自宅の庭のお手入れに欠かせない「剪定ばさみ」。庭木を整えるだけでなく、ガーデニングや園芸を楽しむうえで必要なアイテムです。剪定ばさみは大きさや種類によって、細かな作業から大掛かりな作業まで幅広く対応できます。
そこで今回は、おすすめの剪定ばさみを選び方と併せてご紹介。自分の使用目的に合った剪定ばさみを見つけましょう。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
剪定ばさみとは?
庭木や植物などをカットする際に使う園芸用のはさみのことを剪定ばさみといいます。一般的に高い樹木を剪定する「高枝切りばさみ」と、背丈の低い樹木や植物をカットする「剪定ばさみ」に分けられており、剪定ばさみは細かな作業をする際におすすめのアイテムです。
剪定ばさみは一般的なはさみよりも切れ味がより鋭く、製品によってはグリップ内部にバネやスプリングなどを採用することで、硬いモノも切りやすくなっているのがポイント。自分で自宅の庭のお手入れが手軽にできます。
剪定ばさみの選び方
種類をチェック
ラチェットタイプ
テコの原理を利用したラチェット機構を採用しており、少ない力でも硬い庭木などがカットできるタイプです。あまり力がない方でも切りやすいのがポイント。何度かはさみを動かすだけで、硬くて太い枝も簡単に切ることが可能です。切っている途中で、段階的に支点を変えて力をかけ直していくことで、通常の3分の1程度の力で枝を切れます。
バイパスタイプ
半月形の切り刃と、三日月形の受け刃を組み合わせたタイプの製品です。上の刃をハマグリ刃、下の刃をカマ刃と呼ぶこともあり、刃先がゆるくカーブしているのが特徴。ほかのタイプのはさみよりも刃渡りが長めになっています。
切り口がきれいに切断できるため、若木の剪定やガーデニング、園芸などの細かい作業に向いているのがポイント。グリップ部分にはバネを採用することで、握った際に刃先に力が伝わりやすいよう工夫されています。
アンビルタイプ
上下に刃が付いているバイパスタイプとは違い、下側に刃が付いていないタイプの製品です。代わりにまな板のような受けがあり、薄い上刃とはさみこむことで枝をきれいに切断します。バイパスタイプよりも刃が薄いため、弱い力でも切断しやすいのが特徴。刃が取り換えられるタイプも発売されています。太い枝も切りやすく、使い勝手のよいタイプです。
使いやすさをチェック
手のひらの大きさに合わせて適したサイズを選ぶ
剪定ばさみは180~225mm程度のサイズが一般的です。小型の方が使い勝手がよいですが、目安としては、手のひらと同程度のサイズのモノを選ぶようにしましょう。女性なら180mm程度、男性なら220mm前後の製品がおすすめ。小さすぎると余計な力が必要になり、大きすぎると手が疲れやすくなってしまうため、ジャストサイズの製品を購入するようにしましょう。
刃の開きや固定方法をチェック
剪定ばさみは刃先の開き具合によって切れる太さが変わってきます。開きが大きいモノほどさまざまな太さの枝を切れるため、刃先がよく開く製品がおすすめです。
また、自然に刃が開くようグリップの間にバネが付属している製品が多く、収納する際はストッパーで刃を閉じる必要があります。ストッパーのかけやすさや固定方式も、使いやすいかどうか確認しておきましょう。
柄が回転するタイプは手が痛くなりにくい
庭木の剪定やガーデニングなどは、作業時間が長時間になりがちです。そのため、手への負担が大きいのが難点。回転式のグリップを採用したモノであれば、手や手首の負担を軽減できるのでおすすめです。
柄のところが回転することで、柄と指の摩擦が減り長時間の作業でも手や手首が疲れにくくなります。使い勝手や見た目は一般的な剪定ばさみとほとんど同じですが、手や手首の負担を軽減したい方は検討してみてください。
メンテナンスしやすいタイプを選ぶ
庭木や植物には水気が含まれているので、メンテナンスを怠ると刃先にサビが付いて使えなくなってしまいます。また、剪定ばさみは使っている最中に樹液や土などの汚れも付きやすいため、使った後のお手入れがしやすい製品がおすすめ。
