自宅で簡単にヨーグルト作りを楽しめる「ヨーグルトメーカー」。細かな温度管理が必要な甘酒や納豆など、多彩な発酵食品の調理に対応したモノもあります。
今回は、タイプごとにおすすめのヨーグルトメーカーをご紹介。作りたい発酵食品に適したヨーグルトメーカーの選び方も解説するので、参考にしてみてください。
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- 目次
- ヨーグルトメーカーを使うメリット
- ヨーグルトメーカーの選び方
- ヨーグルトメーカーのおすすめメーカー
- ヨーグルトメーカーのおすすめ|紙パックタイプ
- ヨーグルトメーカーのおすすめ|専用容器タイプ
- ヨーグルトメーカーの売れ筋ランキングをチェック
- 番外編:ヨーグルトメーカーを使ったおすすめレシピ
ヨーグルトメーカーを使うメリット
自宅で手軽にヨーグルトを作れる点がヨーグルトメーカーのメリット。発酵食品を作る際は、常時監視して温度を一定の状態に保ち続ける必要があります。ヨーグルトメーカーは自動で温度管理を行えるのが特徴。牛乳に市販のヨーグルトを少量加えて稼働させるだけと簡単です。
一度に大量のヨーグルトを作れるほか、日頃からたくさんのヨーグルトを消費する方にとっては、コストを抑えられるのも魅力。また、ヨーグルト以外の発酵食品を作れるモノがあるのもポイントです。甘酒や納豆などを手作りしたい方もチェックしてみてください。
ヨーグルトメーカーの選び方
作りたいモノに合うタイプを選ぼう
ヨーグルト作りのみで十分なら「紙パックタイプ」
ヨーグルト作りがメインの方には、紙パックタイプのヨーグルトメーカーがおすすめ。種菌となるヨーグルトを加えた牛乳パックを本体にセットするだけと簡単です。容器に移し変える必要がなく、お手入れの手間を減らせます。
価格が安いほか、シンプルで扱いやすいモデルを多くラインナップ。初めてヨーグルトメーカーを購入する方にもおすすめです。
ヨーグルト以外の発酵食品作りや低温調理には「専用容器タイプ」
ヨーグルト以外の発酵食品も作りたい方には、専用容器タイプのヨーグルトメーカーがおすすめ。付属する専用容器を使用して、甘酒・味噌・納豆・チーズなどの発酵食品作りにも手軽に挑戦できるのが特徴です。
低温調理機能を備えたヨーグルトメーカーも人気。ローストビーフやサラダチキンなどの調理も楽しめます。一度に大量のヨーグルトを作れる大容量モデルも展開。家族の人数が多い方にもぴったりです。
調理の幅を広げたいなら細かく温度調節できるモノを
多彩な発酵食品作りを楽しみたい方には、温度を細かく調節できるヨーグルトメーカーがおすすめです。発酵食品は、それぞれ発酵に適した温度が決まっており、温度が合わないと発酵がうまく進まず失敗することが多々あります。
プレーンヨーグルトの設定温度は40℃前後が理想的。カスピ海ヨーグルトやケフィアヨーグルトは、25〜27℃ほどに設定する必要があります。納豆は約45℃、甘酒や味噌は約60℃が適温です。
1℃単位で温度を設定できるモデルもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
過度な発酵を防ぐにはタイマー機能が便利
温度と同様に、発酵食品作りでは発酵にかける時間も重要です。発酵が進みすぎると、食品の質や風味が損なわれる可能性も。タイマー機能付きのヨーグルトメーカーであれば、過発酵や電源の切り忘れを防げて便利です。
発酵時間を細かく調節できるモノは、自分好みの味に仕上げやすいのがメリット。ヨーグルトの酸味を和らげたい方は、発酵時間をやや短めに設定するのがおすすめです。
なお、発酵後はできるだけ早く保存用の容器に移し替えて冷蔵庫で保管しましょう。
初心者にはワンタッチでメニューを選べるモノがおすすめ
自動メニュー機能を搭載したヨーグルトメーカーも人気。材料をセットし、メニューから作りたい発酵食品を選んで開始ボタンを押すだけと簡単に扱えます。温度や時間の設定が不要で、発酵食品作りに初めて挑戦する方にもおすすめです。
一般的にワンタッチメニューで選べるのは、ヨーグルト・甘酒・塩麹などのメジャーな発酵食品に限られます。なかには、納豆・チーズ・酢などを選択できるモデルも。作りたい発酵食品が決まっている場合は、あらかじめ対応するメニューをチェックしておきましょう。
