鍋料理や煮込み料理において重要なアク取り作業。丁寧にアクを取り除いた料理は、見た目も味もワンランク上に仕上がります。しかし、お玉などを使うと、細かいアクを取り残してしまったり余分なスープまですくってしまったりとうまくいかない場合も。
そこで今回は、アクを効率的にすくえる「アク取り」のおすすめアイテムをピックアップ。選ぶ際のポイントも詳しくご紹介します。使いやすいアク取りを見つけて、よりおいしく美しい料理を作ってみてください。
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アク取りの必要性
「アク」とは、食材を加熱したときなどに出てくる苦み・渋み・えぐみ・臭みなどの成分。肉や魚、野菜に元から含まれており、料理の風味を左右します。アクによってスープが濁ったり、アクが食材に付いて見た目が悪くなったりする恐れもあるので、手間をかけた丁寧なアク取り作業は重要な工程です。
ただし、食材によっては、アクに旨み成分や栄養が含まれていることもあります。アクを完全に取り除いてしまうと、おいしさと栄養価が失われてしまう場合があるので、アク取りが必要な食材かを事前に確認しておきましょう。
アク取りのおすすめ
下村企販 板前さんのあく取り名人 27538
日本を代表する金属加工の街、新潟県の燕三条で作られているアク取りです。使いやすくお手入れも簡単なステンレス製のシンプルなアイテム。網目の細かいメッシュタイプで、小さなアクもキャッチしやすい仕様です。
柄の部分が長めの仕様で、使っている間に手が熱くなりにくいのもうれしいポイント。網目部分は小さめなので、鍋のすみずみに散ったアクも丁寧に取り除けます。出汁を楽しむ鍋やスープ作りに、ぜひ活用してみてください。
日々道具 つちめミニあく取り S-9
「日々を丁寧に暮らす」をテーマにしたキッチン用品ブランド、「日々道具」。本製品は、柄全体に高級感あふれる槌目模様を施した、和モダンテイストのアク取りです。メッシュタイプで、小さなアクを取りやすいのが特徴。ミニサイズで小回りも利き、すみずみに散ったアクを丁寧にすくえます。
ステンレス製なので、サビに強く耐久性が高いのも魅力。機能性はもちろん、デザインにもしっかりこだわりたい方におすすめです。
工房アイザワ パセリ アクトリ 880-4
新潟県燕市を拠点とする老舗道具店「工房アイザワ」のアク取りです。目の細かいメッシュタイプで、小さなアクや余分な油を効率的にすくい取れるのが特徴。素材には丈夫でサビにくい「18-8ステンレス」を採用しており、日々のお手入れも簡単です。
ステンレスの表面にヘアライン加工を施してツヤ感を抑えた、スタイリッシュな佇まいも魅力のひとつ。赤い紐は、吊り下げ収納に活躍するほか、デザインのアクセントとしても、キッチンにさりげないおしゃれをプラスできます。
約幅8×全長26cmの小ぶりなサイズで、取り回しやすいのもおすすめポイント。調理中のアク取りにはもちろん、卓上で鍋物を取り分ける際にも重宝します。
無印良品 ステンレス あくとり 38328810
シンプルさのなかに機能美を備えたメッシュタイプのアク取りです。約幅8×全長23.5cmの程よいサイズと網目が前に出た独自の形状で、湯気が手にあたりにくく、安心して作業しやすいのがポイント。細かいアクや油もきれいに取り除けます。
網から柄まですべて「18-8ステンレス」を用いた、ムダのないスタイリッシュなデザインが魅力。サビにくく高耐久なうえ、食洗機にも対応しています。長く愛用できるアク取りを求めている方にもおすすめです。
share with Kurihara harumi ぶどう柄 かす揚げ HCXX4503-99F1
料理家の栗原はるみ氏が手がけた製品です。網目がやや粗めに仕上げられたメッシュタイプで、アク取りとしても活躍。とくに、豚バラ肉や牛ブロック肉などアクがたくさん出る食材を調理する際に便利です。
