お気に入りの植物を手軽にドレスアップできるおしゃれな「植木鉢」。素材やデザインにこだわった植木鉢を飾れば、空間を彩るオブジェとして存在感を放ち、主役の植物も一層センスよく引き立ちます。
今回は、北欧風にシンプルモダン、かわいいモノに大型のモノなど、多彩に揃う植木鉢のなかからおすすめ製品をピックアップ。選ぶ際のポイントも詳しく解説します。ぜひ参考に、お気に入りの植木鉢を見つけてみてください。
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おしゃれな植木鉢のおすすめ|北欧風
コベント ガーデン(COVENT GARDEN) ダイナスティ・ポット L QP-25
草花のレリーフがクラシカルに映える、おしゃれな植木鉢です。表面に色ムラ加工を施してシャビー感を演出した、ナチュラルアンティークな佇まいが魅力的。陶器ならではのやさしい温もりと重厚な存在感が、北欧スタイルの空間に心地よく溶け込みます。
約直径20×高さ16cmの程よい大きさは、5号ポットの草花を植え替えするのにぴったり。アイビーやアジアンタムなどのグリーンを植えれば爽やかに、クリスマスローズやシクラメンなどの花を飾れば鮮やかな色味が一層美しく引き立ちます。
どっしりと安定感があるので、とくにバルコニーや庭など、屋外での使用におすすめ。さまざまな植物と相性がよい、シンプルな形状かつ上品なデザインの植木鉢を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
バージ(BARGE) サフィ 白土焼付 3SET ES-E34W3SE
6号・8号・10号サイズが揃う、おしゃれな植木鉢セットです。白土を塗って焼き付けたやわらかなバニラカラーの本体に、彫りと削りであしらったスタイリッシュな縦ラインが魅力的。温もりのある佇まいが、ナチュラルな北欧ガーデンを実現します。
背丈の低いシンプルな浅鉢なので、小さな草花や寄せ植えなどを楽しみたい場合にぴったり。プリムローズやヒヤシンスなどの鮮やかな花を植えれば可憐に引き立て、サントリナやセラスチウムなどのシルバーリーフを植えればナチュラルな雰囲気を演出できます。
また、約900℃の低温で焼かれたテラコッタ鉢は通気性と排水性が高く、植物の健やかな生育環境をキープしやすいのもうれしいポイント。3点セットながら比較的リーズナブルなので、デザインにこだわる方にはもちろん、コスパ重視の方にもおすすめです。
八幡化成(HACHIMAN-KASEI) Arbre 木粉 Pot Round Type
落ち着きのあるアースカラーが目をひく、おしゃれな植木鉢です。ポリプロピレンに木粉を配合した、地球環境にやさしいサステナブル素材を用いたアイテム。美しい色味と自然な風合いが、草花をやさしくナチュラルに引き立てます。
約直径18.5×高さ18.5cmのスタンダードな中鉢は、汎用性の高さが魅力です。なお、本製品は6号鉢ですが、ほかにも4号と5号鉢がラインナップ。カラーバリエーションも全5種類と豊富に展開されています。ぜひ、植物の種類や好みのテイストに合わせてセレクトしてみてください。
比較的価格が安いので、複数揃えて、統一感のある北欧ガーデンを演出するのもおすすめです。
景徳焼 植木鉢
さまざまなテイストのインテリアにマッチする、おすすめの植木鉢。シンプルな円形状に模様が入った、おしゃれなデザインが魅力です。モダン・北欧・ナチュラルな部屋など、さまざまなテイストにマッチします。
鉢底には水はけ用の穴が付いているため、排水性と通気性に優れているのがポイント。植物の成長を妨げず、快適な環境で育成できます。三本の脚がアクセントになっており、植物の存在感を際立ててくれるのが魅力です。
景徳焼 植木鉢