サイズ・容量をチェック
ヨーグルトメーカーのサイズもチェックしたいポイント。特に、紙パックタイプは縦長の形状のモノが多いため、収納スペースに無理なく収まるか事前に確認しておきましょう。
人数に合った容量を選ぶのも大切。単身者や夫婦2人だけの場合は500ml、4人家族の場合は1000mlのモデルがおすすめです。家族の人数が多い場合や幅広いレシピに調節したい場合は、1000ml以上の大容量モデルにも注目してみてください。
ヨーグルトメーカーのおすすめメーカー
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
アイリスオーヤマは、宮城県仙台市に本社を置く1971年設立の生活用品メーカーです。初心者でも扱いやすい紙パックタイプのヨーグルトメーカーを手掛けています。
手頃な価格ながら、細かい温度設定や長時間のタイマー機能を搭載。専用容器付きで低温調理にも対応し、幅広いレシピを楽しめます。コスパの高いヨーグルトメーカーを探している方にもおすすめです。
ビタントニオ(Vitantonio)
ビタントニオは、東京都台東区に本社を置く三栄コーポレーションが展開する調理家電ブランドです。ヨーグルトメーカーにおいては、紙パックタイプと専用容器タイプの両方を展開。オリジナルのレシピブックが付属し、発酵食品作りの初心者にも人気です。
機能性が充実しているのがビタントニオのヨーグルトメーカーが持つ特徴。温度や時間を細かく設定できるほか、低温調理にも対応し、ヨーグルトメーカーで多彩な発酵食品を作りたい方にもおすすめです。
また、スタイリッシュなデザインのモデルが多く、キッチンのインテリアとしても楽しめます。
タニカ電器(TANICA)
1971年に日本で初めてヨーグルトメーカーを製造・販売したタニカ電器。岐阜県多治見市に本社を置く1950年設立の生活家電メーカーです。
タニカ電器のヨーグルトメーカーは、国産ならではの優れた品質を担保。アフターサポートも手厚いため、初心者でも安心して使用できます。
加えて、機能性も充実。発酵食品だけでなく、低温調理に対応した専用容器が付属するので、さまざまなメニューに挑戦したい方にもおすすめです。
ヨーグルトメーカーのおすすめ|紙パックタイプ
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ヨーグルトメーカー IYM-014
初心者に人気の紙パックタイプのヨーグルトメーカーです。500mlまたは1000mlの牛乳パックをそのまま使えるのが特徴。9時間待つだけで美味しいヨーグルトが作れます。価格が手頃なので、コスパ重視の方にもおすすめです。
自動メニュー機能も便利。プレーンヨーグルトと甘酒はボタン1つで簡単に作れます。また、低温調理にも対応。温度調節は1℃単位で25〜65℃まで、タイマーは1時間刻みで1〜48時間まで設定でき、ローストビーフ・サラダチキン・煮豚なども作れます。
付属品が充実しているのも魅力。すり切りで25mlを計量できるスプーンやギリシャヨーグルト用の水切りカップなどがセットになっています。蓋付きの専用容器は、発酵後のヨーグルトを冷蔵庫で保管する際にも便利です。
ビタントニオ(Vitantonio) ヨーグルトメーカー VYG-60
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スタイリッシュで使いやすい紙パックタイプのヨーグルトメーカーです。1000mlの牛乳パックまたは豆乳パックをそのままセット可能。調理が完了すると音で知らせるほか、スヌーズ機能を搭載しているので、冷蔵庫への移し忘れが心配な方にもおすすめです。
好みの設定を記録し、瞬時に呼び出せる「MY BUTTON」も便利。頻繁に作るメニューがある場合に重宝します。「AUTO MENU」も備えており、プレーンヨーグルト・豆乳ヨーグルト・甘酒・塩麹が簡単に作れます。
温度は25〜70℃の範囲で1℃刻みで調節可能。タイマーは30分〜99時間まで設定できます。低温調理にも対応。付属の水切りフィルターを使えば、ギリシャヨーグルトも手作りできます。
