材料を作業台に固定するのに使われる「クランプ」。手に力をこめて材料を支える必要がなくなるため、資材の切断や接着などさまざまなシーンで重宝します。特にDIYやホビークラフトなどを楽しみたい方におすすめのツールです。

今回は、クランプの選び方やおすすめの製品をご紹介。購入を検討している方は、チェックしてみてください。

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クランプとは?

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クランプとは、作業台と資材を固定する際に使う工具のこと。資材の切断や接着などの作業時に、資材がずれたり外れたりするのを予防します。資材が動かないように手でしっかりと押さえる必要がなくなるため、スムーズに作業しやすくなるのが特徴です。

また、クランプは比較的軽量でコンパクトなモノが多いのもポイント。作業内容に応じて、設置する位置を自由に変えられます。DIYやホビー用パーツの組み立てはもちろん、プロの現場でも使用されているツールです。

クランプの種類

C型クランプ

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クランプのなかで特に一般的なのが、C型クランプです。本体に可動式のネジが付いており、資材と作業台を挟み込んで固定するのが特徴。締め付ける力が強いため資材がずれにくく、長時間の作業に適しています。

C型クランプの難点は、締め付け時に材料に跡や傷が付きやすいことです。特に柔らかい資材は跡が付きやすいため、クランプと材料の間に当て木をする必要があります。

また、締め付ける力を調節したりクランプを取り外したりする際は、ネジを手で回さなければいけません。しっかりと資材を固定できる分、準備や後片付けにやや時間がかかる点は留意しておきましょう。

F型クランプ

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横から見たときにアルファベットのFのような形をしているのが、F型クランプの特徴。長いハンドルに付いたネジをスライドさせて、資材を挟み込んで固定します。C型クランプよりも口幅が広いため厚みのあるモノを挟めるのが特徴です。

F型クランプはさまざまな資材に使えるものの、C型クランプよりも締め付ける力が劣る点に注意。また、ハンドルが長めなので、収納スペースも必要です。あらかじめ収納する場所を準備してから購入するようにしましょう。

バネクランプ

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手軽に使いたい方におすすめなのが、バネクランプです。大きな洗濯バサミのような形をしており、ハンドルを開いてモノを挟み込みます。C型クランプのように、ネジを回して幅を調節する手間がかかりません。

バネクランプの難点は、固定する力が弱く外れやすいこと。木材や鉄板など厚みや重さのある材料を挟むと、ずれたり外れたりすることがあります。ベニヤ板やプラスチックのパーツなど、薄くて軽量なモノに使うのがおすすめです。
 

 

ベルトクランプ

ベルトクランプとは、材料の周りにベルトを巻き付けて固定するツールのことです。均等に力を入れて締め付けられるため、正方形・円形・三角形などさまざまな形にフィットしやすいのが魅力。額縁やパネルなど、フレームを作るのにも重宝します。

ベルトクランプの主な用途は、固定した木材同士をビスで固定したり、接着剤を付けて固めたりする作業をサポートすること。C型クランプやF型クランプのように、材料の切断作業や溶接作業などには適していないので注意しましょう。

コーナークランプ

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コーナークランプの特徴は、2つの材料を挟み込み90°に固定できること。手作業では難しい直角がきれいに作れるため、DIY初心者はもちろん仕上がりの美しさにこだわりたい方にもおすすめです。

また、コーナークランプには、シングルハンドルタイプとダブルハンドルタイプがあります。シングルハンドルタイプは、一度の締め付けで木材同士を直角にできますが、締め付ける力はやや弱め。そのため、小さな額縁や箱などを作るのに適しています。

一方で、ダブルハンドルタイプは、2つのハンドルで木材を固定可能です。ハンドル操作の手間はかかりますが、材料をしっかり固定できるのが魅力。窓枠などを作りたい方は、ダブルハンドルタイプがおすすめです。

クランプの選び方

押さえるものに合った種類をチェック

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固定したいモノに合わせてクランプを選ぶのも重要なポイントです。例えば、木材や金属板などを固定するなら、ネジタイプのクランプがおすすめ。ネジを回して固定するので締め付ける力が強く、重さや硬さのあるモノをしっかりと固定できます。

プラスチック板やベニヤ板など薄いモノを挟むなら、レバー式がおすすめ。手でレバーを握るだけで材料を固定でき、締め付ける力が強すぎないのが特徴です。締め付けによる資材の破損が気になる方は、レバー式のクランプをチェックしましょう。

最大口幅をチェック

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クランプを選ぶときは、最大口幅も必ず確認しましょう。最大口幅とは、クランプがどれだけの厚さのモノを挟めるかを表しています。例えば、作業台の厚さが20mmで挟みたいモノの厚さが10mmの場合、最大口幅が30mm以上あるクランプが必要です。