サビに強い素材が使用されているモノや、丸ごと水洗いできるモノ、専用の研石があるメーカーのモノなどはメンテナンスが手軽で人気があります。
力のいらない電動タイプもおすすめ
取り扱いメーカーは多くありませんが、電動タイプの剪定ばさみもおすすめです。充電して使用することで、少ない力で庭木を剪定できるのがポイント。製品によっては庭木だけでなく、物干し竿やビニールホースなど、日用品の切断にも使用できるなど幅広い使い方ができます。
価格は高くなるものの、利便性がよく、使用用途も幅広いため一家に一台あると便利なタイプです。
剪定ばさみのおすすめ
アルスコーポレーション 剪定鋏ブイエスエイトロータリー VS-8R
作業性を重視した設計の剪定ばさみです。最大切断枝径は15mmで、刃には高炭素刃物鋼を使用。グリップにはアルミダイキャストを採用しており、軽くて手にしっかりフィットするのがポイント。表面をビニールでコーティングすることで、滑りにくく力を入れて枝を切断することが可能です。
また、切断時の衝撃を吸収する「打ち合いクッション」と回転グリップを採用しており、腕が疲れにくいのも魅力。グリップを握りこむだけでストッパーが外れ、すぐに使用できる「ワンタッチストッパー」によってスムーズに作業が行える、使い勝手のよい製品です。
アルスコーポレーション ミニチョキ 軽量・小型 剪定鋏 130DX
小型で軽量タイプの剪定ばさみ。小ぶりで取り回しやすく、見た目にもおしゃれなデザインが人気です。ガーデニングやフラワーアレンジメントなどをする方におすすめ。本体重量約135gで、長時間作業しても腕や手首が疲れにくいのも特徴です。
刃はハードクローム仕上げでサビにくいのもポイント。切れ味が鋭く、庭木もさくさく切れるため、短時間で作業が完了します。柔らかいエラストマーグリップを採用しており、手になじみやすいのも魅力。衝撃を吸収する「打ち合いクッション」も内蔵しており、硬いモノを切ったときも手に負担が少ない製品です。
高儀(TAKAGI) 本刃付ステンレス剪定鋏
太めの枝もしっかりと切断できる、全長約200mm剪定ばさみです。サビに強く、園芸用のはさみに適した素材が使われているのが特徴。また、切断面がきれいで、植物を痛めにくい点もおすすめです。
樹液が付着した場合には、水で流しながらスポンジでこすってお手入れできるのもポイント。洗浄後に水分を拭き取り、刃部や鋲周りに油をさしておけば、長く愛用しやすいのがメリットです。
高儀(TAKAGI) WOODY TASTE ステンレスレディース剪定鋏 165mm
木目調のおしゃれなデザインが魅力の剪定ばさみです。サビにくいステンレス素材を採用しており、お手入れが簡単。見た目は木柄ですが、柄の部分には木材を使用していないため、軽くて扱いやすい製品です。
最大切断枝径は10mmとあまり太い枝は切れませんが、細い庭木のお手入れや草花のお手入れにはちょうどよいサイズ。ハンドルの開きが小さいので、手の小さな方や力が弱い方でも手が疲れにくいのが特徴です。価格も安くガーデニング用の手軽な剪定ばさみを探している方におすすめの製品です。
岡恒(Okatsune) 剪定鋏 180mm NO.101
プロにも使われている高品質な小型の剪定ばさみです。高級刃物鋼を刃に採用しており、刃こぼれしにくく切れ味がよいのがポイント。赤と白のおしゃれな持ち手のデザインも人気があります。
ハンドル部分はビニールコーディングで滑りにくく、作業しやすいのが特徴。刃はリベットで固定しているので、緩むことがなく長い期間使いたい方に向いています。価格も安いため、初めての剪定ばさみにもおすすめの製品です。
千吉(Senkichi) 切替式ラチェット剪定鋏 SGP-23RC
ハンドル部分にラチェット機構を採用した剪定ばさみです。最大切断枝径は20mmで、太い枝も少ない力で簡単に切断できるのが特徴。グリップ部分には軽量で手になじみやすいアルミダイキャスト素材を使用しており、耐久性が高いのもポイントです。
ワンタッチでラチェット機能のオンオフを切り替えられるため、太い枝を切りたいときと、細かい作業をしたいときで切り方を選べるのが特徴。庭木に合わせて幅広い用途で使用できます。刃先にはヤニ汚れを防ぐフッ素コートを採用。お手入れ専用スポンジが付いており、メンテナンスが簡単な製品です。
