クッキーやタルトなどのお菓子作りや、パンを作る際に欠かせない「めん棒」。生地を均等な厚さに伸ばせるほか、ナッツや野菜をたたいて調理する際にも重宝します。しかし、ひと口にめん棒といっても、長さや太さ、素材などバリエーションが豊富なのでどれを選べばよいか悩んでしまう方も多いはず。
そこで今回は、おすすめのめん棒をご紹介します。選び方のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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めん棒の選び方
タイプで選ぶ
日本式
日本式のめん棒は、シンプルな棒状のフォルムが特徴。力が調節しやすく、しっかり力を込めて生地を伸ばせるので、そばやうどんなどコシのある生地を伸ばしたい方におすすめです。
シンプルな形状なのでお手入れしやすく、収納場所をとらないのもメリット。ただし、西洋式のめん棒に比べると、うまく回転させるのにコツが必要です。
西洋式
西洋式のめん棒は、両端にハンドルがついているのが特徴。ローラー式とも呼ばれており、初心者でもスムーズに回転できるのが魅力です。
均等に生地を伸ばしやすいため、クッキーやパイ生地などを伸ばしたい方におすすめ。部分的に厚みを調節するなど、力の調節が難しいのがデメリットです。
作りたい生地にあったサイズと重さをチェック
作りたいモノによって、適しためん棒の長さは異なります。目安としてクッキーやパイなど、お菓子作りに使用する方は36~45cm、そばやうどん作りに使用する方は75~90cmのめん棒がおすすめ。なお、使用する生地の量によっても、適しためん棒の長さは変わってきます。
また、めん棒を選ぶ際には重さも要チェック。ほどよい重さのあるめん棒なら、力を込めなくても楽に生地を伸ばせるため、作業がスムーズに進められます。
材質をチェック
木製
木製のめん棒はリーズナブルで入手しやすいのが魅力。初めてめん棒を購入する方は、木製のモノがおすすめです。軽くて手になじみやすく、手の温度が伝わりにくいため、パンやクッキー、うどんなどさまざまな生地に使用できます。
ただし、生地が張りつきやすいので、打ち粉がたくさん必要な点はデメリット。濡れた状態のままにしておくとカビが生える恐れがあるため、使用後はしっかりと乾かしてから保管しましょう。
プラスチック製
プラスチック製のめん棒は、用途によって形状が異なるのが特徴。表面に凹凸のついているタイプは、生地のガスを抜きつつ均等に生地を伸ばせるため、パン作りに使用したい方におすすめです。
クッキーやパイなど、表面に跡をつけたくないモノには、凹凸のないタイプのめん棒を選ぶとキレイに仕上がります。作りたいモノに合った形状を選びましょう。
シリコン製
シリコン製のめん棒はなめらかな表面が特徴。パイやクッキーのようなバターが多い生地でも張りつきにくく、スムーズに作業できるため、初心者や子供にもおすすめです。
水や汚れに強いモノが多く、お手入れも簡単。効率よくお菓子やパン作りを楽しみたい方に適しています。カラーバリエーションが豊富なので、デザインにこだわりたい方はチェックしてみてください。
大理石製
大理石製のめん棒は、生地が張りつきにくくスムーズに伸ばせるところが魅力。ひんやりとした質感の大理石は、生地を冷やしながら伸ばせるため、クッキーやパイなどバターがたくさん入った生地でもダレにくく扱いやすいのが特徴です。
また、重量があるモノが多いので、力を込めなくても生地を伸ばしやすいのがポイント。一方、サイズが大きいモノが多く収納スペースをとるため、購入の際にはスペースを確保しておきましょう。
金属製
金属製のめん棒は、冷蔵庫で冷やしておけば、クッキーやパイのようなバターがたくさん入った生地でもダレにくく、スムーズに伸ばせるのが魅力。耐久性に優れており、傷がつきにくく丸洗いできるため気軽に使用できるのも嬉しい点です。
金属製のめん棒は、おもにステンレス製とアルミ製の2種類。ステンレス製はやや重く、冷たさがあるのが特徴で、パイやクッキー作りに向いています。アルミ製は軽く扱いやすいですが、その分生地を伸ばす際に力が必要です。
均等な厚さに伸ばせるガイドつきをチェック
めん棒に不慣れで、生地が均等に伸ばせない方はガイドつきのめん棒を選びましょう。ダイヤルを操作したりリングをめん棒の端につけたりするだけで、生地を均等な厚みに伸ばせる便利な製品です。
