ドライフルーツには、食材の栄養素や旨味がぎゅっと濃縮されています。添加物が入っていなくても濃厚な味わいで、水分が少ないため長期保存も可能。おいしい上に健康にもよい優れた食べ物ですが、家庭で気軽に作れるイメージがない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、家庭でも簡単にドライフルーツが作れるおすすめのドライフルーツメーカーをご紹介します。機能や特徴、選び方もあわせて解説するので、ぜひ自分にぴったりの1台を見つけてみてください。

ドライフルーツメーカーでできること・メリット

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ドライフルーツメーカーは果物をドライフルーツにしたり、野菜を乾燥野菜にしたりできる機器です。果物や野菜を乾燥させることで、カリッとした食感やもちもちとした弾力を楽しめるのが魅力。いつもと違う食感により美味しく食べられるのもメリットです。

ドライフルーツメーカーで果物や野菜の水分を蒸発させることにより、素材そのものの甘みや旨味を味わえるのもポイント。また、かさが減るため、栄養が凝縮された食材をたくさん食べられます。生の果物や野菜が苦手な方にもおすすめです。

ドライフルーツや乾燥野菜は生の状態よりも長期保存できるため、冷蔵庫の残り野菜などを捨てずに使い切りたい方にも適しています。軽食やおやつとして手軽に食べられるのも魅力です。

ドライフルーツメーカーのデメリット

ドライフルーツメーカーでフルーツや野菜を乾燥させるには、ある程度の時間を要します。食材の種類や量にもよりますが、短時間でドライフルーツや乾燥野菜を作るのは不可能です。食べたいときにすぐ作れるわけではないことを理解したうえで使用しましょう。

乾燥時間は食材の切り方や製品によって変わりますが、例えば、リンゴの乾燥には約8~16時間、サツマイモは約6~10時間です。連続使用時間が7~8時間のモノで10時間以上乾燥させたい場合は、一旦停止してから再度乾燥させるのでやや手間がかかります。

棚の枚数が複数あるモノは、洗浄に時間がかかるのがデメリット。手間を軽減したい方は、できるだけ洗いやすい形状のモノを選びましょう。衛生的に使うためにも、使用したら毎回きれいに洗うことが大切です。

ドライフルーツメーカーの選び方

干し芋などを作りたいなら温度調節機能をチェック

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サツマイモやジャガイモなどを干し芋にしたい場合は、温度調節ができるモノを使うのがおすすめです。同じ野菜でも葉物類と穀類では乾燥時の適温が異なるため、細かく温度調節ができるとより美味しく仕上がります。

なかでも、レシピ本が付属しているドライフルーツメーカーや公式サイトにレシピを公開しているモノを選ぶと、操作が楽にできて便利。初めて購入する方や温度調節が難しいと感じる方は、ぜひチェックしてみてください。

サイズをチェック

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ドライフルーツメーカーにはさまざまなサイズのモデルがあります。大型のモデルであれば大量の食材を1度に乾燥させられますが、そのぶん場所を取ります。小型なモデルは1度に扱える食材の量が少ないぶん、設置場所の自由度が高まるのが特徴です。

ドライフルーツ作りは数時間かかる場合もあるので、設置場所に合わせたサイズ選びが重要。キッチンに出したままにするのか、その都度収納するのかによってもおすすめのサイズは変わってきます。

また、ドライフルーツメーカーは、トレイを上に積み重ねるタイプが多いので、収納場所の高さに合わせたサイズを選ぶことがポイントです。

棚の枚数をチェック

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ドライフルーツメーカーは、モデルによっては複数の棚板で内部を仕切ることが可能です。棚が2枚入っていれば上段と下段の2箇所、棚が3枚入っていれば上段・中段・下段の3箇所というように、棚の枚数によって食材を並べられるスペースが変わってきます。

一度に多くの食材を乾燥させたい場合は、棚の枚数が多いモデルがおすすめです。棚の枚数が多いと上段と下段で乾燥具合にムラが生じる場合があるので、手軽に上下が入れ替えられるモデルを選びましょう。

