方でも、簡単に本格的な調理が可能です。
付属の「蒸しトレイ」を利用することで「上下2段調理」もおこなえます。下段でアクアパッツァ、上段でポテトサラダ作りといった使い方ができるのも魅力です。
また、冷凍した肉や魚も調理前に解凍する必要はなく、そのまま使用可能。冷凍のシーフードミックスを使って、シーフードカレーや八宝菜を作れるなど料理の幅が広がります。
素材のおいしさを活かす無水調理
ホットクックの正式名称は「水なし自動調理鍋」。独自の蒸気を逃がしにくい構造と、ドリップ加工の内蓋を採用し、その名の通り水を使わずに調理する「無水調理」ができます。
食材の水分を鍋に戻して、野菜の甘みなどを凝縮するのが特徴。水分を加えなくとも、旨みたっぷりの仕上がりを実感できます。
また、無水調理は食材に含まれる水分を利用するため、栄養素も多く残りやすいといわれているのもポイント。料理の栄養素を重視している方にもおすすめです。
無水調理は、肉じゃが・カレー・アクアパッツァ・八宝菜・ひじきの煮物などのレシピに対応。食材を入れてボタンを押すだけなので、誰でも気軽に操作できます。
便利な予約調理
ホットクックは、食材の衛生面に配慮しながら最大15時間の予約調理が可能です。予約調理は、加熱開始後に温度を上げて食材に火を通します。
徐々に温度を下げながら食材に味を染み込ませるのが特徴。食材が腐敗しやすい温度帯を避けながら適温を保ち、予約設定時刻まで保温します。
あらかじめ出かける前にホットクックに食材をセットしておけば、帰宅後すぐに食事を摂れるのがポイント。また、夜にセットしておくと、翌朝起きたらすぐにあたたかいみそ汁やスープなども食べられます。
また、ホットクックは、10時間以上の保温機能を搭載。調理が終わった料理もあたため直しができ、いつでもあたたかい食事を楽しめます。食事の時間がそれぞれ異なる家庭にもおすすめです。
ホットクックの選び方
家族の人数に合わせて容量を選ぼう
ホットクックのラインナップは、1.0Lタイプ・1.6Lタイプ・2.4Lタイプの3種類です。使用人数に適した容量の製品をチェックしましょう。
1.0Lタイプは、1〜2人分の料理を作りたい方におすすめ。ちょっとした副菜やスープ作りも可能です。1.6Lタイプは2〜4人分、2.4Lは2〜6人分の調理に適しています。ファミリー向けのホットクックを求めている方は、1.6Lタイプや2.4Lタイプを選ぶのがおすすめです。
また、容量が多くなるほど、本体サイズが大きくなる傾向があります。購入する前に、キッチンスペースや収納場所を確保しておきましょう。容量1.0Lの製品は、ほかの製品と比べてコンパクトサイズを実現。限られたキッチンスペースでも快適に使用できます。
調理の幅が広がる「まぜ技機能」をチェック
かきまぜは、料理の工程のなかでも基本の動作。タイミングや力加減は簡単ではありません。「まぜ技ユニット」を搭載したホットクックは、加熱の進行に合わせて自動的にかきまぜをおこないます。
まぜ技ユニットのはたらきにより、カレーやシチューなどの無水レシピも焦がさずに調理できます。予約機能を活用したときも、調理を任せられるのがポイントです。肉じゃがなどの煮物は煮くずれが少なく、少なめの調味料でも食材の中までしっかり味が染み込みます。
まぜ技ユニットの回転スピードを上げることで、泡立てる調理も可能です。ケーキなどのお菓子づくりに便利なホイップクリームやアイスクリームを簡単に作れます。また、「まぜ技ユニット」は取り外し式です。調理方法に合わせてまぜ技ユニットを付け替えられます。
蓋を開けたまま加熱ができる「煮詰め機能」
ホットクックは、蓋を開けたまま加熱をおこなえる「煮詰め機能」を搭載しているモデルもあります。煮詰め機能は鍋を使った調理のようにヘラを使いながら、食材や調味料をかき混ぜられるのが特徴。好みの仕上がりに調節したいときに役立ちます。
