風を送り出し、落ち葉やゴミなどを集めたり吹き飛ばしたりできる「ブロワー」。清掃や水切りなどの作業に、手軽で便利に使用できます。また、種類によってさまざまな性能を備えているので、用途に応じて幅広く活用が可能です。

そこで今回は、ブロワーの選び方やおすすめ機種をご紹介します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ブロワーとは?

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モーターによって風を送り出す機械がブロワーです。風の力で落ち葉などを吹き飛ばし、1ヵ所に集めて回収するのに便利なアイテム。家庭用として、落ち葉掃除に使用できるのはもちろん、剪定作業や草刈り後の清掃でも重宝します。

強い風を送れるため、水滴飛ばしなどにも活用可能。また、洗車の際に水洗いをした後、ブロワーで水滴を吹き飛ばせば、タオルでの拭き取り作業の負担も軽減できます。

ブロワーの選び方

種類で選ぶ

小型で取り回しやすい「ハンディタイプ」

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コンパクトで手軽に使用できる「ハンディタイプ」。取り回しやすいので、短時間の簡単な作業や細かい部分にも使用できます。手に持って作動させるだけで、スムーズに使用できるのも特徴。持ち運びにも便利です。

ただし、小型とはいえ、機種によって大きさや重さ、能力などは異なります。作業内容や吹き飛ばす落ち葉などの量によって、サイズや能力をチェックしましょう。

長時間の作業がしやすい「背負タイプ」

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強力なパワーが特徴の「背負タイプ」。大型で重量もあるので、頻繁に背負ったり下ろしたりするのには不便ですが、一気に大量の落ち葉などを吹き飛ばせる能力があり、広い場所や長時間の作業に適しています。

また、本体を背負って使用するため、腕や手への負担を軽減できるのもメリットです。ただし、狭い住宅地など、使用する場所によっては、発する音の大きさに注意が必要。広範囲の落ち葉を処理する場合など、大掛かりな清掃作業での使用におすすめのタイプです。

動力で選ぶ

電動式

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電力でモーターを動かす電動式には、コードタイプと充電タイプがあります。双方とも比較的軽量な機種が多く、持ち運びや取り扱いがしやすいのが特徴です。

コードタイプは、コンセントに繋いで電力を得ます。使用する場所に電源が必要ですが、発電機などがあれば場所を選ばずに使用可能。また、コードの長さの範囲でしか作業が行えないのが難点ではあるものの、ドラム式などの延長コードを使用すれば作業範囲も広がります。

充電タイプは、コードレスなため作業範囲に制限がないのがメリットです。作業場所に電源も必要なく、手軽に使用できます。ただし、長時間作業に使用する場合、充電が切れてしまうケースもあるので、予備のバッテリーを準備しておくのがおすすめです。

エンジン式

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ガソリンなどの燃料によって稼働させるエンジン式。充電タイプと同じく、コードレスなので作業範囲に制限がなく、幅広いシーンで使用できるのが特徴です。

補給用のガソリンを用意しておけば、長時間使用できるのもポイント。ただし、電動式に比べて重厚な機種が多く、燃料も入っているので、重さを感じやすい点は留意しておきましょう。その半面、パワーが強力で、作業時間を短縮できるのがメリットです。

風速と風量をチェック

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ブロワーを選ぶ際には、使用する作業内容によって吹き飛ばす対象物や場所を考慮し、風速と風量をチェックするのがポイント。風速が大きければ、その分風も強く、重い対象物も吹き飛ばせます。

乾いた落ち葉や砂埃などの軽いモノであれば、風速が小さいタイプでも十分。しかし、濡れた落ち葉といった重いモノを吹き飛ばす場合には、風速が大きいタイプの使用が適しています。

また、風量によって、一度に吹き飛ばせる範囲が変わるので要チェック。風量が少なければ吹き飛ばせる範囲は狭く、風量が多ければ、広い範囲で大量の対象物を吹き飛ばせます。

落ち葉などを吸い込める「バキューム機能付き」もおすすめ

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なかには、バキューム機能付きのブロワーも展開されています。掃除機のように落ち葉などを吸い込めるため、ホウキやちりとりを使用する必要もなく便利です。

大量の落ち葉などがある広い場所で使用する場合には、吹き飛ばして1ヵ所に集め、最後に吸い込んで回収できます。狭く小量で済む場所での使用では、直接吸い込んでの回収も可能です。