最大口幅が大きなモノほどさまざまな材料を挟めますが、クランプ自体のサイズも比例して大きくなるので注意。あらかじめ挟みたいモノの厚さを確認し、適切な口幅のクランプを選ぶようにしましょう。

保護キャップの有無をチェック

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C型やF型のクランプは挟み込む力が強く、資材がへこんだり傷付いたりしやすいため、保護キャップを付属したモノが便利。資材に当て木を噛ませるスペースがない場合にも重宝します。

保護キャップの素材はさまざまですが、おすすめはゴム製のモデルです。クランプの圧力を和らげてくれるほか、滑り止めの効果も期待できます。

保護キャップの注意点は、熱に弱い素材が多い点。電気ノコギリの摩擦熱や、溶接作業時の熱によってキャップが溶ける可能性もあります。保護キャップが付属したモデルを購入する際には、使用できるシーンをきちんと確認しておきましょう。

クランプのおすすめ

バクマ(BAKUMA) ワンタッチパワークランプ PL-200

バクマ(BAKUMA) ワンタッチパワークランプ PL-200
さまざまな用途で使えるF型クランプ

ワンタッチで取り外しできるF型クランプです。グリップの先に17mm角の突起がついており、スパナで挟んで回せば固く締めることが可能。使用後は木槌などで軽く本体を叩くと、スムーズにクランプを取り外せます。

材料を固定するキャップ部分は約20°まで傾けられるため、勾配のある箇所も押さえ付けやすい仕様です。予備キャップが付属しているので、破損したり紛失したりしたときには交換が可能。さまざまな用途で使えるクランプが欲しい方にぴったりです。

藤原産業 SK11 ミニクランプ アルミ MC-6

藤原産業 SK11 ミニクランプ アルミ MC-6
軽量で取り回しやすいコンパクトサイズ

最大口開き22mmのコンパクトサイズで、小さな部品を挟められるクランプ。本体はアルミで作られているため、軽量で取り回しやすいのが魅力です。ネジ部分には、取り外し可能なストッパーが付属しています。

本体は黒色塗装が施されているので、汚れや傷などが目立ちにくいのもポイント。ホビーや小物作りなどの細かい作業に使えるクランプが欲しい方は、本製品をチェックしてみてください。

藤原産業 SK11 ベルトクランプ SBC-350

藤原産業 SK11 ベルトクランプ SBC-350
木材などさまざまな形に対応

外周3m50cm以内なら、四角形・三角形・円形などさまざまな形に対応できるベルトクランプ。木材の外周に巻き付けて固定すれば、木工品の接着作業時に便利です。

ベルト部分には、取り外し可能なコーナーパットが付属。角に合わせることで、きれいな四角の形に固定できるのがポイントです。額縁などのアイテムを作りたい方に適しています。

NESHEXST コーナークランプ

NESHEXST コーナークランプ

2つの木材を90°で固定できるのが特徴。合金パットを採用しているため、資材がずれにくくしっかりと固定できます。1パーツは135gと軽量なので、片手でも持ち運びやすいのが魅力です。

4つのパーツがセットになっているため、額縁や窓枠など四角形のモノを作ることが可能。本棚やテレビボードを作る際などにも重宝します。DIYの初心者にもおすすめの製品です。

高儀(TAKAGI) クイックバークランプ QBC-200

高儀(TAKAGI) クイックバークランプ QBC-200

資材を締めて固定したり、モノ同士の間隔を広げたりするのに使える2WAYタイプのクランプです。モノを締め付けるときは最大約200mmまで、間隔を押し広げるときは最大約360mmの幅まで対応できます。

レバーを握れば締め付ける力が強くなるため、片手でも操作できるのが特徴。ロック解除ボタンを押せば、クランプを簡単に取り外せるのもポイントです。多機能で扱いやすいモノを探している方は、チェックしてみてください。

高儀(TAKAGI) GISUKE L型クランプ GL-500G

高儀(TAKAGI) GISUKE L型クランプ GL-500G

最大500mmまで口が開くため、厚みのある資材も挟みやすいクランプ。調節部はスライド式なので、スムーズに幅を合わせられます。グリップエンドには突起があり、12mmレンチなどで締め付けられるのが特徴です。

資材や作業台が触れる部分には保護カバーが付いており、傷付きや凹みを予防。保護カバーはスペアも付属しているため、必要に応じて交換できます。分厚い資材を扱いたい方や、資材をしっかりと固定したい方におすすめです。

