庭や畑の雑草対策に役立つ防草シート。日光を遮断し、面倒な草むしりの手間を軽減できる便利なアイテムです。製品によって素材や耐久性などが異なるため、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、防草シートのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 防草シートとは?
- 防草シートのメリット・デメリット
- 防草シートの選び方
- 防草シートのおすすめメーカー
- 防草シートのおすすめ|人気
- 防草シートのおすすめ|安い
- 防草シートのおすすめ|おしゃれ
- 防草シートの効果的な敷き方
- 防草シートの上に砂利を敷いても大丈夫?
防草シートとは?

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防草シートは雑草の成長を抑制するために使用する資材です。地面に敷くことで日光を遮断し、雑草の光合成を妨げることで成長を抑えます。家庭の庭や花壇はもちろん、駐車場や農地など、さまざまな場所で活用できるのが特徴です。
素材には主にポリエステルとポリプロピレンが使われており、構造によって短繊維不織布タイプや長繊維不織布タイプ、不織布2層タイプ、織布タイプの4種類に分けられているのがポイント。また、透水性が高いモノや低いモノもラインナップされています。
庭のリフォームや雑草対策として人気が高く、一度敷設すれば数年間にわたって効果を発揮します。敷くだけで簡単に使えるため、ガーデニング初心者にもおすすめです。砂利や土を被せて使用する非曝露用と、そのまま使用する曝露用があるので、目的に応じて選んでみてください。
防草シートのメリット・デメリット

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防草シートのメリットは、長期間にわたって雑草の発生を抑制できることです。高い遮光性で雑草の光合成を阻害し、成長を抑えます。また、透水性があるため雨水が溜まらず、シート自体の劣化を防げます。正しく設置すれば数年間にわたって効果が持続するので、除草作業の手間や時間を大幅に削減できるのが魅力です。
一方でデメリットもあります。品質の低い製品は紫外線や雨風による劣化が早く、破れや穴が開いて効果が落ちやすくなります。また、設置方法が不適切だと隙間から雑草が生えてくることも。長期間屋外に放置すると紫外線の影響で耐久性が低下する点にも注意が必要です。
効果的に活用するには、用途に合った品質と素材のシートを選び、正しい方法で敷設することが重要です。シートの端部はしっかり固定し、継ぎ目には十分な重なりを持たせましょう。定期的に点検して破損がないかチェックすることで、長く効果を維持できます。
防草シートの選び方
遮光率をチェック

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防草シートを選ぶ際、重要なポイントが遮光率です。遮光率とは、シートがどれだけ日光を遮断できるかを示す数値で、雑草の発生を抑える効果に直結します。数値が高いほど雑草の光合成を妨げる力が強くなるのがポイントです。
遮光率はシートの密度や素材に影響されます。密度が高く隙間が少ないシートほど遮光率が高くなる傾向があります。特に強い雑草が生えやすい場所では、遮光率99.9%などの高性能なシートを選ぶと安心です。逆に、遮光率が低いシートは安価でも長期的にみると雑草対策として不十分な場合があるため注意しましょう。
素材をチェック

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防草シートの素材は主にポリエステル(PET)とポリプロピレン(PP)の2種類が使われています。ポリエステルは紫外線による劣化に強く、長期間の屋外使用に適しています。
一方、ポリプロピレンは比較的安価で手に入りやすいのが特徴。コストを抑えたい場合や、短期間の使用に向いています。素材選びの際は設置場所や使用期間を考慮しましょう。日当たりが強く長期使用を想定する場所にはポリエステル製を、コストを重視する場合やあまり日が当たらない場所にはポリプロピレン製が適しています。
密度をチェック

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防草シートの密度は雑草の抑制効果に大きく影響します。密度は繊維の織り方や不織布の素材、層数によって変わります。不織布タイプのなかでも、2層構造タイプは高密度で耐久性が高いのが特徴。繊維が密に詰まっているため、雑草が突き抜けにくいのがメリットです。
一般的に密度が高いほど雑草の侵入を防ぎやすく、遮光率も向上します。強靭な雑草が生えやすい場所には、高密度の防草シートがおすすめ。しかし、密度が高いとその分コストも増える傾向があるため、設置場所の雑草の種類や生育状況に合わせて適切な密度のモノを選びましょう。
透水性をチェック