シンプルながらも存在感を放つ、おすすめの植木鉢。高品質の陶器で仕上げられており、重量があるのが特徴です。しっかりと安定感があるので、転倒する心配を軽減しながら飾れます。
ゴールドの受け皿が高級感を演出。植物の美しさを引き立てながら、おしゃれに部屋を彩ります。
幅15×高さ15cmのコンパクトなサイズ感で、限られたスペースにも設置しやすいのが魅力。円形のシンプルなデザインとくすみカラーが、さまざまな部屋にマッチします。
鉢底には水はけ用の穴が付いているので、排気性と通気性にも優れているのがおすすめポイントです。
エアリゾームインテリア(Air Rhizome Interior) フラワーポット レアン
機能性とデザイン性に優れた、おすすめの植木鉢。受け皿一体型なので、すっきりとした見た目を保ちつつ水漏れを防げるのが特徴です。また、植木鉢に直接土を入れられるなど、機能面に優れています。
脚部は天然木を贅沢に使用し、ナチュラルな雰囲気に。脚部をひっくり返して使用することもでき、高さを変えて2通りの使い方が楽しめます。ほかの植物とのバランスを合わせられるため、見栄えよく飾れるのが魅力です。
本体は、水や傷に強いポリプロピレンを採用。重量は約770gと軽いため、掃除の際やお手入れの際に簡単に移動できます。シンプルでナチュラルな風合いが、北欧風の部屋によくマッチするのがポイントです。
おしゃれな植木鉢のおすすめ|シンプル
バージ(BARGE) パラディオ モカ・グラフィアート IT-KK17
モカとベージュのツートンカラーがやさしく映える、おしゃれなイタリアンテラコッタです。帯の表面をザラザラとした質感に仕上げたスクラッチデザインが人気。シンプルなフォルムと風合いが、さまざまな植物を可憐に引き立てつつ、空間をナチュラルに彩ります。
素材には、植物の生育に適した多孔質な「ヴァージン・クレイ」のみを使用しており、品質も良好。最新のオートメーション技術にて仕上げられたマシンメイドなので、どこから見ても均整のとれた、美術品のように美しいシルエットを楽しめるのも魅力です。
手に取りやすい価格なので、コスパを重視する方にもおすすめ。なお本製品は、約直径20.3×高さ16.9cmの7号鉢ですが、同シリーズで5号と8号鉢も展開されています。ぜひ、用途に合わせてチェックしてみてください。
バージ(BARGE) アートストーン シリンダーR S13 AR-003
大理石のようなマーブル模様が高級感を醸す、おしゃれな植木鉢です。本体には、リサイクルプラスチックにストーンパウダーやウッドパウダーなどを配合したエコフレンドリー素材を採用。上質な外観ながら軽量で、優れた耐久性と耐候性も有する優れモノです。
鉢底部に貯水機能が搭載されているのも注目ポイント。水が不足すると根が貯水スペースから必要な水分を補給すると謳われているため、水涸れしやすい真夏や、旅行などで数日間水やりできない場合などにも安心です。
約直径13×高さ11cmのコンパクトなSサイズは、観葉植物を棚や窓辺などのちょっとしたスペースへ飾りたい場合におすすめ。カラーバリエーションは、ブラック・グレー・ブラウンの3種類が展開されています。
鉢人(HACHIBITO) KT SERIES KT101-160
長年使い込まれたような風合いが目をひく、シンプルかつシャビーシックな植木鉢です。麻袋を用いて成形された、無骨でラフな佇まいが特徴。本体表面には麻布独特の凸凹としたテキスチャーが写し出され、使う空間に味わい深い雰囲気をもたらします。
野焼きで大胆に焼成されており、焦げや欠け、底穴まわりのヒビや色の濃淡などが1点1点異なるのもポイント。手にする製品ごとに、個性豊かな表情を楽しめます。