ビタントニオ(Vitantonio) 発酵メーカー VFM-10-W
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500mlの牛乳パックを使ってヨーグルトを手軽に作れる発酵メーカー。1000mlの専用容器が2個付属し、多彩な発酵食品が手軽に作れます。専用容器は蓋付きで冷蔵庫に収納しやすい四角い形状を採用しており、使い勝手は良好です。
初心者でも扱いやすいシンプルな操作パネルも便利。温度は25〜65℃、タイマーは30分〜48時間まで調節でき、幅広いメニューに挑戦できます。省スペース設計で場所を取らないのもメリットです。
ブルーノ(BRUNO) コンパクト発酵メーカー BOE108-CHBR
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レトロで落ち着いた色合いがおしゃれなヨーグルトメーカーです。幅133×奥行133×高さ182mmとコンパクトで、収納スペースを確保しやすいのもメリット。ヨーグルト作りには500mlの牛乳パックがそのまま使えるため、手軽さを重視する方にもおすすめです。
シンプルな外観ながら、細かい設定が可能なのも特徴。25〜80℃まで1℃単位で設定できる温度調節機能と、1〜48時間まで1時間刻みで設定できるタイマー機能を備えています。低温調理にも対応し、サラダチキンや温泉卵なども作れて便利です。
専用容器が2個付属するのもポイント。同梱の水切りカップを使えば、濃厚な味わいのギリシャヨーグルトも楽しめます。
コイズミ(KOIZUMI) ヨーグルトメーカー KYG-0800
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コンパクトサイズながら、蛇腹状の蓋を採用することで1000mlの牛乳パックにも対応するヨーグルトメーカーです。
初心者に人気のオートメニュー機能も充実。ヨーグルト・豆乳ヨーグルト・カスピ海ヨーグルト・飲むヨーグルトに加えて、甘酒・塩麹がワンタッチで調理可能です。また、温度調節機能やタイマー機能も搭載しています。
手頃な価格で入手できるのも本ヨーグルトメーカーの魅力。800mlの専用容器のほか、スプーンやクリップも付属します。
モダンデコ(MODERN DECO) AND・DECO 低温調理可能 ヨーグルトメーカー hly03
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1000mlの牛乳パックをそのまま使用できるヨーグルトメーカーです。また、調理に使える2個の専用ボトルが付属。保存や洗い替えにも便利です。スタイリッシュなデザインもポイント。本体のサイズは、約幅129×奥行129×高さ290mmと比較的コンパクトです。
最長99時間59分まで1分刻みで設定できるタイマー機能や、25〜65℃まで1℃単位で設定できる温度調節機能も搭載。ローストビーフやサラダチキンなどの低温調理にも活用できます。
タッチパネルで直感的に操作できるのもメリット。扱いやすいモデルを探している方にもおすすめです。
山善(YAMAZEN) ヨーグルトメーカー YXA-101
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使い勝手のよいヨーグルトメーカーです。500mlの牛乳パックに対応するほか、付属の専用容器を使えば最大1000mlのヨーグルトを一度に作れます。
シンプルな操作部を採用しているのもポイント。1〜48時間まで1時間刻みで設定できるタイマー機能も手軽に操作可能です。温度は25〜65℃まで1℃単位で調節でき、低温調理にも対応します。
本体サイズは幅170×奥行205×高さ165mm。付属の専用容器は、作った発酵食品の保存にも使えます。レシピブックが付属するのも魅力です。
和平フレイズ ラノー ヨーグルトメーカー MJ-0638
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購入コストを抑えたい方におすすめの紙パックタイプのヨーグルトメーカーです。作れるメニューはプレーンヨーグルト1品のみ。機能がシンプルな分、価格が安いのがメリットです。