素材には、サビに強い「18-8ステンレス」を採用しており、使い勝手も良好。網の直径が約9cm、柄の長さが約21cmと大きめのサイズです。
また、柄の部分にあしらわれたブドウのレリーフも魅力のひとつ。アク取りにキュートな彩りを添えるとともに、レリーフの凸凹が程よく手になじんで滑り止め効果も発揮します。
ナガオ ワイワイキッチン あく取り WY-05
コロンと丸みのある木製の持ち手にスマイル顔の焼き印が押された、ほっこりとかわいいアク取りです。すくう部分は、丈夫で耐久性の高いステンレス製。メッシュタイプなので、小さなアクも丁寧にすくえます。
立てて置けるスタンドタイプで、使わないときにはキッチンを彩るインテリアとしておしゃれにディスプレイできるのも魅力。同シリーズからラインナップされているほかの調理器具を揃えて、統一感をもたせるのもおすすめです。使うのが楽しくなる、ユニークなアク取りを探している方はぜひチェックしてみてください。
下村企販 家事問屋 パンチングあくとり 36492
金属加工の産地、新潟県燕三条で作られているアク取りです。パンチングタイプなので、アクや油が網目に詰まりにくく、使用後の汚れもサッと落とせるのが特徴。アク取りのほか、揚げ物用のかす取りに使うのもおすすめです。
また、丈夫なので、網がほつれたりたわんだりしにくいのもうれしいポイント。オールステンレス製のシンプルかつ端正なデザインも魅力です。長く使える、上質なアク取りを探している方はぜひチェックしてみてください。
貝印 SELECT100 あくとり&かすあげ DH3109
アク取りとかす揚げの2WAYで使える、ステンレス板製のアイテムです。細かい網目がないので、比較的丈夫で洗いやすいのが特徴。
なめらかにカーブした側面が鍋の形状にほどよくフィットし、フチに溜まったアクや天かすなどもすくえます。実用性を重視した、無駄のないシンプルかつスマートなフォルムも魅力です。
オークス(AUX) レイエ あくとりスプーン LS1511
卵型のアク取りスプーン。スプーン部分のフチが平らに仕上げられており、表面に浮かんだアクのみを効率よくすくえるのが特徴です。
また、とがった先端となめらかにカーブした側面によって、具材のすき間の細かいアクや鍋肌に溜まったアクも逃さずキャッチできます。柄の付け根部分にはスリット穴が設けられており、取り過ぎたスープを鍋に戻せるのもうれしいポイント。
スプーンと柄の間につなぎ目のない一体型のオールステンレス製なので、お手入れしやすく清潔に保てるのも魅力です。
貝印 あくも取れるミニスプーン DH8165
ナイロン製のアイテムです。スプーンの裏側に付いた細かいリブにより、鍋表面のアクを効率よく吸着できるのが特徴。幅7×全長21cm、重量40gの軽くて取り回しやすいサイズは、卓上で具材を取り分ける際にも重宝します。
つなぎ目のない一体形状のため、汚れが溜まりにくく、衛生的に使えるのもうれしいポイント。赤一色のポップなデザインで、キッチンも明るく鮮やかに彩れます。
また、比較的リーズナブルでコスパがよいのもメリットのひとつ。スプーンタイプのアク取りを試してみたい方にもおすすめです。
アルティス(ARTIS) ホームシェフミニ アク取りお玉
ポップなカラーがかわいい、お玉タイプのアク取りです。お玉部分の裏側に施された凹凸がポイント。また、耐熱温度210℃と熱に強いため、フライパン調理に使うのもおすすめです。ナイロン製で調理器具や食器に傷を付けにくいので、キッチン用品を大切に使いたい方に適しています。
さらに、つなぎ目のない一体型で衛生的に使えるうえ、食洗機対応でラクにお手入れできるのも魅力です。
サンクラフト 愛妻専科 あく取りブラシ AL-16
ヘッド部分に馬毛を用いたブラシタイプのアク取りです。毛先をスープの表面に浸してなでると、アクを手軽に吸い上げられるのが特徴。水を入れた容器で軽く振り洗いすれば、一度の調理に繰り返し活用できて便利です。
