手軽な暖房器具として冬に役立つ「電気あんか」。電源を入れると素早くあたたまるのが魅力です。布団内の保温のほか、日中に足元やお腹をあたためるカイロとしても使用でき、幅広い状況で活躍します。しかし、サイズや形状に種類があるため適切な製品選びが重要です。

そこで、今回は電気あんかの選び方とおすすめモデルをご紹介。メリットやデメリットもあわせて解説するので、購⼊を検討中の⽅はチェックしてみてください。

電気あんかのメリット・デメリット

メリット

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電気あんかのメリットは、あたたまるまでの時間が短いことです。エアコンなどの場合は部屋全体があたたまるまでに時間がかかりますが、電気あんかの場合はピンポイントですぐに暖を取ることが可能。エアコンと異なり空気が乾燥しにくいのもポイントです。

湯たんぽのようにお湯を沸かす手間がなく、スイッチひとつで簡単に暖が取れるのも魅力。電気による発熱で一定の温度をキープすることに長けているため、長時間の使用で温度が極端に下がることもありません。

また、コードレス充電タイプの場合は温度が下がることもありますが、湯たんぽに比べると保温性能は高く、一定の温度が長く持続するモノもあります。

さらに、温度調節機能を搭載する製品も多く、好みのあたたかさに調節できるのもポイント。ほかの暖房器具よりも製品価格や消費電力が比較的低い場合が多いので、コストを意識する方にも電気あんかはおすすめです。

デメリット

電気あんかは、使用時間に比例して電気代がかかります。暖房器具のなかでは消費電力が低い方ですが、ランニングコストが発生するのがデメリットです。

ただし、エアコンの暖房運転や電気ストーブの場合は最低でも数百Wほどの電力を消費しますが、電気あんかの消費電力は100W以下の製品が多め。電気代を抑えつつ暖房器具を使いたい方に適しています。

また、電気あんかを長時間使用する場合は低温やけどにも気をつけましょう。就寝時などは直接肌が触れないよう少し離して使用するなどの注意が必要。心配な方には、異常な加熱を検知すると自動で温度調節をする機能を搭載した製品もおすすめです。

電気あんかの選び方

タイプをチェック

スタンダードな「平型・山型」

昔ながらのスタンダードな電気あんかといえば、平型や山型の形状をしたモノ。平型はコンパクトな長方形の製品が多く、使い勝手のよさが魅力です。軽くて携帯性に優れるため、昼はデスクやソファで、夜は布団の中で使用するなど、家の中で持ち運びたい方にも適しています。

一方、山型は傾斜の付いた厚みのある形状です。厚みが布団内にすき間を作ることで蒸れにくくなります。あらかじめ布団に入れておけば、就寝時には適温となりスムーズな入眠が可能です。足を乗せやすい形状のため、デスクで冷えた足元をあたためるのにも向いています。

あたためられる範囲が広い「大判タイプ」

大判タイプの電気あんかは、就寝時の使用はもちろんイスに座った状態で腰や背中に当てて利用するなど、面の広さを活かした暖の取り方が可能。広範囲を素早くあたためられるのが特徴です。

大判の電気あんかには柔らかくて肌あたりのよいソフトタイプの製品が多く、硬いあんかが苦手な方にもおすすめ。平型や山型と比べて薄型の製品が多いのもポイントで、厚さは3cm前後の製品が一般的です。

機能やデザインのほか面の大きさが製品によって異なるため、大判タイプが気になる場合は、自分の利用イメージと合うサイズ感を意識して選んでみてください。

コードレスで使える「蓄熱式湯たんぽタイプ」

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蓄熱式湯たんぽタイプは、コードレスで持ち運びが可能。充電式なのでコードが気になる場合や、コンセントから使用場所まで距離がある場合などにおすすめです。数十分の充電でしっかり熱を蓄えて、数時間ほど保温できる製品もあるため就寝時でも安心して使えます。

