釣りの備品として必要の有無が分かれるのが「椅子」。基本的には喰い待ちの多いエサ釣りで使用する機会が多く、立ちっぱなしでは疲れてしまう釣りにあると便利なアイテムです。
そこで今回は、釣り用の椅子のおすすめモデルをご紹介。タイプの異なる製品をピックアップしたので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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釣り用の椅子とは？
By: amazon.co.jp
釣り用の椅子とは、その名の通り、釣りで使う椅子のこと。釣りに特化した専門的な要素はなく、折りたたみ式のアウトドアチェアがメインです。
ただし、折りたたみ式のアウトドアチェアといっても、複数のタイプがあります。どんな釣りをするかによって、適したアイテムは異なるので注意が必要です。
釣り用の椅子の選び方
釣りのシーンに合わせて選ぶ
椅子に座る釣りは、待ちの釣りで、ほとんどがエサ釣り。フィールドやポイント移動を頻繁に行う（ランガンする）ルアー釣りなどは、立ちっぱなしでルアーをキャストし続けるので、休憩以外は座らないのが基本です。
椅子に座る釣りとして、氷上で釣るワカサギ釣りでは小さめのパイプ椅子がおすすめ。湖面に穴を開けるので、近くにちょこんと座れるタイプが便利です。一方、大掛かりなタックルを用意するコイ釣りは待機時間が長め。大きめのアウトドアチェアを用意しましょう。
また、海ではジェット天秤などを使った、堤防での投げ釣りでアタリを待つ際に使用。ただし、クロダイ（チヌ）のかかり釣りなどはクーラーボックスの上に座布団クッションを置いて座るのが一般的です。
なお、ヘラブナ釣りも座布団クッションに座るスタイル。ただし、あぐらをかいてじっと待つので、椅子はあまり使用しません。事前に釣りのスタイルを確認しておきましょう。
釣り用の椅子おすすめ
プロックス(PROX) ブローあぐらイス24 PX8982ST
耐荷重150kgと大柄の方でも安心して座れる椅子。ブロー成型（中空成形）の背もたれ付きで、どっしりと腰を下ろして釣りをする際におすすめのアイテムです。
本製品は座面高24cmとローチェア仕様で、あぐらを組めるのも特徴。重さ2.4kgと比較的軽いのもポイントです。また、吸水性のない素材を採用しており、お手入れも容易。脚の先には水に濡れても滑りにくいTPR(Thermo Plastic Rubber)製のゴムキャップを装着しており、使い勝手にも配慮しています。
プロックス(PROX) あぐらイス座面ちょい高 PX788H
同社ラインナップの「あぐらイス」シリーズにおける座面が少し高いモデルです。従来モデルの「あぐらイス」が座面高18cmなのに対して、本製品は座面高25cm。ローチェアタイプの椅子ながら、釣りにおける立ち座りの頻度を配慮した設計になっているのが特徴です。
座面のカラーはグレーで統一され、ラインナップとしてはシルバー・レッド・ブルーの3色を用意。なお、「あぐらイス」は座面の色がブラックで統一されています。
プロックス(PROX) フィッシンググランチェア PX433
肘掛けのないオーソドックスな椅子。アウトドアチェアのようにスリムに折りたためるのが特徴で、釣りはもちろん、キャンプやバーベキューにも使えるアイテムです。
座面高は約31cmとややローチェアの設計。重さは約1.4kgと軽く、車載のほか、手持ちでもストレスなく対応できます。また、柔らかい座り心地のコットン生地を採用しているのもポイント。汎用性の高いおすすめの製品です。
プロックス(PROX) 猿の腰かけ PX870
折りたたみ可能で、持ち運びに便利なコンパクトタイプの椅子。収納袋付きで、片手で持てるようなサイズにまとめられるのが特徴です。
使用サイズは幅19×奥行19×高さ22cm、収納サイズは幅7×奥行7×高さ28cm。製品の重さは0.31kg、耐荷重は75kgです。釣りで使う際は、防波堤でちょっと竿を出す海のエサ釣りなどで便利。また、汎用性が高いので、ピクニックやスポーツ観戦、屋外イベント、行列の待ち時間などでも使えます。
プロックス(PROX) クッションパイプイス2 PX8392M
オーソドックスな折りたたみタイプのパイプ椅子です。キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンで使いやすいほか、釣りでは座ってゆっくりと喰いを待つエサ釣りで使うのが便利。
本製品はMサイズで、大きさは幅33.5×奥行33.5×高さ51.5cmです。重さは1.13kgで、耐荷重は75kg。なお、ラインナップには小さいSサイズや大きいLサイズも揃っているので、単品購入はもちろん、サイズ違いで複数購入するのもおすすめです。
マズメ(mazume) ウェイディングチェア MZAS-228
