焚き火による地面へのダメージを防ぐ焚き火シート。しかし、製品によって素材やサイズなどが異なるので、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、焚き火シートのおすすめをご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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焚き火シートを使うメリット

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焚き火台の下は想像以上に高温になるため、芝生や地面が熱で傷んでしまうことがあります。焚き火シートは、耐熱性や断熱性に優れた特殊な素材で地面を保護するアイテム。一度傷んだ芝生は再生に時間がかかるため、自然を守るうえでも重要な役割を果たします。

また、シートを敷くと、火の粉の飛散を抑えて安全性が向上する点もメリットです。風が強い日でも火の粉が周囲に広がる心配を軽減し、延焼のリスクを抑えられます。多くのキャンプ場で必須のマナーアイテムとして位置付けられています。

さらに、シートの上に落ちた灰や薪の燃えカスをまとめて処理できるので、後片付けが効率的に。繰り返し使える製品が多いため、経済性に優れているのも嬉しいポイントです。

焚き火シートの選び方

素材をチェック

ガラス繊維

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ガラス繊維は焚き火シートの素材として最も一般的で、種類が豊富にあります。価格が手頃な製品が多く、コスパに優れている点が魅力。初めて焚き火シートを購入する方や、予算を抑えたい方におすすめのタイプです。

ただし、繊維が細かいため、素手で触るとチクチクすることがあります。扱うときは手袋を着用すると安心。また、生地がやや硬く、折りたたむと厚みが出てかさばる点もデメリットといえます。

製品によっては、チクチク感を軽減するシリコンコーティングが施されているモノもラインナップ。より快適な使用感を求める方はチェックしてみてください。

耐炎繊維

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特殊なアクリル繊維を熱処理して作られた耐炎繊維は、火の粉に強く、シートに穴があきにくいのが特徴です。溶接用の保護具にも用いられるほど防炎性能が高く、安心して焚き火を楽しめます。

柔らかくチクチクしないため素手でも扱いやすく、軽量で折りたたんで収納できる点も魅力。荷物をコンパクトにまとめたい方にも適したタイプです。ガラス繊維製の製品と比べると価格はやや高めですが、その分扱いやすさと耐炎性能に優れています。

シリカ繊維

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シリカ繊維は、ガラス繊維から不純物を除去した高純度素材で、連続使用温度は約1100℃と優れた耐熱性が特徴です。一方で、耐久性は低く、長期間の繰り返しの使用には向きません。また、素手で触れると刺激を感じやすいので、取り扱いには注意が必要です。

主に、工業用途のスパッタシートとして使われており、価格が高めのため、キャンプ用としては一般的ではない点にも留意しておきましょう。

サイズをチェック

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焚き火シートを選ぶときは、使用する焚き火台のサイズを基準にするのがポイントです。火の粉や灰が地面に落ちるのを防ぐため、焚き火台の約4倍の大きさのモノを選ぶのが理想的。小さすぎると保護効果が不十分になる可能性があるので注意が必要です。

また、使用人数に応じたサイズ選びも大切。ソロキャンプならコンパクトなシートで十分ですが、家族やグループで楽しむ場合は大きめサイズを選ぶと安心です。ただし、大きすぎると持ち運びが不便になるため、使い勝手とのバランスも考慮して選んでみてください。

連続使用温度をチェック

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焚き火シートを選ぶうえで、耐熱性能を示す連続使用温度の確認は欠かせません。焚き火の温度は、条件によっては700℃以上になることもあるため、長時間の高熱に耐えられる性能が求められます。製品仕様に記載されている温度を必ずチェックしましょう。

また、連続使用温度と瞬間的に耐えられる最高温度は意味が異なる点に注意が必要。より安心して使うためには、実際の焚き火の温度より余裕のあるスペックの製品を選ぶのがポイントです。

グロメットの有無をチェック

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グロメットとは、シートの隅にあるペグを通すための穴(ハトメ)のことです。グロメット付きの製品は、ペグで地面に直接固定できるのが魅力。焚き火の最中にシートが風でめくれたり、ずれたりするのを防ぎ、安全性を高めてくれます。

特に、風の強い日にキャンプをする方には、グロメット付きのタイプがおすすめ。四隅に付いているモノを選ぶと、シートをより安定して設置できて便利です。

収納袋付きだと持ち運びやすい

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焚き火シートには、持ち運びに便利な収納袋が付属している製品があります。使用後のシートは灰や炭で汚れることがありますが、袋があればほかのギアを汚さずに済みます。キャンプギアをすっきりと整理したい方にとっても役立つ付属品です。

特に、耐炎繊維のように柔らかくコンパクトに折りたためる素材のシートは、収納袋との相性がよく、携帯性が向上します。持ち運ぶ機会が多い方や、収納時のサイズを重視する方は、収納袋の有無もチェックしてみてください。