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防草シートは一般的に透水性があり、これにより雨水がシートを通過して土に浸透します。透水性のシートは庭や駐車場などの雑草対策に適しているのがメリット。透水性がよいシートは水はけに優れているため、カビや害虫の発生も抑えやすく衛生的です。
なお、織布タイプの防草シートは一気に水が抜け、不織布タイプの防草シートはじわじわと水が浸透する特徴があります。用途に合わせて適切な透水性を持つシートを選びましょう。
耐久性をチェック

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防草シートの耐久性は素材によって大きく異なります。ポリエステル製は紫外線に強く高耐久性があるのに対し、ポリエチレン製は熱や紫外線に弱いため、耐久性は弱め。耐久性に優れたモノを探している方にはポリエステル製の防草シートがおすすめです。
織り方も耐久性に影響し、織布タイプは引き裂き強度に優れ、不織布タイプは穴が開きにくいメリットがあります。また、厚みがあるモノは密度があがるため、耐久性も高まるのが特徴です。
耐用年数をチェック

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防草シートの耐用年数は使用する素材や設置環境によって異なるのがポイント。ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリエステルのなかでは、ポリエチレンの耐用年数が短く、ポリエステルの耐用年数が長い傾向があります。
耐用年数を延ばすには、紫外線対策が効果的です。砂利や人工芝を上に敷くことで紫外線を遮断し、シートの劣化防止に役立ちます。
また、定期的に表面の土ぼこりを取り除くメンテナンスも大切。長期使用を考えるならポリエステル製がおすすめです。
おしゃれなデザインのモノも人気

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機能性だけでなくデザイン性にも優れた防草シートが人気です。天然石やレンガ柄などのデザインシートを使うことで、雑草対策をしながら庭や通路をおしゃれに演出できます。グリーンやブラウンの落ち着いた色調は景観に自然に馴染みやすいのが特徴です。
おしゃれなシートを選ぶ際も、耐久性や色あせにくさをチェックしましょう。特に日本製は信頼性が高く、長期間美しさを保てるモノが豊富にあります。固定ピンを隠せるタイプなら見た目もすっきりして、庭全体の美観を損ないにくいのがポイントです。
防草シートのおすすめメーカー
デュポン(Dupont)

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デュポンは、高性能繊維の開発で知られる世界的な総合化学企業です。長年培った技術と研究開発力を活かし、さまざまな産業分野で製品を提供しています。日本市場ではグリーンフィールド社が総販売元となり、高品質な防草シートを展開しています。
防草シート分野では、「デュポン ザバーン」シリーズを提供。ポリプロピレン4層スパンボンド不織布を採用し、優れた透水性と耐候性を備えています。雑草の成長を効果的に抑制するとともに、施工性にも優れた製品です。耐久性の異なる240BBや350Gなどのラインナップがあり、用途に合わせて選択できます。
シンセイ(Shinsei)