蓋を開けて、食材の様子をチェックしながら調理が可能です。ぶりの照り焼きなど、しっかりと煮詰めて照りを出したい料理にも活用できます。食材が焦げる心配もありません。
煮詰め機能を搭載したホットクックはコンロを使う感覚で、火力やまぜ方、加熱時間を調節できます。自動調理だけでなく、手動で好みの仕上がりにしたい方におすすめです。
後片付けの手間を減らすフッ素コート内鍋を選ぼう
フッ素樹脂コーティングとは、素材にフッ素樹脂の表面処理を施すことを指します。ホットクックのなかで、型番の末尾が「F」以降の機種の内鍋には、フッ素樹脂コーティングを施しているのが特徴です。
フッ素樹脂は撥水性・耐摩擦性・耐熱性などに優れているので、内鍋に汚れがこびりつきにくく、お手入れも簡単。また、使用後にお手入れすることで、調理臭などをおさえられます。
ホットクックの内鍋は、別途購入可能。フッ素樹脂コーティングが剥がれてきたときは、内鍋だけを取り替えられます。また、これまでのシリーズにも使えるのがポイントです。
「COCORO KITCHEN」を活用してレシピを増やそう
「COCORO KITCHEN」とは、AIとIoTを組み合わせた「AIoT」によって、便利な機能を使用できるキッチンサービス。ホットクックでは多くの機種が専用アプリ「COCORO HOME」に対応しており、アプリをインストールすることで、スマホとの連携が可能です。
外出先からスマホを介してメニューを閲覧したり、選択したメニューをホットクックに送信したりと、調理に役立つ機能を活用できます。ホットクックを使って調理したいレシピが決まったら、買い物リストを作成できるのもポイント。スーパーなどで材料を買い忘れる心配がありません。
日々の食事に役立つメニューから、家族で楽しめるお菓子づくりまで、レシピのバリエーションも豊富。より便利に調理したい方は「COCORO KITCHEN」対応のホットクックを選ぶのがおすすめです。
お手入れ方法をチェック
ホットクックを衛生的に使い続けたい方は、お手入れのしやすさをチェックしてみてください。パーツを取り外せる製品は、細かい場所に付着した汚れやニオイを落としやすいのが特徴です。
ホットクックは、内鍋・内蓋・つゆ受け・蒸気口カバー・まぜ技ユニット・蒸しトレイなどのパーツを着脱することが可能。内鍋以外のパーツは、食洗機にも対応しているので、簡単にお手入れできるのがポイントです。
内鍋にフッ素樹脂コーティングを施している場合は、汚れやニオイを簡単に落とせます。常に清潔な状態を保てるのが魅力です。
ホットクックの使用が向いている方
ホットクックは、ほったらかしで本格的な料理を作れるのがメリット。ホットクックに調理を任せられ、小さい子供がいる家庭や仕事が忙しい方といった、料理に手間をかけたくない方に向いています。
子供の学校や習いごとの送り迎えなど、ほかのことをこなしている間にホットクックが自動調理するため、限られた時間を有効活用できるのも魅力。手間がかからないにもかかわらず「上下2段調理」「低温調理」「無水調理」など、本格的な調理も楽しめます。
ホットクックの使用が向いていない方
ホットクックは、料理に対してこだわりが強い方、時短調理を求めている方、煮込み料理が好きではない方には向いていません。購入後、後悔しないために特徴をチェックしておくことが大切です。
ホットクックは、材料を切って入れ、ボタンを押すだけのシンプルな構造を採用。細かい下準備が必要な料理や、段取りが必要な料理には向いていません。
また、ホットクックは時短調理ではなく、ほったらかし調理の家電です。圧力鍋のような使い方はできないので注意しましょう。ほかにも、食材を炒めたり揚げたりする調理はできません。煮物や蒸し野菜などが苦手な方は、食事に困る場合があります。
ホットクックのおすすめ|2.4L
シャープ(SHARP) ヘルシオホットクック KN-HW24G