ただし、棚の枚数が多いとその分使用後に洗う手間が増えるので、人数や食べる量に合わせて選ぶことがポイントです。

機能をチェック

タイマー機能

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ドライフルーツ作りは、数時間から半日、長ければ24時間以上乾燥させる場合もあり、非常に時間がかかります。乾燥させる時間によって仕上がりにも差が生じるので、正確な時間を計ることが美味しく作るポイントです。

時間を計るのに便利なのがタイマー機能。タイマー機能を搭載したドライフルーツメーカーは、設定した時間で乾燥をストップできるので、仕上がりのクオリティを一定に保てます。適当な時間を逃して乾燥させすぎてしまった、という失敗を予防できる点も魅力です。

高さ調節機能

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高さ調節機能の有無も、ドライフルーツメーカーを選ぶ上では注目したいポイント。食材が棚板に隙間なく挟まれてしまうと、空気の通りが悪くなり、周囲の食材も合わせて乾燥しにくくなる可能性があります。

棚板を外したり移動させたりすることで高さ調節が可能なタイプならば、食材の大きさや厚さにあわせた柔軟なスペースの確保が可能。棚板の組み合わせ方で高さを調節できるタイプならば、コンパクトに収納できるメリットもあります。

大きめの食材を乾燥させる予定がある場合や、コンパクトに収納したい場合は、高さ調節機能に対応したドライフルーツメーカーがおすすめです。

電気代がどれくらいかかるかもチェック

ドライフルーツメーカーの電気代も大切なチェックポイント。特に、10時間以上使用する場合は、1回の使用にどのくらいの電気代がかかるかあらかじめ把握しておくのがおすすめです。

例えば、1kWhあたりの料金単価が27円/kWhの場合、250Wのドライフルーツメーカーを10時間使用すると電気代は67.5円になります。1ヵ月毎日使用した場合の電気代は、67.5円×30日の計算式で、2025円です。

ドライフルーツや乾燥野菜をどのくらいの頻度で作るのかをよく考えたうえで、購入を検討しましょう。

ドライフルーツメーカーのおすすめ

アントビー(ANTBEE) ドライフルーツメーカー AB-DF01

初心者でも使いやすい液晶画面を搭載

液晶画面を搭載したドライフルーツメーカー。温度は40〜70℃まで5℃刻み、時間は1〜48時間まで調節できます。温度や時間は本体正面の液晶画面を見ながら設定できるため、初心者でも使いやすいのが特徴です。

容量は約10Lと大容量。5枚のトレイが付属しているため、大量の食材を1度に並べることができ、広い空間を無駄なく使えます。トレイは取り外し可能なので、食材の大きさや厚さに合わせて自由に高さを調節できることもポイントです。また、トレイは水洗いにも対応しており、使用後も簡単にお手入れできます。

本体サイズは幅330×奥行250×高さ285mm。スクエア型なので収納しやすいのも魅力です。フルーツや野菜だけではなく、魚介や肉の乾燥にも対応。お酒のおつまみ作りにもおすすめです。

プリンセス(Princess) フードドライヤー 112383

強度と通気性を両立したハニカム構造のトレイ

大容量でも背が低いドライフルーツメーカーです。幅350×奥行350×高さ200mmの正方形かつ高さが抑えられた設計で、設置場所や収納場所を選ばないのが特徴。丸みを帯びたシンプルなフォルムで、圧迫感を覚えにくいのも魅力です。

40〜70℃まで5℃刻みの温度調節に対応。タイマー設定は4〜16時間まで2時間単位で調節可能です。電源のオン・オフと時間調節、温度調節はそれぞれ独立したボタンで操作でき、数値がハッキリとわかりやすいデジタル表示で確認できます。

6枚セットのトレイには、適度な強度と空気の通りやすさを両立したハニカム構造を採用。トレイは丸洗いできるので、清潔な状態を維持できます。オリジナルのレシピブックが付属するので、料理初心者にもおすすめです。

