家庭でも簡単にできる”燻製づくり”が人気を集めています。燻製といえばアウトドアのイメージがあるかもしれませんが、家庭用燻製器を使えば、燻製肉やスモークチーズ、香ばしいナッツなど、普段の晩酌にちょっと贅沢に楽しむことができるのであると便利なアイテムです。

そこで、今回はおすすめの家庭用燻製器をご紹介。選び方のポイントはもちろん、IH対応機種やコンパクト仕様のアイテムなども網羅しているので、興味がある方は要チェックです。

家庭用の燻製器ってどんな感じ?

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アウトドア用の燻製器は大型のモノが多いのですが、家庭用の燻製器はフタと底の深いオシャレな調理鍋といった見た目です。素材は陶器や金属、耐熱ガラスなどさまざま。燻製機能だけでなく、蒸す・炊くといった調理に対応した製品もあります。

燻製器って室内でも大丈夫?

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燻製をする際、最も気になるのが”煙”。家庭用燻製器は室内で使うことを前提に作られているので、煙はほとんど出ません。ただし、完全に煙を封じ込めることはできないので、家庭が賃貸住宅などで煙が気になる場合は換気扇の下で調理するなど、使い方に工夫が必要です。

燻製器選びで押さえておきたい4つのポイント

素材で選ぶ

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燻製器は大きく分けると、陶器タイプと、鉄・ステンレス・アルミなどを採用した金属タイプの2種類に分けられます。

陶器タイプは割れやすいので扱いには注意が必要ですが、価格が安いのが特徴。これから燻製料理にチャレンジする方におすすめです。

金属タイプは頑丈さが特徴。衝撃に強く、土鍋と比べて長持ちします。また、お手入れが簡単なのも魅力です。大型サイズのモノも多いので、ホームパーティーなどで、たくさん燻製を作りたい方は金属タイプおすすめです。

燻製器に使う網を確認する

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燻製器選びでは、”網”も重要なポイントです。たくさんの食材で一度に燻製を作りたい場合、大きな網または、2枚、3枚と複数の網を設置できるタイプがおすすめ。

また、網目の細かさも大切です。網目が小さいと、小さなナッツやチーズなどの食材を置くときに重宝します。必ず確認するようにしましょう。

なるべく深さのある燻製器を選ぶ

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家庭用燻製器でアウトドア専用の燻製器と同じような本格的な燻煙効果を得るには、サイズ的にも難しいところがあります。家庭用燻製器で本格的な燻煙効果を得るには、できるだけ深さのある燻製器を選ぶことが重要なポイントです。

燻製器に深さがあると煙がムラなく循環するので、燻製がより美味しく、香り高く仕上がります。また、熱源に近すぎると食材が焦げたりしてしまうので、ある程度離すためにも、深めの製品を選びましょう。

フタと鍋がぴったり合うものを選ぶ

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家庭で気軽に燻製づくりを楽しむためには、密閉性が重要です。陶器タイプ・金属タイプを問わず、フタと燻製器本体がぴったり合うかをチェックしましょう。密閉性が高いと煙の量を抑えられるだけでなく、食材のスモーキーさをアップさせられます。

基本的に、陶器タイプは金属タイプと比べて密閉性は低めです。しかし、フタ周辺の溝に水を張ることで煙を漏らさないように工夫されているタイプもあります。室内で燻製料理を作りたい方は、密閉性に注目してみてください。

「おいしい!」と言わせたい。燻製づくりで大切な2つのポイント

燻製する方法に応じた温度管理が大切

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どんな料理にも最適な調理温度がありますが、燻製は特に温度管理が重要で、味と仕上がりが大きく変わってきます。経験が少ないうちは温度管理が難しいため、温度計付きの燻製器、または別途燻製用温度計を使用するようにしましょう。

燻製には3つの燻製法があります。1つ目は「熱燻」。80℃~140℃の高温で短時間(10~60分程度)燻煙をかける調理法です。燻製時間が短く温度管理が容易で、燻製作りが初めての方でも簡単にできます。

2つ目は「温燻」。30℃~80℃で燻煙をかける方法です。燻煙時間は数時間から1日程度。ほどよい柔らかさがあり、失敗も少ないので初心者向けの方法です。

3つ目は「冷燻」。10℃~30℃の低温で長時間燻煙をかける方法で、食材によっては3週間程度かかることもあります。カビや腐敗のリスクがあるため、上級者向けです。家庭用燻製器に向いている燻製方法は「熱燻」または「温燻」です。

食材に合った燻煙材を選ぼう

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燻製を作るときに使う木材、「燻煙材」は形状によって「スモークチップ」と「スモークウッド」に分けられます。例えばワインなら、肉料理には赤ワイン、魚料理なら白ワインといった相性があるように、燻煙材選びは食材の旨みを引き出し燻製のおいしさと味を左右する大切な要素です。