柄にはステンレス、ハンドル部分には耐熱温度約120℃を備える熱硬化性のメラミン樹脂を採用。ガス火やIHコンロなどの熱が伝わっても変形しにくいため、長く愛用しやすいのもメリットです。
マーナ(MARNA) ポアソンキッチン あくとりブラシ K177
馬の毛を使用したブラシタイプのアク取り。スープの表面をブラシの先でサッとなでるだけなので、やわらかく煮えた具材を崩したり、旨みの詰まったスープを無駄にすくったりしにくいのが特徴です。
また、キッチンで明るく映える、魚をモチーフにしたかわいい持ち手もポイント。より簡単にアク取りを済ませたい方はぜひチェックしてみてください。
ケユカ(KEYUCA) バタリニー ナイロンあく取りストレーナー 3300518
オールナイロン製のスタイリッシュなアク取りです。つなぎ目のないシンプルなフォルムと、マットブラック一色のクールな色合いがおしゃれ。色移りが気になりにくいうえ、食洗機で洗えるため、日々のお手入れも簡単です。
底面に細かい穴が設けられたお玉タイプなので、幅広い調理シーンに活用しやすいのもおすすめポイント。アク取りのほか、鍋料理や大皿料理の取り分けなどにも便利です。
また、ナイロンにグラスファイバーが20%配合されており、優れた強度と耐熱温度250℃の高耐熱性を備えているのもメリット。鍋やフライパンの樹脂コーティングも傷付けにくいため、炒めたりかき混ぜたりする調理にも活躍します。
タイガークラウン(TIGERCROWN) トータルカラー アク取りお玉 2169
実用性を重視する方におすすめのアク取りです。すくう部分の裏側に細かい突起があしらわれた便利なお玉タイプ。鍋にお玉を浸すだけで浮いてきたアクが突起に吸着する仕様のため、煮汁を減らさずきれいに取り除けると謳われています。
突起を活かせば、味噌やカレールーなどを溶かす際にも活躍。お玉の内側には5ml・15ml・30ml・50ml・100mlの計量ラインが引かれているので、計量スプーンや計量カップ代わりとしても活用でき、調理を効率的に進められます。
素材には、強度に優れた「ポリエーテルイミド 」を使用。約204℃の耐熱温度も備えており、食洗機で手軽にお手入れできるのもうれしいポイントです。
和平フレイズ Remi♪Hirano マルチシート RHF-231
落とし蓋とアク取りを同時にこなす便利なマルチシートです。素材には耐熱温度200℃、耐冷温度-20℃のシリコンゴムを採用。落とし蓋として鍋にかぶせれば、煮込み料理をおいしく調理しながら、シート裏面の波模様で鍋に浮いたアクを絡め取れます。
シート中央の空気穴から蒸気を逃がせるため、鍋の吹きこぼれを防げるのもメリット。穴に菜箸を引っ掛けると、手を触れずにシートを取り出せて安全面も良好です。
キャップオープナー・鍋つかみ・にんにくピーラー・ストッパー・鍋敷きなど、幅広い調理シーンに活用できるのもおすすめポイント。フック穴により省スペースで吊り下げ収納も可能です。
旭化成ホームプロダクツ クックパー アク・あぶら取りシート 15枚入×4個セット
料理初心者の方でも気軽に使える、使い捨てタイプのアク取りです。鍋にのせて具材と一緒に煮込むだけで、煮汁を減らさずアクのみを吸着できる優れモノ。丈夫なシートなので、ぐつぐつと煮込んでもよれたり破れたりしにくく、箸でつまめて取り出しも簡単です。
また、シート1枚の使用で、アクと一緒に大さじ2杯強の油脂が取れると謳われているのもポイント。煮込み料理をよりおいしく仕上げたい方などにおすすめです。
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アク取りの選び方
素材をチェック
アク取りの素材は、耐久性が高く、サビにくいステンレスが主流。ラクにお手入れできるのも魅力です。高温にも耐えられるため、アク取りのほか揚げ物用のかす取りなどにも使用可能。長く、衛生的に使えるモノを好む方におすすめです。
また、鍋を傷付けにくいシリコン製や、持ち手の部分のみが木製や樹脂製のモノなどもあります。用途や好みに合わせて、使いやすい素材のアイテムを検討してみてください。