2〜6人分の料理を作るときにおすすめのホットクックです。従来モデルと比べ、大容量モデルとしてはコンパクトサイズを実現し、限られたキッチンスペースや収納棚に設置しやすいのが特徴。使いたいときに取り出して、気軽に調理をおこなえます。
温度センサーと蒸気センサーを搭載。常に鍋のなかに温度や火の通り具合をチェックしながら、自動で火加減をコントロールします。
また、「まぜ技ユニット」が備わっており、加熱の進行に合わせて食材のかき混ぜをおこなうのもポイント。料理が苦手な方でも、本格的なレシピにチャレンジできます。
内蓋・まぜ技ユニット・蒸しトレイ・蒸気口カバーなどのパーツは取り外し可能。汚れが付着したときも気軽にお手入れできます。内鍋以外のパーツは食洗機にも対応しているため、お手入れが簡単にできるのも魅力。機能性だけでなく、お手入れのしやすさにも配慮しています。
シャープ(SHARP) ヘルシオホットクック KN-HW24F
大容量タイプでファミリーにおすすめのホットクック。2.4Lタイプのため、一度にたくさんの料理が作れるのが魅力です。本体の天面には、フルドット液晶を配置。視認性に優れており、操作手順などを大きな文字でわかりやすく表示します。
音声発話機能を搭載しているのもポイント。音声と画面で作り方を案内してくれるので、機械操作が苦手な方でも簡単に準備ができます。また、本体の「聞いて」ボタンを押すと、メニューの提案などもしてくれるので便利です。
さらに、食材の衛生面に配慮しながら、最大15時間の予約調理も可能。出かける前に食材をセットしておけば、帰宅後すぐにできたての料理を味わえます。
ホットクックのおすすめ|1.6L
シャープ(SHARP) ヘルシオホットクック KN-HW16G
2〜4人分の料理に対応したホットクックです。本製品は、加熱の進行にあわせて自動でかきまぜを行う「まぜ技ユニット」を搭載。焦げやすい無水メニューや、煮崩れしやすい煮物もしっかりと調理できます。シチューやカレーなどをよく作る方におすすめのモデルです。
また、煮物やスープだけでなく、蒸し料理・めん類・パンなどが作れるのもポイント。手づくり味噌やヨーグルトといった、温度管理が難しい発酵食品にも対応しています。手順が似ているレシピであれば、メニュー集に載っていないものも調理が可能。オリジナルメニューやアレンジメニューなど、レパートリーが増やせるのも魅力です。
本製品には、蒸し調理に役立つ専用のトレイが付属。本体にトレイをセットすることで、「上下2段調理」が行えます。一度に2つの料理が作れるので、調理時間が短縮できて便利です。
シャープ(SHARP) ヘルシオホットクック KN-HW16F
絶妙な火加減で誰でも簡単に調理をおこなえるホットクックです。2~4人の家庭におすすめ。コンロを使う感覚で、火力・まぜ方・加熱時間を好みに設定できます。「煮詰め機能」を搭載し、蓋を開けた状態でも調理をすることが可能です。
食材に含まれる水分を活用する「水なし調理」にも対応。食材の栄養素が多く残るといわれています。また、野菜の甘み成分を引き出せるため、普段の味付けより薄めにしても、素材の味を感じられるのが魅力です。
最大約12時間の保温機能を搭載。時間が経っても、できたてのおいしさを保ちます。また、一度調理が終わった料理のあたため直しも可能です。
ホットクックのおすすめ|1.0L
シャープ(SHARP) ヘルシオホットクック KN-HW10G
1〜2人分の調理に適したコンパクトサイズのホットクックです。スープや副菜作りにもおすすめ。フタを開けて加熱する「煮詰め機能」を搭載しており、食材の様子を確認しながら調理できます。しっかり煮詰めて食材の照りを出したいときにも便利です。
内鍋には、フッ素コート加工を施しています。汚れがこびりつきにくく、お手入れも簡単にできるのが魅力です。
本製品は専用アプリ「COCORO HOME」をインストールすることで、スマホとの連携が可能。アプリ内の「COCORO KITCHEN レシピサービス」を使用することで、出先でメニューを閲覧したり、選択したメニューをホットクックに送信したりと、さまざまな機能を活用できます。