そのため、スモークチップは煙を出すためには熱源が必要なため熱燻、スモークウッドは一度火をつければ熱源を使わずに煙が出続けるので温燻・冷燻に適しています。

また、燻煙材は木材の種類によっても仕上がりが大きく異なります。香りが豊かなサクラの木は、クセの強いラム・マトンなどの羊肉と相性良好。果樹特有の甘い香りがするリンゴの木は、鶏肉・チーズ・練り物がおすすめ。ほかにも、クルミやメープルなどさまざまな燻煙材がありますが、それぞれ相性のよい食材が異なります。

初心者におすすめの家庭用燻製器

ベルモント(Belmont) 鉄製燻製鍋 H-027

ちょっとしたおつまみを作りたいときに便利なサイズの燻製器。温度計用の穴があいているので、燻製中の温度を計ることが可能。温度計用の穴以外からは煙が漏れないので、煙が内部に充満して完成を早められます。細かく温度調節をしたい方はもちろん、煙を極力出したくない人もおすすめです。

ただし、金属タイプは密閉性が高いため、内部には水がたまりやすい傾向があります。食材に水滴が付着するとうまく燻製できなかったり、味が変わったりするので要注意。定期的にフタを開けて水分をふき取りましょう。

サーモス(THERMOS) イージースモーカー RPD-13

魔法瓶で有名なブランド「サーモス」の燻製器です。魔法びん構造の保温容器と、耐熱温度差400度以上の超耐熱セラミックス鍋の組み合わせによって、高い温度でじっくりと燻製することが可能。通常の燻製器と比べて、少ない燻製時間で調理できるのが特徴です。

クッキングレシピが付属しているので、初めて燻製にチャレンジする方も安心。スモーキングチップ・焼き石・網などの付属品もそろっているので、購入後すぐに使用できます。

ソト(SOTO) いぶし処 スモークポット ST-126

キッチンで気軽に使用できる燻製器。リーズナブルな価格ながら、スモークポットのフタ部分には温度計が付属しているので、初心者も安心して燻製を始めることができます。

室内で使用できることはもちろんですが、別売りのスモークポット用収納ケースを使用することで、アウトドアの場面でも快適に持ち運ぶことが可能。細かい調理法が記載されたオリジナルレシピも付属しています。

カラーバリエーションは、レッド・ブラウン・イエローの3種類から選択でき、キッチンのインテリアに合わせやすいのもポイントです。

アデリア(ADERIA) スモーク&スチームドーム F-49482

透明なガラス製のフタを採用した燻製器。タジン鍋タイプなのでムラなく燻すことが可能。燻されていく過程も目に見えるので、燻製を楽しむことができます。

購入後すぐに燻製を始めるための、スモーク網・スモークチップ・レシピブックが付属されているのもポイント。電子レンジに対応しているだけでなく、スモーク網を取り外せば、通常の蒸し料理鍋として幅広い用途で使用できます。

土鍋部分は、焼き物で有名な万古焼。デザインにも優れているため、調理後はそのままお皿としてテーブルに出せます。燻製料理を楽しみたい方はもちろん、料理のレパートリーを広げたい方にもおすすめです。

コールマン(Coleman) コンパクトスモーカー 2000031269

家庭用コンロに対応した熱燻製専用モデル。コンパクトなサイズですが、網を上下に2段設置できるので一度にたくさんの燻製を作れます。

燻製器内の溝に水を注ぐことによって、煙を内部に閉じ込めることが可能。煙によるニオイや汚れが気になる方も安心です。本体はサビに強いステンレス製。凹凸がほとんどない構造のため、簡単に洗えます。燻製デビューにおすすめの燻製器です。

パナソニック(Panasonic) スモーク&ロースター けむらん亭 NF-RT1000

部屋で簡単に燻製が作れる製品。家電製品という枠組みで開発されており、火を使う必要もなく、キッチンの好きな場所に設置して自由に使える1台です。

オートメニューキーを搭載し、切り身や鶏肉など、食材に適した燻製をつくることが可能。触媒フィルターと強制排気ファンによって煙とにおいが軽減されるので、室内でも気軽に燻製料理にチャレンジできます。

また、オートクリーン機能も搭載。油汚れを水と炭酸ガスに分解することができるため、日常のお手入れもラクラクです。

パナソニック(Panasonic) ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100

一台で、燻製・グリル・オーブン・トースターの4機能を搭載した「ロティサリーグリル&スモーク」。燻製機能は、食材に合わせて「高温」「低温」の2段階に対応しています。燻製卵やスモークチーズなども簡単に作ることが可能です。

また、「減煙・減臭機構」を採用しているのもポイント。庫内の煙を触媒フィルターへ誘導することで、燻製調理時に気になるニオイを軽減してくれます。庫内が汚れにくいように加工されているため、後片付けも簡単。家庭で気軽に燻製料理を楽しみたい方におすすめの調理家電です。

IH対応のおすすめ家庭用燻製器

ホンマ製作所 スモークキュート IH-240P

ガスコンロや電気コンロはもちろん、IHにも対応した燻製器。アウトドア用と比べて気密性が高くなっているモデルです。煙が長時間対流するので、少ないチップで燻製できるのもポイント。