また、通常の湯たんぽであればお湯を交換する手間がありますが、蓄熱式電気あんかはお湯の交換が不要。繰り返し使えるタイプの製品が多いのも魅力です。

充電をしてしまえば携帯性に優れる反面、利用前の充電の手間がネックとなる場合も。電気あんかを選ぶ際には、具体的な使用イメージを持って適切なタイプを選びましょう。

温度調節ができるかチェック

電気あんかを選ぶ際には、温度調節ができる製品か確認するのがおすすめ。その日の体調や室内環境に合わせて適した温度に調節ができるので、より快適に使用することが可能です。一部の製品には手元コントローラーが付属しており、布団から起き上がらずに簡単に温度調節ができます。

また、低温やけどが心配な方には、サーモスタット機能が付いた製品がぴったりです。サーモスタット機能とは、自動で温度調節を行い一定の適温を保つ機能のこと。例えば、電気あんかの温度が上がり過ぎて異常な高温を検知したときには、やけどをしないよう発熱を抑えて温度を下げます。

自分での温度管理が難しい方でも安心して使用できるため、小さな子供や高齢者が使用する場合はサーモスタット機能の搭載された製品がおすすめです。

消費電力をチェック

電気あんかの使用時に気になるのが電気代です。大きさや形状によりますが、1時間あたりの電気代は0.1~0.3円ほどの製品が多め。仮に1時間あたり0.3円の場合、毎日8時間使用しても1日約2.4円で、月に80円もかからない計算です。

電気代が気になる場合は、電気代の目安を比べてみることが大切ですが、スペック表示はメーカーごとに異なります。電気代の目安が不明な場合は、消費電力を表すW数の大きさも参考になります。

ほかの暖房器具と比べて電気代はそれほど高くないので極端な心配は不要ですが、コストを意識して電気あんかの比較をする際にはチェックしてみてください。

電気あんかのおすすめ|平型・山型

コイズミ(KOIZUMI) 山形タイプ 電気あんか KYA-06211


おしゃれなチェックデザインの電気あんか

チェックのデザインがおしゃれな山型の電気あんかです。厚みのある山型形状が布団内に隙間を作り、あたたまっても蒸れにくいのが特徴。使用時の蒸れが気になる方にもおすすめの製品です。

3段階の温度調節機能が備わっているのも魅力的。弱・中・強の3段階から好みの温度を選べるので、季節や部屋の温度に合わせて使用できます。消費電力は60Wとコスパがよいのもうれしいポイントです。

サイズは約幅240×奥行210×高さ90mm、質量は約1.1kg。山型タイプのほかに、平型タイプやソフトタイプの製品もラインナップしています。

広電(KODEN) 電気あんか 平形 VWH602H


体の一部を温めたい場合にぴったりなコンパクトサイズ

コンパクトで持ち運びやすいサイズの電気あんかです。サイズは約幅230×奥行160×高さ50mmで、質量は約0.55kg。コンパクトサイズなので、身体の一部分を重点的にあたためられるのがポイント。足元やお腹など、局所的にあたためたいときに活躍します。

また、温度調節機能も搭載。ダイヤル式で、細かい温度調節もスムーズにできるのが魅力です。コンセントにプラグを挿すだけで簡単に使えるのも特徴。子供からお年寄りまでさまざまな場面で使いやすい製品です。

温度を「強」に設定した場合の電気代は、1時間約0.15円と謳われており、リーズナブルなのもポイント。冬に気になる暖房代の節約にも役立ちます。省エネ重視で電気あんかを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

広電(KODEN) 電気あんか 山形 VAY608

プレゼントとしてもおすすめの電気あんか

かわいい星柄のデザインで、ちょっとしたプレゼントにもぴったりの電気あんかです。サイズは幅245×奥行220×高さ80mmと小さめサイズながら、しっかりとあたたまるのが特徴。山型タイプなので寝具との間に隙間ができ、熱くなっても蒸れにくいのが魅力です。

温度調節機能も搭載しており、さまざまなシーンで使いやすいのもうれしいポイント。就寝前に強であたためておき、就寝時には弱に設定すれば、寝る瞬間はもちろん一晩中あたたかい温度を保てます。