直径約16cmの5号サイズは、4~5号ポットの草花を植え替えするのにぴったり。スタンダードな形状の素朴で使いやすい植木鉢を探している方におすすめです。
アールデ(aarde) ジャンクポット浅 M junk106mb
シンプルな素焼きの植木鉢です。麻袋を型に用い、低温でじっくりと野焼きしたモスポットタイプ。いびつで所々に欠けや焼けヒビのある、使い古したようなシャビー感が、味わい深い雰囲気を醸し出します。
約直径15×高さ9cmのスタンダードな浅鉢は使いやすく、サボテンやコーデックスなどの多肉植物を植えたり、背の低い草花の寄せ植えをしたりと幅広く活躍。専用の受け皿が付属しているので、ベランダやバルコニーでの使用にもおすすめです。
比較的価格が安く、コスパも良好。カラーは、温もりのあるレッドと、クールで無骨なグレーの2種類が展開されています。
バージ(BARGE) テラコッタ スタンダルド アリーナ XL 13号
テラコッタ素材で作られた、おすすめの植木鉢です。
マシンメイドならではの薄さと、なめらかで均整の取れたシンプルなフォルムで、さまざまな植物にマッチします。シャープなボディで主張しすぎず、部屋のテイストを問わず合わせやすいのも魅力です。
素材には、植物を育てるのに適したヴァージンクレイを採用。キッチンハーブやトマトなど、実のなる植物を育てるのにもおすすめです。
おしゃれな植木鉢のおすすめ|かわいい
ダルトン(DULTON) COLOR GLAZED POT ORANGE CH13-G476OR
日本生まれの人気インテリア雑貨ブランド「ダルトン」が展開する、おしゃれなテラコッタ鉢です。鉢全体を彩る、ポップなカラーリングが魅力的。植える植物を明るく引き立てながら、空間にキュートな雰囲気をプラスします。
鉢本体と同じ素材、同じカラーの受け皿が付いているため、屋内での使用にもぴったり。約直径12×高さ10.5cmのコンパクトサイズは、小さな草花をベランダやバルコニー、棚の上や窓際などへ省スペースに設置するのに適しています。
カラーバリエーションが豊富に展開されているのもうれしいポイント。比較的リーズナブルなので、複数揃えて色とりどりにディスプレイするのもおすすめです。
グリーンハウス(GREENHOUSE) French Tin オーバルS 3141-C
白くペイントされたブリキ缶がレトロな雰囲気を醸し出す、おしゃれな植木鉢です。清潔感のある佇まいは、さまざまな植物と好相性。フランス語で「良い一日を」を意味する「Bonne journée」の手書き風ロゴがキュートさをプラスします。
底穴と水漏れを防ぐライナーが付いており、使い勝手も良好。3号ポットが2つ程度入る、約幅21×奥行11cmのオーバル形状は、とくに多肉植物やグリーンを寄せ植えしたい場合にぴったりです。
比較的リーズナブルなのもうれしいポイント。シンプルでナチュラルなデザインを好む方や、ブリキ缶の植木鉢を試してみたい方などにおすすめです。
ピープルツリー(PeopleTree) テラコッタのアニマルプランター ライオン 205095
ライオンのほっこりフェイスが目をひく、かわいい植木鉢です。通気性と排水性に優れたテラコッタ製。土ならではのやさしい色味と温もりあふれる質感が、空間をやわらかく彩ります。
約縦12×横17cmのコンパクトな鉢には、ピレアディプレッサやサボテンなどの小さな植物を植えるのがおすすめ。テラコッタの素朴な風合いにグリーンが鮮やかに映えて、どこかエスニックな雰囲気を作り出します。
インテリアやエクステリアのオブジェとしても存在感を放つ、おしゃれでユニークな植木鉢を探している方はぜひチェックしてみてください。
グリーンハウス(GREEN HOUSE) アニマルテラコッタ 4979
デザインがかわいい、おすすめの植木鉢。サイズは3号で、小さめの植物を入れるのにおすすめです。素材はテラコッタを採用しています。