本体以外に、網・スモークチップ・チップ皿が付属。さらに、料理研究家中島有香のオリジナル燻製レシピも付属しているので、料理のレパートリーを増やしたい方におすすめです。

カラーバリエーションも、グリーン・ピンク・ブルーなど豊富。キッチンに彩りを加えられます。燻製初心者から上級者までおすすめの燻製器ですが、日立がリリースしている「HTシリーズ」のIHには対応していないので注意しましょう。

ツヴィリング(Zwilling) ツインスペシャルズ スモーカーセット 40990-001

ツヴィリングの高級IH対応燻製器。高さのあるフタを採用しているので、煙が滞留しやすい設計です。鍋底には蓄熱性の高いアルミ&ステンレス素材を採用。一度温度が上がれば、その後は弱火での調理することができる省エネ設計です。

また、網を取り外せば、燻製料理以外に焼く・炒める・煮る・茹でることも可能。自動食洗機に対応しているのも魅力です。日々の調理がより楽しくなる燻製器です。

イシガキ産業 IH対応鉄人鍋

大・小2枚のスチール網を搭載したIH対応燻製器。2枚の網を駆使することで、1度でより多くの燻製料理を作れます。本体内部の網を取り外すことによって、おでんに使用する鍋にしたり、焼き芋焼き機にしたりすることが可能。

また、本体上部のフタは鉄鋳物製でできています。このフタの内側は脂分を落としやすい波型仕様なので、お肉やハンバーグを調理する焼き物調理用のフライパンとしても使用可能。リーズナブルな価格ながら、1台で何役もこなせるおすすめの燻製器です。

小型のおすすめ家庭用燻製器

長谷園 いぶしぎんミニ CK-10

土鍋特有の遠赤外線効果や吸水性を活かした燻製器。直径17.5cm、高さ15cmのコンパクトサイズで、一品料理やおつまみを作りたいときに便利です。

本製品は、本体とフタの間に水を張ることで、煙が外に漏れない仕組みになっています。アパートやマンションでも燻製料理を楽しみたいという方におすすめです。

また、網を2枚セット可能。上下で別々の燻製を行うことができます。ミニサイズのほかに、小サイズ、大サイズがあるので、一度にたくさん燻製を作りたい方にもおすすめです。

ソト(SOTO) キッチン香房 ST-125

リーズナブルな小型燻製器。燻煙網の両サイドが高くなっており、フタを浮かせることで余分な煙を排出するデザインになっています。煙は漏れてしまいますが、新鮮な煙が循環するのでおいしく仕上がります。

鍋本体のハンドルは折りたたみ式を採用。必要がないときはコンパクトにたためるので収納も快適です。フタのツマミは木製なので、燻製の途中でも熱くなりません。小型ながら、本格的な燻製料理が作れる燻製器です。

番外編:アウトドアでも使えるおすすめの燻製器

キャメロンズ(Camerons) ストーブトップスモーカー

ガス・炭火・オーブン・IHとマルチに使える熱燻製用の燻製器。アウトドアでも家庭でも手軽に燻製料理が楽しめます。フタはスライド式でピタッと閉めることが可能。本体はステンレス製で丸洗いができるので、衛生的に使えます。また、普段使わないときは折りたためるハンドルでコンパクトに収納できるのも魅力です。

スノーピーク(snow peak) コンパクトスモーカー CS-092

室内でもアウトドアでも大活躍のコンパクトな燻製器です。小柄な本体ながら金網が2段組なので、多くの食材を一度に燻製できるのが大きな特徴。肉や魚を燻製する際に出る肉汁を受ける皿を底にセットできるので、チップが直接汁を吸うことなく、イヤやニオイも抑えられます。大手キャンプブランドだけあって造りも頑丈。長く使えるおすすめの製品です。

燻製におすすめの食材

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たまご

燻製たまごは「くんたま」の愛称で親しまれるほど、メジャーな燻製料理です。ゆで卵をそのまま燻製にしてもおいしいのですが、味付け卵や半熟卵を燻製にするのもおすすめです。おかずとしてはもちろん、おつまみにもピッタリです。

チーズ

チーズも燻製との相性が抜群です。入手しやすく、下準備も不要。気軽に燻製にできるので、入門用の食材としてピッタリです。おすすめは6Pチーズやキャンディーチーズ。溶けるタイプのチーズは燻製に不向きなので注意しましょう。

サーモン

魚介類は燻製と相性がよい食材が多いのですが、そのなかでもサーモンは燻製との相性が抜群です。お酒のおつまみとしてはもちろん、サラダしたり、パスタにしたりと、さまざまな料理に使えます。

豚バラブロック

燻製づくりに慣れてきた方におすすめしたいのが豚バラブロック。塩漬けしたり、塩抜きしたりと下準備が必要ですが、家庭でも本格的なベーコンを作ることができます。大量に作れるのでコスパ良好。ぜひチャレンジしてみてください。