安全性を示す「Sマーク」が付いているのもメリット。安全性に配慮していながら、おしゃれなデザインの電気あんかを探している方にもおすすめです。

山善(YAMAZEN) 平型電気あんか YDW-H606D


シンプルなスタンダードタイプの電気あんかです。コードを指すだけで使用でき、強・中・弱の3段階で温度調節可能。操作が簡単なシンプル設計の電気あんかを探している方におすすめです。

表面温度は、強で約58℃、弱で約30℃としっかりとあたたまるのが特徴。また、消費電力は60Wと省エネなのも魅力です。1時間あたりの電気代は、強で約0.28円と謳われており、暖房代の節約に役立ちます。

サイズは約幅230×奥行160×高さ50mm。サーモスタットも搭載しており、安全性に配慮されているのもうれしいポイントです。

電気あんかのおすすめ|大判タイプ

パナソニック(Panasonic) 電気あんか DW-78P


ソフトタイプの大判電気あんか。サイズは約幅250×奥行290×高さ30mmと大きめサイズなので、広範囲をしっかりとあたためたい方におすすめです。ソフトタイプのため体勢に合わせてあたためたい部位にフィットさせやすく、寒い時期に役立ちます。

手元で操作できる便利なコントローラー付きなのもうれしいポイント。5段階の温度調節のほか、電源オフもコントローラーで操作できます。起き上がらなくても好みの温度に調節できるので、就寝時に使いやすい製品です。また、電気代を抑えて使用できるのも魅力。1時間の電気代は、強で約0.2円と謳われています。冬の暖房代が気になる方にもおすすめです。

さらに、抗菌加工が施されているのもポイント。衛生的に長く電気あんかを使いたい方は、ぜひチェックしてみてください。

パナソニック(Panasonic) マルチウォーマー DF-SAC30


足温器やクッションなどさまざまな使い方ができる電気あんか。シーンに合わせて使い分けたい方におすすめです。マイクロファイバーを採用しており、ふんわりとした触り心地があたたかさを際立てます。

表面部分に足を入れられる穴が開いており、足温器としても使用可能。デスクワークや勉強など、足元を重点的にあたためたいときにもぴったりです。また、腰やお尻に当てれば、クッションとしても使用でき、局所的にしっかりとあたためられます。

さらに、手元で操作できるコントローラーを搭載しているので、スムーズに電源オフや温度調節が可能。機能性に優れた製品を探している方におすすめです。

お手入れが簡単なのもうれしいポイント。カバーは取り外し可能で、ヒーターユニットを外せば洗濯機で丸洗いできます。

コイズミ(KOIZUMI) ソフト電気あんか KSA-03213


おしゃれなデザインの大判タイプの電気あんかです。サイズは約幅330×奥行370×高さ30mm。布団の中だけでなく、リビングや書斎で使用するのもおすすめです。

柔らかい素材のソフトタイプで、足元や腰、お尻などに使っても痛くなりにくいのが魅力。さまざまなシーンで使える電気あんかを探している方に適しています。

また、コードは約2.9mと長めなので、コンセントから離れていても使いやすいのがポイント。消費電力は30Wで、1時間あたりの電気代は約0.1円と謳われています。

広電(KODEN) 電気あんか ソフト VWF152H


あたたかみのあるカラーが魅力の電気あんか。シーンを問わず使いやすく、プレゼントにもおすすめです。また、ソフトタイプなので、快適に使えるのが特徴です。

サイズは約幅320×奥行260×高さ30mm。消費電力は15Wのため、省電力で使用できます。安心して使いやすいのも魅力。自社検査のPSEマークはもちろん、第三者機関によるSマーク認証も取得しています。安全性に配慮されている電気あんかを探している方にもおすすめです。