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シンセイは、農業資材をはじめとするオリジナル商品の開発・輸入販売を手がける企業です。国産の炭や薪といった燃料を開発したり販売したりしています。
防草シート製品は、優れた耐久性を備えた設計が特徴です。抗菌剤やUV剤を配合した製品もあります。また、さまざまなサイズをラインナップしており、用途に応じて選びやすいのがポイントです。
防草シートのおすすめ|人気
デュポン(Dupont) ザバーン防草シート 240G
雑草の成長を強力に抑制する防草シート。ポリプロピレン製の4層構造不織布で、スギナやチガヤなどの強害雑草にも効果を発揮します。砂利下では半永久的、むき出し施工でも7~13年間効果が持続すると謳っているため、長期的な雑草対策におすすめです。
水はけ効果や砂利の沈下防止効果を有しているのも特徴。厚さ0.64mmの薄型ながら高い貫通抵抗力を持ち、砂利敷きの庭や駐車場、ウッドデッキの下など、定期的な手入れが難しい場所での雑草対策におすすめです。
シンセイ(Shinsei) ロックシート SS240B
耐久性に優れた高性能防草シート。特殊なポリプロピレン製スパンボンド不織布を使用し、高密度構造を実現しています。透水性と通気性に優れながらも雑草の突き抜けを防ぐため、長期間の防草効果が期待できます。
耐用年数約8~10年の高耐久設計で、家庭菜園や花壇、砂利敷きの駐車場や通路など、定期的な雑草処理を省きたい場所におすすめです。
DCM 丈夫で長持ち雑草ガード 1mx50m
不織布生地とクロス生地を組み合わせた高耐久防草シート。ハイブリッド構造により約7年の長期使用が可能です。しなやかな質感で地面に馴染みやすく敷きやすいのがメリット。1m×50mの大型サイズなので、広範囲の雑草対策に役立ちます。日光も遮断するため、雑草の生長を抑制したい方にぴったり。設置する際は、別売りの固定ピン102本の使用が目安です。
日本ワイドクロス 防草アグリシートR BW2415
高い機能性を備えた防草シート。高い遮光性で雑草の成長を抑制し、即効透水性加工により水はけをよくしながらぬかるみを防止します。ホワイトとブラックのリバーシブル仕様で、ホワイト面は太陽光を反射し施設園芸内を明るく保てるのが特徴です。
20cm間隔の格子状の青い目安線と1m間隔の太線が入っており、カットや設置が簡単に行えます。露地栽培を行っている方や果実などを育てている方におすすめです。
前田工繊 楽々無草 らくらくむそう