座面がメッシュ仕様になっている折りたたみタイプの椅子。濡れた状態でも水滴を溜めることなく座れるのが特徴で、釣りにおいては水辺に立ち込む際に身に着ける「ウェーダー」を穿いたままでも安心なのが特徴です。
使用時のサイズは幅34×奥行34×高さ57cmで、収納時は長さ60×直径14cmとスリム。ケース付きで車載や手持ちする際にも便利です。特にバス釣りで浜に立ち込み岸から大遠投する方や、シーバス釣りで広大な干潟エリアを攻める方などはぜひチェックしておきましょう。
プロマリン(PRO MARINE) 三角チェアー LEC001
持ち運びに便利なコンパクトな椅子。アームの本数が少ないため耐久性はそれほどありませんが、凹凸が少なく硬い路面であれば、狭い場所でも設置できるのが特徴です。
使用時のサイズは幅30×奥行30×高さ41cmで、耐荷重は70kg。収納時はスリムで、リュックのサイドポケットなどにも入れられるので、防波堤や海釣り公園はもちろん、源流や渓流などの山奥の釣りで使うのもおすすめです。
ビーエムオージャパン(BMO JAPAN) BMフィッシングチェアーSET BM-FCS-ST
釣りをする際に必要な小物をひとつにまとめられる椅子。製品としては、椅子単体の「BMフィッシングチェアー(BM-FC100)」と「BMフィッシングチェアークッション(BM-FCSC200)」がセットになっており、それぞれ別途購入することも可能です。
椅子のサイズは幅14〜44×奥行37〜52×高さ40〜58cmと調節できます。重さは椅子が2.3kg、クッションが0.6kgで、トータル2.9kgです。アルミ&樹脂パーツを採用しており、サビに強いのもポイント。岸釣りはもちろん、ボート釣りにもおすすめのアイテムです。
コールマン(Coleman) ヒーリングチェア
お尻がすっぽりと収まるアウトドア向きの椅子。座面の生地にメッシュ素材を採用することで蒸れにくく、快適な座り心地が持続するのが特徴です。本製品の使用時のサイズは約幅57×奥行58×高さ76cmで、座面高は約36cm。収納時は約幅19×奥行11×高さ90cmで、耐荷重は約80kgです。
また、背面に大きなポケットを備えているのもポイント。釣りにおいてはタオルやラインを切るハサミのほか、フックケースやシンカーケースなど、さまざまな小物を収納できます。
コールマン(Coleman) イージーリフトチェアST
ゆったりと座れるアウトドア向きの椅子。座ったまま背もたれに寄りかかるとリクライニングするのが特徴です。本製品の使用時のサイズは約幅90×奥行71×高さ100cmで、座面高は約47cm。収納時は約幅24×奥行20×高さ101cmで、重さは約6.7kg、耐荷重は約80kgです。
キャンプなどのアウトドアシーンで重宝するアイテムですが、釣りにおいても同様。特に、喰いが立つのをじっくり待つエサ釣りで使うのがおすすめです。
コールマン(Coleman) ツーウェイキャプテンチェア
2段階の高さ調節ができるアウトドア向きの椅子。ハイチェアとしてもローチェアとしても使用できるのがポイントで、釣りにおいては座った目の位置を変えられるのが特徴です。
本製品の使用時のサイズは約幅55×奥行56×高さ67〜84cmで、座面高は約31cmか約48cmの2パターン。骨組みが太く、安定感が高いのも魅力で、重さは約3.5kg、耐荷重は約100kgです。
ヘリノックス(Helinox) チェアワン
耐久性・座り心地・携帯性に優れたアウトドア向きの椅子。重さ0.89kgと軽量なアルミポールを採用しながらも、耐荷重は145kgと十分で、大柄な方でも安心して座れるのが特徴です。
ジョイント部分は独自構造で、地面をしっかりと捉えるのもポイント。背面にはメッシュ素材を採用しており、通気性に優れているのも魅力です。
本製品の使用時のサイズは幅52×奥行50×高さ66cmで、座面高は35cm。収納時は幅35×奥行10×高さ12cmです。なお、ラインナップも多く、大小さまざまなサイズが揃っているので、興味がある方はほかの製品もチェックしておきましょう。
ロゴス(LOGOS) LOGOS Life グレートダディチェア
サイズ感と耐久性のバランスがよいアウトドア向きの椅子。本製品の使用時のサイズは約幅65×奥行62.5×高さ100cmとややワイドで、耐荷重目安は約120kgと十分なスペックを備えているのが特徴です。
座面高は48cmとやや高め。収納時は約幅20×奥行20×高さ112cmで、専用のケースが付属します。長く使い続けられる折りたたみタイプの椅子を求めている方は、ぜひおさえておきましょう。
ライターからヒトコト
釣りで椅子を使う場合は、天候にも注意。雨や日差しを防ぐにはパラソルがあると便利です。ただし、片手で竿を持ち、もうひとつの手で傘を持つとなると魚を掛けた際に慌ただしくなります。傘が必要な方は専用パーツなどを駆使して、どう固定するかも考えておきましょう。