高儀(TAKAGI) バネクランプ 80mm

高儀(TAKAGI) バネクランプ 80mm

気軽に使用できるクリップ式のクランプです。内側にゴムが付属しているため、挟んだモノを傷付けにくいのが特徴。最大口幅は約38mmとやや狭いので、薄めの木材の接着や小物の製作に適しています。

本体は約80×110mmのコンパクトサイズのため、取り回しやすさも良好。工作用のツールとしてだけでなく、袋止めやシートなどを挟んで固定するなど、幅広い用途で使えるクランプです。

高儀(TAKAGI) 深型Cクランプ

高儀(TAKAGI) 深型Cクランプ

ふところが深く、約145mmの深さまで差し込めるC型クランプ。奥までしっかりと挟み込めるので、資材の固定や接着に適しています。ネジで幅を調節するタイプのため強力に締め付けられ、作業時に資材がずれにくいのも特徴です。

また、保護キャップが付いているので、資材の傷付きを予防できます。保護キャップは用途に応じて取り外せるのもポイントです。奥行きのあるモノを挟みたいときや、資材をしっかりと固定したいときに重宝します。

イーバリュー(E-Value) クイックバークランプ ERC-600M

イーバリュー(E-Value) クイックバークランプ ERC-600M

本体が樹脂で作られており、軽くて取り回しやすいクランプです。バーが長めに作られているので、最大口幅約600mmまで開きます。ボタンを押すだけでスライドし、幅をスムーズに合わせられるのがポイントです。

クランプ部の向きを変えれば、締め付ける作業だけでなく、資材同士を広げる作業も可能。機能性の高さに加え、比較的リーズナブルな価格で購入できるのも魅力の製品です。

コンヨ(KONYO) SUN UP 工作台用クランプ 大 6個入

コンヨ(KONYO) SUN UP 工作台用クランプ 大 6個入

最大口幅が100mmあり、木工作業から機械の組み立てまで幅広い用途で使えるクランプです。ネジで幅を調節するタイプなので、作業台と資材をしっかりと固定可能。6個セットのため、一度に複数箇所を固定したいときにも重宝します。

鉄製のアイテムなので、耐衝撃性や耐久性に優れているのもポイント。表面にメッキ加工が施されており、錆びにくいのも魅力です。C型の大型クランプが欲しい方はチェックしてみてください。

WORKPRO クランプ

WORKPRO クランプ

樹脂パッド付きで、モノを挟む際に傷やへこみが付きにくいのが特徴です。レバーを押して締め付けるタイプなので、幅を調節する手間を省くことが可能。また、トリガーを押すだけでロックを解除できるのもポイントです。

締め幅は0〜150mmまで自由に調節でき、幅広い用途に使えるのが魅力。2点セットのアイテムなので、より強力に固定したいときや2つのモノを同時に挟みたいときに重宝します。なお、本製品は素材にナイロンや樹脂を採用しているため、溶接作業などには使用できない点は留意しておきましょう。

TOLESA スプリングクランプ

TOLESA スプリングクランプ

最大口幅45mmのバネクランプが4個、最大口幅76mmのバネクランプが2個セットのクランプ。スプリングは焼戻し加工を施した鋼を使用し、繰り返し使っても挟む力が落ちにくいと謳われています。

ハンドル部分は、力を入れやすく手に優しい仕様。挟み込む部分には可動式のパッドが付いており、接地面の凹凸に合わせてフィットします。DIYや小物作りなど、さまざまな作業で使いたい方におすすめです。

コブジェット(Kobjet) クランプ F型

コブジェット(Kobjet) クランプ F型

接着から溶接作業まで、幅広いシーンで使えるF型クランプです。最大口幅が約200mmあるため、 厚みのあるモノもしっかりと挟むことが可能。本体は鉄よりも錆びにくく耐久性に優れた鋳鉄を採用しています。

樹脂製のキャップが付いており、柔らかい資材の傷付きを予防。溶接など熱をもつ作業時には、キャップを取り外すことも可能です。汎用性の高いクランプを探している方は、チェックしてみてください。

三共コーポレーション 強力型Fクランプ HFC-1200

三共コーポレーション 強力型Fクランプ HFC-1200

最大口幅が約1200mmあるクランプです。天板やテレビボードなど幅が広いモノを丸ごと挟めるのが特徴。本体は強度に優れた炭素鋼を採用しています。

グリップ部には樹脂カバーが付いているので、手にやさしくしっかりと握れるのがポイントです。また、グリップエンドには六角軸が付いており、レンチで締めれば強力に固定が可能。幅が広いモノを挟めるおすすめのモデルです。

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