さらに、メニューの送信後、材料を入れてスタートボタンを押すだけで自動調理を始めるため、使いやすさも良好です。
ホットクックのおすすめレシピ
クリームシチュー
ホットクックを活用することで、家族分のクリームシチュー作りが可能です。クリームシチューは、かき混ぜる工程が必要なので、あらかじめ「まぜ技ユニット」を本体にセットしておきましょう。
大きめのビニール袋に鶏もも肉・じゃがいも・にんじんを入れて、塩こしょうを加えます。下味をつけた後、薄力粉を加えて袋を振ったら約5分置いて、全体に味をなじませます。
内鍋に玉ねぎとビニール袋の食材を入れて本体にセット。ホットクックの操作部から「クリームシチュー」を選択します。ボタンを押した後は仕上がりまで待つだけです。途中で報知音が鳴った場合は、フタを開けて内鍋に牛乳を加えてください。
おでん
ホットクックは、味がたっぷり染みたおでんづくりも可能です。おでんを作る場合、大根やゆで卵、こんにゃくなど、かたい食材や味が染み込みにくい食材から入れます。
大根・昆布・じゃがいも・こんにゃく・ちくわ・ゆで卵・さつま揚げなど、好みの食材を準備。内鍋に入れてから、食材がかぶる程度のだし汁を加えて本体にセットします。ホットクックの操作部から「おでん」を選択してスタートです。
はんぺんなどの練りものは、調理中にふくらみ、ふきこぼれの原因となります。ホットクックを使用する場合は、ふくらみやすい練りものは避けましょう。
鶏ハム
ホットクックは、じっくり時間をかけて熱を通すことで、鶏ハム作りが可能です。鶏もも肉または鶏むね肉を使用します。鶏肉は厚みを均一にし、肉厚の部分を観音開きにすることが重要。鶏肉の厚さを合わせた後は、ビニール袋に入れます。
ビニール袋のなかに塩麹と甘酒を加え、鶏肉になじませてから一晩つけておきましょう。内鍋に鶏肉としょうが、白ねぎの青い部分、酒を入れて本体にセット。ホットクックの操作部から「しっとりやわらか鶏ハム」を選択するだけで、しっとり食感の鶏ハムを作れるのが魅力です。
鶏ハムの調理後は、食中毒を予防するために、火の通り具合を確認しておきましょう。また、鶏肉を切った包丁やまな板で、ほかの食材を切らないことも大切です。
蒸し野菜
ホットクックは、蒸気のはたらきで野菜をやわらかく調理できます。ボタンを押すだけで、簡単に蒸し野菜作りが可能です。蒸し野菜は調味料や油を使わず、ヘルシーなレシピを楽しみたいときにも適しています。
にんじん・かぼちゃ・エリンギ・れんこん・枝豆など、好みの野菜を準備。根菜やイモ類は、中心部までやわらかくするため、あらかじめ1cm程度の厚さにカットします。蒸し調理をするときは、蒸しトレイをセットしておきましょう。
内鍋に200mlの水を入れます。蒸しトレイに野菜をのせてからフタを閉め、操作部の「蒸し野菜」を選択してボタンを押したら完了です。
ぶり大根
ホットクックは、ぶり大根づくりも可能です。大根は、2cm厚さの半月切り、ぶりは4切れ使用します。ぶりは調理前に熱湯をかけて水気を切りましょう。
内鍋に大根とぶりを入れます。しょうがのせん切り・しょうゆ・砂糖・みりん・酒・水を順番に入れて本体にセットしましょう。操作部から「ぶり大根」を選択するだけでセッティングは完了です。
調理後、もう少し煮詰めたいときは、「手動で作る」から「煮詰める」を選びましょう。蓋を開けながら調理をおこなえます。味の染み込み具合を確認しやすいのが魅力です。ぶり大根に調味料が染み込むまで煮詰めます。
ホットクックは、食材を入れるだけで自動調理してくれるキッチン家電です。1〜2人分は1.0L、2〜4人分は1.6L、2〜6人分は2.4Lの製品がおすすめ。調理の幅を広げたい方は、まぜ技機能や煮詰め機能などの有無などもチェックしながら、自分にぴったりのモデルを探してみてください。