形状をチェック
メッシュタイプ
細かい網目のメッシュタイプは、スープをほどよく残して、表面のアクや油だけをすくい取れるのが特徴です。細かいアクもきれいに取れるので、出汁を楽しむ鍋料理や、澄んだ状態に仕上げたいポトフなどのスープ料理を作るときにおすすめ。
アクをよりしっかりと取りたい場合には、できるだけ網目の細かいモノをチェックしてみてください。また、小さめのサイズなら小回りが利くので、鍋のすみずみに散ったアクも丁寧に取り除けます。
ただし、メッシュタイプは洗いにくいのがデメリット。きれいに洗ったつもりでも汚れが残ってしまいがちです。細かい網目は、アクをしっかりとすくえる一方、アクや油が詰まりやすいことに留意しておきましょう。
パンチングタイプ
パンチングタイプは、メッシュタイプよりも網目が粗く、丈夫なのが特徴です。表面が平らでアクが詰まりにくく、使い終わった後に汚れをサッと落としやすいのが魅力。アク取りのほか、鍋料理の具材をすくったり煮物をとりわけたりと、さまざまな料理に活用できるのもメリットです。
ただし、パンチングタイプの網目は粗いため、小さくて細かいアクを取りたい場合には不向き。お手入れのしやすさを重視する方や、細かいアクは気にしない方におすすめです。
スプーンタイプ
楕円形のスプーンタイプは、鍋肌の丸みにぴったりフィットするため、フチに集まったアクまでしっかりキャッチできるのが特徴。網目がないので洗いやすく、お玉代わりに使えるなど汎用性が高いのも魅力です。
ただし、アクと一緒にスープまですくってしまいがちなのが懸念点。柄の付け根部分にスリット穴が設けられ、取り過ぎたスープを鍋に戻せるアイテムなども販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
ブラシタイプ
ブラシタイプは、スープの表面をサッとなでるだけで簡単にアクを取れるのが特徴です。やわらかい毛先がアクのみを絡め取るため、具材の形を崩してしまったり、旨みの出たおいしいスープを無駄にすくってしまったりするリスクを低減できます。
また、小回りが利くので、具材の間に溜まった細かいアクを取る際にも活躍。子供にアク取りのお手伝いをしてもらうときに使用するのもおすすめです。
お玉タイプ
底が深いお玉タイプは、具材やスープをすくったりお味噌汁の味噌こし代わりに使ったりと、アク取りのほかにも幅広く活用できるのが魅力です。汎用性が高いので、キッチンツールをなるべく増やしたくない方におすすめ。
お玉の裏側部分にアクを吸着させるための突起が施されているモノや、お玉の底にスリット穴が施されているモノなど、メーカーによってさまざまな機能を備えたアイテムが展開されています。
落とし蓋タイプ
鍋の表面に乗せて使う落とし蓋タイプは、一度でアク取りと落とし蓋の両方の役目を担うのが特徴。鍋に付きっきりでアク取りをする必要がなく、同時に煮くずれや味付けのムラを防げます。
なお、落とし蓋タイプは食材の形になじみやすいシリコン製がおすすめ。電子レンジを活用したスチーム料理に使えるモノもあり、汎用性の高さがポイントです。
使い捨てのシートタイプは洗う手間が省けて便利
アク取りも使用後のお手入れも簡単に済ませたい場合には、便利な使い捨てのシートタイプがおすすめ。鍋の表面にかぶせておくだけで浮き出るアクを簡単に吸い取れるうえ、使用後は捨てるだけなので洗う手間が省けます。
また、シートがアクと一緒に余分な油をキャッチするのも魅力。一度吸着したアクや油はスープに戻りにくく、鍋に付きっきりになる必要がないのもうれしいポイントです。
細かいアクまでしっかり取れるモノやお手入れしやすいモノ、鍋に乗せるだけの手軽なモノなど種類が豊富なアク取り。アク取り本体の素材と形状、さらに網目部分の形状にも注目して、好みや用途にぴったり合うモノを選択してみてください。使いやすいアク取りで、料理の味をワンランクアップさせましょう。