植物の健康な生育を支える「鉢底石」。鉢底に敷くことで排水性を高めて根腐れを防止し、植物が育ちやすい環境を整えてくれる園芸アイテムです。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、鉢底石のおすすめをご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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鉢底石とは?

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鉢底石とは、植木鉢やプランターの底に敷く多孔質の石のことです。植物を健康に育てるため、鉢の底に設置して排水性と通気性を確保するアイテム。園芸初心者から上級者まで広く使われている基本的な資材のひとつです。
主な素材は軽石やパーライト、セラミックなどがあり、それぞれ特徴が異なります。軽量で扱いやすい軽石や耐久性に優れたパーライトなど、用途にあわせて選べるのがポイント。鉢の高さの5分の1程度を目安に敷くのが一般的です。
鉢底石の必要性

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植木鉢内の排水性を向上させるのが、鉢底石を使う主な目的です。植物を育てる際に水はけが悪いと、根に水が長時間触れ続けて酸素不足になってしまう可能性も。鉢底石は水の流れる道を作り、余分な水分をスムーズに排出する役割を担います。
また、根腐れ防止に役立つのもメリット。鉢の底に水が溜まると根が腐りやすくなるので、鉢底石があれば土と水が直接触れるのを防止可能です。さらに、石の隙間から空気が入り込み根に必要な酸素を供給するため、植物の健康維持にも重宝します。
鉢底石の選び方
素材をチェック

鉢底石の素材は、主に軽石・パーライト・セラミックの3種類が一般的です。それぞれ特性が異なるため、育てる植物や環境に応じて選ぶことが大切。素材によって保水性や通気性などが変わるので、植物の種類によってあうモノを選びましょう。
軽石は軽量で扱いやすく、再利用も簡単なため初心者におすすめです。パーライトは耐久性に優れているのが特徴。セラミックは多孔質で通気性と排水性のバランスがよく、幅広い植物に対応できます。
大きさをチェック

鉢底石のサイズ選びは、植物の生育環境に影響します。大きすぎると土の量が減って根の張る空間を圧迫する場合があり、小さすぎると十分な排水性や通気性を確保するのが難しくなる可能性があるのがデメリットです。
基本的には、小さな鉢には小粒の鉢底石、大きなプランターには大粒の鉢底石がぴったり。目安として、鉢の底から高さの5分の1程度を鉢底石で満たす使い方がおすすめです。
排水性・通気性をチェック

鉢底石を選ぶ際は、排水性と通気性もしっかりチェックしておきましょう。植物の根は水分と同時に酸素も必要とするため、2つのバランスが重要なポイント。多孔質で水はけがよく、適度に空気を通す鉢底石を選んでみてください。
石の表面に小さな穴が多いほど通気性に優れているといわれています。ホームセンターなどで購入する際は、パッケージに記載された用途や特徴を確認し、育てたい植物にあったモノを選びましょう。
ネット入りだとそのまま再利用できる