ガイドつきのめん棒を選ぶなら、厚みを調節できる機能がついているモノがおすすめ。厚みが調節できれば、クッキーやパイ、ピザ、パンなどさまざまなメニューに応用がきくので便利です。
めん棒のおすすめ
タイガークラウン めん棒 467
木のぬくもりが味わえるブナの天然木を使用した、シンプルな形状の日本式めん棒。手の温度が生地に伝わりにくいため、スムーズに作業できます。
240gとほどよい重みで生地を伸ばしやすいため、初心者の方にもおすすめです。長さは45cmで、パンやクッキーはもちろん、ピザなど生地を大きく伸ばしたいときにも重宝します。
スリムでちょっとした隙間にも収納しやすく、スペースを取らないのも魅力。初めてめん棒を購入する方はチェックしてみてください。
そば打ち道具工房おがわ 麺棒 ヒバ
そばやうどんなど麺類を手作りする方におすすめのめん棒。長さは75cm・90cm・105cm・110cm・120cmの5種類があり、なかでも90cmはおよそ1kgの生地を伸ばすのにちょうどよいサイズです。
素材には反りや狂いが生じにくいよう、十分に乾燥させた無垢材を使用。なかでもヒバ材は湿気に強く、軽量で取り回しやすいのが魅力です。さらに、抗菌性に優れているため、衛生的に使用できます。
本製品は工房の職人がこだわりをもって1本1本丁寧に仕上げているので、表面に傷がなくキレイ。すべりがよく、生地が張りつきにくいのもポイントです。スムーズに作業ができるため、そばやうどんがおいしく仕上がります。
浅井商店 太い!! めん棒
直径5cmと、通常のめん棒よりも太さがある製品。太さと重量があるため、さほど力を入れなくても生地をスムーズに伸ばせるのが特徴です。スピーディに生地を伸ばせるため、パイやデニッシュなどバターが多くダレやすい生地にもおすすめ。また、優しいカーブが特徴のチュイルクッキーの形づけにもぴったりです。
素材は、優しい手ざわりが感じられる木製。太さがあるため、洗ったあと立てて乾かしておけるのもポイントです。太いめん棒を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
貝印 Kai House Select めん棒 DL6311
両端にガイドとなるリングがついためん棒。リングを装着すれば簡単に4mmの厚さに伸ばせるため、厚みを均一にするのが苦手な方や子供にもおすすめの製品です。
なお、リングは取り外しできるので、好きな厚さに伸ばすことも可能。リングにはソフトなエラストマー樹脂を使用しており、着脱やお手入れも簡単です。
本体には天然木を使用しており、木の優しい手ざわりが楽しめるのも魅力。サイズは取り回しやすい36cmで、クッキーやパイなどさまざまなメニューに使えるめん棒です。
タイガークラウン 生地4mmめん棒 1979
生地を4mmの厚さに伸ばせるキャップつきのめん棒。生地を均一に伸ばすのが苦手な方や、子供と一緒に使用したい方にもおすすめの製品です。
本体にはブナの木を使用しているため、木ならではのあたたかみとキレイな木目が楽しめるのが魅力。キャップ部分はポリプロピレン製で、簡単に取り外せるのでお手入れも簡単です。
キャップ部分を持ちながら使用できるためガイドがズレにくく、スムーズに使用できるのがポイント。長さは40cmとほどよいサイズで、クッキーやパンなどさまざまなメニューに幅広く使用できます。
fieldlabo めん棒
ナチュラルな雰囲気が楽しめる木製のめん棒です。天然ブナの無垢材を使用しており、優しい木目と手ざわりが楽しめるのが魅力。カントリーやナチュラルテイストを好む方にぴったりです。
初心者でも使いやすいローラー式。生地を均一に伸ばすのが苦手な方や、子供と一緒にクッキングを楽しみたい方に適しています。適度な重みがあるため、楽に生地を伸ばせるのも嬉しい点です。
全長40cm、ローラー部分21cmと使いやすい大きさも魅力のひとつ。パンやクッキー、ピザなどさまざまなメニューに対応できます。手にしっくりとなじむフォルムで、作業がスムーズに進められるのもポイント。シンプルな形状でお手入れしやすい、おすすめのめん棒です。
高儀(TAKAGI) 餃子めん棒 14.5cm 08038
全長約14.5cmと小ぶりで扱いやすいめん棒です。餃子・焼売・小籠包などの皮を作るのに向いています。手が小さくても握りやすいため、子供と一緒に料理を楽しみたい方にもおすすめです。