また、吸い込んだ落ち葉や木の枝などを粉砕する機能を備えたタイプであれば、吸い込んだ後の回収作業もスムーズに行えます。

ブロワーのおすすめ

京セラ(KYOCERA) ブロワ BL-3500 682706A

豊富な風量で届きにくい隙間や狭い場所でも活躍

細かいチリなどが吸い込める「集じん機能」を備えたハンディタイプのブロワー。電源式のコードタイプで、コードは5mの長さがあるため、室内作業や庭先などで使用するのに便利です。サッシの溝に溜まったゴミやホコリ、木工作業で木くずなどを吹き飛ばすのに重宝します。

風量は3.5m³/min、風圧は5.5kPaと、高いパワーを備えているのも特徴。延長コードがあれば、落ち葉掃除や洗車の水滴飛ばしにも対応できます。

また、1.4L収納可能なダストバッグが付属しているのもポイント。吹き出し口に取り付けて、車内の掃除や隙間などの狭い場所での吸い込み作業をするのもおすすめです。

京セラ(KYOCERA) ブロワバキューム RESV-1500 696900A

吸い込んだゴミを粉砕できるパワフルさが魅力

吸い込んだ落ち葉などを10分の1に粉砕できる、バキューム機能付きのブロワーです。ダストバッグは35Lと大容量なので、大量の落ち葉やゴミなどの回収ができます。電動式でコードタイプのため、広い場所での使用には、延長コードを準備しておくと便利です。

2段階のスピード切り替えができるのもポイント。風量は、低速で7m³/min、高速で10m³/minを実現しています。ブロワーとして、落ち葉を吹き飛ばしたり洗車の際に使用したりするのはもちろん、屋外用の掃除機として活用するのもおすすめです。

マキタ(MAKITA) 背負い式エンジンブロア EB5300TH


しっかりと体にフィットし重量感を軽減する

防振バネが4つ搭載されており、背中への振動を軽減できる背負いタイプのブロワーです。クッション性に優れた背当てを搭載しているほか、スタビライザーを調節することで本体と体の密着感を高められるのもポイント。重量感を軽減できます。

重量は8.9kgと、背負うタイプでは比較的軽量なものの、最大風量15m³/min、最大風速82m/sとハイパワー。大量の落ち葉や木の枝もスムーズに吹き飛ばせます。また、エンジン式でコードレスのため、広い作業範囲に使用できるモノを探している方におすすめです。

マキタ(MAKITA) 充電式ブロワ MUB362DPG2

静音仕様ながらハイパワーなのが特徴

エンジン式にも負けないパワーを発揮する、充電タイプのブロワーです。ダイヤル変速により、6段階の風量と風速を使用シーンに応じて調節可能。風量は、6.9~13.4m³/min、風速は、27~54m/sを実現しています。

作業時に耳障りになる風切り音を軽減しつつ、高い能力を有している3枚ファンと、騒音を抑制する吸音スポンジを搭載。静音仕様ながらハイパワーなのが特徴です。さらに、「防振二重ハウジング」の採用により、振動を抑え、体への負担も軽減できます。

段階的に伸縮するノズルと、肩に掛けて便利に使用できるショルダーベルトが付属しているのも魅力。電動式で強力な吹き飛ばし作業を行いたい方におすすめのブロワーです。

マキタ(MAKITA) 充電式ブロワ MUB184DRGX

一般家庭用としてはもちろん、業務用としても

スライド式リチウムイオンバッテリーを採用したハンディブロワーです。風量を固定できる「無段変速クルーズコントロールレバー」を搭載しており、連続使用したい場面にも向いています。

高出力の「ブラシレスモータ」を備えているのもポイント。加えて、3枚ブレードのファンを採用し、低騒音ながら13m³/minのパワフルな風量を実現しています。車の水滴飛ばし、駐車場の清掃、農機の清掃など、さまざまな場面に対応できるブロワーを求めている方におすすめのアイテムです。

マキタ(MAKITA) 36V 充電式ブロワ 集じん機能付 MUB363DG2V

風量をコントロールしやすいブロワーです。モードボタンが採用されており、微風から強風までを簡単に使い分けできます。また、無段変速クルーズコントロールレバーを活用すれば、好みの風量で固定できるのもメリットです。

本品はバキュームキットが付属しているのも魅力。集じんもパワフルに行えます。さらに、ダストパックの容量は50Lで、連続して作業したい方にもおすすめです。

マキタ(MAKITA) エンジンブロワ EUB4250

集じん機能が搭載されているブロワーです。最大風量は、ブロワ時が10.1m³/min、集じん時が9m³/min。すっきりとしたボディながら、大型なファンでパワフルな風量を実現しているのも魅力です。