角利産業(KakuriSangyo) ガーデニングプロ アルミ剪定鋏 AS-020
使いやすさを追求したガーデニング向けの剪定ばさみ。バラや生け花、植木などのお手入れにおすすめの製品です。鋭い切れ味で切り口がきれいなのがポイント。本体にアルミニウム合金を採用することで、約180gの軽量ボディを実現しています。長時間の作業でも疲れにくいのが魅力です。
柄の部分に大きめのバネを搭載することで、刃先が大きく開くのも特徴。刃には炭素鋼を使用しており、刃こぼれしにくくメンテナンスがしやすいのもポイントです。刃先が大きくカーブしているバイパスタイプで、枝を逃がすことなくしっかり切断できます。
レーヴェ(LOWE) ライオン 剪定鋏 アンビル式 1104
ドイツ生まれのブランドで、世界でも人気がある剪定ばさみです。最大切断枝径は25mmで、日本製の剪定ばさみには少ないアンビル式を採用しているのが特徴。切断面がきれいに仕上がるうえにパワーもあるため、太い枝の切断にも向いています。
太めのハンドルに滑りにくいビニールコーティングが施されており、柄の部分には柔らかくコシのあるバネが内蔵されているので、連続作業でも手が疲れにくいのがポイント。作業を中断する際や収納する際に便利な「開き防止ストッパー」が付属しているため、安全に作業できます。
エスケー11(SK11) ストロング万能ハサミ SST-250
藤原産業のオリジナルブランド「SK11」の剪定ばさみです。刃先はロックウェル硬度で52~54もあり、庭木の剪定だけでなくアルミ板やブリキ、ステンレス素材などのカットも行えるのがポイント。かさばる家庭ごみの切断作業も使える製品です。
柄の部分には反発用のバネを内蔵しており、少ない力でもしっかり切れるのが特徴。グリップにはラバー素材を使用することで、滑らずに作業できます。ギザ刃とカーブ刃を採用したバイパスタイプで、切りたいモノをしっかりはさみこめるため、初心者でも使いやすい製品です。
フェルコ(FELCO) 剪定鋏 FELCO6 右利き用 195mm
「フェルコ」はスイスの刃物メーカー。本製品は人間工学に基づいたハンドルのデザインの剪定ばさみです。グリップが握りやすく、力が入れやすいのが特徴。「ショックアブソーバー」機能を搭載しているので、硬い枝を切ったときでも手元への衝撃を和らげられます。
また、中央のネジで上刃と下刃の調節ができるため、快適な切れ味を維持できるのもポイント。全てのパーツはスイスの工場で一貫して製造されており、パーツのひとつひとつを交換することで、長い間使用できます。フェルコのラインナップのなかでも軽量でコンパクトなモデルで、初心者の方や手の小さい方でも使いやすい製品です。
大進 切替式ラチェット剪定鋏 DX
ラチェットタイプとしてだけでなく、通常の剪定ばさみとしても使えるアイテムです。細い枝を連続でカットする場合はラチェット機能をOFFにし、太い枝を数回に分けて切断する際のみラチェットタイプとして使えます。
ラチェット機能の切り替えは、グリップ部のレバーで行う構造を採用しているのもポイント。簡単な操作で素早く切り替えられます。使い勝手のよいモノを求めている方におすすめです。
ウルフガルテン(WOLF Garten) アンビルタイプ剪定ハサミ RS5000
上の刃で枝を押し切るようにカットするアンビルタイプの剪定ばさみです。少ない力で硬さのある枝を切断できるのが魅力。また、ストッパーを扱いやすい位置に備えており、片手でもスムーズに操作できます。
スプリングは本体内部に搭載しているほか、グリップ部分の素材にはアルミニウムを使用。優れた耐久性を備えています。操作性と耐久性を両立した製品を探している方におすすめです。
サボテン プロタイプ剪定鋏 最高級刃物鋼 切断能力20mm No.1255
園芸用品専用のメーカー「サボテン」が発売する剪定ばさみです。最大切断枝径は20mmで、太い生木も切断できるのがポイント。サビやヤニに強いフッ素コート加工を施した刃で、長期間愛用できます。