ネット入りの鉢底石は、専用の網袋に石が入った状態で販売されているタイプ。土と混ざりにくいため、植え替え時に分別する手間を軽減できます。また、取り出しが簡単なため、植物の状態確認や鉢の掃除がしやすいのもメリットです。
ネットごと取り出して水洗いし、日光で乾燥させて繰り返し使用可能。複数の植物を育てている方や定期的に植え替えをする方には、作業効率と経済性を両立できるネット入り鉢底石がおすすめです。
鉢底石のおすすめ
自然応用科学 酸素を供給する小さな鉢底石 ネット分包
植物の根に酸素を供給しやすくする機能性鉢底石。日本産の軽石を原料としており、根の健全な成長を促進する酸素粒剤が含まれているのが特徴です。ネット分包タイプなので取り扱いがしやすく、植え替え作業をスムーズに行えます。
4号鉢には1袋、6号鉢には2袋を入れるのが目安。繰り返し使えるのも魅力です。水はけと通気性を改善して根腐れを防ぐため、観葉植物やハーブなど小さな鉢で育てる植物を大切に育てたい方にぴったりです。
自然応用科学 ネット入り 鉢底に入れる石
植物が健康に育つのをサポートする鉢底石です。ネットに包まれているため土と混ざりにくく、植え替え作業をスムーズに進行可能。鉢植えの土台としても重宝します。
さらに、使用後も石をネットごと取り出して洗浄すると再利用できるため経済的。手軽に使えるので、限られたスペースでベランダガーデニングを楽しみたい初心者にもぴったりです。
プロトリーフ かるーい鉢底石
培養土に混ぜて、土壌改良材としても使える鉢底石。天然素材を1000℃以上で燃焼発泡させる製法で作られているのが特徴です。無菌・無臭と謳っている製品なので安心して使用可能。軽量ながら通気性と排水性に優れており、植物の根腐れを防ぎます。
また、崩れにくく耐久性が高いパーライトを採用しているため、繰り返し使えます。大型コンテナや屋上緑化などで観葉植物を育てたい方におすすめの製品です。
花ごころ くり返し使える鉢底石
通気性と排水性を向上させる園芸用鉢底石。特殊なリボン状繊維「ワリフ」を編み込んだネットに入っており、土と混ざらないようになっています。植物の根腐れを防ぎながら、丈夫で破れにくいネットを何度も使えるのも魅力です。
さらに、使用後は水洗いして日光で乾かすだけで、簡単に再利用可能。0.8Lの袋が4つセットになっているため、計量の手間が省けるのもメリットです。植物の健康を大切にしながら育てたい方におすすめです。
あかぎ園芸 軽石 大粒
赤城山南面で産出される白色の軽石を、水洗い乾燥した約10〜20mmの大きな粒径の製品。保水と通気性に優れた効果を発揮するのが嬉しいポイントです。
容量は2L。洋蘭や東洋蘭、シンビなど幅広い植物での使用に適しています。鉢底石としてだけでなくさまざまな用途で役立つため、植物の健やかな成長をサポートしたい園芸初心者におすすめです。
ハイポネックスジャパン 鉢底石
植物の根を健やかに保つための鉢底石です。鉢の底に敷いて通気性と排水性を高め、根腐れを予防します。国産軽石を原料としており、軽量で扱いやすいのが嬉しいポイントです。
鉢の高さの5分の1程度の量を底に敷くのみと使い方は簡単。水洗いして天日干しすれば繰り返し使用でき、使用後は土壌改良材としても活用可能なため、幅広い方におすすめです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ネット入り鉢底石
植物の健やかな成長をサポートする鉢底石。約900℃で高温殺菌処理された焼成人工軽石を採用しており、丈夫なネットに入っています。プランター内の通気性と排水性を向上し、根腐れを防止するため植物がよく育つ環境づくりに役立ちます。
使用後も水洗いと日光消毒で、繰り返し利用可能。ネット入りなので掘り出す手間も省けます。鉢植えでのガーデニングを始めたばかりの初心者におすすめの製品です。
瀬戸ヶ原花苑 根腐れ防止剤入り 鉢底の石
植物の健康を守る多孔質で軽量な鉢底石。焼軽石・硬質パーライト・ゼオライトを使用しており、通気性と排水性にも優れています。
プランターの底に敷くと、水はけがよくなり植物の根の成長を促進してくれるのが特徴です。土に酸素を十分に供給できるため、鉢植えやハンギングなどさまざまな栽培方法に対応可能。水やりの頻度に悩んでいる初心者のガーデニングにもおすすめです。
ひゅうが土販売 日向土 小粒
宮崎県南部から産出される約3〜6mmの小粒タイプの製品。無菌・無肥料なのが特徴です。粒子が多孔質で水はけと通気性に優れており、植物の根腐れを防ぎます。
単体での使用はもちろん、ほかの土と混ぜ合わせて使えるのもメリットです。使用前に十分に水を含ませると安定した培地となり、洋蘭・寒蘭・さつき・多肉植物など、幅広い植物に対応可能。植物の健康な生育環境を整えたい方におすすめです。
刀川平和農園 かるいし 大粒
植物の健康を支える、多孔質の鉢底石としても使える製品。乾燥させた軽量な軽石は、細かな穴が無数にあり通気性に優れているのが特徴です。小粒なので鉢底石として使いやすく、水はけをよくして根腐れを防ぐ効果が期待できます。
水はけを好む多肉植物やサボテン、洋蘭、山野草の栽培にぴったり。さまざまな種類の植物でガーデニングを楽しみたい方におすすめです。
鉢底石の使い方

鉢底石は植木鉢やプランターの底に敷く多孔質の素材。植物の健康な生育をサポートします。
使うときは鉢底の穴を塞がないように注意し、鉢の高さの約5分の1程度の厚さで敷き詰めるのがおすすめ。ネット入りタイプは土がつきにくく、再利用しやすいのが魅力です。敷き詰める厚さの目安は、浅めのプランターで約2cm、深めのプランターで約3〜5cm。適切な厚さで敷くことで、植物の根に酸素が行き届きやすくなります。
使用後は水洗いして日光で十分に乾かせば、何度も繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。
鉢底石の正しい捨て方

鉢底石の捨て方は、自宅の庭に撒いたり埋めたりする方法、自治体のルールに従ってゴミとして処分する方法、専門業者に依頼する方法の3つ。庭に撒く場合は、軽石や黒曜石などの天然素材を細かく砕くと自然に還りやすく、土壌改良にも役立ちます。
自治体によって天然石の処理方法は異なるため、捨てる前に必ず地域のルールを確認しましょう。自治体のホームページや窓口で確認し、指定された方法で出すことが大切です。
鉢底石は劣化して砕けるまで、何度も再利用できる製品。使用後は土から取り出し、水で洗って日光で消毒すれば繰り返し使えます。
鉢底石はさまざまな特性の製品が展開されており、植物の種類や用途によってあうモノが異なります。軽量タイプは室内の観葉植物に、排水性に優れたタイプは水はけを気にする植物にぴったり。また、鉢のサイズにあわせた適量を選ぶことも大切です。