雑草対策に効果的な高性能防草シート。UV剤とカーボンブラックを配合した素材で耐用年数10年以上という高い耐久性を有しているのが特徴です。遮光率99%以上を実現し、太く密集した繊維が雑草の成長と貫通をしっかり抑制します。
固定ピンで簡単に設置することが可能。庭や花壇、駐車場などの雑草対策に役立つモノを探している方におすすめです。
防草シートのおすすめ|安い
アストロ 防草シート グリーン 602-21
不織布メーカーが手がける、しっかりとした厚みの防草シート。ポリプロピレン製の不織布は、屋外での使用に耐える丈夫さも備えています。98.11%の高い遮光率で、しつこい雑草の成長を日光を遮ることで抑えます。
水や空気、液体肥料を通す透水性のある生地です。雨水が溜まりにくいのが長所。庭や通路、駐車スペース周りなど、雑草に手間をかけたくない場所への設置がおすすめです。
イキテクス(IKITECS) 防草シート
高機能なUV剤を配合している、ポリプロピレン素材の防草シート。4~7年程度の長期使用に耐える頑丈さを備えています。深い緑色の表面は庭の景観を損ないにくく、不織布構造でハサミによるカットも簡単です。
透水性があり、植物の生育環境を整えながら雑草だけを効果的に抑制します。庭や花壇の周り、駐車場、家庭菜園など雑草対策に手間をかけたくない場所におすすめです。
iimono117 防草シート
雑草対策を手軽に始められる防草シート。遮光率98%で太陽光をしっかり遮り、雑草の成長に必要な光合成を抑制できます。地面をコンクリートで覆う方法と比較して費用を抑えられ、簡単に設置できる点が魅力です。
シートの上に別売りの砂利を敷き詰めれば、シート自体の劣化や風によるめくれ上がりを防ぐ効果が期待できます。また、お庭の景観を保ちながら雑草対策ができるのもポイント。除草剤を使わないため、お子様やペットがいる家庭にもおすすめの製品です。
コーナンオリジナル 防草シート LFX09-5559
雑草の生育を効果的に抑制する防草シート。ポリプロピレン製の織布でできており、UV剤を配合することで遮光性を高めているのが特徴です。
色はシンプルな黒を採用。ハサミでカットできるため、簡単に好みのサイズに調整できます。雑草が気になる場所や飛来種子の生長を防ぎたい場所での使用におすすめです。
katsst 防草シート 除草シート
耐用年数が5年の防草シートです。耐候剤を配合したポリプロピレン製不織布は、厚手で破れにくいのが特徴。99.11%の高い遮光率で、雑草の光合成を妨げます。
目詰まりしにくいエンボス加工で水はけも良好。空気を通す性質も持っています。除草剤不要で雑草の繁殖を抑えたい方や、庭、畑、駐車場などさまざまな場所の雑草管理をしたい方おすすめの製品です。
防草シートのおすすめ|おしゃれ
ダイオ化成 ツイストガード 芝生のような景観の国産防草シート
芝生や草地によく馴染む、自然な緑色の防草シート。特殊な繊維を織り込むことで、独特の色合いを実現しています。国内工場で生産された製品で、丈夫な織物なので人が歩く場所にも敷設可能です。
薬剤を使わず、シートの遮光性を利用して雑草の成長を抑制します。透水性も備えており、雨水が溜まりにくい点も特徴です。景観を大切にしながら雑草対策をしたい方や、通路などの雑草管理に役立ちます。
レンガ 防草シート付き 置くだけ防草マット
レンガと防草シートが一体になった、置くだけ設置の防草マット。テラコッタ風やアンティーク調のデザインが、庭をおしゃれに彩ります。面倒な草むしりの手間を減らしつつ、美しい景観を手軽に実現できる点が魅力です。
プロ仕様の丈夫な防草シートを採用しており、長期間にわたって雑草の繁茂を抑制します。レンガは、敷石・踏み石のステップストーンとしても使えるため、DIYで素敵なお庭づくりを楽しみたい方にもおすすめです。
パネルラボ 防草シート大理石ブラック 防草マット
防草シートと天然石タイルがひとつになった便利なアイテムです。シックな黒色の大理石には滑り止め加工が施され、落ち着いた雰囲気を演出。天然石ならではの自然な風合いも魅力のひとつです。
DIY感覚で手軽に雑草対策をしたい方におすすめ。シート部分が光を遮ることで、雑草が生えにくい環境を作ります。庭先や通路などをおしゃれに演出しながらきれいに保ちたい方におすすめの製品です。
ジャルダン(JARDIN) 人工芝 防草シート
高密度パイルで作られた本物そっくりの人工芝風の防草シートです。毛足はふかふかとした質感があり、自然な色合いが魅力。つなぎ目が目立たないのもメリットです。
排水穴が搭載していたり固定ピンが付属していたりするのもポイント。柔軟性・弾力性にも優れているため熱を放出しやすく温度上昇が少ないのも利点です。緑あふれる空間を手軽に作りたい家庭の庭やベランダなど、さまざまな場所におすすめの製品です。
リビングアウト(Living Out) 天然石マット
天然の大理石を使用した、おしゃれな防草シート。30×30cmの扱いやすいサイズで、庭の広さに合わせて自由に配置できます。華やかな洋風ガーデンを簡単に演出する製品です。
裏面には防草シートが付いており、面倒な雑草が生えるのを抑える効果も期待できます。さらに、カッターでお好みの形にカットすれば、オリジナリティあふれる庭づくりが可能です。手軽に庭のアレンジを楽しみたい方や、おしゃれに雑草対策をしたい方におすすめです。
防草シートの効果的な敷き方

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防草シートを敷く際は、まず雑草を根から除去し、地面を平らに整地します。凹凸があるとシートにしわが入り、そこから雑草が生えやすくなるため、丁寧に整地作業を行いましょう。シートは裏表を確認して置き、風で飛ばされないよう少しずつ引っ張りながら広げていくのがポイントです。
シートを固定する際は、固定ピンを打ち込みます。継ぎ目部分は10cm以上重ねて敷き、隙間から雑草が生えないよう注意してみてください。また、継ぎ目にはシート専用の補修テープを貼ると効果的です。
防草シートの上に砂利を敷いても大丈夫?

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防草シートの上に砂利を敷くのは問題ありません。砂利と防草シートを組み合わせることで雑草の生育を効果的に抑え、見た目も整った仕上がりになります。砂利層がシートを紫外線から守るため、シートの劣化を抑制できるのがメリットです。
耐用年数も長くなるので、長持ちさせたい方におすすめ。ただし、初期準備に費用がかかりやすい傾向があるため、抑えておきましょう。
防草シートは素材や厚みによって性能が異なります。砂利下用やむき出し用など、用途に応じた選択が大切です。耐用年数や施工のしやすさも比較検討しましょう。本記事を参考に、効果的な雑草対策を実現するシートを見つけてみてください。