ストッパー部分には丈夫なジュラコン素材を採用しており、しっかりロックできるのが魅力。手になじみやすいソフトグリップで、握りやすく滑りにくいため、長時間作業しても疲れにくいのも特徴です。安価な日本製のアイテムを探している方におすすめの製品です。
Gonicc 剪定鋏 GPPS-1002 バイパスタイプ
切れ味のよいSK-5スチールを使用したバイパスタイプの剪定ばさみです。刃の表面にはクロームメッキ加工を施しており、サビにくく耐久性が高いのがポイント。安全性が高く、作業中断時にもすぐにロックしやすいストッパーが付属しています。
滑り止めの付いたグリップ部分は人間工学に基づいたデザインを採用。手の小さい方でも握りやすいのが特徴です。生け花や盆栽、ガーデニングから庭木のお手入れなど幅広い目的で使用できます。
FORESIA FORESIA 剪定ばさみ
細い枝から20mmの太い枝まで幅広く対応できる剪定ばさみです。高周波焼き入れが施されたSK5鋼の刃を採用。硬さや粘り強さのバランスに優れています。
刃部に、フッ素コーティングを採用しているのもポイント。サビに強く、剪定時にヤニが付着しくいので、簡単にお手入れできます。
グリップ部分はくびれのある形状を採用しており、しっかりと握りやすいのもメリット。さらに、グリップの素材にはTPEを使用しているので、滑りを抑える効果も期待できます。
マキタ(MAKITA) 36V 充電式せん定ハサミ UP361DPG2
最大切断枝径33mmの電動剪定ばさみです。トリガーと刃物がスムーズに連動するため、まるで手動で切っているのと同じような感覚で使用できるのがポイント。1回の充電で約84000本が切れるリチウムイオンバッテリーを搭載しており、長時間の作業にも対応しています。
日本製の鍛造刃を採用し、枝が密集していても細かい場所を狙いやすいカーブのある刃先が特徴。防塵防滴加工を施しており、耐久性の高さも魅力です。はさみ以外のバッテリー部分などは背中に背負って作業できるので、手元が疲れにくく狭い場所でもスムーズに作業が行えます。
リョービ(RYOBI) 充電式剪定ばさみ BSH-120
電気の力で手軽に剪定できる電動剪定ばさみです。充電時間約60分で約350カット使えるのが特徴。重量わずか600gと軽量なため、連続した作業も腕や手が疲れることなくこなせます。LEDも搭載しており、木が生い茂って暗くなっている箇所でも細かな作業が可能です。
最大切断枝径は12mm。庭木だけでなくビニールパイプや物干し竿など、捨て方に困る廃品のカットにも使用できます。ヤニ取りや掃除、刃物の交換が工具を使わずにワンタッチで行えるのもポイント。力の少ない方におすすめの製品です。
アルス コードレス充電式剪定鋏 EP-720
切れ味・切り口・操作性にこだわって設計されている電動タイプの剪定ばさみです。特許を取得している「枝滑り防止研磨」を採用しており、枝などを逃さずスムーズにカットしやすいのが特徴。切り口もきれいに仕上げられるので、若木や庭園の樹木に使用する場合にも適しています。
刃部の動きは、トリガーとしっかり連動する「追従式」を採用。手動で刃を動かす感覚に近く、操作しやすいのもメリットです。また、標準モードと細枝モードを切り替えて使用できるのもおすすめポイント。細枝モードでは、刃の開き幅を抑えて開閉速度をアップできます。
KOSHIN 充電式剪定はさみ PPD-1825
コンパクトサイズで電動タイプの剪定ばさみです。重量も抑えられており、剪定作業時にかかる負荷を軽減できるのが魅力。バッテリーが2個付属しており、長時間連続して作業を行いたい場合にも便利です。
刃の開口幅は、2段階で調節できるのもメリット。標準モードは直径15mmまで、最大モードでは直径25mmまでの枝に対応できます。
刃部はアンビル式を採用しており、太さのある枝や硬い枝をカットしやすいのがポイント。さらに、日本製の刃が使われており、切れ味も良好です。
剪定ばさみを1つ持っておくと、自宅の庭の気になる箇所を手軽にメンテナンスできるのがポイント。庭は周囲から一番見える場所でもあるため、こまめなお手入れが大切です。自宅の庭環境や、自分の使用目的に合わせてぴったりの剪定ばさみを見つけましょう。