無駄のないシンプルなフォルムで、かさばらずコンパクトに収納できるのもポイント。収納スペースの限られたキッチンにも向いています。日本製なので、安心して使用できるのも魅力です。
高品質ながら、価格がリーズナブルなのもメリット。コスパを重視する方にもぴったりのアイテムです。
佐藤金属興業(SALUS) ボンヌ ロールピン 木製
天然木を採用したおしゃれなめん棒です。フロントにロゴが刻印されたナチュラルで落ち着きのあるデザインが魅力。北欧風や和モダンなテイストのキッチンにもマッチします。
左右のハンドルを握って中央部分を回転させるだけで、生地をきれいに伸ばせるローラー式を採用。長さが約25.5cmとコンパクトで取り回しやすいのもメリットです。一人暮らしのキッチンなど狭めのスペースでも快適に作業できます。
EPPICOTISPAI めん棒
ピザやパスタなどの生地作りに適したイタリア製のめん棒です。中央部分が回転するローラー式で、均一に生地を伸ばしやすいのが魅力。めん棒の操作に自信のない方や、初心者にもおすすめです。
素材に耐久性に優れたビーチウッドを採用しているのもポイント。衝撃に強いため、作業中に落としたりぶつけたりして破損する心配を軽減できます。しなやかで曲げに強いので、長く使用できるめん棒がほしい方にもぴったりです。
霜鳥製作所 木製 ケーキめん棒 日本製
シンプルなフォルムで扱いやすい木製のめん棒です。約45cmと余裕のある長さで、ピザ生地などを大きめに伸ばしたいシーンにも役立ちます。
木製ならではのぬくもりを感じられるのもメリット。しっくりと手にフィットし、スムーズに作業を進められます。価格が安いのもポイント。コスパのよいめん棒を探している方にもおすすめです。
EBM めん棒 衛生タイプ
清潔感のあるホワイトカラーのシンプルなめん棒。表面がツルツルで生地が張りつきにくく、あとがつかないのでクッキーなど表面をなめらかに仕上げたいモノを作るのに適しています。
素材には軽くて丈夫な硬質ポリエチレンを使用。水分などがしみ込まないため、衛生的に使用できます。また、凹凸がないシンプルな形状なので、簡単に洗えるのも嬉しいところです。
サイズは25cm・30cm・45cm・60cm・75cmの5種類をラインナップ。クッキーやパイ作りに使用するなら30cmや45cm、うどんなどたくさんの生地を伸ばしたい場合は75cmがおすすめです。
コッタ(cotta) ガス抜きめん棒 84573
表面に細かな凹凸がついており、ガス抜きをしながら生地を均等に伸ばせるめん棒。パンをよく作る方にぴったりの製品です。表面の凹凸により生地が張りつきにくく、スムーズに作業できます。
素材は軽量で扱いやすいABS樹脂を採用。汚れが落ちやすいため、お手入れも簡単です。さらに、乾きも早いので衛生的に使用できます。
長さは37.5cmと、パンやクッキーなどを作るのにちょうどよいサイズ。シンプルな形状で収納しやすいため、キッチン収納が少ない方にもおすすめのめん棒です。
タイガークラウン ガス抜き めん棒 大 7238
パン生地作りにおすすめのめん棒です。表面に施された凹凸によって、生地を伸ばしながら中に生じた空気を抜けるのが特徴。大きな気泡をなくすことで、きめの整ったなめらかな生地に仕上がります。
37.5cmとほどよい長さがあるのもポイント。ピザ生地を大きめに広げて伸ばしたいシーンなどにも重宝します。また、素材にABS樹脂を採用しており、衝撃耐性に優れているのもメリットです。お手入れの際などにぶつけて破損するリスクを軽減できます。
ホワイトのカラーを採用したシンプルなデザインも魅力。扱いやすく、さまざまなテイストのキッチンに馴染みやすいめん棒がほしい方に適しています。
MoQiDi めん棒
カラフルな色合いと木製のハンドルとの組み合わせがおしゃれなめん棒。めん棒には珍しいキュートな柄で、楽しく作業できます。ローラー部分はシリコン製で、生地が張りつきにくくスムーズに伸ばせるのがポイントです。なお、ハンドルは手になじみやすい木製を採用。全長30cm、ローラー部分17.5cmと小さめなので、キッチンが狭い方や子供にもおすすめです。
ニオイや汚れがつきにくく乾きが早いため、衛生的に使用できるのも嬉しいところ。カラーはブルーとピンクの2種類から選べます。北欧やレトロテイストが好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
パール金属(PEARL METAL) スイーツコンビニ倶楽部 大理石めん棒 D-1068