動物をモチーフにしたかわいいデザインで、インテリアとしても楽しめるのが魅力。置いておくだけでかわいく、子供と一緒に植物を育てる際に利用するのもおすすめです。
Aellnatery パンダセラミックフラワーポット
パンダのモチーフがかわいい、おすすめの植木鉢。素材はセラミックを採用しており、ツルツルとしたなめらかな質感が特徴です。お手入れがしやすいので、初心者の方にも向いています。
鉢底には水はけ用の穴を備えており、排水性と通気性に優れているのがポイント。受け皿付きなので水漏れの心配が少なく、設置場所を選びません。窓や飾り棚などの上に飾るのにぴったりな小さめサイズで、気軽に使用できるのも魅力です。
YAYAMIYA ユニークな座り心地のロッキングチェア
思わず笑顔になれるような、かわいいデザインがおすすめの植木鉢です。高品質の樹脂製で作られており、ヒビ割れや色あせの心配が少ないのが特徴。屋内だけでなく、屋外にも設置しやすいのが魅力です。
水抜き用の穴が付いているので排水性と通気性に優れているのがポイント。植物の育成を邪魔せず、快適な環境を提供できます。受け皿付きなため、置き場所が水浸しになる心配も軽減できるのが魅力です。
ロッキングチェアに座った、笑顔の人形がユニークなデザイン。植物と人形のかわいさが、置くだけでその場を癒やしの空間に変えてくれます。
おしゃれな植木鉢のおすすめ|大型
タカショー(Takasho) ウッドバレルプランター 550 /A PPW-03L
天然木のダークな色味が映える、上質な植木鉢です。約幅55×奥行55×高さ41cmの大型サイズは、シンボルツリーとして人気のオリーブやヤマボウシなどの樹木を植えるのにぴったり。木の風合いと植物のグリーンがやさしくナチュラルに溶け合います。
地面に触れる鉢底面が樹脂製ベースで覆われているため、木部の腐食を防ぎやすいのもメリット。さらに、樹脂製ベースには通気性と水はけを良くする底上げメッシュ構造が採用されているため、植物の快適な生育環境をキープしやすいのも特徴です。
おしゃれで機能的な木製の植木鉢を探している方におすすめ。本製品のほか、浅鉢や深鉢などサイズバリエーションが豊富に展開されているのもうれしいポイントです。
リッチェル(Richell) ボタニー ハイポット 50型 073181
モダンスタイルの空間に心地よく溶け込む、シンプルかつミニマルなデザインの植木鉢です。プラスチックに自然素材を配合して、高級感のある見た目と質感を実現。陶器と比べると軽量で割れにくいため、扱いやすいのも特徴です。
約直径50×高さ50.5cmの大型サイズは、シンボルツリーとして映える背丈の高い樹木におすすめ。また、カラーは、ベージュ・ダークグレー・ホワイトの3種類がラインナップしています。
植物の種類や設置スペース、好みのテイストに合わせてぴったりマッチするモノをセレクトしてみてください。
アンドプランツ(AND PLANTS) ECOPOTS Oslo Lサイズ
マットな質感がおしゃれな、おすすめの植木鉢。リサイクルプラスチックを80%、ナチュラルストーンを20%配合した素材で作られており、環境に配慮しているのが特徴です。
天然由来の成分を使用し、一つ一つハンドメイドで磨き上げられているため、素材の風合いを楽しめるのもポイント。普遍的なフォルムとシックなカラーが、生活に癒しとくつろぎをもたらします。
DICプラスチック 果樹・庭木用NPポット #60
扱いやすくておすすめの植木鉢。プラスチック製で耐久性に優れているのが特徴です。屋外で使用しても劣化しにくく、長く愛用できます。
外形52.1×高さ42cmの大型サイズで、内容量は約60L。大容量なので、大きめの植物も余裕をもって育てられます。