プラグのカバーはスライド式が採用されており、点検や交換がスムーズに行えるのもポイント。さらに、ハンドルは握りやすい形状のため、操作性にも優れています。

ハイコーキ(HiKOKI) 18V コードレスブロワ RB18DSL

風量を自由に変えられる便利で高性能なモデル

無段変速の風量調節が可能で、集じん機能も備わったハンディタイプのブロワーです。風量は、最大で2.2m³/minまで調節できます。

握りやすさを追求した独特な形状のハンドルにより、作業がしやすく、手への負担が軽減できるのも特徴。電動式の充電タイプでコードレスのため、室内や屋外を問わず幅広く使用できます。

ハイコーキ(HiKOKI) マルチボルト 36V コードレスブロワ RB36DA

業務用としても使用できるパワフルさ

4段階のモード切り替えと、ターボモードの切り替えが可能なハンディタイプのブロワー。エンジン式にも匹敵する、ハイパワーが特徴の充電タイプです。

サイズは幅24.2×奥行き94×高さ26.7cmのコンパクトなボディで、重量は3.5kgと軽量。パワフルながら取り回しやすく、効率よく作業ができるのが魅力です。公園などの広い場所での落ち葉掃除や、剪定作業後の清掃作業で使用するのに適しています。業務用としても使用できる、強力な能力を備えたブロワーを探している方におすすめのモデルです。

ハイコーキ(HiKOKI) マルチボルト 36V コードレスブロワ RB36DB

ブラシレスモーターが採用されている、コンパクト設計が魅力のブロワーです。軽量かつコードレスのため取り回しやすいのが特徴。加えて、スリムな形状なので、持ち運びの際にも便利です。

風量は、強モード・中モード・弱モードの3段階で調節可能。また、ファンと風窓が離れているため、低騒音かつ低振動を実現しているのもメリットです。

本体の側面に、フックを採用しているのもポイント。ブロワーを吊り下げて収納したい方にもおすすめです。

ボッシュ(BOSCH) ブロワ GBL800E

細かい作業におすすめの小型ハンディタイプ

電動式で小型ながら、高いパワーも備えたハンディタイプのブロワーです。サイズは幅19×奥行き45.5×高さ21.4cmとコンパクトなうえ、重量1.8kgと軽量のため、取り扱いがしやすいのが特徴。最大風量は4.5m³/minと強力です。

柔軟性に優れたノズルを採用しているので、隙間のホコリやチリを吹き飛ばす作業もスムーズに行えます。また、集じん機能を搭載し、ダストバッグも付属。掃除機としても便利に使用できます。室内用として、細かい作業での使用におすすめのブロワーです。

ボッシュ(BOSCH) コードレスブロワ GBL18V-120H

プロも愛用しているハイスペックなモデル

低速と高速の2段階切り替えができる、ハンディタイプのブロワー。電動式の充電タイプなので、幅広い作業で使用可能です。風量は低速で1.5m³/min、高速で2m³/min。風速は低速で55m/s、高速で75m/sと、作業内容で強弱が使い分けできます。

持ちやすさを追求した独自のハンドル形状とバランス設計により、作業がしやすく、負担が軽減できるのも特徴。さらに、重量が1.4kgと軽量で操作性にも優れています。

比較的リーズナブルな価格で購入しやすいのもメリット。コスパのよいブロワーを探している方におすすめです。

ハスクバーナ・ゼノア(Husqvarna Zenoah) ブロワ 125B 952715643

スムーズに始動と停止が行える機能搭載

使いやすさと強力なパワーを兼ね備えた、ハンディタイプのエンジン式ブロワーです。エンジンを停止すれば、自動で始動位置に戻る「オートリターン・ストップ・スイッチ」の搭載により、スムーズに始動と停止が行えます。

ファンの速度を固定する「クルーズ・コントロール」機能で、簡単に操作が可能。風速を一定に保てます。さらに、吹き込み管が長さ調節でき、作業に応じて使用できるので便利です。

ハスクバーナ・ゼノア(Husqvarna Zenoah) 背負い式ブロワ EBZ7500

小石も吹き飛ばせる強力なパワー

風量が21.8m³/min、最大風速が105.6m/sと高い能力を備えた、背負い式のブロワーです。ゴルフ場などの広大な場所での使用にぴったり。また、大量の落ち葉やゴミはもちろん、小石も吹き飛ばせる強力なパワーを有しています。