山善(YAMAZEN) ソフト電気あんか YSK-210D


フローリングの上に置いても使用できる電気あんかです。サイズは幅320×奥行260mm。寒い時期に足元に敷けば、デスクワークや家事なども快適に行えます。

足元をあたためるのはもちろん、寝具やソファ、カーペットなど、さまざまな場所で使いやすいのも特徴。また、就寝前に電源を入れて布団をあたためておくのもおすすめです。

消費電力が15Wなのもうれしいポイント。ブラウン一色のデザインなので、シンプルな見た目の電気あんかを探している方にもぴったりです。

山善(YAMAZEN) ソフトあんか YDW-S206D


場所を取りにくい薄型タイプの大判電気あんかです。サイズは約幅260×奥行310×高さ30mm、重量は約360g。ソフトタイプで収納しやすいので、自宅はもちろん、旅行先や出張先にも持ち運びやすい製品です。

消費電力は20Wと経済的なのもうれしいポイントです。1時間当たりの電気代は約0.14円と謳われており、電気代を気にせずに使いやすいのも魅力。冬の暖房代を抑えたい方にもおすすめです。

表面温度は約45℃。サーモスタットを採用しており、安全性に配慮しながら使いやすいのも特徴です。

電気あんかのおすすめ|コードレス

スリーアップ(three-up) CORDLESS SOFT WARMER EWT-2143


蓄熱式のコンパクトな電気あんか。約15分蓄熱すると最大約8時間使用でき、あんかとしてはもちろん、カイロのようにも使えます。サイズは幅230×奥行280×高さ50mmで、持ち運びにも便利な製品です。

カラーバリエーションが豊富なのも魅力。グレー・パープル・ブラウンの3色をラインナップしており、やさしくてあたたかみのある色合いです。見た目のかわいさはもちろん、さまざまな使い方ができるので、プレゼントとしてもおすすめ。幅広い年代の方に適している電気あんかです。

スリーアップ(three-up) CORDLESS SOFT WARMER EWT-2144


動物デザインがかわいらしい、コードレスタイプの電気あんかです。デザインのバリエーションは、ヒツジ・ウサギ・マングース・アルパカの4種類。かわいいモノが好きな方や子供にもおすすめです。

蓄熱時間は、室温20℃の場合は約15分。フルに蓄熱すれば、あんかとしてなら約8時間、カイロとしてなら約4時間使用できます。ソファなどに並べておいてもかわいいので、オフシーズンはクッションやインテリアとしても使用可能。かわいいデザインの電気あんかを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

モズ(moz) CORDLESS SOFT WARMER EWT-2144


おしゃれな北欧デザインの電気あんか。ヘラジカのワンポイント刺繍がかわいい製品です。カラーは、レッド・ブルー・グレーの3色をラインナップ。落ち着いた色味で、大人っぽいデザインです。

なめらかな肌触りも魅力。足だけではなく、腰や指先、お腹など、さまざまな場所をあたためられます。充電時間は約20分で、持続時間は約6~8時間。コードレスタイプなので、寝室はもちろん、リビングやオフィスなど幅広いシーンで役立ちます。

3つの安全設計が備わっているのもうれしいポイント。通電安全装置・温度調節器・温度ヒューズが搭載されており、安全性に配慮しながら使える電気あんかを探している方にもおすすめです。

モットル(mottole) 蓄熱式 電気湯たんぽ MTL-W001


輪っかの形状になっているコードレスタイプの電気あんか。足や手を入れて使うのもおすすめです。室温20℃の場合、蓄電時間は約15分。布団の中なら約7時間、体にあてる場合は約3時間使用可能です。約60℃の温度を安定して保てるため、心地よいあたたかさが続きます。

インテリアに馴染みやすいホワイトの色味もポイント。ソファや勉強机などで使用しやすいのも魅力です。おしゃれなデザインなので、プレゼントにも適しています。

KEYNICE 蓄熱式ゆたんぽ


ふわふわな触り心地が魅力の電気あんか。カイロとして冷えやすい手やお腹にあてたり、電気あんかとして足元をあたためたり、さまざまな使い方ができます。また、蓄電時間は約13〜15分。布団の中なら約8~10時間、カイロとしてなら約6時間使用可能です。

3つの安全設計で、安心して使いやすいのもうれしいポイント。自動断電・温度検知・過熱防止の機能を搭載しています。さらに、カバーを外して洗濯も可能。清潔に使い続けられる電気あんかを探している方にもおすすめです。

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