底部は足ゲタ形状になっており、ブロックや枕木を置く必要がないのがポイント。鉢のふちには8個の穴が開けられているため、支柱立てや枝の誘引も簡単に行えます。屋外で果樹や植木の育成をしたい方におすすめです。
バージ(BARGE) ファイバークレイプロ ノーマンキューブ40 FM-B02
重厚感のある見た目ながらも軽量で扱いやすい、おすすめの植木鉢です。
ガラス繊維のシートに、マグネシアセメントを塗り重ねて作られています。主に海水などから生成されるマグネシウムを原料にしているため、環境にやさしいうえ軽量なのが特徴です。掃除の際にも気軽に移動できます。
キューブ型のスタイリッシュなデザインは、都会的でありながらも、ナチュラルな風合いを感じさせるのがポイント。さまざまなインテリアにマッチし、部屋のアクセントとしておしゃれに決まります。
植木鉢の選び方
植物に合わせたサイズ・深さのモノを選ぼう
植木鉢のサイズは、鉢の直径(外寸)を表す「号」という単位で表記されるのが一般的。1号=約3cmなので、たとえば3号鉢なら直径約9cmの植木鉢を指します。
植木鉢を新たに購入する際には、現在植えられている鉢や育苗ポットの号数よりも、1~2号大きなサイズをチェック。成長がゆるやかな植物には1号大きめ、成長が早い植物には2号大きめを選んでおくのがおすすめです。
なお、極端に大きなサイズの鉢へ植えてしまうと、根腐れを引き起こす恐れもあるため注意。鉢底から白い根が見え始めたらさらに1~2号分アップと、植物の成長に合わせて徐々に大きな鉢へ植え替えるようにしましょう。
また、植木鉢は大きく分けて浅鉢・中鉢・深鉢の3種類が展開されています。さまざまな植物を植えたい場合には、鉢の直径と深さがほぼ同じ形状で汎用性の高い中鉢が好相性。根が浅い小さな草花には浅鉢、根が深く伸びる樹木には深鉢が適しています。
素材の主な種類と特徴
最もスタンダードな「素焼き」
形成した粘土を低温で焼き上げた素焼きは、植木鉢のなかでも特にスタンダードな素材。鉢の表面に無数の小さな穴が開いており、優れた通気性と排水性を有しているのが特徴です。
水はけのよい状態をキープしやすいため、根腐れ予防にも効果的。さまざまな植物を育てやすいので、ガーデニング上級者の方にはもちろん、初心者の方にもおすすめです。
ただし、素焼きは重量があり、とくに大型の植木鉢だと動かすのが大変なのが懸念点。また、衝撃で割れやすいので、取り扱いにも注意が必要です。
水持ちが良い「テラコッタ」
イタリア語で「焼いた土」を意味するテラコッタ鉢は、粘土を焼成して作られる素焼きの一種。元来はイタリア製の素焼き鉢をさしましたが、今では広く、洋風デザインの素焼き鉢や海外から輸入された素焼き鉢をテラコッタと呼ぶのが一般的です。
素焼き鉢と作り方はほぼ同じですが、テラコッタ鉢のほうが高温で焼き上げられているのが違いのひとつ。素焼き鉢よりも鉢全体のきめが細かく水持ちがよいため、より多湿を好む植物におすすめです。
また、焼き上げる温度によって明るい茶色やくすんだオレンジ色など鉢のカラーが多彩。クラシカルな装飾が施されたモノにあえて古めかしく仕上げたアンティーク調のモノなど、デザインも豊富なので、自分好みのおしゃれ空間を演出しやすいのも魅力です。
ただし、素焼き同様、テラコッタも重いのがデメリット。強い衝撃で割れたり欠けたりしやすい点も留意しておきましょう。
軽量で価格も安い「プラスチック」
プラスチック製の植木鉢は、軽くて割れにくく、扱いやすいのがメリットです。デザインやカラーバリエーションが豊富なうえ、比較的リーズナブルなのもうれしいポイント。とくに、植木鉢の位置を頻繁に変えたい方や、コスパを重視する方などにおすすめです。