ウミダスジャパン(UMIDAS JAPAN) 食品乾燥機 フードドライヤー FD880E

衛生的に食材を乾燥させる「高床式デザイン」採用

手軽にドライフードが作れるドライフルーツメーカーです。本体底部と床の間に約2cmの空間を設けた「高床式デザイン」を採用しているのが特徴。本体底部から新鮮な空気を取り込めるので、衛生的に食材を乾燥できます。

温度調節は68・58・48・38℃の4段階に対応。タイマー機能も搭載しており、1〜12時間まで1時間刻みで調節可能です。温度もタイマーもデジタル表示を確認しながらボタンで操作するので、正確かつ簡単に調節できます。

網目の大きなトレイが3枚、網目の小さなトレイが1枚付属するので、食材によって使い分けることが可能。トレイの重ね方を変えることで高さが調節でき、全体の高さが300mの状態から、225mmまで縮められます。重量も約2kgと軽量なうえにコンパクトサイズなので、広い収納場所が確保できない方にもおすすめです。

ROOMMATE ヘルシーフードドライヤー EB-RM33A

真っ赤なデザインが目を引くアイテム

真っ赤なデザインがおしゃれなドライフルーツメーカー。35〜70℃までの温度調節に対応しているので、フルーツだけでなく高温が必要な肉や魚の乾燥も可能です。1〜12時間までのタイマー機能も搭載しているため、乾燥しすぎによる失敗も防げます。

調理の残り時間が1時間ごとにカウントダウンで表示されるわかりやすさも特徴のひとつ。大容量のトレイが5枚付属しています。トレイは突起を合わせて重ねると高く、互い違いにすると低くなるため、食材に合わせて高さを調節可能です。

全てのトレイを互い違いにすることで、コンパクトに収納できます。本体サイズは幅303×奥行248×高さ237mm、重量は約1.87kgと軽量。価格がリーズナブルなので、初めてのドライフルーツメーカーとしてもおすすめです。

アピックス(APIX) ドライフードメーカー AFD-550

初心者におすすめな簡単操作とレシピブック付き

スクエア型でコンパクトなドライフルーツメーカー。幅と奥行がどちらも280mmの正方形で、角が丸みを帯びた形状のため、スマートに設置や収納ができます。高さも220〜250mmの間で調節可能なので、省スペースで使えるのが魅力です。

付属する5枚のトレイは、食材がこびりつかないようにウェーブ状に加工されているのが特徴。蓋とトレイの両方が透明なので、乾燥中に食材の様子を確認できるのもポイントです。トレイを90°ずらして重ねることで、コンパクトに積み上げられます。

操作方法は簡単で、電源ボタンを押した後に時間を設定するだけで自動的に乾燥をスタート。タイマー機能では、乾燥時間を2・4・6・8・10時間のなかから設定できます。簡単レシピブックが付属しているため、ドライフードに馴染みがない方にもおすすめです。

ラボネクト(Labonect) 家庭用食品乾燥機 ドラミニ

直感的に操作できる温度調節機能を搭載

大容量のドライフルーツメーカー。1つのトレイにフルーツや野菜を約500g程度並べられます。トレイは合計6段なので、1度に最大2〜3kgの食材を乾燥可能。大量のドライフードを作り置きしたい場合や、人数が多い家庭におすすめです。

温度調節機能を搭載しており、対応温度は35〜70℃。タイマー機能は、1〜99時間までの長時間運転に対応しています。温度と時間はダイヤルで調節でき、設定した数値がデジタル表示されるので、直感的に操作可能です。

柔軟な温度調節機能と長時間運転により、魚や肉などを乾燥させて、干物やジャーキーも作れます。静音設計も魅力のひとつ。動作音は換気扇程度なため、夜中でも使用できます。24時間運転させても電気代は100円以下なので、低コストで使える点も魅力です。