焚き火シートのおすすめ|ガラス繊維

ZEN Camps 焚き火専用遮熱シート

ZEN Camps 焚き火専用遮熱シート

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放射熱を効果的に反射する焚き火シート。ガラス繊維シートの上にアルミ素材を重ねた構造で、73.6%の遮熱効果を実現し、地面への熱伝導を大幅に軽減します。軽量で持ち運びに便利な設計です。

48×36cm・58×40cm・60×60cmの3サイズを展開しており、焚き火台の大きさに合わせて選択できます。特に、地面から火床までの高さが低い焚き火台を使用している方におすすめのアイテムです。

ZEN Camps 焚き火専用シート ブラック シリコン加工モデル

ZEN Camps 焚き火専用シート ブラック シリコン加工モデル

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自然環境を守る機能性に優れた焚き火シートです。ガラス繊維に特殊シリコンコーティングを施し、瞬間耐熱温度約1500℃を実現。マットなブラックカラーが自然と調和し、サイト全体を引き締めます。

なめらかな手触りで素手でも安全に扱えるのが特徴。水を弾く仕様で汚れても丸洗いでき、お手入れも簡単です。サイズは、50cm×50cm・95cm×60cm・95cm×95cmの3種類をラインナップ。ソロからファミリーやグループでのキャンプまで、焚き火台の大きさや利用シーンに応じて選べます。

CARBABY 焚き火シート

CARBABY 焚き火シート

チクチク感を抑えたなめらかな手触りの焚き火シート。特殊加工を施したグラスファイバーを採用しています。作業耐熱温度は約700℃、瞬間使用温度は約1300℃と優れた耐熱性が特徴です。

焚き火台からの熱や火の粉を防ぎ、地面へのダメージを軽減。シートの四隅にはグロメットを配置しており、ペグで地面に固定できます。風が強い日でもシートが舞い上がりにくい設計です。

使わないときは、折りたたんでコンパクトに収納可能。キャンプやバーベキューといったアウトドアシーンで活躍するおすすめのアイテムです。

ChillCamping 焚き火シート

ChillCamping 焚き火シート

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六角形デザインで、フチを立ち上げられる焚き火シート。スナップボタンで簡単にフチを固定でき、灰や火の粉の飛び散りを効果的に防げるのが特徴です。

シリコンコーティングを施すことで、ガラス繊維特有のチクチク感を軽減。耐火性能は約600℃で、火の粉熱から地面を保護します。汚れた際は水洗いが可能で、メンテナンス性が高いのも特徴です。

サイズはMとLの2種類があり、Lサイズは薪置きスペースとしても活用できます。自然を大切にしながら焚き火を楽しみたい方におすすめのアイテムです。

OneTigris 焚き火シート

OneTigris 焚き火シート

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六角形デザインを採用した焚き火シートです。ガラス繊維の生地に両面シリコン加工を施すことで、なめらかな手触りと耐熱性を両立しています。厚さは約0.4mmあり、一般的な焚き火シートよりも強度と耐熱性に優れた設計です。

シートのフチを立ち上げられる仕様で、灰や火の粉の飛散を抑制できるのもポイント。さらに、スナップボタンを利用すればフチを固定でき、中に水を溜めることでより安全に焚き火を楽しめます。

大判サイズで多くの焚き火台に対応。シリコンコーティングにより水を弾き、汚れた場合は水洗いで簡単にお手入れできます。使い勝手のよいおすすめのアイテムです。

山麓工房 焚き火シート

山麓工房 焚き火シート

高い耐熱性能を備えた5層構造の焚き火シートです。瞬間的には約1500℃まで耐えられるのが特徴。特殊ガラス繊維をシリコンでコーティングしているのもポイントです。ガラス繊維特有のチクチク感を軽減しており、快適に使えます。

水を弾く仕様で、汚れが付着しても水で洗い流すことが可能。四隅にはペグダウン用のグロメットを搭載し、強風時にもシートがめくれる心配が少ないのもメリットです。 

専用収納袋付きで持ち運びやすく、撤収時もほかのギアを汚さずに済みます。地面への熱ダメージを抑える設計で、キャンプマナーを重視する方におすすめの焚き火シートです。

ハック(Hac) 焚き火グランドシート HAC2877

ハック(Hac) 焚き火グランドシート HAC2877

耐熱グラスファイバー素材を採用し、地面を熱から守る焚き火シートです。約550℃の耐熱温度を実現。約80×60cmの使いやすいサイズで、多くの焚き火台に対応します。

本体重量約270gと軽量なため、持ち運びも簡単です。さらに、折りたたんで卓上の鍋敷きとしても活用可能。アウトドアシーンでの汎用性が高いアイテムです。

収納袋が付属しており、コンパクトにまとめて持ち運べます。自然環境に配慮しながら焚き火を楽しみたい方におすすめです。

ロゴス(LOGOS) たき火台 耐火・断熱シート

ロゴス(LOGOS) たき火台 耐火・断熱シート

3層構造を採用した焚き火用シートです。ファイバーグラスにシリコンコーティングを施し、さらにコットンを縫い合わせることで断熱性を高めています。火の粉や灰による芝生・ウッドデッキへのダメージを軽減し、焦げ跡を防ぐ設計です。