ただし、プラスチック製はほかの素材と比べて通気性や排水性の低さがデメリット。とくに土が乾きにくい梅雨の時期などには、根腐れを起こしてしまう恐れがあるため注意が必要です。また、経年劣化で色が褪せたり割れたりしやすい点も留意しておきましょう。
あたたかみのある「木製」
植物をナチュラルな雰囲気にまとめたい場合には、木製鉢がおすすめです。木ならではの温もりあふれる質感は、植えるモノを選ばず、さまざまな植物と好相性。通気性や排水性にも優れており、根の生育に適した環境をキープしやすいのもメリットです。
ただし、木は水に弱いため、使用条件や置き場所によって腐食しやすいのが懸念点。とくに屋外で木製鉢を使用する場合には、棚や台の上へ置いて底面が常に水に触れないようにしたり、定期的に防腐剤を塗ったりなどの配慮も必要です。
なお、木製鉢のなかには、植木鉢の木部が直接地面に触れないよう底面に樹脂加工を施して耐朽性を向上させたアイテムなども展開されています。ぜひ、用途に合わせてチェックしてみてください。
アンティークな雰囲気の「ブリキ缶」
ブリキ缶を用いた植木鉢は、軽くて丈夫なため、扱いやすいのが特徴。使っているうちにサビや変色が生じてシャビー感が増すので、アンティークな雰囲気を演出できます。
ペンキやワックスなどを用いてエイジング加工を施し、オリジナルのリメイク缶を作るのもおすすめ。サボテンや多肉植物を植えれば、サウスウエスタンスタイルのおしゃれでエスニックなインテリアオブジェとしても活躍します。
なお、金属製のブリキ缶は熱伝導率が高く、夏に直射日光が当たると鉢のなかが高温になり冬には土が凍ってしまう恐れがあるため注意。耐暑性、耐寒性の弱い植物の生育には不向きです。
また、通気性や排水性が低いのもデメリット。底面に水抜き用の穴があけられたモノを選ぶか、自分で大きめの穴をあけて、排水性を高めてから使用するようにしましょう。
屋内か屋外か設置場所で選ぶ
植木鉢は、素材・大きさ・形状など種類が豊富で、屋内と屋外では適したタイプが異なります。屋外に設置するなら、紫外線や雨・風・雪など、急激な気温や湿度の変化にも耐えうる性質を備えた植木鉢を選びましょう。素材は、素焼き・テラコッタ・プラスチックなどが適しています。雨風で倒れないよう、重心が低いモノを選んでおくとより安心です。
屋内は急な天候の変化や外気温の影響を受けにくい環境なので、植木鉢の素材にはさほどこだわる必要はありません。部屋のテイストに合っているか、万が一ぶつかったときに倒れにくいかなどインテリアとしてのデザイン性と機能性に注目して選んでみてください。
ただし、大きな植木鉢は土を入れると重量が増すため、室内で使うと床を傷めてしまう恐れがあります。掃除の際などに動かしにくい点も留意しておきましょう。
雰囲気に合わせたデザイン選びも重要
植木鉢をおしゃれに飾るためには、設置場所の雰囲気に合わせたデザイン選びも重要です。たとえば、モダンスタイルの部屋には、モノトーンのシンプルな植木鉢がぴったり。北欧風なら、木製やスモーキーカラーを取り入れた温もりのあるデザインが適しています。
また、カジュアルな雰囲気にはブリキ缶が好相性。カントリーテイストの庭には、華やかな装飾が施されたアンティーク調のテラコッタ鉢などがおすすめです。
ぜひデザインにもこだわって、空間が一層映えるハイセンスな植木鉢を見つけてみてください。
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インテリアやエクステリアを彩るオブジェとしても活躍する、おしゃれな植木鉢。北欧スタイルには木製やテラコッタ、アンティーク調ならブリキ缶などがおすすめです。コスパ重視なら、シンプルな素焼きやプラスチック製も要チェック。好みのテイストの植木鉢を見つけて、ぜひファッショナブルな空間を演出してみてください。