「ストラトチャージドエンジン」の搭載により、クリーンな排気で低燃費も実現。加えて、燃料タンクも2.1Lの大容量サイズで、長時間でも効率よく作業できます。広い範囲で大量の落ち葉やゴミをスムーズに吹き飛ばすのにおすすめのブロワーです。

ハスクバーナ・ゼノア(Husqvarna Zenoah) 造園用ブロワ HBZ260EZ

風速73m/sのハイパワーな送風が可能なエンジン式ハンディブロワーです。本製品は排気ガスが少なく燃費に優れた「ストラト・チャージドエンジン」を採用。環境にやさしく、クリーンに使用できるのも魅力のひとつです。

「S字風管」採用により重量バランスがよく、疲れにくいのもポイント。また、付属のフラットノズルを使用することで、芝生に絡んだ落ち葉なども強力に吹き飛ばせます。

パナソニック(Panasonic) 14.4V/18V 工事用充電ブロワー EZ37A1

リチウムイオン電池が2種類使用できる、充電式のブロワーです。14.4Vと18V、どちらのリチウムイオン電池パックにも対応しています。18Vの電池パックを使った場合、最大風量は約3m³/min。さらに、最大風速は約70m/sと強力なので、木くずやコンクリートの粉なども簡単に吹き飛ばせます。

風量は、ハンドル付近のスイッチで手軽に調節可能。吹き出し口にはメッシュガードが採用されており、異物の混入を軽減できます。また、コードレスタイプのため扱いやすく、使い勝手がよいのもおすすめポイントです。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 充電式ブロワ18V JB181

重量1.8kgと軽量で、片手でも作業がしやすいハンディタイプのブロワー。6段階の風量調節や、3段階の角度調節が可能なノズルを搭載しており、作業内容に合わせて便利に使用できるのが特徴です。

充電タイプのコードレスで、風量強で約13分、弱で最大約50分の連続使用が可能。屋外の長時間作業でも効率よく作業を行えます。

稼働させる際には、運転スイッチと同時にロックスイッチを押して起動させるダブルロック機能を採用。手軽に使用できる、安全面にも配慮されたブロワーを求めている方におすすめのモデルです。

イーバリュー(E-Value) ハンディブロワー EBL-500V

ダイヤルで風量の調節ができ、集じん機能も備えたハンディタイプのブロワーです。風量は最大で2.3m³/min、風速は76m/sまでの能力を備えます。ダイヤルにより、状況に応じて調節が可能です。洗車後に水滴を吹き飛ばすのに十分な性能を有しています。

電動式のコードタイプなので、室内での木工作業や細かい部分の吹き飛ばしに便利。さらに、ダストバッグを取り付けて、掃除機としても使用できます。

重量は1.7kgと軽量なのも特徴。家庭用として手軽に使用するのにおすすめのモデルです。

KIMO 充電式ブロワ QM-6001

トリガーを握る強さによって無段階の風量調節ができる、ハンディタイプのブロワーです。風量は最大2.6m³/min、風速は最大80m³/minまでの調節が可能。充電式でコードレスで使用できるため、屋外でも範囲制限なく使用できます。

雪を吹き飛ばしたり、バーベキューなどのアウトドアで火起こしに使用したりと、汎用性が高いのも特徴。さらに、集じん機能も搭載しているため、家庭や車内用の掃除機としても活用できます。屋内外に関係なく幅広い用途で使いたい方におすすめのブロワーです。

新ダイワ(shindaiwa) ハンディタイプ EB221S

エンジン式で、重量が3.1kgと軽量なハンディタイプのブロワーです。サイズも幅23×奥行33×高さ32.5cmとコンパクトなので、取り回しやすいのが特徴。コードレスのため、範囲に制限なく使用可能です。

風量調節もでき、最大風量は10m³/min、最大風速は63.9m/sと高い能力を備えています。また、滑りにくいゴム製のハンドルや、両手持ちが可能なサブハンドルを搭載しているなど、使いやすさにも配慮。吸引口が右側にあるため、右利きの方に適しています。

ナカトミ(Nakatomi) エンジンブロワバキューム 2サイクルエンジン EB-26D

2サイクルガソリンエンジンが搭載されているブロワーです。付属のノズルを付け替えれば、ブロワーとバキュームの2WAYで使用できます。加えて、サブハンドルを備えているため、バキュームとしての使用時でも安定して作業できるのが魅力です。

ダストバックは大容量の45L仕様。大量の落ち葉などをしっかりと集められるので、広い敷地での使用にも適しています。

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