サンコー(THANKO) 自家製ジャーキーメーカー SDRFDMKR

ジャーキー作りにチャレンジしやすい安全装置搭載

自家製ビーフジャーキーが簡単に作れるドライフードメーカー。野菜チップスやドライフルーツのほか、スライスした牛肉を並べて運転させるだけで、自分好みのビーフジャーキーが作れます。ジャーキー作りにチャレンジしたい方におすすめです。

本体は幅245×奥行240×高さ227mmとスッキリしたサイズで、キッチンやテーブルに置いても圧迫感がありません。温度調節は35〜70℃まで対応。安全装置が搭載されており、自動的に加熱のオン・オフが切り替わるので安心して使用できます。

トレイと蓋が透明なので、常に食材の状態をチェックできることもポイント。トレイは5枚付属するため、1度にたくさんの食材を乾燥させられます。電気代が安く、毎日気軽に使えることも魅力です。

東明テック(Tohmei Tech) 食品乾燥機 プチマレンギDX TTM-440N

ドライフラワーやヨーグルト作りも可能

大型のドライフルーツメーカー。約6kgの食材をまとめて乾燥できるので、たくさんの種類のドライフードを試したい方や、人数の多い家庭などにおすすめです。温度は35〜70℃、タイマーは1〜99時間の間で自由に調節できます。

高さ23mmの標準トレイ6枚に加えて、アシストトレイが2枚付属するのが特徴。標準トレイ1枚にアシストトレイ2枚を組み合わせると高さが90mmになるため、高さや厚さのある食材も乾燥可能です。ドライフラワーも形を崩さず綺麗に仕上げられます。

同梱される専用容器を使えばヨーグルト作りも可能。コントロールヒートセンサーが1秒間に60回温度を測定し、温度が下がった時だけ稼働するので、電気代を最小限に抑えられる点も魅力です。

ロイヤル通販(Royal Sale) 回転式フードドライヤー B564

効率よく均等に乾燥できる回転式メーカー

回転式のドライフルーツメーカー。スライスした食材をトレイに乗せて、温度と時間を設定するだけでドライフルーツが作れます。運転中にトレイが回転するため、位置による乾燥具合のムラが発生しにくく、全体を効率よく均等に乾燥できるのが魅力です。

温度調節は40〜60℃まで対応。12時間まで設定できるタイマー機能も搭載されているため、スイッチを切り忘れる心配がなく、乾燥させすぎによる失敗を防げます。温度もタイマーも目盛り付きのダイヤル式なので、素早く簡単に設定可能です。

5枚のトレイのうち、上の4枚のトレイは12〜20.5mmの範囲で高さ調節に対応。センター部分を取り外すと小さめのマグカップも収まるので、自家製ヨーグルト作りにもおすすめです。

マリン商事 ドライフルーツメーカー プチカラ Ki-90554

ドライフルーツメーカーを気軽に使いたい方におすすめの製品です。低価格ながらトレイが3段あり、一度にたくさんのドライフルーツや乾燥野菜を作れます。食材の厚みにあわせてトレイの高さ調節もできるので便利です。

食材にあわせて、乾燥温度を35~70℃に設定可能。操作も簡単で扱いやすいのがポイントです。トレイとフタは中性洗剤で洗えるため、より清潔な状態を保てます。初めてドライフルーツメーカーを使う方にもおすすめです。

BelleLife フードドライヤー

ドライフードの作り方が掲載された専用レシピ付きのドライフルーツメーカーです。野菜やフルーツだけでなく、さまざまな食材を使ってドライフードを作りたい方におすすめ。魚介や肉などもドライフードにできるため、お酒のおつまみ作りにも活用できます。

簡単な操作で使える手軽さも魅力。タイマーは30分刻みで設定可能です。35~70℃まで5℃刻みで温度調節ができるのもポイント。トレイは5段あり、高さ調節も可能。保存用のドライフルーツや干し芋を大量に作りたい方にもおすすめの製品です。