天然大理石を採用したスタイリッシュなめん棒です。熱伝導率が低く、生地がゆるみにくいのがメリット。パイやクロワッサンなどのバターを含んだ生地での使用におすすめです。
ローラー部分に天然大理石、ハンドルと置き台には天然木を採用しているのが特徴。キッチンのインテリアを華やかに彩るおしゃれなめん棒がほしい方にぴったりです。
約2120gとしっかり重量があり、力を入れなくてもスムーズに生地を伸ばせます。また、ローラー式なので、生地をムラなく伸ばしやすいのもポイントです。
JEmarble 大理石ハンドル麺棒
ローラー部分に、台湾で採れる天然の大理石を使用しためん棒です。高級感のあるエレガントな佇まいが魅力。キッチンの雰囲気がランクアップします。表面がツルツルしているため、生地が張りつきにくくスムーズに伸ばせるのが魅力。重みがあるので力を込めなくても生地が伸ばしやすく、水がしみ込まないので衛生的に使用できます。
あらかじめ冷蔵庫で冷やしてから使用すれば、さらに生地離れがよく、快適に使用可能。特に、パイなどバターをたくさん使う生地を伸ばす際におすすめです。
全長44.5cm、ローラー部の長さは25.6cmと扱いやすい大きさ。クッキーやパン、ピザなどさまざまなメニューに活用できます。収納用の台座つきで、おしゃれに保管できるめん棒です。
タイガークラウン アルミローリングめん棒 1735
サイドについているダイヤルを回すだけで、手軽に生地を好みの厚さに伸ばせるめん棒。厚みは2mm・4mm・6mm・8mmの4段階から選べます。均一な厚みに伸ばすのが苦手な方や、子供にもおすすめです。
ローラー部分には、軽くてお手入れしやすいアルミニウム合金を使用。芯棒には耐久性に優れたステンレスを採用しており、安定感のある使い心地が味わえます。
手になじみやすく力を込めやすいハンドルもポイント。全長48cm、ローラー部の長さは25.8cmとほどよい大きさで、お菓子作りからパン作りまで幅広く活用できるめん棒です。
GWHOLE めん棒
ローラー・ハンドルすべてにステンレスを採用しためん棒です。内部は中空になっているため、軽量で扱いやすいのが魅力。さらに、サイドにハンドルがついている西洋式なので、めん棒を使い慣れていない方にもおすすめです。全長43.5cm、ローラー部25cmとちょうどよい大きさで、さまざまなメニューに使用できます。
表面がツルツルしており、生地が張りつきにくいのもポイント。あらかじめ冷やして使用すれば、さらに生地が張りつきにくくなるため、バターがたくさん入った生地もスムーズに伸ばせるのが嬉しいポイントです。
シンプルでスタイリッシュなデザインもおしゃれ。スマートな雰囲気のキッチンツールを探している方はチェックしてみてください。
貝印 生地がダレない冷やせるめん棒 DL6391
快適に生地を伸ばせるアルミ製のめん棒です。冷蔵庫で冷やしてから使用することで、油分の多い生地でもダレにくいのが特徴。バターなどを多く含んだ生地を、きれいに仕上げたい方におすすめです。
アルミ素材かつ内部が空洞なので、軽量で扱いやすいのもメリット。作業やメンテナンスが楽なため、使用頻度の高い方にも向いています。
丸洗いが可能で衛生的に使えるほか、傷がつきにくいのもポイントです。長く愛用できるめん棒を探している方はチェックしてみてください。
SUPER KITCHEN ステンレスめん棒
生地の厚さ調節がしやすいめん棒です。めん棒の両端に専用のリングを付けることで、厚さを簡単にコントロールできるのがポイント。2mm・3mm・5mm・8mm・10mmの5パターンから厚さを選択可能で、幅広いレシピに対応できます。
生地の直径を測れる目盛りがついているのも特徴です。素材には18/8ステンレスを採用しているため、サビに強く、ニオイや汚れが付着しにくいのも魅力。また、食洗機に対応しているので、洗い物の手間を軽減したい方にもおすすめです。
付属のシリコンマットも便利。生地が張りつくのを防ぎ、快適に作業を進められます。使用後には折りたたんでコンパクトに収納可能です。
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シンプルでお手入れしやすい日本式のめん棒は初心者にもおすすめ。生地の張りつきが気になる方は、シリコンや大理石のめん棒を選ぶと生地離れがよく、スムーズに作業できます。かわいいデザインが楽しめるめん棒もあるので、気になる方はチェックしてみてください。