ヨーグルトの発酵には、1000mlの牛乳パックをそのまま使用可能。種菌となるヨーグルトを入れて本体にセットし、8〜10時間待てば美味しいプレーンヨーグルトができ上がります。
ヨーグルトメーカーのおすすめ|専用容器タイプ
タニカ電器(TANICA) ヨーグルティアS YS-02
シンプルなデザインでキッチンに馴染む専用容器タイプのヨーグルトメーカーです。ホワイト・ブラック・レッドの3色をラインナップしています。
直近3回分の設定をワンタッチで呼び出せる「メモリ機能」を搭載。10分〜48時間まで設定できるタイマー機能も備えています。温度調節の幅は25〜70℃で、低温調理にも対応。高出力のヒーターを使うことで設定温度に素早く到達し、より安定した発酵を実現します。
PP樹脂製の専用容器が2個付属するのもポイント。そのほか、温泉卵が作れる温玉スタンドもセットになっています。
クビンス(Kuvings) ヨーグルト&チーズメーカー KGY-713SM
韓国の老舗ブランドが手掛けた専用容器タイプの大容量ヨーグルトメーカーです。熱湯・電子レンジによる消毒が可能なトライタン樹脂を使った2000mlの発酵容器を採用。ヨーグルトの消費量が多い家庭におすすめです。
自動メニュー機能が充実しており、幅広い発酵食品をワンタッチで作れるのもポイント。ヨーグルトに加えて、麹・チーズ・酢・納豆なども簡単に作れます。
温度は20〜65℃まで1℃単位、タイマーは1〜99時間まで1時間刻みで設定可能。ヨーグルトも好みの味わいにアレンジできます。
ヨーグルトメーカーの売れ筋ランキングをチェック
ヨーグルトメーカーのランキングをチェックしたい方はこちら。
番外編:ヨーグルトメーカーを使ったおすすめレシピ
簡単甘酒
消毒した専用容器にライス300gと熱湯250mlを入れてかき混ぜます。粘りが出て馴染んできたら、水150mlを追加。全体の温度を下げたら、丁寧にほぐした乾燥米麹200gを入れてさらに混ぜます。
ここでヨーグルトメーカーの出番。温度を60℃、タイマーを9時間に設定して発酵のスタートボタンを押します。発酵が終了したら、殺菌したスプーンでよくかき混ぜると、簡単甘酒の完成です。
ヨーグルトメーカーを使えば、生米からお粥を作る工程が省けるのが魅力。氷を加えて冷やしても美味しく飲めるほか、牛乳・豆乳・フルーツなどを加えたアレンジもおすすめです。
クリームチーズ
ヨーグルトメーカーで作った自家製のプレーンヨーグルトからギリシャヨーグルトを作ります。消毒した水切りカップにコーヒーフィルターまたはキッチンペーパーを敷き、自家製ヨーグルトを投入。上澄み液のホエーが落ちてこなくなるまで、冷蔵庫で半日以上しっかり水を切ると、ギリシャヨーグルトになります。
次に、ギリシャヨーグルトにごく少量の塩を追加。ラップを敷いた密閉容器に入れて、少し寝かせておくとクリームチーズの完成です。ヨーグルトメーカーを使えば、牛乳をあたためつつ酢を加えて固めるという工程が省けます。
クリームチーズを使ったオープンサンドもおすすめのアレンジメニュー。切った食パンの上に、クリームチーズと野菜・フルーツ・生ハム・スモークサーモンなど好みの食材を乗せるだけと簡単です。
フルーツビネガー
アメリカンチェリー220gをよく水洗いし、水気を拭き取ってヘタを取り除きます。専用容器にアメリカンチェリーと、砂糖200gとお酢200mlを投入。材料をよく混ぜ合わせましょう。
ここでヨーグルトメーカーが登場。温度を40℃、タイマーを6〜7時間に設定し、スタートボタンを押します。発酵が終了した後は、砂糖が溶けるまでよくかき混ぜて冷蔵庫に保存。酸味が馴染んできたらフルーツビネガーの完成です。
アメリカンチェリー以外にも、キウイやパイナップルなど好みの果物でアレンジできます。
ヨーグルトメーカーを使う際は雑菌の混入に注意。牛乳を入れる容器や、種菌をかき混ぜる際に使うスプーンなどに雑菌が付いていると、ヨーグルトが固まらず失敗する場合が多々あります。必ず事前に煮沸消毒してから使いましょう。ぜひヨーグルトメーカーを上手に使って、美味しい自家製ヨーグルトを作ってみてください。