サイズは約80×80cmの正方形で、さまざまな焚き火台の下に設置可能。総重量は約690gと扱いやすく、四隅にはグロメットが備わっているためペグで固定でき、風の強い日でも安定して使用できます。

焚き火シートのおすすめ|耐炎繊維

Yumosmn 焚火シート

Yumosmn 焚火シート

高い耐火性を持つカーボンフェルト製のシート。特殊アクリル繊維を高温処理した炭化繊維を採用し、瞬間的に約1300℃の熱に耐えられる仕様です。厚さ約3mmで熱伝導率が低く、良好な断熱効果を発揮します。

ハサミなどでカットしてもほつれにくく、用途に合わせてサイズを調整できるのも便利。また、丸めたり折りたたんだりしてコンパクトに収納できます。キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンはもちろん、溶接・溶断の作業現場でも活躍するおすすめのアイテムです。

バンドック(BUNDOK) 焚き火シート BD-498

バンドック(BUNDOK) 焚き火シート BD-498

カーボンフェルト素材で高耐熱性を実現した焚き火シート。約700℃の耐熱温度を実現し、激しい炎からも地面をしっかりと保護します。芝生やウッドデッキなど、デリケートな場所でも安心して焚き火を楽しめるのが特徴です。

サイズは約60×60cmで多くの焚き火台に対応し、重量約140gと持ち運びやすい設計。収納時は約20×37cmとコンパクトにまとまるため、キャンプ道具の中でも場所を取りません。

DUCKNOT スパッタシート

DUCKNOT スパッタシート

ソロキャンプに適したコンパクトサイズの焚き火シート。日本製のフェルト生地を採用し、重さ約47gと軽量です。特殊アクリル繊維による焼成炭化繊維で、優れた耐炎性と耐熱性を実現しています。

瞬間耐熱温度は1300℃、連続耐熱温度は250℃に対応。焚き火台の下に敷くことで、火の粉や灰から地面を効果的に保護します。ソフトな手触りで扱いやすく、収納時もかさばりにくいおすすめのアイテムです。

ロゴス(LOGOS) たき火・BBQ ヒートブロックマット

ロゴス(LOGOS) たき火・BBQ ヒートブロックマット

航空機のブレーキにも使われる素材を採用した高性能断熱マット。酸化ポリアクリロニトリル繊維により、地面への熱の伝達を大幅に抑制します。総重量約50gと軽いうえ、ソフトな肌触りで素手でも安全に扱えます。

焚き火台シートとの組み合わせで断熱効果がさらに向上。サイズは約縦40×横30cmとコンパクトで、カセットコンロや1~2人用の小型グリルにぴったりです。

吉野 スパッタシート YS-F2-11

吉野 スパッタシート YS-F2-11

耐炎繊維フェルトのスパッタシートです。プレス加工により表面はフラットで、厚みが均一なのが特徴。焚き火シートとしても活躍します。連続使用温度は約250℃、瞬間使用温度は約1300℃に対応。軽くてしなやかなため、現場での作業性も良好です。

ハサミで好きなサイズにカットでき、裁断面がほつれにくいのも利点。ノンアスベスト・ノンセラミックで安全に使える点も魅力です。シリコンコーティングが施されていないため、使用時にはシートを湿らせることでより一層効果を発揮します。

焚き火シートのおすすめ|シリカ繊維

旭産業 スパッタシート シリカ繊維織物 シリカクロス ANT-600TO

旭産業 スパッタシート シリカ繊維織物 シリカクロス ANT-600TO

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優れた柔軟性と耐熱性を併せ持つシリカ繊維のスパッタシート。焚き火シートとしても活用でき、連続使用温度は1000℃に対応。火の粉や灰が落ちるのを防ぎ、地面へのダメージを軽減します。

カット部分にはアルミテープ処理が施されており、ほつれにくいのもポイント。サイズは約33cm×33cmで、ソロキャンプ向けのコンパクトな焚き火台にぴったりです。

焚き火シートの洗い方

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焚き火シートをお手入れする際は、手洗いが基本です。製品の劣化につながる恐れがあるため、洗濯機の使用は避けましょう。軽い汚れであれば、水で洗い流すだけで十分な場合もあります。

油汚れが気になる場合は、食器用などの中性洗剤を使用するのが効果的。濡れたタオルやスポンジに付けて優しく拭き取りましょう。また、すす汚れや焦げ付きには重曹溶液を使ってみてください。強く擦ると表面のコーティングが剥がれる可能性があるため注意が必要です。

洗浄後は、生地の劣化やカビを防ぐためにしっかりと乾かします。直射日光は避け、風通しのよい場所で乾燥させることがポイント。キャンプ場で洗う際は、灰で配管を詰まらせないよう、施設のルールを確認すると安心です。