キャンプは多くの人のあこがれのレジャーですが、いきなりのテント泊は敷居がやや高いと感じられるのも事実です。そこで、テントやランタンなどの夜に必要な装備は後回しにして、まずは日帰りのデイキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?
バーベキューを中心に、海や山や川で自然に囲まれてのんびり遊ぶ。ピクニック以上、キャンプ未満のデイキャンプで順番にステップアップしていきましょう。今回は、デイキャンプの魅力とともに、おすすめのも持ち物をご紹介します。
デイキャンプの魅力
ポイント1:キャンプの入門に最適
デイキャンプは簡単に言ってしまえば、泊まらないキャンプです。テントで宿泊しない分、寝袋やランタンなど、夜に必要な荷物も減らせて手軽にできます。しかし逆にそれ以外はほとんど本格的なキャンプと変わりありません。
バーベキューをしながら、太陽の下で仲間と語らうアウトドアの楽しさのエッセンスを気軽に味わうことができるデイキャンプは、アウトドア初心者におすすめです。
ポイント2:明るいところで道具の使い方に慣れることができる
アウトドアグッズのいくつかは、扱いに慣れが必要なものがあります。例えば、テントはいきなりフィールドに持って行っても、難しくて建てることができないこともあります。ましてや日が沈み始めて暗くなる頃には、手元がよく見えず、建てることがより困難になります。
明るいうちに説明書を読みながら何度か組み立ててみることで、道具の扱いに慣れることができます。
ポイント3:水辺で楽しむことができる
雨や嵐など、急な状況の変化はアウトドアにはつきものです。テントを立てて一泊するとなると、そんな危険性を考慮にいれる必要があるため、川や海、湖など水辺の近くには設営できず、距離を置く必要があります。一方で、デイキャンプは昼間だけなので、状況の変化にすぐ対応ができます。いつでも退避することができるので、好きなところに設営可能です。
デイキャンプを楽しむためのおすすめ持ち物10選
カーミットチェア(Kermit Chair) カーミットチェア
アウトドアチェアのマスターピース、カーミットチェアです。一日中座っていられる座り心地のよさと、意外なほどコンパクトにしまえる点が売りです。こちらのカーミットチェアは、アメリカでひとつひとつ手作りで作られた品質のよさと、なによりその独特の佇まいと存在感が気軽なデイキャンプを一段高い位置に引き上げてくれます。
キャンプサイトのマスコットとして、揃えておきたいものの1つです。
ヘリノックス(Helinox) チェアワン 1822151
ヘリノックスのカジュアルなアウトドアチェア。お値段が抑えられているのは、うれしいポイントです。しかし、機能は値段以上かもしれません。890gの軽量さに対して、耐えられる重さは145kgの頑丈さ。もちろん座り心地は抜群で、しまった時の大きさも直径10×高さ35cmと非常にコンパクトなチェアです。
いろいろな色や柄がそろっているので、友人同士で好きなモデルを選んで揃えてみてもいいですね。
コールマン(Coleman) ピクニックテーブルセット 2000010516
重ね合わせたベンチの中に、テーブルが折りたたんでしまえるタイプのテーブルセットです。これひとつで、どこでもダイニングのできあがりです。テーブルの天板はアルミなので、多少熱を持ったものを置いても痛むことがありません。水にも汚れにも強く、使った後ザブザブ水洗いできるので、海辺でのデイキャンプにもおすすめです。
キャンパーズコレクション(Campers Collection) デイパーティー食器セット(4人用6種類) PCW-12
4人分の食器がひとまとめに専用ケースに入ったセットです。デイキャンプのメインイベントはなんといっても食事ですが、個々に食器を揃えると、なかなかちょうどいい大きさの収納ケースが見つからないものです。まず初めに、こういったセットを買っておいて、あとから足りないものを付け足していけば楽ちんですよ。
イワタニ(Iwatani) カセットフー
アウトドアで手軽に料理をするためには、やはりカセットガス対応のコンロが便利です。こちらは、はじめからアウトドアでの使用を想定していて、風よけの風防が備わっています。また、収納時にかさばらないようにコンパクトになっていて、多少汚れてもフタをしてしまえば、持ち帰ってからでも洗えます。
キャンプサイトに着いて、とりあえずお茶を淹れるたいなんていう時に使えば便利ですよ。
ウェーバー(weber) バーベキューグリル スタンダードカバー付きセット
バーベキューの本場アメリカで最も支持されているウェーバーのバーベキューコンロです。鉄製の本体の表面はホウロウでコーティングされていて、汚れてもすぐに落ち、サビにも強い仕様になっています。フタ付きのグリルなので、ローストチキンや、魚の蒸し焼きなど、多少手の込んだ料理も可能で、使いこなせば間違いなくデイキャンプのヒーローです。
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS) TULSA TIME Multi Hot-Sandwich Maker
キャンプの食事がバーベキューだけでは飽きてしまいます。そこでおすすめなのが、ホットサンドです。余った食材とパンを適当にホットサンドメーカーに挟んで、おこした炭に突っ込んでおくだけで、美味しいホットサンドのできあがりです。上下の鉄板をバラしてフライパンとしても使えるので、料理の幅がさらに広がります。
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS) ワークテーブル
デイキャンプの手軽さは、キャンプ場でなくてもどこでも遊べる点です。一方で、そうなるとキャンプ場に設置してあるキッチンが使えないという問題が出てきます。そんなとき、ワークテーブルがあれば、いつでもどこでも使いやすいキッチンができあがります。
上にまな板をおいて食材を切ったり、上にコンロを置いてグリルとしても使ったりできます。天板下の網棚は、洗っておいた食器を乾かすのに使えますよ。
コールマン(Coleman) スクリーンキャノピータープ2 2000017135
デイキャンプといえども、ビーチや河原では日差しも強く、屋根の下が恋しくなることがあります。また、急な通り雨の心配もありますよね。そんなときには、あらかじめスクリーンタープを立てておいて、そのなかで調理をすれば問題ありません。簡易式ベッドを置いて、昼寝をしたりすることもできますよ。
トイモック(TOYMOCK) 自立式ハンモック
朝早く起きて出かけることの多いデイキャンプ。バーベキューでお腹もいっぱいになって、眠くなったなぁという時に、テントや車の中で寝てしまっては、せっかくのアウトドアがもったいなくはありませんか。そんな時におすすめなのが、自立式ハンモックです。ゆらゆらと風に揺られてお昼寝すれば、すぐに夢のなか。気持ちのよい午後のひとときが過ごせますよ。
敷居が高そうなキャンプも、まずはデイキャンプから始めてみることがおすすめです。そうすれば、いまどんなものが足りていなくて、これからどんなものが必要で揃えていかなければならないかがわかってきます。自分のイメージする理想のキャンプを目指し、周りのテントサイトも参考にして、楽しみながら学んでいきましょう。